JP2852569B2 - ホース洗浄装置 - Google Patents
ホース洗浄装置Info
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- JP2852569B2 JP2852569B2 JP3088973A JP8897391A JP2852569B2 JP 2852569 B2 JP2852569 B2 JP 2852569B2 JP 3088973 A JP3088973 A JP 3088973A JP 8897391 A JP8897391 A JP 8897391A JP 2852569 B2 JP2852569 B2 JP 2852569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- feed roller
- cleaning
- motor
- lower feed
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消防用ホースなどのホ
ースを筐体内で走行させながら洗浄するホース洗浄装置
に関するものである。
ースを筐体内で走行させながら洗浄するホース洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消火活動で使用した消防用ホースは泥や
油などで汚れているので、従来これを手作業で洗浄して
いたが、巻回されたホースや山積みされたホースを手繰
って撚りがかからないようにしながらその表面をブラシ
などで洗浄する作業は、きわめて面倒で多大な労力と長
時間を要する作業であった。
油などで汚れているので、従来これを手作業で洗浄して
いたが、巻回されたホースや山積みされたホースを手繰
って撚りがかからないようにしながらその表面をブラシ
などで洗浄する作業は、きわめて面倒で多大な労力と長
時間を要する作業であった。
【0003】そこで、例えば特公昭54−5633号公
報に開示されているような電動式のホース洗浄装置が提
案されている。このホース洗浄装置は、筐体の入口側に
近接して前後に並設された一対の支持ローラの後方に位
置し互いに毛先を交わらせて回転する上下一対の円形ブ
ラシと、このブラシの後方に位置し互いに周面を対接さ
せて回転する上下一対のゴムローラとを備えており、ブ
ラシの手前には、洗浄水用の噴射ノズルが設けられてい
る。このように構成されていることにより、ホースの洗
浄に際しては、ホース巻体を支持ローラ上に載置して、
このホース巻体から先端に口金を有するホースを引き出
したのち、このホースを上下のゴムローラで挟持させて
筐体の出口へ導き、口金を筐体の出口から外部へ垂下さ
せる。このように準備したのち、モータを起動すると、
ゴムローラで送り出されて筐体の出口から排出されるホ
ースは、ホースの走行と逆方向に外周が周回するように
回転する上下のブラシと、ノズルから噴射する洗浄水で
洗浄される。またブラシと筐体出口との間には、リンク
機構が設けられており、ホース終端の口金がこのリンク
機構の受台を通過してこの上に乗ると、上側のゴムロー
ラが下側のゴムローラから離間するように上昇するの
で、ホースを筐体の出口から引っ張りだすことにより、
ゴムローラを損傷させることなく口金を通過させて洗浄
作業が終了する。
報に開示されているような電動式のホース洗浄装置が提
案されている。このホース洗浄装置は、筐体の入口側に
近接して前後に並設された一対の支持ローラの後方に位
置し互いに毛先を交わらせて回転する上下一対の円形ブ
ラシと、このブラシの後方に位置し互いに周面を対接さ
せて回転する上下一対のゴムローラとを備えており、ブ
ラシの手前には、洗浄水用の噴射ノズルが設けられてい
る。このように構成されていることにより、ホースの洗
浄に際しては、ホース巻体を支持ローラ上に載置して、
このホース巻体から先端に口金を有するホースを引き出
したのち、このホースを上下のゴムローラで挟持させて
筐体の出口へ導き、口金を筐体の出口から外部へ垂下さ
せる。このように準備したのち、モータを起動すると、
ゴムローラで送り出されて筐体の出口から排出されるホ
ースは、ホースの走行と逆方向に外周が周回するように
回転する上下のブラシと、ノズルから噴射する洗浄水で
洗浄される。またブラシと筐体出口との間には、リンク
機構が設けられており、ホース終端の口金がこのリンク
機構の受台を通過してこの上に乗ると、上側のゴムロー
ラが下側のゴムローラから離間するように上昇するの
で、ホースを筐体の出口から引っ張りだすことにより、
ゴムローラを損傷させることなく口金を通過させて洗浄
作業が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のホース洗浄装置にあっては、前述したよ
うに、ホースの巻き戻し終端に装着された口金がその走
行方向と逆方向に周回する上下のブラシ間を通過するこ
とになって、そのときにブラシ駆動用モータの負荷がき
わめて大きくなるし、一方、ブラシはホースを洗浄する
ためにその硬度をある程度大きくしなければならないの
で、モータの負荷を大きくすることなく洗浄効果を上げ
ることが設計上難しく、実用化が困難であった。さら
に、前述したようにホース終端の口金がリンク機構の受
台上に乗ることにより上下のゴムローラを離間させるも
のであるために、受台とゴムローラとの間が短いと、ゴ
ムローラが離間しないうちに口金がゴムローラを通過す
ることになり、口金がゴムローラに当接してゴムローラ
を損傷させたり大きい事故となったりする恐れがあって
信頼性に欠け、と言って受台とゴムローラとの間を長く
すると、装置全体が大型化するという問題があった。ま
た、ブラシがゴムローラと逆方向に周回するので、ブラ
シ側の負荷がホースの移送途中に大きくなることによ
り、ベルトのスリップ、チェーンのたるみ等が発生して
十分な洗浄がなされないという問題があった。さらにま
た、従来装置にあってはモータを起動すると、ゴムロー
ラが直ちに回転してホースの移送を開始するが、洗浄水
タンク内の洗浄水を噴射ノズルに導くポンプは定速回転
に達するまでに一定の立ち上がり時間を要するため、噴
射ノズルから洗浄水を直ちに噴射することができず、こ
のためホースに未洗浄部分ができるという問題もあっ
た。
たような従来のホース洗浄装置にあっては、前述したよ
うに、ホースの巻き戻し終端に装着された口金がその走
行方向と逆方向に周回する上下のブラシ間を通過するこ
とになって、そのときにブラシ駆動用モータの負荷がき
わめて大きくなるし、一方、ブラシはホースを洗浄する
ためにその硬度をある程度大きくしなければならないの
で、モータの負荷を大きくすることなく洗浄効果を上げ
ることが設計上難しく、実用化が困難であった。さら
に、前述したようにホース終端の口金がリンク機構の受
台上に乗ることにより上下のゴムローラを離間させるも
のであるために、受台とゴムローラとの間が短いと、ゴ
ムローラが離間しないうちに口金がゴムローラを通過す
ることになり、口金がゴムローラに当接してゴムローラ
を損傷させたり大きい事故となったりする恐れがあって
信頼性に欠け、と言って受台とゴムローラとの間を長く
すると、装置全体が大型化するという問題があった。ま
た、ブラシがゴムローラと逆方向に周回するので、ブラ
シ側の負荷がホースの移送途中に大きくなることによ
り、ベルトのスリップ、チェーンのたるみ等が発生して
十分な洗浄がなされないという問題があった。さらにま
た、従来装置にあってはモータを起動すると、ゴムロー
ラが直ちに回転してホースの移送を開始するが、洗浄水
タンク内の洗浄水を噴射ノズルに導くポンプは定速回転
に達するまでに一定の立ち上がり時間を要するため、噴
射ノズルから洗浄水を直ちに噴射することができず、こ
のためホースに未洗浄部分ができるという問題もあっ
た。
【0005】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、回転ブラシを設けることなくホースを確実に洗浄
することができ、またホースの移送開始と噴射ノズルに
よる洗浄水の噴射開始時期を一致させることにより、ホ
ースに未洗浄部分が生じないようにしたホース洗浄装置
を提供することにある。
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、回転ブラシを設けることなくホースを確実に洗浄
することができ、またホースの移送開始と噴射ノズルに
よる洗浄水の噴射開始時期を一致させることにより、ホ
ースに未洗浄部分が生じないようにしたホース洗浄装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の発明は、筐体の
上端開口部にホースの進入方向と直交して支持され原動
側から回転駆動される下部送りローラと、開閉自在な上
蓋の下端開口部に前記下部送りローラに対応して支持さ
ればね部材で下部送りローラ側に付勢された上部送りロ
ーラとを備え、これら上下の送りローラでホースを移送
しながら洗浄するホース洗浄装置において、前記上下の
送りローラのホース移送方向経路内に配設された洗浄水
噴射ノズルと、この噴射ノズルに洗浄水タンク内の洗浄
水を導く高圧水発生ポンプと、この高圧水発生ポンプを
作動させるモータと、前記高圧水発生ポンプの立ち上が
り時間が設定され前記下部送りローラのモータを作動さ
せる第1のタイマーとを設けたものである。第2の発明
は、上記第1の発明において、前記下部送りローラのモ
ータが可変速モータで、前記噴射ノズルは、ホース移送
方向経路内の上流側と下流側に設けられ、このうち下流
側の噴射ノズルが電磁バルブを介して前記高圧水発生ポ
ンプに配管されており、この電磁バルブを閉鎖し前記可
変速モータを変速動作させる第2のタイマーを設けたも
のである。
するためになされたもので、その第1の発明は、筐体の
上端開口部にホースの進入方向と直交して支持され原動
側から回転駆動される下部送りローラと、開閉自在な上
蓋の下端開口部に前記下部送りローラに対応して支持さ
ればね部材で下部送りローラ側に付勢された上部送りロ
ーラとを備え、これら上下の送りローラでホースを移送
しながら洗浄するホース洗浄装置において、前記上下の
送りローラのホース移送方向経路内に配設された洗浄水
噴射ノズルと、この噴射ノズルに洗浄水タンク内の洗浄
水を導く高圧水発生ポンプと、この高圧水発生ポンプを
作動させるモータと、前記高圧水発生ポンプの立ち上が
り時間が設定され前記下部送りローラのモータを作動さ
せる第1のタイマーとを設けたものである。第2の発明
は、上記第1の発明において、前記下部送りローラのモ
ータが可変速モータで、前記噴射ノズルは、ホース移送
方向経路内の上流側と下流側に設けられ、このうち下流
側の噴射ノズルが電磁バルブを介して前記高圧水発生ポ
ンプに配管されており、この電磁バルブを閉鎖し前記可
変速モータを変速動作させる第2のタイマーを設けたも
のである。
【0007】
【作用】ホースの洗浄に際しては、上蓋を開いた状態で
ホース巻体から巻き戻したホース始端部の口金をコンベ
アで支承させ、ホースを下部送りローラ上に載置した
後、上蓋を閉めてモータとポンプとを起動すると、口金
はコンベアで移送され、ホースは上下の送りローラによ
って移送されるが、このとき噴射ノズルから高圧の洗浄
水が噴射されるので、ブラシが無くてもホースが十分に
洗浄される。巻き戻しホース終端部の口金が検出板に接
触すると、検出板に接続されたリミットスイッチが開い
てモータを停止させる。したがって、上蓋を開き、ホー
スを上下のローラによる挟持から解放すると、筐体内に
残されているホース終端部を筐体外部へ取り出すことが
できる。スタートスイッチを閉成すると、下部送りロー
ラのモータは第1のタイマーに設定された高圧水発生ポ
ンプの立ち上がり時間だけ遅れて駆動される。したがっ
て、ローラによるホースの移送と噴射ノズルによる洗浄
水の噴射は同時に開始される。ホース移送経路内の下流
側に設けられた噴射ノズルは、洗浄開始時にこれと上流
側に設けられた噴射ノズル間に位置するホース部分を洗
浄する。下部送りローラを回転駆動する可変速モータ
は、下流側ノズルによる洗浄が終了すると、上流側ノズ
ルの洗浄水の水圧が高くなるため、第2のタイマーによ
って低速回転から高速回転に切り換えられ、洗浄時間を
短縮する。
ホース巻体から巻き戻したホース始端部の口金をコンベ
アで支承させ、ホースを下部送りローラ上に載置した
後、上蓋を閉めてモータとポンプとを起動すると、口金
はコンベアで移送され、ホースは上下の送りローラによ
って移送されるが、このとき噴射ノズルから高圧の洗浄
水が噴射されるので、ブラシが無くてもホースが十分に
洗浄される。巻き戻しホース終端部の口金が検出板に接
触すると、検出板に接続されたリミットスイッチが開い
てモータを停止させる。したがって、上蓋を開き、ホー
スを上下のローラによる挟持から解放すると、筐体内に
残されているホース終端部を筐体外部へ取り出すことが
できる。スタートスイッチを閉成すると、下部送りロー
ラのモータは第1のタイマーに設定された高圧水発生ポ
ンプの立ち上がり時間だけ遅れて駆動される。したがっ
て、ローラによるホースの移送と噴射ノズルによる洗浄
水の噴射は同時に開始される。ホース移送経路内の下流
側に設けられた噴射ノズルは、洗浄開始時にこれと上流
側に設けられた噴射ノズル間に位置するホース部分を洗
浄する。下部送りローラを回転駆動する可変速モータ
は、下流側ノズルによる洗浄が終了すると、上流側ノズ
ルの洗浄水の水圧が高くなるため、第2のタイマーによ
って低速回転から高速回転に切り換えられ、洗浄時間を
短縮する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係るホース洗浄装置の
一実施例を示す断面図、図2は同装置の正面図、図3は
同装置の右側面図、図4は同装置の左側面図、図5は筐
体出口側の平面図、図6は図1のVI−VI線断面図、
図7は図6のVII−VII線断面図、図8は図1のVI
II-VIII 線断面図、図9は図8のIX−IX線断面図で
ある。
詳細に説明する。図1は本発明に係るホース洗浄装置の
一実施例を示す断面図、図2は同装置の正面図、図3は
同装置の右側面図、図4は同装置の左側面図、図5は筐
体出口側の平面図、図6は図1のVI−VI線断面図、
図7は図6のVII−VII線断面図、図8は図1のVI
II-VIII 線断面図、図9は図8のIX−IX線断面図で
ある。
【0009】図1〜図4において、ホース洗浄装置1の
本体2は、直方形筐状に形成された筐体3と、その上部
背面側開口端縁に蝶番4で上下方向に開閉自在に枢支さ
れて図示しない任意角ステーダンパにより開口角度が決
められている上蓋5とを備えており、筐体3の下端には
これを移動するときに転動する4つのキャスタ6が取付
けられている。前記上蓋5は通常不図示のラッチ機構に
より閉蓋位置にロックされており、このラッチ機構のロ
ックは把手7によって解除される。
本体2は、直方形筐状に形成された筐体3と、その上部
背面側開口端縁に蝶番4で上下方向に開閉自在に枢支さ
れて図示しない任意角ステーダンパにより開口角度が決
められている上蓋5とを備えており、筐体3の下端には
これを移動するときに転動する4つのキャスタ6が取付
けられている。前記上蓋5は通常不図示のラッチ機構に
より閉蓋位置にロックされており、このラッチ機構のロ
ックは把手7によって解除される。
【0010】8は直方形箱状に形成されて1隅を筐体3
の右側面下端部に蝶番(図示せず)で開閉自在に枢支さ
れたホース収納箱であって、この収納箱8は使用時にお
いて図2に示すように倒伏させて本体2外へ引き出し、
非使用時には鎖線で示すように起立させて本体2内へ収
納するように構成されている。9は使用時に床に着地さ
れてホース収納箱8を水平姿勢に保持する脚である。ホ
ース収納箱8の内部には複数個のホース受けローラ10
が、開口側が上向く略半円状をなして配設されており、
洗浄しようとするホース12が巻かれたホース巻体11
をこのホース受けローラ10上に立てて載置するように
構成されている。
の右側面下端部に蝶番(図示せず)で開閉自在に枢支さ
れたホース収納箱であって、この収納箱8は使用時にお
いて図2に示すように倒伏させて本体2外へ引き出し、
非使用時には鎖線で示すように起立させて本体2内へ収
納するように構成されている。9は使用時に床に着地さ
れてホース収納箱8を水平姿勢に保持する脚である。ホ
ース収納箱8の内部には複数個のホース受けローラ10
が、開口側が上向く略半円状をなして配設されており、
洗浄しようとするホース12が巻かれたホース巻体11
をこのホース受けローラ10上に立てて載置するように
構成されている。
【0011】筐体3の右側面上端部には固定アーム13
に支持されホース巻体11から巻き戻されたホース12
を筐体3内へ案内するガイドローラ14が、ホース送入
口15に近接して回動自在に設けられている。一方、本
体2の左側面上端部には、排出口16が形成されると共
に、筐体3から排出されるホース12を支承して鉛直下
方に方向転換させる固定状のガイド板17と、支持板に
揺動調整自在に支持されて設けられたガイド板18とが
配設されている。
に支持されホース巻体11から巻き戻されたホース12
を筐体3内へ案内するガイドローラ14が、ホース送入
口15に近接して回動自在に設けられている。一方、本
体2の左側面上端部には、排出口16が形成されると共
に、筐体3から排出されるホース12を支承して鉛直下
方に方向転換させる固定状のガイド板17と、支持板に
揺動調整自在に支持されて設けられたガイド板18とが
配設されている。
【0012】図1において、筐体3の上端開口部の正面
視手前側には、筐体3と同じように上方へ開口するダク
ト19が設けられており、このダクト19の前後に対向
する側板間には、ホース12を支承してその走行を案内
するガイドローラ20と、後述する上部絞りローラ37
との間でホース12を絞る下部絞りローラ22と、上部
送りローラ38との間でホース12を送り出す下部送り
ローラ21と、駆動軸23および従動軸24がダクト1
9の中央から排出口16側へ向かってこの順序に配設さ
れている。このうち下部送りローラ21の軸端21aは
ダクト19の背面側側板19aと筐体3の背面側側板3
aとの間に形成された空間S(図8参照)内に突出して
いる。ダクト19の底面外側には、このダクト19の側
板19A(図1)に固定された可変速モータ25が配設
されており、そのモータ軸26に軸着されたスプロケッ
ト27と、下部送りローラ21の突出軸端21aに軸着
されたスプロケット28と、駆動軸23の突出端部に軸
着されたスプロケット29との間には、モータ25の回
転を下部送りローラ21と駆動軸23とに伝達するチェ
ーン30が張架されている。また、駆動軸23上に軸着
された一対のスプロケット31と、従動軸24上に軸着
された一対のスプロケット32との間には、チェーン3
3a、33b(図5)が張架されており、さらにまたこ
れらチェーン33a、33b間にはダクト19の略全幅
にわたる複数個のプレート33cが並列して架橋されて
いる。前記スプロケット31、32と、チェーン33
a、33bおよびプレート33cはコンベア34を形成
しており、このコンベア34は送りローラ21のホース
移送方向下流側に位置して設けられ、可変速モータ25
側から駆動されて走行することにより、ホース12先端
部の口金35を移送するように構成されている。
視手前側には、筐体3と同じように上方へ開口するダク
ト19が設けられており、このダクト19の前後に対向
する側板間には、ホース12を支承してその走行を案内
するガイドローラ20と、後述する上部絞りローラ37
との間でホース12を絞る下部絞りローラ22と、上部
送りローラ38との間でホース12を送り出す下部送り
ローラ21と、駆動軸23および従動軸24がダクト1
9の中央から排出口16側へ向かってこの順序に配設さ
れている。このうち下部送りローラ21の軸端21aは
ダクト19の背面側側板19aと筐体3の背面側側板3
aとの間に形成された空間S(図8参照)内に突出して
いる。ダクト19の底面外側には、このダクト19の側
板19A(図1)に固定された可変速モータ25が配設
されており、そのモータ軸26に軸着されたスプロケッ
ト27と、下部送りローラ21の突出軸端21aに軸着
されたスプロケット28と、駆動軸23の突出端部に軸
着されたスプロケット29との間には、モータ25の回
転を下部送りローラ21と駆動軸23とに伝達するチェ
ーン30が張架されている。また、駆動軸23上に軸着
された一対のスプロケット31と、従動軸24上に軸着
された一対のスプロケット32との間には、チェーン3
3a、33b(図5)が張架されており、さらにまたこ
れらチェーン33a、33b間にはダクト19の略全幅
にわたる複数個のプレート33cが並列して架橋されて
いる。前記スプロケット31、32と、チェーン33
a、33bおよびプレート33cはコンベア34を形成
しており、このコンベア34は送りローラ21のホース
移送方向下流側に位置して設けられ、可変速モータ25
側から駆動されて走行することにより、ホース12先端
部の口金35を移送するように構成されている。
【0013】一方、上蓋5の正面視手前側には、上蓋5
と同じように下方へ開口するケース36が配設されてお
り、このケース36内には、上部送りローラ38と上部
絞りローラ37とが、前記下部送りローラ21と前記下
部絞りローラ22にそれぞれ対応して前後の側板間に回
転自在に且つ上下動自在に横架されている。そして、こ
れら上部のローラ37、38は圧縮コイルばね39、4
0により下部のローラ21、22側に付勢されて圧接さ
れており、ホース12を送り出して絞るように構成され
ている。
と同じように下方へ開口するケース36が配設されてお
り、このケース36内には、上部送りローラ38と上部
絞りローラ37とが、前記下部送りローラ21と前記下
部絞りローラ22にそれぞれ対応して前後の側板間に回
転自在に且つ上下動自在に横架されている。そして、こ
れら上部のローラ37、38は圧縮コイルばね39、4
0により下部のローラ21、22側に付勢されて圧接さ
れており、ホース12を送り出して絞るように構成され
ている。
【0014】前記上部絞りローラ37は、図5、図6に
示す軸受構造を介してケース36に支承されている。す
なわち、ケース36の正面視において前後に位置する側
板には、下端が開口する案内孔41が形成されており、
この案内孔41にはホルダ42の溝42aが上下方向に
摺動自在に嵌合されている。ホルダ42は、軸受43を
介して上部送りローラ37の端軸37aを支承してお
り、またスナップリング44とガイドプレート45とで
軸方向の移動を規制防止している。なお、ゴムブッシュ
46は、洗浄水が軸受43側に侵入するのを防ぐシール
部材である。また、前記圧縮コイルばね39は、ホルダ
42と、ケース36にねじ48で止められたばね受け4
7との間に弾装され、かつ前記ばね受け47に固定され
たガイド49に支持されている。50は案内孔41の下
端開放部を閉鎖しホルダ42が案内孔41から抜け落ち
るのを防止する抜け止め板であって、ケース36にねじ
止めされている。なお、上部送りローラ38も上部絞り
ローラ37と全く同様にケース36に取り付けられてい
るため、その説明および図示せずを省略する。この結
果、上蓋5を閉じると、上部送りローラ38と上部絞り
ローラ37が下部送りローラ21と下部絞りローラ22
に圧縮コイルばね39、40のばね力でそれぞれ圧接さ
れるように構成されている。
示す軸受構造を介してケース36に支承されている。す
なわち、ケース36の正面視において前後に位置する側
板には、下端が開口する案内孔41が形成されており、
この案内孔41にはホルダ42の溝42aが上下方向に
摺動自在に嵌合されている。ホルダ42は、軸受43を
介して上部送りローラ37の端軸37aを支承してお
り、またスナップリング44とガイドプレート45とで
軸方向の移動を規制防止している。なお、ゴムブッシュ
46は、洗浄水が軸受43側に侵入するのを防ぐシール
部材である。また、前記圧縮コイルばね39は、ホルダ
42と、ケース36にねじ48で止められたばね受け4
7との間に弾装され、かつ前記ばね受け47に固定され
たガイド49に支持されている。50は案内孔41の下
端開放部を閉鎖しホルダ42が案内孔41から抜け落ち
るのを防止する抜け止め板であって、ケース36にねじ
止めされている。なお、上部送りローラ38も上部絞り
ローラ37と全く同様にケース36に取り付けられてい
るため、その説明および図示せずを省略する。この結
果、上蓋5を閉じると、上部送りローラ38と上部絞り
ローラ37が下部送りローラ21と下部絞りローラ22
に圧縮コイルばね39、40のばね力でそれぞれ圧接さ
れるように構成されている。
【0015】図1において、さらにホース12の移送経
路内である筐体3内の上下流には、噴射ノズル51、5
2が、走行するホース12を上下方向から挟むように対
設されており、また上蓋5のホース送入口15近傍に
は、噴射ノズル53が、同じく走行するホース12の上
下に位置して対設されている。そして、このうち噴射ノ
ズル51、電磁バルブ54、三方向切替弁55および高
圧水発生ポンプ56を介して洗浄水タンク58に配管接
続されており、噴射ノズル52は、電磁バルブ54が三
方向切替弁55とノズルとの間に配管接続されている。
高圧水発生ポンプ56はモータ57によって駆動され
る。一方、送入口15付近の噴射ノズル53は電磁ポン
プ60を介して洗浄液タンク59に配管接続されてい
る。したがって、モータ57を駆動すると、洗浄水タン
ク58内に貯留されている洗浄水H1 は高圧水発生ポン
プ56によって汲み上げられて3方向切替弁55を経て
一部が噴射ノズル51に、残りが電磁バルブ54を通っ
て噴射ノズル52に導かれ、そのノズル孔より高圧でホ
ース12に向かって噴射される。同様に、電磁ポンプ6
0を駆動すると、洗浄液タンク59内の洗浄液H2 は噴
射ノズル53に導かれ、そのノズル孔よりホース12に
向かって高圧で噴射される。したがって、ブラシを用い
なくてもホース12を洗浄することができる。
路内である筐体3内の上下流には、噴射ノズル51、5
2が、走行するホース12を上下方向から挟むように対
設されており、また上蓋5のホース送入口15近傍に
は、噴射ノズル53が、同じく走行するホース12の上
下に位置して対設されている。そして、このうち噴射ノ
ズル51、電磁バルブ54、三方向切替弁55および高
圧水発生ポンプ56を介して洗浄水タンク58に配管接
続されており、噴射ノズル52は、電磁バルブ54が三
方向切替弁55とノズルとの間に配管接続されている。
高圧水発生ポンプ56はモータ57によって駆動され
る。一方、送入口15付近の噴射ノズル53は電磁ポン
プ60を介して洗浄液タンク59に配管接続されてい
る。したがって、モータ57を駆動すると、洗浄水タン
ク58内に貯留されている洗浄水H1 は高圧水発生ポン
プ56によって汲み上げられて3方向切替弁55を経て
一部が噴射ノズル51に、残りが電磁バルブ54を通っ
て噴射ノズル52に導かれ、そのノズル孔より高圧でホ
ース12に向かって噴射される。同様に、電磁ポンプ6
0を駆動すると、洗浄液タンク59内の洗浄液H2 は噴
射ノズル53に導かれ、そのノズル孔よりホース12に
向かって高圧で噴射される。したがって、ブラシを用い
なくてもホース12を洗浄することができる。
【0016】なお、本実施例では、噴射ノズル51を、
走行するホース12の上下に対設した例を示したが、さ
らに正面視における前後に別の噴射ノズルをホース12
を挟んで対向するように設けてホース12の洗浄力をよ
くするようにしてもよい。ただ、下流側の噴射ノズル5
2による洗浄は、ホース12の洗浄開始直後で、噴射ノ
ズル51、52間のホース部分を洗浄すると、それ以後
は電磁バルブ54が閉鎖されるため洗浄水の供給が停止
され、専ら噴射ノズル51、53によって洗浄されるよ
うに構成されている。これは噴射ノズル51によっては
洗浄されないホース巻戻し側端部の洗浄を可能にすると
共に、この端部の洗浄後は洗浄水の水圧を高めるためで
ある。
走行するホース12の上下に対設した例を示したが、さ
らに正面視における前後に別の噴射ノズルをホース12
を挟んで対向するように設けてホース12の洗浄力をよ
くするようにしてもよい。ただ、下流側の噴射ノズル5
2による洗浄は、ホース12の洗浄開始直後で、噴射ノ
ズル51、52間のホース部分を洗浄すると、それ以後
は電磁バルブ54が閉鎖されるため洗浄水の供給が停止
され、専ら噴射ノズル51、53によって洗浄されるよ
うに構成されている。これは噴射ノズル51によっては
洗浄されないホース巻戻し側端部の洗浄を可能にすると
共に、この端部の洗浄後は洗浄水の水圧を高めるためで
ある。
【0017】61、62は前記ダクト19の底面に開口
された排液口であって、前記ホース収納箱8と配管接続
されており、ホース洗浄後の洗浄液をこの排液口61、
62からホース収納箱8へ排出するように構成されてい
る。符号63で示すものは洗浄水を手動で噴射させるハ
ンドガンで、消防車などを高圧水で洗浄できるようにな
っている。55aは三方向切替弁55のハンドルであ
る。
された排液口であって、前記ホース収納箱8と配管接続
されており、ホース洗浄後の洗浄液をこの排液口61、
62からホース収納箱8へ排出するように構成されてい
る。符号63で示すものは洗浄水を手動で噴射させるハ
ンドガンで、消防車などを高圧水で洗浄できるようにな
っている。55aは三方向切替弁55のハンドルであ
る。
【0018】前記上蓋5の内部で前記送入口15寄りに
はホース12の巻戻し終端部に取り付けられている口金
64(図1)を支承するガイド板65、66と、口金検
出装置67が上下に対向して配設されている。この口金
検出装置67は、図8に示すようにケース36の右側板
に上下方向に回動自在に枢着され下端をホース12の走
行経路に臨ませた検出板68と、この検出板68を支承
する軸69に固定された作動板70と、ケース36側の
支持板71に固定されたリミットスイッチ72と、これ
ら支持板71と作動板70との間に張架され検出板68
を図1の反時計方向に付勢する引張りコイルばね73
と、検出板68の回動端限を規制するストッパ74とを
備えている。リミットスイッチ72は通常作動板70に
よって閉成されており、洗浄のために巻戻されるホース
終端部の口金64が検出板68の下端部に当接して検出
板68を引張りコイルばね73に抗して図1に示す位置
から反時計方向へ回動させると、開成され、これによっ
て可変速モータ25、モータ57の回転を停止させるよ
うに構成されている。なお、符号75,76で示すもの
は、洗浄水が本体2の外に飛散しないように設けられた
のれん状のゴムシートである。
はホース12の巻戻し終端部に取り付けられている口金
64(図1)を支承するガイド板65、66と、口金検
出装置67が上下に対向して配設されている。この口金
検出装置67は、図8に示すようにケース36の右側板
に上下方向に回動自在に枢着され下端をホース12の走
行経路に臨ませた検出板68と、この検出板68を支承
する軸69に固定された作動板70と、ケース36側の
支持板71に固定されたリミットスイッチ72と、これ
ら支持板71と作動板70との間に張架され検出板68
を図1の反時計方向に付勢する引張りコイルばね73
と、検出板68の回動端限を規制するストッパ74とを
備えている。リミットスイッチ72は通常作動板70に
よって閉成されており、洗浄のために巻戻されるホース
終端部の口金64が検出板68の下端部に当接して検出
板68を引張りコイルばね73に抗して図1に示す位置
から反時計方向へ回動させると、開成され、これによっ
て可変速モータ25、モータ57の回転を停止させるよ
うに構成されている。なお、符号75,76で示すもの
は、洗浄水が本体2の外に飛散しないように設けられた
のれん状のゴムシートである。
【0019】以上のように構成されたホース洗浄装置1
の洗浄動作を図1、図10〜図13を参照しながら説明
する。なお、図10は動作説明線図、図11は電源側回
路図、図12は電磁弁制御回路図、図13はモータ制御
回路図である。洗浄作業を行う場合には、ホース収納箱
8を図1の鎖線で示す状態から図2に示す位置に回動さ
せて脚9を着地させた後、ホース巻体11を立てた状態
でホース受けローラ10上に載置する。そして、上蓋5
を所定の角度だけ開いた後、ホース12を巻戻して本体
2内に導き、ガイドローラ14上に添接する。この時、
巻戻し側の口金35を口金移送コンベア34のプレート
33cで支承させると共に、ホース12を各ローラ2
0、21、22上に載置する。そして、上蓋5を閉める
と、上部送りローラ38がばね40の弾発力で下部送り
ローラ21に圧接され、また上部絞りローラ37も圧縮
コイルばね39の弾発力により下部絞りローラ22に圧
接される。この結果、ホース12は上下の送りローラ3
8、21と上下の絞りローラ37、22によって挟持さ
れる。
の洗浄動作を図1、図10〜図13を参照しながら説明
する。なお、図10は動作説明線図、図11は電源側回
路図、図12は電磁弁制御回路図、図13はモータ制御
回路図である。洗浄作業を行う場合には、ホース収納箱
8を図1の鎖線で示す状態から図2に示す位置に回動さ
せて脚9を着地させた後、ホース巻体11を立てた状態
でホース受けローラ10上に載置する。そして、上蓋5
を所定の角度だけ開いた後、ホース12を巻戻して本体
2内に導き、ガイドローラ14上に添接する。この時、
巻戻し側の口金35を口金移送コンベア34のプレート
33cで支承させると共に、ホース12を各ローラ2
0、21、22上に載置する。そして、上蓋5を閉める
と、上部送りローラ38がばね40の弾発力で下部送り
ローラ21に圧接され、また上部絞りローラ37も圧縮
コイルばね39の弾発力により下部絞りローラ22に圧
接される。この結果、ホース12は上下の送りローラ3
8、21と上下の絞りローラ37、22によって挟持さ
れる。
【0020】このとき、検出板68は引張りコイルばね
73の引張力により図1の実線位置へ回動してストッパ
74で回動端限を規制されていると共に、リミットスイ
ッチ72の接点を閉じさせて可変速モータ25の回転を
可能にしている。また、筐体3の上端開口部に設けたリ
ミットスイッチ77(図11)の接点も閉じる。
73の引張力により図1の実線位置へ回動してストッパ
74で回動端限を規制されていると共に、リミットスイ
ッチ72の接点を閉じさせて可変速モータ25の回転を
可能にしている。また、筐体3の上端開口部に設けたリ
ミットスイッチ77(図11)の接点も閉じる。
【0021】このようにして準備した後、スタートスイ
ッチ78(図11)をONすると、上蓋5のリミットス
イッチ72や前記リミットスイッチ77が閉じられてい
るので、リレー87の接点87a、87b(図11、図
12)が閉じて回路を自己保持すると共に、電磁開閉器
90を閉成させる。このため、高圧水発生ポンプ56の
モータ57が駆動される。ここで、電磁弁制御回路は図
12に示すように2つのタイマー91、92を備えてい
る。第1のタイマー91は洗浄水H1によるホース12
の洗浄開始時期とホース12の移動開始時期を一致させ
るためのもので、高圧水発生ポンプ56の立ち上がり時
間(t1−t0)が設定され、第2のタイマー92には
ホース巻戻し始端部(噴射ノズル51より下流側のホー
ス部分)の洗浄時間(t2−t1)が設定されている。
したがって、スタートスイッチ78を投入すると、モー
タ57が駆動され、t1−t0時間経過すると、第1の
タイマー91が動作して、その接点91aが閉じると、
モータ25が駆動するため、チェーン30により下部送
りローラ21とコンベア34とが回転してホース12の
移送を開始する。このため、ホース12の巻戻し始端部
の口金35が口金移送コンベア34で移送される。そし
て、ホース巻戻し始端部の洗浄が終わり、噴射ノズル5
1で始めに洗浄されたホース部分が上下の噴射ノズル5
2間を通過するころ、第1タイマー91の接点91aが
閉じて第2のタイマー92の接点92aが開くので、図
10に符号t2で示す時間の経過ころにおいては、電磁
バルブ54が閉鎖されて洗浄水の噴射ノズル52への送
給を停止する。また同時に抵抗R2(図13)がR3に
切替られて可変速モータ25の回転が低速回転から高速
回転に切り換えられる。そして、これ以後ホース12は
上下の送りローラ38、21で送られながら噴射ノズル
51から噴射する洗浄水で洗浄され、ガイド板17、1
8に沿って外部に排出される。なお、洗浄液タンク59
内の洗浄液H2は、可変速モータ25の回転と共にスタ
ートスイッチ81(図11)をONにすれば、電磁ポン
プ60の駆動により一定間隔で噴射ノズル53からホー
ス12に向けて噴射される。
ッチ78(図11)をONすると、上蓋5のリミットス
イッチ72や前記リミットスイッチ77が閉じられてい
るので、リレー87の接点87a、87b(図11、図
12)が閉じて回路を自己保持すると共に、電磁開閉器
90を閉成させる。このため、高圧水発生ポンプ56の
モータ57が駆動される。ここで、電磁弁制御回路は図
12に示すように2つのタイマー91、92を備えてい
る。第1のタイマー91は洗浄水H1によるホース12
の洗浄開始時期とホース12の移動開始時期を一致させ
るためのもので、高圧水発生ポンプ56の立ち上がり時
間(t1−t0)が設定され、第2のタイマー92には
ホース巻戻し始端部(噴射ノズル51より下流側のホー
ス部分)の洗浄時間(t2−t1)が設定されている。
したがって、スタートスイッチ78を投入すると、モー
タ57が駆動され、t1−t0時間経過すると、第1の
タイマー91が動作して、その接点91aが閉じると、
モータ25が駆動するため、チェーン30により下部送
りローラ21とコンベア34とが回転してホース12の
移送を開始する。このため、ホース12の巻戻し始端部
の口金35が口金移送コンベア34で移送される。そし
て、ホース巻戻し始端部の洗浄が終わり、噴射ノズル5
1で始めに洗浄されたホース部分が上下の噴射ノズル5
2間を通過するころ、第1タイマー91の接点91aが
閉じて第2のタイマー92の接点92aが開くので、図
10に符号t2で示す時間の経過ころにおいては、電磁
バルブ54が閉鎖されて洗浄水の噴射ノズル52への送
給を停止する。また同時に抵抗R2(図13)がR3に
切替られて可変速モータ25の回転が低速回転から高速
回転に切り換えられる。そして、これ以後ホース12は
上下の送りローラ38、21で送られながら噴射ノズル
51から噴射する洗浄水で洗浄され、ガイド板17、1
8に沿って外部に排出される。なお、洗浄液タンク59
内の洗浄液H2は、可変速モータ25の回転と共にスタ
ートスイッチ81(図11)をONにすれば、電磁ポン
プ60の駆動により一定間隔で噴射ノズル53からホー
ス12に向けて噴射される。
【0022】ホース12が巻戻されて巻戻し終端部の口
金64がガイド板65、66に支承された状態で検出板
68に当接すると、検出板68が引張りコイルばね73
の引張力に抗して図1時計方向に回動し、リミットスイ
ッチ72の接点を開かせるので、モータ25、57、電
磁ポンプ60が停止する。このとき、口金64は上下の
絞りローラ37、22の手前で停止するので絞りローラ
37、22を損傷させることがない。また、リミットス
イッチ72の接点が開くと、ブザー94(図11)が鳴
動し、ホース12の洗浄終了を知らせる。そこで、上蓋
5を開き、上部送ローラ38と上部絞りローラ37を上
昇移動させ下部送りローラ21および下部絞りローラ2
2から離間させると、ホース12と口金64とを筐体3
の外へ取り出すことができ、洗浄作業が終了する。洗浄
作業終了後は、上蓋5を閉じた後、ホース収納箱8を回
動させて本体2内に収納する。したがって、ホース洗浄
装置1全体の占有スペースが縮小される。そして、キャ
スタ6を転動させてホース洗浄装置1を倉庫の片隅など
に移動収納する。
金64がガイド板65、66に支承された状態で検出板
68に当接すると、検出板68が引張りコイルばね73
の引張力に抗して図1時計方向に回動し、リミットスイ
ッチ72の接点を開かせるので、モータ25、57、電
磁ポンプ60が停止する。このとき、口金64は上下の
絞りローラ37、22の手前で停止するので絞りローラ
37、22を損傷させることがない。また、リミットス
イッチ72の接点が開くと、ブザー94(図11)が鳴
動し、ホース12の洗浄終了を知らせる。そこで、上蓋
5を開き、上部送ローラ38と上部絞りローラ37を上
昇移動させ下部送りローラ21および下部絞りローラ2
2から離間させると、ホース12と口金64とを筐体3
の外へ取り出すことができ、洗浄作業が終了する。洗浄
作業終了後は、上蓋5を閉じた後、ホース収納箱8を回
動させて本体2内に収納する。したがって、ホース洗浄
装置1全体の占有スペースが縮小される。そして、キャ
スタ6を転動させてホース洗浄装置1を倉庫の片隅など
に移動収納する。
【0023】このように本発明に係るホース洗浄装置1
にあっては、噴射ノズル51、52を高圧水発生ポンプ
56に接続し、タイマー91、92によりポンプ56の
立ち上がり時間後に可変速モータ25を駆動させ、噴射
ノズル51に臨むホース12が噴射ノズル52間を通過
してからは噴射ノズル51のみから洗浄水を噴射するよ
うに電磁バルブ54を閉鎖する構成としたものである。
また、噴射ノズル51、52の両方から洗浄水が噴射さ
れているときは、その水圧が低いため、可変速モータ2
5の回転を遅くし、噴射ノズル51のみの噴射になって
水圧が上がってから可変速モータ25を高速回転させる
ようにしたものである。このようにすることにより、ホ
ース12の口金35とその近傍のホースジャケットが十
分洗浄された後、筐体3外に送り出され、また口金35
の洗浄後は高速でホース12を送ることができるので、
洗浄作業の時間を短縮することができるものである。ま
た、本発明においてはホース洗浄用の回転ブラシが設け
られていないので、口金35がブラシを通過するときに
発生する過負荷に起因するモータやチェーンの損傷を防
止することができる利点を有している。なお、図11〜
図13において、83はストップスイッチ、95はサー
マルスイッチ、96はコントロールパックである。
にあっては、噴射ノズル51、52を高圧水発生ポンプ
56に接続し、タイマー91、92によりポンプ56の
立ち上がり時間後に可変速モータ25を駆動させ、噴射
ノズル51に臨むホース12が噴射ノズル52間を通過
してからは噴射ノズル51のみから洗浄水を噴射するよ
うに電磁バルブ54を閉鎖する構成としたものである。
また、噴射ノズル51、52の両方から洗浄水が噴射さ
れているときは、その水圧が低いため、可変速モータ2
5の回転を遅くし、噴射ノズル51のみの噴射になって
水圧が上がってから可変速モータ25を高速回転させる
ようにしたものである。このようにすることにより、ホ
ース12の口金35とその近傍のホースジャケットが十
分洗浄された後、筐体3外に送り出され、また口金35
の洗浄後は高速でホース12を送ることができるので、
洗浄作業の時間を短縮することができるものである。ま
た、本発明においてはホース洗浄用の回転ブラシが設け
られていないので、口金35がブラシを通過するときに
発生する過負荷に起因するモータやチェーンの損傷を防
止することができる利点を有している。なお、図11〜
図13において、83はストップスイッチ、95はサー
マルスイッチ、96はコントロールパックである。
【0024】図14は本発明の他の実施例を示す断面
図、図15は筐体出口側の平面図である。この実施例は
上下の送りローラ37、21の下流側に筐体3の排出口
16へ向かうにしたがって低くなるように傾斜したガイ
ド部材120を設け、このガイド部材120に正面視前
後方向に長いスリット121を噴射ノズル52に対応し
て形成した点が上記実施例と異なり、その他の構成は同
一である。このような構成においても、上記実施例と同
様な効果が得られるものである。
図、図15は筐体出口側の平面図である。この実施例は
上下の送りローラ37、21の下流側に筐体3の排出口
16へ向かうにしたがって低くなるように傾斜したガイ
ド部材120を設け、このガイド部材120に正面視前
後方向に長いスリット121を噴射ノズル52に対応し
て形成した点が上記実施例と異なり、その他の構成は同
一である。このような構成においても、上記実施例と同
様な効果が得られるものである。
【0025】図16はモータの制御回路の他の実施例を
示す図である。この実施例はロータリスイッチ124を
設け、時間t2 以降ホース12の汚れ具合によって可変
速モータ25の速度を多段で切り換えるようにしたもの
である。なお、制御回路としては可変抵抗による無段階
の速度調整も可能である。
示す図である。この実施例はロータリスイッチ124を
設け、時間t2 以降ホース12の汚れ具合によって可変
速モータ25の速度を多段で切り換えるようにしたもの
である。なお、制御回路としては可変抵抗による無段階
の速度調整も可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るホース
洗浄装置は、一対の送りローラでホースを送りながら噴
射ノズルから高圧の洗浄水をホースに向けて噴射、洗浄
するように構成したので、従来のブラシタイプの洗浄装
置に比べて洗浄効果を向上させることができ、また、ブ
ラシの交換作業を必要とせず、取扱いも容易である。さ
らに、ホースの移送開始時期と洗浄水の噴射開始時期と
を一致させているので、ホースに未洗浄部分が生じず、
全体を確実に洗浄することができる。さらにローラ駆動
用モータを可変速モータとし、ホースの移送速度を変え
られるようにしているので、高速洗浄が可能であるな
ど、その効果は大である。
洗浄装置は、一対の送りローラでホースを送りながら噴
射ノズルから高圧の洗浄水をホースに向けて噴射、洗浄
するように構成したので、従来のブラシタイプの洗浄装
置に比べて洗浄効果を向上させることができ、また、ブ
ラシの交換作業を必要とせず、取扱いも容易である。さ
らに、ホースの移送開始時期と洗浄水の噴射開始時期と
を一致させているので、ホースに未洗浄部分が生じず、
全体を確実に洗浄することができる。さらにローラ駆動
用モータを可変速モータとし、ホースの移送速度を変え
られるようにしているので、高速洗浄が可能であるな
ど、その効果は大である。
【図1】本発明に係るホース洗浄装置の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】同装置の右側面図である。
【図4】同装置の左側面図である。
【図5】筐体出口側の平面図である。
【図6】図1のVI−VI線断面図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】動作説明図である。
【図11】電源側の回路図である。
【図12】電磁弁の制御回路図である。
【図13】モータの制御回路図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図15】筐体出口側の平面図である。
【図16】モータの制御回路の他の実施例を示す図であ
る。
る。
1 ホース洗浄装置 2 本体 3 筐体 5 上蓋 8 ホース収納箱 11 ホース巻体 12 ホース 21 下部送りローラ 22 下部絞りローラ 25 可変速モータ 35 口金 37 上部絞りローラ 38 上部送りローラ 39、40 圧縮コイルばね 51、52、53 噴射ノズル 56 高圧水発生ポンプ 57 モータ 58 洗浄水タンク 59 洗浄液タンク 64 口金 67 口金検出装置 91、92 タイマー
Claims (2)
- 【請求項1】 筐体の上端開口部にホースの進入方向と
直交して支持され原動側から回転駆動される下部送りロ
ーラと、開閉自在な上蓋の下端開口部に前記下部送りロ
ーラに対応して支持さればね部材で下部送りローラ側に
付勢された上部送りローラとを備え、これら上下の送り
ローラでホースを移送しながら洗浄するホース洗浄装置
において、前記上下の送りローラのホース移送方向経路
内に配設された洗浄水噴射ノズルと、この噴射ノズルに
洗浄水タンク内の洗浄水を導く高圧水発生ポンプと、こ
の高圧水発生ポンプを作動させるモータと、前記高圧水
発生ポンプの立ち上がり時間が設定され前記下部送りロ
ーラのモータを作動させる第1のタイマーとを設けたこ
とを特徴とするホース洗浄装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のホース洗浄装置におい
て、前記下部送りローラのモータが可変速モータで、前
記噴射ノズルは、ホース移送方向経路内の上流側と下流
側に設けられ、このうち下流側の噴射ノズルが電磁バル
ブを介して前記高圧水発生ポンプに配管されており、こ
の電磁バルブを閉鎖し前記可変速モータを変速動作させ
る第2のタイマーを設けたことを特徴とするホース洗浄
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088973A JP2852569B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ホース洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088973A JP2852569B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ホース洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303469A JPH04303469A (ja) | 1992-10-27 |
JP2852569B2 true JP2852569B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13957754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3088973A Expired - Lifetime JP2852569B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ホース洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2852569B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108273779A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-07-13 | 无锡华美钼业有限公司 | 具备上下滑动刷洗功能的钼杆清洗槽 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3088973A patent/JP2852569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04303469A (ja) | 1992-10-27 |
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