JPH062693Y2 - ホース洗浄装置 - Google Patents
ホース洗浄装置Info
- Publication number
- JPH062693Y2 JPH062693Y2 JP15281788U JP15281788U JPH062693Y2 JP H062693 Y2 JPH062693 Y2 JP H062693Y2 JP 15281788 U JP15281788 U JP 15281788U JP 15281788 U JP15281788 U JP 15281788U JP H062693 Y2 JPH062693 Y2 JP H062693Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- hose
- roller
- housing
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は消防用などのホースを洗浄するホース洗浄装置
に関するものである。
に関するものである。
消火活動に使用した消防用のホースは、従来これを手作
業で洗浄していたが、巻回されたホースや山積みされた
ホースを手繰りながらその表面をブラシなどで洗浄する
作業は、きわめて面倒で多大の労力と長時間を要する作
業であった。
業で洗浄していたが、巻回されたホースや山積みされた
ホースを手繰りながらその表面をブラシなどで洗浄する
作業は、きわめて面倒で多大の労力と長時間を要する作
業であった。
そこで例えば実開昭56−36359号公報に開示され
ているような電動式のホース洗浄装置が提案されてい
る。このホース洗浄装置は、上方へ開口し下部にモータ
が収納された筺体と、この筺体に蝶番で開閉自在に枢支
された上蓋とを備えており、筺体の上端開口部には、前
記モータとベルト連結された下部ブラシと、この下部ブ
ラシとギア連結された複数個の下部送りローラとが開口
端に沿って並設されている。また、上蓋の下端開口部に
は、上蓋を閉じることによって下部ブラシおよび下部ロ
ーラとそれぞれ対接する上部ブラシおよび複数個の上部
ローラが開口端に沿って並設されている。なお、上蓋を
閉じることにより、上部ブラシの軸端部に軸着されたギ
アが、下部ブラシの軸端部に軸着されたギアと噛合って
両方のブラシが駆動連結されるように構成されている。
ているような電動式のホース洗浄装置が提案されてい
る。このホース洗浄装置は、上方へ開口し下部にモータ
が収納された筺体と、この筺体に蝶番で開閉自在に枢支
された上蓋とを備えており、筺体の上端開口部には、前
記モータとベルト連結された下部ブラシと、この下部ブ
ラシとギア連結された複数個の下部送りローラとが開口
端に沿って並設されている。また、上蓋の下端開口部に
は、上蓋を閉じることによって下部ブラシおよび下部ロ
ーラとそれぞれ対接する上部ブラシおよび複数個の上部
ローラが開口端に沿って並設されている。なお、上蓋を
閉じることにより、上部ブラシの軸端部に軸着されたギ
アが、下部ブラシの軸端部に軸着されたギアと噛合って
両方のブラシが駆動連結されるように構成されている。
このように構成されていることにより、ホースの口金を
機外へ出した状態で上蓋を閉めてホースの端部を上下の
ローラ間とブラシ間とに挟持させたのち、モータを始動
すると、ローラで送られるホースは、上下のブラシで洗
浄されて排出される。
機外へ出した状態で上蓋を閉めてホースの端部を上下の
ローラ間とブラシ間とに挟持させたのち、モータを始動
すると、ローラで送られるホースは、上下のブラシで洗
浄されて排出される。
しかしながら、このような従来のホース洗浄装置は、ブ
ラシやローラが筺体内とこの筺体に枢支された上蓋内に
収納され、かつ上蓋の反枢支側に回転駆動装置としての
ギア群で駆動連結されているので、部品点数が多く製作
費が嵩み、また、運転時に騒音が発生するばかりでな
く、上蓋の開閉のたびに上蓋側のギアと筺体側のギアと
が大きく離間した状態から噛合連結されるので、これら
ギアの歯先同士が当たって破損するおそれがあるため
に、設計上好ましくない。
ラシやローラが筺体内とこの筺体に枢支された上蓋内に
収納され、かつ上蓋の反枢支側に回転駆動装置としての
ギア群で駆動連結されているので、部品点数が多く製作
費が嵩み、また、運転時に騒音が発生するばかりでな
く、上蓋の開閉のたびに上蓋側のギアと筺体側のギアと
が大きく離間した状態から噛合連結されるので、これら
ギアの歯先同士が当たって破損するおそれがあるため
に、設計上好ましくない。
このような課題を解決するために本考案では、筺体の上
端開口部に下部ブラシと下部ローラとを並設し、筺体の
開口端縁に開閉自在に枢支された上蓋の下端開口部に下
部ブラシと下部ローラとにそれぞれ対応する上部ブラシ
と上部ローラとを並設するとともに、筺体側に設けたモ
ータ側の駆動スプロケットと、下部ブラシ側の従動スプ
ロケットと、下部ローラ側の従動スプロケットと、下部
ブラシ側の従動スプロケットと軸心が三角形状をなすよ
うにその上方に配設した一対のアイドラスプロケットと
の間にチェーンを張架してこのチェーンに張力付与部材
を添接し、前記上部ブラシの軸端部に、前記上蓋を閉じ
ることにより前記一対のアイドラスプロケット間のチェ
ーンと完全に噛合うスプロケットを設けた。
端開口部に下部ブラシと下部ローラとを並設し、筺体の
開口端縁に開閉自在に枢支された上蓋の下端開口部に下
部ブラシと下部ローラとにそれぞれ対応する上部ブラシ
と上部ローラとを並設するとともに、筺体側に設けたモ
ータ側の駆動スプロケットと、下部ブラシ側の従動スプ
ロケットと、下部ローラ側の従動スプロケットと、下部
ブラシ側の従動スプロケットと軸心が三角形状をなすよ
うにその上方に配設した一対のアイドラスプロケットと
の間にチェーンを張架してこのチェーンに張力付与部材
を添接し、前記上部ブラシの軸端部に、前記上蓋を閉じ
ることにより前記一対のアイドラスプロケット間のチェ
ーンと完全に噛合うスプロケットを設けた。
ホースの洗浄に際しては、ホースの口金を機外へ出した
状態で上蓋を閉めてホースの端部を上下のローラ間とブ
ラシ間とに挟持させたのち、モータを始動すると、張力
付与部材で緊張されたチェーンに、この張力付与部材に
よる張力に抗し上部ブラシ側のスプロケットが添接され
ていることにより、上下のブラシ,ローラが回転するの
で、ローラで送られるホースは、上下のブラシと水とで
洗浄されて排出される。
状態で上蓋を閉めてホースの端部を上下のローラ間とブ
ラシ間とに挟持させたのち、モータを始動すると、張力
付与部材で緊張されたチェーンに、この張力付与部材に
よる張力に抗し上部ブラシ側のスプロケットが添接され
ていることにより、上下のブラシ,ローラが回転するの
で、ローラで送られるホースは、上下のブラシと水とで
洗浄されて排出される。
洗浄後は、上蓋を開くと上下のブラシおよび上下のロー
ラが離間するとともに、上部ブラシ側のスプロケットは
チェーンから離間し、このチェーンは張力付与部材で緊
張される。
ラが離間するとともに、上部ブラシ側のスプロケットは
チェーンから離間し、このチェーンは張力付与部材で緊
張される。
第1図ないし第4図は本考案に係るホース洗浄装置の実
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は同じく側面
図、第3図は筺体の平面図、第4図はブラシおよびロー
ラの回転駆動装置と自動停止装置との概要構成図であ
る。図において、ホース洗浄装置1の本体2は、直方形
筺状に形成された筺体3と、その上部開口端に蝶番4で
開閉自在に枢支されて図示しないステーダンパにより図
に符号θで示す開口角度が決められている上蓋5とを備
えており、筺体3の下端には、これを移動するときに転
動する4個のキャスタ6が装着されている。7は上蓋5
を開閉するときに把持する把手である。
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は同じく側面
図、第3図は筺体の平面図、第4図はブラシおよびロー
ラの回転駆動装置と自動停止装置との概要構成図であ
る。図において、ホース洗浄装置1の本体2は、直方形
筺状に形成された筺体3と、その上部開口端に蝶番4で
開閉自在に枢支されて図示しないステーダンパにより図
に符号θで示す開口角度が決められている上蓋5とを備
えており、筺体3の下端には、これを移動するときに転
動する4個のキャスタ6が装着されている。7は上蓋5
を開閉するときに把持する把手である。
8は直方形箱状に形成されて1隅を筺体3の下端部に蝶
番で回動自在に枢支されたホース収納箱であって、使用
時には第1図に実線で示すように倒伏させて本体2外へ
引出し、非使用時には鎖線で示すように起立させて本体
2内へ収納するように構成されている。9は使用時に床
へ着地させてホース収納箱8に水平姿勢を保持させる脚
である。ホース収納箱8の内部には、複数個のホース受
けローラ10が、開口側が上向くほゞ半円状をなして配
設されており、これから洗浄するホースが巻かれたホー
ス巻体11をこのホース受けローラ10上に立てて載置
するように構成されている。
番で回動自在に枢支されたホース収納箱であって、使用
時には第1図に実線で示すように倒伏させて本体2外へ
引出し、非使用時には鎖線で示すように起立させて本体
2内へ収納するように構成されている。9は使用時に床
へ着地させてホース収納箱8に水平姿勢を保持させる脚
である。ホース収納箱8の内部には、複数個のホース受
けローラ10が、開口側が上向くほゞ半円状をなして配
設されており、これから洗浄するホースが巻かれたホー
ス巻体11をこのホース受けローラ10上に立てて載置
するように構成されている。
筺体3の上端部には、固定アーム13に支持されホース
巻体11から巻戻されるホース12を筺体3内へ案内す
るガイドローラ14が、ホース送入口15に近接して回
動自在に設けられており、また筺体3の他方の開口端部
には、筺体3から排出されるホース12を支承して垂直
姿勢に変向させる台16が、蝶番17とリンク18とに
支持されて折畳み自在に設けられている。
巻体11から巻戻されるホース12を筺体3内へ案内す
るガイドローラ14が、ホース送入口15に近接して回
動自在に設けられており、また筺体3の他方の開口端部
には、筺体3から排出されるホース12を支承して垂直
姿勢に変向させる台16が、蝶番17とリンク18とに
支持されて折畳み自在に設けられている。
そして、筺体3の内部には、後述するホース洗浄用のブ
ラシとローラとを駆動するモータ19が収納されてお
り、また、ガイドローラ14の下方には、洗浄作業の終
了時にモータ19の回転を自動停止させる自動停止装置
20が設けられている。すなわち、ガイドローラ14の
下方には、L字状に形成された一対の回動アーム21
が、筺体3の両側板にピン22で回動自在に枢着されて
おり、これら回動アーム21の遊端部には、一対のスト
ップローラ23、24が回動自在に軸支されている。そ
して前記ホース巻体11からガイドローラ14へ向うホ
ース12は、両ストップローラ23,24間を通過し、
ホース12の口金がこのストップローラ23,24間に
挟持されることにより回動アーム21に、第4図におけ
る反時計方向の回動力を付与するように構成されてい
る。また、回アーム21と筺体3の側板との間には、回
動アーム21に第4図の時計方向への回動力を付与する
引っ張りばね25が張架されており、この回動力により
回転アーム21は図示せぬストッパに当接されて図示の
姿勢を保持させるように構成されている。さらに、回動
アーム21の近傍には、モータ回路に接続されたマイク
ロスイッチ26が側板側に固定されており、このマイク
ロスイッチ26は、両ストップローラ23,24間にホ
ース12の口金が挟持された状態で巻戻しを続けられる
ホース12によって回動する回動アーム21で接点を閉
成されることにより、モータ19が停止して洗浄作業が
終了するように構成されている。
ラシとローラとを駆動するモータ19が収納されてお
り、また、ガイドローラ14の下方には、洗浄作業の終
了時にモータ19の回転を自動停止させる自動停止装置
20が設けられている。すなわち、ガイドローラ14の
下方には、L字状に形成された一対の回動アーム21
が、筺体3の両側板にピン22で回動自在に枢着されて
おり、これら回動アーム21の遊端部には、一対のスト
ップローラ23、24が回動自在に軸支されている。そ
して前記ホース巻体11からガイドローラ14へ向うホ
ース12は、両ストップローラ23,24間を通過し、
ホース12の口金がこのストップローラ23,24間に
挟持されることにより回動アーム21に、第4図におけ
る反時計方向の回動力を付与するように構成されてい
る。また、回アーム21と筺体3の側板との間には、回
動アーム21に第4図の時計方向への回動力を付与する
引っ張りばね25が張架されており、この回動力により
回転アーム21は図示せぬストッパに当接されて図示の
姿勢を保持させるように構成されている。さらに、回動
アーム21の近傍には、モータ回路に接続されたマイク
ロスイッチ26が側板側に固定されており、このマイク
ロスイッチ26は、両ストップローラ23,24間にホ
ース12の口金が挟持された状態で巻戻しを続けられる
ホース12によって回動する回動アーム21で接点を閉
成されることにより、モータ19が停止して洗浄作業が
終了するように構成されている。
そこで、洗浄用のブラシとローラおよびその回転駆動装
置について説明する。筺体3の上端開口部には、回転軸
と多数の植毛とからなる回転ローラ式の下部ブラシ27
と、下部ローラ28とが、ガイドローラ13と台16と
の間に位置して左右の側板に軸支されており、下部ブラ
シ27と下部ローラ28との間には、ガイドローラ29
が軸支されている。なお、このガイドローラ29は、例
えば下部ローラ28の両端に上部ローラ31の両端側面
と対向する鍔部を形成することにより省略してもよい。
また、上蓋5には下部ブラシ27と同じ上部ブラシ30
と、下部ローラと同じ上部ローラ31とが、下部ブラシ
27と下部ローラ28とにそれぞれ対応して回転自在に
軸支されている。そして、上蓋5を閉めることにより上
部ブラシ30が下部ブラシ27に毛を交わらせて対接す
るとともに、長孔に軸支された上部ローラ31は、圧縮
コイルばね32の弾発力により下部ローラ28に圧接さ
れるように構成されている。前記モータ19のモータ軸
突出部と、下部ブラシ27の端軸および下部ローラ28
の端軸にはスプロケット33,34,35がそれぞれ軸
着されており、また、下部ブラシ27と下部ローラ28
との間には、アイドラスプロケット36が筺体3の側板
にスタッドを介して回転自在に枢着されている。さら
に、筺体3の側板から立設された3個のブラケット3
7,38,39には、スプロケット35の斜め上方に位
置するアイドラスプロケット40と、スプロケット34
と軸心が三角形をなす位置を占めるアイドラスプロケッ
ト41,42とが、スタッドを介して枢着されており、
これらスプロケット33,34,35とアイドラスプロ
ケット36,40,41,42とには、チェーン43が
張架されている。44は板ばねとその先端に固着された
スライダとからなり筺体3側に支持されてチェーン43
に添接されたテンショナであって、チェーン43に張力
を付与するように構成されている。そして、上部ブラシ
30の端軸には、スプロケット45が軸着されており、
このスプロケット45は上蓋5を閉めたときに、テンシ
ョナ44で緊張されたチェーン43とこのテンショナ4
4のばね力に抗して完全に噛合って回転駆動されるよう
に構成されている。なお、上蓋5を開いたときには、こ
の上蓋5の開口角度θの設定によりスプロケット45と
チェーン43との噛合が完全に外れないようにすること
が好ましい。
置について説明する。筺体3の上端開口部には、回転軸
と多数の植毛とからなる回転ローラ式の下部ブラシ27
と、下部ローラ28とが、ガイドローラ13と台16と
の間に位置して左右の側板に軸支されており、下部ブラ
シ27と下部ローラ28との間には、ガイドローラ29
が軸支されている。なお、このガイドローラ29は、例
えば下部ローラ28の両端に上部ローラ31の両端側面
と対向する鍔部を形成することにより省略してもよい。
また、上蓋5には下部ブラシ27と同じ上部ブラシ30
と、下部ローラと同じ上部ローラ31とが、下部ブラシ
27と下部ローラ28とにそれぞれ対応して回転自在に
軸支されている。そして、上蓋5を閉めることにより上
部ブラシ30が下部ブラシ27に毛を交わらせて対接す
るとともに、長孔に軸支された上部ローラ31は、圧縮
コイルばね32の弾発力により下部ローラ28に圧接さ
れるように構成されている。前記モータ19のモータ軸
突出部と、下部ブラシ27の端軸および下部ローラ28
の端軸にはスプロケット33,34,35がそれぞれ軸
着されており、また、下部ブラシ27と下部ローラ28
との間には、アイドラスプロケット36が筺体3の側板
にスタッドを介して回転自在に枢着されている。さら
に、筺体3の側板から立設された3個のブラケット3
7,38,39には、スプロケット35の斜め上方に位
置するアイドラスプロケット40と、スプロケット34
と軸心が三角形をなす位置を占めるアイドラスプロケッ
ト41,42とが、スタッドを介して枢着されており、
これらスプロケット33,34,35とアイドラスプロ
ケット36,40,41,42とには、チェーン43が
張架されている。44は板ばねとその先端に固着された
スライダとからなり筺体3側に支持されてチェーン43
に添接されたテンショナであって、チェーン43に張力
を付与するように構成されている。そして、上部ブラシ
30の端軸には、スプロケット45が軸着されており、
このスプロケット45は上蓋5を閉めたときに、テンシ
ョナ44で緊張されたチェーン43とこのテンショナ4
4のばね力に抗して完全に噛合って回転駆動されるよう
に構成されている。なお、上蓋5を開いたときには、こ
の上蓋5の開口角度θの設定によりスプロケット45と
チェーン43との噛合が完全に外れないようにすること
が好ましい。
46は給水口47と排水口48とを備え洗浄用の水を受
けるダクトであって、給水口47には、多数のノズルを
有するコ字状のノズル管49が接続されている。50は
モータ19を回転,停止させる押ボタンスイッチであ
る。
けるダクトであって、給水口47には、多数のノズルを
有するコ字状のノズル管49が接続されている。50は
モータ19を回転,停止させる押ボタンスイッチであ
る。
以上のように構成されたホース洗浄装置の動作を説明す
る。洗浄作業を行う場合には、ホース収納箱8を第1図
に鎖線で示す格納状態から、実線で示す位置へ回動させ
て脚9を着地させたのち、ホース巻体11を立てた状態
でホース受けローラ12上に載置する。そして、上蓋5
を開口角度θだけ開いたのち、ホース12の端の口金を
持ってこのホース12の巻尻をストップローラ23,2
4間に通し、ガイドローラ14と、下部ブラシ27,ガ
イドローラ29,下部ローラ28を経て台16に導き、
先端の口金を台16から垂下させる。そして、上蓋5を
閉めると、ホース12を介し上部ブラシ30と下部ブラ
シ27とが毛を交わらせて対接するとともに、上部ロー
ラ31は圧縮コイルばね32により下部ローラ28に圧
接される。また、スプロケット45はアイドラスプロケ
ット41,42間のチェーン43に圧接され完全に噛合
う。
る。洗浄作業を行う場合には、ホース収納箱8を第1図
に鎖線で示す格納状態から、実線で示す位置へ回動させ
て脚9を着地させたのち、ホース巻体11を立てた状態
でホース受けローラ12上に載置する。そして、上蓋5
を開口角度θだけ開いたのち、ホース12の端の口金を
持ってこのホース12の巻尻をストップローラ23,2
4間に通し、ガイドローラ14と、下部ブラシ27,ガ
イドローラ29,下部ローラ28を経て台16に導き、
先端の口金を台16から垂下させる。そして、上蓋5を
閉めると、ホース12を介し上部ブラシ30と下部ブラ
シ27とが毛を交わらせて対接するとともに、上部ロー
ラ31は圧縮コイルばね32により下部ローラ28に圧
接される。また、スプロケット45はアイドラスプロケ
ット41,42間のチェーン43に圧接され完全に噛合
う。
こうして準備したのち、押ボタンスイッチ50を押して
モータ19を始動すると、チェーン43により下部ブラ
シ27と下部ローラ28とが回転し、下部ブラシ27と
対接する上部ブラシ30も回転する。また、下部ブラシ
27に圧接された上部ローラ31も回転する。したがっ
て上下のローラ28,31の回転によりホース12が引
出され、ホース巻体11がホース受けローラ10上を摺
動しながら回動する。引出されたホース12は回転する
上下のブラシ30,27と、ノズル管49から噴出する
水とで洗浄され、台16を経て排出される。ホース12
の搬送中は、引っ張りばね25の引っ張り力により回動
アーム21が第4図に示す状態を保持する。ホース巻体
11の巻尻がストップローラ23,24間を通過し終る
と、ホース12の口金がこのストップローラ23,24
間に挟持され、回動アーム21がホース12の巻戻し力
により引っ張りばね25の引っ張り力に抗しピン22を
中心にして第4図の時計方向に回動し、マイクロスイッ
チ26の接点を閉成させモータを停止させるので、上蓋
5を開いてホース12の残部を機外へ抜くことにより洗
浄作業が終了する。
モータ19を始動すると、チェーン43により下部ブラ
シ27と下部ローラ28とが回転し、下部ブラシ27と
対接する上部ブラシ30も回転する。また、下部ブラシ
27に圧接された上部ローラ31も回転する。したがっ
て上下のローラ28,31の回転によりホース12が引
出され、ホース巻体11がホース受けローラ10上を摺
動しながら回動する。引出されたホース12は回転する
上下のブラシ30,27と、ノズル管49から噴出する
水とで洗浄され、台16を経て排出される。ホース12
の搬送中は、引っ張りばね25の引っ張り力により回動
アーム21が第4図に示す状態を保持する。ホース巻体
11の巻尻がストップローラ23,24間を通過し終る
と、ホース12の口金がこのストップローラ23,24
間に挟持され、回動アーム21がホース12の巻戻し力
により引っ張りばね25の引っ張り力に抗しピン22を
中心にして第4図の時計方向に回動し、マイクロスイッ
チ26の接点を閉成させモータを停止させるので、上蓋
5を開いてホース12の残部を機外へ抜くことにより洗
浄作業が終了する。
洗浄作業終了後は、上蓋5を閉じたのち、ホース収納箱
8を回動させて第1図に鎖線で示すように本体2内へ収
納し、また台16を折り畳む。そしてキャスタ6を転動
させてホース洗浄装置1を倉庫の隅などへ移動させる
が、ホース収納箱8が本体2内へ収納されているので、
ホース洗浄装置1全体の占有スペースが縮小される。
8を回動させて第1図に鎖線で示すように本体2内へ収
納し、また台16を折り畳む。そしてキャスタ6を転動
させてホース洗浄装置1を倉庫の隅などへ移動させる
が、ホース収納箱8が本体2内へ収納されているので、
ホース洗浄装置1全体の占有スペースが縮小される。
なお、本実施例ではチェーン43への張力付与部材とし
て板ばねとスライダとからなるテンショナ44を例示し
たが、チェーン43に張力を付与する部材であれば、例
えば、スライダに代えてばね力で摺動自在に付勢された
スプロケットなどでもよい。また、スプロケット34上
方のアイドラスプロケット41,42を、前記ばね力で
摺動自在に付勢されたスプロケットからなるテンショナ
としてもよい。
て板ばねとスライダとからなるテンショナ44を例示し
たが、チェーン43に張力を付与する部材であれば、例
えば、スライダに代えてばね力で摺動自在に付勢された
スプロケットなどでもよい。また、スプロケット34上
方のアイドラスプロケット41,42を、前記ばね力で
摺動自在に付勢されたスプロケットからなるテンショナ
としてもよい。
以上の説明により明らかなように本考案によればホース
洗浄装置において、筺体の上端開口部に下部ローラと下
部ブラシとを並設し、筺体の開口端縁に開閉自在に枢支
された上蓋の下端開口部に下部ローラと下部ブラシとに
それぞれ対応する上部ブラシと下部ローラとを並設する
とともに、筺体側に設けたモータ側の駆動スプロケット
と、下部ブラシ側の従動スプロケットと、下部ローラ側
の従動スプロケットと、下部ブラシ側の従動スプロケッ
トと軸心が三角形状をなすようにその上方に配設した一
対の張力付与部材との間にチェーンを張架してこのチェ
ーンに張力付与部材を添接し、前記上部ブラシの軸端部
に、前記上蓋を閉じることにより前記一対のアイドラス
プロケット間のチェーンと完全に噛合うスプロケットを
設けたことにより、従来におけるギア駆動のものと比較
して部品点数が減少し、安価に提供できるとともに、上
蓋の閉鎖に際しては、スプロケットと、張力を付与され
て緊張したチェーンとの噛合により駆動することができ
るので、ギアの噛合のような破損のおそれがなく耐用性
が向上する。
洗浄装置において、筺体の上端開口部に下部ローラと下
部ブラシとを並設し、筺体の開口端縁に開閉自在に枢支
された上蓋の下端開口部に下部ローラと下部ブラシとに
それぞれ対応する上部ブラシと下部ローラとを並設する
とともに、筺体側に設けたモータ側の駆動スプロケット
と、下部ブラシ側の従動スプロケットと、下部ローラ側
の従動スプロケットと、下部ブラシ側の従動スプロケッ
トと軸心が三角形状をなすようにその上方に配設した一
対の張力付与部材との間にチェーンを張架してこのチェ
ーンに張力付与部材を添接し、前記上部ブラシの軸端部
に、前記上蓋を閉じることにより前記一対のアイドラス
プロケット間のチェーンと完全に噛合うスプロケットを
設けたことにより、従来におけるギア駆動のものと比較
して部品点数が減少し、安価に提供できるとともに、上
蓋の閉鎖に際しては、スプロケットと、張力を付与され
て緊張したチェーンとの噛合により駆動することができ
るので、ギアの噛合のような破損のおそれがなく耐用性
が向上する。
第1図ないし第4図は本考案に係るホース洗浄装置の実
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は同じく側面
図、第3図は筺体の平面図、第4図はブラシおよびロー
ラの回転駆動装置と自動停止装置との概要構成図であ
る。 1……ホース洗浄装置、2……本体、3……筺体、5…
…上蓋、12……ホース、19……モータ、27……下
部ブラシ、28……下部ローラ、30……上部ブラシ、
31……上部ローラ、33,34,35,45……スプ
ロケット、36,40,41,42……アイドラスプロ
ケット、43……チェーン、44……テンショナ。
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は同じく側面
図、第3図は筺体の平面図、第4図はブラシおよびロー
ラの回転駆動装置と自動停止装置との概要構成図であ
る。 1……ホース洗浄装置、2……本体、3……筺体、5…
…上蓋、12……ホース、19……モータ、27……下
部ブラシ、28……下部ローラ、30……上部ブラシ、
31……上部ローラ、33,34,35,45……スプ
ロケット、36,40,41,42……アイドラスプロ
ケット、43……チェーン、44……テンショナ。
Claims (1)
- 【請求項1】筺体の上端開口部に下部ブラシと下部ロー
ラとを並設し、前記筺体の開口端縁に開閉自在に枢支さ
れた上蓋の下端開口部に前記下部ブラシと下部ローラと
にそれぞれ対応する上部ブラシと上部ローラとを並設す
るとともに、前記筺体側に設けたモータ側の駆動スプロ
ケットと、前記下部ブラシ側の従動スプロケットと、前
記下部ローラ側の従動スプロケットと、前記下部ブラシ
側の従動スプロケットと軸心が三角形状をなすようにそ
の上方に配設した一対のアイドラスプロケットとの間に
チェーンを張架してこのチェーンに張力付与部材を添接
し、前記上部ブラシの軸端部に、前記上蓋を閉じること
により前記一対のアイドラスプロケット間のチェーンと
完全に噛合うスプロケットを設けたことを特徴とするホ
ース洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15281788U JPH062693Y2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ホース洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15281788U JPH062693Y2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ホース洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0274056U JPH0274056U (ja) | 1990-06-06 |
JPH062693Y2 true JPH062693Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31428089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15281788U Expired - Lifetime JPH062693Y2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ホース洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062693Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP15281788U patent/JPH062693Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0274056U (ja) | 1990-06-06 |
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