JP2609553B2 - ホース洗浄装置 - Google Patents

ホース洗浄装置

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JP2609553B2
JP2609553B2 JP5963090A JP5963090A JP2609553B2 JP 2609553 B2 JP2609553 B2 JP 2609553B2 JP 5963090 A JP5963090 A JP 5963090A JP 5963090 A JP5963090 A JP 5963090A JP 2609553 B2 JP2609553 B2 JP 2609553B2
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康弘 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は消防用などのホースを洗浄するホース洗浄装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
消化活動に使用した消防用のホースは、従来これを手
作業で洗浄していたが、巻回されたホースや山積みされ
たホースをたぐりながらその表面をブラシなどで洗浄す
る作業は、きわめて面倒で多大の労力と長時間を要する
作業であった。
そこで例えば実開昭56−36359号公報に開示されてい
るような電動式のホース洗浄装置が提案されている。こ
のホース洗浄装置は、上方へ開口し下部にモータが収納
された筐体と、この筐体に蝶番で開閉自在に枢支された
上蓋とを備えており、筐体の上端開口部には、前記モー
タとベルト連結された下部ブラシと、この下部ブラシと
ギア連結された複数個の下部送りローラとが開口端に沿
って並設されている。また、上蓋の下端開口部には、上
蓋を閉じることによって下部ブラシおよび下部ローラと
それぞれ対接する上部ブラシおよび複数個の上部ローラ
が開口端に沿って並設されている。そして、上蓋を閉じ
ることにより、上部ブラシの軸端部に軸着されたギア
が、下部ブラシの軸端部に軸着されたギアと噛合って両
方のブラシが駆動連結されるように構成されている。
このように構成されていることにより、ホースの口金
を機外へ出した状態で上蓋を閉めてホースの端部を上下
のローラ間とブラシ間とに狭持させたのち、モータを始
動すると、ローラで送られるホースは、上下のブラシで
洗浄されて排出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のホース洗浄装置は、
ブラシやローラが筐体内とこの筐体に枢支された上蓋内
に収納されており、かつ上蓋の反枢支側に回転駆動装置
としてのギア郡で駆動連結されているので、部品点数が
多く製作費が嵩み、また、上蓋を開閉するたびに上蓋側
のギアと筐体側のギアとが大きく離間した状態から噛合
連結されることになるので、これらギアの歯先同士が当
って破損するおそれがあるために、設計上好ましくな
い。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために本発明では、筐体の
上端開口部に下部ローラと下部ブラシとを並設し、かつ
筐体の開口端縁に開閉自在に枢支された上蓋の下端開口
部に下部ローラに対応する上部ローラと前記下部ブラシ
に対応する上部ブラシとを並設し、筐体内に設けたモー
タ側の駆動スプロケットと下部ローラ軸端のスプロケッ
トとの間にチェーンを張架して第1動力伝達径路を構成
するとともに、下部ブラシ側の従動スプロケットとこの
下部ブラシ側の従動スプロケットと軸心が逆三角形状を
なすように筐体の上部に配設した一対のアイドラスプロ
ケットとの間にチェーンを張架して第2動力伝達径路を
構成し、上部ブラシの軸端部に、前記上蓋を閉じること
により一対のアイドラスプロケット間のチェーンと完全
に噛会うスプロケットを設け、かつ第1動力伝達径路と
第2動力伝達径路とをギアで連結した。
〔作用〕
ホースの洗浄に際しては、ホースの口金を機外へ出し
た状態で上蓋を閉めてホースの端部を上下のローラ間と
上下のブラシ間とに狭持させたのち、モータを始動する
と、モータ軸の回転はチェーンとギアとによって上下の
ローラと上下のブラシとに伝達されてこれからが回転す
るので、上下のローラで送られるホースは上下のブラシ
と水とで充分に洗浄されて排出される。
洗浄後は、上蓋を開くと上下のブラシおよび上下のロ
ーラが離間するので、このあと、ホースの残部を機外に
抜くことにより、洗浄作業が終わる。
〔実施例〕
第1図ないし第13図は本発明に係るホース洗浄装置の
実施例を示し、第1図はその正面図、第2図は第1図の
II視側面図、第3図は第1図のIII視側面図、第4図は
第1図の上蓋を除いて示す平面図、第5図は洗浄液噴射
ノズル近傍の一部破断側面図、第6図は動力伝達径路を
説明するために示す洗浄部の概要正面図、第7図は変速
機構の要部断面図、第8図はモータ停止機構の要部断面
図、第9図は上部ローラの支持構造を示す要部断面図、
第10図は第9図上部のX視側面図、第11図は第10図のXI
視一部破断仰視図、第12図はシーケンス回路図、第13図
は本発明の他の実施例を第6図に対応して示す図であっ
て動力伝達径路を説明するために示すホース洗浄機の一
部破断正面図である。
図において、ホース洗浄装置1の本体2は、直方形筐
体に形成された筐体3とその上部開口端に蝶番4で開閉
自在に枢支された上蓋5とを備えており、筐体3の下端
にはこれを移動するときに転動する4個のキャスタ6が
装着されている。7は上蓋5を開くときにフックを外す
ための把手である。8は直方形箱状に形成され1隅を筐
体3の下端部に蝶番で回動自在に枢支されたホース収納
箱であって、使用時には第1図に実線で示すように倒伏
させて本体2外へ引出し、非使用時には鎖線で示すよう
に起立させて本体2内へ収納するように構成されてい
る。9は使用時に床へ着地させてホース収納箱8を水平
姿勢を保持させる脚である。ホース収納箱8の内部に
は、複数個のホース受けローラ10が、円弧状をなして配
設されており、これから洗浄するホースが巻かれたホー
ス巻体11をこのホース受けローラ10上に立てて載置する
ように構成されている。
筐体3の上端部には、固定アーム13に支持されホース
巻体11から巻戻されるホース12を筐体3内へ案内するガ
イドローラ14が、ホース送入口15に近接して回転自在に
設けられており、また筐体3の他方の開口端部には、筐
体3から排出されるホース12を支承して垂直姿勢に変向
させる台16が、蝶番17とリンク18とに支持されて折畳み
自在に設けられている。筐体3の内部には、後述するホ
ース洗浄用のブラシとローラとを駆動するモータ19が収
納されている。
そこで、洗浄用のブラシとローラおよびその回転駆動
装置について説明する。筐体3の上端開口部には、両側
の側板20aと底板20bとで上方へ開口する箱状に形成され
たダクト20が収納されており、このダクト20の前後の側
板20aには、回転軸と多数の植毛とからなる一対の回転
ローラ式下部ブラシ21,22と、下部ローラ23とが、ガイ
ドローラ14と台16との間に位置して軸支されている。ま
た、上蓋5内に固定されたケース24の内側板24aには、
下部ブラシ21,22と同様に形成された上部ブラシ25,26
と、下部ローラ23と同様に形成された上部ローラ27と
が、上蓋5が閉塞された状態での下部ブラシ21,22と下
部ローラ23との真上に位置して回転自在に軸支されてい
る。そして、上蓋5を閉めることにより上部ブラシ25,2
6が下部ブラシ21,22に毛を交わらせて対接するととも
に、上部ローラ27は第9図ないし第11図に示す支持構造
によって支持される。すなわち、ケース24の側板24aに
設けられた矩形状の溝24bには、ガイドプレート28と、
これにねじ止めされて上部ローラ27の端軸を回転自在に
軸支する軸受ホルダ29とが、面取り部を嵌合させて上下
動自在に支持されており、軸受ホルダ29と、内側板24a
にボルト止めされたばね受け30との間には、軸受ホルダ
29を下方へ付勢する圧縮コイルばね、31が介装されてい
る。こうすることにより上部ローラ27の周面はダクト側
板20aに軸受ホルダ32を介して軸支された下部ローラ23
の周面に圧接されている。33は軸受ホルダ29の下降端限
を規制するストッパである。また、第4図において符号
34で示すものは、下部ブラシ21と下部ローラ23との間に
回転自在に軸支されてホース12の走行を案内するガイド
ローラである。
そこで、筐体3の側板3aとダクト20の側板20aとの間
の空間部内に設けられたブラシ21、22,25,26とローラ2
3,27との回転駆動装置について説明する。なお、第6図
では点線で示される筈の駆動装置を、説明の都合上実線
で示している。下部ブラシ21と下部ブラシ22とは、その
軸端部のスプロケット35,36に張架されたチェーン37に
よって駆動連結されており、また、上部ブラシ25と上部
ブラシ26とは、その軸端部のスプロケット38,39に張架
されたチェーン40によって駆動連結されている。一方、
前記モータ19のモータ軸と下部ローラ23の端軸およびア
イドラ軸63には、スプロケット41,42,43がそれぞれ軸着
されており、また、下部ブラシ21の端軸には、スプロケ
ット44が軸着されている。さらに、ダクト20の開口周縁
に形成された平面20cには、アイドラスプロケット45,46
がブラケットを介して支持されており、スプロケット4
1,42,43間、およびスプロケット44とアイドルスプロケ
ット45,46との間には、チェーン47,48がテンショナ49,5
0により張力を付与されてそれぞれ張架されている。ま
た、上部ブラシ25の端軸には、スプロケット51が軸着さ
れており、このスプロケット51は、上蓋5を閉めたとき
に、テンショナ50で緊張されたチェーン48と完全に噛合
って回転駆動されるように構成されている。さらに、ス
プロケット43が軸着されたアイドラ軸と下部ブラシ21の
端軸とには、互いに噛合うギア52,53がそれぞれ軸着さ
れている。このようにチェーン47,48が張架されている
こととギア52,53が噛合っていることとにより、上下の
ブラシ25,26,21,22は、その外周周回方向がホース12の
走行方向と逆方向となるように設定されている。なお、
上蓋5を開いたときには、図示しないマイクロスイッチ
によりモータ19が停止するとともに、図示しないステー
ダンパによる上蓋5の開口角度の設定によりスプロケッ
ト51とチェーン48との噛合が完全に外れ切らないように
構成されている。
第7図において、下部ローラ23の端軸23aには、変速
ギア60が、これにねじ止めされたストッパプレート61と
ともにキー固定されており、下部ローラ23の端軸23aと
前記スプロケット42との間には、回転を一方向へのみ伝
達する周知の一方向クラッチ62が、内輪62aと外輪62bと
を、端軸23aとスプロケット42とにそれぞれ固定されて
介装されている。また、前記アイドラスプロケット43が
回転自在に嵌装されたアイドラ軸63上には、前記ギア53
と一体に噛合う前記ギア52が回転自在に嵌合固定されて
おり、さらにアイドラ軸63には、アーム65が軸受66を介
して揺動自在に枢支されている。67はストッパプレート
68とともに軸受69を介してピン70でアーム65の遊端部に
回転自在に枢着された遊星ギアであって、ギア52と噛合
っており、また、アーム65を揺動させることにより、遊
星ギア67が変速ギア60と噛合,非噛合となるように構成
されている。第4図,第6図に符号71で示すものは操作
レバーであって、前記レバー65との間をロッド72で連結
されており、操作レバー71を第6図に実線と鎖線とで示
すように揺動操作することにより、アーム65が揺動し
て、遊星ギア67が変速ギア60と噛合,非噛合となるよう
に構成されている。こうすることにより、遊星ギア67と
変速ギア60とを非噛合にした状態で、モータ19が回転し
てスプロケット42,43とギア52とに、伝達されると、遊
星ギア67が空転し、また、スプロケット42の回転が一方
向クラッチ62を介して下部ローラ23に伝達される。ここ
でアーム65を回動操作して遊星ギア67を変速ギヤ60と噛
合わせたのち、モータ19を回転させると、モータ19から
ギア52に伝達された回転は、遊星ギヤ67を介して変速ギ
ア60に伝達されるように構成されている。
このとき、モータ19側から伝達されるスプロケット42
の回転速度よりも、変速ギア60の回転速度の方が速いこ
とにより、下部ローラ23はこの速い速度で回転し、スプ
ロケット42は空転する。73は操作レバー71とダクト20の
側板20aとの間に張架された圧縮コイルばねであって、
操作レバー71はダクト20の側板21aに固定された案内板7
4の長孔に挿入されており、回動の途中で死点越えする
操作レバー71は、両回動端限において圧縮コイルばね73
のばね力で固定されるように構成されている。
そして、本装置においては例えば上記ブラシ25,26間
の上方と、上部ブラシ25,26の側方と、下部ブラシ21,22
の側方および下部ブラシ21,22間の下方とに、これらブ
ラシ25,26,21,22方向へ開口する複数個のノズル孔を有
するノズル管80,81,82,83がブラシ25,26,21,22の軸方向
に延在して支架されており、また、ノズル管84,85は1
箇所に集められて電磁ポンプ85aを備えた配管85bにより
タンク86に接続されている。そしてタンク86内には洗浄
液が入れられており、電磁ポンプ85aが運転されること
により、タンク86内の洗浄液がノズル管84,85から噴出
して上下のブラシ25,26,21,22に向って噴射されるよう
に構成されている。なお、ノズル管80,81,82,83は給水
源に接続された注水管である。
次に洗浄用ホース12の巻尻側コネクタ金具が前記ガイ
ドローラ14を通過する洗浄終了時にモータ19を停止させ
るストップ機構を説明する。すなわち、ガイドローラ14
の上方には、L字状に形成された一対のアーム87が、上
蓋5の側板に軸88で回動自在に枢着されており、これら
アーム87の遊端部には、ストップローラ89が軸支されて
いる。90は接点をアーム87の遊端部に対向させ上蓋5側
に固定されてモータ19に電気接続されたマイクロスイッ
チであって、常時はストップローラ89の自重でアーム87
が図の時計方向へ回動してその遊端部で接点を押されて
おり、モータ19を回転可能な状態にするように構成され
ている。また、ストップローラ89とガイドローラ14との
間をホース終端のコネクタ金具が通過すると、アーム87
が図の反時計方向に回動してその遊端部がマイクロスイ
ッチ90の接点から離間し、モータ19が停止するように構
成されている。91はアーム87の遊端側に設けられ上蓋5
内のケース24に当接することによりアーム87の時計方向
への回動限を規制するストッパである。
第12図のシーケンス回路図において、92は洗浄作業開
始時に回路を閉じるスタートスイッチ93は電磁ポンプ85
aを作動させる電磁ポンプ用スイッチ、94は給水配管を
開閉する電磁バルブ、95は洗浄作業の終了を知らせるブ
ザー、96は漏電ブレーカ、97は洗浄液の噴射を間欠的に
行わせるタイマ、98はスイッチングレギュレータ、99は
上蓋開放時のリミットスイッチ、100はホース洗浄終了
時のリミットスイッチである。
以上のように構成されたホース洗浄装置の動作を説明
する。まず、ホースの汚れ度がひどくてその送り速度を
遅くしたい場合には、操作レバー71を揺動操作してアー
ム65を第7図に示すように回動させ、遊星ギア67と変速
ギア60と噛合を解いておく。洗浄作業を行う場合には、
ホース収納箱8を第1図に鎖線で示す格納状態から、実
線で示す位置へ回動させて脚9を着地させたのち、ホー
ス巻体11を立てた状態でホース受けローラ10上に載置す
る。そして、上蓋5を開いた状態でホース12始端のコネ
クタ金具を持ってこのホース12の巻尻をストップローラ
89とガイドローラ14との間に通したのち、下部ブラシ2
1,22,ガイドローラ34,下部ローラ23を経て台16に導き、
先端のコネクタ金具を台16から垂下させる。そして、上
蓋5を閉めると、ホース12を介し上部ブラシ25,26と下
部ブラシ21,22とが毛を交わらせて対接するとともに、
上部ローラ27は圧縮コイルばね31により下部ローラ23に
圧接される。また、スプロケット51はアイドラスプロケ
ット45,46間のチェーン48に圧接されて完全に噛合う。
こうして準備したのち、押ボタン92を押してモータ19
を始動すると、モータ19の回転はスプロケット42とアイ
ドラ軸63上のスプロケット43とギア52とに伝達されるの
で、遊星ギア67を空転させなら、スプロケット42の回転
が一方向クラッチ62を介して下部ローラ23に比較的低速
度で伝達されるとともに、ギア52と噛合うギア53を介し
チェーン37によって下部ブラシ21,22が回転し、チェー
ン48と噛合うスプロケット51を介しチェーン40により上
部ブラシ25,26も回転する。また下部ローラ23に圧縮コ
イルばね31で圧接された上部ローラ27も回転する。した
がって上下のローラ27,23の回転によりホース12が引出
され、ホース巻体11がホース受けローラ10上を摺動しな
がら回動する。引出されたホース12は回転する上下のブ
ラシ25,26と21,22との間を通過して洗浄される。このと
き、上下のブラシ25,26,21,22は、その外周周回方向が
ホース12の走行方向と逆方向になるように回転している
ので、ホースがよく洗浄される。またこのときモータ19
の回転と同時にリレーを介して電磁ポンプ85aと電磁バ
ルブ94とが作動し、給水源からの水がノズル管80,81,8
2,83から噴出されるとともに、タンク86内の洗浄液がタ
イマ97の作用でノズル管84,85から間欠的に噴出してブ
ラシ25,26,21,22とホース12とにかけられるので、ホー
スは充分に洗浄される。洗浄されたホース12は、台16を
経て排出される。ホース12の搬送中は、ストップ機構の
アーム87がストップローラ89の自重で回動していてその
遊端部でマイクロスイッチ90の接点を押しているので、
モータ19を回転可能な状態にしている。このとき、アー
ム87はストッパ91によって回動限を規制されているの
で、マイクロスイッチ90の接点を押し過ぎることがな
い。ストップローラ89とガイドローラ14との間をホース
終端のコネクタ金具が通過すると、アーム87が図の反時
計方向へ回動してその遊端部がマイクロスイッチ90の接
点から離間し、モータ19が停止する。この場合アーム87
が急激に回動しても、その遊端部がマイクロスイッチ90
の接点から離間する方向であるから、マイクロスイッチ
90が損傷することがない。モータ19が停止すると、上蓋
5を開き、機内にあるホース12の残部を機外へ抜くこと
により洗浄作業が終了する。洗浄作業終了後は、上蓋5
を閉じたのち、ホース収納箱8を回動させて第1図に鎖
線で示すように本体2内へ収納し、また台16を折り畳
む。そしてキャスタ6を転動させてホース洗浄装置1を
倉庫の隅などへ移動させる。
次に、ホースの汚れ度がひどくなくてこれを高速で搬
送したい場合には、回動レバー71を揺動操作してアーム
65を回動させ、遊星ギア67を変速ギア60と噛合わせたの
ち、モータ19を回転させると、モータ19からギア52に伝
達された回転は、遊星ギア67を介して変速ギヤ60に伝達
される。このとき、モータ19側から伝達されるスプロケ
ット42の回転速度よりも、変速ギア60の回転速度の方が
速いことにより、下部ローラ23はこの速い速度で回転
し、スプロケット42は空転する。すなわち、ホース12を
高速度で搬送しながら洗浄することができる。
第13図に示す本発明の他の実施例においては、前記実
施例に設けられていた作業速度の変速機構が設けられて
いない例であって、その他の構成および作用効果は前記
実施例と同じであるからその説明を省略する。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように本発明によればホー
ス洗浄装置において,筐体側に並設した下部ローラ,下
部ブラシと、これらに対応して上蓋側に並設した上部ロ
ーラ,上部ブラシと、筐体内モータ軸側スプロケット,
下部ローラ側スプロケット間に張架したチェーンとで第
1動力伝達径路を構成し、下部ブラシ側スプロケットと
その上方に配設した一対のアイドラスプロケットおよび
これらに張架したチェーンとで第2動力伝達径路を構成
してこれら両動力伝達径路をギアで連結したことによ
り、第1動力伝達径路にかかる過負荷が第2動力伝達装
置に作用することがないので、アイドラスプロケットや
これらスプロケット間に噛合う上部スプロケット軸端の
スプロケットを支持する部材が破損することがなく、耐
久性が向上する。また、上蓋を閉じることにより両アイ
ドルスプロケット間のチェーンと上部ブラシ軸端のスプ
ロケットとが完全に噛合うように構成したので、動力伝
達部品の破損事故が発生せず、耐久性と安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本発明に係るホース洗浄装置の実
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は第1図のII
視側面図、第3図は第1図のIII視側面図、第4図は第
1図の上蓋を除いて示す平面図、第5図は洗浄液噴射ノ
ズル近傍の一部破断側面図、第6図は動力伝達径路を説
明するために示す洗浄部の概要正面図、第7図は変速機
構の要部断面図、第8図はモータ停止機構の要部断面
図、第9図は上部ローラの支持構造を示す要部断面図第
10図は第9図上部のX視側面図、第11図は第10図のXI視
一部破断仰視図、第12図はシーケンス回路図、第13図は
本発明の他の実施例を第6図に対応して示す図であって
動力伝達径路を説明するために示すホース洗浄機の一部
破断正面図である。 1……ホース洗浄装置、3……筐体、5……上蓋、11…
…ホース巻体、12……ホース、19……モータ、21,22…
…下部ブラシ、23……下部ローラ、25,26……上部ブラ
シ、27……上部ローラ、41,42,43,44、45、46……スプ
ロケット、47,48……チェーン、51……スプロケット、5
2,53……ギア。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の上端開口部に下部ローラと下部ブラ
    シとを並設し、かつ前記筐体の開口端縁に開閉自在に枢
    支された上蓋の下端開口部に前記下部ローラに対応する
    上部ローラと前記下部ブラシに対応する上部ブラシとを
    並設して、前記筐体側に設けたモータ側の駆動スプロケ
    ットと前記下部ローラ軸端のスプロケットとの間にチェ
    ーンを張架することにより第1動力伝達径路を構成する
    とともに、前記下部ブラシ側の従動スプロケットとこの
    下部ブラシ側の従動スプロケットと軸心が逆三角形状を
    なすように前記筐体の上部に配設した一対のアイドラス
    プロケットとの間にチェーンを張架して第2動力伝達径
    路を構成し、前記上部ブラシの軸端部に、前記上蓋を閉
    じることにより前記一対のアイドラスプロケット間のチ
    ェーンと完全に噛合うスプロケットを設け、かつ前記第
    1動力伝達径路と前記第2動力伝達径路とをギアで連結
    したことを特徴とするホース洗浄装置。
JP5963090A 1990-03-09 1990-03-09 ホース洗浄装置 Expired - Lifetime JP2609553B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101376463B1 (ko) * 2013-05-13 2014-03-19 박광식 디스플레이 장치용 프레임 브러쉬 세정장치

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KR101376463B1 (ko) * 2013-05-13 2014-03-19 박광식 디스플레이 장치용 프레임 브러쉬 세정장치

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