JP2852539B2 - ロックボルト等の把持装置 - Google Patents
ロックボルト等の把持装置Info
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- JP2852539B2 JP2852539B2 JP1262911A JP26291189A JP2852539B2 JP 2852539 B2 JP2852539 B2 JP 2852539B2 JP 1262911 A JP1262911 A JP 1262911A JP 26291189 A JP26291189 A JP 26291189A JP 2852539 B2 JP2852539 B2 JP 2852539B2
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- cylinder
- drifter
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ロックボルトやロッド(以下『ロックボル
ト等』)を把持して回転と打撃を伝達する把持装置に関
するものである。
ト等』)を把持して回転と打撃を伝達する把持装置に関
するものである。
〈従来の技術〉 ロックボルト等の尾端から打撃、回転を与える装置に
対して、ロックボルト等の中間を把持して打撃、回転を
与える構造の装置が開発されている。
対して、ロックボルト等の中間を把持して打撃、回転を
与える構造の装置が開発されている。
この形式であると、尾端からエネルギーを与える形式
の装置に比較して打撃力や回転力がロックボルト等のた
わみによって吸収されるといったロスがなく、作業足場
の設置も容易で迅速な作業が行える、といった長所を有
する。
の装置に比較して打撃力や回転力がロックボルト等のた
わみによって吸収されるといったロスがなく、作業足場
の設置も容易で迅速な作業が行える、といった長所を有
する。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 こうした装置においては、打撃の回転をいかに効率よ
くロックボルト等に伝達するか、またいかに効率良くロ
ックボルト等を把持し続けるか、が重要な点である。
くロックボルト等に伝達するか、またいかに効率良くロ
ックボルト等を把持し続けるか、が重要な点である。
〈本発明の目的〉 本発明はこのような点についてなされたもので、ロッ
クボルト等に効率良く打撃と回転を伝達し得るととも
に、効率良くロックボルト等を把持することができる把
持装置を提供することを目的とする。
クボルト等に効率良く打撃と回転を伝達し得るととも
に、効率良くロックボルト等を把持することができる把
持装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 すなわち本発明は、両端開放の中空ドリフタに装着し
たロックボルト等の把持装置において、軸方向に往復運
動を行いロックボルト等を把持、開放するクサビと、こ
のクサビを出入り自在に収納する収納筒と、クサビより
もロックボルト等の打ち込み方向の先端側の収納筒外周
に嵌合し、ロックボルト等の打ち込み方向と正反対の向
きの力でクサビを押圧するクサビ抑え筒よりなり、クサ
ビの一斜面は、収納筒に形成した打撃伝達斜面に接する
ように、クサビの他の斜面は、クサビ抑え筒に形成した
把持力伝達斜面に接するように、組み合わせ、クサビの
更に他の面には波形を形成し、ドリフタからクサビに伝
達する打撃力と回転力とが、波形面を介してロックボル
ト等に伝達するように構成した、ロックボルト等の把持
装置である。
たロックボルト等の把持装置において、軸方向に往復運
動を行いロックボルト等を把持、開放するクサビと、こ
のクサビを出入り自在に収納する収納筒と、クサビより
もロックボルト等の打ち込み方向の先端側の収納筒外周
に嵌合し、ロックボルト等の打ち込み方向と正反対の向
きの力でクサビを押圧するクサビ抑え筒よりなり、クサ
ビの一斜面は、収納筒に形成した打撃伝達斜面に接する
ように、クサビの他の斜面は、クサビ抑え筒に形成した
把持力伝達斜面に接するように、組み合わせ、クサビの
更に他の面には波形を形成し、ドリフタからクサビに伝
達する打撃力と回転力とが、波形面を介してロックボル
ト等に伝達するように構成した、ロックボルト等の把持
装置である。
〈本発明の説明〉 以下本発明を詳細に説明する。
〈イ〉全体の構成 本発明の把持装置は、たとえば第3図に示すような方
法で使用する。
法で使用する。
すなわち公知の異形鉄筋を利用したロックボルト等R
の中間を、本発明の把持装置で把持し、この把持装置に
は打撃と回転を発生するドリフタDを一体に接続する。
の中間を、本発明の把持装置で把持し、この把持装置に
は打撃と回転を発生するドリフタDを一体に接続する。
そしてドリフタDの発生する打撃と回転は把持装置を
介してロックボルト等Rに伝達され、その先端にとりつ
けたビットによって岩盤の掘削を行う。
介してロックボルト等Rに伝達され、その先端にとりつ
けたビットによって岩盤の掘削を行う。
ロックボルト等Rは軸方向のリブと、円周方向のリブ
を突設した異形鉄筋であるから、ドリフタDの打撃と回
転はリブを把持した把持装置を介して伝達できる。
を突設した異形鉄筋であるから、ドリフタDの打撃と回
転はリブを把持した把持装置を介して伝達できる。
〈ロ〉ドリフタ ドリフタDは特に両端開放の中空孔を貫通した装置を
使用する。
使用する。
すなわち中空のピストンD1と中空の伝達筒D2よりな
り、この伝達筒D2に対してピストンD1の軸方向の打撃運
動と、モータからの回転運動とが与えられる。
り、この伝達筒D2に対してピストンD1の軸方向の打撃運
動と、モータからの回転運動とが与えられる。
ピストンD1も伝達筒D2も、その中心にはロックボルト
筒Rが自由に貫通できる直径の中空孔を開口してある。
筒Rが自由に貫通できる直径の中空孔を開口してある。
〈ハ〉把持装置 把持装置は中空のクサビ収動筒1と、その周囲を包囲
する外筒2によって構成する。
する外筒2によって構成する。
1)クサビ収納筒 クサビ収納筒1は、第2図に示すような中空筒体であ
り、内部の一部だけはねじを刻設したねじ部12として構
成する。
り、内部の一部だけはねじを刻設したねじ部12として構
成する。
このクサビ収納筒1を、外筒2の中心孔の内部に、相
互に摺動、回転自在に挿入する。
互に摺動、回転自在に挿入する。
そして収納筒1の周囲には筒の軸方向と平行に斜溝11
を複数本刻設して内部の中空孔に貫通する。
を複数本刻設して内部の中空孔に貫通する。
この斜溝11と四周の壁面の内、特にドリフタD側の壁
面は、ビット側に向けて内向きに形成した斜面であり、
これを打撃伝達斜面11Xとして構成する。
面は、ビット側に向けて内向きに形成した斜面であり、
これを打撃伝達斜面11Xとして構成する。
斜溝11のビット側の壁面は、ドリフタD側に向けて外
向きに形成した斜面であり、これを把持力伝達斜面11Y
として構成する。
向きに形成した斜面であり、これを把持力伝達斜面11Y
として構成する。
2)クサビ板 このクサビ収納筒1と斜溝11には、クサビ板3を収納
する。
する。
このクサビ板3は、少なくとも2辺の斜面、すなわち
打撃伝達斜面3Xと、把持力伝達斜面3Yとを有し、他の1
辺がロックボルト等Rの表面を拘束する拘束面3Zとなる
ような形状に構成してある。
打撃伝達斜面3Xと、把持力伝達斜面3Yとを有し、他の1
辺がロックボルト等Rの表面を拘束する拘束面3Zとなる
ような形状に構成してある。
打撃伝達面3Xは、クサビ板3を所定の位置にセットし
たときに、ドリフタDの方向に外側向きに位置位置する
斜面である。
たときに、ドリフタDの方向に外側向きに位置位置する
斜面である。
把持力伝達斜面3Yは、その時に、ビットの方向に内側
向きに位置する斜面である。
向きに位置する斜面である。
3)くさび抑え筒 外筒3の内部には、クサビ抑え筒4を、外筒2の中心
軸方向に移動自在に設置する。
軸方向に移動自在に設置する。
このクサビ抑え筒4の中心の貫通孔の内径は、クサビ
収納筒1と外径に等しく、その外周面をスライド自在で
ある。
収納筒1と外径に等しく、その外周面をスライド自在で
ある。
このクサビ抑え筒4と、外筒2とによってジャッキを
構成し、外筒2と外部から供給する圧力油によって、ク
サビ抑え筒4の摺動を行う。
構成し、外筒2と外部から供給する圧力油によって、ク
サビ抑え筒4の摺動を行う。
クサビ抑え筒4のドリフタD側の内側面は、ドリフタ
D側に向けラッパ状に内径を拡大して斜面を形成する。
この斜面をクサビ抑え斜面41とする。
D側に向けラッパ状に内径を拡大して斜面を形成する。
この斜面をクサビ抑え斜面41とする。
このクサビ抑え斜面41を、クサビ板3の把持力伝達斜
面3Yに接触させる。
面3Yに接触させる。
〈ニ〉ドリフタと把持装置の結合 ドリフタDの打撃と回転を出力する伝達筒D2を、把持
装置のクサビ収納筒1とねじ部12にねじ込んで取り付け
る。
装置のクサビ収納筒1とねじ部12にねじ込んで取り付け
る。
一方、ドリフタDの本体(運動しない部分)と、把持
装置の外筒2とを接続する。
装置の外筒2とを接続する。
したがって、運動しない外筒2の内部で、クサビ収納
筒1、クサビ板3、およびクサビ抑え筒4が回転と軸方
向の前後動を繰り返すことになる。
筒1、クサビ板3、およびクサビ抑え筒4が回転と軸方
向の前後動を繰り返すことになる。
〈本発明の作動〉 以下本発明の作動を詳細に説明する。
〈イ〉打撃と回転の伝達 ドリフタDの打撃運動と回転運動は、クサビ収納筒1
を介してクサビ板3に伝達する。
を介してクサビ板3に伝達する。
特にドリフタDの打撃運動は、打撃伝達斜面3X、11X
を介して伝達し、ロックボルト等Rに軸方向の運動と、
円周方向の運動を発生させる。
を介して伝達し、ロックボルト等Rに軸方向の運動と、
円周方向の運動を発生させる。
〈ロ〉把持力の伝達 外筒2と外部からの油圧の操作によって、クサビ抑え
筒4がドリフタD側に移動する。
筒4がドリフタD側に移動する。
この運動によって、クサビ抑え筒4とクサビ抑え斜面
41がクサビ板3の把持力伝達斜面3YをドリフタD側に押
しつける。
41がクサビ板3の把持力伝達斜面3YをドリフタD側に押
しつける。
その力の分力が、クサビ板3を外周から締め付ける力
となり、ロックボルト等Rの把持力となる。
となり、ロックボルト等Rの把持力となる。
〈本発明の効果〉 本発明は上記したような構造であるから、次のような
効果を達成することができる。
効果を達成することができる。
〈イ〉打撃伝達面を、打撃力の方向に対して交差する角
度に構成してある。
度に構成してある。
したがって軸方向の打撃力の分力をロックボルト等の
把持力として伝達することができる。
把持力として伝達することができる。
〈ロ〉把持力伝達面を、把持力の作用方向に対して交差
する角度に構成してある。
する角度に構成してある。
したがって軸方向に作用する把持力の分力を、ロック
ボルト等の把持力として有効に伝達することができる。
ボルト等の把持力として有効に伝達することができる。
第1図:本発明の要部の断面図 第2図:クサビ収納等の斜視図 第3図:使用状態の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松沢 邦彦 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重 工業株式会社相模原製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−31526(JP,A) 特開 平1−318687(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21C 9/00 E21D 20/00
Claims (1)
- 【請求項1】両端開放の中空ドリフタに装着したロック
ボルト等の把持装置において、 軸方向に往復運動を行いロックボルト等を把持、開放す
るクサビと、 このクサビを出入り自在に収納する収納筒と、 クサビよりもロックボルト等の打ち込み方向の先端側の
収納筒外周に嵌合し、ロックボルト等の打ち込み方向と
正反対の向きの力でクサビを押圧するクサビ抑え筒とよ
りなり、 クサビの一斜面は、収納筒に形成した打撃伝達斜面に接
するように、 クサビの他の斜面は、クサビ抑え筒に形成した把持力伝
達斜面に接するように、組み合わせ、 クサビの更に他の面には波形を形成し、 ドリフタからクサビに伝達する打撃力と回転力とが、 波形面を介してロックボルト等に伝達するように構成し
た、 ロックボルト等の把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262911A JP2852539B2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | ロックボルト等の把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262911A JP2852539B2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | ロックボルト等の把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03125788A JPH03125788A (ja) | 1991-05-29 |
JP2852539B2 true JP2852539B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17382321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1262911A Expired - Lifetime JP2852539B2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | ロックボルト等の把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852539B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017063692A1 (en) | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Sandvik Intellectual Property Ab | Extendable apparatus, drill head, and method |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0733758B2 (ja) * | 1988-06-20 | 1995-04-12 | 三菱重工業株式会社 | 穿孔ロツドのクランプ・回転装置 |
-
1989
- 1989-10-11 JP JP1262911A patent/JP2852539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03125788A (ja) | 1991-05-29 |
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