JPH0725091U - ボルト把持装置 - Google Patents

ボルト把持装置

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Publication number
JPH0725091U
JPH0725091U JP6726293U JP6726293U JPH0725091U JP H0725091 U JPH0725091 U JP H0725091U JP 6726293 U JP6726293 U JP 6726293U JP 6726293 U JP6726293 U JP 6726293U JP H0725091 U JPH0725091 U JP H0725091U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
hydraulic chamber
gripping device
bolt
inner cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP6726293U
Other languages
English (en)
Inventor
茂夫 国分
澄男 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH0725091U publication Critical patent/JPH0725091U/ja
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  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】強力な回転、打撃を伝達するに際して、部品相
互の衝突や磨耗を避け、破損や摩擦による焼き付けを生
じることのないボルト把持装置を提供することを目的と
する。 【構成】貫通型ドリフターにおいて、ボルトを把持する
把持装置であって、把持装置は内筒と外筒と中筒と分割
筒とより構成し、筒体相互の衝突面には各々油圧室を介
在させ、内筒と外筒との間の第1油圧室の断面積Aと、
内筒と中筒との間の第2油圧室の断面積Bと、外筒と中
筒との間の第3油圧室の断面積Cとにおいて、B>C=
A の関係が成立するように構成した、ボルト把持装置
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は貫通型ドリフターにおけるボルト把持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中央に貫通孔を設け、その貫通孔に異型鉄筋のような周囲に抵抗部分を突設し たボルトを貫通させて把持し、このボルトに回転と打撃を与えて岩盤などにボル トを打ち込む回転打撃装置が存在する。 こうした回転打撃装置における把持部分では、強い打撃力をボルトに伝達しな ければならない。 ところが従来の把持装置では油圧室を形成する場合に、外筒と内筒とがネジ接 続によって締結されたプレートで固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
そのために内筒のネジ部が、油圧力の加わった状態で打撃をうけるために破損 する場合が多かった。 また内筒と外筒の端面が摩擦によって焼き付いてしまう事故も発生した。
【0004】
【考案の目的】
本考案は上記の目的を達成するためになされたもので、内筒のネジ部に破損が 生じることがなく、摩擦による焼き付けも生じることのないボルト把持装置を提 供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
すなわち本考案は、貫通型ドリフターにおいて、ボルトを把持する把持装置で あって、把持装置は内筒と外筒と中筒と分割筒とより構成し、内筒と分割筒とは 斜面によって接触し、中筒の移動によって、分割筒と内筒の斜面の接触程度を調 整し、内筒と外筒との衝突面、外筒と中筒との衝突面、および内筒と中筒との衝 突面には各々油圧室を介在させ、内筒と外筒との間の第1油圧室の断面積Aと、 内筒と中筒との間の第2油圧室の断面積Bと、外筒と中筒との間の第3油圧室の 断面積Cとにおいて、 B>C=A の関係が成立するように構成した、ボルト 把持装置である。
【0006】
【考案の構成】
以下図面を参照しながら本考案のボルト把持装置について説明する。
【0007】 <イ>貫通型ドリフター 本考案の対象とする把持装置は、図2に示すように、貫通型ドリフターDにお いてボルト5を把持する把持装置Hに関するものである。 これはガイドセルG上を移動し、回転と打撃を発生するドリフターDを使用し 、ドリフターDのシャンクロッド6の貫通孔に異型鋼棒のようなボルト5を挿入 して把持し、このボルト5に回転と打撃を与えて岩盤などに直接貫入させる装置 である。
【0008】 <ロ>内筒1 このドリフターDは、内筒1と外筒3、および両者の間に位置する中筒2とに よって構成する。 内筒1は中央に、ボルト5の直径よりも多少大きい直径の貫通孔を有する筒体 である。 そして内筒1の一端の内面にはすり鉢状に斜面14を形成し、中央付近の内面 には内環11を突設する。この内環11の内径はほぼボルト5の直径に等しく形 成する。 一方内筒1の外部には、その中央付近の外周には外環12を鍔状に突設し、さ らに他端の外周にはストッパー13を、やはり鍔状に突設する。
【0009】 内筒1の斜面14には、複数に分割した形状の分割筒4を配置する。この分割 筒4は内面は円弧状、外面は斜面状に形成した筒体を複数に分割した形状の部材 である。 そしてこの分割筒4の斜面41と、内筒1の斜面14とを接触した状態で配置 する。 したがって分割筒4を、内筒1の貫通孔の内側に押し込めば、分割筒4の内径 が収縮しボルト5を強固に把持することになる。
【0010】 <ハ>中筒 中筒2はその内径が内筒1の外径と等しく、内筒1の斜面14側の端において 、その外部に嵌合する筒体である。 そして中筒2の一端には中筒内環21を突設する。この中筒内環21の内径は 、ボルト5の外径とほぼ等しく形成する。 鍔状に内向きに突設した中筒内環21の内面は、分割筒4の一端に当接するよ うに配置する。 中筒2の他端の外側には、中筒外環22を鍔状に突設する。 この中筒外環22の端面と、内筒1の外環12の端面とが接触する位置に、第 2油圧室Bを形成する。
【0011】 <ニ>外筒3 外筒3は内筒1、および中筒2の外部に嵌合する筒体である。 この外筒3の内径は、中筒2の中筒外環22の外径に等しく構成する。 そしてこの外筒3の内側には、基端側と先端側に内環を突設する。 すなわち基端側内環31と、先端側内環32である。 基端側内環31の内径は内筒1の外径に等しく、先端側内環32の内径は、中 筒2の外径に等しく構成する。 この外筒3は、内筒1のストッパー13よりも先端側に配置する。 以上のように外筒3は内筒1、および中筒2の外周に嵌合して回転自在である から、外筒3にポートを開口してスイーベルとして機能させることができる。
【0012】 <ホ>油圧室の配置 以上の構成の結果、外筒3の基端側内環31と、内筒1の外環12との接触面 の間には第1油圧室Aが形成される。 また外筒3の先端側内環と、中筒2の中筒2外環との接触面の間には第3油圧 室Cが形成される。 また前記したように内筒1の外環と、中筒2の外環との接触面の間には第2油 圧室Bが形成される。 そして第2油圧室Bと第3油圧室Cとの間はオリフィスDによって連結する。 各油圧室の位置には、外筒3にポートを開口し、内筒1、中筒2の回転に関わ りなく圧力油を供給する。
【0013】 <ホ>油圧室の断面積の関係 以上の3か所の油圧室の断面積の間には次のような関係を形成する。 すなわち、内筒1と外筒3との間に形成した第1油圧室Aの断面積Aと、外筒 3と中筒2との間に形成した第2油圧室Bの断面積Bと、内筒1と中筒2との間 に形成した第3油圧室Cの断面積Cとにおいて、 B>C=A の関係が成立するように構成するものである。
【0014】
【作動】
次に作動に付いて説明する。 <イ>回転と打撃の伝達 シャンクロッド6に発生する回転と打撃は内筒1の斜面14を介して分割筒4 に伝達する。すると分割筒4が把持しているボルト5に回転と打撃が伝達する。 この回転と打撃によって削孔を行うことができる。 この場合に内筒1の前進、後退運動はすべて油圧室を介して中筒2、および外 筒3の壁面に伝達するものであり、直接に部品の壁面相互が接触して衝撃を伝達 することがない。
【0015】 <ロ>第1油圧室 内筒1と外筒3との間の第1油圧室Aには第2、3油圧室B,Cの高い油圧と 同じ圧力の油を収納してある。 そしてシャンクロッド6が戻る場合にこの油圧室の圧力油が外筒3をシャンク ロッド6側に戻す作用を行う。
【0016】 <ハ>第2油圧室 この油圧室Bの断面積が最大に構成してあるから、加圧されると中筒2をシャ ンクロッド6とは反対側へ移動させる作用をする。 その結果、分割筒4を開放することになる。
【0017】 <ニ>第3油圧室 この油圧室Cと第2油圧室Bはオリフィスによって連結している。 この油圧室Cに圧力が作用すると中筒2をシャンクロッド6側へ移動させる。 その結果、分割筒4をボルト5に押し付けて強い把持力を発生する。
【0018】
【考案の効果】
本考案のボルト把持装置は以上説明したようになるから次のような効果を得る ことができる。 <イ>軸方向に繰り返し往復するシャンクロッドの打撃力は、すべて油圧室を介 して他の部材に伝達する。 したがって従来の装置にように、ねじを介して打撃を伝達する部分が存在せず 、直接に金属面が接触面が衝突をすることがなく、部品間の焼き付けや破損が発 生しない。 <ロ>外筒が油圧シリンダーであるとともにスイーベルとして作用する。 したがって別にスイーベルを製造する必要がなく、経済的である。 <ハ>従来の装置のように、さらに別にスイーベルを設ける必要がないから、全 体の寸法を小さくすることができ、軽量化をはかることができる。 <ニ>形状が小さく、小型になればトンネル内のような狭い空間における作業の 効率が向上するとともに、製造価格を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボルト把持装置の断面図
【図2】全体の説明図

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通型ドリフターにおいて、ボルトを把持
    する把持装置であって、 把持装置は内筒と外筒と中筒と分割筒とより構成し、 内筒と分割管とは斜面によって接触し、 中筒の移動によって、分割筒と内筒の斜面の接触程度を
    調整し、 内筒と外筒との衝突面、外筒と中筒との衝突面、および
    内筒と中筒との衝突面には各々油圧室を介在させ、 内筒と外筒との間の油圧室の断面積Aと、内筒と中筒と
    の間の油圧室の断面積Bと、外筒と中筒との間の油圧室
    の断面積Cとにおいて、 B>C=A の関係が成立するように構成した、 ボルト把持装置
JP6726293U 1993-10-12 1993-10-12 ボルト把持装置 Pending JPH0725091U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6726293U JPH0725091U (ja) 1993-10-12 1993-10-12 ボルト把持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6726293U JPH0725091U (ja) 1993-10-12 1993-10-12 ボルト把持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0725091U true JPH0725091U (ja) 1995-05-12

Family

ID=13339874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6726293U Pending JPH0725091U (ja) 1993-10-12 1993-10-12 ボルト把持装置

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JP (1) JPH0725091U (ja)

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