JPH0468200A - 回転打撃伝達ロックボルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 〈従来の技術〉 従来のロックボルトは、その尾端を把持したドリフタに
よって回転と打撃の二種類の運動を先端まで伝達して削
孔を行っている。

ところが最近はロックボルトの尾端ではな（その中間を
把持して同様に回転と打撃を伝達する工法、装置が開発
されている。

この中間把持方式であると、長いロックボルトであって
も自由な位置を把持できるから、回転打撃エネルギーの
損失が少な（、斜面での作業でも足場が不要である、と
いった多くの特徴を備えている。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 ところがそうしたボルトは、回転も打撃も伝達できるよ
うな特殊な形状であることが要求される。

そのために特殊な外形のボルトが必要となり、ボルト製
造費が高価になってしまうという問題があった。

〈本発明の目的〉 本発明はそのような問題を改善するためになされたもの
で、中間把持方式の貫通型ドリフタに使用するロックボ
ルトであって、しかも特殊な外形の加工を施す必要のな
いボルトを提供することを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 すなわち本発明は、外周の中間を貫通型ドリフタによっ
て把持されて右（または左）回転と軸方向の打撃を伝達
するロックボルトであって、中空のボルトの外周全長に
ロープネジを左（または右）ネジとして形成し、このボ
ルトの一端には雌ねじ孔を形成し、この雌ねし孔の内面
周囲には左（または右）ねじを加工した回転打撃伝達ロ
ックボルトである。

また本発明は、外周の中間を貫通型ドリフタによって把
持されて右（または左）回転と軸方向の打撃を伝達する
ロックボルトであって、中空のボルトの外周全長にロー
プネジを左（または右）ネジ古して形成し、このボルト
の一端には雌ねし孔を形成し、この雌ねじ孔の内面周囲
には左くまたは右）ねじを加工したものであって、外周
に形成する左（または右）ねじを、多数条形成した、回
転打撃伝達ロックボルトである。

〈本発明の説明〉 以下本発明の詳細な説明するが、説明を分かり易す（す
るために鋼棒の外周に左ねじを加工した場合について説
明する。

鋼棒の外周に右ねじを加工する場合は、他のねし加工の
条件がすべて逆になるだけであって作用、効果は同一で
あるから説明を省略する。

〈イ〉ボルトの外形 ポルｌ−１は内部を貫通する中空孔２を設けた鋼棒であ
る。

この鋼棒の外周面には、全長にわたって左ねじ３を加工
形成する。

ねしはいわゆるロープネジである。

ロープネジは角部がなく、滑らかな曲線でねじが形成さ
れているため、応力集中が少なく、シたがって破損しか
た（、強度の低下が少ない。

また全体に丸みがあるためにボルトの雄ねじと把持装置
の雌ねじが多少ずれていても、かじる部分が少ないため
に移動しやすく、かつかみ合いやすい。

さらに角部がないために角部で相手方のねじの表面を傷
付けることが少な（、ねじが痛むことがない。

その上、転造による製造が容易であるといった特徴を備
えている。

〈口〉ボルトの端部 ボルト１の一端面にはねし孔４を凹設して形成する。

ねじ孔４の内径は、中空孔２の内径よりも太きい。

そしてこのねじ孔４内面には雌ねじ５を形成する。

この雌ねじ５は、ボルト外周に形成したロープネジと同
様に左ねじとして形成する。

〈ハ〉スイベル ボルト１の一端にはスイベル６取り付ける。

スイベル６は、水や空気の供給ができ、かつ回転が可能
な接続具である。

ただし直接取り付けると回転の吸収はできるが打撃の振
動がスイベル６に伝達して故□障の原因となる。

そこでボルト１とスイベル６との間には打撃吸収ホース
７を介在さぜる。

この打撃吸収ホース７は、一定の長さのホースの両端に
、ねじ筒８を固定したものである。

そして一方のねじ筒８は、ボルト１端のねし孔４の雌ね
じ５にねじ込み可能であり、他方のねじ筒８はスイベル
６とねじ込み可能に構成する。

打撃吸収ホース７の直径は、貫通型ドリフタＤの貫通孔
を通過できる程度に設定する。

この貫通型ドリフタＤとはすでに市販されている装置で
あるが、内部に貫通孔を開口した構造のドリフタである
。

このドリフタＤの貫通孔の周囲には把持部材を装備して
あり、油圧などによって貫通孔に挿入したボルト１を把
持して回転、打撃を伝達する構成を有する。

〈作動〉 次に作動について説明する。

くイ〉接続 ボルト１の先端にはビットを固定し、尾端のねし孔４に
は打撃吸収ホース７の一方のねじ筒８をねじ込む。

さらにこの打撃吸収ホース７の他方のねじ筒８をスイベ
ル６にねじ込む。

そしてボルト１の中間部分を貫通型ドリフタＤて把握し
、貫通型ドリフタＤの回転、打撃をボルト１に伝達する
。

〈口〉ボルトの前進 ボルト１の中間を貫通型ドリフタＤによって把持する。

この貫通型ドリフタＤの把持部は複数のくさび部材によ
って構成する。

くさび部材は、内面にボルト１の左ねじ３と同一形状の
溝を刻設してあり、外面をテーパ状に加工した分割部材
である。

この複数のくさびを、油圧によって締めイ」けることに
よって、把持部はボルトとねじに密着して、摩擦力が増
大して、ボルト１を確実に把持することができる。

そして貫通型ドリフタＤては、ボルト１に右回転を与え
る。

するとボルト１のねしは左ねしであるから貫通型ドリフ
タＤには後退する方向の力が作用する。

しかし貫通型ドリフタＤには重量があって後退しない。

その状態でドリフタＤを掘削側に向けて前進させると、
結果としてボルト１が前進し、先端のビ ット 同時に左ねし３の面を介して打撃が伝達する。

〈ハ〉スイベルの作用 ボルト１の中空孔２を介して先端に冷却水を供給する。

その水をスイベルと打撃吸収ホース７によって中空孔２
内に供給するが、ねじ孔４には左ねじを形成しである。

したがってボルト１の右回転によっても、ボルトと打撃
吸収ホース７との結合が緩むことがない。

〈他の実施例〉 本発明のねしは、前記したように回転と打撃を伝達する
部材として機能している。

為ところが回転を効率良く伝達するためにはねじ山はボ
ルトの中心軸に平行に近い方がよ（、一方打撃を効率良
く伝達るするためにはねじ山は横断状態に近い方が良い
という相反する要求が存在する。

そこで回転と打撃の伝達効率が１．１であると仮定する
と、リート角が４５度付近の場合が効率が良いというこ
とになる。

ところがリード角が４５度では、ピッチが大きくなりす
ぎてしまう。

ピッチが大きすぎる問題は、ボルト１の１回転によって
その前進する距離が大きくなり、打撃力の伝達の効率が
低下してしまう点である。

そこで回転と打撃力という相反する方向の力の伝達効率
を向上させ、ピッチを小さくする方法として、複数条の
ねじを形成する構造を採用することができる。

そうすれば大きいリード角のねしであっても、表面に現
れるピッチを短くすることができ、効率の良い力の伝達
が可能になる。

〈本発明の効果〉 本発明は上記したような構造であるから、次のような効
果を達成することができる。

〈イ〉ポル！・の中間を把持して回転と打撃を伝達する
方式であるため、ボルトの尾端を把持する方式に比較し
て効率のよいエネルギー伝達が可能である。

しかもボルトの外形を特殊な形状に加工する必要がなく
、安価な部材を利用して達成することができる。

〈口〉ボルトの回転によってもスイベルとの取り付けは
常に締まる方向に作用して決して緩むことがない。

〈ハ〉貫通型ドリフタを使用するために、ボルトの終端
が貫通型ドリフタの把持装置を貫通しなければならない
。

したがってもしポル）・端部の接続ねし部がボルトの外
径よりも大きくなると、貫通型ドリフタＤの貫通孔を貫
通できないことになってしまう。

ところが本発明のボルトの取り付は部は、ボルトの直径
よりも小さい雌ねじ孔を開口して接続に利用しているか
らボルトからスイベルまでも貫通型ドリフタＤを貫通す
ることができる。

〈二〉貫通型ドリフタＤ側の取り付は孔が雌ねじである
から、ボルトとボルトとを接続して延長する場合にも、
接触する端面の面積を雄ねじで加工するよりも大きくと
ることができ、力の伝達に有利である。

〈ホ〉大きいリード角のねじを多数条ボルトに形成ずれ
ば、短いピッチによって効率のよい回転と打撃の伝達を
行うことができる。

把持しても回転、打撃力を伝達することができる。

〈ト〉ボルトに形成したのがローブネジであるために、
把持部材の噛み合いが良好であり回転力、打撃力を効率
良く伝達することができる。

【図面の簡単な説明】

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外周の中間を貫通型ドリフタによって把持されて
   右（または左）回転と軸方向の打撃を伝達するロックボ
   ルトであって、 中空のボルトの外周全長にロープネジを左（または右）
   ネジとして形成し、 このボルトの一端には雌ねじ孔を形成し、 この雌ねじ孔の内面周囲には左（または右）ねじを加工
   した 回転打撃伝達ロックボルト
2. （２）外周に形成する左（または右）ねじを、多数条形
   成した、 回転打撃伝達ロックボルト