JPH05187182A - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
- Publication number
- JPH05187182A JPH05187182A JP2160492A JP2160492A JPH05187182A JP H05187182 A JPH05187182 A JP H05187182A JP 2160492 A JP2160492 A JP 2160492A JP 2160492 A JP2160492 A JP 2160492A JP H05187182 A JPH05187182 A JP H05187182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel rod
- rod
- cylinder
- gripping
- steel bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は、シャンクロッド及びシリンダの耐
破損強度を高め、かつ穿孔装置の鋼棒を緩みなく把持し
て回転力と打撃力とを効率よく鋼棒に伝えるクランプ装
置、を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、中空ドリフタ内に貫通させた鋼棒
6を把持するクランプ装置1において、軸方向に鋼棒を
貫通させる貫通孔21を有し、中空ドリフタに一端側が
連結可能なシャンクロッド2と、シャンクロッドの自由
端側の鋼棒の周囲に配置し、鋼棒を把持及び開放できる
ようシャンクロッドと係合する把持ティ−ス3と、把持
ティ−スと係合させてシャンクロッドの自由端側に軸方
向に移動可能に取り付けたシリンダ4とよりなり、シリ
ンダを軸方向に前後動させることにより、把持ティ−ス
を鋼棒に接近または離脱させ、鋼棒を把持及び開放する
よう構成した、クランプ装置である。
破損強度を高め、かつ穿孔装置の鋼棒を緩みなく把持し
て回転力と打撃力とを効率よく鋼棒に伝えるクランプ装
置、を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、中空ドリフタ内に貫通させた鋼棒
6を把持するクランプ装置1において、軸方向に鋼棒を
貫通させる貫通孔21を有し、中空ドリフタに一端側が
連結可能なシャンクロッド2と、シャンクロッドの自由
端側の鋼棒の周囲に配置し、鋼棒を把持及び開放できる
ようシャンクロッドと係合する把持ティ−ス3と、把持
ティ−スと係合させてシャンクロッドの自由端側に軸方
向に移動可能に取り付けたシリンダ4とよりなり、シリ
ンダを軸方向に前後動させることにより、把持ティ−ス
を鋼棒に接近または離脱させ、鋼棒を把持及び開放する
よう構成した、クランプ装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空ドリフタ内に貫通
させた鋼棒を把持するクランプ装置に関するものであ
る。
させた鋼棒を把持するクランプ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】(詳細は特願平2−111755号参
照) 図3のように、ロッドやロックボルト等の鋼棒1を内部
で把持して打撃と回転を与え、これにより穿孔を行う穿
孔装置が開発されている。 <イ>穿孔装置の構造 この装置は主として中空ドリフタfと、このドリフタf
に貫通させた鋼棒aと、この鋼棒aを把持し開放可能に
配置した把持ティ−スbを有し、かつ前記ドリフタfと
連結したクランプ装置Aとにより構成されている。また
把持ティ−スbの鋼棒aを把持する面には嵌合溝iが刻
設され、鋼棒aの外周面に突設されたネジ山hと嵌合し
ている。ドリフタfの回転力を把持ティ−スbに伝達し
て鋼棒aを回転させ、また同時にドリフタfの軸方向の
打撃力を把持ティ−スbを介して鋼棒aに伝達すること
により穿孔を行う。クランプ装置Aは主として把持ティ
−スb、シャンクロッドc、ピストンd、シリンダe、
先端カバ−gにより構成されている。シャンクロッドc
は図4のように中空の管体であり、鋼棒aの貫通孔jと
把持ティ−スbを収納する収納孔qをもつ。把持ティ−
スbは収納孔q内に収納され、鋼棒aを把持する面の反
対側の面はテ−パ−状の外斜面kとなっている。ピスト
ンdはシャンクロッドcに外装した中空の筒体であり、
把持ティ−スb側端部の内面は把持ティ−スbの外斜面
kと係合する内斜面lとなっており、内斜面lと反対側
の面は油圧作用面mである。シリンダeはピストンdの
外周囲に遊嵌状態で装着した中空の筒体であり、油圧流
出入口n及びoをもち、ドリフタfからの回転が伝わら
ないようになっている。先端カバ−gは中空の筒体であ
り、ドリフタfと反対側のシリンダeの開放端をカバ−
する。 <ロ>穿孔方法 油圧流出入口nから油圧室pに圧力を掛けて油圧作用面
mを把持ティ−スb側に押圧し、把持ティ−スbの嵌合
溝iと鋼棒aのネジ山hとを嵌合させ、鋼棒aを把持す
る。次にドリフタfを作動させて回転力と打撃力とを把
持ティ−スbに伝え、把持ティ−スbの把持力によって
これらが鋼棒aに伝わり、鋼棒aにより穿孔が行われ
る。鋼棒aの推進とともに穿孔装置は地山等に接近する
が、このときは把持ティ−スbを開放して装置を後退さ
せ、再び鋼棒aを把持して穿孔を行う。把持ティ−スb
の開放は油圧流出入口oから油圧室pに圧力を掛けて油
圧作用面mを先端カバ−g側に押圧し、把持ティ−スb
の嵌合溝iと鋼棒aのネジ山hとの嵌合を外すことによ
って行う。
照) 図3のように、ロッドやロックボルト等の鋼棒1を内部
で把持して打撃と回転を与え、これにより穿孔を行う穿
孔装置が開発されている。 <イ>穿孔装置の構造 この装置は主として中空ドリフタfと、このドリフタf
に貫通させた鋼棒aと、この鋼棒aを把持し開放可能に
配置した把持ティ−スbを有し、かつ前記ドリフタfと
連結したクランプ装置Aとにより構成されている。また
把持ティ−スbの鋼棒aを把持する面には嵌合溝iが刻
設され、鋼棒aの外周面に突設されたネジ山hと嵌合し
ている。ドリフタfの回転力を把持ティ−スbに伝達し
て鋼棒aを回転させ、また同時にドリフタfの軸方向の
打撃力を把持ティ−スbを介して鋼棒aに伝達すること
により穿孔を行う。クランプ装置Aは主として把持ティ
−スb、シャンクロッドc、ピストンd、シリンダe、
先端カバ−gにより構成されている。シャンクロッドc
は図4のように中空の管体であり、鋼棒aの貫通孔jと
把持ティ−スbを収納する収納孔qをもつ。把持ティ−
スbは収納孔q内に収納され、鋼棒aを把持する面の反
対側の面はテ−パ−状の外斜面kとなっている。ピスト
ンdはシャンクロッドcに外装した中空の筒体であり、
把持ティ−スb側端部の内面は把持ティ−スbの外斜面
kと係合する内斜面lとなっており、内斜面lと反対側
の面は油圧作用面mである。シリンダeはピストンdの
外周囲に遊嵌状態で装着した中空の筒体であり、油圧流
出入口n及びoをもち、ドリフタfからの回転が伝わら
ないようになっている。先端カバ−gは中空の筒体であ
り、ドリフタfと反対側のシリンダeの開放端をカバ−
する。 <ロ>穿孔方法 油圧流出入口nから油圧室pに圧力を掛けて油圧作用面
mを把持ティ−スb側に押圧し、把持ティ−スbの嵌合
溝iと鋼棒aのネジ山hとを嵌合させ、鋼棒aを把持す
る。次にドリフタfを作動させて回転力と打撃力とを把
持ティ−スbに伝え、把持ティ−スbの把持力によって
これらが鋼棒aに伝わり、鋼棒aにより穿孔が行われ
る。鋼棒aの推進とともに穿孔装置は地山等に接近する
が、このときは把持ティ−スbを開放して装置を後退さ
せ、再び鋼棒aを把持して穿孔を行う。把持ティ−スb
の開放は油圧流出入口oから油圧室pに圧力を掛けて油
圧作用面mを先端カバ−g側に押圧し、把持ティ−スb
の嵌合溝iと鋼棒aのネジ山hとの嵌合を外すことによ
って行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
次のような問題点が存在する。 <イ>シャンクロッドcに把持ティ−スbを挿入するた
めの収納孔qを複数個設けるため、収納孔q間でのシャ
ンクロッドcの強度が弱くなり、打撃力等の衝撃により
シャンクロッドcがその部分から破損しやすくなる。 <ロ>把持ティ−スbは鋼棒aの全周を覆って把持する
ことができないため、把持ティ−スbによる鋼棒aの把
持が緩んでくる場合がある。したがって把持力が弱くな
り回転力や打撃力を鋼棒aに伝達させる効率が落ちてし
まったり、鋼棒aが把持できなくなってしまう危険性が
ある。<ハ>打撃力はシャンクロッドcの先端部分に溜
りやすくなるため、その部分が破損しやすくなる。
次のような問題点が存在する。 <イ>シャンクロッドcに把持ティ−スbを挿入するた
めの収納孔qを複数個設けるため、収納孔q間でのシャ
ンクロッドcの強度が弱くなり、打撃力等の衝撃により
シャンクロッドcがその部分から破損しやすくなる。 <ロ>把持ティ−スbは鋼棒aの全周を覆って把持する
ことができないため、把持ティ−スbによる鋼棒aの把
持が緩んでくる場合がある。したがって把持力が弱くな
り回転力や打撃力を鋼棒aに伝達させる効率が落ちてし
まったり、鋼棒aが把持できなくなってしまう危険性が
ある。<ハ>打撃力はシャンクロッドcの先端部分に溜
りやすくなるため、その部分が破損しやすくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、シャンクロッ
ド及びシリンダの耐破損強度を高め、かつ穿孔装置の鋼
棒を緩みなく把持して回転力と打撃力とを効率よく鋼棒
に伝えるクランプ装置、を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、中空ドリフタ内に貫通させた鋼棒を把
持するクランプ装置において、軸方向に鋼棒を貫通させ
る貫通孔を有し、中空ドリフタに一端側が連結可能なシ
ャンクロッドと、シャンクロッドの自由端側の鋼棒の周
囲に配置し、鋼棒を把持及び開放できるようシャンクロ
ッドと係合する把持ティ−スと、把持ティ−スと係合さ
せてシャンクロッドの自由端側に軸方向に移動可能に取
り付けたシリンダとよりなり、シリンダを軸方向に前後
動させることにより、把持ティ−スを鋼棒に接近または
離脱させ、鋼棒を把持及び開放するよう構成した、クラ
ンプ装置である。
問題点を解決するためになされたもので、シャンクロッ
ド及びシリンダの耐破損強度を高め、かつ穿孔装置の鋼
棒を緩みなく把持して回転力と打撃力とを効率よく鋼棒
に伝えるクランプ装置、を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、中空ドリフタ内に貫通させた鋼棒を把
持するクランプ装置において、軸方向に鋼棒を貫通させ
る貫通孔を有し、中空ドリフタに一端側が連結可能なシ
ャンクロッドと、シャンクロッドの自由端側の鋼棒の周
囲に配置し、鋼棒を把持及び開放できるようシャンクロ
ッドと係合する把持ティ−スと、把持ティ−スと係合さ
せてシャンクロッドの自由端側に軸方向に移動可能に取
り付けたシリンダとよりなり、シリンダを軸方向に前後
動させることにより、把持ティ−スを鋼棒に接近または
離脱させ、鋼棒を把持及び開放するよう構成した、クラ
ンプ装置である。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 <イ>クランプ装置の構成(図1、2) 本発明のクランプ装置1は、シャンクロッド2、把持テ
ィ−ス3、シリンダ4、油圧モ−タ5より構成される。
例について説明する。 <イ>クランプ装置の構成(図1、2) 本発明のクランプ装置1は、シャンクロッド2、把持テ
ィ−ス3、シリンダ4、油圧モ−タ5より構成される。
【0006】(1)シャンクロッド シャンクロッド2は軸方向に鋼棒6を貫通させる貫通孔
21を有し、その一端は従来のように、打撃力及び回転
力を伝えるためのドリフタの伝達筒に螺合している。自
由端には内斜面22を設けており、内斜面22は端面か
らドリフタ側に向けて次第に径が小さくなるように構成
されている。またその外周には外ネジ部23を設けてい
る。
21を有し、その一端は従来のように、打撃力及び回転
力を伝えるためのドリフタの伝達筒に螺合している。自
由端には内斜面22を設けており、内斜面22は端面か
らドリフタ側に向けて次第に径が小さくなるように構成
されている。またその外周には外ネジ部23を設けてい
る。
【0007】(2)把持ティース 把持ティ−ス3は筒体を軸方向に二分割あるいは三分割
等、複数個に分割した分割体であり、シャンクロッド2
の自由端側の鋼棒6の周囲に配置され、鋼棒6を把持及
び開放できるようシャンクロッド2と係合している。こ
の把持ティース3の内周面には、異形鋼棒6の表面の突
起体と嵌合する溝が刻設してある。また、外周面の両端
側には、中央側から両端に向けて次第に縮径する2つの
外斜面31が設けられており、その一方はシャンクロッ
ド2の内斜面22と係合している。これらの両端の外斜
面31の中間部には、軸方向に突起体32が突設されて
おり、シャンクロッド2の回転力を鋼棒6に伝える。さ
らに、図2のように、筒体を形成する各分割体の接触部
にはゴム等の弾性体33が取り付けられている。この弾
性体33は把持ティ−ス3が鋼棒6を把持しているとき
には圧縮され、開放時にはその弾力により把持ティース
3を開放するためのものである。
等、複数個に分割した分割体であり、シャンクロッド2
の自由端側の鋼棒6の周囲に配置され、鋼棒6を把持及
び開放できるようシャンクロッド2と係合している。こ
の把持ティース3の内周面には、異形鋼棒6の表面の突
起体と嵌合する溝が刻設してある。また、外周面の両端
側には、中央側から両端に向けて次第に縮径する2つの
外斜面31が設けられており、その一方はシャンクロッ
ド2の内斜面22と係合している。これらの両端の外斜
面31の中間部には、軸方向に突起体32が突設されて
おり、シャンクロッド2の回転力を鋼棒6に伝える。さ
らに、図2のように、筒体を形成する各分割体の接触部
にはゴム等の弾性体33が取り付けられている。この弾
性体33は把持ティ−ス3が鋼棒6を把持しているとき
には圧縮され、開放時にはその弾力により把持ティース
3を開放するためのものである。
【0008】(3)シリンダ シリンダ4は、把持ティ−ス3及びシャンクロッド2の
外周囲に装着した中空の筒体である。内面の一端側に
は、把持ティース3の外斜面31と係合する内斜面41
を設ける。この内斜面41は中央側から端面側に向けて
次第に縮径するよう形成されている。また、内面の他端
側には、シャンクロッド2の外ネジ部23と螺合する内
ネジ部42が設けられている。さらに、外周面にはスプ
ライン加工部43が設けられている。
外周囲に装着した中空の筒体である。内面の一端側に
は、把持ティース3の外斜面31と係合する内斜面41
を設ける。この内斜面41は中央側から端面側に向けて
次第に縮径するよう形成されている。また、内面の他端
側には、シャンクロッド2の外ネジ部23と螺合する内
ネジ部42が設けられている。さらに、外周面にはスプ
ライン加工部43が設けられている。
【0009】(4)油圧モータ シリンダ4のスプライン加工部43には、ドリフタに固
定されている油圧モ−タ5の駆動ギア51が噛合してい
る。この油圧モータ5の回転力は、ギア51を介してシ
リンダ4に伝達される。すると、シリンダ4はシャンク
ロッド2の外ネジ部23に沿って回転するため、軸方向
に前後動させることが可能となる。
定されている油圧モ−タ5の駆動ギア51が噛合してい
る。この油圧モータ5の回転力は、ギア51を介してシ
リンダ4に伝達される。すると、シリンダ4はシャンク
ロッド2の外ネジ部23に沿って回転するため、軸方向
に前後動させることが可能となる。
【0010】<ロ>クランプ装置の作用 (1)鋼棒の把持 油圧モ−タ5を駆動させてシリンダ4を回転させ、シリ
ンダ4をドリフタ側へ向けて移動させる。シリンダ4の
移動に伴って、シリンダ4の内斜面41は、把持ティ−
ス3の外斜面31を押し、把持ティ−ス3がドリフタ側
に移動する。そして、把持ティース3が次第にシャンク
ロッド2の内斜面22内に押し込まれ、同時に鋼棒6に
接近し、最終的に鋼棒6を把持することができる。この
とき、把持ティ−ス3は弾性体33の圧縮により、鋼棒
6の全周面と接触するため、確実な把持が可能となる。
上記のように把持ティ−ス3が鋼棒6を把持し、ドリフ
タに回転及び打撃を発生させて鋼棒6に伝達することに
より穿孔を行う。
ンダ4をドリフタ側へ向けて移動させる。シリンダ4の
移動に伴って、シリンダ4の内斜面41は、把持ティ−
ス3の外斜面31を押し、把持ティ−ス3がドリフタ側
に移動する。そして、把持ティース3が次第にシャンク
ロッド2の内斜面22内に押し込まれ、同時に鋼棒6に
接近し、最終的に鋼棒6を把持することができる。この
とき、把持ティ−ス3は弾性体33の圧縮により、鋼棒
6の全周面と接触するため、確実な把持が可能となる。
上記のように把持ティ−ス3が鋼棒6を把持し、ドリフ
タに回転及び打撃を発生させて鋼棒6に伝達することに
より穿孔を行う。
【0011】(2)鋼棒の開放 穿孔するに従いクランプ装置1の先端が地山に近づいた
ら、鋼棒6を開放してクランプ装置1を後退させ、再び
鋼棒6を把持して穿孔を再開する。この工程を繰り返し
て穿孔を行う。鋼棒6を開放する方法は、油圧モ−タ5
を駆動させて、把持した時と逆の方向にシリンダ5を回
転させ、シリンダ5を先端方向に移動させる。すると、
シリンダ4の内斜面41と把持ティース3の外斜面31
との係合が緩み、弾性体33の弾力によって把持ティ−
ス3群が拡がり、鋼棒6を開放することが可能となる。
ら、鋼棒6を開放してクランプ装置1を後退させ、再び
鋼棒6を把持して穿孔を再開する。この工程を繰り返し
て穿孔を行う。鋼棒6を開放する方法は、油圧モ−タ5
を駆動させて、把持した時と逆の方向にシリンダ5を回
転させ、シリンダ5を先端方向に移動させる。すると、
シリンダ4の内斜面41と把持ティース3の外斜面31
との係合が緩み、弾性体33の弾力によって把持ティ−
ス3群が拡がり、鋼棒6を開放することが可能となる。
【0012】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>従来の収納孔を設けて把持ティ−スを挿入する構
造とは全く異なり、シャンクロッドの端面をテ−パ−加
工して、テ−パ−内に把持ティ−スを位置させる構造で
ある。そのため打撃力等の衝撃により収納孔間から破損
しやすくなっていた従来のシャンクロッドに比べて、シ
ャンクロッドが破損することが少なくなる。 <ロ>把持ティ−スが鋼棒の全周を覆って鋼棒を把持す
るため、把持ティ−スの把持に緩みがなくなる。したが
って回転力や打撃力を効率よく伝達させることができ、
また把持の緩みから鋼棒を把持できなくなってしまうこ
とを防ぐ。 <ハ>把持ティ−スはその全長を長くすることもできる
ため、鋼棒と広い面積で接触することができる。そのた
め打撃力及び鋼棒開放時の鋼棒の引き抜き力に十分対抗
でき、把持ティ−スの破損の危険が少なくなる。 <ニ>シリンダはシャンクロッドとネジ部により接続さ
れている。そのため従来のように打撃力等の負担によ
り、シリンダに相当の強度が要求されることがなくな
る。また逆打によるトラブルも少なくなる。 <ホ>シリンダに油圧流出入口や油圧室等を必要としな
い構造である。そのためスライム等が直接把持ティ−ス
の油圧部分に接触することがなく、スライム等によるト
ラブルを避けることができる。 <ヘ>従来のような油圧式のシリンダが不要となるた
め、油圧のスイ−ベルのためのネジ部を設ける必要がな
くなる。そのため振動に弱いネジ部からの、シリンダの
緩みや破損等が起こることがなくなる。
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>従来の収納孔を設けて把持ティ−スを挿入する構
造とは全く異なり、シャンクロッドの端面をテ−パ−加
工して、テ−パ−内に把持ティ−スを位置させる構造で
ある。そのため打撃力等の衝撃により収納孔間から破損
しやすくなっていた従来のシャンクロッドに比べて、シ
ャンクロッドが破損することが少なくなる。 <ロ>把持ティ−スが鋼棒の全周を覆って鋼棒を把持す
るため、把持ティ−スの把持に緩みがなくなる。したが
って回転力や打撃力を効率よく伝達させることができ、
また把持の緩みから鋼棒を把持できなくなってしまうこ
とを防ぐ。 <ハ>把持ティ−スはその全長を長くすることもできる
ため、鋼棒と広い面積で接触することができる。そのた
め打撃力及び鋼棒開放時の鋼棒の引き抜き力に十分対抗
でき、把持ティ−スの破損の危険が少なくなる。 <ニ>シリンダはシャンクロッドとネジ部により接続さ
れている。そのため従来のように打撃力等の負担によ
り、シリンダに相当の強度が要求されることがなくな
る。また逆打によるトラブルも少なくなる。 <ホ>シリンダに油圧流出入口や油圧室等を必要としな
い構造である。そのためスライム等が直接把持ティ−ス
の油圧部分に接触することがなく、スライム等によるト
ラブルを避けることができる。 <ヘ>従来のような油圧式のシリンダが不要となるた
め、油圧のスイ−ベルのためのネジ部を設ける必要がな
くなる。そのため振動に弱いネジ部からの、シリンダの
緩みや破損等が起こることがなくなる。
【図1】クランプ装置側面の断面図
【図2】クランプ装置正面の断面図
【図3】従来の穿孔装置側面の断面図
【図4】従来のシャンクロッドの斜視図
Claims (1)
- 【請求項1】 中空ドリフタ内に貫通させた鋼棒を把持
するクランプ装置において、 軸方向に鋼棒を貫通させる貫通孔を有し、中空ドリフタ
に一端側が連結可能なシャンクロッドと、 シャンクロッドの自由端側の鋼棒の周囲に配置し、鋼棒
を把持及び開放できるようシャンクロッドと係合する把
持ティ−スと、 把持ティ−スと係合させてシャンクロッドの自由端側に
軸方向に移動可能に取り付けたシリンダとよりなり、 シリンダを軸方向に前後動させることにより、把持ティ
−スを鋼棒に接近または離脱させ、鋼棒を把持及び開放
するよう構成した、 クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160492A JPH05187182A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160492A JPH05187182A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187182A true JPH05187182A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12059644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2160492A Pending JPH05187182A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05187182A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109681135A (zh) * | 2019-03-04 | 2019-04-26 | 重庆工程职业技术学院 | 一种煤矿坑道钻机施工用钻杆装卸装置 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP2160492A patent/JPH05187182A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109681135A (zh) * | 2019-03-04 | 2019-04-26 | 重庆工程职业技术学院 | 一种煤矿坑道钻机施工用钻杆装卸装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3271980B2 (ja) | 壊れたボルト等の抜き取り用工具 | |
EP0519412A2 (en) | Impact tool chuck | |
EP2981395B1 (de) | Werkzeugvorsatz für eine handwerkzeugmaschine | |
DE69835997T2 (de) | Werkzeugeinspannvorrichtung für eine Oberfräse | |
DE2551303C3 (de) | Druckluftbetriebene Tiefloch-Schlagbohrmaschine | |
US20090100973A1 (en) | Device to extract broken fasteners embedded in a workpiece | |
US4280274A (en) | Tube extracting apparatus | |
US4713990A (en) | Bolt extracting tool | |
US5075948A (en) | Minimum clearance dowel pin extraction tool | |
US4420864A (en) | Bolt type lock puller | |
DE202013008724U1 (de) | Werkzeugvorsatz für eine Handwerkzeugmaschine | |
DE102014207713A1 (de) | Werkzeugvorsatz für eine Handwerkzeugmaschine | |
JPH05187182A (ja) | クランプ装置 | |
DE1255059B (de) | Montagewerkzeug fuer eine Blindschraubenverbindung | |
US20040154438A1 (en) | Device to extract broken fasteners embedded in a workpiece | |
DE102012223094A1 (de) | Werkzeughalter | |
JP3127307B2 (ja) | 二重管穿孔装置 | |
DE29813077U1 (de) | Automatisch verriegelndes Werkzeugeinsatz-Haltesystem eines Handwerkzeugs | |
US20050178245A1 (en) | Device to extract broken fasteners embedded in a workpiece | |
DE1299579B (de) | Transportables, motorisch angetriebenes Drehschlaggeraet | |
DE102005016445A1 (de) | Handwerkzeug-Impulsgenerator-System und Impulsgenerator-Zwischenstück | |
JPH0718657A (ja) | 管体の着脱装置 | |
CN211422048U (zh) | 一种螺旋地钉 | |
JPS6129405B2 (ja) | ||
US4403386A (en) | Bolt type lock puller |