JP2851744B2 - ポリシング回路 - Google Patents

ポリシング回路

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JP2851744B2
JP2851744B2 JP5006192A JP5006192A JP2851744B2 JP 2851744 B2 JP2851744 B2 JP 2851744B2 JP 5006192 A JP5006192 A JP 5006192A JP 5006192 A JP5006192 A JP 5006192A JP 2851744 B2 JP2851744 B2 JP 2851744B2
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哲宏 岡部
重男 品田
晶彦 高瀬
直明 山中
陽一 佐藤
一雄 井口
浩 竹尾
道夫 草柳
孝夫 小倉
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM網におけるポリ
シング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM網におけるポリシング方式として
は、例えば、「1991年電子情報通信学会春季全国大
会 B−698」にあるように、全位相における確定的
な観測が要求されている。ポリシング回路は、基本的
に、実際に各ユーザから送出されたトラヒックが、トラ
ヒック容量の規定値に違反しているかいないかを監視す
る。マルチメディア環境下では、バースト性を定義する
容量の規定パラメータの範囲(周期性)は広いためこれ
らを効率的に正確に監視する必要がある。バーストトラ
ヒックの容量は、一定時間(トラヒック規定周期)に到
着するセル数で定義できる。上記従来技術においては、
トラヒックの規定周期を短周期と長周期とに分割して監
視している。短周期の監視においては、短周期のセルト
ラヒックを全ての位相でセル数を監視する。長周期にお
いては、短周期用のセル数を加算し、長周期しきい値と
の差を演算している。
【0003】上記短周期および長周期のポリシング方法
として、仮想パスあるいは仮想回線ごとに監視時間T内
に最大Xセルまでのセルの到着を許容するポリシング方
式が提案されている。このポリシングの実現方法として
は、セル到着時刻と、セル到着数とを格納するメモリを
備え、セル到着時に、該セル到着時刻とXセル個前の到
着時刻との到着間隔が、監視時間T未満の時に違反と判
定する回路が考えられる。この場合、セル到着時刻を発
生させるタイマカウンタを有限長の自走カウンタで構成
する方法が一般的に用いられている。自走カウンタを巡
回させることにより到着時刻を連続的に発生させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法では以下
の問題点を解決する必要がある。
【0005】セル到着時刻を発生させるタイマカウンタ
を有限長の自走カウンタで構成する場合、自走カウンタ
の巡回性から、到着時刻であるカウンタ値の減算処理だ
けでは到着間隔を得ることができなくなるという問題が
ある。すなわち、カウンタ値は有限長の値を示すため
に、該自走カウンタの巡回(オーバーフロー)がこの間
に起こっていたとすると到着間隔を得ることができな
い。
【0006】これを図7を参照して説明する。図7に自
走カウンタの巡回が起きたときの時間の変化の様子の説
明図を示す。図7において、Tmaxは自走カウンタの最
大カウント値であり、階段上の波形は、自走カウンタの
カウント値を示している。tn、tn’およびt0は、セ
ル到着時の自走カウンタのカウント値を示している。セ
ル到着時に、該セル到着時刻と該セルのユーザのXセル
個前の到着時刻との到着間隔が、監視時間T0未満の時
に違反と判定するとする。
【0007】セル到着時に到着時刻t0のとき、Xセル
個前の到着時刻がtnの場合、到着間隔T’とすると、
T’=t0−tn>0で、T’−T0≧0のときに正常と
判定し、T’−T0<0のときに違反と判定する。
【0008】しかし、セル到着時に到着時刻t0のと
き、Xセル個前の到着時刻がtn’の場合、到着間隔
T”とすると、到着間隔T”は、図に示すようにTmax
以上前に到着しているため、正常であると判断しなけれ
ばいけないが、単純に減算をすると、T”=t0−tn
<Tmaxとなり、単純な自走カウンタのカウント値の
減算だけでは到着間隔が算出できない。このため、実際
の到着時刻は、自走カウンタの巡回を考慮する必要があ
り、単純な処理と少ないハ−ド増加で到着間隔を得る方
式が必要である。
【0009】これを解決するためには、自走カウンタが
一巡する度に、全ユーザのタイムスタンプメモリに対し
てスタンプ値の更新処理を行なう方法が考えられる。こ
の場合、自走カウンタを1つで動作させると、自走カウ
ンタが一巡する度に、全ユーザのタイムスタンプ値の更
新処理を同時に行なうと、ユーザ数・スタンプ値数の量
により、メモリのアクセス回数が大きくなる。このた
め、更新処理時に到着があった場合に、メモリにアクセ
スできないという影響がある。
【0010】本発明の目的は、上記課題を解決する、単
純な処理と少ないハ−ド増加で到着間隔を得ることがで
きる、自走カウンタを有するポリシング回路を提供する
ことにある。さらに、メモリアクセスを考慮した、自走
カウンタを有するポリシング回路を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、非同期転送モ
ードネットワーク(ATM網)におけるセルの到着を監
視するポリシング回路において、セルを受信して該セル
のあらかじめ定めたユーザ識別番号を検出して出力する
セル検出器と、セル到着時に該セルの到着時刻を示すタ
イムスタンプ値を作成するタイムスタンプ作成器と、セ
ル到着時に該タイムスタンプ値を該ユーザ識別番号に対
応させて格納するタイムスタンプメモリ部と、現到着セ
ルの到着と、あらかじめ定めた許容セル数個前の到着と
の到着間隔があらかじめ定めた監視時間未満のときに違
反と判定し、該監視時間以上のときに正常と判定する判
定比較器と、あらかじめ定めた最大値までカウントして
巡回的に自走する自走カウンタと、該自走カウンタ値に
よりタイムスタンプメモリ部のタイムスタンプ値を更新
するように指示するリセット判定部と、該リセット判定
部の指示により格納したタイムスタンプ値を再加工し、
更新するリセット処理部とを有し、上記自走カウンタ
は、あらかじめ定めた最大値を上記監視時間以上とし、
上記タイムスタンプ作成器は、上記タイムスタンプ値
を、セル到着時の上記自走カウンタのカウンタ値に上記
監視時間を加算して加工タイムスタンプ値を作成し、上
記タイムスタンプメモリ部は、上記タイムスタンプ作成
器の加工タイムスタンプ値を格納し、リセット処理部
は、上記タイムスタンプメモリ部に格納した加工タイム
スタンプ値から、上記自走カウンタの最大値に1加えた
値を減じて、減じた値を加工したタイムスタンプ値とし
て更新し、上記判定比較器は、現到着セルの到着時の上
記タイムスタンプ作成器において作成された加工タイム
スタンプ値と、上記タイムスタンプメモリ部に格納され
ているあらかじめ定めた許容セル数個前の到着時の加工
タイムスタンプ値との到着間隔とすることにより上記課
題を解決することができる。
【0012】上記リセット処理部は、上記タイムスタン
プメモリ部に格納した加工タイムスタンプ値から、上記
自走カウンタの最大値に1加えた値を減じ、減じた値が
0以上であれば該減じた値を、加工したタイムスタンプ
値として更新し、減じた値が0より小さければ0を、加
工したタイムスタンプ値として更新することができる。
【0013】上記判定比較器は、上記監視時間と上記許
容セル数とを、ユーザ識別番号毎に設定し、格納してお
くパラメータメモリ部を有し、上記自走カウンタは、あ
らかじめ定めた最大値を上記ユーザ識別番号毎の監視時
間の最大値以上とする。
【0014】上記自走カウンタのカウンタ値と上記ユー
ザ識別番号とを加算し、ユーザ識別番号毎のカウンタ値
を作成する加算器をさらに有し、上記加算器は、上記自
走カウンタの最大値までは加算値を出力し、最大値以上
はケタ上がりを無視した加算値を出力し、上記タイムス
タンプ作成器は、上記自走カウンタのカウンタ値の代わ
りに、上記加算器のカウンタ値として上記監視時間を加
算して加工タイムスタンプ値を作成し、上記リセット判
定部は、該自走カウンタ値によりユーザ識別番号毎にタ
イムスタンプメモリ部のタイムスタンプ値を更新するよ
うに指示することができる。
【0015】リセット判定部は、上記自走カウンタのカ
ウンタ値が、あらかじめ定めたリセット処理開始値にな
ったときから、上記リセット処理部に各ユーザ識別番号
を上記自走カウンタに同期して順次出力して更新するよ
うに指示し、上記自走カウンタは、あらかじめ定めた最
大値を上記ユーザ識別番号の最大値以上とし、上記リセ
ット処理開始値は、上記ユーザ識別番号毎の監視時間の
最大値以上とする。
【0016】タイムスタンプメモリ部は、ユーザ識別番
号ごとにブロック化し、該ブロック内では、上記許容セ
ル数分のメモリ領域と、上記タイムスタンプ値を示すポ
インタとを有することができる。
【0017】
【作用】自走カウンタは、あらかじめ定めた、監視時間
以上の最大値までカウントして巡回的に自走している。
セルの到着があると、セル検出器は、セルを受信して該
セルのあらかじめ定めたユーザ識別番号を検出して出力
する。タイムスタンプ作成器は、セル到着時に該セルの
到着時刻を示すタイムスタンプ値を、セル到着時の上記
自走カウンタのカウンタ値に上記監視時間を加算して加
工タイムスタンプ値として作成する。タイムスタンプメ
モリ部は、上記タイムスタンプ作成器の加工タイムスタ
ンプ値を格納し、判定比較器は、現到着セルの到着時の
上記タイムスタンプ作成器において作成された加工タイ
ムスタンプ値と、上記タイムスタンプメモリ部に格納さ
れているあらかじめ定めた許容セル数個前の到着時の加
工タイムスタンプ値との到着間隔として、到着間隔があ
らかじめ定めた監視時間未満のときに違反と判定し、該
監視時間以上のときに正常と判定する。
【0018】また、リセット判定部は、該自走カウンタ
値によりタイムスタンプメモリ部のタイムスタンプ値を
更新するように指示し、リセット処理部は、上記タイム
スタンプメモリ部に格納した加工タイムスタンプ値から
上記自走カウンタの最大値に1加えた値を減じて、減じ
た値を加工したタイムスタンプ値として更新する。すな
わち、自走カウンタが、巡回したときに、タイムスタン
プ値を、上記自走カウンタの最大値に1加えた値を減じ
て、減じた値をタイムスタンプ値として更新する。タイ
ムスタンプ作成器において監視時間を加算しないで、こ
の更新時に、タイムスタンプ値は、上記監視時間を加算
してもよい。
【0019】また、リセット処理部は、上記タイムスタ
ンプメモリ部に格納した加工タイムスタンプ値から上記
自走カウンタの最大値に1加えた値を減じ、減じた値が
0以上であれば該減じた値を、加工したタイムスタンプ
値として更新し、減じた値が0より小さければ0を、加
工したタイムスタンプ値として更新するのは、減じた値
が0より小さいときは監視時間以上経過しているためで
ある。
【0020】パラメータメモリ部が、上記監視時間と上
記許容セル数とを、ユーザ識別番号毎に設定し、格納し
ておき、判定比較器は、該パラメータメモリ部を参照
し、ユーザ識別番号に対応する上記監視時間と上記許容
セル数とを得ることができる。
【0021】また、加算器は、セル到着時、そのセルの
属するユーザ識別番号と自走カウンタ値よりユーザ個別
のカウンタ値を作成し、カウンタ値が、ユーザ単位に同
時に一巡することを回避する。よって、リセット処理部
において、同時に多ユーザのタイムスタンプ値をリセッ
ト処理することが無く、メモリのアクセスタイムの緩和
が可能である。リセット判定部によりユーザ単位のリセ
ット時期を判定し、リセット処理部は該ユーザのタイム
スタンプ値を、自走カウンタの最大値と比較した判定結
果により書き替えてリセット処理を行う。
【0022】上記の制御処理にループ処理は含まれず、
かつ新データが書き込まれる処理のみなので、ロバスト
的でもある。
【0023】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すポリシング回路
構成図である。本実施例においては、有限長の自走カウ
ンタを使用したタイムスタンプ方式のポリシング回路に
おいて、ユーザ毎に格納されたタイムスタンプ値を、ユ
ーザ毎にリセット処理を行ない、セル到着時に減算処理
だけで到着間隔を得るようにしている。
【0024】図1において、1はセル検出器、2は自走
カウンタ、3はリセット判定部、4は加算器、5はタイ
ムスタンプメモリ部、6はタイムスタンプ作成器、7は
リセット処理部、8は判定比較部、9はパラメータメモ
リ部である。セル検出器1は、セルを受信して、セル
が、ユーザセルであるかないかをセルに付加されている
セル種別を示す情報を検出して判別する。ユーザセルで
ある場合には、セル検出器1は、セルに付加されてい
る、セルの仮想パス識別子を示すユーザ識別番号(VP
I:)を検出し、検出されたユーザ識別番号を出力す
る。もしくは、仮想回線識別子(VCI)として識別番
号が示されているときには、VCIの識別番号を検出し
て出力する。自走カウンタ2は、セルに同期してカウン
トする、有限値のカウンタであり、カウント値(T)t
0を出力し、最大値(Tmax)までカウントするとリセッ
トして巡回する。自走カウンタ2のリセット周期(最大
値)は、全ユーザ中の最大監視時間(To max)よ
り大きくする。リセット判定部3は、自走カウンタ2の
値によりユーザ毎のリセット時期を判定し、ユーザ単位
のリセット信号をリセット処理部7に通知する。加算器
4は、セルが到着したときに出力される、セル検出器1
からのユーザ識別番号(VPI)と、カウント値(T)
とを加算し、該到着セルの加算値(AD)を作成する。
加算器4は、自走カウンタ2の最大値(Tmax)まで加
算可能である。タイムスタンプ作成器6は、加算器4の
加算値にToを加えた値を作成し、出力する。タイムス
タンプメモリ部5は、ユーザ数分にブロック分割されて
おり、各ブロック内は、該ユーザの許容到着セル数X個
分のメモリとユーザ識別番号によりユーザ毎に位置を示
すポインタを持つ。リセット処理部7は、リセット判定
部3からの指示があると、リセットの処理をする。すな
わち、リセット判定部3はタイムスタンプメモリ部5の
タイムスタンプ値の更新処理をする。判定比較部8は、
セルの到着があると、該セルの到着タイムスタンプ値
と、X個まえのセルのタイムスタンプ値との差が監視時
間(To)未満の時に違反と判定する。パラメータメモ
リ部9は、各ユーザごとの監視時間(To)を記憶す
る。
【0025】ユーザは、前述のように、予め識別番号が
割り当てられており、監視時間T内に最大Xセルまでの
セルの到着を許容するという、トラヒック容量の規定値
を契約している。規定値以上のセルをユーザが送出した
場合には、そのセルは廃棄される。また、契約には、予
め定められたトラヒック容量のサービスメニューを選択
して契約することもできる。
【0026】まず、リセット処理部7におけるタイムス
タンプメモリ部5のタイムスタンプ値のリセット処理動
作について説明し、つぎに、複数ユーザがいる場合の更
新処理の競合について説明し、その後に図1に示す動作
を説明する。
【0027】リセット処理部7におけるタイムスタンプ
メモリ部5のタイムスタンプ値のリセット処理動作につ
いて図3を参照して説明する。図3は、リセット処理方
法の概略の説明図を示している。図3において、横軸
は、時間の経過を示し、階段上の波形は、自走カウンタ
の変化とタイムスタンプ値の変化とを示している。自走
カウンタは、最大値(Tmax)までカウントするとリセ
ットして巡回する。この例においては、Reset1お
よびReset2のときに、自走カウンタはリセットし
ている。セルの到着があったときに、自走カウンタのカ
ウント値に最大監視時間のToを加えた値がタイムスタ
ンプ値となる。図3において、自走カウンタのカウント
値がt1、t2およびt3のときに、セルが到着したと
きには、タイムスタンプ作成部6が、最大監視時間のT
oを加え、タイムスタンプ値t1’、t2’およびt
3’を作成し、タイムスタンプメモリ部5の該セルのユ
ーザ識別番号に対応する領域に記憶する。図3に示す、
t1’、t2’およびt3’は、以下のような条件にす
る。 Tmax<t1’≦Tmax+Too ≦t2’≦Tmax 0 ≦t3’<To リセット処理部7は、リセットの指示があると、タイム
スタンプメモリ部5からt1’、t2’およびt3’を
読みだし、(Tmax+1)の値を減算する。減算した結
果、負数なら”0”とし、0以上ならば、減算した結果
の値をタイムスタンプメモリ部5に記憶する。図3にお
いては、Reset1のときに、まず、t3’を読みだ
し、(Tmax+1)の値を減算し、(t3’−Tmax
1)=t3”を記憶する。つぎに、Reset2のとき
には、t3”を読みだし、(Tmax+1)の値を減算す
る。減算の結果、(t3”−Tmax−1)=(t3’−
max−Tmax−2)は、負数であるため、0を記憶す
る。同様に、Reset2のときに、t1’およびt
2’を読みだし、(Tmax+1)の値を減算する。減算
の結果、(t1’−Tmax−1)=t1”は0または正
数であるので、t1”を記憶し、(t2’−Tmax
1)=t2”は0または負数であるので0を記憶する。
これは、自走カウンタ2のリセット周期は、全ユーザ中
の最大監視時間(To max)より大きいために、最大監視
時間以上前に到着したセルが存在するということは、現
到着セルは必ず違反していないために、タイムスタンプ
値を0にし、判定比較部において、到着間隔と最大監視
時間とを比較することにより、常に正常と判定できる。
【0028】この場合に、判定比較部における判定が、
正しく判定できるかを図4を用いて説明する。図4は、
前記リセット処理およびタイムスタンプ値の加工を行っ
た場合の説明図を示している。
【0029】図4において、図3に示したタイムスタン
プ値を示している。セル到着時に現時刻の自走カウンタ
のカウント値をt0とすると、タイムスタンプ値は、t
0’は、t0’=t0+Toとなる。X個前のタイムス
タンプ値をtn’またはtn”とし、 Tmax<tn’≦Tmax+Too ≦tn”≦Tmax とすると、Reset1のときに、tn’は(tn’−
max−1)となり、またtn”は0となる。
【0030】このとき、到着間隔T’とT”とは、それ
ぞれ以下のようになる。
【0031】 (1)T’=t0’−(tn’−Tmax−1) =t0’+Tmax−tn’+1>0 この到着間隔T’と最大監視時間のToとを比較するこ
とにより、正常か否かを判定できる。
【0032】 (2)T”=t0’−(tn”−Tmax−1) ここで、(tn”−Tmax−1)は、負数となるので0
になり、T”=t0’となり、t0’=t0+Toであ
るので、 T”=t0+To この到着間隔T”と最大監視時間のToとを比較するこ
とにより、必ず、正常であると判定できる。
【0033】このように、ポリシング回路において、一
つの有限長の自走カウンタを用いてタイムスタンプを作
成する場合、自走カウンタの巡回性を利用し、カウンタ
値を加工することによりタイムスタンプ値の減算処理で
到着間隔を得ることができ、正しく判定できる。
【0034】つぎに、複数ユーザがいる場合の更新処理
の競合について図5を用いて説明する。前述のように、
図2に示すReset1およびReset2のときに、
複数ユーザがいる場合、全ユーザがタイムスタンプ値の
更新処理をするのはメモリのアクセスタイムが問題とな
る。この同時更新処理を回避するために、加算器におい
て、自走カウンタのカウント値にユーザ識別番号(VP
I)の値を加算する。加算器の最大値は、自走カウンタ
の最大値(Tmax)としておく。図5においては、自走
カウンタの値の変化と波形1とを示している。波形1は
加算器の出力結果を示し、自走カウンタの値にユーザ識
別番号(VPI)を加えている。加算器は、セル検出器
からセル到着時にユーザ識別番号(VPI)の指示があ
ったときに出力するが、ここでは説明のために波形1の
ように連続して示している。加算器の出力は、自走カウ
ンタのオーバーフローよりも前に、t1の時にTmax
でカウントされて、0にリセットされ、さらに加算を続
ける。このユーザ識別番号(VPI)は、全ユーザに対
して、1対1で割り当てるので、ユーザ単位で、加算器
の出力のリセット(終了時刻)を設定することができ
る。実際には、到着するセルは1セル時間1セルである
ので、加算器は1つで対応することができる。
【0035】例えば、VPI=0、1、2、…N(N=
ユーザ数もしくは最大ユーザ数以上に設定してもよい)
とした場合の例を図6に示す。このときに、各ユーザの
取りうるタイムスタンプ値は、VPIの差の”1”毎に
シフトすることができる。リセット判定部は、リセット
時刻(Tr)にVPI=0のタイムスタンプ値の更新処
理をするようにリセット信号の指示をリセット処理部に
送出する。以後は、VPI=1、2、…Nというように
ユーザ毎に設定された終了時刻に同期してリセット信号
の指示をリセット処理部に送出する。
【0036】このように、自走カウンタ一巡時の処理を
ユーザ単位に別時刻で行なえ、かつ判定比較はセル到着
時のみ行なうのでメモリとのアクセスタイムを緩和でき
る。また、新データの更新のみの制御方式なのでロバス
ト的なポリシング回路を達成できる。
【0037】つぎに、図1に示すポリシング回路の動作
について説明する。図1に示すポリシング回路は、前述
のリセット処理部7におけるタイムスタンプメモリ部5
のタイムスタンプ値のリセット処理動作と、複数ユーザ
がいる場合の更新処理の競合動作とをするように構成し
ている。
【0038】図1において、セル検出器1は、到着セル
のユーザを識別し、その結果のユーザ識別番号を出力す
る。出力があると、加算器4は、ユーザ識別番号(VP
I)と、カウント値(T)とを加算し、該到着セルの加
算値(AD)を作成する。
【0039】リセット判定部3は、自走カウンタ2の値
(T)によりユーザ毎のリセット時期を判定し、ユーザ
単位のリセット信号をリセット処理部に通知する。この
時、加算器では、最大値(Tmax)まで加算し、0に戻
ることにより加算値は巡回する。
【0040】即ち、
【0041】
【数1】 AD>Tmax なら AD=T+VPI−Tmax AD≦Tmax なら AD=T+VPI ・・・(数1) となり、加算値(AD)は、最大値(Tmax)まで加算
するので、必ず自走カウンタ2の最大値(Tmax)以下
である。
【0042】タイムスタンプ作成器6は、該ユーザに対
応する監視時間(To)をパラメータメモリ部9から読
み出し、該到着セルの加算値(AD)と加算する。該到
着セルのタイムスタンプ値を(TS(1))とする。タ
イムスタンプ作成器6では、監視時間分オフセットした
該到着セルのタイムスタンプ値(TS(1))が、
【0043】
【数2】 TS(1)=AD+To ・・・(数2) と設定される。
【0044】図2は、リセット判定部3の構成図を示し
ている。図2において、10は比較器、11はリセット
対象カウンタである。リセット判定部3は、自走カウン
タ値(T)とリセット処理開始値(Tr)を比較器10
で判定して同一値になった時、リセット対象カウンタ1
1をスタートさせる。リセット処理開始値(Tr)は、
全ユーザ中の最大監視時間(Tomax)以上で、自走カウ
ンタ2の最大値(Tmax)より最大ユーザ識別番号(V
PImax)値以下に設定する。即ち、
【0045】
【数3】 Tomax≦Tr≦Tmax−VPImax ・・・(数3) とする。リセット対象カウンタ11は、比較器10の指
示があってから最大ユーザ識別番号値(VPImax)ま
でカウントする。すなわち、リセット対象カウンタ11
は、自走カウンタ2のインクリメントに同期してカウン
タ値を最大ユーザ識別番号値(VPImax)までインク
リメントし、一巡するまでリセット処理部7にユーザ単
位のリセット信号を順に送出する。この時、リセット対
象カウンタ11が一巡するまでは、数(3)により自走
カウンタは一巡しないので、リセット処理部7は自走カ
ウンタ2が一巡するまでにリセット処理を完了すること
ができる。
【0046】リセット処理部7は、リセット判定部3か
らのユーザ単位のリセット信号により、タイムスタンプ
メモリ部5内のリセット対象ユーザのタイムスタンプ値
(TS(j),j=1〜k:kは該ユーザの許容セル
数)を読み出し、自走カウンタ2の最大値(Tmax
1)を差し引き、再格納する。減算の結果、負数になっ
た時は”0”にして再格納する。即ち、
【0047】
【数4】 TS(j)>Tmax+1 なら TS’(j)=TS(j)−Tmax−1 TS(j)≦Tmax+1 なら TS’(j)=0 ・・・(数4) 再格納されたTS’(j)は、数(1)および数(2)
より、
【0048】
【数5】 0≦TS’(j)=AD+To−Tmax−1<To ・・・(数5) である。
【0049】再格納値(TS’(j))が0となる場合
には、到着間隔は、現時刻からは、リセット対象ユーザ
の監視時間(To)以上前の値であり、到着セルの違反
/正常の判定には影響しない。
【0050】判定比較部8は、タイムスタンプメモリ部
5内の該ユーザ毎にブロック分割されたメモリから、許
容セル数X個前に到着したセルのタイムスタンプ値であ
る最旧値(TS(0))を読み出し、現タイムスタンプ
値(TS(1))から減算し、該到着セルのユーザに対
応する監視時間(To)より小なら入力セルを違反セル
と判定し、監視時間以上大きければ正常セルと判定す
る。即ち、
【0051】
【数6】 TS(1)−TS(0)≧To なら正常と判定し TS(0)=TS(1) TS(1)−TS(0)<To なら違反と判定し TS(0)=TS(0) ・・・(数6) 最旧値(TS(0))がリセット処理によって数(5)
に示すように”0”と再格納されていても数(2)よ
り、現タイムスタンプ値(TS(1))は必ず正常と判
定される。
【0052】正常セルと判定されたら、タイムスタンプ
メモリ部2内の該ユーザのX個前の最旧タイムスタンプ
値(TS(0))を現タイムスタンプ値(TS(1))
に数(6)のように書替え、つぎにタイムスタンプメモ
リ部2内のユーザ毎のポインタ値が次最旧タイムスタン
プ値を示すようにする。
【0053】以上本実施例によれば、セル到着時刻用の
カウンタ長として最大監視時間を表現できる最小のビッ
ト長とすることができ、タイムスタンプ格納とユーザ申
告値格納の2種類のメモリですむ。有限長の自走カウン
タを使用したタイムスタンプ方式のポリシング回路にお
いて、ユーザ毎に格納されたタイムスタンプ値の減算処
理だけで到着間隔を得ることができ、正常/違反の受付
判定が行える。また、受付判定は、セル到着時のみ実施
すれば良く、自走カウンタ値が一巡することによるタイ
ムスタンプのリセット処理は、同時刻に1ユーザ分のタ
イムスタンプ処理を行なえば良いので、メモリとのアク
セスタイムを確保することができる。タイムスタンプメ
モリは、新データを書き込むか、周期的にクリアするだ
けなのでループ処理等は含まず、常時更新されるので回
路全体がロバスト的なポリシング回路を構成することが
できる。
【0054】本発明によれば、正常/違反判定は、セル
到着時のみにタイムスタンプの減算処理を実施すれば良
い。自走カウンタ値一巡によるリセット処理は、同時刻
に1ユーザのタイムスタンプのみの処理を行なえば良い
ので、メモリとのアクセスタイムを確保することができ
る。
【0055】また、SDH(Synchronous Digital Hiera
rchy)ベースATM方法の装置構成の場合に、ポリシン
グ機能を実現する場合について以下に示す。
【0056】SDHベースATMにおけるATM通信装
置では、伝送路に接続されるインタフェース回路におい
て、セルの同期を取るとともに、伝送路上のタイミング
とATM通信装置内部のタイミングとを乗せ換えてい
る。
【0057】このセル同期機能およびタイミング乗せ換
え機能を実現するセル変換回路は、セルの情報を一時蓄
積するために、FIFO(First In First Out)メモリ
に代表されるバッファメモリを有し、バッファメモリの
書き込みと読み込みとのタイミングを制御することによ
り実現している。シリアルのビットストリ−ム信号は、
連続的にセルを送出するため情報がない場合には空きセ
ルとなる。この時、バッファメモリの前段においてAT
M伝送路から受信した空きセル(以下、第1の空きセル
という)を廃棄し、バッファメモリの後段において、バ
ッファメモリが空きになったときに新規の空きセル(以
下、第2の空きセルという)を付加している。そのた
め、該回路の後段においては、ATM伝送路上のセル流
に含まれる第1の空きセルと、タイミング信号の乗せ換
え過程で生成した第2の空きセルとを区別できず、単一
種の空きセルとして取り扱わざるを得ない。つまり、第
1の空きセルは廃棄されるため、第2の空きセルが配置
される位置は必ずしも第1の空きセルがあった位置と同
じでなく、また、ATM伝送路上のセルのスループット
と装置内のセルのスループットとが異なるため第2の空
きセル数と第1の空きセル数とは同じにならない。
【0058】このことは、バッファメモリの後段、すな
わち、ATM通信装置の内部において、ATM伝送路上
の空きセル(第1の空きセル)の位置を特定できないと
いう問題点がある。この結果として、ATM伝送路上の
セルの配置情報を取り扱うような機能を、ATM通信装
置の内部において実現できくなる。また、装置内におい
て空きセルが生成されるため、監視時間中に監視すべき
でない空きセルが存在することになる。
【0059】以上のように、セルの配置情報を取り扱う
ポリシング回路は、SDHベースATMにおいて実現で
きない。
【0060】この問題を解決するために、非同期転送モ
−ドで固定長ブロックであるセルを転送するATM伝送
路が接続され、伝送路上のタイミングを自装置内のタイ
ミングに乗せ換えるATM伝送用インタフェース回路に
おいて、上記タイミングの乗せ換え時に、新たに空きセ
ルを生成する空きセル生成手段と、該生成した空きセル
とそれ以外のセルとを区別する情報を出力する監視手段
とを有する。
【0061】上記ATM伝送用インタフェース回路を実
現する回路としては、ATM伝送路からのセルを蓄積す
るセルバッファと、伝送路上のタイミングでセルバッフ
ァの書き込みアドレスを指示する書き込みアドレス制御
回路と、自装置内のタイミングでセルバッファの読出し
アドレスを指示する読出しアドレス制御回路と、書き込
みアドレスと読出しアドレスとを比較するアドレス比較
回路と、該アドレス比較回路からの比較結果に基づい
て、空きセルの指示を出力する空きセル指示回路と、該
空きセル指示回路からの指示により生成した空きセルと
それ以外のセルとを区別する情報をセルに付加する付加
回路とを有し、前記読出しアドレス制御回路は、該空き
セル指示回路からの指示によりセルの読出しを停止す
る。
【0062】このATM伝送用インタフェース回路を実
現する回路において、セルバッファは、ATM伝送路か
らのセルを蓄積し、書き込みアドレス制御回路は、伝送
路上のタイミングでセルバッファの書き込みアドレスを
指示し、読出しアドレス制御回路は、自装置内のタイミ
ングでセルバッファの読出しアドレスを指示する。アド
レス比較回路は、書き込みアドレスと読出しアドレスと
を比較し、空きセル指示回路は、比較結果に基づいて、
空きセルの指示を付加回路と読出しアドレス制御回路と
に出力する。空きセル指示回路からの指示により、付加
回路は、生成した空きセルとそれ以外のセルとを区別す
る情報をセルに付加し、読出しアドレス制御回路は、セ
ルの読出しを停止する。
【0063】上記ATM伝送用インタフェース回路で、
装置内の空きセルとそれ以外のセルとを区別する情報を
出力することにより、ポリシング回路においては、セル
検出器1が、該セル識別情報を検出し、装置内生成空き
セルの場合には、自走カウンタ2に指示する。自走カウ
ンタ2は、該装置内生成空きセルが通過する間は、監視
時間に含めないように、カウント動作をストップする。
これは、自走カウンタ2は、セルに同期して動作してい
るので、セル検出器5から指示があったときには、1セ
ル分カウントをしないようにすればよい。
【0064】以上のように、SDHベースATMにおけ
るATM通信装置のポリシング回路においても、ATM
伝送用インタフェース回路で空きセルを付加することに
よる影響を受けずに、前述のポリシング機能を実現でき
る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、単純な処理と少ないハ
−ド増加で到着間隔を得ることができる。さらに、メモ
リアクセスを考慮され、同時に、更新をすることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すポリーシング回路構成図。
【図2】本発明の図1中のリセット判定部の構成図。
【図3】リセット処理方法概略説明図。
【図4】リセット処理およびタイムスタンプ値の加工を
行った場合の説明図。
【図5】複数ユーザがいる場合の更新処理の競合説明
図。
【図6】競合処理の具体例。
【図7】従来例における課題説明図。
【符号の説明】
1…セル検出器、2…自走カウンタ、3…リセット判定
部、4…加算器、5…タイムスタンプメモリ部、6…タ
イムスタンプ作成器、7…リセット処理部、8…判定比
較部、9…パラメータメモリ部、10…比較部、11…
リセット対象カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 哲宏 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 品田 重男 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 高瀬 晶彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 山中 直明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 佐藤 陽一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 井口 一雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 竹尾 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 草柳 道夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小倉 孝夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−252191(JP,A) 特開 平3−247145(JP,A) 特開 平5−183570(JP,A) 1991年電子情報通信学会春季全国大会 B−698 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非同期転送モードネットワーク(ATM
    網)におけるセルの到着を監視するポリシング回路にお
    いて、 セルを受信して該セルのあらかじめ定めたユーザ識別番
    号を検出して出力するセル検出器と、セル到着時に該セ
    ルの到着時刻を示すタイムスタンプ値を作成するタイム
    スタンプ作成器と、セル到着時に該タイムスタンプ値を
    該ユーザ識別番号に対応させて格納するタイムスタンプ
    メモリ部と、現到着セルの到着と、あらかじめ定めた許
    容セル数個前の到着との到着間隔があらかじめ定めた監
    視時間未満のときに違反と判定し、該監視時間以上のと
    きに正常と判定する判定比較器と、あらかじめ定めた最
    大値までカウントして巡回的に自走する自走カウンタ
    と、該自走カウンタ値によりタイムスタンプメモリ部の
    タイムスタンプ値を更新するように指示するリセット判
    定部と、該リセット判定部の指示により格納したタイム
    スタンプ値を再加工し、更新するリセット処理部とを有
    し、 上記自走カウンタは、あらかじめ定めた最大値を上記監
    視時間以上とし、 上記タイムスタンプ作成器は、上記タイムスタンプ値
    を、セル到着時の上記自走カウンタのカウンタ値に上記
    監視時間を加算して加工タイムスタンプ値として作成
    し、 上記タイムスタンプメモリ部は、上記タイムスタンプ作
    成器の加工タイムスタンプ値を格納し、 リセット処理部は、上記タイムスタンプメモリ部に格納
    した加工タイムスタンプ値から、上記自走カウンタの最
    大値に1加えた値を減じて、減じた値を加工したタイム
    スタンプ値として更新し、 上記判定比較器は、現到着セルの到着時の上記タイムス
    タンプ作成器において作成された加工タイムスタンプ値
    と、上記タイムスタンプメモリ部に格納されているあら
    かじめ定めた許容セル数個前の到着時の加工タイムスタ
    ンプ値との到着間隔とすることを特徴とするポリシング
    回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、リセット処理部は、上
    記タイムスタンプメモリ部に格納した加工タイムスタン
    プ値から、上記自走カウンタの最大値に1加えた値を減
    じ、減じた値が0以上であれば該減じた値を、加工した
    タイムスタンプ値として更新し、減じた値が0より小さ
    ければ0を、加工したタイムスタンプ値として更新する
    ことを特徴とするポリシング回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、判定比較器
    は、上記監視時間と上記許容セル数とを、ユーザ識別番
    号毎に設定し、格納しておくパラメータメモリ部を有
    し、 上記自走カウンタは、あらかじめ定めた最大値を上記ユ
    ーザ識別番号毎の監視時間の最大値以上とすることを特
    徴とするポリシング回路。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、上記自走カウ
    ンタのカウンタ値と上記ユーザ識別番号とを加算し、ユ
    ーザ識別番号毎のカウンタ値を作成する加算器をさらに
    有し、 上記加算器は、上記自走カウンタの最大値までは加算値
    を出力し、最大値以上はケタ上がりを無視した加算値を
    出力し、 上記タイムスタンプ作成器は、上記自走カウンタのカウ
    ンタ値の代わりに、上記加算器のカウンタ値を用い、該
    加算器のカウンタ値に上記監視時間を加算して加工タイ
    ムスタンプ値を作成し、 上記リセット判定部は、該自走カウンタ値によりユーザ
    識別番号毎にタイムスタンプメモリ部のタイムスタンプ
    値を更新するように指示することを特徴とするポリシン
    グ回路。
  5. 【請求項5】請求項4において、リセット判定部は、上
    記自走カウンタのカウンタ値が、あらかじめ定めたリセ
    ット処理開始値になったときから、上記リセット処理部
    に各ユーザ識別番号を上記自走カウンタに同期して順次
    出力して更新するように指示し、 上記自走カウンタは、あらかじめ定めた最大値を上記ユ
    ーザ識別番号の最大値以上とし、 上記リセット処理開始値は、上記ユーザ識別番号毎の監
    視時間の最大値以上とすることを特徴とするポリシング
    回路。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5において、
    タイムスタンプメモリ部は、ユーザ識別番号ごとにブロ
    ック化し、該ブロック内では、上記許容セル数分のメモ
    リ領域と、上記タイムスタンプ値を示すポインタとを有
    することを特徴とするポリシング回路。
  7. 【請求項7】非同期転送モードネットワーク(ATM
    網)におけるセルの到着を監視し、あらかじめ定めた最
    大値までカウントして巡回的に自走する自走カウンタに
    より到着セルの到着時刻を得てタイムスタンプ値を作成
    し、自走カウンタの巡回時にタイムスタンプの更新を
    し、現到着セルの到着と、あらかじめ定めた許容セル数
    個前の到着との到着間隔があらかじめ定めた監視時間未
    満のときに違反と判定し、該監視時間以上のときに正常
    と判定するポリシング回路において、 セル到着時に、自走カウンタのカウンタ値と該セルのあ
    らかじめ定めたユーザ識別番号とを加算し、上記自走カ
    ウンタの最大値までは加算値を出力し、該最大値以上は
    ケタ上がりを無視した加算値を出力し、該加算値をタイ
    ムスタンプ値とし、ユーザ識別番号ごとにタイムスタン
    プの更新をすることを特徴とするポリシング方法。
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