JP2850170B2 - メインホイールを調整可能にした身体障害者用 折り畳み式車椅子 - Google Patents

メインホイールを調整可能にした身体障害者用 折り畳み式車椅子

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JP2850170B2
JP2850170B2 JP3331093A JP33109391A JP2850170B2 JP 2850170 B2 JP2850170 B2 JP 2850170B2 JP 3331093 A JP3331093 A JP 3331093A JP 33109391 A JP33109391 A JP 33109391A JP 2850170 B2 JP2850170 B2 JP 2850170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,身体障害者が乗車する
車椅子において,身体障害者の体重や横幅,それに身
長,とくに足の長さなどの違いに応じて車軸の位置を調
節し,身体障害者が安心し,安定して乗車できるように
したもので,かつ,脚架部を水平にして足の硬直を防止
し,さらに,駐停車時に車輪を確実に停止させるように
することが出来るばかりか,Uターンする場合にも簡単
にできることを目的にしたものである。
【0002】
【従来の技術】身体障害者が乗車する車椅子は,障害の
程度,身体障害者の体重や横幅,それに身長,とくに足
の長さなどの違いに応じて,それぞれ車体の幅,車軸の
高さ,奥行きなどを調節し,身体障害者にフィットする
車椅子を一個一個手づくりのような生産方法をとってい
た。
【0003】そのために,障害に遭遇したときに車椅子
を発注しても,発注してから入手するでに,最低3カ月
から6ヵ月は待たされていた。そのために障害の実情に
適合しない既製の車椅子を入手するしかないのが現状で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は,身体障害
者が乗車する車椅子において,障害の程度,身体障害者
の体重や横幅,それに身長,とくに足の長さなどの違い
に応じて車軸の位置を調節し,身体障害者が安心し,安
定して乗車できるようにしたもので,かつ,脚架部を水
平にして足の硬直を防止し,さらに,駐停車時に車輪を
確実に停止させるようにすることが出来るばかりか,U
ターンする場合にも簡単にできるもので,身体障害者用
車椅子を,従来製品にみられる欠点を解消して,基本構
造は一定規格で生産し,身体障害者の要求に応じて直ち
に供給できるようにしたものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は,二個のメイ
ンホイール3と二個のキャスター4とで構成される身体
障害者用折り畳み式車椅子において,メインホイール3
の本体主フレーム1取付け部にエキセントリック方式の
補助板2を設け,該補助板2を本体主フレーム1に搭乗
者の体型に応じて変位させて装着し,該補助板2の位置
に対応してブレーキを調整できるようにしたもので,補
助板の中心孔と同一線上において,中心孔により近い中
心線で30mm程度離れた場所に第1補助孔を設け,中
心孔の反対側のより遠い中心線で40mm程度離れた場
所に,第2補助孔を設け,キャスタープレート10に配
設されるブレーキ用把手13付きのブレーキ用押え具1
1を,ブレーキ調整つまみ14で摺動できるようにし,
本体主フレーム1を固定し,ほぼ中心部を軸着するそれ
ぞれのXフレームの上部に近い部分を内側に屈曲させ,
車椅子本体の前部に設けたパイプ状の脚架部12を水平
にし,該パイプ状の脚架部12にバネ15を内蔵して中
心から折曲可能にし,本体のシート部のフレーム17を
10〜25度の傾斜角を持たせて構成し,該シート部に
シート前部18よりもシート後部19を厚くしたシート
16を載置し,本体主フレーム1とシート部のフレーム
17と補助フレーム20の間にメインホイール3に接触
しない範囲で湾曲した凹部を持つ安全板21を配設した
ことを特徴とするメインホイール3を調整可能にした身
体障害者用折り畳み式車椅子である。
【0006】
【作 用】本発明の内容を図面に従って詳細に説明
すると,二個のメインホイール3と二個のキャスター4
とで構成される身体障害者用折り畳み式車椅子におい
て,メインホイール3にはリング状手動回転具22が付
設されており,本体主フレーム1取付け部にエキセント
リック方式の補助板2を設け,該補助板2を本体主フレ
ーム1に搭乗者の体型に応じて変位させて装着してい
る。補助板2は,中心孔5と中心孔5により近い場所に
設けた第1補助孔6,中心孔5の反対側のより遠い場所
に設けた第2補助孔9とが同一線上に配設されている。
【0007】通常は,メインホイール3を本体主フレー
ム1に固定する場合,メインホイール3の中心を補助板
2の中心孔5に合わせて固着するものである。メインホ
イール3を30mm程度前方に移動させる場合には,補
助板2の中心孔5と同一線上の中心孔により近い中心線
で30mm程度離れた場所に設けた第1補助孔6に,メ
インホイール3の中心を合わせて固着すればよい。ま
た,メインホイール3を40mm程度後方に移動させる
場合には,補助板2の中心孔5と同一線上の中心孔によ
り遠い中心線で40mm程度離れた場所に設けた第2補
助孔9に,メインホイール3の中心を合わせて固着すれ
ばよい。
【0008】さらに,補助板2を90度回転させると,
車椅子の高さを上下させることができる。車椅子を40
mm程度上方に移動させる場合には,補助板2の中心孔
5と同一線上の中心孔により遠い中心線で40mm程度
離れた場所に設けた下方の第2補助孔9に,メインホイ
ール3の中心を合わせて固着すればよいし,車椅子を3
0mm程度下方に移動させる場合には,補助板2の中心
孔5と同一線上の中心孔により遠い中心線で30mm程
度離れた場所に設けた上方の第2補助孔9に,メインホ
イール3の中心を合わせて固着すればよい。
【0009】メインホイール3を搭乗者の体型に合わせ
て調節した場合,キャスタープレート10に配設されて
いるブレーキ用把手13付きのブレーキ用押え具11が
使えなくなる。そのために,ブレーキ調整つまみ14を
回動させ,ブレーキ用把手13付きのブレーキ用押え具
11を摺動できるようにしている。
【0010】本体のシート部の下部に配設されている開
閉自在のXフレームは,図3で示すように利用する場合
には拡げた状態のXフレーム7となり,折り畳むと閉じ
た状態のXフレーム8となり,ほぼ中心部にはXフレー
ムを軸着する中心軸があり,それぞれのXフレームの上
部に近い部分は内側に屈曲させて折り畳み易くなってい
る。
【0011】車椅子本体の前部には,パイプ状の脚架部
12を水平に設けており,該パイプ状の脚架部12には
バネ15を内蔵して中心から折曲可能にしている。従来
の車椅子は布状のベルトで連接しているため,脚部に障
害を持つ障害者が連日利用していると,足首が屈曲する
という弊害が起きている。本発明の構造では実験の結
果,足首の屈曲は起きないという結果が出ている。
【0012】車椅子本体のシート部のフレーム17は1
0〜25度の傾斜角を持たせて構成しているため,陣害
者が腰を深くシートに静める事ができ,前のめりが防げ
るばかりか,安定感とともに安全性を確保することがで
きた。また,該シート部に,図4で示すようにシート前
部18よりもシート後部19を厚くしたシート16を載
置することによって,さらに乗り易くなった。
【0013】さらに,車椅子を幅狭くしながらも,腰部
を安定的に据えるため,本体主フレーム1とシート部の
フレーム17と補助フレーム20の間に,メインホイー
ル3に接触しない範囲で湾曲した凹部を持つ安全板21
を配設した。安全板21は,合成樹脂で成形し,内面に
布や弾性樹脂などを貼付しておくと良い。
【0014】
【効 果】本考案は,以上のような構成、つま
り、メインホイールの本体主フレーム取付け部にエキセ
ントリック方式の補助板を本体主フレームに搭乗者の体
型に応じて変位させて装着し,該補助板の位置に対応し
てブレーキを調整できるようにしたので,障害の程度,
身体障害者の体重や横幅,それに身長とくに足の長さな
どの違いに応じて車軸の位置を調節し,身体障害者が安
心し,安定して乗車できるようになった。また,キャス
タープレートに配設されるブレーキ用押え具を,ブレー
キ調整つまみで摺動できるようにしため,駐停車時に車
輪を確実に停止させることが出来,Uターンする場合に
も簡単にできるようになった。
【0015】パイプ状の脚架部を水平にし,バネを内蔵
して中心から折曲可能にしたため,足の硬直を防止で
き,本体のシート部のフレームを傾斜角を持たせて構成
し,シート前部よりもシート後部を厚くしたシートを載
置し,本体主フレームとシート部のフレームと補助フレ
ームの間にメインホイールに接触しない範囲で湾曲した
凹部を持つ安全板を配設しているため,障害者が腰を深
くシートに静める事ができ,前のめりが防げるばかり
か,乗り易くなり,安定感とともに安全性を確保するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメインホイール取付部を表出した車椅
子の側面図。
【図2】本発明の車椅子の脚架部の構造図。
【図3】本発明の本体のXフレームの折り畳み状態図。
【図4】本発明に用いるシートの側面図。
【符号の説明】
1:本体主フレーム 2:補 助 板 3:メインホイール 4:キャスター 5:中 心 孔 6:第1補助孔 7:拡げた状態のXフレーム 8:閉じた状態のXフレーム 9:第2補助孔 10:キャスタープレート 11:ブレーキ用押え具 12:脚 架 部 13:ブレーキ用把手 14:ブレーキ調整つまみ 15:バ ネ 16:シ ー ト 17:シート部のフレーム 18:シート前部 19:シート後部 20:補助フレーム 21:安 全 板 22:リング状手動回転具

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二個のメインホイールと二個のキャスター
    とで構成される身体障害者用折り畳み式車椅子におい
    て,メインホイールの取付け部にエキセントリック方式
    の補助板を設け,該補助板を本体主フレームに搭乗者の
    体型に応じて変位させて装着し,該補助板の位置に対応
    してブレーキを調節できるようにしたことを特徴とする
    メインホイールを調整可能にした身体障害者用折り畳み
    式車椅子。
  2. 【請求項2】補助板の中心孔と同一線上において,中心
    孔により近い中心線で30mm程度離れた場所に第1補
    助孔を設け,中心孔の反対側のより遠い中心線で40m
    m程度離れた場所に,第2補助孔を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のメインホイールを調整可能にした身
    体障害者用折り畳み式車椅子。
  3. 【請求項3】キャスタープレートに配設されるブレーキ
    用把手付きのブレーキ用押え具を,調整つまみで摺動で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1記載のメイン
    ホイールを調整可能にした身体障害者用折り畳み式車椅
    子。
  4. 【請求項4】本体主フレームを固定し,ほぼ中心部を軸
    着するそれぞれのXフレームの上部に近い部分を内側に
    屈曲させたことを特徴とする請求項1記載のメインホイ
    ールを調整可能にした身体障害者用折り畳み式車椅子。
  5. 【請求項5】本体の前部に設けたパイプ状の脚架部を水
    平にし,該パイプ状の脚架部にバネを内蔵し,中心から
    折曲可能にしたことを特徴とする請求項1記載のメイン
    ホイールを調整可能にした身体障害者用折り畳み式車椅
    子。
  6. 【請求項6】本体のシート部のフレームを10〜25度
    の傾斜角を持たせ,該シート部にシート前部よりもシー
    ト後部を厚くしたシートを載置したことを特徴とする請
    求項1記載のメインホイールを調整可能にした身体障害
    者用折り畳み式車椅子。
  7. 【請求項7】本体主フレームとシート部のフレームと補
    助フレームの間にメインホイールに接触しない範囲で湾
    曲した凹部を持つ安全板を配設したことを特徴とする請
    求項1記載のメインホイールを調整可能にした身体障害
    者用折り畳み式車椅子。
JP3331093A 1991-10-14 1991-10-14 メインホイールを調整可能にした身体障害者用 折り畳み式車椅子 Expired - Lifetime JP2850170B2 (ja)

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