JP2849570B2 - レンズメータ - Google Patents

レンズメータ

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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乱視軸と被加工レン
ズの円柱軸とを表示するようにしたレンズメータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、メガネを作る場合には、
まず顧客の眼の眼屈折度や乱視軸等の測定を行って、こ
の測定に基づいてメガネレンズに対する処方データを作
成すると共に、メガネのレンズ枠やレンズの種類等を顧
客に選択させて、これらの情報を加工場等に送る。この
加工場では、上述の情報を基に被加工レンズを選択し
て、この被加工レンズの乱視軸の向きや光学中心(光軸)
等をレンズメータで測定すると共に、被加工レンズを加
工してメガネのレンズ枠に実装したときに乱視軸が目的
の方向を向くように上述の測定に基づいて被加工レンズ
に印点(マーキング)する。
【0003】次に、メガネ枠の玉型(型板)を被加工レン
ズ上に重ねて、両者の光軸及び乱視軸の向き等の軸合わ
せをし、玉型の周縁が被加工レンズの周縁から外側に出
るか否か、すなわち素地切れとなるか否かという加工可
否を確認する。この加工可否確認作業には、直接視認す
る直視式と、投影による投影式とがある。
【0004】そして、この確認作業で、玉型の周縁が被
加工レンズの周縁から外側に出る場合には、加工が不可
能であるので、更に大きい径のレンズに代える必要があ
る。一方、外側に出ない場合には、加工することが可能
であるので、吸着器を用いて加工治具である吸着盤を被
加工レンズの中央に光軸の軸線と一致させて取り付け、
この吸着盤を玉摺機のレンズ保持軸に取り付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被加工レン
ズの印点はレンズメータの表示部に表示される被加工レ
ンズの円柱軸を処方の乱視軸角度に一致させて行うが、
これは、表示部に表示される円柱軸の角度を表示部に付
されているスケールの数値を読み取り、この数値が処方
の乱視軸角度となるように、被加工レンズの位置を調整
して行うものである。このように、被加工レンズの円柱
軸の角度をスケールで読みとりながら被加工レンズの位
置を調整しなければならず、非常に面倒であるという問
題があった。
【0006】そこで、この発明は上記問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、被加工レンズの円柱軸を処
方の乱視軸角度に容易に一致させることのできるレンズ
メータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため被加工レンズの光学特性を測定する光学
測定手段と、前記被加工レンズに印点を行う印点手段と
を備えたレンズメータにおいて、処方データを入力する
処方データ入力手段と、前記処方データに基づいた乱視
軸と、前記光学特性に基づいた被加工レンズの円柱軸と
を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
【実施形態】以下、この発明を図面に基づいて説明す
る。
【0009】[第1実施形態]図1,図3において、1
はこの発明に係るレンズメータである。また、図3にお
いて、2は図2のICカードリーダー2aとICリードライ
ター2bとから構成されるICカードデータ記録再生装
置、3は他覚式検眼機、4は自覚式検眼機、5は顧客管
理用のコンピュータ、6は被加工レンズの形状加工用の
玉摺機、7はメガネフレームのレンズ枠の形状やレンズ
枠間距離やフレームPD等を測定するフレームリーダーで
ある。このレンズメータ1、データ記録再生装置2、他
覚式検眼機3、自覚式検眼機4、顧客管理用のコンピュ
ータ5、玉摺機6等は互いに情報の伝送が行い得るよう
になっている。
【0010】図3のレンズメータ1の本体8の前面下部
には、図1に示したようにキーボード9が設けられてい
る。このキーボード9は、レンズの光学特性測定時に用
いる多数の操作スイッチ10と、データ入力モード設定
用の多数のスイッチ11と、データとしての数値入力用
のテンキー12を有する。また、本体8の前面中央に
は、内部にレンズ形状を測定するセンサーが第2図の測
定部13a(測定手段)として内蔵されているレンズ受け
台13が設けられている。
【0011】このレンズ受け台13には、図9,図10
に示したようなレンズ受け台用アダプターAが取り付け
可能である。アダプターAの中央には擂り鉢状の凹部a
が形成され、凹部aの中央には小孔bが形成されてい
る。そして、アダプターAをレンズ受け台13上に取り
付けて使用する場合には、凹部aの中心すなわち小孔b
の中心Obを測定部13aの中心に一致させる。この状態
で、凹部a内に被加工レンズを載置し、被加工レンズの
外形中心の光学特性を測定することにより、プリズム量
から光学中心を後述する演算手段で演算することにより
算出できるように構成されている。これによれば、光学
中心がその外形中心とずれている被加工レンズにも対応
できる。
【0012】また、レンズ受け台13の上方には、本体
8と一体の取付突部14が配設されている。この取付突
部14には、図示しないレンズ押えや印点手段(マーキ
ング手段)が装着されている。そして、本体8の上部に
はモニターTV15(表示手段)が設けられている。
【0013】上述の取付突部14の下部には、加工治具
取り付け手段としての吸着盤取付レバー16が軸線A-
A´を中心に水平回動可能に且つ上下方向に駆動可能に
装着されている。この吸着盤取付レバー16の回動操作
及び上下方向への駆動操作は、手動で行なうようにして
いるが、自動的に行なうようにしても良い。この吸着盤
取付レバー16の中間部には吸着盤ホルダー17が設け
られ、この吸着盤ホルダー17には加工治具としてのゴ
ム製の吸着盤18の取付軸部18aが着脱自在に保持さ
れるようになっている。
【0014】本体8の内部には、図2に示したような制
御回路19が設けられている。この制御回路19は、演
算制御部20と、データ入力部21と、データ記憶メモ
リ22を有する。
【0015】このデータ入力部21は、レンズ径入力部
21a(被加工レンズの外周情報入力手段),フレームPD
入力部21b,瞳孔PD入力部21c,レンズデータ入力部
21d(レンズデータ入力手段),偏心量入力部21e等か
ら構成されている。しかも、このデータ入力部21は、
図1に示したモード設定用のスイッチ11で選択され
て、レンズ径,フレームPD,瞳孔PD,レンズデータ,偏
心量(プリズム作用を出すための移動量)等を演算制御部
20(演算手段)に入力する。尚、フレームPD入力部21
bと瞳孔PD入力部21Cはアイポイント入力手段を構成し
ている。また、フレームPDは、図4に示すようにメガネ
フレームMFの両レンズ枠(フレーム枠)Fにおけるレン
ズ枠中心間距離すなわち幾何学中心間の距離d1を示す
ものであり、瞳孔PDは、図5に示すように装用者の両眼
における瞳孔中心間の距離d2を示すものである。
【0016】ここで、このレンズ径入力部21aは、レ
ンズの径をキーボード9のテンキー12で入力するが、
被加工レンズLをレンズ受け台13に載せたときに測定
部13aで自動的に測定されるように構成すれば、円形
レンズ以外の変形レンズのデータも入力することが可能
となる。
【0017】また、瞳孔PD入力部21c,レンズデータ入
力部21dには、他覚式検眼機3や自覚式検眼機4から
オンラインやICカード等によって直接データを入力する
ようにする。しかし、データが他覚式検眼機3や自覚式
検眼機4から瞳孔PD入力部21c,レンズデータ入力部
21dに直接入力されない場合には、他覚式検眼機3や
自覚式検眼機4による測定の結果得られた処方データ等
を見ながら、モード設定用のスイッチ11の操作とキー
ボード9のテンキー12の操作により必要なデータを入
力する。
【0018】演算制御部20には、ICカードデータ記録
再生装置2のICカードリーダー2aからフレーム形状デ
ータやレンズデータが入力されると共に、レンズ受け台
13に設けられた測定部(センサー)13aから計測信号
が入力される。このメガネフレームのフレーム形状情報
入力手段としてのICカードリーダー2aには、フレーム
リーダー7で計測されたメガネフレームのレンズ枠の形
状(フレーム形状)やレンズ枠間距離或はフレームPD(レ
ンズ枠中心間距離)等のデータや、他覚式検眼機3や自
覚式検眼機4による検眼時に使用した最適のトライアル
レンズ等のレンズデータが入力される。尚、フレームPD
は、フレームリーダー7で測定が可能であればICカード
リーダー2aを介して演算制御部20に入力するが、フ
レームリーダー7で測定不能の場合にはフレームPD入力
部21bから上述のテンキー9で入力する。
【0019】ここで、カードリーダ2a又はオンライン
によって演算制御部20に入力されるレンズデータに
は、検眼によって処方されたレンズの屈折度数,円柱度
数,軸角度,偏心量,瞳孔PD(瞳孔間距離)等の検眼デー
タが含まれる。そして、ICカードリーダー2aは検眼デ
ータ(処方データ)を入力する検眼データ入力手段とし
ての機能をも有する。なお、ICカードリーダー2aを使
用しない場合には、演算制御部20が検眼データを入力
する検眼データ入力手段として機能する。
【0020】一方、演算制御部20からは、フレーム枠
の形状データが含まれる加工データをICカードデータ記
録再生装置2のICリードライター2bに入力すると共
に、被加工レンズLのデータや形状,レンズ枠等をモニ
ターTV15に入力して表示させる。このICリードライタ
ー2bは、被加工レンズ周縁部の研削加工制御に必要な
加工データを玉摺機6に入力する。また、演算制御部2
0はブザー23を駆動制御する。
【0021】この演算制御部20は、フレームPDと瞳孔
PDからフレーム枠F内に設けるアイポイントPの位置
(図6参照)を演算する。そして、このアイポイントPと
被加工レンズLの光学中心Oとを一致させ、選択された
メガネフレームMF(図3)に対して素地切れが生じない
かどうかを演算する。この際、モニターTV15上にフレ
ーム枠Fと被加工レンズLを重ね合わせた表示を行な
い、視覚的にレンズの素地切れ状態を観察可能とする。
また、図6に示した処方のアイポイントPと図7に示し
た被加工レンズLの光学中心Oを図8に示した如く一致
させると共に、図6に示した処方の乱視軸Xと図7に示
した被加工レンズLの円柱軸X´を図8に示した如く一
致させて表示させる。すなわち、被加工レンズの外形
と、乱視軸Xを示すグラフィックと、円柱軸X´を示す
グラフィックとを同一画面上に表示するものである。
【0022】そして、上述の演算の結果、素地切れが生
じた場合、モニターTV15の画面上にその旨のメッセー
ジを表示させると共に、ブザー23によりアラーム表示
も行なう。
【0023】次に、演算の結果、被加工レンズLが素地
切れとならない場合には、被加工レンズLをレンズ受け
台13に載せて、被加工レンズLの光学中心の光学特性
を測定する。そして、この測定値と既に入力されている
レンズデータの球面度数,円柱度数とを比較し異なって
いるときには、モニターTV15画面上にその旨のメッセ
ージを表示すると共に、ブザー23によってアラーム表
示も行なう。尚、レンズデータは、レンズメータに入力
せずに、処方データを見ながら測定結果と比較し、加工
すべきレンズかどうかを判断させても良い。
【0024】更に、この被加工レンズLの光学特性も処
方データ通りのものであれば、レンズ受け台13上のモ
ニターTV15画面上に固定表示されているフレーム枠
F,アイポイントP,処方の乱視軸Xと被加工レンズL
の光学中心O,円柱軸X´とを一致させる。
【0025】この場合、モニターTV15上に表示される
乱視軸Xに円柱軸X´が、アイポイントPに光学中心O
がそれぞれ一致するようにモニターTV15を見ながら被
加工レンズLの位置を調整する。このように、モニター
TV15上に表示される乱視軸Xに円柱軸X´を一致させ
ればよいので、従来のようにモニターTV15上に付され
ているスケール(図示せず)の数値を読み取る必要がな
く、円柱軸X´を乱視軸Xに容易に一致させることがで
きる。
【0026】なお、乱視軸Xをグラフィック表示する代
わりに、円柱軸X´とともに円柱軸X´の円柱軸角度の
数値と、この数値の近傍に乱視軸Xの数値を表示するよ
うにしてもよい。
【0027】吸着盤取付レバー16の吸着盤ホルダー1
7に吸着盤18を保持させた後、この吸着盤取付レバー
16を90度回転させることにより、吸着盤18の中心
を被加工レンズLの光学中心Oに一致させる。次に、こ
の吸着盤取付レバー16を押し下げて、吸着盤取付レバ
ー16の吸着盤18をレンズ受け台13上の被加工レン
ズLに吸着させる。この吸着に際しては、吸着盤18の
中心と被加工レンズLの光学中心Oとが一致させられ
る。
【0028】このように、フレーム枠F,アイポイント
P,処方の乱視軸Xと被加工レンズLの光学中心O,円
柱軸X´とを一致させるとともに吸着盤18の中心を被
加工レンズLの光学中心Oに一致させて吸着盤取付レバ
ー16を押し下げるだけで、被加工レンズLに吸着盤1
8を吸着させることができるので、従来の吸着器が不要
であり、また、吸着器に被加工レンズLをセットする必
要がないので、吸着盤の取り付け作業は簡単なものとな
る。
【0029】そして、吸着盤18を被加工レンズLに吸
着させ後、この吸着盤18を玉摺機6にセットすれば、
メガネのレンズ枠に実装したときに乱視軸が目的の方向
を向くように玉摺機6が被加工レンズを研削加工してい
く。
【0030】[第2実施形態]次に、図11〜図16に
第2実施形態を示す。
【0031】このレンズメータ30は、選択された被加
工レンズLがメガネフレームMF(図3)に対して素地切
れとなるか否かを、被加工レンズLの像とレンズ枠F表
示像とを光学的に重ね合わせて確認するものである。し
かも、本実施形態では、図2に示したレンズ径入力部2
1aを省略すると共に、演算制御部20を演算制御部2
0´に代えた制御回路を用いている。
【0032】図11に示すレンズメータ30の本体31
はコ字状の側面形状を有している。底部には例えばLCD
(液晶表示装置)等の表示部32が形成されており、一段
高に形成された右側壁31aには、円錐台筒状のレンズ
載置台33が設けられている。レンズ載置台33の内部
にはリング状透光部32aを有するリングマスク34(図
12参照)が装着されており、表示部32及びレンズ載
置台33の上部には、ハーフミラー35,36がそれぞ
れ配置されている。表示部32の上方に位置する本体3
1上部には、外表面に設けられた円筒37に連通する開
口が形成されている。
【0033】図12に示すように、レンズメータ30は
測定光学系と第1観察光路及び第2観察光路を形成する
第1,第2観察光学系を有している。
【0034】測定光学系は、光源38、コンデンサーレ
ンズ39、絞りマスク40、コリメータレンズ41、ハ
ーフミラー36、リングマスク34、反射ミラー42、
フォーカスレンズ43、CCD44等の光学部材を有す
る。そして、光源38からの照明光は、コンデンサーレ
ンズ39,絞りマスク40、コリメータレンズ41、ハ
ーフミラー36、リングマスク34、反射ミラー42、
フォーカスレンズ43を介してレンズ載置台33に載置
された被加工レンズLをCCD44に投影させる。この
投影像は、図13に示すように、円柱屈折がない場合は
円環状の像Aとなり、円柱屈折がある場合は歪んだ楕円
状の像Bとなる。そして、この投影像により演算制御部
20´において被加工レンズLの光学特性が測定され、
その結果を表示部32の表示面32aに図11に示すよ
うに表示させる。
【0035】第1観察光学系は、表示部32、ハーフミ
ラー35、レンズ45、反射ミラー46、接眼レンズ4
7等の光学部材を有する。そして、表示面部32aは、
ハーフミラー35、レンズ45、反射ミラー46、接眼
レンズ47等から形成される第1観察光学系を介して観
察眼Eに投影される。
【0036】第2観察光学系は、ハーフミラー36、レ
ンズ48、ハーフミラー35、レンズ45、反射ミラー
46、接眼レンズ47等の光学部材を有する。そして、
リングマスク34が組み込まれたレンズ載置台33に載
置された被加工レンズLを、ハーフミラー36、レンズ
48、ハーフミラー35、レンズ45、反射ミラー4
6、接眼レンズ47等から形成された第2観察光路を介
して観察眼Eに投影させる。レンズ48は被加工レンズ
Lの倍率と、表示部32の表示倍率を合わせるためのも
のである。
【0037】このように、第1,第2観察光路のうち共
通に使用されているレンズ45、反射ミラー46、接眼
レンズ47は、表示部32の表示面32aの表示と被加
工レンズLとを重ね合わせて同時に視認するための共通
光路を構成している。
【0038】また、図14に示すように、演算制御部2
0´は処方のデータを演算処理してフレーム形状D1,
フレーム中心D2,瞳孔中心D3及び乱視軸X等を表示面
32aに表示させる。このとき、図15に示すように乱
視軸Xは所定の角度αを有して表示される。
【0039】そして、例えば表示面32aを見ながら被
加工レンズLを手動により調整し、円柱軸X´方向を乱
視軸X方向に、光学中心Oを瞳孔中心D3にそれぞれ一
致させることにより、表示面32a上の被加工レンズL
が素地切れ状態となるか否かを確認する。
【0040】また、多焦点レンズ(図16の二重焦点レ
ンズ)等レンズ表面を考慮しなければならないときに
は、レンズ表面を観察し近用部L1´が正しくフレーム
形状D1内に入っているかを確認する。また、近用瞳孔P
Dを予め入力しておくことにより、近用瞳孔中心D4を表
示させるようにしてもよい。
【0041】なお、演算制御部20´により表示面32
aに表示される乱視軸X,フレーム形状D1,フレーム中
心D2,瞳孔中心D3等は、瞳孔中心D3と測定光学系の
測定光軸とが一致する位置、又は必要に応じて所定量ず
らした位置に表示させ、被加工レンズLの円柱軸X´及
び光学中心を乱視軸Xと瞳孔中心D3に合わせてもよ
い。このように構成すれば、図1に示したような加工治
具取り付け手段を設けることにより、確認後、被加工レ
ンズLを動かすことなく吸着盤の吸着が行え、第1実施
形態と同様に吸着盤の取り付け作業を簡単に行うことが
できる。
【0042】ここで、入力された処方のデータの屈折度
数と測定した被加工レンズLの屈折度数に差があるとき
は、警告手段によりこの差を検出し表示画面32aにそ
の旨のメッセージを表示させると共に、例えば第1実施
形態のブザー23等により警告する。
【0043】この第2実施形態においても、第1実施形
態と同様に、表示画面32aに表示さ乱視軸Xに円柱軸
X´を一致させればよいので、従来のように表示画面上
に付されているスケールの数値を読み取る必要がなく、
円柱軸X´を乱視軸Xに容易に一致させることができ
る。なお、乱視軸Xを表示する代わりに、この乱視軸X
を示す方向に乱視軸角度の数値を点灯表示させて、この
点灯位置に円柱軸X´が一致するように被加工レンズL
の位置を調整するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、被加工レンズの円柱
軸を処方データの乱視軸に容易に一致させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレンズメータを示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示したレンズメータ内の制御回路と他の
機器との接続関係を示す回路図である。
【図3】図1に示したレンズメータと他の機器との関係
を示す説明図である。
【図4】メガネフレームのフレームPDの説明図である。
【図5】装用者の瞳孔PDの説明図である。
【図6】レンズ枠とアイポイント及び乱視軸との関係を
示す説明図である。
【図7】被加工レンズの光学中心と円柱軸との関係を示
す説明図である。
【図8】被加工レンズとメガネフレームのレンズ枠との
関係を示す説明図である。
【図9】この発明に用いるレンズ受け台用アダプターの
斜視図である。
【図10】図9のVIIIーVIII線に沿う断面図で
ある。
【図11】この発明に係るレンズメータの第2実施例を
示す斜視図である。
【図12】図11に示したレンズメータの光路図であ
る。
【図13】投影像を示す説明図である。
【図14】表示されたレンズ枠等を示す説明図である。
【図15】表示された乱視軸の方向を示す説明図であ
る。
【図16】被加工レンズ(二重焦点レンズ)を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 レンズメータ 2a ICカードリーダ 13 レンズ受台 15 モニターTV L 被加工レンズ X 乱視軸 X´ 円柱軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工レンズの光学特性を測定する光学測
    定手段と、前記被加工レンズに印点を行う印点手段とを
    備えたレンズメータにおいて、 処方データを入力する処方データ入力手段と、 前記処方データに基づいた乱視軸と、前記光学特性に基
    づいた被加工レンズの円柱軸とを表示する表示手段とを
    設けたことを特徴とするレンズメータ。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、被加工レンズの外形と、
    前記乱視軸を示すグラフィックと、円柱軸を示すグラフ
    ィックとを同一画面上に表示することを特徴とする請求
    項1のレンズメータ。
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