JP3157448B2 - 被加工レンズの加工システム - Google Patents

被加工レンズの加工システム

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JP3157448B2
JP3157448B2 JP1037296A JP1037296A JP3157448B2 JP 3157448 B2 JP3157448 B2 JP 3157448B2 JP 1037296 A JP1037296 A JP 1037296A JP 1037296 A JP1037296 A JP 1037296A JP 3157448 B2 JP3157448 B2 JP 3157448B2
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加工レンズを加工
する加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、メガネを作る場合には、
まず顧客の眼の眼屈折度や乱視軸等の測定を行って、こ
の測定に基づいてメガネレンズに対する処方データデー
タを作成すると共に、メガネのレンズ枠やレンズの種類
等を顧客に選択させて、これらの情報を加工場等に送
る。この加工場では、上述の情報を基に被加工レンズを
選択して、この被加工レンズの乱視軸の向きや光学中心
(光軸)等をレンズメータで測定すると共に、被加工レン
ズを加工してメガネのレンズ枠に実装したときに乱視軸
が目的の方向を向くように上述の測定に基づいて被加工
レンズに印点(マーキング)する。
【0003】次に、メガネ枠の玉型(型板)を被加工レン
ズ上に重ねて、両者の光軸及び乱視軸の向き等の軸合わ
せをし、玉型の周縁が被加工レンズの周縁から外側に出
るか否か、すなわち素地切れとなるか否かという加工可
否を確認する。この加工可否確認作業には、直接視認す
る直視式と、投影による投影式とがある。
【0004】そして、この確認作業で、玉型の周縁が被
加工レンズの周縁から外側に出る場合には、加工が不可
能であるので、更に大きい径のレンズに代える必要があ
る。一方、外側に出ない場合には、加工することが可能
であるので、吸着器を用いて加工治具である吸着盤を被
加工レンズの中央に光軸の軸線と一致させて取り付け、
この吸着盤を玉摺機のレンズ保持軸に取り付けて被加工
レンズを加工している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、被
加工レンズ(生地レンズ)をメガネ枠の形状に研削加工す
るのに、玉板(型板)を用いずに、予め加工形状のデータ
をCPU等に記憶させておいて、この記憶データに基づい
て被加工レンズを研削砥石に対して昇降駆動させるよう
にした玉摺機が開発されている。
【0006】しかし、この玉摺機では、被加工レンズに
円柱軸がある場合、この円柱軸が乱視軸と同方向に向く
ように被加工レンズを研削するために、検眼器で検眼し
た処方データを見ながら乱視軸データである検眼データ
を手動操作で玉摺機に入力していた。このため、その操
作が面倒であるという問題があった。
【0007】そこで、この発明は上記問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、手動操作で処方データを入
力する必要のない被加工レンズの加工システムを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、被検眼の検眼によって得られ
た処方箋データを出力する検眼機と、メガネフレームの
レンズ枠を測定して得られた形状データを出力するフレ
ームリーダと、被加工レンズの光学特性を測定するとと
もに、この測定結果と前記検眼機から出力される処方箋
データとが一致していないとき警告するレンズメータ
と、前記検眼機から出力される処方箋データと前記フレ
ームリーダから出力される形状データとが入力され、こ
の入力された処方箋データと形状データとに基づいて被
加工レンズを研削する加工装置とを備えていることを特
徴とする。請求項2の発明では、前記処方箋データは、
被検眼の乱視軸方向を示すデータを含み、前記加工装置
は、乱視軸方向を示すデータと前記形状データとに基づ
いて被加工レンズを加工することを特徴とする。
【0009】
【実施形態】以下、この発明を図面に基づいて説明す
る。
【0010】[第1実施形態]図1,図3において、1
はこの発明に係るレンズメータである。また、図3にお
いて、2は図2のICカードリーダー2aとICリードライ
ター2bとから構成されるICカードデータ記録再生装
置、3は他覚式検眼機、4は自覚式検眼機、5は顧客管
理用のコンピュータ、6は被加工レンズの形状加工用の
玉摺機、7はメガネフレームのレンズ枠の形状やレンズ
枠間距離やフレームPD等を測定するフレームリーダーで
ある。このレンズメータ1、データ記録再生装置2、他
覚式検眼機3、自覚式検眼機4、顧客管理用のコンピュ
ータ5、玉摺機6等は互いに情報の伝送が行い得るよう
になっている。
【0011】図3のレンズメータ1の本体8の前面下部
には、図1に示したようにキーボード9が設けられてい
る。このキーボード9は、レンズの光学特性測定時に用
いる多数の操作スイッチ10と、データ入力モード設定
用の多数のスイッチ11と、データとしての数値入力用
のテンキー12を有する。また、本体8の前面中央に
は、内部にレンズ形状を測定するセンサーが第2図の測
定部13a(測定手段)として内蔵されているレンズ受け
台13が設けられている。
【0012】このレンズ受け台13には、図9,図10
に示したようなレンズ受け台用アダプターAが取り付け
可能である。アダプターAの中央には擂り鉢状の凹部a
が形成され、凹部aの中央には小孔bが形成されている。
そして、アダプターAをレンズ受け台13上に取り付け
て使用する場合には、凹部aの中心すなわち小孔bの中
心Obを測定部13aの中心に一致させる。この状態で、
凹部a内に被加工レンズを載置し、被加工レンズの外形
中心の光学特性を測定することにより、プリズム量から
光学中心を後述する演算手段で演算することにより算出
できるように構成されている。これによれば、光学中心
がその外形中心とずれている被加工レンズにも対応でき
る。
【0013】また、レンズ受け台13の上方には、本体
8と一体の取付突部14が配設されている。この取付突
部14には、図示しないレンズ押えや印点手段(マーキ
ング手段)が装着されている。そして、本体8の上部に
はモニターTV15(表示手段)が設けられている。
【0014】上述の取付突部14の下部には、加工治具
取り付け手段としての吸着盤取付レバー16が軸線A-
A´を中心に水平回動可能に且つ上下方向に駆動可能に
装着されている。この吸着盤取付レバー16の回動操作
及び上下方向への駆動操作は、手動で行なうようにして
いるが、自動的に行なうようにしても良い。この吸着盤
取付レバー16の中間部には吸着盤ホルダー17が設け
られ、この吸着盤ホルダー17には加工治具としてのゴ
ム製の吸着盤18の取付軸部18aが着脱自在に保持さ
れるようになっている。
【0015】本体8の内部には、図2に示したような制
御回路19が設けられている。この制御回路19は、演
算制御部20と、データ入力部21と、データ記憶メモ
リ22を有する。
【0016】このデータ入力部21は、レンズ径入力部
21a(被加工レンズの外周情報入力手段),フレームPD
入力部21b,瞳孔PD入力部21c,レンズデータ入力部
21d(レンズデータ入力手段),偏心量入力部21e等か
ら構成されている。しかも、このデータ入力部21は、
図1に示したモード設定用のスイッチ11で選択され
て、レンズ径,フレームPD,瞳孔PD,レンズデータ,偏
心量(プリズム作用を出すための移動量)等を演算制御部
20(演算手段)に入力する。尚、フレームPD入力部21
bと瞳孔PD入力部21Cはアイポイント入力手段を構成し
ている。また、フレームPDは、図4に示すようにメガネ
フレームMFの両レンズ枠(フレーム枠)Fにおけるレン
ズ枠中心間距離すなわち幾何学中心間の距離d1を示す
ものであり、瞳孔PDは、図5に示すように装用者の両眼
における瞳孔中心間の距離d2を示すものである。
【0017】ここで、このレンズ径入力部21aは、レ
ンズの径をキーボード9のテンキー12で入力するが、
被加工レンズLをレンズ受け台13に載せたときに測定
部13aで自動的に測定されるように構成すれば、円形
レンズ以外の変形レンズのデータも入力することが可能
となる。
【0018】また、瞳孔PD入力部21c,レンズデータ入
力部21dには、他覚式検眼機3や自覚式検眼機4から
オンラインやICカード等によって直接データを入力する
ようにする。しかし、データが他覚式検眼機3や自覚式
検眼機4から瞳孔PD入力部21c,レンズデータ入力部
21dに直接入力されない場合には、他覚式検眼機3や
自覚式検眼機4による測定の結果得られた処方データ等
を見ながら、モード設定用のスイッチ11の操作とキー
ボード9のテンキー12の操作により必要なデータを入
力する。
【0019】演算制御部20には、ICカードデータ記録
再生装置2のICカードリーダー2aからフレーム形状デ
ータやレンズデータが入力されると共に、レンズ受け台
13に設けられた測定部(センサー)13aから計測信号
が入力される。このメガネフレームのフレーム形状情報
入力手段としてのICカードリーダー2aには、フレーム
リーダー7で計測されたメガネフレームのレンズ枠の形
状(フレーム形状)やレンズ枠間距離或はフレームPD(レ
ンズ枠中心間距離)等のデータや、他覚式検眼機3や自
覚式検眼機4による検眼時に使用した最適のトライアル
レンズ等のレンズデータが入力される。尚、フレームPD
は、フレームリーダー7で測定が可能であればICカード
リーダー2aを介して演算制御部20に入力するが、フ
レームリーダー7で測定不能の場合にはフレームPD入力
部21bから上述のテンキー9で入力する。
【0020】ここで、カードリーダ2a又はオンライン
によって演算制御部20に入力されるレンズデータに
は、検眼によって処方されたレンズの屈折度数,円柱度
数,軸角度,偏心量,瞳孔PD(瞳孔間距離)等が含まれ
る。
【0021】一方、演算制御部20からは、フレーム枠
の形状データが含まれる加工データをICカードデータ記
録再生装置2のICリードライター2bに入力すると共
に、被加工レンズLのデータや形状,レンズ枠等をモニ
ターTV15に入力して表示させる。このICリードライタ
ー2bは、被加工レンズ周縁部の研削加工制御に必要な
加工データを玉摺機(加工装置)6に入力する。また、
演算制御部20はブザー23を駆動制御する。なお、玉
摺機6に入力する加工データは、フレーム枠の形状デー
タや被検眼の乱視軸方向を示すデータ等である。
【0022】この演算制御部20は、フレームPDと瞳孔
PDからフレーム枠F内に設けるアイポイントPの位置
(図6参照)を演算する。そして、このアイポイントPと
被加工レンズLの光学中心Oとを一致させ、選択された
メガネフレームMF(図3)に対して素地切れが生じない
かどうかを演算する。この際、モニターTV15上にフレ
ーム枠Fと被加工レンズLを重ね合わせた表示を行な
い、視覚的にレンズの素地切れ状態を観察可能とする。
また、図6に示した処方データのアイポイントPと図7
に示した被加工レンズLの光学中心Oを図8に示した如
く一致させると共に、図6に示した処方データの乱視軸
Xと図7に示した被加工レンズLの円柱軸X´を図8に
示した如く一致させて表示させる。
【0023】そして、上述の演算の結果、素地切れが生
じた場合、モニターTV15の画面上にその旨のメッセー
ジを表示させると共に、ブザー23によりアラーム表示
も行なう。
【0024】次に、演算の結果、被加工レンズLが素地
切れとならない場合には、被加工レンズLをレンズ受け
台13に載せて、被加工レンズLの光学中心の光学特性
を測定する。そして、この測定値と既に入力されている
レンズデータの球面度数,円柱度数とを比較し異なって
いるときには、モニターTV15画面上にその旨のメッセ
ージを表示すると共に、ブザー23によってアラーム表
示も行なう。尚、レンズデータは、レンズメータに入力
せずに、処方データを見ながら測定結果と比較し、加工
すべきレンズかどうかを判断させても良い。
【0025】更に、この被加工レンズLの光学特性も処
方データ通りのものであれば、レンズ受け台13上のモ
ニターTV15画面上に固定表示されているフレーム枠
F,アイポイントP,処方データの乱視軸Xと被加工レ
ンズLの光学中心O,円柱軸X´とを一致させる。
【0026】この場合、モニターTV15上に表示される
乱視軸Xに円柱軸X´が、アイポイントPに光学中心O
がそれぞれ一致するようにモニターTV15を見ながら被
加工レンズLの位置を調整する。このように、モニター
TV15上に表示される乱視軸Xに円柱軸X´を一致させ
ればよいので、従来のようにモニターTV15上に付され
ているスケール(図示せず)の数値を読み取る必要がな
い。
【0027】そして、吸着盤取付レバー16の吸着盤ホ
ルダー17に吸着盤18を保持させた後、この吸着盤取
付レバー16を90度回転させることにより、吸着盤1
8の中心を被加工レンズLの光学中心Oに一致させる。
次に、この吸着盤取付レバー16を押し下げて、吸着盤
取付レバー16の吸着盤18をレンズ受け台13上の被
加工レンズLに吸着させる。この吸着に際しては、吸着
盤18の中心と被加工レンズLの光学中心Oとが一致さ
せられる。
【0028】このように、フレーム枠F,アイポイント
P,処方データの乱視軸Xと被加工レンズLの光学中心
O,円柱軸X´とを一致させるとともに吸着盤18の中
心を被加工レンズLの光学中心Oに一致させて吸着盤取
付レバー16を押し下げるだけで、被加工レンズLに吸
着盤18を吸着させることができるので、従来の吸着器
が不要であり、また、吸着器に被加工レンズLをセット
する必要がないので、吸着盤の取り付け作業は簡単なも
のとなる。
【0029】そして、吸着盤18を被加工レンズLに吸
着させ後、この吸着盤18を玉摺機6にセットすれば、
メガネのレンズ枠に実装したときに円柱軸X´が乱視軸
Xの方向を向くように玉摺機6が入力された加工データ
に基づいて被加工レンズLを研削加工していく。この場
合、レンズメータ1の演算制御部20が素地切れが生じ
ないという演算結果を出したとき、すなわち、加工可の
判断をしたときや被加工レンズLの光学特性と処方デー
タデータとが一致していることをレンズメータ1が判断
したき、玉摺機6が被加工レンズLを研削加工していく
ようにしてもよい。
【0030】ところで、ICリードライター2bは、被
加工レンズ周縁部の研削加工制御に必要な加工データを
玉摺機6に入力するので、従来のように、玉摺機6に加
工データである検眼データを手動操作で入力する必要が
なく、このため、玉摺機6の研削操作が簡単であり、ま
た、入力するデータミスを未然に防止することができる
ので、被加工レンズLを正確に研削加工することができ
る。
【0031】[第2実施形態]次に、図11〜図16に
第2実施形態を示す。
【0032】このレンズメータ30は、選択された被加
工レンズLがメガネフレームMF(図3)に対して素地切
れとなるか否かを、被加工レンズLの像とレンズ枠F表
示像とを光学的に重ね合わせて確認するものである。し
かも、本実施形態では、図2に示したレンズ径入力部2
1aを省略すると共に、演算制御部20を演算制御部2
0´に代えた制御回路を用いている。
【0033】図11に示すレンズメータ30の本体31
はコ字状の側面形状を有している。底部には例えばLCD
(液晶表示装置)等の表示部32が形成されており、一段
高に形成された右側壁31aには、円錐台筒状のレンズ
載置台33が設けられている。レンズ載置台33の内部
にはリング状透光部32aを有するリングマスク34(図
12参照)が装着されており、表示部32及びレンズ載
置台33の上部には、ハーフミラー35,36がそれぞ
れ配置されている。表示部32の上方に位置する本体3
1上部には、外表面に設けられた円筒37に連通する開
口が形成されている。
【0034】図12に示すように、レンズメータ30は
測定光学系と第1観察光路及び第2観察光路を形成する
第1,第2観察光学系を有している。
【0035】測定光学系は、光源38、コンデンサーレ
ンズ39、絞りマスク40、コリメータレンズ41、ハ
ーフミラー36、リングマスク34、反射ミラー42、
フォーカスレンズ43、CCD44等の光学部材を有す
る。そして、光源38からの照明光は、コンデンサーレ
ンズ39,絞りマスク40、コリメータレンズ41、ハ
ーフミラー36、リングマスク34、反射ミラー42、
フォーカスレンズ43を介してレンズ載置台33に載置
された被加工レンズLをCCD44に投影させる。この
投影像は、図13に示すように、円柱屈折がない場合は
円環状の像Aとなり、円柱屈折がある場合は歪んだ楕円
状の像Bとなる。そして、この投影像により演算制御部
20´において被加工レンズLの光学特性が測定され、
その結果を表示部32の表示面32aに図11に示すよ
うに表示させる。
【0036】第1観察光学系は、表示部32、ハーフミ
ラー35、レンズ45、反射ミラー46、接眼レンズ4
7等の光学部材を有する。そして、表示面部32aは、
ハーフミラー35、レンズ45、反射ミラー46、接眼
レンズ47等から形成される第1観察光学系を介して観
察眼Eに投影される。
【0037】第2観察光学系は、ハーフミラー36、レ
ンズ48、ハーフミラー35、レンズ45、反射ミラー
46、接眼レンズ47等の光学部材を有する。そして、
リングマスク34が組み込まれたレンズ載置台33に載
置された被加工レンズLを、ハーフミラー36、レンズ
48、ハーフミラー35、レンズ45、反射ミラー4
6、接眼レンズ47等から形成された第2観察光路を介
して観察眼Eに投影させる。レンズ48は被加工レンズ
Lの倍率と、表示部32の表示倍率を合わせるためのも
のである。
【0038】このように、第1,第2観察光路のうち共
通に使用されているレンズ45、反射ミラー46、接眼
レンズ47は、表示部32の表示面32aの表示と被加
工レンズLとを重ね合わせて同時に視認するための共通
光路を構成している。
【0039】また、図14に示すように、演算制御部2
0´は処方データのデータを演算処理してフレーム形状
D1,フレーム中心D2,瞳孔中心D3及び乱視軸X等を
表示面32aに表示させる。このとき、図15に示すよ
うに乱視軸Xは所定の角度αを有して表示される。
【0040】そして、例えば表示面32aを見ながら被
加工レンズLを手動により調整し、円柱軸X´方向を乱
視軸X方向に、光学中心Oを瞳孔中心D3にそれぞれ一
致させることにより、表示面32a上の被加工レンズL
が素地切れ状態となるか否かを確認する。
【0041】また、多焦点レンズ(図16の二重焦点レ
ンズ)等レンズ表面を考慮しなければならないときに
は、レンズ表面を観察し近用部L1´が正しくフレーム
形状D1内に入っているかを確認する。また、近用瞳孔P
Dを予め入力しておくことにより、近用瞳孔中心D4を表
示させるようにしてもよい。
【0042】なお、演算制御部20´により表示面32
aに表示される乱視軸X,フレーム形状D1,フレーム中
心D2,瞳孔中心D3等は、瞳孔中心D3と測定光学系の
測定光軸とが一致する位置、又は必要に応じて所定量ず
らした位置に表示させ、被加工レンズLの円柱軸X´及
び光学中心を乱視軸Xと瞳孔中心D3に合わせてもよ
い。このように構成すれば、図1に示したような加工治
具取り付け手段を設けることにより、確認後、被加工レ
ンズLを動かすことなく吸着盤の吸着が行え、第1実施
形態と同様に吸着盤の取り付け作業を簡単に行うことが
できる。また、演算制御部20´によって第1実施形態
と同様に加工データを玉摺機6に入力させることによ
り、玉摺機6の研削操作が簡単なものとなり、また、入
力するデータミスを未然に防止する事ができるので、被
加工レンズLを正確に研削加工することができる。
【0043】ここで、入力された処方データのデータの
屈折度数と測定した被加工レンズLの屈折度数に差があ
るときは、警告手段によりこの差を検出し表示画面32
aにその旨のメッセージを表示させると共に、例えば第
1実施形態のブザー23等により警告する。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、レンズメータによっ
て被加工レンズを測定すると、その被加工レンズの測定
結果と検眼機によって測定した処方箋データとが比較さ
れ、測定結果と処方箋データとが違っていればレンズメ
ータは警告を発するので、レンズメータで測定した測定
値と検眼機で測定した処方値とを比較して被加工レンズ
が処方値のものであるかどうかをオペレータがいちいち
確認するという作業が不要となる。このため、確認作業
時の人為的ミスの発生を未然に防止することができる。
また、加工装置が形状データと被検眼の乱視軸方向を示
すデータとに基づいて被加工レンズを研削していくの
で、研削加工したレンズをメガネのレンズ枠に実装した
ときに円柱軸が乱視軸の方向を向くように被加工レンズ
を研削加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレンズメータを示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示したレンズメータ内の制御回路と他の
機器との接続関係を示す回路図である。
【図3】図1に示したレンズメータと他の機器との関係
を示す説明図である。
【図4】メガネフレームのフレームPDの説明図である。
【図5】装用者の瞳孔PDの説明図である。
【図6】レンズ枠とアイポイント及び乱視軸との関係を
示す説明図である。
【図7】被加工レンズの光学中心と円柱軸との関係を示
す説明図である。
【図8】被加工レンズとメガネフレームのレンズ枠との
関係を示す説明図である。
【図9】この発明に用いるレンズ受け台用アダプターの
斜視図である。
【図10】図9のVIIIーVIII線に沿う断面図で
ある。
【図11】この発明に係るレンズメータの第2実施例を
示す斜視図である。
【図12】図11に示したレンズメータの光路図であ
る。
【図13】投影像を示す説明図である。
【図14】表示されたレンズ枠等を示す説明図である。
【図15】表示された乱視軸の方向を示す説明図であ
る。
【図16】被加工レンズ(二重焦点レンズ)を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 レンズメータ 3 他覚式検眼器 4 自覚式検眼器 6 玉摺機 7 フレームリーダ 20 演算制御部 L 被加工レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 9/14 G01M 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検眼の検眼によって得られた処方箋デー
    タを出力する検眼機と、 メガネフレームのレンズ枠を測定して得られた形状デー
    タを出力するフレームリーダと、被加工レンズの光学特性を測定するとともに、この測定
    結果と前記検眼機から出力される処方箋データとが一致
    していないとき警告するレンズメータと、 前記検眼機から出力される処方箋データと前記フレーム
    リーダから出力される形状データとが入力され、この入
    力された処方箋データと形状データとに基づいて被加工
    レンズを研削する加工装置とを備えていることを特徴と
    する被加工レンズの加工システム。
  2. 【請求項2】前記処方箋データは、被検眼の乱視軸方向
    を示すデータを含み、 前記加工装置は、乱視軸方向を示すデータと前記形状デ
    ータとに基づいて被加工レンズを加工することを特徴と
    する請求項1の被加工レンズの加工システム。
JP1037296A 1988-10-05 1996-01-24 被加工レンズの加工システム Expired - Lifetime JP3157448B2 (ja)

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