JP4943598B2 - レンズメータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トライアルフレーム(掛け枠(検眼フレーム)ともいう)にセットされた状態のままでトライアルレンズの検眼度数(球面度数S、柱面度数C、柱面軸角度A、プリズム量P)を測定することのできるレンズメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、眼鏡店等において、被検者の眼鏡を製作する場合、他覚式、自覚式の検眼装置を用いて被検眼の視機能を検査しているが、最終的には被検者にトライアルフレームを装着させ、このトライアルフレームに複数個のトライアルレンズを組み合わせてセットし、そのトライアルレンズを通じて見える視標の見え具合により製作すべき眼鏡レンズの検眼度数(球面度数、柱面度数、柱面軸角度、プリズム量)を決定している。
【0003】
そして、従来、検者はそのトライアルレンズの検眼度数としての呼び値、トライアルフレームの目盛り(検眼度数としての円柱軸角度)を目視で読み取り、その読み取り結果をカルテ等へ処方値として記入し、管理等している。
【0004】
しかしながら、この検眼度数を読み取り、カルテ等へ記入する際に手間がかかると共に、読み取りミス、記入ミスが生じるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、手作業による読み取りミス、記入ミス等を防ぐために、トライアルレンズ(検眼レンズ)の検眼度数情報を読み取るレンズ情報読み取り装置が提案されている(特開2001−74603号公報)。
【0006】
しかしながら、このレンズ情報読み取り装置は、トライアルレンズの読み取り専用の装置であり、眼鏡店にとっては省スペース化を図る観点から望ましくない傾向にある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、トライアルフレームにセットされた状態のままで測定されたトライアルレンズの測定値をそのまま処方値として用いることのできるレンズメータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のレンズメータは、トライアルフレームに装着されたトライアルレンズの測定を行うトライアルフレーム測定モードと、通常のレンズ測定を行う通常測定モードと、前記トライアルフレーム測定モードでトライアルレンズの測定により得られた円柱軸角度のまるめ処理を実行する手段と、前記トライアルレンズの呼び値と前記トライアルフレーム測定モードでの測定値との値のズレを、トライアルレンズ間の光軸方向の距離を用いて演算することにより補正する補正処理を実行する手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載のレンズメータは、前記トライアルフレーム測定モードのときに、前記補正処理により得られた呼び値を測定結果表示画面に表示させることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載のレンズメータは、前記トライアルフレーム測定モードで測定された測定値データが転送されて眼鏡レンズ加工機、軸出し機、顧客管理装置のうちの少なくとも一つの処方値データとして用いられることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載のレンズメータは、レンズメータ本体に前記トライアルフレームを保持する保持部材が設けられていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1において、1はレンズメータである。このレンズメータ1には公知のものを用いることができ、2はそのレンズメータ1の本体、3はその本体2の上部に設けられた液晶表示装置、4は上光学部品収納部、5は下光学部品収納部、6はレンズ受けエプロン、6’はレンズ受け、7はレンズテーブル、8はレンズテーブル操作レバー、9は鼻当て支持部材である。このレンズメータ1は眼鏡フレームに挿着された状態での眼鏡レンズ、ソフトコンタクトレンズ、素地レンズ等の光学特性S、C、A、Pについて通常測定を行うことができるものである。
【0014】
ここでは、そのレンズテーブル7に、例えば吸着部材としての磁石10が設けられている。この磁石10には図2(a)、図2(c)、図2(b)、図2(d)に示す保持部材としての突き当て部材11が着脱可能に吸着されるものである。突き当て部材11には磁石10に対向する位置に磁性体11Aが設けられると共に円弧状溝11Bが設けられている。
【0015】
その突き当て部材11には例えば図3に示すトライアルフレーム12が突き当てられる。
【0016】
その図3において、13はブリッジ部、14は鼻当て高さ調節ツマミ、15、15はPD調節つまみ、16、16は角度位置調節ツマミ、17はトライアルフレームセット部材である。このトライアルフレームセット部材17はブリッジ部13に対して左右方向に可動の円弧形状部13Aに回動可能に設けられ、角度位置調節ツマミ16、16によって回動される。
【0017】
そのトライアルフレームセット部材17には図4に示すトライアルレンズとしての円柱レンズ18A、図5に示すトライアルレンズとしての球面レンズ18Bが挿着されるもので、そのトライアルフレームセット部材17にはトライアルレンズを支持するための一対の円弧状支柱19、19と押さえバネ20とが設けられている。円柱レンズ18A、球面レンズ18Bのレンズ枠18cにはツマミ部18Dが設けられている。また、レンズ枠18Cにはトライアルフレームの呼び値18Eが記載されている。
【0018】
トライアルレンズはその押さえバネ20により一対の支柱19、19に向けて押さえつけられ、トライアルフレームセット部材17に安定に保持されている。
【0019】
その一対の円弧状支柱19、19にはここでは3個のトライアルレンズが装着可能とされ、これに対応して円弧状支柱19、19にはトライアルレンズの装着溝19Aが図6に拡大して示すように形成され、この装着溝19Aにはトライアルレンズの装着の有無を検出する検出センサ19Bが設けられている。この検出センサ19Bの検出出力は図1に示す演算処理装置1Aに入力されている。その検出センサ19Bの検出出力により後述するトライアルレンズ間の距離dが求められる。
【0020】
トライアルフレーム12は各機種によって装着溝19Aの間隔が決まっており、機種毎に装着溝19Aの間隔をメモリーテーブルに登録しておけば、トライアルレンズが装着溝19Aに装着されたときの検出出力に基づいてトライアルレンズ間の距離dを自動的に求めることができる。なお、後述する距離dを自動的に求める代わりに、手動入力によりレンズメータ1に入力するようにしても良い。
【0021】
その演算処理装置1Aは、トライアルフレーム測定モードと通常の眼鏡レンズの検眼度数(球面度数S、円柱度数C、円柱軸角度A、プリズム量P)等の測定を行う通常測定モードの他、レンズメータの測定に必要な各種の処理を行う機能を有している。
【0022】
突き当て部材11の円弧溝11Bはトライアルフレーム本体13の円弧形状部13Aの円弧縁部13Bに対応する形状とされている。そのトライアルレンズの光学特性(検眼度数)をトライアルフレーム12に挿着したままの状態で測定する際、図7に示すように円弧縁部13Bが円弧溝11Bに突き当てられるようになっている。その円弧溝11Bにトライアルフレーム12を突き当てた状態でトライアルレンズの測定が行われるものとされている。
【0023】
その図7では、右側のトライアルレンズを測定している状態が示されており、右側のトライアルレンズを測定する場合には、図2(a)に示す突き当て部材11を図1に示す磁石10のうち左から数えて第1番目の磁石10に吸着させ、図2(b)に示す突き当て部材11を同様に左から数えて第2番目の磁石10に吸着させて、トライアルフレーム12の位置決め保持を行う。トライアルフレームのPD(瞳孔間距離)を変更した場合には、突き当て部材11の位置をレンズテーブル7の延びる方向にずらせば良い。
【0024】
また、左側のトライアルレンズを測定する場合には、図2(a)に示す突き当て部材11を図1に示す磁石10のうち左から数えて第4番目の磁石10に吸着させ、図2(b)に示す突き当て部材11を左から数えて第4番目の磁石10に吸着させて、トライアルフレーム12の位置決め保持を行う。この一対の突き当て部材11、11を用いることにより、トライアルフレーム12の回転阻止、左右方向の位置決め、高さ方向の位置決め、奥行き方向の位置決めが行われる。
【0025】
演算処理装置1Aには、トライアルフレーム12に挿着したままの状態で光学特性を測定する際に、円柱軸角度Aを丸めるためのプログラムが組み込まれている。
【0026】
レンズメータ1で測定したときには、円柱軸角度Aは従来から1°単位で表示されるようにプログラムされているが、カルテ等に処方値として記載するときには、5°単位にまるめて記載する慣行となっているからである。
【0027】
そのレンズメータ1は、トライアルフレーム測定モードと、通常測定モードとを有し、電源スイッチ(図示を略す)を押すと、図8(a)に示すように液晶表示装置3にメニュー画面21が表示される。そのメニュー画面21の左側には、トライアルフレーム測定モードを選択するか、通常測定モードを選択するかの選択画面21Aが表示され、メニュー画面21の右側には、光学特性としての円柱軸角度Aを5°毎にまるめるかまるめないかの選択画面21Bが表示される。
【0028】
その選択画面21Aの下部にはアップボタン21C、ダウンボタン21Dが表示され、選択画面21Bの下部にはアップボタン21E、ダウンボタン21F、確定ボタン21Gが表示され、アップボタン21C、ダウンボタン21Dの操作によりトライアルフレーム測定モードと通常測定モードとが切り換えられ、アップボタン21E、ダウンボタン21Fの操作により、円柱軸角度まるめモードと円柱軸角度非まるめモードとが切り換えられ、確定ボタン21Gを操作すると選択されたモードが確定される。
【0029】
そのメニュー画面21で、トライアルフレーム測定モードを選択すると、図8(b)に示すスタンバイ表示画面22となり、トライアルフレームの測定モードボタン22Aと、眼鏡レンズ、素地レンズ、トライアルレンズ等の被検レンズの光学中心を中心とした同心円状のスケール22Bと球面度数S、円柱度数C、円柱軸角度Aとが表示される。
【0030】
このスタンバイ表示画面22で、測定モードボタン22Aを押すと、図8(c)に示す測定画面23となり、トライアルフレーム測定実行ボタン23A、軸角度まるめ実行・非実行を選択する選択ボタン23B、その他のボタンが表示される。
【0031】
その測定画面23でトライアルフレーム測定実行ボタン23Aを押すと、図8(d)に示すように、光学特性の測定値としてのS、C、Aが測定結果表示画面24に表示され、軸角度まるめモードを選択した場合には、軸角度Aの測定値が点滅するようにされ、この状態で選択ボタン23Bを押すと、軸角度をまるめる前の軸角度測定値Aが測定結果表示画面24に表示され、このときには、軸角度の測定値は点滅しないようにようにされている。
【0032】
その演算処理装置1Aには、トライアルレンズの間隔dに伴う補正プログラムが設けられている。
【0033】
これは、以下に説明する理由により設けられたものである。
【0034】
従来、トライアルレンズの呼び値18Eを処方値に用いているが、実際に、被検者が見やすいと感じているトライアルフレーム装着時の検眼度数と処方値は図9に示すようにトライアルレンズ18A、18Bの間隔dの存在によって、レンズメータ1による測定値と呼び値18Eとは一致しない。この測定値と呼び値18Eとの不一致は、被検眼18Fが弱度の場合、すなわち、トライアルレンズ18A、18Bの度数が小さい場合には問題ならないが、トライアルレンズの度数が強くなると、測定値と呼び値との不一致の度合いが大きくなる。
【0035】
レンズメータ1を用いて、図10に示すように、トライアルレンズ18A、18Bをレンズ受け6’にセットして、すなわち、ここでは、球面レンズ18Bの裏面がレンズ受け6’の頂部に当接するようにしてセットして、トライアルフレーム装用時のトライアルレンズ18A、18Bの光学特性を測定すれば、被検者が実際に装用したときの測定値を得ることができる。
【0036】
しかしながら、このようにすると、検者はトライアルレンズ18A、18Bに記載されている呼び値18Eと測定値とがずれているので、違和感が生じる。
【0037】
そこで、トライアルフレーム12にセットされたトライアルレンズ18A、18Bをレンズメータ1により測定した測定値に基づき、トライアルフレーム12にセットされているトライアルレンズ18A、18Bの呼び値18Eを求める補正処理を行う。ここでは、測定値S、C、Aと呼び値18Eとの双方が測定結果表示画面24に表示される。
【0038】
その補正処理は以下の式に基づき行われる。
【0039】
いま、図9、図10に示すようにトライアルレンズとしての円柱レンズ18Aの裏面からトライアルレンズとしての球面レンズ18Bの裏面までの距離をd、レンズメータ1により得られた測定値をSA、CA、AAとする。
【0040】
このとき、このトライアルレンズの組み合わせレンズの弱主経線の方向の度数SAWはSAW=SA、強主経線の方向の度数は AS =S A +C A
となる。
なお、ここで、添字Sは強主経線方向を意味し、添字wは弱主経線方向を意味する。
ここでは、1枚目のトライアルレンズ18Aは円柱レンズであり、トライアルレンズ18Bは球面レンズであるので、弱主経線方向の度数にはトライアルレンズ18Bの度数のみが寄与し、強主経線の方向の度数にはトライアルレンズ18Bの度数とトライアルレンズ18Aの度数とが寄与するからである。
【0041】
すなわち、1枚目のトライアルレンズは、単性の円柱レンズ18Aであるので、その呼び値をC1とすると、S1S=C1、S1W=0、
となる。
というのは、円柱レンズ18Aは弱主経線方向に屈折力を有しないからである。
これに対して、2枚目のトライアルレンズは球面レンズ18Bであるので、その呼び値をS2、とすると、
2S=S2W=S2
となる。
というのは、球面レンズ18Aはいずれの経線方向にも同一の屈折力を有しているからである。
また、1枚目の円柱レンズ18Aの弱主経線方向の度数(屈折力)は「0」であるので、弱主経線方向について組み合わせレンズの屈折力には1枚目の円柱レンズ18Aの屈折力の影響はないため、S 2 =S AW である。
【0042】
ここで、強主経線方向のトライアルレンズ18Aの焦点距離をf 1S 、トライアルレンズ18Bの焦点距離をf 2 とすると、度数と焦点距離とは反比例の関係にあるので、トライアルレンズ18A、18Bの厚さを「0」と考え、平行光束がトライアルレンズ18Aに入射するものとすると、
AS =1/f AS 2=1/f2
であるので、薄肉レンズの結像公式により、
S AS =1/f AS =1/(f 1S −d)+1/f 2
である。
この式を変形すると、
(f 1S −d)/f AS =1+(f 1S −d)/f 2
となり、
この式は、更に、
(f 1S /f AS )−(d/f AS )=1+(f 1S /f 2 )−(d/f 2
と変形され、
上式の左辺の−(d/f AS )を右辺に移項し、上式の右辺の(f 1S /f 2 )を左辺に移項すると、下記の式が得られる。
(f 1S /f AS )−(f 1S /f 2 )=1+(d/f AS )−(d/f 2
この式において、左辺の共通項「f 1S 」で括弧を括り、右辺の共通項「d」で括弧を括ると、下記の式に変形される。
1S ( 1/f AS −1/f 2 )=1+d(1/f AS −1/f 2
この式の両辺を( 1/f AS −1/f 2 )で除算すると、下記の式が得られる。
1S =1/( 1/f AS −1/f 2 )+d
ここで、 1/f AS =S AS 、1/f 2 =S 2 であるので、
上記の式は、下記の式に変形される。
1S =1/( S AS −S 2 )+d
( S AS −S 2 )は、S AS =S A +C A の式より、( S AS −S 2 )=C A であるから、更に、
式f 1S =1/( S AS −S 2 )+dは、
1S =1/C A +d となる。
ここで、f 1S =1/C 1 であったので、
1 =1/(1/C A +d)
となる。
【0043】
これにより、トライアルレンズ18B、18Aの呼び値S2、C1測定値S A 、C A から得ることができる。
【0044】
ただし、これは、眼側の球面レンズ18Bと同符号の円柱レンズ18Aをトライアルフレーム12にセットしたときの方法であり、異符号の円柱レンズ18Aをトライアルフレーム12にセットすると、球面レンズ18Bの球面度数をレンズメータ1の測定で得られた合成度数のうち、強主経線方向の度数と弱主経線方向の度数とのうちいずれを呼び値S2とすべきか判断できない。
【0045】
この場合には、トライアルレンズ18Bは0.12D、又は0.25Dステップの度数しかないので、このステップに近い度数を呼び値S2として選択すれば良い。
【0046】
そのトライアルフレーム12に装着されたまま測定されたトライアルレンズ18Bの呼び値18Eとしての球面度数S2、トライアルレンズ18Aの呼び値18Eとしての円柱度数C1、5°単位で丸められた円柱軸角度A1の処方値データは送信手段を介して例えば発注システム24の一部を構成する眼鏡レンズ加工機24A、軸出し機24B、顧客管理装置24Cに転送され、レンズ加工、軸出し、顧客管理のうちの少なくとも一つの処方値データとして用いられる。
【0047】
以上、発明の実施の形態では、トライアルフレームの左右のトライアルレンズのうちの一方のトライアルレンズの光学特性を測定した後、他方のトライアルレンズの光学特性を測定するものとしたが、左右のトライアルレンズの両方の光学特性を同時に測定する構成として、測定の迅速化を図ることもできる。この場合には、レンズメータ1の光学系を2個設けると共に、レンズ受け6’をこれに対応させて2個設ける構成とすれば良い。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、トライアルフレームに装着されたトライアルレンズの測定を行うトライアルフレーム測定モードと、通常のレンズ測定を行う通常測定モードとを有し、トライアルフレーム測定モードではトライアルレンズの測定により得られた円柱軸角度のまるめ処理を実行するようにしたので、レンズメータで測定を行う場合でも、記入ミス、転記ミスを防止できると共に、実際に処方箋に記載するトライアルレンズの処方値データをレンズメータの測定により得ることができる。
【0049】
また、トライアルレンズに記載されている呼び値と測定値とのズレを補正する補正手段を設けたので、トライアルレンズの呼び値と測定値の不一致により検者が感じる違和感を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるレンズメータの一例を示す外観図である。
【図2】 図1に示す磁石に吸着される突き当て部材の説明図で、(a)は左側のトライアルレンズが突き当てられる突き当て部材の平面図を示し、(b)は右側のトライアルレンズが突き当てられる突き当て部材の平面図を示し、(c)は(a)に示す突き当て部材の断面図を示し、(d)は(b)に示す突き当て部材の断面図を示している。
【図3】 本発明に係わるトライアルフレームの一例を示す平面図である。
【図4】 図3に示すトライアルフレームに装着される円柱レンズの一例を示す平面図である。
【図5】 図3に示すトライアルフレームに装着される球面レンズの一例を示す平面図である。
【図6】 図3に示すトライアルフレームの支柱部分を拡大して示す斜視図である。
【図7】 図3に示すトライアルフレームを突き当て部材に突き当ててトライアルレンズの測定を行っている状態を説明するための説明図である。
【図8】 本発明に係わるレンズメータの表示画面の説明図で、(a)はメニュー画面を示し、(b)はトライアルフレーム測定モードのスタンバイ表示画面を示し、(c)はトライアルフレーム測定モードの測定画面を示し、(d)はトライアルフレーム測定モードの測定結果表示画面を示す。
【図9】 本発明に係わる測定値とトライアルレンズの呼び値との間の関係を説明するための説明図であって、被検眼に対するトライアルレンズの位置関係を示している。
【図10】 本発明に係わる測定値とトライアルレンズの呼び値との間の関係を説明するための説明図であって、レンズ受けに対するトライアルレンズの位置関係を示している。
【符号の説明】
1…レンズメータ
12…トライアルフレーム
18A、18B…トライアルレンズ
A…円柱軸角度

Claims (4)

  1. トライアルフレームに装着されたトライアルレンズの測定を行うトライアルフレーム測定モードと、通常のレンズ測定を行う通常測定モードと、前記トライアルフレーム測定モードでトライアルレンズの測定により得られた円柱軸角度のまるめ処理を実行する手段と、前記トライアルレンズの呼び値と前記トライアルフレーム測定モードでの測定値との値のズレを、トライアルレンズ間の光軸方向の距離を用いて演算することにより補正する補正処理を実行する手段と、を有することを特徴とするレンズメータ。
  2. 前記トライアルフレーム測定モードのときに、前記補正処理により得られた呼び値を測定結果表示画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ。
  3. 前記トライアルフレーム測定モードで測定された測定値としての処方値データが転送されて眼鏡レンズ加工機、軸出し機、顧客管理装置の少なくとも一つの処方値データとして用いられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズメータ。
  4. レンズメータ本体に前記トライアルフレームを保持する保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のレンズメータ。
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