JP2574026B2 - 眼鏡レンズ加工用データ算出方法及びその装置 - Google Patents

眼鏡レンズ加工用データ算出方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、眼鏡フレームのレンズ枠にレンズを枠入れ
するために、眼鏡レンズを偏心研削加工するのに用いる
眼鏡レンズ加工用データ算出方法及びその装置に関する
ものである。さらに詳しくは、レンズ枠の幾何学中心と
レンズの視点とが所望の偏心量を持つようにレンズの偏
心位置を設定する方法とそのための装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 第7図に示すように、眼鏡フレームFのレンズ枠LFに
レンズLを枠入れするとき、レンズ枠LFの幾何学中心Og
とメガネの装用者眼Eの遠用視点FVPとは一般に一致せ
ずにズレている。このズレは、レンズ枠(フレーム枠)
LFのフレームPD(左右のレンズ枠の幾何学中心間距離)
と、メガネ装用者のPD(瞳孔間距離)とが一致しないこ
とに起因している。しかも、この幾何学中心Ogと遠用視
点FVPとのズレとしては、眼鏡フレームFの内外方向
(左右方向)のズレと、上下方向のズレとがある。
従って、レンズLをこれの光学中心Ofが遠用視点FVP
に一致するようにレンズ枠LFに枠入れするためには、レ
ンズLを光学中心Ofが幾何学中心Ogからずれるように研
削加工する、言わゆる「内(外)寄せ」及び「上(下)
寄せ」という作業が必要となる。
また、二重焦点レンズやEXレンズ或は累進多焦点レン
ズでは、近用視点NVPの装用者眼に対する位置関係が重
要である。
このため、従来、正確に「内寄せ」量,「上寄せ」量
を求めるには、先ず第8図の用にフレームFに透明な粘
着テープTPを貼付けて、遠用視点FVPまたは近用視点NVP
に対応する点Mf,Nnを粘着テープTP上にマーキングして
いる。次に、このフレームFのレンズ枠LFに第9図に示
す様に型板Tを入れ、この型板Tに形成されている玉摺
機への取付用の穴Mの中心OTから遠用視点マークMfまで
の内寄せ量FI,上寄せ量FVをスケールで測定する。近用
視点マークMnに付いても同様に内寄せ量NI,上寄せ量NV
(第9図の例示ではマイナスすなわち下寄せとなる)を
測定する。そして、軸出し器として知られる装置を利用
して、第10図に示すように、そのスケール板SCを使って
測定された内寄せ位置,上寄せ位置にレンズの光学中心
Of或は小玉セグメントSのトップtを位置させ、スケー
ルSCの中心OSに中心を持つように吸着盤WをレンズLに
吸着させる。この後、型板Tが装着された玉摺機のレン
ズ軸に吸着盤Wを取り付けて、吸着盤Wのレンズを型板
Tで倣い研削加工することにより、レンズLの光学中心
Ofが遠用視点FVPに一致するようになる。
このように型板Tを利用する玉摺機でレンズを研削加
工する場合は、型板Tの中心OTを基準として内寄せ量,
上寄せ量を知ることが出来る。
本出願人は先に,例えば特願昭60−115079号で型板を
利用する代わりにフレームFのレンズ枠LFの形状をメカ
トロニック的にデジタル計測し、そのレンズ枠測定デー
タに基づいてレンズを研削する言わゆる直取り方式の玉
摺機を提案した。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した型板方式の玉摺機の偏心加工の場
合、粘着テープへのマーキングや型板の中心からマーク
までの距離の測定,軸出し作業等煩雑であるばかりか、
型板Tの穴の中心OTは必ずしも正確に特定し得るもので
はないから、寄せ量FI,FV,NI,NVの測定は不正確となら
ざるをえない。
また、直取り方式のものでは、レンズ枠の計測データ
からレンズ枠の幾何学中心を演算で求めることは出来る
が、その中心を物理的に示す手段が何も無いため、第8
図のようにマークMf,Mnを得たとしても、寄せ量FI,FV,N
I,NVを測定することも出来ないし何等の特定する方法も
ない。そのため、正確な偏心加工ができないという欠点
があった。
そこで、本発明の目的は、レンズ枠の所望の位置を基
準とした装用者眼の処方位置とレンズ枠の形状データか
ら玉摺機によるレンズ周縁加工の為の眼鏡レンズ加工用
データを簡単且つ正確に求めることができる様にした眼
鏡レンズ加工用データ算出方法及びその装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、請求項1に記載の眼鏡レン
ズ加工用データ算出方法は、眼鏡フレームのレンズ枠の
形状データから幾何学中心位置を求めると共に、前記眼
鏡フレームのレンズ枠の所望の位置から前記眼鏡フレー
ムを装用したときの装用者眼の視点とすべき処方位置ま
での距離を求めると共に、前記処方位置までの距離と前
記幾何学中心とから該装用者眼の偏心位置データを求め
た後、前記形状データに前記偏心位置データを加味しな
がら前記装用者眼の処方位置を中心とした眼鏡レンズ加
工用データを求めることを特徴とする。
更に、請求項2に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出
方法は、前記眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置はレ
ンズ枠の最下端位置であることを特徴とする。
請求項3に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出方法
は、前記処方位置が、近用視点であることを特徴とす
る。
また、請求項4に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出
装置は、眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置から該眼
鏡フレームを装用したときの装用者眼の視点とすべき処
方位置までの距離を入力する入力手段と、前記入力手段
で入力された前記眼鏡フレームの形状データから前記レ
ンズ枠の幾何学中心を求めると共に、該幾何学中心と装
用者眼の処方位置までの距離とから装用者眼の偏心位置
データを求め、該偏心位置データをレンズ枠の形状デー
タに加味し、装用者眼の処方位置を中心とした眼鏡レン
ズ加工用データを求める演算制御手段とを有することを
特徴とする。
更に、請求項5に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出
装置は、前記眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置はレ
ンズ枠の最下端位置であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出
装置は、前記処方位置が、近用視点であることを特徴と
する。
(実 施 例) 以下、この発明を第1図〜第6図に基づいて説明す
る。
第1図は、本発明に係る玉摺機の偏心加工装置を示す
ブロック図で、1はフレーム形状測定装置である。この
フレーム形状測定装置1は、眼鏡フレームのレンズ枠の
形状を極座標形式の動径情報 [i=1,2,3,……N]としてメカトロニック的にデジタ
ル計測し、メモリ2に記憶させる。このフレーム形状測
定装置の構成及び作用は、本出願人の出願に係る特願昭
60−287491号で詳述したものと同様である。
メモリ2は、相互にデータの伝送が可能に演算制御回
路3(演算手段)と接続されている。この演算制御回路
3には、後述する入力装置4(入力手段),メモリ5及
び表示装置6が接続されていると共に、メモリ2を介し
て研削装置7が接続されている。この研削装置7は、本
出願人が先に出願した特願昭60−115079号に開示の研削
装置と同様の構成と作用を持つ直取り方式の玉摺機であ
る。
次に、第2図のフローチャートを基に本装置の作用を
説明する。
ステップ10 第3図に示すように、眼鏡フレームFを装用者に装用
させて、通常の遠用眼鏡処方箋の場合には装用者の遠用
片側瞳孔距離HPD(ハーフPD)を周知のPDメーターで測
定しておく。次に、レンズ枠LFの最下点PUから遠用視点
FVP(メガネ装用者の遠用視点とすべき処方位置)まで
の距離HfをスケールSLを利用して測定しておく。
二重焦点レンズやEXレンズの場合は、近用片側瞳孔距
離HPDnを測定しておくと共に、近用視点NVPの目安とし
て、最下点PUから装用眼Eの最下点PUまでの距離Hnをス
ケールSLで測定する。
ステップ11 フレーム形状測定装置1を利用してレンズ枠LFの形状
を測定し、その動径情報 をメモリ2に記憶する。
ステップ12 ステップ11で測定されたレンズ枠形状 の測定時の原点Omは第3図に示すように任意のもので必
ずしもレンズ枠の幾何学中心Ogと一致しない。そこで動
径情報 から、 を求め、hi,hjの各々の最大値himax,hjmaxを知り、 よりレンズ枠の幾何学中心Ogの高さ、すなわち最下点PU
から幾何学中心Ogまでの高さHを求める。
同様に、 を求め、dk,dlの各々の最大値dkmax,dlmaxを知り、 よりレンズ枠の幾何学中心Ogの水平距離Dを求める。
これら(1)〜(4)の演算は制御回路3で実行され
る。
ステップ13 (2)式で求められた高さHを第6図に示す操作パネ
ル40の表示装置6の高さ表示部64にデジタル表示させ
る。
ステップ14〜16 入力装置40の「FPD」ボタンを押して、メモリ5に予
め記憶されている眼鏡フレームのFPD即ちフレームPD
(左右のレンズ枠の幾何学中心間距離)の標準値,例え
ば64mmを演算制御回路3に入力し、第6図に示すように
表示装置6のフレームPD表示部61にデジタル表示する。
この表示部61に表示されたフレームPD値より実際の眼鏡
フレームPD値が大きいときは、「UP」ボタンを押して表
示部61のフレームPD表示値を実際眼鏡フレームのフレー
ムPDと一致させ、「SET」ボタンを押して演算制御回路
3にフレームPD値を入力する。一方、表示されたフレー
ムPD値より実際の眼鏡フレームのフレームPD値が小さい
ときは、「DOWN」ボタンを押して表示部61の表示値をそ
れと一致させた後、「SET」ボタンを押してフレームPD
値を演算制御回路3に入力する。
スレップ17〜19 入力装置4の「HPD」ボタンを押して、メモリ5に予
め記憶されている片側瞳孔間距離値HPD(ハーフPD)の
標準値,例えば32mmを演算制御回路3に入力させると共
に、表示装置6のHPD表示部63にそれを表示させる。
尚、近用視点NVPに基づく偏心加工をさせる場合は、入
力装置4の「近用」ボタンを押して、片側近用瞳孔間距
離値の標準値をメモリ5から演算制御回路3に入力させ
ると共にHPD表示部63に表示させる。この「近用」ボタ
ンを押したときは、パイロットランプ44aが点灯する。
そして、この表示部63に表示された片側瞳孔間距離値
HPDに対してステップ10で測定した装用者の片側瞳孔間
距離が大きい場合には「UP」ボタンを押し、又、表示部
63表示された片側瞳孔間距離HPDに対してステップ10で
測定した装用者の片側瞳孔間距離が小さい場合には「DO
WN」ボタンを押して、測定HPD値と一致させ、「SET」ボ
タンを押して測定HPD値を演算制御回路3に入力する。
ステップ20 表示装置4の「高さ」表示部64に表示されたレンズ枠
の幾何学中心Ogまでの高さHと、ステップ10で測定され
た所望の視点高さHf(またはHn)とを比較させる。この
比較により、両者が相違している場合には、入力装置4
の「H」ボタンを押した後「UP」ボタン45または「DOW
N」ボタン46を操作して、高さ表示をHf(またはHn)値
に変更し、「SET」ボタンを押して、この視点高さH
f(またはHn)を演算制御回路3に入力する。本ステッ
プと前述のステップ17〜19の操作で遠用視点FVPまたは
近用視点NVP(メガネ装用者の近用視点とすべき処方位
置)に対応して新たなレンズ枠形状の原点が入力された
ことになる。
例えば、新たな原点NVPは第5A図に示すように、レン
ズ枠の幾何学中心Ogに対し垂直方向にα,水平方向にβ
偏位している。
ここで、 の関係がある。そして、αは「上寄せ量」に相当し、β
は「内寄せ量」に相当する。すなわち、本発明では、演
算制御回路3は任意の原点Omで測定されたレンズ枠の形
状を示す動径情報 からレンズ枠の幾何学中心Ogを求め、これを水平距離D,
高さHで与えて、この幾何学中心Ogを偏心加工時の原点
シフトの基準位置とする。
そして、演算制御回路3は、ステップ20で入力された
所望の視点高さHf(またはHn)とステップ14〜19でのフ
レームPD及び片側瞳孔間距離HPDの入力を利用すると共
に、上記(5)式を用いて新たな原点,例えばNVPを設
定する。
ステップ21 第5A図に示すように、ステップ11で任意の原点Omで計
測されたレンズ枠形状の動径情報 を、演算制御回路6によって前ステップ20で設定された
新しい原点すなわち遠用視点FVPを原点とする動径情報 に座標変更させる。近用視点NVPが設定されたときは、
これを原点とする動径情報 に座標変更し、これをメモリ2に入力し記憶する。
ステップ22 変更された動径情報 に基づいて研削装置7でレンズLを研削する。このとき
レンズLは第5B図に示すように、被加工レンズLが単焦
点の場合は吸着盤Wは、その中心がレンズLの光学中心
Ofと一致するように吸着する。また、レンズLが二重焦
点レンズの場合は、小玉セグメントのトップtに吸着盤
Wの中心が一致するように、レンズを吸着盤に吸着させ
る。
尚、第5B図に示すように小玉セグメントSのトップt
と遠用光学中心Ofとの偏位量(a,b)は既知であるか
ら、ステップ19で近用片側瞳孔間距離HPDnを入力すると
き、水平偏位量a分を更に加えて入力し、ステップ20で
近用視点高さHnを入力するとき、垂直偏位量b分更に加
えるように入力するならば、吸着盤Wは遠用光学中心Of
にその中心が一致するように吸着してもよい。
また、第2図に破線で図示するようにステップ20の高
さHの変更による視点高さHf(Hn)の入力に加えて、直
接に高さHf(Hn)を入力し、それを表示機で表示させる
ステップ31,32を利用してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の眼鏡レンズ加工用デー
タ算出方法及びその装置によれは、レンズ枠の所望の位
置を基準とした装用者眼の処方位置とレンズ枠の形状デ
ータから玉摺機によるレンズ周縁加工の為の眼鏡レンズ
加工用データを簡単且つ正確に求めることができる。
また、本発明の眼鏡レンズ加工用データ算出方法及び
その装置では、眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置か
ら前記眼鏡フレームを装用したときの装用者眼の処方位
置までの距離を測定し、測定された距離を演算手段に入
力して位置設定を行えばよいので、眼鏡レンズ加工用デ
ータを用いる玉摺機の利用者は水平基準線を求めること
なく、レンズ枠の所望の位置を基準とした装用者眼の処
方位置を簡易な作業で且つ正確に測定し、例えば視点高
さHf(またはHn)をスケールSLで測定して、処方箋上で
のデータである装用者眼の片側瞳孔間距離HPD(またはH
PDn),眼鏡フレームに記載されていないフレームPDを
入力すれば、自動的にレンズ加工時の偏心位置を求める
ことができ、操作が簡単で且つ正確な偏心位置の設定が
可能であると共に、玉摺機によるレンズ周縁加工の為の
眼鏡レンズ加工用データを簡易且つ正確に求めることが
できる。
即ち、本発明の眼鏡レンズ加工用データ算出方法及び
その装置によれば、偏心位置設定の作業の煩わしさを軽
減し、従来から寄せ量の基準位置とした、眼鏡フレーム
のレンズ枠の水平基準線を求めることなく、寄せ量等に
よる偏心位置を簡易な作業で且つ正確に設定できる。こ
の結果、フレーム形状測定装置によりフレーム形状を測
定してレンズ枠の幾何学中心位置を決定した後でなくて
も、装用者眼の遠用視点の位置設定を行うことができる
ので、偏心加工作業での偏心位置の設定をスムーズに行
うことができる。
更に、本発明の眼鏡レンズ加工用データ算出方法及び
その装置によれば、所望の位置は前記レンズ枠の最下端
位置である場合には、処方位置までの距離の測定基準が
明確になると共に、処方位置までの距離の測定及び偏心
加工作業での偏心位置の設定が容易である。しかも、前
記処方位置が近用視点である場合には装用者眼の最下点
位置までの高さを測定することになるが、この場合にも
処方位置までの距離の測定及び偏心加工作業での位置設
定が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る偏心位置設定装置を含む玉摺機
を示すブロック図である。 第2図は、第1図の装置の作用を説明するフローチャー
トである。 第3図は、装用眼の視点と眼鏡フレームのレンズ枠との
位置関係を説明するための模式図である。 第4図は、レンズ枠の からその幾何学中心Ogを求める方法を説明するための模
式図である。 第5A図は、レンズ枠の幾何学中心と偏心設定された加工
原点との関係を示す模式図である。 第5B図は、レンズへの吸着盤の吸着位置を示すための模
式図である。 第6図は、表示装置と入力装置を含むパネルの配置構成
の一例を示す平面図である。 第7図は、レンズを入れたフレームの装用時の視点と装
用眼の関係を示す模式図である。 第8図は、従来の視点マーキング方法を示す模式図であ
る。 第9図は、従来の視点マークと型板中心とから寄せ量を
求める方法を説明するための模式図である。 第10図は、従来の軸出し方法を説明するための説明図で
ある。 1……フレーム形状測定装置 3……演算制御回路(演算手段) 4……入力装置(入力手段) 6……表示装置 7……研削装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 伸二 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学 機械株式会社内 (72)発明者 桑野 繁樹 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学 機械株式会社内 (72)発明者 渡辺 孝浩 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学 機械株式会社内 (72)発明者 横井 達郎 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学 機械株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−156022(JP,A) 特開 昭61−274859(JP,A) 特開 昭61−267732(JP,A) 特開 平2−24621(JP,A) 特開 平2−167523(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡フレームのレンズ枠の形状データから
    幾何学中心位置を求めると共に、前記眼鏡フレームのレ
    ンズ枠の所望の位置から前記眼鏡フレームを装用したと
    きの装用者眼の視点とすべき処方位置を求め、 前記処方位置までの距離と前記幾何学中心とから該装用
    者眼の偏心位置データを求めた後、 前記形状データに前記偏心位置データを加味しながら前
    記装用者眼の処方位置を中心とした眼鏡レンズ加工用デ
    ータを求めることを特徴とする眼鏡レンズ加工用データ
    算出方法。
  2. 【請求項2】前記眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置
    はレンズ枠の最下端位置であることを特徴とする請求項
    1に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出方法。
  3. 【請求項3】前記処方位置は、近用視点であることを特
    徴する請求項1又は2に記載の眼鏡レンズ加工用データ
    算出方法。
  4. 【請求項4】眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置から
    該眼鏡フレームを装用したときの装用者眼の視点とすべ
    き処方位置までの距離を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力された前記眼鏡フレームの形状デー
    タから前記レンズ枠の幾何学中心を求めると共に、該幾
    何学中心と装用者眼の処方位置までの距離とから装用者
    眼の偏心位置データを求め、該偏心位置データをレンズ
    枠の形状データに加味し、装用者眼の処方位置を中心と
    した眼鏡レンズ加工用データを求める演算制御手段とを
    有することを特徴とする眼鏡レンズ加工用データ算出装
    置。
  5. 【請求項5】前記眼鏡フレームのレンズ枠の所望の位置
    はレンズ枠の最下端位置であることを特徴とする請求項
    4に記載の眼鏡レンズ加工用データ算出装置。
  6. 【請求項6】前記処方位置は、近用視点であることを特
    徴する請求項4又は5に記載の眼鏡レンズ加工用データ
    算出装置。
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