JP2849535B2 - 電磁波シールド用炭素繊維フェルト及び炭素繊維フェルトによる電磁波シールド施工方法 - Google Patents

電磁波シールド用炭素繊維フェルト及び炭素繊維フェルトによる電磁波シールド施工方法

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JP2849535B2 JP25323293A JP25323293A JP2849535B2 JP 2849535 B2 JP2849535 B2 JP 2849535B2 JP 25323293 A JP25323293 A JP 25323293A JP 25323293 A JP25323293 A JP 25323293A JP 2849535 B2 JP2849535 B2 JP 2849535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁波シールドのため
に室内の内側全面に取り付ける電磁波シールド用炭素繊
維フェルト、並びに該炭素繊維フェルトを用いて部屋を
シールド化する電磁波シールド施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ局等の放送施設ではワイヤ
レスマイク等の電磁波発生装置を用いるため、近接した
スタジオ間で電波が混信するおそれがある。このため、
スタジオ等の各部屋を電磁波シールドして電磁波の漏洩
および侵入を遮断するようになっている。従来の電磁波
シールドは部屋の壁,床および天井の全面に銅箔,アル
ミ箔等の導電性部材を隙間なく貼り合わせるようになっ
ている。
【0003】ところが、このように導電性の金属箔を貼
り合わせて取り付ける場合、金属箔が傷付けられたりす
るため取扱いに細心の注意を要し、取り付け作業に多く
の時間を要してしまう。また、金属箔なので時間が経つ
と酸化し、特に周縁部の酸化が促進されて繋ぎ目部分の
導電性が損なわれてしまい、電磁波のシールド機能が低
下されてしまう。
【0004】そこで、本願出願人によって、施工を著し
く簡単にし、かつ、電磁波のシールド機能を長期に亘っ
て維持することができる炭素繊維フェルトが提案されて
いる。この炭素繊維フェルトは、炭素繊維の単一材をカ
ール状に絡ませて厚さ数mmのフェルト状としたもの
で、導電性を備えて電磁波シールド効果を発揮すると共
に大きな強度を備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のシールド用炭素繊維フェルトにあっては、炭素繊
維を単に絡ませてフェルト状に形成したものであるた
め、フェルトの引張り強度が比較的弱く、ロールシート
のように3m以上の長尺にした場合に自重で破断した
り、腰の弱さから天井面へ貼り合わせる作業が難しくな
ること等により、その取扱いが著しく困難になってしま
う。また、前記炭素繊維フェルトを現場で切断する時
に、炭素繊維が5〜10g/m2 程度飛散して作業環境
が悪化してしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、取り付け作業を著しく簡単にし、かつ、炭素繊維の
飛散を防止して取扱いを著しく簡単化することができる
電磁波シールド用炭素繊維フェルト及び炭素繊維フェル
トによる電磁波シールド施工方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の電磁波シールド用炭素繊維フェルトは、シ
ールド化する部屋の内側全面に取り付けて電磁波を遮断
する際に用いられ、炭素繊維をフェルト状に形成したマ
ットの両面または片面に、合成樹脂を含浸またはコーテ
ィングすることにより構成される。
【0008】また、かかる目的を達成するために本発明
の炭素繊維フェルトによる電磁波シールドの第1の施工
方法は、炭素繊維をフェルト状に形成したマットの両面
または片面に合成樹脂を含浸して炭素繊維フェルトをパ
ネル化し、このパネル化した炭素繊維フェルトを下地材
としてシールド化する部屋の内側全面に取り付けると共
に、隣接する炭素繊維フェルト間の目地部分に炭素繊維
のひも状部材を埋め込む。
【0009】さらに、かかる目的を達成するために本発
明の炭素繊維フェルトによる電磁波シールドの第2およ
び第3の施工方法は、炭素繊維をフェルト状に形成した
マットの両面または片面に合成樹脂をコーティングして
炭素繊維フェルトをシート状に形成し、このシート化し
た炭素繊維フェルトを、シールド化する部屋の内側全面
に取り付けた下地材表面に、隣接するもの同士を互いに
重合しつつ貼り合わせる、あるいは上記炭素繊維フェル
トを上記下地材表面に貼り付けると共に、隣接する炭素
繊維フェルト間の隙間部分に炭素繊維のひも状部材を埋
め込む
【0010】
【作用】以上の構成により本発明の電磁波シールド用炭
素繊維フェルトにあっては、炭素繊維をフェルト状に形
成したマットの両面または片面に合成樹脂を含浸するこ
とにより、炭素繊維フェルトをパネル化することがで
き、また、合成樹脂を表面にコーティングすることによ
りシート状とすることができる。このようにパネル化ま
たはシート状とした炭素繊維フェルトは、合成樹脂によ
り炭素繊維間の結合力が増大されてフェルトの長尺化を
可能にできる。従って、前記炭素繊維フェルトをシール
ドしようとする部屋の内面に張り付けるにあたって、長
尺化されたフェルトによってその取扱いが著しく簡単化
され、切断作業を大幅に削減できると共に、切断箇所で
の炭素繊維の飛散を大幅に低減することができる。
【0011】また、本発明の電磁波シールドの第1の施
工方法にあっては、パネル化した炭素繊維フェルトを下
地材としてシールド化する部屋の内側全面に取り付ける
と共に、隣接する炭素繊維フェルト間の目地部分に炭素
繊維のひも状部材を埋め込むことにより、部屋の全面を
隙間なく炭素繊維で覆うことができ、部屋を電磁波シー
ルドして電磁波の漏洩および侵入を防止することができ
る。また、前記炭素繊維フェルトをパネル化するのに合
成樹脂を含浸させたので、炭素繊維同士の結合力が増大
しているので運搬や敷設等の取扱いが著しく簡単であ
り、また切断箇所での炭素繊維の飛散を大幅に低減する
ことができる。
【0012】さらに、本発明の電磁波シールドの第2の
施工方法にあっては、シート状に形成した炭素繊維フェ
ルトを部屋の内側全面に取り付けた下地材表面に、隣接
するもの同士を互いに重合しつつ貼り合わせることによ
り、部屋の全面を隙間なく炭素繊維で覆うことができ、
部屋を電磁波シールドして電磁波の漏洩および侵入を防
止することができる。また、前記炭素繊維フェルトは表
面に合成樹脂をコーティングすることにより、炭素繊維
間の結合力を増大できて長尺化が可能であると共に可撓
性を発揮し、ロールシート状に取り扱うことができて運
搬や張り付け等の作業を簡単化でき、また切断作業を大
幅に削減できると共に、切断箇所での炭素繊維の飛散を
大幅に低減することができる。また第3の施工方法にあ
っては、シート化した炭素繊維フェルトを、部屋の内側
全面に取り付けた下地材表面に貼り付けると共に、隣接
する炭素繊維フェルト間の隙間部分に炭素繊維のひも状
部材を埋め込むことにより、上記第2の施工方法と同様
に部屋の全面を隙間なく炭素繊維で覆うことができて、
電磁波の漏洩および侵入を防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図5は本発明にかかる電磁波
シールド用炭素繊維フェルト10及びこれによる電磁波
シールド施工方法の一実施例を示し、図1は炭素繊維1
2のマット状態を示す斜視図、図2は図1に示したマッ
ト14に合成樹脂16を含浸させた炭素繊維フェルト1
0を示す斜視図、図3,図4は炭素繊維フェルト10の
施工工程を順に示す説明図、図5は電磁波の減衰特性を
示すグラフである。
【0014】即ち、本実施例の電磁波シールド用炭素繊
維フェルト10は、図1に示したように炭素繊維12の
単一材をカール状に絡ませて厚さ約7mm程度に形成し
た目付300g/m2 のマット14の両面または片面
に、図2に示したように合成樹脂16を含浸させて構成
する。このようにマット14の表面に合成樹脂16を含
浸させることにより、前記炭素繊維フェルト10は全体
が硬化されてパネル状となる。
【0015】前記パネル化された炭素繊維フェルト10
は所定矩形状に切断されて、図3に示すようにシールド
しようとする部屋の骨格を成す軽鉄下地材18の内側に
下地材パネルとして次々に貼り付けられて、壁,床およ
び天井を覆っていく。このとき、隣接する炭素繊維フェ
ルト10と取合部間にそれぞれ間隔δを設けておき、図
4に示したようにこの間隔δ部分に炭素繊維で形成した
ひも状部材20を隙間なく詰め込んで行く。前記ひも状
部材20は、炭素繊維で形成したフェルト状のものを目
地に挿入できるように予めサイズ別に裁断して、炭素繊
維を柔らかくして弾力性を保持したひも状に形成したも
のが用いられる。
【0016】従って、前記パネル化した炭素繊維フェル
ト10で部屋の内面全体を覆い、その取合部間に前記ひ
も状部材20を詰めることにより、完全にシールド化す
ることができ、電磁波の漏洩および侵入を遮断すること
ができる。図5は電磁波シールドとしての電磁波の減衰
特性を、合成樹脂を含浸しない炭素繊維フェルトと比較
して、UHF帯である100〜1000MHZ を例にとっ
て示すグラフで、合成樹脂を含浸した場合にもほぼ同様
のシールド性能を得ることが確認できた。
【0017】図6,図7は他の実施例を示し、前記実施
例と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省
略して述べる。即ち、この実施例の電磁波シールド用炭
素繊維フェルト10aでは、炭素繊維マット14の両面
または片面の表面に合成樹脂16aをコーティングして
シート状に形成してある。
【0018】従って、この実施例の電磁波シールド用炭
素繊維フェルト10aはシート状に形成されて可撓性を
備え、この炭素繊維フェルト10aは部屋の壁,床およ
び天井に貼り合わされる。即ち、図7に示したように前
記炭素繊維フェルト10aは、軽鉄下地材18の内側に
下地ボード22を取り付け、この下地ボード22の内側
に順次貼り付けられる。この貼り付け時に前記炭素繊維
フェルト10aの隣接するもの同士を互いに重合(重ね
幅100mm程度)して、隙間の発生を防止する。
【0019】従って、この実施例ではシート状とした炭
素繊維フェルト10aを部屋の内面に隙間なく貼り合わ
せることにより、前記実施例と同様な電磁波の減衰特性
を得ることができることは勿論のこと、シート状にする
ことによりそれぞれの炭素繊維フェルト10a同士を互
いに重合して隙間なく貼り合わせることができるため、
施工を大幅に簡単化することができる。尚、このような
シート状の炭素繊維フェルト10aにあっても、隣接さ
れるもの同士の取合部間に隙間を設けて順次貼り合わせ
ていく場合は、前記実施例と同様に取合部隙間に炭素繊
維のひも状部材を埋め込むことによって施工できる。
【0020】ところで、上述した各実施例にあっては炭
素繊維12を絡ませたマット14に合成樹脂16,16
aを含浸またはコーティングして炭素繊維フェルト1
0,10aを構成したので、それぞれの炭素繊維12の
結合力が増大するため、切断した際に炭素繊維12が飛
散するのを1g/m2 以下に低減することができると共
に、特にシート状にした場合に炭素繊維フェルト10a
を、10m以上の長尺物として形成することができる。
また、このように部屋の内面全てが炭素繊維フェルト1
0または10aで構成されるので目地部の耐蝕の問題も
なく、耐震性,耐熱性,耐候性に優れて半永久的にシー
ルド性を維持することができる。
【0021】・比較例 1 従来の施工法によって、本願出願人の先の出願に係る厚
さ7mm、目付300g/m2 の炭素繊維シート材で施
工した場合、9g/m2 の炭素繊維が切断・張り付け作
業にともない飛散していたが、本実施例に示したシート
材では、その飛散を低減することができた。
【0022】・比較例 2 本願出願人の先の出願に係る炭素繊維シート材を、3.
5mの長尺物として形成して施工しようとしたが、自重
により破断してしまい施工が不可能であったが、本実施
例のシート材により、長尺物を形成できるようになっ
た。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる電
磁波シールド用炭素繊維フェルトにあっては、炭素繊維
をフェルト状に形成したマットの両面または片面に、合
成樹脂を含浸またはコーティングしたので、この炭素繊
維フェルトをパネル化またはシート状に形成して炭素繊
維同士の結合力が増大されるため、フェルトの長尺化を
可能にして、部屋の内面にこのフェルトを張り付ける際
の取扱いが著しく簡単化され、切断作業を大幅に削減で
きると共に、切断箇所での炭素繊維の飛散を著しく低減
することができる。また、部屋の内面が目地部分も含め
て全てが炭素繊維フェルトで構成されるので、耐蝕性に
著しく優れることは勿論のこと、耐震,耐熱,耐候性に
も優れて半永久的にシールド性を維持することができる
という各種優れた効果を奏する。
【0024】また、請求項2に示す炭素繊維フェルトに
よる電磁波シールド施工方法にあっては、合成樹脂を表
面に含浸してパネル化した炭素繊維フェルトを、下地材
としてシールド化する部屋の内側全面に取り付けると共
に、隣接する炭素繊維フェルト間の目地部分に炭素繊維
のひも状部材を埋め込んだので、部屋の全面を隙間なく
炭素繊維で覆うことができ、部屋を電磁波シールドして
電磁波の漏洩および侵入を防止することができる。ま
た、前記炭素繊維フェルトは合成樹脂を含浸させてパネ
ル化したので、下地材と兼用することができると共に、
炭素繊維同士の結合力が増大してその取扱いが著しく簡
単化され、切断箇所での炭素繊維の飛散を大幅に低減す
ることができる。
【0025】さらに、請求項3および4に示す炭素繊維
フェルトによる電磁波シールド施工方法にあっては、表
面に合成樹脂をコーティングしてシート状に形成した炭
素繊維フェルトを部屋の内側全面に取り付けた下地材表
面に、隣接するもの同士を互いに重合しつつ貼り合わせ
たので、あるいは上記炭素繊維フェルトを上記下地材表
面に貼り付けると共に、隣接する炭素繊維フェルト間の
隙間部分に炭素繊維のひも状部材を埋め込むようにした
ので、部屋の全面を隙間なく炭素繊維で覆うことがで
き、部屋を電磁波シールドして電磁波の漏洩および侵入
を防止することができる。また、前記炭素繊維フェルト
は表面に合成樹脂をコーティングすることにより、炭素
繊維間の結合力を増大して長尺化を可能にすると共に可
撓性を備えるため、その取扱いが著しく簡単化され、切
断作業を大幅に削減できると共に、切断箇所での炭素繊
維の飛散を大幅に低減することができるという各種優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電磁波シールド用炭素繊維フェ
ルトのマット状態の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の炭素繊維フェルトの一実施例を示す斜
視図である。
【図3】本発明にかかる電磁波シールド施工方法の一実
施例を示す炭素繊維フェルトの取り付け状態を示す斜視
図である。
【図4】本発明にかかる電磁波シールド施工方法の一実
施例を示す炭素繊維フェルトの目地部分の埋込状態を示
す斜視図である。
【図5】本発明の炭素繊維フェルトによる電磁波の減衰
特性を示すグラフである。
【図6】本発明の炭素繊維フェルトの他の実施例を示す
斜視図である。
【図7】図6の他の炭素繊維フェルトを用いた、本発明
にかかる電磁波シールド施工方法の他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
10,10a 電磁波シールド用炭素繊維フェルト 12 炭素繊維 14 マット 16,16a 合成樹脂 20 ひも状部材 22 下地ボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 正典 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 武田 寿一 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 吉田 克雄 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 座間 章尋 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 堤 和敏 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 奥井 徹 大阪府大阪市中央区北浜東4番33号 株 式会社大林組本店内 (56)参考文献 特開 昭61−156799(JP,A) 実開 昭62−157991(JP,U) 実開 平2−51224(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド化する部屋の内側全面に取り付
    けて電磁波を遮断する際に用いられ、炭素繊維をフェル
    ト状に形成したマットの両面または片面に、合成樹脂を
    含浸またはコーティングしたことを特徴とする電磁波シ
    ールド用炭素繊維フェルト。
  2. 【請求項2】 炭素繊維をフェルト状に形成したマット
    の両面または片面に合成樹脂を含浸して炭素繊維フェル
    トをパネル化し、このパネル化した炭素繊維フェルトを
    下地材としてシールド化する部屋の内側全面に取り付け
    ると共に、隣接する炭素繊維フェルト間の目地部分に炭
    素繊維のひも状部材を埋め込んだことを特徴とする炭素
    繊維フェルトによる電磁波シールド施工方法。
  3. 【請求項3】 炭素繊維をフェルト状に形成したマット
    の両面または片面に合成樹脂をコーティングして炭素繊
    維フェルトをシート状に形成し、このシート化した炭素
    繊維フェルトを、シールド化する部屋の内側全面に取り
    付けた下地材表面に、隣接するもの同士を互いに重合し
    つつ貼り合わせることを特徴とする炭素繊維フェルトに
    よる電磁波シールド施工方法。
  4. 【請求項4】 炭素繊維をフェルト状に形成したマット
    の両面または片面に合成樹脂をコーティングして炭素繊
    維フェルトをシート状に形成し、このシート化した炭素
    繊維フェルトを、シールド化する部屋の内側全面に取り
    付けた下地材表面に貼り付けると共に、隣接する炭素繊
    維フェルト間の隙間部分に炭素繊維のひも状部材を埋め
    込んだことを特徴とする炭素繊維フェルトによる電磁波
    シールド施工方法。
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