JP2848631B2 - 食品用シール容器 - Google Patents
食品用シール容器Info
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- JP2848631B2 JP2848631B2 JP18741489A JP18741489A JP2848631B2 JP 2848631 B2 JP2848631 B2 JP 2848631B2 JP 18741489 A JP18741489 A JP 18741489A JP 18741489 A JP18741489 A JP 18741489A JP 2848631 B2 JP2848631 B2 JP 2848631B2
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- Japan
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- food
- polyolefin
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、野菜、果物などの食品に接触しても変色の
起りにくい食品用シール容器に関する。
起りにくい食品用シール容器に関する。
ポリオレフィンは、廉価であり、かつ優れた成形加工
特性等を有するため食品容器や同器具としても広く使用
されている。
特性等を有するため食品容器や同器具としても広く使用
されている。
しかしながら、ポリオレフィン製の成形品は、ホウレ
ン草、白菜等の野菜類や果物等の食品との接触により、
変色が起こる。これを解決するため、例えば特開昭59−
36150や特開昭61−113632ではパラオキシ安息香酸や高
級脂肪酸アルコールのような添加剤を配合したポリプロ
ピレンが知られているが、効果は十分でなく、さらに改
良が望まれている。
ン草、白菜等の野菜類や果物等の食品との接触により、
変色が起こる。これを解決するため、例えば特開昭59−
36150や特開昭61−113632ではパラオキシ安息香酸や高
級脂肪酸アルコールのような添加剤を配合したポリプロ
ピレンが知られているが、効果は十分でなく、さらに改
良が望まれている。
一般に野菜・果物の青果及びその加工品などの食品に
よる成形品の変色については、その原因として、それら
に含まれている色素による着色、野菜類の腐敗による着
色、食品用着色剤による変色、さらに種々の添加剤と色
素の相互作用による着色などが挙げられるが、明らかと
はなっていない。
よる成形品の変色については、その原因として、それら
に含まれている色素による着色、野菜類の腐敗による着
色、食品用着色剤による変色、さらに種々の添加剤と色
素の相互作用による着色などが挙げられるが、明らかと
はなっていない。
また、一般にポリオレフィンは、その化学構造上、加
工時及び使用時の熱酸化さらには耐光劣化を起しやす
く、そのため通常、酸化防止剤、光安定剤を配合して劣
化を抑え、初めて実用に耐える製品を得ることができる
が、この酸化防止剤により食品からの着色がより著しく
なることが問題となっている。
工時及び使用時の熱酸化さらには耐光劣化を起しやす
く、そのため通常、酸化防止剤、光安定剤を配合して劣
化を抑え、初めて実用に耐える製品を得ることができる
が、この酸化防止剤により食品からの着色がより著しく
なることが問題となっている。
さらに昨今、電子レンジの普及にともない、レンジを
用いた調理時の熱に耐えるポリオレフィンの必要性も高
まっており、そのため、ポリオレフィンに無機質フィラ
ーを使用することが多くなってきているが、このような
場合特に着色の問題が重要となっている。
用いた調理時の熱に耐えるポリオレフィンの必要性も高
まっており、そのため、ポリオレフィンに無機質フィラ
ーを使用することが多くなってきているが、このような
場合特に着色の問題が重要となっている。
本発明は、このような無機質フィラーを含有するポリ
オレフィンが、食品と接触したことに起因する変色が起
りにくい、食品用シール容器を提供することを目的とす
る。
オレフィンが、食品と接触したことに起因する変色が起
りにくい、食品用シール容器を提供することを目的とす
る。
本発明は、ポリオレフィン99〜20重量部及び無機質フ
ィラー1〜80重量部からなる樹脂組成物100重量部に、
ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜1重量部を配合した
ことを特徴とする、野菜、果物及び海草から選ばれる少
なくとも1つの食品に用いられるシール容器である。
ィラー1〜80重量部からなる樹脂組成物100重量部に、
ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜1重量部を配合した
ことを特徴とする、野菜、果物及び海草から選ばれる少
なくとも1つの食品に用いられるシール容器である。
本発明で用いるポリオレフィンは、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−
メチルペンテン−1等のα−オレフィン単独重合体、α
−オレフィン同志又はこれらα−オレフィンと他の共重
合性単量体(酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル
酸、無水マレイン酸、アクリル酸エチル等の不飽和有機
酸又はそのエステル等)とのランダム共重合体、ブロッ
ク重合体、交互重合体、グラフト重合体などを含むもの
である。具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、超低密度ポリエチレン、プロピレン単独重合体、プ
ロピレン−エチレンランダム及びブロック共重合体、プ
ロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン
−1−ブテン共重合体、ポリ4−メチルペンテン−1等
が含まれる。
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−
メチルペンテン−1等のα−オレフィン単独重合体、α
−オレフィン同志又はこれらα−オレフィンと他の共重
合性単量体(酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル
酸、無水マレイン酸、アクリル酸エチル等の不飽和有機
酸又はそのエステル等)とのランダム共重合体、ブロッ
ク重合体、交互重合体、グラフト重合体などを含むもの
である。具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、超低密度ポリエチレン、プロピレン単独重合体、プ
ロピレン−エチレンランダム及びブロック共重合体、プ
ロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン
−1−ブテン共重合体、ポリ4−メチルペンテン−1等
が含まれる。
食品用シール容器として好ましいのは、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン、プロピレン単独重合体、プロピ
レン−エチレンランダム及びブロック共重合体、プロピ
レン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1
−ブテン共重合体などが挙げられるが、中でも最も好ま
しいものは、プロピレン単独重合体とプロピレン−エチ
レンランダム及び同ブロック共重合体である。
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン、プロピレン単独重合体、プロピ
レン−エチレンランダム及びブロック共重合体、プロピ
レン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1
−ブテン共重合体などが挙げられるが、中でも最も好ま
しいものは、プロピレン単独重合体とプロピレン−エチ
レンランダム及び同ブロック共重合体である。
本発明で用いる無機質フィラーとしては、タルク、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化マ
グネシウム、クレー、酸化ケイ素、水酸化マグネシウ
ム、ガラス繊維、ワラストナイト、カオリン、ケイソウ
土などが挙げられる。好ましくは、タルク、硫酸バリウ
ムである。
酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化マ
グネシウム、クレー、酸化ケイ素、水酸化マグネシウ
ム、ガラス繊維、ワラストナイト、カオリン、ケイソウ
土などが挙げられる。好ましくは、タルク、硫酸バリウ
ムである。
無機質フィラーの配合量は、ポリオレフィン99〜20重
量部に対して1〜80重量部(合計で100重量部となるよ
うに)である。少量過ぎると改質効果がなく、多過ぎる
と成形材料に適さない。
量部に対して1〜80重量部(合計で100重量部となるよ
うに)である。少量過ぎると改質効果がなく、多過ぎる
と成形材料に適さない。
ポリオレフィンには、さらに顔料を無機質フィラーと
併用して配合することができ、本発明の効果がより一層
顕著に発揮される。具体的には、無機系、有機系の各顔
料を用いることができる。例としては、キナクリドン、
ボンレッド2B、カーミン6B、アンスラキノンレッド、ポ
リアゾレッド、ペリレンレッド、弁柄、ペリノンオレン
ジ、ポリアゾイエロー、イソインドリノンエロー、チタ
ンイエロー、チタンホワイト、亜鉛華、フタロシアニン
グリーン、フタロシアニンブルー、群青、カーボンブラ
ック、鉄黒などが挙げられる。好ましくは、チタンホワ
イトを基調とした色において本発明の効果が著しく奏さ
れ易い。
併用して配合することができ、本発明の効果がより一層
顕著に発揮される。具体的には、無機系、有機系の各顔
料を用いることができる。例としては、キナクリドン、
ボンレッド2B、カーミン6B、アンスラキノンレッド、ポ
リアゾレッド、ペリレンレッド、弁柄、ペリノンオレン
ジ、ポリアゾイエロー、イソインドリノンエロー、チタ
ンイエロー、チタンホワイト、亜鉛華、フタロシアニン
グリーン、フタロシアニンブルー、群青、カーボンブラ
ック、鉄黒などが挙げられる。好ましくは、チタンホワ
イトを基調とした色において本発明の効果が著しく奏さ
れ易い。
顔料を使用するときの配合量は、一般的にポリオレフ
ィン樹脂組成物100重量部に対して0.01〜5重量部であ
る。
ィン樹脂組成物100重量部に対して0.01〜5重量部であ
る。
本発明で用いるヒンダードアミン系光安定剤の具体的
な例としては、 (1)コハク酸ジメチルと1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジンとの重縮合物 (2)ポリ[[6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメ
チレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ]] (3)2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2−n−ブチルマロン酸のビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステル (4)テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート (5)ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート (6)N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)ヘキサメチレンジアミンと1,2−ジブロモエタ
ンとの重縮合物 (7)ポリ[2−N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン−4−(N
−モルホリノ)シムトリアジン] (8)1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5
−テトラメチルピペラジノン) (9)トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジ
ル)−ドデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレ
ート (10)トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)−ドデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート (11)ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケートなどが挙げられる。特に分子量500以上
のものが相溶性及び効果の優秀性の点で好ましい。中で
も最も適した化合物は、上記(1),(2),(4)及
び(7)の化合物である。この成分の配合量は、ポリオ
レフィン組成物100重量部あたり0.01〜1重量部、好ま
しくは0.02〜0.5重量部である。この量未満では製品の
耐熱性が十分ではなく、一方、過剰では、不経済である
ばかりか変色の問題、ブレードの問題が発生し好ましく
ない。
な例としては、 (1)コハク酸ジメチルと1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジンとの重縮合物 (2)ポリ[[6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメ
チレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ]] (3)2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2−n−ブチルマロン酸のビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステル (4)テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート (5)ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート (6)N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)ヘキサメチレンジアミンと1,2−ジブロモエタ
ンとの重縮合物 (7)ポリ[2−N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン−4−(N
−モルホリノ)シムトリアジン] (8)1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5
−テトラメチルピペラジノン) (9)トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジ
ル)−ドデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレ
ート (10)トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)−ドデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート (11)ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケートなどが挙げられる。特に分子量500以上
のものが相溶性及び効果の優秀性の点で好ましい。中で
も最も適した化合物は、上記(1),(2),(4)及
び(7)の化合物である。この成分の配合量は、ポリオ
レフィン組成物100重量部あたり0.01〜1重量部、好ま
しくは0.02〜0.5重量部である。この量未満では製品の
耐熱性が十分ではなく、一方、過剰では、不経済である
ばかりか変色の問題、ブレードの問題が発生し好ましく
ない。
本発明ではこれら成分のほかに、発明の効果を著しく
損なわない範囲で他の付加的成分を配合することができ
る。脂肪酸アミドやシリコンオイル等の滑剤、脂肪酸の
グリセリンエステルやアミン系又はアミド系等の帯電防
止剤、タルクや硫酸バリウム等の無機充填材、過酸化物
等の分子量調整剤、発泡剤、有機系あるいは無機系の顔
料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、有機系及び銀イオンや
銅イオン等無機系の抗菌剤、中和剤、制酸剤、有機系、
無機系の造核剤等が挙げられる。
損なわない範囲で他の付加的成分を配合することができ
る。脂肪酸アミドやシリコンオイル等の滑剤、脂肪酸の
グリセリンエステルやアミン系又はアミド系等の帯電防
止剤、タルクや硫酸バリウム等の無機充填材、過酸化物
等の分子量調整剤、発泡剤、有機系あるいは無機系の顔
料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、有機系及び銀イオンや
銅イオン等無機系の抗菌剤、中和剤、制酸剤、有機系、
無機系の造核剤等が挙げられる。
さらには、エチレン−ブテン系ゴム、エチレン−プロ
ピレン系ゴムを添加する系でもよく、これらの合成ゴム
の添加は、衝撃強度向上の点で有効である。
ピレン系ゴムを添加する系でもよく、これらの合成ゴム
の添加は、衝撃強度向上の点で有効である。
本発明で用いるこれらの成分からなる組成物は、通常
の方法にて製造することができる。例えば、ポリオレフ
ィンのパウダーに上記の成分及び必要に応じて他の成分
を添加し、ヘンシェルミキサーにて攪拌混合した後、押
出機にて溶融混練して押出し、ペレットとする。その
後、このペレットを射出成形、圧縮成形、シート成形、
ブロー成形、真空成形等の成形機にて目的とする成形品
に加工するのが一般的であるが、添加成分を高濃度に濃
縮したマスターバッチを作り、これを成形加工時に添加
する方法でもよい。好ましくは、射出成形によるシール
容器が外観や厚さの均一性の点で好ましい。
の方法にて製造することができる。例えば、ポリオレフ
ィンのパウダーに上記の成分及び必要に応じて他の成分
を添加し、ヘンシェルミキサーにて攪拌混合した後、押
出機にて溶融混練して押出し、ペレットとする。その
後、このペレットを射出成形、圧縮成形、シート成形、
ブロー成形、真空成形等の成形機にて目的とする成形品
に加工するのが一般的であるが、添加成分を高濃度に濃
縮したマスターバッチを作り、これを成形加工時に添加
する方法でもよい。好ましくは、射出成形によるシール
容器が外観や厚さの均一性の点で好ましい。
本発明の食品のうち、野菜としては、ホウレン草、白
菜、キャベツ、ニンジン、梅干、大根、春菊及びそれら
の加工食品が例示でき、果物としては、苺、レモン及び
それらの加工食品が例示でき、また海草としては、コン
ブ及びその加工食品が例示できる。
菜、キャベツ、ニンジン、梅干、大根、春菊及びそれら
の加工食品が例示でき、果物としては、苺、レモン及び
それらの加工食品が例示でき、また海草としては、コン
ブ及びその加工食品が例示できる。
また、シール容器とは、上記を移送、保存、調理及び
漬け物用等のために密閉して使用する容器であり、特に
電子レンジ等による加熱調理用容器として、本発明のシ
ール容器が好ましく用いられる。
漬け物用等のために密閉して使用する容器であり、特に
電子レンジ等による加熱調理用容器として、本発明のシ
ール容器が好ましく用いられる。
実施例1〜3、比較例1〜3 プロピレン−エチレンブロックコポリマー(MFR=10g
/10分、エチレン含量=5重量%)70重量部、タルク30
重量部に対し、下記成分を表1の記載量(重量%)配合
し、ヘンシェルミキサーにてブレンド後、30mmφ押出機
(240℃)にて混練した。得られたペレットを射出成形
機(260℃)にかけ、2mm厚×7cm(タテ)×11cm(ヨ
コ)×4.5cm(高さ)の射出容器を成形した。この容器
の中へ、ミキサーにかけた白菜汁を入れ、30℃/5日間保
存した。その後、内容物を取り出し、水洗後、容器の変
色度合いを目視判定した。結果は表1に示す。
/10分、エチレン含量=5重量%)70重量部、タルク30
重量部に対し、下記成分を表1の記載量(重量%)配合
し、ヘンシェルミキサーにてブレンド後、30mmφ押出機
(240℃)にて混練した。得られたペレットを射出成形
機(260℃)にかけ、2mm厚×7cm(タテ)×11cm(ヨ
コ)×4.5cm(高さ)の射出容器を成形した。この容器
の中へ、ミキサーにかけた白菜汁を入れ、30℃/5日間保
存した。その後、内容物を取り出し、水洗後、容器の変
色度合いを目視判定した。結果は表1に示す。
判定基準は、以下のような基準である ◎ :ほとんど変化が認められない ○+:わずかな変化のみ認められる ○ :少し変色する程度 △ :変色明確にあり × :かなり強く変色する ヒンダードアミン系光安定剤 前記(1)の化合物 前記(2)の化合物 前記(7)の化合物 その他の添加物 CAST:ステアリン酸カルシウム TPNC:1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチルフェニル)ブタン BHT:2,6−ジ−t−ブチルフェノール 〔発明の効果〕 上記試験結果から明らかなように、本発明の組成のポ
リオレフィン樹脂組成物からなるシール容器は、野菜、
果物及び海草から選ばれる少なくとも1つの食品と長く
接触させても変色がおこらず、シール容器、とりわけ電
子レンジ加熱用シール容器としての問題を解決するもの
である。
−5−t−ブチルフェニル)ブタン BHT:2,6−ジ−t−ブチルフェノール 〔発明の効果〕 上記試験結果から明らかなように、本発明の組成のポ
リオレフィン樹脂組成物からなるシール容器は、野菜、
果物及び海草から選ばれる少なくとも1つの食品と長く
接触させても変色がおこらず、シール容器、とりわけ電
子レンジ加熱用シール容器としての問題を解決するもの
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08K 13/02 3:00 5:3435) (56)参考文献 特開 昭52−14646(JP,A) 特開 昭50−109239(JP,A) 特開 平3−41136(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ポリオレフィン99〜20重量部及び無機質フ
ィラー1〜80重量部からなる樹脂組成物100重量部に、
ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜1重量部を配合した
ことを特徴とする、野菜、果物及び海草から選ばれる少
なくとも1つの食品に用いられるシール容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18741489A JP2848631B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 食品用シール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18741489A JP2848631B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 食品用シール容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352959A JPH0352959A (ja) | 1991-03-07 |
JP2848631B2 true JP2848631B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=16205625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18741489A Expired - Fee Related JP2848631B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 食品用シール容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848631B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH686519A5 (de) * | 1993-05-24 | 1996-04-15 | Sandoz Ag | Stabilisatoren fuer polymere Materialien. |
-
1989
- 1989-07-21 JP JP18741489A patent/JP2848631B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0352959A (ja) | 1991-03-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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