JP2847616B2 - 刷版のパンチング装置 - Google Patents

刷版のパンチング装置

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JP2847616B2 JP4654894A JP4654894A JP2847616B2 JP 2847616 B2 JP2847616 B2 JP 2847616B2 JP 4654894 A JP4654894 A JP 4654894A JP 4654894 A JP4654894 A JP 4654894A JP 2847616 B2 JP2847616 B2 JP 2847616B2
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茂寿 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枚葉式印刷機の刷版の
位置決め技術に関し、特に、刷版のトンボマークを基準
にしてU字形孔を明け、このU字形孔を利用して版胴に
良好な見当で装着させるためのパンチング装置に関す
る。
【0002】
【発明の背景】枚葉式印刷機、特に多色刷の枚葉式印刷
機にあっては、各色の刷版を良好な見当のもとで迅速に
版胴に装着することを要する。このために、刷版のトン
ボマークを基準にして、刷版の下端に1対のU字形孔を
明け、これらのU字形孔を版胴に設けられた位置決めピ
ンに合致させ、刷版を印刷機に装着するようにしてい
る。
【0003】
【従来の技術】特開昭63−197952号公報におい
ては、刷版に形成されたトンボマークを読み取る1個の
ルーペをテーブルのX−Y方向に移動させるU字形孔パ
ンチ装置が開示されているが、この装置は、刷版のセン
ター出し機構が複雑で、かつ、操作も面倒であり、しか
も、各種の微動調整機構を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そもそも、刷版装着の
基準となる版胴の位置決めピン自体が、いわゆるセンタ
ー振り分けとして版胴に配設されており、また、これに
従いU字形孔のパンチングも、刷版を載置したテーブル
上でセンター振り分けの状態で行なわれる。それなら
ば、1対のルーペをセンター振り分けで左右方向に移動
させて、刷版のトンボマークの測定を行ない、左右のト
ンボマークが1対のルーペによって捕捉された位置関係
でパンチングを行なえばよいというのが、本発明者の洞
察である。
【0005】本発明は、上記した観点に立ってなされ、
進歩した刷版のパンチング装置を提供するもので、その
目的は、装置の機構及び操作を簡便なものとすること、
そして、本来的にセンター振り分けによって、トンボマ
ークの読み取りからU字形孔のパンチング、ひいては刷
版の装着が行なわれるように一貫させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そしてこのために、本発
明に係る刷版のパンチング装置は、トンボマークが形成
された刷版(2)を載置するテーブル(1)と、このテ
ーブル(1)のX方向に移動可能な1対のルーペ(5)
を搭載したレール基体(3)と、このレール基体(3)
の両端を支持してY方向に移動させるガイドレール
(4)と、1対のルーペ(5)をレール基体(3)の中
央からX方向の左右に等速で振り分け移動させる移動手
段(10)と、テーブル(1)上に載置された刷版
(2)の天地方向/左右方向を調整する調整手段(1
1)、(12)と、位置決めされた刷版(2)の端部に
パンチ穴を明けるパンチング手段(13)と、を有して
いる。
【0007】
【作用】天地方向/左右方向の調整手段(11)、(1
2)を一応の基準として、刷版(2)がテーブル(1)
上に載置される。そして、レール基体(3)がガイドレ
ール(4)上でテーブル(1)のY方向に移動されると
ともに、レール基体(3)に搭載された1対のルーペ
(5)がセンター振り分けでX方向の左右に移動され
る。調整手段(11)、(12)による刷版(2)の位
置修正と協働して、おのおののルーペ(5)により刷版
(2)の左右のトンボマークが捕捉される。このとき、
刷版(2)はおのずからセンター振り分けでテーブル
(1)上に位置決めされていることとなり、この後、パ
ンチング手段(13)によってU字形孔の穴明けが行な
われる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
き詳細に説明する。図1は、本発明に係る刷版のパンチ
ング装置の一実施例を示す概略平面図である。
【0009】符号(1)で示すテーブルは、文字通り平
坦面であり、図示しないが、オペレータの作業に都合の
よいように台座等が付設されており、このテーブル
(1)に、枚葉式印刷機の版胴に装着される刷版(2)
が載置される。刷版(2)の左右端部には、周知の通
り、位置決めの基準となる十字形のトンボマークが形成
されており、本発明装置もこのトンボマークを基準にし
てU字形穴のパンチングを行なう。
【0010】符号(3)は、テーブル(1)のX方向
(図面の左右方向である。)に一直線の部材であるレー
ル基体を示し、このレール基体(3)の両端は、図1の
IV−IV線断面図である図4にも示すように、ガイド
レール(4)によってスライド自在に支持され、これに
より、Y方向(図1の上下方向である。)に移動できる
ようになっている。
【0011】レール基体(3)には1対のルーペ(5)
が移動可能に搭載されている。すなわち、ルーペ(5)
の本体は、自身にも刷版(2)のトンボマークと対応し
て十字形の合わせマークを有し、このルーペ(5)の本
体が、図1のIII−III線断面図である図3に示す
ように、ホルダ(6)を介して、レール基体(3)上の
スライドレール(7)にスライド自在に係設されてい
る。
【0012】レール基体(3)にはまた、その両端部に
回動自在な1対のプーリ(8)が配設されており、これ
らのプーリ(8)間にエンドレスのワイヤ(9)が巻回
されている。そして、図1の右側のルーペ(5)のホル
ダ(6)は、2条となってプーリ(8)間に張設された
ワイヤ(9)の上方のものに、また、左側のルーペ
(5)のホルダ(6)は下方のものに、それぞれ連結さ
れている。従って、図1の部分的平面図である図2にも
示すように、プーリ(8)がそのつまみ部分によって回
動されてワイヤ(9)がレール基体(3)と平行に送り
出されると、1対のルーペ(5)は、スライドレール
(7)に沿い、レール基体(3)の中央を基準にして、
X方向の左右に等速で振り分け移動されることとなる。
すなわち、レール基体(3)のスライドレール(7)、
プーリ(8)、そしてワイヤ(9)は、ルーペ(5)の
移動手段(10)を構成しており、この移動手段(1
0)は、ガイドレール(4)によってY方向に移動可能
なレール基体(3)と協働して、1対のルーペ(5)を
テーブル(1)上の任意の個所に位置させて、トンボマ
ークの読み取りを可能とする。そして、その際、1対の
ルーペ(5)は、レール基体(3)の中央、ひいては、
テーブル(1)の中央を基準にして、必然的にセンター
振り分けの位置関係で位置することが担保されている。
【0013】符号(11)、(12)で示す調整手段
は、具体的には進退調節可能なねじ部材であり、その先
端に刷版(2)の天地方向(図1の上下方向である。)
及び左右方向(図1の左右方向である。)の端部をおの
おの当接させて、刷版(2)の位置決めの基準となると
ともに、進退調節によって、刷版(2)の位置調整をも
行なう。
【0014】また、テーブル(1)の下端に、センター
振り分けの位置関係で配設される1対のパンチング手段
(12)は、既に十分に知られており、図1のV−V線
断面図である図5に概略図示するように、ケーシング
(14)中に保持されたカッティングピン(15)をカ
ム(16)によってカッティングダイ(17)方向に押
し込み、刷版(2)の端部にU字形孔をうがつものであ
る。
【0015】次に、作用について説明すると、左右にト
ンボマークを有する刷版(2)は、天地方向/左右方向
の調整手段(11)、(12)を一応の基準としつつ、
テーブル(1)上に載置される。そして、1対のルーペ
(5)を搭載したレール基体(3)が、Y方向に伸びる
ガイドレール(4)に沿ってテーブル(1)のY方向に
移動されるとともに、プーリ(8)及びワイヤ(9)等
の移動手段(10)によって、1対のルーペ(5)がセ
ンター振り分けの位置関係を常に保ちつつ、レール基体
(3)に沿いX方向の左右に移動される。
【0016】調整手段(11)、(12)の進退移動に
よって刷版(2)の天地方向/左右方向の位置が修正さ
れるのと協働しつつ、おのおののルーペ(5)によって
刷版(2)の左右のトンボマークがルーペ(5)の合わ
せマークと合致され、トンボマークが捕捉される。な
お、この捕捉状態のままにレール基体(3)や1対のル
ーペ(5)をロックするために、ロックねじ(18)等
によって位置固定することとしてもよい。本発明装置に
よれば、1対のルーペ(5)がセンター振り分けで移動
されるので、左右のトンボマークが1対のルーペ(5)
によって捕捉された状態においては、刷版(2)もおの
ずからセンター振り分けの状態でテーブル(1)上に位
置決めされていることとなり、この後、これまたセンタ
ー振り分けで配置されていたパンチング手段(13)に
より、刷版(2)にU字形孔のパンチングが行なわれ
る。
【0017】本発明によれば、特に、多数枚の刷版
(2)が用いられる多色刷の場合に、第1色目の刷版で
前記した振り分け調整を行なっておけば、第2色目の刷
版以降の多数の刷版(2)を僅かな調整時間で順次に位
置決めしてパンチングを行なうことができ、作業の大幅
な効率化が可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る刷版のパンチング装置によ
れば、装置の構成を大幅に簡略化するとともに、操作も
簡便化でき、いわゆる簡易型パンチング装置として画期
的な効用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る刷版のパンチング装置の一実施例
を示す概略平面図である。
【図2】ルーペの移動手段を摘示した部分的平面図であ
る。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】同じく図1のIV−IV線に沿う断面図であ
る。
【図5】図1のV−V線に沿う断面図であって、パンチ
ング手段の概略的構成を示すものである。
【符号の説明】
1 テーブル 2 刷版 3 レール基体 4 ガイドレール 5 ルーペ 7 スライドレール 8 プーリ 9 ワイヤ 10 移動手段 11 調整手段 12 調整手段 13 パンチング手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンボマークが形成された刷版(2)を
    載置するテーブル(1)と、該テーブル(1)のX方向
    に移動可能な1対のルーペ(5)を搭載したレール基体
    (3)と、該レール基体(3)の両端を支持してY方向
    に移動させるガイドレール(4)と、前記1対のルーペ
    (5)をレール基体(3)の中央からX軸方向の左右に
    等速で振り分け移動させる移動手段(10)と、テーブ
    ル(1)上に載置された刷版(2)の天地方向/左右方
    向を調整する調整手段(11)、(12)と、位置決め
    された刷版(2)の端部にパンチ穴を明けるパンチング
    手段(13)と、を有する刷版のパンチング装置。
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