JPH06218648A - プリント基板穴明機における基板反転装置 - Google Patents

プリント基板穴明機における基板反転装置

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JPH06218648A
JPH06218648A JP5008903A JP890393A JPH06218648A JP H06218648 A JPH06218648 A JP H06218648A JP 5008903 A JP5008903 A JP 5008903A JP 890393 A JP890393 A JP 890393A JP H06218648 A JPH06218648 A JP H06218648A
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芳達 内藤
Kunio Arai
邦夫 荒井
Nobuhiko Suzuki
伸彦 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリント基板の両面からブラインドホールを形
成する際に、プリント基板を自動的に反転させ作業性を
向上させる 【構成】プリント基板穴明機1のコラム6から延設され
たガイド13に移動可能に支持され、プリント基板4を
保持し搬送する搬送手段10と、それぞれ回転形のエア
シリンダ35に支持されたチャックを、前記搬送手段1
0の一方の移動端に、その搬送方向と直交する方向で、
プリント基板4を挾んで対向し、互いに近接、離間する
方向に移動可能に配置した反転手段30と、プリント基
板4に打ち込まれた基準ピント対向する穴が形成された
サポート駒55と、前記基準ピント対向するピン打ち駒
57を、それぞれ前記搬送手段10の搬送方向と同じ方
向に移動可能に支持し、前記反転手段30に支持された
プリント基板4を挾んで対向し、昇降可能に配置したピ
ン打ち手段40とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板の両面に
ブラインドホールを形成するのに好適なプリント基板穴
明機における基板反転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の穴明け加工においては、
加工するプリント基板を、プリント基板穴明機のテーブ
ルの所定の位置に固定するため、プリント基板の所定の
位置に形成された基準穴に基準ピンを圧入している。そ
して、この基準ピンをテーブルに配置された固定手段に
よって固定することによって、テーブルに対するプリン
ト基板の位置決めを行なうようになっている。
【0003】プリント基板の多層化にともなって、その
表面に形成される回路パターンと、内層に形成された回
路パターンを接続するために形成されるブラインドホー
ルの数が多くなってきている。このブラインドホール
を、プリント基板の一面からだけでなく、その両面から
加工する場合には、一面の加工を行なった後、プリント
基板をプリント基板穴明機のテーブルから一旦取り外
し、専用の作業台へ運び、プリント基板に打ち込まれた
基準ピンを打ち直してその突出し方向を変え、再びプリ
ント基板をプリント基板穴明機のテーブルに取付けて残
りの加工を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの作業はすべて
作業者が行なっているため、時間が掛り作業性が悪いだ
けでなく、基準ピンを打ち直す際の力の掛り具合によ
り、プリント基板に対する基準ピンの傾きが変わり、プ
リント基板に加工された穴の位置精度を低下させること
がある。
【0005】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、自動
的にプリント基板を反転し、基準ピンの突出し方向を変
えることができるようにしたプリント基板穴明機におけ
る基板反転装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、プリント基板穴明機のコラムか
ら延設されたガイドに移動可能に支持され、プリント基
板を保持し搬送する搬送手段と、それぞれ回転手段に支
持されたチャックを、前記搬送手段の一方の移動端に、
その搬送方向と直交する方向で、プリント基板を挾んで
対向し、互いに近接、離間する方向に移動可能に配置し
た反転手段と、プリント基板に打ち込まれた基準ピント
対向する穴が形成されたサポート部と、前記基準ピント
対向するピン打ち部を、それぞれ前記搬送手段の搬送方
向と同じ方向に移動可能に支持し、前記反転手段に支持
されたプリント基板を挾んで対向し、昇降可能に配置し
たピン打ち手段とを設けた。
【0007】
【作用】そして、片面の加工が終わり、搬送装置で運ば
れてきたプリント基板を、反転手段のチャックで受け取
り反転させ、ピン打ち手段で基準ピンの突出し方向を変
えた後、プリント基板を搬送手段に渡し、再びプリント
基板穴明機のテーブルに戻す。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。◆図1及び図2において、1はプリント基板穴
明機。2はプリント基板穴明機1のベッド。3はテーブ
ルで、ベッド2上にX方向に移動可能に支持され、図示
しないねじ送り機構によって駆動される。4はプリント
基板で、図7に示すように、基準ピン5が圧入され、こ
の基準ピン5を介してテーブル3に着脱可能に固定され
ている。6はコラムで、テーブル3を跨ようにベッド2
に固定されている。このコラム6には、図示しないクロ
ススライドがY方向に移動可能に支持され、このクロス
スライドには、図示しないサドルがZ方向に移動可能に
支持され、このサドルに、図示しないスピンドルユニッ
トが支持されている。
【0009】図1ないし図4において、10は搬送手
段。11はフレームで、前記コラム6に所定の間隔で固
定され、その一端にはバー12が固定されている。13
はガイドで、前記コラム6及びフレーム11に固定され
ている。
【0010】14はキャリヤで、ガイド13の間に移動
可能に支持されている。15はコの字形に形成されたキ
ャリヤ14の外フレームで、ガイド13に移動可能に支
持され、図示しない駆動手段(例えば、前記フレーム1
1の外側面に取付けられたロッドレスシリンダ)に結合
されている。16はガイドで外フレーム15に固定され
ている。17は内フレームで、ガイド16に移動可能に
支持されている。18はモータで、外フレーム15に固
定されている。19は送りねじで、一端がモータ18に
結合され、他端部が内フレーム17に形成された雌ねじ
に螺合している。20はブラケットで、内フレーム17
に所定の間隔で固定されている。21は両端に右ねじと
左ねじが形成されたねじ軸で、ブラケット20に回転可
能に支持されている。22はガイドで、ブラケット20
にねじ軸21と平行に固定されている。23はモータ
で、内フレーム17に固定されている。24は傘歯車
で、モータ23の回転軸に固定されている。25は傘歯
車で、傘歯車24と噛み合うようにねじ軸21に固定さ
れている。26はタイミングベルトで、各ねじ軸21の
一端に固定されたタイミングプーリ(図示せず)に掛け
渡されている。27はスライダで、ねじ軸21と螺合す
る雌ねじと、ガイド22と摺動可能に嵌合する穴が形成
されている。
【0011】28はシリンダで、スライダ27に固定さ
れている。29は吸着パッドで、シリンダ28に支持さ
れ、図示しない真空供給源に接続されている。
【0012】図1、図2および図5において、30は反
転手段。31はベース。32はベッドで、ベース31に
固定されている。33はテーブルで、ベッド32に移動
可能に支持され、図示しないねじ送り機構により、互い
に近接、離間する方向に駆動される。34はスタンド
で、テーブル33に固定されている。35は回転形のエ
アシリンダで、互いに対向するようにスタンド34に固
定されている。36はチャックで、エアシリンダで駆動
される揺動可能な一対の爪37を備え、エアシリンダ3
5の回転軸に支持されている。
【0013】図1、図2及び図6、図7において、40
はピン打ち手段。41はフレームで、ベース31に固定
されている。42はエアシリンダで、フレーム41に固
定されている。43はガイドバーで、フレーム41を摺
動可能に貫通している。44はプレートで、エアシリン
ダ42とガイドバー43に結合されている。45はフレ
ームで、前記プリント基板穴明機のコラム6に固定され
ている。46はエアシリンダで、フレーム45に固定さ
れている。47はガイドバーで、フレーム45を摺動可
能に貫通している。48はプレートで、エアシリンダ4
6とガイドバー47に結合されている。
【0014】49はモータで、それぞれ各プレート4
4、48に固定されている。50はブラケットで、それ
ぞれプレート44、48に固定されている。51は両端
に右ねじと左ねじが形成されたねじ軸で、ブラケット5
0に回転可能に支持され、モータ49の回転軸に結合さ
れている。52はガイドバーで、ねじ軸51と平行にブ
ラケット50に固定されている。53はスライダで、ね
じ軸51と螺合する雌ねじと、ガイドバー52と摺動可
能に嵌合する穴が形成されている。54はエアシリンダ
で、スライダ53に固定されている。
【0015】55はサポート駒で、軸心部に前記プリン
ト基板4に圧入された基準ピン5が挿入される穴56が
が形成され、スライダ53に固定されている。57はピ
ン打ち駒で、環状の溝58が形成され、この溝58内に
ばね59と、ガイド60を摺動可能に装着し、エアシリ
ンダ54に固定されている。
【0016】このような構成で、プリント基板穴明機1
によるプリント基板4の片面の加工が終わると、テーブ
ル3がコラム6の下方に移動し、テーブル3内に配置さ
れたクランプ装置が作動して、プリント基板4に圧入さ
れた基準ピン5を解放する。
【0017】すると、搬送手段10のシリンダ28が作
動して、吸着パッド29を下降させ、プリント基板4に
押しつける。同時に、吸着パッド29に真空圧が供給さ
れ、吸着パッド29でプリント基板4を保持する。する
と、シリンダ28が作動して、吸着パッド29を上昇さ
せ、プリント基板4をテーブル3から取り上げる。この
状態で、図示されていない駆動手段が作動して、キャリ
ヤ14を移動させ、プリント基板4を反転手段30に送
りこむ。すると、図示されていないねじ送り機構が作動
して、テーブル33を互いに近接する方向に移動させ、
チャック36をプリント基板4に嵌合させる。そして、
チャック36の爪37が作動してプリント基板4を挾持
すると、キャリヤ14の吸着パッド29が大気圧に連通
され、プリント基板4を解放する。すると、シリンダ2
8が作動して、吸着パッド29をプリント基板4から離
間させた後、キャリヤ14はコラム6の下方に移動して
待機する。
【0018】一方、プリント基板4を受け取った反転手
段30では、エアシリンダ35が作動して、プリント基
板4の上下を反転する。
【0019】すると、エアシリンダ42が作動してプレ
ート44を上昇させ、サポート駒55をプリント基板4
の下面に接触させる。ついで、エアシリンダ46が作動
して、ガイド60がプリント基板4に接触する位置まで
プレート48を下降させる。すると、図7に示すよう
に、エアシリンダ54が作動して、ピン打ち駒58を下
降させ、このピン打ち駒58でプリント基板4に圧入さ
れている基準ピン5を押して、プリント基板4に対する
基準ピン5突出し方向を変える。このとき、基準ピン5
がプリント基板4の上方に突出しているときには、その
外周にガイド60が嵌合し、また、基準ピン5がプリン
ト基板4の下方に突出するときには、サポート駒55の
穴56内に押し出されるため、プリント基板4に対し基
準ピン5が曲がることはない。
【0020】ついで、エアシリンダ54が作動してピン
打ち駒57を上昇させると、エアシリンダ46が作動し
てプレート48を上昇させ、エアシリンダ42が作動し
てプレート44させる。すると、搬送手段10のキャリ
ヤ14が、コラム6の下方の待機位置からプリント基板
4の上方へ移動する。そして、シリンダ28が作動し
て、吸着パッド29をプリント基板4に接触させる。同
時に、吸着パッド29に真空圧が供給され、吸着パッド
29でプリント基板4を保持する。すると、反転手段3
0のチャック36が作動して、プリント基板4を解放し
た後、テーブル33が互いに離間する方向に移動して、
爪37をプリント基板4から離間させる。
【0021】すると、シリンダ28が作動して、吸着パ
ッド29を上昇させプリント基板4を上昇させた後、プ
リント基板4をコラム6の下方で待機するプリント基板
穴明機1のテーブル3の上方に搬送する。そして、シリ
ンダ28を作動させ、プリント基板4をテーブル3上に
載置すると、キャリヤ14の吸着パッド29が大気圧に
連通され、プリント基板4を解放する。すると、シリン
ダ28が作動して、吸着パッド29をプリント基板4か
ら離間させる。
【0022】プリント基板4が載置されたテーブル3
は、内部に配置された固定手段によって、基準ピン5を
固定し、加工位置へ戻り加工を開始する。
【0023】なお、前記搬送手段10において、モータ
18を作動させ、外フレーム15に対する内フレーム1
7の位置を変えることにより、反転装置30にプリント
基板を渡す際に、プリント基板4の長手方向の中心位置
をチャック36の回転中心に合わせることができる。ま
た、モータ23を作動させることにより、吸着パッド2
9の間隔をプリント基板4の幅に合わせて調整すること
ができる。さらに、ピン打ち手段40のモータ49を作
動させることにより、サポート駒55及びピン打ち駒5
7の位置を変えることにより、プリント基板4に打ち込
まれた基準ピン5の間隔に合わせることができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、プリ
ント基板穴明機のコラムから延設されたガイドに移動可
能に支持され、プリント基板を保持し搬送する搬送手段
と、それぞれ回転手段に支持されたチャックを、前記搬
送手段の一方の移動端に、その搬送方向と直交する方向
で、プリント基板を挾んで対向し、互いに近接、離間す
る方向に移動可能に配置した反転手段と、プリント基板
に打ち込まれた基準ピント対向する穴が形成されたサポ
ート部と、前記基準ピント対向するピン打ち部を、それ
ぞれ前記搬送手段の搬送方向と同じ方向に移動可能に支
持し、前記反転手段に支持されたプリント基板を挾んで
対向し、昇降可能に配置したピン打ち手段とを設けたの
で、プリント基板の両面からブラインドホールを形成す
る際に、プリント基板を自動的に反転することができ、
作業性を向上させることができる。また、基準ピンの曲
がりなどによる加工不良を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板反転装置の側面図。
【図2】本発明による基板反転装置の背面図。
【図3】本発明による基板反転装置の搬送手段の平面
図。
【図4】本発明による基板反転装置の搬送手段の側面部
分断面図。
【図5】本発明による基板反転装置の反転手段の背面
図。
【図6】本発明による基板反転装置のピン打ち手段の側
面図。
【図7】本発明による基板反転装置のピン打ち手段によ
るピン打ち工程の工程図。
【符号の説明】
1 プリント基板穴明機 4 プリント基板 5 基準ピン 6 コラム 10 搬送手段 13 ガイド 14 キャリヤ 30 反転手段 35 エアシリンダ 36 チャック 40 ピン打ち手段 55 サポート駒 57 ピン打ち駒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板穴明機のコラムから延設され
    たガイドに移動可能に支持され、プリント基板を保持し
    搬送する搬送手段と、それぞれ回転手段に支持されたチ
    ャックを、前記搬送手段の一方の移動端に、その搬送方
    向と直交する方向で、プリント基板を挾んで対向し、互
    いに近接、離間する方向に移動可能に配置した反転手段
    と、プリント基板に打ち込まれた基準ピント対向する穴
    が形成されたサポート部と、前記基準ピント対向するピ
    ン打ち部を、それぞれ前記搬送手段の搬送方向と同じ方
    向に移動可能に支持し、前記反転手段に支持されたプリ
    ント基板を挾んで対向し、昇降可能に配置したピン打ち
    手段とを設けたことを特徴とするプリント基板穴明機に
    おける基板反転装置。
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