JP2846900B2 - 形状記憶合金管継手の製造方法 - Google Patents

形状記憶合金管継手の製造方法

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JP2846900B2
JP2846900B2 JP1277210A JP27721089A JP2846900B2 JP 2846900 B2 JP2846900 B2 JP 2846900B2 JP 1277210 A JP1277210 A JP 1277210A JP 27721089 A JP27721089 A JP 27721089A JP 2846900 B2 JP2846900 B2 JP 2846900B2
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Japan
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shape memory
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alloy pipe
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彰 萩尾
芳美 小野
博 本間
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JFE Engineering Corp
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Nippon Kokan Ltd
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は形状記憶合金管継手の製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 形状記憶合金による管継手として、特公昭54−4848号
に開示されているものがある。この管継手11は第3図に
示すように、締付面に複数の環状突起12を設けて構成さ
れている。そして、円筒状の継手部材の両端から接続す
べき管10の管端を挿入し、上記継手部材を遷移温度以上
に加熱することにより、該継手部材を拡径あるいは縮径
させ環状突起12を接続すべき管10の外面に食い込ませて
液密に管を接続するようになっている。
この管継手は、一般にシームレス圧延された管状部材
を機械加工することにより製造されている。
[解決しようとする課題] ところで、管継手が適用される管は小径のものから大
径のものまで各種あるが、シームレス圧延では例えば管
外径が150mm以上の大径用のものは管厚の偏肉により均
一な拡管変形が得られない。また、接続すべき管の肉厚
も薄肉のものから厚肉のものまで各種あり、薄肉の管に
は薄肉の管継手を使用するが、シームレス圧延では、D/
tが20以上の薄肉管の圧延が難しい。
本発明は上記のような問題点を解消できるようにした
形状記憶合金管継手の製造方法を提供することを課題と
するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の形状記憶合金管継手の製造方法は、形状記憶
特性を有するステンレス鋼系の板材を曲げ加工し円筒状
に成形した後に、突き合わせ溶接を行い、そのままの形
またはそれを伸管した形を記憶熱処理し、それに拡径あ
るいは縮径の加工歪みをえ与えることを特徴とするもの
である。
〔作 用〕
板材を曲げ加工して管継手を製造するので、小径のも
のから大径のものまで容易に製造することができる。ま
た、薄肉の管継手も容易に製造することができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を形状記憶特性を有するステ
ンレス鋼系の板材(9Cr−14Mn−5Ni−6Si−Fe)を用い
て製造した場合について第1図を参照しながら説明す
る。
a)1は上記組成の板材である。
b)板材1を円筒状に曲げ加工する。
c)曲げ加工された板材1の端部を例えばTIGにより突
合せ溶接する。
d)溶接により管になった素材を、例えば600℃で1時
間形状記憶処理する。
e)形状記憶処理された素材に、例えば4〜6%拡径し
て加工歪みを与える。
f)最後に、仕上げ加工をして管継手が製造される。
なお、上記実施例は拡径して加工歪みを与えたが、拡
径形状復帰をさせる場合には、縮径して加工歪みを与え
る。
なお、第2図に示すように、板材2の圧延時に、板曲
げ方向に複数のリブ3を形成して圧延しておき、これを
曲げ成形することにより、周内面に突起を有する管継手
を製造することができる。これにより、突起形成のため
の機械加工を省略することができる。
[発明の効果] 本発明の管継手の製造方法は上記のようなもので、板
材を曲げ加工して管継手を製造するので、小径のものか
ら大径のものまで容易に製造することができる。また、
薄肉の管継手も容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を手順を追って示す説明図、第2図
(a)、(b)は板材にリブをつけて圧延したものの平
面図と側面図、第3図は形状記憶合金管継手を管を接続
した状態で示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 博 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−90622(JP,A) 特開 昭61−142025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 13/00 - 13/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形状記憶特性を有するステンレス鋼系の板
    材を曲げ加工し円筒状に成形した後に、突き合わせ溶接
    を行い、そのままの形またはそれを伸管した形を記憶熱
    処理し、それに拡径あるいは縮径の加工歪みを与えて管
    継手を製造することを特徴とする形状記憶合金管継手の
    製造方法。
  2. 【請求項2】板材はリブ付の板材である請求項1に記載
    の製造方法。
  3. 【請求項3】常温で拡径あるいは縮径の加工歪みを与え
    て管継手を製造する請求項1または2に記載の製造方
    法。
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JPS5490622A (en) * 1977-12-27 1979-07-18 Taguchi Chobee Coupling* packing and washer in alloy that have effect memorizing shape
JPS61142025A (ja) * 1984-12-11 1986-06-28 Kato Hatsujo Kaisha Ltd 形状記憶合金製クランプの製造方法

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