JP2643355B2 - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JP2643355B2 JP2643355B2 JP22902788A JP22902788A JP2643355B2 JP 2643355 B2 JP2643355 B2 JP 2643355B2 JP 22902788 A JP22902788 A JP 22902788A JP 22902788 A JP22902788 A JP 22902788A JP 2643355 B2 JP2643355 B2 JP 2643355B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- joint
- tube
- pipe joint
- shape
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、形状記憶合金からなる管継手に関するも
のである。
のである。
[従来の技術] 形状記憶合金による管継手として、特公昭54−4848号
がある。これは、円筒状の継手部材中に両側から接続す
べき管の管端を挿入し、上記継手部材を遷移温度以上に
上昇させることにより、該継手部材を接続すべき管の管
端に密接合させるものである。
がある。これは、円筒状の継手部材中に両側から接続す
べき管の管端を挿入し、上記継手部材を遷移温度以上に
上昇させることにより、該継手部材を接続すべき管の管
端に密接合させるものである。
[解決しようとする課題] しかし、上記の管継手には、次のような問題点があ
る。
る。
1)管外面からだけの締付けでは、大きな接触(シー
ル)圧を得ることができない。即ち、大きな締付け力が
作用すると、管が変形したり、場合によっては管が外圧
座屈する。
ル)圧を得ることができない。即ち、大きな締付け力が
作用すると、管が変形したり、場合によっては管が外圧
座屈する。
2)また、管外面からの締付けだけでは、引張り荷重及
び曲げ荷重に対して高い継手強度を得ることができな
い。
び曲げ荷重に対して高い継手強度を得ることができな
い。
3)継手部材に管端を挿入した場合、継手部材の中心に
管端を位置合せするのに手間が掛る。
管端を位置合せするのに手間が掛る。
この発明は、上記のような問題点を解消できるように
した管継手を提供することを課題とするものである。
した管継手を提供することを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明の管継手は、形状記憶合金からなる管継手
で、接続すべき管の管端の外面及び内面に締付けられる
外筒部及び内筒部を、上記接続管端が両側から当接する
中央部から両側に延出させて、二重円筒状にしたことを
特徴とするものである。
で、接続すべき管の管端の外面及び内面に締付けられる
外筒部及び内筒部を、上記接続管端が両側から当接する
中央部から両側に延出させて、二重円筒状にしたことを
特徴とするものである。
[作用] 接続すべき管の管端の外面及び内面を、管継手の中央
部から延出させた外筒部及び内筒部により両面から締付
けるので、管の形状を変形させることなく、充分な接触
(シール)圧を得ることができ、また、引張り荷重や曲
げ荷重に対しても高い継手強度を得ることができる。ま
た、接続すべき管の管端を管継手の中央部に当接させる
ことにより、何等手間を要することなく、管継手は所望
に位置に位置合せされる。
部から延出させた外筒部及び内筒部により両面から締付
けるので、管の形状を変形させることなく、充分な接触
(シール)圧を得ることができ、また、引張り荷重や曲
げ荷重に対しても高い継手強度を得ることができる。ま
た、接続すべき管の管端を管継手の中央部に当接させる
ことにより、何等手間を要することなく、管継手は所望
に位置に位置合せされる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に管継手1が示されている。管継手1は、中央
部2から両側に外筒部3及び内筒部4を延出させて一体
に構成されている。そして、内筒部4の延出長さは、外
筒部3の延出長さより短くなっている。また、外筒部3
及び内筒部4の先端部3a及び4aは先端に向い順次薄肉に
なっている。
部2から両側に外筒部3及び内筒部4を延出させて一体
に構成されている。そして、内筒部4の延出長さは、外
筒部3の延出長さより短くなっている。また、外筒部3
及び内筒部4の先端部3a及び4aは先端に向い順次薄肉に
なっている。
この管継手1の素材である形状記憶合金の成分は、例
えば、次のようなものである。
えば、次のようなものである。
1)Ni−Ti系 49〜51at%Ni 回復率100%(7.5%歪み付加時) 2)Cu−Zn−Al系 38.5〜41.5wt%Zn、6wt%Al 回復率100%(4%歪み付加時) 3)Fe−Mn−Si系 30wt%Mn、6wt%Si 回復率100%(4%歪み付加時) 4)Fe−Cr−Ni−Mn−Si−Co系(ステンレス鋼系) 7
〜15wt%Cr、3〜10wt%Cr、5〜15wt%Mn、4〜7wt%S
i、5〜15wt%Co、残部Fe 回復率100%(4%歪み付加時) そして、電気炉等で溶解された、これら合金の素材
は、 1)熱間加工材(熱間押出し、熱間圧延、鍛造等) 2)冷間加工材(まれに冷間成形) 3)製缶(板曲げ、溶接)材 等として得られ、第1図に示す形状に機械加工され
る。
〜15wt%Cr、3〜10wt%Cr、5〜15wt%Mn、4〜7wt%S
i、5〜15wt%Co、残部Fe 回復率100%(4%歪み付加時) そして、電気炉等で溶解された、これら合金の素材
は、 1)熱間加工材(熱間押出し、熱間圧延、鍛造等) 2)冷間加工材(まれに冷間成形) 3)製缶(板曲げ、溶接)材 等として得られ、第1図に示す形状に機械加工され
る。
それから、形状記憶のための熱処理がなされる。即
ち、遷移温度以下での機械的歪みの付与と、その後の遷
移温度以上での加熱による歪み回復を繰返す加工処理を
行う。ここで、最終的な歪み回復状態にある形状が材料
に記憶される。
ち、遷移温度以下での機械的歪みの付与と、その後の遷
移温度以上での加熱による歪み回復を繰返す加工処理を
行う。ここで、最終的な歪み回復状態にある形状が材料
に記憶される。
その後、継手の収縮代、締付け量及び管の外径、管厚
み等を考慮して、外筒部3の内面及び内筒部4の外面を
機械加工により仕上げ、その寸法で形状が記憶される。
そして、第2図に示すように、継手1の両側から管10の
管端が中央部2に当接するまで差し込む。ここで、管端
が継手に挿入しやすいようにするため、管と継手との間
隙を0.5〜1mm確保し、更に締付け量を半径の1〜4%見
込んだ寸法になるように、断面くさび状のリングを外筒
部3と内筒部4の間に押し込んで外筒部を拡径すると共
に内筒部を縮径する。
み等を考慮して、外筒部3の内面及び内筒部4の外面を
機械加工により仕上げ、その寸法で形状が記憶される。
そして、第2図に示すように、継手1の両側から管10の
管端が中央部2に当接するまで差し込む。ここで、管端
が継手に挿入しやすいようにするため、管と継手との間
隙を0.5〜1mm確保し、更に締付け量を半径の1〜4%見
込んだ寸法になるように、断面くさび状のリングを外筒
部3と内筒部4の間に押し込んで外筒部を拡径すると共
に内筒部を縮径する。
そして、最後に、火炎バーナ、誘導加熱、通電加熱、
抵抗加熱などにより、例えば上記のステンレス鋼系の場
合、管継手1を遷移温度150〜300℃に加熱する。これに
より、外筒部3は縮径、内筒部4は拡径するように形状
回復するので、第3図に示すように、管10の管端は内外
面から挟むように締付けられ、接合される。
抵抗加熱などにより、例えば上記のステンレス鋼系の場
合、管継手1を遷移温度150〜300℃に加熱する。これに
より、外筒部3は縮径、内筒部4は拡径するように形状
回復するので、第3図に示すように、管10の管端は内外
面から挟むように締付けられ、接合される。
そして、ステンレス鋼系の素材を使用した場合には、
管端面及び管端近傍の防食が可能となる。
管端面及び管端近傍の防食が可能となる。
また、第4図に示すように、管内面にクラッド11を設
けた二重管にも適用できる。
けた二重管にも適用できる。
次に、管継手1の形状の変形例を第5図以下の図面よ
り説明する。
り説明する。
第5図は、管継手1を一体構造でなく、中央部2にね
じ5を設け、外筒部3と内筒部4とをねじ接合したもの
である。
じ5を設け、外筒部3と内筒部4とをねじ接合したもの
である。
第6図は、外筒部3及び内筒部4の管10との接触面を
それぞれ細いリング状面3b及び4bにしたものである。こ
の場合、リング状面が管10の内外面に食込み、より高い
継手強度が得られる。
それぞれ細いリング状面3b及び4bにしたものである。こ
の場合、リング状面が管10の内外面に食込み、より高い
継手強度が得られる。
第7図は、外筒部3及び内筒部4の中央部2からの延
出長さを同じにしたものである。この場合、管の内外面
と対応する締付け面積の増加によって、より高い継手強
度が得られる。
出長さを同じにしたものである。この場合、管の内外面
と対応する締付け面積の増加によって、より高い継手強
度が得られる。
第8図は、同じ長さの外筒部3と内筒部4とを中央部
2でねじ5により接続すると共に、管10との接触面を細
いリング状の面3b、4bにしたものである。
2でねじ5により接続すると共に、管10との接触面を細
いリング状の面3b、4bにしたものである。
第9図は、外筒部3内面のリング状部3bと、内筒部4
外面のリング状部4bとを管軸方向に位相をずらして設け
たものである。この形状では、特に高い抜出し抵抗が得
られる。
外面のリング状部4bとを管軸方向に位相をずらして設け
たものである。この形状では、特に高い抜出し抵抗が得
られる。
[発明の効果] この発明の管継手は、上記のようなもので、持続すべ
き管の管端の外面及び内面を、管継手の中央部から延出
させた外筒部及び内筒部により両面から締付けるので、
管の形状を変形させることなく、充分な接触(シール)
圧を得ることができ、また、引張り荷重や曲げ荷重に対
しても高い継手強度を得ることができる。また、接続す
べき管の管端を管継手の中央部に当接させることによ
り、何等手間を要することなく、管継手を所望に位置に
位置合せすることができる。
き管の管端の外面及び内面を、管継手の中央部から延出
させた外筒部及び内筒部により両面から締付けるので、
管の形状を変形させることなく、充分な接触(シール)
圧を得ることができ、また、引張り荷重や曲げ荷重に対
しても高い継手強度を得ることができる。また、接続す
べき管の管端を管継手の中央部に当接させることによ
り、何等手間を要することなく、管継手を所望に位置に
位置合せすることができる。
第1図は管継手の半断面図、第2図は管継手を接続する
管にセットした状態の説明図、第3図は締付け接続状態
の説明図、第4図は二重管に適用した場合の説明図、第
5図から第9図はそれぞれ形状の異なる管継手の半断面
図である。 1……管継手、2……中央部、3……外筒部、4……内
筒部、10……接続すべき管
管にセットした状態の説明図、第3図は締付け接続状態
の説明図、第4図は二重管に適用した場合の説明図、第
5図から第9図はそれぞれ形状の異なる管継手の半断面
図である。 1……管継手、2……中央部、3……外筒部、4……内
筒部、10……接続すべき管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大場 修幸 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 清水 英明 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】形状記憶合金からなる管継手で、接続すべ
き管の管端の外面及び内面に締付けられる外筒部及び内
筒部を、上記接続管端が両側から当接する中央部から両
側に延出させて、二重円筒状にしたことを特徴とする管
継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22902788A JP2643355B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22902788A JP2643355B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0280883A JPH0280883A (ja) | 1990-03-20 |
JP2643355B2 true JP2643355B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=16885601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22902788A Expired - Lifetime JP2643355B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2643355B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030050317A (ko) * | 2001-12-18 | 2003-06-25 | 한국항공우주연구원 | 용접이 불가능한 조건에서 형상기억 합금 커플링을 이용한배관의 접합 방법 |
JP7312389B2 (ja) * | 2019-07-16 | 2023-07-21 | 株式会社三五 | プレス式管継手 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP22902788A patent/JP2643355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0280883A (ja) | 1990-03-20 |
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