JP2846861B2 - スピンドルモータの位置調整手段を備えた光記録再生装置 - Google Patents
スピンドルモータの位置調整手段を備えた光記録再生装置Info
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
り、さらに詳細にはターンテーブルを回転させるスピン
ドルモータの位置を調整することにより、トラッキング
エラーを防止しうる光記録再生装置に関する。
ディジタルビデオディスク及びレーザーディスクのよう
な光記録媒体(以下、ディスクと称する)に記録された
情報を再生する装置である。ディスクは光記録再生装置
に備えられたターンテーブルにローディングされて回転
し、光ピックアップがディスクに形成されたピットから
光信号を検出する。
的に示す斜視図である。光記録再生装置10は、デッキ
11と、その上部にディスク(図示せず)がローディン
グされるターンテーブル12と、前記ターンテーブル1
2を回転させるスピンドルモータ13と、前記デッキ1
1上で直線往復移動できる光ピックアップ14と、前記
光ピックアップ14を水平方向に移送させる光ピックア
ップ駆動用のモータ15と、前記光ピックアップ駆動用
のモータ15の回転運動を直線運動に変換させるネジ軸
16とを備える。光ピックアップ14の一側には前記ネ
ジ軸16に歯合される歯車部(図示せず)が形成され
て、光ピックアップ14はネジ軸16の回転によりデッ
キ11上のガイドシャフト17に沿って移動する。
おいては、光ピックアップからディスクに入射されたレ
ーザービームがディスク上のトラックに形成されたピッ
ト(図示せず)に正確に受光されるようにフォーカシン
グとトラッキングとが行われる。フォーカシングはディ
スクに対して垂直方向に行われるが、トラッキングは所
謂3ビーム法によりディスクの半径方向に行われる。前
記3ビーム法はピットに入射されるメインビームと、ピ
ットの両側にそれぞれ入射されるビームの光量を比べる
ことによりトラッキングエラーを検出する方法である。
が劣化したり、組立てが良好でない場合に発生するの
で、トラッキングエラーを防止もしくは低減させるため
には部品の精度を高めるか、正確に製品を組立てるしか
代案がない。したがって、光記録再生装置の組立てが完
了された状態でトラッキングエラーが発生する場合に、
これを効率よく取り除くことができる手段が備えられて
いない。さらに、組立ての際、部品の公差が累積される
と、組立て完了後にこれを補正しうる手段を必要とす
る。
解決するために案出されたものであり、本発明の目的は
光記録再生装置の組立て完了後にもトラッキングエラー
を取り除くようにスピンドルモータの位置を調整しうる
手段を備えた光記録再生装置を提供することにある。
に、本発明は、デッキと、前記デッキに設けられるスピ
ンドルモータと、前記スピンドルモータの軸に結合され
て回転するターンテーブルと、前記ターンテーブルの位
置を調整しうるように前記スピンドルモータを前記デッ
キの平面に対して水平移動させる調整手段とを含むこと
を特徴とする。
収容し、その外側面には複数の水平突起が形成され、そ
の底面には垂直突起が形成されたモータ収容部と、前記
垂直突起の挿入されるカム溝が形成されており、前記デ
ッキの底面に回転自在に設けられた調整カムとを含め、
前記デッキには前記複数の水平突起が移動自在に挿入さ
れる複数の溝が形成されることが望ましい。
ータの外側面から延びる複数の水平突起と、前記スピン
ドルモータの底面から延びる垂直突起と、前記垂直突起
の挿入されるカム溝が形成されており、前記デッキの底
面に回転自在に設けられた調整カムとを含め、前記デッ
キには前記複数の水平突起が移動自在に挿入される複数
の溝が形成されていることが望ましい。
モータを収容し、その外側面には複数の水平突起が形成
され、その底面には垂直突起が形成されたモータ収容部
と、前記垂直突起の挿入される長孔が形成されており、
前記デッキの底面に回転自在に設けられたレバーと、前
記レバーを回転させるように前記デッキの底面に回転自
在に設けられた調整ノブとを含め、前記デッキには前記
複数の水平突起が移動自在に挿入される複数の溝が形成
されていることが望ましい。
明の実施の形態を詳細に説明する。図2に本発明の一実
施例による光記録再生装置の一部に対する概略平面図を
示す。同図を参照するに、ガイドシャフト21が固定部
23によりデッキ22上に設けられ、光ピックアップ2
4はガイドシャフト21に沿い水平移動自在に支持され
る。前記光ピックアップ24の一側にはスピンドルモー
タ(図示せず)が設けられ、スピンドルモータの回転軸
にはターンテーブル25が結合される。
られたスピンドルモータ及びそれにより回転するターン
テーブル25は調整カム36の回転により、図2の矢印
A方向に移動することにより、その位置が調整されう
る。矢印Aの方向は光ピックアップ24の移動方向と直
角である。前記スピンドルモータ及び調整カム36の構
成を図3及び図4を参照して詳細に説明する。図面を参
照すると、スピンドルモータ29はモータ収容部31に
よりデッキ22に設けられる。モータ収容部31はスピ
ンドルモータ29をその内部に収容しうるように円筒状
であり、円筒の外側に90度の間隔で三つの水平突起3
2a,32b,32cが形成されている。さらに、モー
タ収容部31の底面一側には垂直突起33が形成されて
いる。スピンドルモータ29はスクリュー等を用いてモ
ータ収容部31内に締結されることができる。前記水平
突起32a,32b,32c及び垂直突起33の断面は
円形のものが望ましい。
b,32cがデッキ22に形成された溝41a,41
b,41cにそれぞれ挿入されることにより、デッキ2
2に設けられる。水平突起32a,32b,32cが挿
入された溝41a,41b,41cの上部はブラケット
34a,34b,34cにより閉鎖され、ブラケット3
4a,34b,34cはデッキ22に形成されたネジ孔
42a,42b,42cに締結されるスクリュー35
a,35b,35cにより固定される。前記ブラケット
34a,34b,34cは板バネのものが望ましい。溝
41bは、図3とは異なり、上部は閉鎖され、側面のみ
が開放された形態のものでもよい。溝41a,41b,
41cはその内部に挿入されたモータ収容部31の水平
突起32a,32b,32cが微小な範囲内で水平移動
できる程度の大きさで形成される。
突起33は調整カム36のカム溝37に挿入される。調
整カム36はシャフト38を中心にして回転自在になる
ようにデッキ22の底面に設けられる。その代案とし
て、前記シャフト38はデッキ22に一体に形成され、
調整カム36が前記シャフト38に回転自在に結合され
ることができる。
より大きいR2に連続的に変わる半円状に前記調整カム
36の上に形成され、調整カム36の回転時にモータ収
納部31を図2の矢印A方向に移動させる。前記カム溝
37の軌跡は必要により他の形状に設計されてもよい。
前記のような磁気記録再生装置は、調整カム36を回転
させることによりトラッキングエラーを調整することが
できる。作業者は計測装置(図示せず)を通してトラッ
キングエラーの発生を確かめつつ、トラッキングエラー
が許容限度範囲内に到達するまで調整カム36を回転さ
せる。例えば、図2に示した調整カム36が時計方向に
回転すると、モータ収容部31(図3参照)の垂直突起
33はカム溝37に沿って半径R2部分から半径R1部
分に摺動し、よって調整カム36の軸38の方向に直線
移動する。この状態において、再び調整カム36を反時
計方向に回転させると、垂直突起33はカム溝37に沿
って半径R2部分に向けて摺動するので、調整カム36
の軸38から遠くなる。したがって、モータ収容部31
に収容されたスピンドルモータ29及びそのスピンドル
モータ29に固定されたターンテーブル25(図2参
照)の位置を調整することができ、これにより、トラッ
キングエラーを補正しうる。
させるための手段をさらに含むことができる。例えば、
調整カム36の円周面に歯車部を形成し、それに噛合さ
れる歯車部を有する調整部材(図示せず)を設けてもよ
い。図5にはデッキとスピンドルモータとの結合部に対
するさらに他の実施例が示されているが、図3と同一の
部分に対しては同じ参照符号を付ける。図面を参照する
に、スピンドルモータ45の外周面には水平突起46
a,46b,46cが一体に形成されている。かつ、ス
ピンドルモータ45の底面には垂直突起47が一体に形
成されている。それぞれの水平突起46a,46b,4
6cは対応する溝41a,41b,41cに挿入され、
垂直突起47は調整カム36のカム溝37内に挿入され
る。水平突起46a,46b,46cの挿入された溝4
1a,41b,41cはスクリュー35a,35b,3
5cにより締結されるブラケット34a,34b,34
cにより閉鎖される。
カム36を回転させると、連続的に他の半径を有するカ
ム溝37に沿ってスピンドルモータ45の垂直突起47
が摺動することにより、スピンドルモータ45及びそれ
に結合されたターンテーブル25(図2参照)の位置が
調整されうる。図6及び図7に本発明のさらに他の実施
例による光記録再生装置を示す。ここで、図2と同一の
構成要素には同じ参照符号を付け、図2に示された実施
例と同一の動作に対する説明は省略する。
レバー66と調整ノブ67が回転自在に設けられる。レ
バー66と調整ノブ67には歯車部66c及びその歯車
部66cに歯合される歯車67aがそれぞれ形成されて
いる。モータ収容部31の底面に形成された垂直突起3
3はレバー66の長孔66aに挿入される。レバー66
はデッキ22の底面に形成されたボス(図示せず)が回
転孔66b内に挿入されることにより、デッキ22に結
合される。調整ノブ67もデッキ22の底面から延びる
他のボス(図示せず)に回転自在に結合される。
が許容限度範囲内に到達するまで、調整ノブ67を回転
させる。調整ノブ67の回転は歯車部66c及び歯車6
7aを通してレバー66に伝えられ、レバー66が回転
するにつれてレバー66の長孔66aに結合された垂直
突起33は長孔66aに沿って摺動しつつ直線往復運動
し、これにより、モータ収容部31は図6の矢印A方向
に微小な範囲内で移動する。したがって、スピンドルモ
ータ29及びターンテーブル25の位置が調整されうる
ので、トラッキングエラーを補正することができる。
キングエラーを容易に補正することができ、これによ
り、装置の性能を向上させうる。特に、このトラッキン
グエラーの補正はスピンドルモータの設置位置を調整す
ることにより行われることであり、各部品の精度に依存
せず、部品の開発及び加工による負担を軽減させること
ができる。
参考して説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、
当該分野の通常の知識を有する者は、これから多様な変
形及び均等な実施例が可能であることを理解しうる。し
たがって、本発明の真の保護範囲は添付した請求範囲に
より決められる。
ある。
部分平面図である。
ドルモータとの結合部を示す概略的な分解斜視図であ
る。
対する他の実施例を示す分解斜視図である。
す部分平面図である。
ドルモータとの結合部を示す概略的な分解斜視図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 デッキと、 前記デッキに設けられるスピンドルモータと、 前記スピンドルモータの軸に結合されて回転するターン
テーブルと、直線的に移動して該ターンテーブルと一体に回転するデ
ィスクを再生する光ピックアップとを有する光記録再生
装置において、 光記録再生装置を組立てた状態において存在するトラッ
キングエラーを取り除くべく、前記スピンドルモータを
前記デッキの平面に沿って、上記光ピックアップの移動
方向と直角の方向に水平移動させる調整手段を有し、 該調整手段が、 前記スピンドルモータが収容してあり、その外側面には
複数の水平突起が形成され、その底面には垂直突起が形
成されており、該水平突起を上記デッキの溝に嵌合され
て該デッキに支持されたモータ収容部と、 前記垂直突起の挿入され、半径が変化したカム溝が形成
されており、前記デッキの底面に回転自在に設けてある
調整カムと、 前記スピンドルモータの位置が移動されて前記ターンテ
ーブルの位置が調整された後に、ねじを締めることによ
って上記水平突起を固定して該モータ収容部を上記デッ
キに固定する固定機構とよりなり、 上記調整カムを回動させることによって、上記カム溝が
上記垂直突起を押して上記モータ収容部が移動され上記
スピンドルモータが該モータ収容部と一体に移動されて
上記トラッキングエラーが取り除かれ、該モータ収容部
がこの状態に上記固定機構によって固定された構成とし
た ことを特徴とする光記録再生装置。 - 【請求項2】 デッキと、 前記デッキに設けられるスピンドルモータと、 前記スピンドルモータの軸に結合されて回転するターン
テーブルと、 直線的に移動して該ターンテーブルと一体に回転するデ
ィスクを再生する光ピックアップとを有する光記録再生
装置において、 光記録再生装置を組立てた状態において存在するトラッ
キングエラーを取り除くべく、前記スピンドルモータを
前記デッキの平面に沿って、上記光ピックアッ プの移動
方向と直角の方向に水平移動させる調整手段を有し、 上記スピンドルモータは、その外側面には複数の水平突
起を有し、その底面には垂直突起を有し、該水平突起を
上記デッキの溝に嵌合されて該デッキに支持されてお
り、 該調整手段が 、上記デッキに支持されたスピンドルモータの前記垂直突
起の挿入され、半径が変化したカム溝が形成されてお
り、前記デッキの底面に回転自在に設けてある調整カム
と、 前記スピンドルモータの位置が移動されて前記ターンテ
ーブルの位置が調整された後に、ねじを締めることによ
って上記水平突起を固定して該モータ収容部を上記デッ
キに固定する固定機構とよりなり、 上記調整カムを回動させることによって、上記カム溝が
上記垂直突起を押して上記スピンドルモータが移動され
て上記トラッキングエラーが取り除かれ、該スピンドル
モータがこの状態に上記固定機構によって固定された構
成とした ことを特徴とする光記録再生装置。 - 【請求項3】 デッキと、 前記デッキに設けられるスピンドルモータと、 前記スピンドルモータの軸に結合されて回転するターン
テーブルと、 直線的に移動して該ターンテーブルと一体に回転するデ
ィスクを再生する光ピックアップとを有する光記録再生
装置において、 光記録再生装置を組立てた状態において存在するトラッ
キングエラーを取り除くべく、前記スピンドルモータを
前記デッキの平面に沿って、上記光ピックアップの移動
方向と直角の方向に水平移動させる調整手段を有し、 該調整手段が、 前記スピンドルモータが収容してあり、その外側面には
複数の水平突起が形成され、その底面には垂直突起が形
成されており、該水平突起を上記デッキの溝に嵌合され
て該デッキに支持されたモータ収容部と、 前記垂直突起の挿入される長孔が形成されており、前記
デッキの底面に回転自在に設けられたレバーと、 前記レバーを回転させるように前記デッキの底面に回転
自在に設けられた調整ノブと、 前記スピンドルモータの位置が移動されて前記ターンテ
ーブルの位置が調整された後に、ねじを締めることによ
って上記水平突起を固定して該モータ収容部を上記デッ
キに固定する固定機構とよりなり、 上記調整ノブを回動させることによって、前記レバーが
回動され上記長孔が上記垂直突起を押して上記モータ収
容部が移動され上記スピンドルモータが該モータ収容部
と一体に移動されて上記トラッキングエラーが取り除か
れ、該モータ収容部がこの状態に上記固定機構によって
固定された構成とした ことを特徴とする光記録再生装
置。
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