JP2846781B2 - 画像情報処理装置及び画像情報処理方法 - Google Patents

画像情報処理装置及び画像情報処理方法

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JP2846781B2
JP2846781B2 JP4308856A JP30885692A JP2846781B2 JP 2846781 B2 JP2846781 B2 JP 2846781B2 JP 4308856 A JP4308856 A JP 4308856A JP 30885692 A JP30885692 A JP 30885692A JP 2846781 B2 JP2846781 B2 JP 2846781B2
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誠 藤岡
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真 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像情報処理装置に関
し、更に詳しく言えば、ディジタルLCDドライバによ
るLCDディスプレイの階調表示を多階調化するための
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例に係る画像処理装置、とりわけL
CDディスプレイの多階調化に関して、本発明の発明者
によって、あるフレームの画素の誤差データを次のフレ
ームの同一位置の画素の原画像データに加算することに
よって多階調化を図る、フレーム間誤差拡散法という方
法が提案されている。
【0003】従来例に係る画像情報処理装置は、不図示
の原画像データを出力する出力部と、LCDディスプレ
イを駆動するLCDドライバとの間に設けられており、
6ビットの原画像データを圧縮して、4ビットの画像表
示用のデータとして4ビット入力のLCDドライバに出
力する装置である。従来例に係るフレーム間誤差拡散法
を実施する画像情報処理装置は、図7に示すように、第
1のラッチ回路(1),加算器(2),マルチプレクサ
(3),誤差データフレームメモリ(4)及び第2のラ
ッチ回路(5)からなる。
【0004】当該装置の動作は、まず第1のラッチ回路
(1)に、当該処理をするフレーム(以下N番目のフレ
ームと称する。Nは2以上の自然数)に対応し、6ビッ
トのデータである第Nの原画像データ(SD)が入力さ
れ、ドットクロック(DK)に同期して加算器(2)に
出力される。次に、N番目のフレームの直前のフレーム
(以下〔N−1〕番目のフレームと称する)で求められ
た第〔N−1〕の誤差データ(ED)と、第Nの原画像
データ(SD)とが加算器(2)によって加算処理さ
れ、その結果として6ビットのデータであって、N番目
のフレームに対応する第Nの補正画像データ(HD)が
生成される。
【0005】次いで、マルチプレクサ(3)に第Nの補
正画像データ(HD)が出力され、該マルチプレクサ
(3)によって第Nの補正画像データ(HD)が上位4
ビット、下位2ビットに分割され、上位4ビットのデー
タがN番目のフレームの画素の画像表示のためのデータ
〔以下第Nの画像表示データ(GD)と称する〕として
第2のラッチ回路に出力され、下位2ビットのデータが
N番目のフレームに対応する第Nの誤差データ(ED)
として誤差データフレームメモリ(4)に出力され、第
〔N−1〕の誤差データ(ED)に代わって保持され
る。
【0006】なお、このとき、加算器(2)の加算処理
による桁上げの結果、加算器(2)から出力されるデー
タが“0000××”となると、本来の値と異なる値と
なるので、このような場合には、加算器(2)から出力
されるキャリ信号に基づいて、マルチプレクサ(3)か
ら6ビットの“111111”が出力される。次に、ド
ットクロック(DK)に同期して第2のラッチ回路
(5)から外部の不図示のLCDドライバに第Nの画像
表示データ(GD)が出力される。上記処理を順次繰り
返すことによって順次第〔N−1〕の誤差データ(E
D)が第Nの原画像データ(SD)に加算される。上記
動作を繰り返すことにより、第1のフレーム、第2のフ
レーム、…、第Nのフレーム、…と順次全てのフレーム
の各画素が処理される。
【0007】以上説明したような画像情報処理装置によ
って、順次次のフレームの同一位置の各画素に誤差デー
タを加算することにより、あるフレームの画素の輝度
と、その前後数フレームの同一画素の平均値を実効値と
することで、表示画像を原画像に近づけていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の本発明者が提唱する画像情報処理装置によると、誤
差データは順次加算される一方なので、処理するフレー
ムを重ねるごとに加算すべき誤差データは蓄積され、漸
次増大する。このため、本来直後のフレームにのみ加算
することによって、多階調化を図るのが目的であるフレ
ーム間誤差拡散において、かなり前のフレームの誤差デ
ータの影響が残ることになる。
【0009】これにより、画像が変化したような場合
は、かなり前のフレームの関連性のない画像に係る誤差
データのが表示画像に悪影響を及ぼし、ひどいときには
フリッカが生じるなどといった事情があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の事情
に鑑み成されたもので、図1に示すように、N番目(N
は2以上の自然数)のフレームの画素のPビットの原画
像データと、前記N番目のフレームの画素と同一位置の
(N−1)番目のフレームの画素に対応する誤差データ
とを加算処理する加算手段(11)と、前記加算処理の
結果であるPビットのデータのうち、上位Lビットを画
像表示データとし、残余の下位ビットのデータのうち、
少なくとも1ビットをN番目のフレームの誤差データと
する情報演算手段(12)と、前記誤差データの読出し
/書き込み処理をする記憶手段(13)と、一定枚数の
フレーム毎に前記誤差データを清算する情報清算手段
(14)とを具備することで、かなり前のフレームの、
関連性のない画像に係る誤差データの影響を表示画像に
及ぼすことなく、ひいてはフリッカなどを防止すること
が可能になる画像情報処理装置及び画像情報処理方法を
提供するものである。
【0011】
【作 用】本発明に係る画像情報処理装置によれば、図
1に示すように、加算手段(11)と、情報演算手段
(12)と、情報清算手段(14)とを具備している。
例えば、加算手段(11)によってN番目のフレームの
画素の原画像データと、N番目のフレームの画素と同一
位置の(N−1)番目のフレームの画素に対応する誤差
データとが加算処理され、情報演算手段(12)によっ
て、加算処理の結果であるPビットのデータのうち、上
位Lビットが画像表示データとされ、残余の下位ビット
のデータのうち、少なくとも1ビットがN番目のフレー
ムの誤差データとされ、情報清算手段(14)によって
一定枚数のフレーム毎に誤差データが清算され、例えば
誤差データがnビットの場合には、a2n (aは自然
数)枚のフレーム毎に誤差データが清算される。
【0012】このため、フレームを重ねるごとに漸次増
加していく誤差データが、一定枚数のフレーム毎に清算
されるので、それ以上は誤差データが蓄積されず、増加
もしないので、一定枚数のフレームの範囲内においての
み、誤差データの影響を各フレームの表示画像に及ぼす
ようにすることが可能になる。また、本発明に係る画像
情報処理方法によれば、図2のステップP1で、N番目
のフレームの画素のPビットの原画像データと、N番目
のフレームの画素と同一位置の(N−1)番目のフレー
ムの画素に対応する誤差データとを加算処理し、ステッ
プP2で、加算処理の結果であるPビットのデータのう
ち、上位Lビットを画像表示データとし、残余の下位ビ
ットのデータのうち、少なくとも1ビットをN番目のフ
レームの誤差データとし、かつ一定枚数のフレームごと
に誤差データを清算している。
【0013】このため、一定枚数のフレーム毎に誤差デ
ータを清算することにより、かなり前のフレームの誤差
データが、現在処理しているフレームの表示画像に悪影
響を及ぼさないので、関連性のない画像に係る誤差デー
タの影響が表示画像に及ぼされることなく、ひいてはフ
リッカなどを防止することが可能になる。また、例えば
誤差データがnビットの場合には、a2n 枚のフレーム
毎に誤差データを清算することにより、静止画像に正確
に対応することが可能になる。
【0014】
【実施例】以下に本発明に係る画像情報処理装置及び画
像情報処理方法の一実施例を図3〜図6を参照しながら
詳細に説明する。本発明の一実施例に係る画像情報処理
装置は、不図示の原画像データを出力する出力部と、L
CDディスプレイを駆動するLCDドライバとの間に設
けられており、6ビットの原画像データを圧縮して、4
ビットの画像表示用のデータとして4ビット入力のLC
Dドライバに出力する装置である。
【0015】このような場合、原画像データの6ビット
のうち下位2ビットは切り捨てられてしまい、上位4ビ
ットのみが画像表示用のデータとして用いられる。よっ
て、このままでは階調が24 =16階調しか得られない
ので、擬似表現によって原画像に近づける擬似階調化処
理をする必要がある。なお、ここでは、赤(R)一色の
データに関してのみ説明する。青、緑の各色について
は、同様の装置による同様の処理を並行して行っている
ため、省略する。
【0016】本発明の一実施例に係る画像情報処理装置
は、図3に示すように、第1のラッチ回路(11),加
算器(12),第1のマルチプレクサ(13),誤差デ
ータフレームメモリ(14),第2のマルチプレクサ
(15),リセットタイミング発生器(16)及び第2
のラッチ回路(17)からなる。第1のラッチ回路(1
1)は、入力される6ビットの各フレームの原画像デー
タ(SD)を一旦保持し、ドットクロック(DK)に基
づいて加算器(12)に出力するための回路である。
【0017】加算器(12)は、原画像データ(SD)
と、第2のマルチプレクサ(15)から出力される2ビ
ットの誤差データ(ED)を加算して、その結果である
6ビットの補正画像データ(HD)を出力するものであ
る。第1のマルチプレクサ(13)は、加算器(12)
から入力される補正画像データ(HD)を上位4ビット
と下位2ビットとに分割し、その上位4ビットである画
像表示データ(GD)を第2のラッチ回路(15)に出
力し、補正画像データ(HD)の下位2ビットである誤
差データ(ED)を、誤差データフレームメモリ(1
4)に書き込むものである。
【0018】誤差データフレームメモリ(14)は、補
正画像データ(HD)の下位2ビットである誤差データ
(ED)の書込み/読出し処理をするものであって、各
フレームごとの誤差データ(ED)を1フレーム期間保
持して、第2のマルチプレクサ(15)に出力する。第
2のマルチプレクサ(15)は、リセットタイミング発
生器(16)から出力される駆動制御信号(RS)に基
づいて、誤差データフレームメモリ(14)から読みだ
される誤差データ(ED)と、2ビットの“00”なる
データとの何れかを加算器(12)に選択出力するもの
である。
【0019】リセットタイミング発生器(16)は、3
ビットカウンタ(16A)と、3入力NANDゲート
(16B)とからなり、垂直同期信号(Ve)に基づい
て第2のマルチプレクサ(15)を駆動する駆動制御信
号(RS)を生成するものである。3ビットカウンタ
(16A)は、垂直同期信号(Ve)を、1/2,1/
4,1/8にそれぞれ分周した信号(V0,V1,V
2)を生成して、3入力NANDゲート(16B)に出
力するものである。
【0020】3入力NANDゲート(16B)は、信号
(V0,V1,V2)を入力して、その論理積をとり、
信号(V0,V1,V2)の全てがハイレベル(以下
“H”と記す)のときにローレベル(以下“L”と記
す)の駆動制御信号(RS)を第2のマルチプレクサ
(15)に出力し、他の場合は“H”を出力するもので
ある。なお、この駆動制御信号(RS)は、後述するよ
うに8フレームに1回“L”が出力され、このときに第
2のマルチプレクサ(15)から“00”が出力される
ので、見かけ上誤差データ(ED)が“00”となる。
【0021】第2のラッチ回路(17)は、第1のマル
チプレクサ(13)から入力される画像表示データ(G
D)を一旦保持し、ドットクロック(DK)に基づいて
不図示の外部のLCDドライバに出力するための回路で
ある。以上説明したように、本発明の実施例に係る画像
情報処理装置によれば、図3に示すように、加算器(1
2)と、第1のマルチプレクサ(13)と、誤差データ
フレームメモリ(14)と、リセットタイミング発生器
(16)とを具備している。
【0022】例えば、加算器(12)によってN番目の
フレームの画素の原画像データ(SD)と、N番目のフ
レームの画素と同一位置の(N−1)番目のフレームの
画素に対応する誤差データ(ED)とが加算処理され、
第1のマルチプレクサ(13)によって、加算処理の結
果である6ビットのデータのうち、上位4ビットが画像
表示データとされ、残余の2ビットのデータがN番目の
フレームの誤差データ(ED)とされ、リセットタイミ
ング発生器(16)によって8フレーム毎に誤差データ
(ED)が清算される。
【0023】このため、フレームを重ねるごとに漸次増
加していく誤差データ(ED)が、8フレーム毎にリセ
ットされて“00”となるので、それ以上誤差データ
(ED)は蓄積されることなく、増加もしないので8フ
レームの範囲内にのみ、誤差データ(ED)の影響が各
フレームの表示画像に及ぼされるようにすることが可能
になる。
【0024】以下で、本発明の一実施例に係る画像情報
処理方法について、当該装置の動作を補足しながら説明
する。図4,図5は、本実施例に係る画像情報処理方法
を説明するフローチャートであり、図6は本実施例に係
る画像情報処理方法を説明するタイミングチャートであ
る。なお、以下で、第Nのフレームの第nの画素を、第
〔N,n〕の画素と定義する。
【0025】まず、図4のフローチャートのステップP
1で、N=1,n=1なる初期条件の設定処理を行う。
次に、ステップP2で、第Nのフレームの第nの画素で
ある第〔N,n〕の画素に対応する6ビットの第〔N,
n〕の原画像データ(SD)の上位4ビットを第〔N,
n〕の画像表示データ(GD)とし、下位2ビットを第
〔N,n〕の誤差データ(ED)として保持する。最初
は、N=1なので、第1フレームの画像情報処理がなさ
れることになる。
【0026】このとき、6ビットの第〔N,n〕の原画
像データ(SD)は第1のラッチ回路(11)を介して
加算器(12)に入力され、加算器(12)から、その
まま第1のマルチプレクサ(13)に出力される。第1
のマルチプレクサ(13)によって第〔N,n〕の原画
像データ(SD)は上位4ビットと下位2ビットに分割
され、上位4ビットは第〔N,n〕の画像表示データ
(GD)とされて第2のラッチ回路(17)に出力さ
れ、下位2ビットは第〔N,n〕の誤差データ(ED)
として誤差データフレームメモリ(14)に出力され、
保持される。
【0027】次いで、ステップP3でnに1を加算処理
する。次に、ステップP4で第1フレームの処理が終了
したかどうかの判定処理を行う。終了した場合(Ye
s)は次のステップP5に移行し、終了していない場合
(No)は、ステップP2に戻って上記処理を繰り返
す。こうして上記処理を繰り返すことで、第〔1,1〕
の画素、第〔1,2〕の画素、…、第〔1,n〕の画素
…と処理することができ、第1フレームの全画素の画像
表示データ(GD)及び誤差データ(ED)が得られ
る。
【0028】次いで、ステップP5でN=2なる初期条
件の設定処理を行う。次に、ステップP6でn=1なる
初期条件の設定処理を行う。次いで、ステップP7で、
次に処理するフレームは、誤差データをリセットするフ
レームであるかどうかの判定処理を行う。誤差データを
リセットするフレームである場合(Yes)は、ステッ
プP8に移行し、そうでない場合(No)は、ステップ
P9に移行する。
【0029】次に、ステップP8で、フレーム内の全画
素の誤差データ(ED)を“00”とする。このとき、
ステップP7での判定処理と、誤差データ(ED)を
“00”とする処理は、リセットタイミング発生器(1
6)によってなされる。以下で、リセットタイミング発
生器(16)の動作について図6のタイミングチャート
を参照しながら説明する。
【0030】図6のタイミングチャートで、(Ve)は
垂直同期信号であって、(V0),(V1),(V2)
はそれぞれ(Ve)を1/2,1/4,1/8に分周し
た信号である。この信号(V0),(V1),(V2)
は3ビットカウンタ(16A)によって生成される。ま
た、(RS)は、信号(V0),(V1),(V2)が
入力される3入力NANDゲート(16B)の出力信号
である駆動制御信号である。
【0031】この信号(V0),(V1),(V2)が
全て“H”のときに駆動制御信号(RS)は“L”であ
り、他のときには全て“H”である。該駆動制御信号
(RS)が“L”のときのフレームにおいて、第2のマ
ルチプレクサ(15)によって誤差データ(ED)に代
えて2ビットの“00”なるデータが選択出力されるの
で、このときの誤差データ(ED)が見かけ上“00”
としてリセットされることになる。
【0032】なお、図6に示すように、8フレームに1
回駆動制御信号(RS)が“L”になるので、本実施例
においては、8フレームに1回誤差データ(ED)が
“00”にリセットされることになる。ここでは、3ビ
ットカウンタ(16A)を用いているので、23 =8フ
レームに1回誤差データ(ED)が“00”にリセット
されるが、2ビットのカウンタを用いれば22 =4フレ
ームに1回、4ビットのカウンタを用いれば24 =16
フレームに1回、誤差データ(ED)が“00”にリセ
ットされるようにすることも可能である。
【0033】次いで、ステップP9で、第〔N,n〕の
原画像データ(SD)と、第〔N−1,n〕の誤差デー
タ(ED)とを加算処理して、その加算処理結果である
6ビットの補正画像データ(HD)の上位4ビットを第
〔N,n〕の画像表示データ(GD)とし、下位2ビッ
トを第〔N,n〕の誤差データ(ED)として保持す
る。
【0034】このとき、第〔N,n〕の原画像データ
(SD)は第1のラッチ回路(11)を介して加算器
(12)に入力される。一方、誤差データフレームメモ
リ(14)から、第〔N−1,n〕の誤差データ(E
D)がドットクロック(DK)に基づいて読み出され
る。加算器(12)によって、両者が加算処理され、6
ビットの第〔N,n〕の補正画像データ(HD)が生成
され、第1のマルチプレクサ(13)に出力される。第
1のマルチプレクサ(13)によって第〔N,n〕の補
正画像データ(HD)は上位4ビットと下位2ビットに
分割され、上位4ビットは第〔N,n〕の画像表示デー
タ(GD)とされて第2のラッチ回路(17)を介して
不図示のLCDドライバに出力され、下位2ビットは第
〔N,n〕の誤差データ(ED)として誤差データフレ
ームメモリ(14)に出力され、保持される。
【0035】なお、加算器(12)の加算処理による桁
上げの結果、該加算器(12)から出力されるデータが
“0000××”となると本来の値と異なる値となるの
で、このような場合には、加算器(12)から出力され
るキャリ信号に基づいて、第1のマルチプレクサ(1
3)から6ビットの“111111”が出力される。最
初は、初期条件によりN=2、n=1なので、第〔2,
1〕の画素に対応する原画像データ(SD)が入力さ
れ、第〔2,1〕の画素に対応する第〔2,1〕の画像
表示データ(GD)及び第〔2,1〕の誤差データ(E
D)が生成されることになる。
【0036】また、現在処理しているフレームが、誤差
データをリセットするフレームである場合は、ステップ
P8で述べたように、誤差データ(ED)が“00”で
あるので、第〔N,n〕の原画像データ(SD)の上位
4ビットがそのまま第〔N,n〕の画像表示データ(G
D)とされ、下位2ビットが第〔N,n〕の誤差データ
(ED)として保持される。
【0037】次に、ステップP10で、nに1を加算処
理する。次いで、ステップP11で、第Nフレームの処
理が終了したかどうかの判定処理を行う。終了した場合
(Yes)は、ステップP12に移行し、終了しない場
合(No)は、ステップP9に戻って上記処理を繰り返
す。次に、ステップP12でNに1を加算処理する。
【0038】次いで、ステップP13で終了確認処理を
行い、全ての処理が終了した場合(Yes)は終了し、
まだ全ての処理が終了していない場合(No)は、ステ
ップP9に戻って再度上記処理を繰り返す。こうして上
記処理を繰り返すことで、第〔2,1〕の画素、第
〔2,2〕の画素、…、第〔2,n〕の画素…、第
〔3,1〕の画素、第〔3,2〕の画素、第〔3,n〕
の画素…、第〔N,1〕の画素、第〔N,2〕の画素
…、第〔N,n〕の画素…、と順次各画素を処理するこ
とができ、全フレームの全画素についての画像情報処理
ができる。
【0039】以上説明したように、本発明の実施例に係
る画像情報処理方法によれば、図5のステップP9で、
第〔N,n〕の原画像データ(SD)と、第〔N−1,
n〕の誤差データ(ED)とを加算処理して、その加算
処理結果である6ビットの補正画像データ(HD)の上
位4ビットを第〔N,n〕の画像表示データ(GD)と
し、下位2ビットを第〔N,n〕の誤差データ(ED)
として保持し、図4のステップP7,P8で、8フレー
ムごとにフレーム内の全画素の誤差データ(ED)を
“00”としている。
【0040】このため、8フレームごとに誤差データ
(ED)を“00”とすることにより、かなり前のフレ
ームの誤差データ(ED)が、現在処理しているフレー
ムの表示画像に悪影響を及ぼさないので、かなり前のフ
レームの関連性のない画像に係る誤差データ(ED)の
影響が表示画像に及ぼされることなく、ひいてはフリッ
カなどを防止することが可能になる。
【0041】また、8フレームごとに誤差データ(E
D)を“00”とすることで、静止画像に正確に対応す
ることが可能になる。すなわち、静止画像の際には、原
画像データ(SD)は不変なので、例えば“×××00
1”なる原画像データ(SD)の場合、誤差データ(E
D)は常に“01”となるので、これが順次加算される
ことにより、各フレームでの補正画像データ(HD)、
画像表示データ(GD)は、以下の表1に示されるとお
りである。
【0042】
【表1】
【0043】以上のように、誤差データ(ED)が“0
1”となる場合は4フレームに1回誤差データ(ED)
の影響による画像表示データ(GD)の最下位ビットに
桁上げが生じ、フレーム間誤差拡散の効果が現れてい
る。なお、誤差データ(ED)が“10”よりも大きい
場合は、これよりも少ない枚数のフレームごとに画像表
示データ(GD)の桁上げが生じる。
【0044】もし4フレーム未満のフレームで誤差デー
タ(ED)を“00”とリセットすると、上記のような
場合には、誤差データ(ED)の影響による画像表示デ
ータ(GD)の桁上げが生じる前に誤差データ(ED)
が“00”にリセットされてしまうので、フレーム間誤
差拡散の効果が現れない。従って、静止画像の場合であ
って、誤差データが2ビットの場合には、誤差データ
(ED)を“00”にリセットする間隔は最低限22
4フレームにする必要がある。
【0045】同様にして、誤差データ(ED)をリセッ
トする間隔は、誤差データが3ビットの場合には、23
=8フレーム、誤差データが4ビットの場合には、24
=16フレーム、… 、誤差データがnビットの場合に
は2n フレームがそれぞれ最低限必要であるという条件
がある。本実施例においては、誤差データが2ビットで
あって、8フレームに1回誤差データ(ED)を“0
0”にリセットしているが、これは4の整数倍になって
いるので、上記条件は満たしている。
【0046】よって、誤差データ(ED)がnビットの
場合には2n の整数倍の枚数のフレームに1回誤差デー
タ(ED)を“00”にリセットすることで、静止画像
においても、フレーム間誤差拡散の作用効果を損なうこ
となく、対応することが可能になる。なお、本実施例に
おいて、加算手段(11)の一例として加算器(12)
を、情報演算手段(12)の一例として第1のマルチプ
レクサ(13)を、記憶手段(13)の一例として誤差
データフレームメモリ(14)を、情報清算手段(1
4)の一例として第2のマルチプレクサ(15)を、そ
れぞれ用いているが、本発明の構成はそれに限らない。
【0047】また、本実施例では、6ビット入力−4ビ
ット出力の装置について説明しているが、ビット数につ
いてはそれに限らず、例えば8ビット入力−3ビット出
力の装置や、6ビット入力−3ビット出力の装置などに
も適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
情報処理方法によれば、加算手段(11)と、情報演算
手段(12)と、記憶手段(13)と、情報清算手段
(14)とを具備している。このため、フレームを重ね
るごとに漸次増加していく誤差データが、一定枚数のフ
レーム毎に清算されるので、ある一定枚数のフレームの
範囲内においてのみ、誤差データの影響が各フレームの
表示画像に及ぼされるようにすることが可能になる。
【0049】また、本発明に係る画像情報処理方法によ
れば、N番目のフレームの画素のPビットの原画像デー
タと、N番目のフレームの画素と同一位置の(N−1)
番目のフレームの画素に対応する誤差データとを加算処
理し、加算処理の結果であるPビットのデータのうち、
上位Lビットを画像表示データとし、残余の下位ビット
のデータのうち、少なくとも1ビットをN番目のフレー
ムの誤差データとし、かつ一定枚数のフレーム毎に誤差
データを清算している。
【0050】このため、一定枚数のフレーム毎に誤差デ
ータを清算することにより、関連性のない画像に係る誤
差データの影響を表示画像に及ぼすことなく、ひいては
フリッカなどを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像情報処理装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係る画像情報処理方法の原理を説明す
るフローチャートである。
【図3】本発明の実施例に係る画像情報処理装置の構成
図である。
【図4】本発明の実施例に係る画像情報処理方法を説明
する第1のフローチャートである。
【図5】本発明の実施例に係る画像情報処理方法を説明
する第2のフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係る画像情報処理方法を説明
するタイミングチャートである。
【図7】従来例に係る画像情報処理装置の構成図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/66 102 G06F 15/68 310 (72)発明者 森脇 和彦 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 清水 真 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 上原 久夫 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/00 520 G06T 5/00 G09G 3/20 G09G 3/36 G09G 5/10 H04N 5/66 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Pビットの原画像データに基づいて、P
    ビットより少ないLビットの画像表示データを生成する
    画像情報処理装置であって、 N番目(Nは2以上の自然数)のフレームの画素のPビ
    ットの原画像データと、前記N番目のフレームの画素と
    同一位置の(N−1)番目のフレームの画素に対応する
    誤差データとを加算処理する加算手段(11)と、 前記加算処理の結果であるPビットのデータのうち、上
    位Lビットを画像表示データとし、残余の下位ビットの
    データのうち、少なくとも1ビットをN番目のフレーム
    の誤差データとする情報演算手段(12)と、 前記誤差データの読出し/書き込み処理をする記憶手段
    (13)と、 一定枚数のフレーム毎に前記誤差データを清算する情報
    清算手段(14)とを具備することを特徴とする画像情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報清算手段(14)は、前記誤差
    データがnビット(nは自然数)の場合には、a2
    n (aは自然数)枚のフレーム毎に前記誤差データを清
    算することを特徴とする請求項第1項記載の画像情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 Pビットの原画像データに基づいて、P
    ビットより少ないLビットの画像表示データを生成する
    画像情報処理方法であって、 N番目(Nは2以上の自然数)のフレームの画素のPビ
    ットの原画像データと、前記N番目のフレームの画素と
    同一位置の(N−1)番目のフレームの画素に対応する
    誤差データとを加算処理し、 前記加算処理の結果であるPビットのデータのうち、上
    位Lビットを画像表示データとし、残余の下位ビットの
    データのうち、少なくとも1ビットをN番目のフレーム
    の誤差データとし、かつ一定枚数のフレーム毎に前記誤
    差データを清算することを特徴とする画像情報処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記誤差データがnビット(nは自然
    数)の場合には、a2n枚の(aは自然数)フレーム毎
    に前記誤差データを清算することを特徴とする請求項第
    3項記載の画像情報処理方法。
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