JP2845956B2 - アクティブマトリクス液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
アクティブマトリクス液晶表示装置の駆動方法Info
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- JP2845956B2 JP2845956B2 JP18122989A JP18122989A JP2845956B2 JP 2845956 B2 JP2845956 B2 JP 2845956B2 JP 18122989 A JP18122989 A JP 18122989A JP 18122989 A JP18122989 A JP 18122989A JP 2845956 B2 JP2845956 B2 JP 2845956B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電流−電圧特性が非対称な非線形素子を有
する液晶表示装置の駆動方法に関する。
する液晶表示装置の駆動方法に関する。
さらに詳しくは、前記液晶表示装置の画素への書き込
み時と非書き込み時とにオフセット電圧を印加して非線
形素子の電流−電圧特性の非対称性を補償する液晶表示
装置の駆動方法に関する。
み時と非書き込み時とにオフセット電圧を印加して非線
形素子の電流−電圧特性の非対称性を補償する液晶表示
装置の駆動方法に関する。
近年液晶パネルを用いた表示装置は、大容量化の一途
をたどっているが、単純マトリックス構成の表示装置に
マルチプレックス駆動を用いる方式は、高時分割化する
に従ってコントラストの低下を生じ、200本程度の走査
線を有する場合では、十分なコントラストを得ることが
難しくなってくる。
をたどっているが、単純マトリックス構成の表示装置に
マルチプレックス駆動を用いる方式は、高時分割化する
に従ってコントラストの低下を生じ、200本程度の走査
線を有する場合では、十分なコントラストを得ることが
難しくなってくる。
そこで、このような欠点を除去するために、個々の画
素にスイッチング素子をもうけたアクティブマトリクス
液晶表示パネルが採用されてきた。
素にスイッチング素子をもうけたアクティブマトリクス
液晶表示パネルが採用されてきた。
アクティブマトリクス液晶パネルの方式には大別する
と薄膜トランジスタを用いる三端子系と非線形抵抗素子
を用いる二端子系とが有るが構造、製造工程が簡単な点
で二端子系が優れている。また、二端子系にはダイオー
ド型、バリスタ型、MIM型等が開発されているがMIM型は
特に構造が簡単で製造工程が短い特徴があり、こうした
基本的な製造技術は特開昭55−161273号公報に開示され
ている。
と薄膜トランジスタを用いる三端子系と非線形抵抗素子
を用いる二端子系とが有るが構造、製造工程が簡単な点
で二端子系が優れている。また、二端子系にはダイオー
ド型、バリスタ型、MIM型等が開発されているがMIM型は
特に構造が簡単で製造工程が短い特徴があり、こうした
基本的な製造技術は特開昭55−161273号公報に開示され
ている。
また、さらに上部電極と透明導伝膜より成る画素電極
を一体化して、さらに簡略化したMIM構造に関する製造
技術は特開昭57−122476号公報に開示されている。
を一体化して、さらに簡略化したMIM構造に関する製造
技術は特開昭57−122476号公報に開示されている。
第4図に示すようにMIM素子の電圧−電流特性は一般
的に大きな非対称性を持ち、通常の対称交流マルチプレ
クス駆動で駆動した場合、フリッカ及び画像の焼き付き
すなわち液晶中のイオン等の片よりによる残像現象等画
像品質を著しく低下する。このため、走査信号電圧又は
表示信号電圧にオフセット電圧を印加する方法が特開昭
58−15891号公報に開示されている。この公報に示され
ている走査信号波形を第3図に示す、この走査信号波形
は第2図に示す基本的な走査信号波形をオフセット電圧
V0だけシフトさせたものである。
的に大きな非対称性を持ち、通常の対称交流マルチプレ
クス駆動で駆動した場合、フリッカ及び画像の焼き付き
すなわち液晶中のイオン等の片よりによる残像現象等画
像品質を著しく低下する。このため、走査信号電圧又は
表示信号電圧にオフセット電圧を印加する方法が特開昭
58−15891号公報に開示されている。この公報に示され
ている走査信号波形を第3図に示す、この走査信号波形
は第2図に示す基本的な走査信号波形をオフセット電圧
V0だけシフトさせたものである。
しかしながら、この駆動方法では画素書き込み時と非
書き込み時との両時期に単一のオフセット電圧V0をバイ
アスしているので、フリッカ及び画像の焼き付きを十分
解消できない。
書き込み時との両時期に単一のオフセット電圧V0をバイ
アスしているので、フリッカ及び画像の焼き付きを十分
解消できない。
前記MIM構造の素子の電圧−電流特性は大きな非対称
性を持ち、これを液晶表示装置として用いる場合、前記
のように単一のオフセット電圧を一様に印加するだけで
は、フリッカ及び画像の焼き付きを十分解消できない。
性を持ち、これを液晶表示装置として用いる場合、前記
のように単一のオフセット電圧を一様に印加するだけで
は、フリッカ及び画像の焼き付きを十分解消できない。
本発明の目的は、良好な画像表示を提供することであ
る。
る。
上記目的を解決するために、本願のアクティブマトリ
クス液晶表示装置の駆動方法は次の特徴を有する。
クス液晶表示装置の駆動方法は次の特徴を有する。
すなわち、書き込み時には、非線形素子のON電流レベ
ルでのプラス側素子特性とマイナス側素子特性の対称中
心と電圧ゼロとの差から決定されるオフセット電圧を、
走査信号および表示信号の少なくとも一方に印加し、非
書き込み時には、非線形素子のOFF電流レベルでのプラ
ス側素子特性とマイナス側素子特性の対称中心と電圧ゼ
ロとの差から決定されるオフセット電圧を、走査信号お
よび表示信号の少なくとも一方に印加して駆動する。
ルでのプラス側素子特性とマイナス側素子特性の対称中
心と電圧ゼロとの差から決定されるオフセット電圧を、
走査信号および表示信号の少なくとも一方に印加し、非
書き込み時には、非線形素子のOFF電流レベルでのプラ
ス側素子特性とマイナス側素子特性の対称中心と電圧ゼ
ロとの差から決定されるオフセット電圧を、走査信号お
よび表示信号の少なくとも一方に印加して駆動する。
以下、本発明の実施例についてのべる。
第4図は典型的な非対称性を有する非線形素子におけ
る電流−電圧特性を、MIM素子を例にあげて示すもので
ある。曲線Aは+側素子特性を、曲線Bは−側素子特性
を示す。
る電流−電圧特性を、MIM素子を例にあげて示すもので
ある。曲線Aは+側素子特性を、曲線Bは−側素子特性
を示す。
液晶表示装置をマルチプレックス駆動するために設定
した電圧から、書き込み時のON電流、非書き込み時のOF
F電流が決定できる。ON電流レベルにおける曲線ABの対
称中心点P1から、書き込み時に印加すべきオフセット電
圧V01を決定することができる。同様に、OFF電流レベル
における曲線ABの対称中心点P2から、非書き込み時に印
加すべきオフセット電圧V02が決定される。このように
して設定したオフセット電圧V01、V02を、第2図に示し
た基本的な走査信号波形に印加することにより、第1図
に示す本発明の走査信号波形が得られる。
した電圧から、書き込み時のON電流、非書き込み時のOF
F電流が決定できる。ON電流レベルにおける曲線ABの対
称中心点P1から、書き込み時に印加すべきオフセット電
圧V01を決定することができる。同様に、OFF電流レベル
における曲線ABの対称中心点P2から、非書き込み時に印
加すべきオフセット電圧V02が決定される。このように
して設定したオフセット電圧V01、V02を、第2図に示し
た基本的な走査信号波形に印加することにより、第1図
に示す本発明の走査信号波形が得られる。
このような本発明による走査信号を用いることによ
り、液晶層に直流成分を最小限におさえることができ、
結果としてフリッカ及び画像の焼き付きを最小限に抑え
ることができる。
り、液晶層に直流成分を最小限におさえることができ、
結果としてフリッカ及び画像の焼き付きを最小限に抑え
ることができる。
また、上記実施例では、走査信号側のみにV01とV02と
を印加したが、走査信号側にV01を印加し、表示信号側
にV02を印加しても上記実施例と同様な駆動が可能であ
る。
を印加したが、走査信号側にV01を印加し、表示信号側
にV02を印加しても上記実施例と同様な駆動が可能であ
る。
以上の実施例はMIM素子を例にとって説明を行った
が、本発明は例示の素子に限定されることなく、上述の
非線形特性を有する素子ならばすべてに応用できる。
が、本発明は例示の素子に限定されることなく、上述の
非線形特性を有する素子ならばすべてに応用できる。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、書き
込み時と非書き込み時とにそれぞれ最適化して設定した
別々のオフセット電圧を印加しているので、素子の非対
称性はほぼ完全に補償され、フリッカ及び画像の焼き付
きの少ない高い画像品質を得ることができる。
込み時と非書き込み時とにそれぞれ最適化して設定した
別々のオフセット電圧を印加しているので、素子の非対
称性はほぼ完全に補償され、フリッカ及び画像の焼き付
きの少ない高い画像品質を得ることができる。
第1図は本発明による走査信号を示す波形図、第2図は
一般的な対称交流マルチプレクス駆動における走査信号
を示す波形図、第3図は従来の単一のオフセット電圧を
用いた走査信号を示す波形図、第4図は典型的な非対称
な非線形素子の電流−電圧特性図である。 V01、V02……オフセット電圧。
一般的な対称交流マルチプレクス駆動における走査信号
を示す波形図、第3図は従来の単一のオフセット電圧を
用いた走査信号を示す波形図、第4図は典型的な非対称
な非線形素子の電流−電圧特性図である。 V01、V02……オフセット電圧。
Claims (1)
- 【請求項1】マトリクス状に配置された非線形素子に走
査信号および表示信号を介して書き込み電圧および非書
き込み電圧を印加するアクティブマトリクス液晶表示装
置の駆動方法において、書き込み時には、非線形素子の
ON電流レベルでのプラス側素子特性とマイナス側素子特
性の対称中心と電圧ゼロとの差から決定されるオフセッ
ト電圧を、走査信号および表示信号の少なくとも一方に
印加し、非書き込み時には、非線形素子のOFF電流レベ
ルでのプラス側素子特性とマイナス側素子特性の対称中
心と電圧ゼロとの差から決定されるオフセット電圧を、
走査信号および表示信号の少なくとも一方に印加して駆
動することを特徴とするアクティブマトリクス液晶表示
装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18122989A JP2845956B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | アクティブマトリクス液晶表示装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18122989A JP2845956B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | アクティブマトリクス液晶表示装置の駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345922A JPH0345922A (ja) | 1991-02-27 |
JP2845956B2 true JP2845956B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=16097067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18122989A Expired - Lifetime JP2845956B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | アクティブマトリクス液晶表示装置の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845956B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP18122989A patent/JP2845956B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0345922A (ja) | 1991-02-27 |
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