JP2845854B2 - 静電式インクジェット記録ヘッド - Google Patents

静電式インクジェット記録ヘッド

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JP2845854B2 JP2136197A JP2136197A JP2845854B2 JP 2845854 B2 JP2845854 B2 JP 2845854B2 JP 2136197 A JP2136197 A JP 2136197A JP 2136197 A JP2136197 A JP 2136197A JP 2845854 B2 JP2845854 B2 JP 2845854B2
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良広 萩原
徹 薬師寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電式インクジェッ
ト記録ヘッドに関し、特にトナー粒子を記録媒体に付着
させ記録を行う静電式インクジェット記録ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、最近関心を集めている。その中で、簡単な機
構で記録媒体上に直接高速で記録が可能であり、しかも
普通紙に記録の行えるインクジェット記録法は極めて有
力な記録法であって、これまでにも様々な方式が提案さ
れている。
【0003】その中に、記録媒体背面に設けた対向電極
と、これに対向した針状電極間に電圧を印加し、発生し
た電界の静電力によりインク等の色材を飛翔せしめ、記
録を行う方法がある。
【0004】図7は、例えば特願平7−120252号
明細書に示される、この従来の静電式インクジェット記
録ヘッドの一例を示す斜視図である。
【0005】図7を参照すると、基板132はガラス等
の絶縁体で、その表面には、複数の吐出電極125が形
成されている。吐出電極125は基板132全面にスパ
ッタしたクロム等の導電性材料をフォトリソグラフィで
パターニングしたもので、例えば300dpi(dots pe
r inch)ピッチ、すなわち約85μm間隔で配置されて
いる。吐出電極125は不図示のドライバに接続されて
おり、このドライバは記録時に吐出電極125に選択的
に高電圧パルスを印加する。
【0006】メニスカス形成部材128は基板132上
にラミネートした感光性高分子フィルムをフォトリソグ
ラフィで加工したもので、吐出電極125の先端部より
やや後退した位置に、各吐出電極125に重なるように
形成されている。感光性高分子フィルムの厚みは30μ
mで、メニスカス形成部材128の幅も約30μmであ
る。
【0007】メニスカス形成部材128の上には、メニ
スカス形成部材128先端部よりさらに後退した位置
に、カバー133が取り付けられている。カバー133
は、絶縁性部材で、あらかじめインク供給口126およ
びインク排出口127が加工されている。基板132と
カバー133とがスリット状のインク噴射口122を形
成し、インク噴射口122の間には吐出電極125上に
乗ったメニスカス形成部材128が突き出ている。メニ
スカス形成部材128は、カバー133を支持し、イン
ク流路134を形成する目的も兼ねるため、一部カバー
133の下にも続いている。また、メニスカス形成部材
128は基板132およびカバー133とともにインク
室121を構成している。
【0008】さらに、インク120中のトナーを濃縮し
インク流路134を通してインク噴射口122近傍に供
給するために、インク流路134後方に泳動電極123
が配設されている。泳動電極123と記録媒体124背
面に設けた対向電極129との間の電界によりインク1
20中のトナーは電気泳動力により移動しインク噴射口
122近傍に集中する。このとき、吐出電極125にパ
ルス電圧を印加することにより、トナーは飛翔粒子群1
31として記録媒体124に向け飛翔する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の静電式イン
クジェット記録ヘッドにおける、第1の問題点は、安定
したトナー粒子の吐出が行えないということである。そ
の理由は、インク中のトナー粒子は、泳動電極と記録紙
背面に設けた対向電極との間の電界による電気泳動力に
より移動し、インク噴射口近傍に常に泳動してくる。イ
ンク噴射口から噴射しなかったトナー粒子は、記録電極
周囲でトナー供給過剰となる。そのため、余剰のトナー
粒子の行き場が無くなり、安定したトナー粒子の供給が
行えない。すなわち、インク噴射口付近のトナー粒子濃
度が記録電極駆動の過去の履歴に依存するからである。
【0010】第2の問題点は、吐出ポイントからのみの
安定した吐出が行えないということである。その理由
は、吐出ポイントを形成しているメニスカス形成部材
が、基板上に形成され且つ基板端部から奥にオフセット
した状態で形成されているため、何らかの原因でメニス
カスがメニスカス形成部材からあふれだし基板端部に達
することが可能となるからである。その状態で、記録電
極に駆動パルスを印加すると基板端部の任意の所からト
ナー粒子の飛翔が起こるのためである。
【0011】第3の問題点は、高速印字が行えないとい
うことである。その理由は、トナ粒子の飛翔により失わ
れた電荷を補給する泳動電極が吐出ポイントから非常に
後方に配設されているので、電流の供給がトナー飛翔に
よる電荷の消滅に追いつかないためである。
【0012】第4の問題点は、ヘッド製造コストが高い
と言うことである。その理由は、記録電極と泳動電極に
それぞれ電圧を印加するために、別の電圧源が必要であ
ること、および記録電極を絶縁性のコーティング部材で
被覆するために、製造プロセスが複雑であるためであ
る。
【0013】したがって、本発明の目的は、このような
点に鑑みなされたもので、静電界でインク中のトナー粒
子のみを吐出させる静電式インクジェット記録ヘッドに
於いて、トナー粒子を含むインクを供給および排出する
ためのインク流路溝を略直角に複数個構成して、それぞ
れの角部近傍にインクと接液した記録電極を配設し、そ
の角部を吐出ポイントとすることにより、記録電極の過
去の履歴にとらわれず常に新鮮はインクを吐出ポイント
に供給することが可能となり、また記録電極をインクと
接液し、電流供給を同時に行わせることが可能となり、
その結果、信頼性のある高速印字が可能で、低コストな
マルチエレメントヘッドを供給することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の静電式インクジ
ェット記録ヘッドは、絶縁性を有する基板と、前記基板
の略直角に形成された2面にそれぞれ独立に複数形成さ
れた2つの流路溝と、前記流路溝の一方の溝の底面およ
び側面に形成され且つ前記流路溝に流れるトナー粒子を
含むインクと接液する記録電極と、前記基板の2面に構
成され前記流路溝の上部にそれぞれ形成されたアッパカ
バーとロアカバーとを備える。
【0015】また、本発明の静電式インクジェット記録
ヘッドは、前記記録電極が前記インクに接液している範
囲では、接液している前記インクがそれぞれ相互に交わ
らないように独立した流路となっていることを特徴とす
る。
【0016】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録ヘッドは、前記流路溝で仕切られた複数の凸部が、溝
の底面から2種類の高さを交互に持ち、その高い凸部か
ら前記インクを飛翔させることを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録ヘッドは、前記記録電極は、銅等の導電性材料を10
〜30μmの厚さにパターンメッキあるいはスパッタリ
ングにて形成したものであることを特徴とする。
【0018】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録ヘッドは、前記流路溝は、セラミック部材をダイシン
グ加工により2面に溝を形成することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録ヘッドは、前記流路溝は、アルミナ等を用いて型で一
括形成加工により2面に溝を形成することを特徴とす
る。
【0020】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録ヘッドは、前記インクは、石油系有機溶媒(例えばイ
ソパラフィン)あるいはシリコンオイルに、帯電制御剤
とともに着色した熱可塑性樹脂の微粒子いわゆるトナー
粒子を分散したもので、トナー粒子はゼータ電位により
正極性に見かけの帯電をしていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態の静電式イン
クジェット記録ヘッドの斜視図である。図2は、図1A
部詳細図である。
【0023】図1および図2を参照すると、この実施の
形態の静電式インクジェット記録ヘッドにおいて、基板
1はセラミック、ガラス等の絶縁体で、略直角に構成さ
れた角部が最も突き出るような構成に保持され吐出ポイ
ント19を構成している。そして基板1の最も突き出た
角部を稜線とする2面には、複数のインク流路溝16が
形成されている。インク流路溝16は、例えば300D
PIピッチ、即ち85μm間隔で溝を形成している。イ
ンク流路溝16の深さは100μm程度、幅は65μm
程度有る。さらに、インク流路溝16をそれぞれ分けて
いる流路壁10は、その幅が20μm程度で、その幅2
0μmの突出部が吐出ポイント19を形成している。
【0024】インク流路溝16を形成した一方の溝の底
面および側面には、インクと接した記録電極2がパター
ンニングされている。記録電極2は銅等の導電性材料を
10〜30μmの厚さにパターンメッキあるいはスパッ
タリングにて形成したものである。この実施の形態の記
録ヘッドは、セラミック部材を基板1として用いてダイ
シングにより2面に溝を形成しているが、アルミナ等を
用いて型で一括形成してもかまわない。
【0025】アッパカバー4およびロアカバー3は、基
板1をそのインク流路溝16が形成された面を上下から
挟み込む様に、さらに吐出ポイント19を覆わない位置
に取り付けられている。アッパカバー4は、絶縁性部材
で、あらかじめインク供給口5が加工されており、アッ
パカバー4の中の空間がインク室を構成しており、イン
クがインク供給口5より充填され内部に満たされてい
る。ロアカバー3は、絶縁性部材であらかじめインク排
出口6が加工されており、ロアカバー3の内部の空間も
インク室を構成している。インクは、アッパカバー4側
のインク室からインク流路溝16を通り吐出ポイント1
9を経由して余剰のトナー粒子と共に強制的にインク排
出口6から排出される。
【0026】この実施の形態の静電式インクジェット記
録ヘッドは、図示しないインクタンクとチューブにより
接続されており、1cmH2O程度の負圧を付与すると
ともに、強制的にインクが循環されている。インクは、
石油系有機溶媒(例えばイソパラフィン)、あるいはシ
リコンオイルに帯電制御剤とともに着色した熱可塑性樹
脂の微粒子、いわゆるトナー粒子を分散したもので、ト
ナー粒子はゼータ電位により正極性に見かけの帯電をし
ている。
【0027】インク流路溝16の中に形成された記録電
極2は、トナー電位と同極性の一定電圧が印加され、イ
ンク供給口5から供給されたインク中のトナー粒子を、
記録電極2と不図示の対向電極との電界により吐出ポイ
ント19近傍に電気泳動現象により搬送する。このた
め、ポンプによる強制的なインク循環による吐出ポイン
ト19近傍へのトナー粒子の供給に加えて、トナー粒子
の電気泳動による移動により、吐出ポイント19近傍
は、トナー粒子濃度がインク室上流に比べ相対的に高く
なる。
【0028】図3(a)および(b)は、それぞれこの
実施の形態の静電式インクジェット記録ヘッドのインク
が供給された状態での吐出ポイント19付近を図1矢視
Bおよび矢視Cの拡大図である。
【0029】図3(a)および(b)を参照すると、イ
ンクは、その表面張力により、吐出ポイント19を終端
としたインクメニスカス8をインク流路溝16内に形成
する。吐出ポイント19はインク流路溝16でそれぞれ
分離されているので、インクメニスカス8は、記録ヘッ
ド上面から見ると、各吐出ポイント19に対応して個別
にインクメニスカスが形成されることとなる。
【0030】このため、通常一定の電圧をかけていた任
意の2つの記録電極2に、さらに高電圧パルスを重ねて
印加した際、その2つの記録電極2に挟まれた吐出ポイ
ント19の突き出したインクメニスカス先端部に電界が
集中される。インク中の帯電したトナー粒子は、不図示
の対向電極と記録電極2との間で発生するこの電界に導
かれて、突き出したインクメニスカス8先端部から引き
出され、トナー群9となって、不図示の対向電極すなわ
ち不図示の記録媒体方向に飛翔する。記録媒体上に付着
し記録ドットを形成したトナー粒子は、ヒーターにより
加熱され定着される。
【0031】図4は、この実施の形態の静電式インクジ
ェット記録ヘッドのヘッド先端部の断面図である。図4
を参照すると、インク供給口5から供給されたインク
は、個別のインク流路溝16をインク供給流速12を持
って吐出ポインント19が形成される角部に流れる。そ
の途中には、通常一定のDC電圧が印加された記録電極
2がそのインク流路溝16の底面および側面に形成され
ているので、記録電極2と不図示の対向電極との電位差
により、インク中のトナー粒子は徐々にその自由表面上
に集中されてくる。吐出ポイント19から吐出されず残
ったトナー粒子はインク排出流速13でインク流路溝1
6を流れていく。
【0032】図5は、この実施の形態の静電式インクジ
ェット記録ヘッドのヘッド製造プロセスの一例を示す製
造プロセス概略図である。図5を参照して、この記録ヘ
ッドの製造方法の一例について概略説明する。直方体を
した基板1(図5(a))の直角に隣り合う面をダイシ
ングブレード21によりそれぞれ所要の解像度で溝を形
成する(図5(b))。この実施の形態の記録ヘッドに
於いては、溝幅65μm、深さ100μm程度である。
その後、溝が形成された片方の一面のインク流路溝16
の底面に記録電極2をCu、Ni等の導体層をスパッタ
等で形成する(図5(c))。基板1にインク流路溝1
6および記録電極2が形成された後、記録電極2の吐出
ポイント19と反対側を外部接続用電極パッド部24を
有するプリント基板23にワイヤーボンディング22に
より接続する(図5(d))。その後、基板1を囲むよ
うにロアカバー3とアッパカバー4とを形成する(図5
(e))。
【0033】図6は、本発明の他の実施例の静電式イン
クジェット記録ヘッドのヘッド先端部の図1矢視B拡大
図である。図6を参照すると、この実施の形態では、前
述の実施の形態の構成におけるインク流路溝16の形状
以外は同一構成である。前述実施の形態の構成と異な
り、インク流路溝16は、2種類の流路溝深さが交互に
繰り返されており、その結果、インクメニスカスが、よ
り突出した吐出ポイント19を頂点として形成され、両
隣の流路壁10はインクメニスカス8を分離するメニス
カス分離部20となっている。その結果、吐出ポイント
19両端の記録電極2に駆動パルスを印加すると、より
突出した流路壁10である吐出ポイント19からインク
が飛翔する。その結果、隣接の吐出ポイント19とのク
ロストークが防止できる構造となっている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電式イ
ンクジェット記録ヘッドの第1の効果は、安定したトナ
ー粒子の吐出が行えるということである。その理由は、
吐出ポイントを明確に分離した構造とし、その吐出ポイ
ントの上流および下流にインク流路溝を各吐出ポイント
毎に形成したので、安定したトナー供給および排出が行
えるためである。即ち、記録電極駆動の過去の履歴に依
存しない形で吐出ポイント近傍のトナー粒子の濃度を高
濃度で一定に保つことが出来るためである。
【0035】第2の効果は、吐出ポイントからのみの安
定した吐出が行えるということである。その理由は、吐
出ポイントを形成しているダイシング等により形成され
た凸部がそれぞれ独立に存在し、その吐出ポイントを囲
むように、メニスカスがインク流路溝に形成され、且つ
吐出ポイントが不図示の対向電極に対して最も近接した
構造となっているため、吐出ポイントのインク先端部が
最大電界強度となる構造であるためである。
【0036】第3の効果は、駆動周波数を上げられると
いうことである。その理由は、記録電極をインクと接液
したことにより、インクの吐出により失われた電荷を補
給するための電流源とすることが出来るので、トナー粒
子の電気泳動距離を短くでき、高速な駆動が可能となる
ためである。
【0037】第4の効果は、低コストなヘッドが製造可
能であるということである。その理由は、記録電極をイ
ンクと接液出来るために、コーティング等の余分な製造
プロセスを省くことが可能であるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の静電式インクジェット
記録ヘッドの斜視図である。
【図2】図1A部詳細図である。
【図3】この実施の形態の静電式インクジェット記録ヘ
ッドのインクが供給された状態での吐出ポイント付近を
図1矢視B(図3(a))および矢視C(図3(b))
の拡大図である。
【図4】この実施の形態の静電式インクジェット記録ヘ
ッドのヘッド先端部の断面図である。
【図5】この実施の形態の静電式インクジェット記録ヘ
ッドの製造プロセス概念図である。
【図6】本発明の他の実施例の静電式インクジェット記
録ヘッドのヘッド先端部の図1矢視B拡大図である。
【図7】従来の静電式インクジェット記録ヘッドの斜視
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 記録電極 3 ロアカバー 4 アッパカバー 5 インク供給口 6 インク排出口 8 インクメニスカス 9 トナー群 10 流路壁 12 インク供給流速 13 インク排出流速 16 インク流路溝 19 吐出ポイント 20 メニスカス分離部 21 ダイシングブレード 22 ワイヤーボンディング 23 プリント基板 24 電極パッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯本 仁史 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 萩原 良広 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 佐伯 智也 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−151749(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/06 B41J 2/385

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性を有する基板と、前記基板の略直
    角に形成された2面にそれぞれ独立に複数形成された2
    つの流路溝と、前記流路溝の一方の溝の底面および側面
    に形成され且つ前記流路溝に流れるトナー粒子を含むイ
    ンクと接液する記録電極と、前記基板の2面に構成され
    前記流路溝の上部にそれぞれ形成されたアッパカバーと
    ロアカバーとを備えることを特徴とする静電式インクジ
    ェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記記録電極が前記インクに接液してい
    る範囲では、接液している前記インクがそれぞれ相互に
    交わらないように独立した流路となっていることを特徴
    とする請求項1記載の静電式インクジェット記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記流路溝で仕切られた複数の凸部が、
    溝の底面から2種類の高さを交互に持ち、その高い凸部
    から前記インクを飛翔させることを特徴とする請求項1
    または2記載の静電式インクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記記録電極は、銅等の導電性材料を1
    0〜30μmの厚さにパターンメッキあるいはスパッタ
    リングにて形成したものであることを特徴とする請求項
    1または2記載の静電式インクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記流路溝は、セラミック部材をダイシ
    ング加工により2面に溝を形成することを特徴とする請
    求項1または3記載の静電式インクジェット記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記流路溝は、アルミナ等を用いて型で
    一括形成加工により2面に溝を形成することを特徴とす
    る請求項1または3記載の静電式インクジェット記録ヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】 前記インクは、石油系有機溶媒(例えば
    イソパラフィン)あるいはシリコンオイルに、帯電制御
    剤とともに着色した熱可塑性樹脂の微粒子いわゆるトナ
    ー粒子を分散したもので、トナー粒子はゼータ電位によ
    り正極性に見かけの帯電をしていることを特徴とする請
    求項1,2または3記載の静電式インクジェット記録ヘ
    ッド。
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