JP2845823B2 - カッター - Google Patents

カッター

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JP2845823B2
JP2845823B2 JP8190388A JP19038896A JP2845823B2 JP 2845823 B2 JP2845823 B2 JP 2845823B2 JP 8190388 A JP8190388 A JP 8190388A JP 19038896 A JP19038896 A JP 19038896A JP 2845823 B2 JP2845823 B2 JP 2845823B2
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    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
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    • E21B29/06Cutting windows, e.g. directional window cutters for whipstock operations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/26Pigs or moles, i.e. devices movable in a pipe or conduit with or without self-contained propulsion means
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化した管ライニ
ング材の穿孔作業に好適なカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された下水管等の管路が老朽
化した場合、該管路を地中から掘出することなく、その
内周面にライニングを施して当該管路を補修する管ライ
ニング工法が知られている。この管ライニング工法は、
可撓性の管状樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて構
成される管ライニング材を流体圧によって管路内に反転
させながら挿入するとともに、これを管路の内周面に押
圧し、その状態を保ったまま管ライニング材を加熱等し
てこれに含浸された硬化性樹脂を硬化させることによっ
て管路の内周面にライニングを施す工法である。
【0003】ところで、上記管ライニング工法は、本管
のみならず、本管に合流する枝管に対しても同様に適用
されるが、図18に示すように、枝管ライニング材11
2を用いて枝管111のライニングを行った後、本管ラ
イニング材113を用いて本管110のライニングを行
った場合、枝管111の本管開口部(枝管111が本管
110に開口する部分)が本管ライニング材113によ
って塞がれるため、カッター101を用いた孔開け作業
によって本管ライニング材113の一部(枝管111の
本管開口部を塞ぐ部分)を切除して枝管111を本管1
10に連通せしめる必要がある。
【0004】尚、図18に示す孔開け作業においては、
本管内に導入された管内ロボット120に設置されたT
Vカメラ126で内部の状況をモニタリングしながら、
管内ロボット120を遠隔操作によって駆動制御し、該
管内ロボット120に設置された駆動モータ124の出
力軸端に取り付けられたカッター101を回転駆動して
本管ライニング材113の孔開けが行われる。
【0005】ところで、カッター101としては、図1
9に示すように、切削面を外側にして回転軸方向(図1
9の上下方向)に配される上下2枚の円板状サンディン
グディスク102,103の間に、その外周面が切削面
を成す円板状の支持板104を挟み込み、上側のサンデ
ィングディスク102の中心部に突出するようにテーパ
型リーマ105を取り付け、該テーパ型リーマ105と
前記サンディングディスク102,103及び支持板1
04を回転軸方向に組付一体化して構成されるものが知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記カッタ
ー101を用いて本管ライニング材113の孔開け作業
を行う場合、カッター101の外周面の全範囲が切削面
を構成しているため、図19に示すように、本管ライニ
ング材113の切削作業中に枝管ライニング材112が
カッター101によって削られて損傷するという問題が
発生する。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、加工対象物のみを確実に切削
することができるカッターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、外表面が切削面を成す第1
部材と第2部材との間に、両部材よりも大径であって、
且つ、両部材に対して自由回転可能なリング部材を介設
し、これらの第1部材と第2部材及びリング部材を組付
一体化してカッターを構成したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2部材側を回転軸に脱着可能に取り
付け、前記第1部材に円錐状のリーマ部を設けたことを
特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記第1部材を第2部材よりも小径
に構成したことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記第1部材と第2部材の切削
面をダイヤモンド、超硬チップ又はタングステンカーバ
イトの砥粒を含んで構成したことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記リング部材の外周面の一部
を面取りしてテーパ面を構成したことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1〜4又は
5記載の発明において、前記リング部材の外周面の少な
くとも一部を円弧曲面状に成形したことを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1〜5又は
6記載の発明において、前記リング部材をボールベアリ
ングで構成したことを特徴とする。
【0015】従って、本発明によれば、カッターの切削
部を構成する第1部材と第2部材との間に、両部材より
も大径で自由回転が可能なリング部材を介設したため、
該カッターにおいてはリング部材が加工対象物以外の物
に当接して停止し、このとき、第1部材と第2部材はそ
のまま回転を続けて加工対象物以外の物への接触が防が
れることとなり、加工対象物以外の物を傷付けることな
く、当該カッターによって加工対象物のみを確実に切削
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るカッターの側面図、図2は同カッターの縦断
面図である。
【0018】本実施の形態に係るカッター1は、基本的
には、外表面及び外周面が切削面を成す第1部材2と、
同じく外周面の一部が切削面を成す第2部材3と、これ
らの第1部材2と第2部材3との間に介設されたリング
部材4とを組付一体化して構成されている。尚、第1部
材2と第2部材3及びリング部材4は全て金属で構成さ
れている。
【0019】ところで、上記第1部材2は、円錐状のリ
ーマ部2aと該リーマ部2aの下方に連なる円柱部2b
及び該円柱部2bの下面中心部から下方に向かって延出
する軸部2c(図2参照)とを一体に有しており、軸部
2cの下端部中央にはネジ孔2c−1が形成されてい
る。そして、この第1部材2のリーマ部2aの外表面と
円柱部2bの外周面にはダイヤモンド、超硬チップ、タ
ングステンカーバイト等の砥粒5が固着されており、こ
れらの外表面及び外周面は前述のように切削面を構成し
ている。
【0020】又、前記第2部材3には第1部材2の円柱
部2bと同径の大径部3aとこれよりも小径の小径部3
bとが上下2段状に形成されており、大径部2aの外周
面にはダイヤモンド、超硬チップ、タングステンカーバ
イト等の砥粒6が固着されて該外周面は前述のように切
削面を構成している。そして、この第2部材3の軸中心
部には大小異径の円孔3c,3dが形成されており、小
径部3bには4つのネジ孔3b−1が軸中心に向かって
等角度ピッチ(90°ピッチ)で放射状に形成されてい
る。
【0021】更に、本実施の形態では、前記リング部材
4は第1部材2及び第2部材3よりも大径のボールベア
リングで構成されている。このボールベアリング4は内
輪4aと外輪4bとの間に複数のボール4cを保持して
構成されており、内輪4aと外輪4bは互いに自由回転
可能(つまり、相対回転可能)であって、外輪4bの上
下端面の外周部は面取りされて径方向外方に向かって拡
径するテーパ面4b−1を構成している。
【0022】而して、本実施の形態に係るカッター1に
おいては、図2に示すように、第1部材2の軸部2cを
下にしてこれをボールベアリング4の内輪4aに通し、
該軸部2cを更に第2部材3の小径の円孔3dに嵌め込
み、第2部材3の大径の円孔内3cにボルト7を下方か
ら挿入して該ボルト7を第1部材2の軸部2cに形成さ
れたネジ孔2c−1にネジ込むことによって、第1部材
2とボールベアリング4及び第2部材3が組付一体化さ
れ、ボールベアリング4の内輪4aは第1部材2と第2
部材3との間で挟持される。尚、ボールベアリング4に
あっては、外輪4bは内輪4aと第1部材2及び第2部
材3に対して相対回転可能であって、これの上下端面と
第1部材2及び第2部材3との間には微小隙間が形成さ
れている。
【0023】以上のように構成されるカッター1は、後
述の油圧モータ24(図3参照)の出力軸24aの端部
に脱着可能に取り付けられる。即ち、図2に示すよう
に、カッター1は、第2部材3の大径の円孔3cに油圧
モータ24の出力軸24aを嵌め込み、同第2部材3の
小径部3bに形成された各ネジ孔3b−1に螺合するビ
ス8を締め付けることによって、出力軸24aの端部に
取り付けられて孔開け作業や切断作業に供される。
【0024】次に、本実施の形態に係るカッター1を用
いた管ライニング材の孔開け作業を図3乃至図9に基づ
いて説明する。尚、図3乃至図9は管ライニング材の孔
開け作業をその工程順に示す断面図である。
【0025】図3において、10は下水管等の本管、1
1は本管に合流する枝管であって、枝管11の内周面は
公知の工法により枝管ライニング材12でライニングさ
れ、その後に本管10の内周面が同じく公知の工法によ
り本管ライニング材13でライニングされている。この
場合、本管ライニング材13は枝管11の本管10への
開口部を塞いでいるため、その塞いでいる部分を孔開け
して枝管11を本管10に連通せしめる必要があり、こ
の本管ライニング材13の孔開け作業は本実施の形態に
係るカッター1を用いて以下の手順で実施される。
【0026】即ち、図3において、20は本管10内に
導入された管内ロボットであり、該管内ロボット20の
ヘッド部21には油圧シリンダ22が設置されており、
該油圧シリンダ22のロッド22aにはブラケット23
を介して油圧モータ24が取り付けられている。そし
て、油圧モータ24の出力軸24aには前述のようにカ
ッター1が取り付けられている。尚、管内ロボット20
のヘッド部21は図3の矢印a方向に進退可能であると
ともに、矢印b方向に回転可能であり、油圧シリンダ2
4のロッド24aは矢印c方向に上下動可能である。
【0027】又、管内ロボット20の側部にはライト2
5が設置され、上部にはモニター用のTVカメラ26が
設置されている。尚、本実施の形態では、カッター1の
駆動源として特に油圧モータ24を用いたが、カッター
1の駆動源としては、その他任意のもの、例えば空気圧
や水圧で作動する流体モータ或は電動モータ等を用いる
ことができる。
【0028】而して、管内ロボット20に設置されたラ
イト25とTVカメラ26を用いて地上で本管10内を
モニタリングしながら、管内ロボット20を本管10内
で移動させてその位置を調整し、図3に示すようにカッ
ター1の中心を枝管11の開口部の略中心位置にセット
した後、油圧モータ24を駆動すると、該油圧モータ2
4の出力軸24aに取り付けられてカッター1が所定の
速度で回転駆動される。
【0029】上記状態において油圧シリンダ22を駆動
してそのロッド22aを上動させると、油圧モータ24
とカッター1が一体的に上方へ移動し、図4に示すよう
に、カッター1の第1部材2のリーマ部2aが本管ライ
ニング材13に孔13aを開ける。そして、更にカッタ
ー1を上動させると、図5に示すように、カッター1の
第1部材2の円柱部2bによって本管ライニング13に
は該円柱部2bと同径の円孔13bが開けられる。この
ように本管ライニング材13に円孔13bが開けられる
と、油圧シリンダ22の駆動を停止してカッター1を図
5に示す高さ位置に保持したまま、図6に示すようにカ
ッター1を回転駆動しながらこれを水平に移動させて本
管ライニング材13の円孔13bの内周面をカッター1
の円柱部2bで切削して、図7に示すように本管ライニ
ング材13にボールベアリング4よりも大径の円孔13
cを開ける。
【0030】上記状態において油圧シリンダ22を再び
駆動してカッター1を上動させると、図7に示すように
ボールベアリング4が円孔13cを容易に通過して本管
ライニング材13の外方へ突出する。この状態で油圧シ
リンダ22の駆動を停止してカッター1を図7に示す高
さ位置に保持したまま、図8に示すように、カッター1
を回転駆動しながら、管内ロボット20のヘッド部21
を例えば図8に示すように前方(図8の左方)へ移動さ
せてカッター1を油圧シリンダ22及び油圧モータ24
と共に同方向に移動させれば、本管ライニング材13は
カッター1の第2部材3の外周切削面によって切削さ
れ、本管ライニング材13には次第に大きな孔13dが
開けられる。
【0031】そして、図8に示すように、カッター1が
更に移動した場合、ボールベアリング4の径が最も大き
いために該ボールベアリング4の外輪4b(図2参照)
の外周面が枝管ライニング材12の内周面に当接し、摩
擦力のために該外輪4bの回転が停止する。このとき、
前述のようにボールベアリング4の内輪4a(図2参
照)と外輪4bは互いに自由回転可能であるため、内輪
4aと第1部材2及び第2部材3はそのまま回転し続け
るとともに、カッター1の切削部を構成する第1部材2
と第2部材3の枝管ライニング材12への接触が防が
れ、従って、枝管ライニング材12がカッター1(第1
部材2又は第2部材3)によって削られることがなく、
その損傷が確実に防がれる。
【0032】以後、上述と同様にしてカッター1を移動
させ、或は管内ロボット20のヘッド部21を中心とし
て回動させることによって本管ライニング材13の切削
作業を繰り返せば、図9に示すように、枝管ライニング
材12を傷付けることなく、本管ライニング材13に枝
管11の開口部形状に沿った孔13eを開けることがで
き、該孔13eを介して枝管11を本管10に連通せし
めることができる。特に、カッター1をそのボールベア
リング4が枝管ライニング材12の内周面に当接するま
で移動させることができるため、孔開け作業が容易化及
び高効率化するとともに、孔13eを枝管11の開口部
形状に沿って正確に開けることができる。
【0033】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図10乃至図13に基づいて説明する。尚、図1
0は本発明の実施の形態2に係るカッターの側面図、図
11は同カッターの縦断面図、図12及び図13は同カ
ッターを用いて行われる管ライニング材の孔開け作業を
示す断面図であり、これらの図においては図1乃至図9
にて示したと同一要素には同一符号を付しており、以
下、それらについての説明は省略する。
【0034】本実施の形態に係るカッター31は第1部
材2の構成が異なるのみであって、他の構成は前記実施
の形態1に係るカッター1の構成と同じである。即ち、
本実施の形態に係るカッター31においては、第1部材
2はリーマ部2aと軸部2cのみで構成されており、実
施の形態1に係るカッター1の第1部材2に設けられた
円柱部2bを有していない。
【0035】而して、図12及び図13に本実施の形態
に係るカッター31を用いて実施される本管ライニング
材13の孔開け作業の様子を示すが、油圧モータ24に
よってカッター31を回転駆動しながら、図12に示す
ように油圧シリンダ22を駆動してカッター31を油圧
モータ24と共に上動させることによって本管ライニン
グ材13の枝管開口部を塞ぐ部分にカッター31のリー
マ部2aで孔13bを開け、カッター31を更に上動さ
せることによって孔13bを押し広げてボールベアリン
グ4を該孔13bを通って本管ライニング材13の外側
へ突出せしめる。
【0036】その後、本管ライニング材13の孔13b
の内周面にカッター31の第2部材3の外周切削面を押
し当てて該カッター31を移動させれば、実施の形態1
と同様に本管ライニング材13に次第に大きな孔13c
が開けられ、図13に示すように、最も径の大きなボー
ルベアリング4の外輪4bの外周面が枝管ライニング材
12の内周面に当接すると、摩擦力のために該外輪4b
の回転が停止する。このとき、実施の形態1と同様に、
ボールベアリング4の内輪4aと外輪4b(図2参照)
は互いに自由回転可能であるため、内輪4aと第1部材
2及び第2部材3はそのまま回転し続けるとともに、カ
ッター31の切削部を構成する第1部材2と第2部材3
の枝管ライニング材12への接触が防がれ、従って、枝
管ライニング材12がカッター31によって削られるこ
とがなく、その損傷が確実に防がれる。
【0037】以後、上述と同様にしてカッター31を移
動させ、或は管内ロボットのヘッド部21を中心として
回動させることによって本管ライニング材13の切削作
業を繰り返せば、枝管ライニング材12を傷付けること
なく、本管ライニング材13に枝管11の開口部形状に
沿った孔を開けることができ、該孔を介して枝管11を
本管10に連通せしめることができる。
【0038】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図14及び図15に基づいて説明する。尚、図1
4は本発明の実施の形態3に係るカッターの側面図、図
15は同カッターを用いて行われる管ライニング材の孔
開け作業を示す断面図であり、これらの図においても図
1乃至図9にて示したと同一要素には同一符号を付して
おり、以下、それらについての説明は省略する。
【0039】本実施の形態に係るカッター41は、実施
の形態1に係るカッター1において第1部材2の円柱部
2bの直径d1 を第2部材3の大径部3aの直径d2
りも小さく(d1 <d2 )設定するとともに、ボールベ
アリング4の外輪4bの外周部に形成されたテーパ4b
−1を円弧曲面4b−2で連続的に繋げたことを特徴と
し、他の構成は実施の形態1に係るカッター1のそれと
同様である。
【0040】而して、本実施の形態に係るカッター41
を用いれば、第1部材2が小径に構成されているため、
図15に示すように枝管11が傾斜している場合、カッ
ター41をベアリング4が枝管ライニング材12に当接
するまで移動させても、枝管ライニング材12がカッタ
ーの第1部材2によって傷付けらることがない。
【0041】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図16に基づいて説明する。尚、図16は本発明
の実施の形態4に係るカッターの側面図であり、本図に
おいては図1に示したと同一要素には同一符号を付して
いる。
【0042】本実施の形態に係るカッター51は、実施
の形態1に係るカッター1において第1部材2のリーマ
部2aを省略して円柱部2bのみとするとともに、ボー
ルベアリング4の外輪4bの外周面を円弧曲面4b−3
としたことを特徴とし、他の構成は実施の形態1に係る
カッター1のそれと同様である。
【0043】而して、本実施の形態に係るカッター51
を用いれば、実施の形態1と同様に孔開け作業を容易に
効率良く、且つ、正確に行うことができる。
【0044】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図17に基づいて説明する。尚、図17は本発明
の実施の形態4に係るカッターの側面図であり、本図に
おいては図16に示したと同一要素には同一符号を付し
ている。
【0045】本実施の形態に係るカッター61は、実施
の形態4に係るカッター51において第1部材2の円柱
部2bを小径部2b−1と大径部2b−2とで上下2段
に構成したことを特徴とし、他の構成は実施の形態4に
係るカッター51のそれと同様である。
【0046】而して、本実施の形態に係るカッター61
を用いても、実施の形態1と同様に孔開け作業を容易に
効率良く、且つ、正確に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、外表面が切削面を成す第1部材と第2部材との
間に、両部材よりも大径であって、且つ、両部材に対し
て自由回転可能なリング部材を介設し、これらの第1部
材と第2部材及びリング部材を組付一体化してカッター
を構成したため、該カッターにおいてはリング部材が加
工対象物以外の物に当接して停止し、このとき、第1部
材と第2部材はそのまま回転を続けて加工対象物以外の
物への接触が防がれることとなり、加工対象物以外の物
を傷付けることなく、当該カッターによって加工対象物
のみを確実に切削することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカッターの側面図
である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカッターの縦断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るカッターを用いた
管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係るカッターの側面
図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係るカッターの縦断
面図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係るカッターを用い
た管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るカッターを用い
た管ライニング材の孔開け作業を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係るカッターの側面
図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係るカッターを用い
て行われる管ライニング材の孔開け作業を示す断面図で
ある。
【図16】本発明の実施の形態4に係るカッターの側面
図である。
【図17】本発明の実施の形態5に係るカッターの側面
図である。
【図18】従来のカッターを用いた管ライニング材の孔
開け作業を示す断面図である。
【図19】従来のカッターを用いた管ライニング材の孔
開け作業を示す断面図である。
【符号の説明】
1,31,41,51,61 カッター 2 第1部材 2a リーマ部 2b 円柱部 3 第2部材 4 ボールベアリング(リング部材) 4b−1 テーパ面 4b−2,4b−3 円弧曲面 5,6 砥粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有 限会社 横島内 (72)発明者 遠藤 茂 茨城県つくば市花畑2丁目12番4号株式 会社 ゲット内 (56)参考文献 特開 平1−121114(JP,A) 特開 平8−141896(JP,A) 実開 平3−96112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24D 7/18 B23B 41/00 B23B 51/00 F16L 55/18 B23B 41/08 B23B 51/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面が切削面を成す第1部材と第2部
    材との間に、両部材よりも大径であって、且つ、両部材
    に対して自由回転可能なリング部材を介設し、これらの
    第1部材と第2部材及びリング部材を組付一体化して構
    成されることを特徴とするカッター。
  2. 【請求項2】 前記第2部材側を回転軸に脱着可能に取
    り付け、前記第1部材に円錐状のリーマ部を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のカッター。
  3. 【請求項3】 前記第1部材を第2部材よりも小径に構
    成したことを特徴とする請求項1又は2記載のカッタ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記第1部材と第2部材の切削面は、ダ
    イヤモンド、超硬チップ又はタングステンカーバイトの
    砥粒を含んで構成されることを特徴とする請求項1,2
    又は3記載のカッター。
  5. 【請求項5】 前記リング部材の外周面の一部は面取り
    されてテーパ面を構成していることを特徴とする請求項
    1〜3又は4記載のカッター。
  6. 【請求項6】 前記リング部材の外周面の少なくとも一
    部は円弧曲面状に成形されていることを特徴とする請求
    項1〜4又は5記載のカッター。
  7. 【請求項7】 前記リング部材はボールベアリングで構
    成されることを特徴とする請求項1〜5又は6記載のカ
    ッター。
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