JP2845033B2 - サスペンション制御装置 - Google Patents

サスペンション制御装置

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JP2845033B2
JP2845033B2 JP17114992A JP17114992A JP2845033B2 JP 2845033 B2 JP2845033 B2 JP 2845033B2 JP 17114992 A JP17114992 A JP 17114992A JP 17114992 A JP17114992 A JP 17114992A JP 2845033 B2 JP2845033 B2 JP 2845033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御対象車輪より前方
位置で検出した路面情報に基づいて制御対象車輪及び車
体間に介挿した流体圧シリンダの作動流体圧力を予見制
御を行うと共に、車体の姿勢変化を検出してこれを抑制
するように能動制御を行うサスペンション制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション制御装置として
は、特開昭56−31861号公報(以下、第1従来例
と称す)及び本出願人が先に提案した特開昭62−28
9420号公報(以下、第2従来例と称す)に記載され
ているものがある。第1従来例は、車両の振動を検出し
該検出結果によって車体の振動を抑制する流体作動機構
及び該流体作動機構の制御回路を有する車両の振動予見
制御装置において、車速を検出する速度検出器を設ける
とともに車両の進行方向前側に振動検出器を設け、前記
速度検出器の検出結果および前記振動検出器から車両進
行方向後側の流体作動機構までの距離により、該流体作
動機構および制御回路の位相遅れを補償して前記振動検
出器の検出結果を前記制御回路に伝達する予見回路を設
けて予見制御を行うように構成されている。
【0003】第2従来例は、上下加速度検出手段で車体
の各車輪の略直上部における上下加速度を夫々検出し、
検出された上下加速度検出値を上下速度検出手段で積分
して上下速度検出値を求め、制御手段で、上下速度検出
値に基づいて姿勢変化を抑制する指令値を演算し、これ
を車体及び車輪間に介装した流体圧シリンダを制御する
圧力制御弁に供給することにより、所謂スカイフックダ
ンパ機能を発揮する能動型サスペンションを構成するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例にあっては、制御対象車輪に対する路面からの
振動入力に備えて、前方振動検出値に基づいて制御対象
車輪の流体作動機構を予見制御するようにしているの
で、ばね上共振振動を低減する効果は小さいという未解
決の課題がある。すなわち、サスペンションの振動伝達
特性は、図17に示すように、ゲインがばね上共振周波
数近傍(約1.2Hz程度)で最大となり、その後バネ下
共振周波数(約10Hz程度)側に高くなるにつれて減少
する特性となるが、この振動伝達特性で路面振動入力の
影響を考慮すると、車体の上下振動特性は、中・低速域
では図18(a) に示すようにばね上共振周波数より高い
3〜7Hzの周波数成分が大きくなり、これについては振
動絶縁性を発揮することができるが、高速域では図18
(b) に示すようにばね上共振周波数近傍の成分が主とな
ることから予見制御では乗心地を向上させる効果が小さ
くなる。
【0005】また、上記第2従来例にあっては、上下加
速度検出値を積分して上下速度検出値を算出するが、こ
の積分演算は通常ローパスフィルタを使用して行うよう
にしており、このため周波数が高くなると位相遅れが大
きくなり、図11で実線図示の特性曲線L21で示すよう
に振動絶縁効果が小さくなるという未解決の課題があ
る。すなわち、図19に示すように、車両は前後輪を同
相で加振する路面入力によって上下に大きく加振されて
バウンスを生じ、特に中・低速走行時には、前述した図
18(a) に示すように前記路面入力の周波数がスカイフ
ックダンパ機能では制振できない3〜7Hzとなって、乗
員に不快感を与えて乗心地に大きく影響を与えるという
未解決の課題がある。
【0006】そこで、本発明は上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、予見制御と能動制御
とを効果的に切換えて、全ての車速領域で乗心地を向上
させることができるサスペンション制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るサスペンション制御装置は、図1の基
本構成図に示すように、制御対象車輪と車体との間に介
装されたアクチュエータと、該アクチュエータを駆動制
御する駆動手段と、車速を検出する車速検出手段と、各
制御対象車輪位置における車体の上下加速度を検出する
上下加速度検出手段と、前記制御対象車輪より前方の路
面情報を検出する前方路面情報検出手段と、前記上下加
速度検出手段の上下加速度検出値に基づいて車体の姿勢
変化を抑制するように前記駆動手段に対する能動制御
令値を形成する能動制御手段と、前記前方路面情報検出
手段で検出した路面に制御対象車輪が到達する時点で
当該前方路面情報検出手段の路面情報に基づいて車体に
対する路面からの振動伝達力を抑制する制御力を発生さ
せるように前記駆動手段に対する予見制御指令値を形成
する予見制御手段と、前記車速検出手段の車速検出値
が、走行時に乗員に不快感を与えるようなバネ上共振周
波数より高い周波数領域の振動を発生する低・中車速範
囲における上限車速を表す設定車速未満であるときに前
記予見制御手段を選択し、前記車速検出値が前記設定車
速以上であるときに前記能動制御手段を選択して、前記
駆動手段に出力する選択手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】本発明に係るサスペンション制御装置において
は、車速が設定車速未満である中・低速走行状態では、
選択手段で予見制御手段を選択し、前方路面情報検出手
段で検出した路面情報から制御対象車輪に対する予見制
御力を算出して予見制御を行うことにより、乗員に不快
感を与える例えば2〜8Hzの周波数領域における振動絶
縁性を高めて乗心地を向上させ、逆に高速走行状態で
は、選択手段で予見制御手段に代えて能動制御手段を選
択し、車体の上下加速度検出値に基づく能動制御力を算
出して能動制御を行うことにより、ばね上共振周波数近
傍の乗心地を向上させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、本発明の第1実施例を示す概略構成図で
あり、図中、10は車体側部材を、11FL〜11RRは前
左〜後右車輪を、12は能動型サスペンションを夫々示
す。
【0010】能動型サスペンション12は、車体側部材
10と車輪11FL〜11RRの各車輪側部材14との間に
各々介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダ1
8FL〜18RRと、これら油圧シリンダ18FL〜18RRの
作動圧を個別に調整する圧力制御弁20FL〜20RRと、
これら圧力制御弁20FL〜20RRに所定圧力の作動油を
供給側配管21Sを介して供給すると共に、圧力制御弁
20FL〜20RRからの戻り油を戻り側配管21Rを通じ
て回収する油圧源22と、この油圧源22及び圧力制御
弁20FL〜20RR間の供給圧側配管21Sに介挿された
蓄圧用のアキュムレータ24F,24Rと、車速を検出
してこれに応じたパルス信号を出力する車速センサ26
と、各車輪11FL〜11RRに夫々対応する位置における
車体の上下方向加速度を夫々個別に検出する上下方向加
速度センサ28FL〜28RRと、各上下方向加速度センサ
28FL〜28RRの上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR
に基づく各圧力制御弁20FL〜20RRに対する能動制御
と、各センサ26及び28FL〜28FRの検出値に基づき
前輪の運動状態に応じて後輪側の圧力制御弁20RL及び
20RRに対する予見制御とを選択的に行うコントローラ
30とを備えている。
【0011】油圧シリンダ18FL〜18RRの夫々は、シ
リンダチューブ18aを有し、このシリンダチューブ1
8aには、軸方向貫通孔を有するピストン18cにより
隔設された下側の圧力室Lが形成され、ピストン18c
の上下面の受圧面積差と内圧に応じた推力を発生する。
そして、シリンダチューブ18aの下端が車輪側部材1
4に取り付けられ、ピストンロッド18bの上端が車体
側部材10に取り付けられている。また、圧力室Lの各
々は、油圧配管38を介して圧力制御弁20FL〜20RR
の出力ポートに接続されている。また、油圧シリンダ1
8FL〜18RRの圧力室Lの各々は、絞り弁32を介して
バネ下振動吸収用のアキュムレータ34に接続されてい
る。また、油圧シリンダ18FL〜18RRの各々のバネ
上,バネ下相当間には、比較的低いバネ定数であって車
体の静荷重を支持するコイルスプリング36が配設され
ている。
【0012】圧力制御弁20FL〜20RRの夫々は、スプ
ールを摺動自在に内装した円筒状の弁ハウジングとこれ
に一体的に設けられた比例ソレノイドとを有する、従来
周知の3ポート比例電磁減圧弁(例えば特開昭64−7
4111号参照)で構成されている。そして、比例ソレ
ノイドの励磁コイルに供給する指令電流i(指令値)を
調整することにより、弁ハウジング内に収容されたポペ
ットの移動距離、即ちスプールの位置を制御し、供給ポ
ート及び出力ポート又は出力ポート及び戻りポートを介
して油圧源22と油圧シリンダ18FL〜18RRとの間で
流通する作動油を制御できるようになっている。
【0013】ここで、励磁コイルに加えられる指令電流
i(:iFL〜iRR)と圧力制御弁20FL(〜20RR)の
出力ポートから出力される制御圧Pとの関係は、図3に
示すように、ノイズを考慮した最小電流値iMIN のとき
には最低制御圧PNIM となり、この状態から電流値iを
増加させると、電流値iに比例して直線的に制御圧Pが
増加し、最大電流値iMAX のときには油圧源22の設定
ライン圧に相当する最高制御圧PMAX となる。この図3
で、iN は中立指令電流,PCNは中立制御圧である。
【0014】上下方向加速度センサ28FL〜28RLの夫
々は、図4に示すように、上下方向加速度が零であると
きに零の電圧、上方向の加速度を検出したときにその加
速度値に応じた正のアナログ電圧、下方向の加速度を検
出したときに、その加速度値に応じた負のアナログ電圧
でなる車体上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を出力
するように構成されている。
【0015】コントローラ30は、図5に示すように、
上下方向加速度センサ28FL〜28FRから出力される車
体上下加速度検出値ZGFL 〜ZGRR をディジタル値に変
換するA/D変換器43FL〜43RRと、車速センサ26
の車速検出値V及び各A/D変換器43FL〜43RRのA
/D変換出力が入力されるマイクロコンピュータ44
と、このマイクロコンピュータ44から出力される圧力
指令値PFL〜PRRがD/A変換器45FL〜45RRを介し
て供給され、これらを圧力制御弁20FL〜20RRに対す
る駆動電流iFL〜iFRに変換する例えばフローティング
形定電圧回路で構成される駆動回路46FL〜46FRとを
備えている。
【0016】ここで、マイクロコンピュータ44は、少
なくとも入力側インタフェース回路44a、出力側イン
タフェース回路44b、演算処理装置44c及び記憶装
置44dを有する。入力インタフェース回路44aに
は、車速検出値V及びA/D変換器43FL〜43RRの変
換出力が入力され、出力側インタフェース回路44bか
らは各圧力制御弁20FL〜20RRに対する圧力指令値P
FL〜PRRがD/A変換器45FL〜45RRに出力される。
また、演算処理装置44cは、後述する図6の処理を実
行して、所定サンプリング時間TS (例えば20msec)
毎に、車速検出値V及び車体上下加速度検出値ZGFL
GRR を読込み、車速検出値Vが予め設定した設定車速
S 以上であるか否かを判定し、V<VS であるときに
は前輪側の車体上下加速度検出値ZGFL,GFR をバンド
パスフィルタ処理して前輪に対する能動制御力UaFL
びUaFR を算出すると共に、前輪側の車体上下加速度検
出値ZGFL,GFR をハイパスフィルタ処理して後輪に対
する予見制御力UpRL 及びU pRR を算出し、且つ車速検
出値Vに基づいて前後輪間の遅延時間τR を算出し、こ
の遅延時間τR が零となった予見制御力UpRL 及びU
pRR に基づいて後輪側圧力制御弁20RL及び20RRを制
御する予見制御処理を実行し、V≧VS であるときに
は、上下方向加速度センサ28FL〜28FRからの車体上
下加速度検出値ZGF L 〜ZGRR をバンドパスフィルタ処
理して車体上下動を抑制する能動制御力UaF L 〜UaRR
を算出し、これらに基づいて各圧力制御弁20FL〜20
RRを制御する能動制御処理を実行する。
【0017】さらに、記憶装置44dは、予め演算処理
装置44cの演算処理に必要なプログラムが記憶されて
いると共に、所定サンプリング時間TS 毎に算出される
予見制御力UpRL,pRR を遅延時間τR と共に順次シフ
トさせながら所定数格納するシフトレジスタ領域が形成
されていると共に、演算処理装置44cの演算過程で必
要な演算結果を逐次記憶する。
【0018】次に、上記実施例の動作をマイクロコンピ
ュータ44における演算処理装置44cの処理手順を示
す図6のフローチャートを伴って説明する。すなわち、
図6の処理は所定サンプリング時間TS (例えば20ms
ec) 毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステッ
プS1で、現在の車速センサ26の車速検出値Vを読込
み、次いでステップS2に移行して上下方向加速度セン
サ28FL〜28RRからの車体上下方向加速度検出値Z
GFL 〜ZGRR を読込み、次いでステップS3に移行して
車速検出値Vが、走行時に乗員に不快感を与えるような
バネ上共振周波数より高い周波数領域の振動を発生する
低・中車速範囲における上限車速を表す設定車速VS
上であるか否かを判定する。この判定は、車両が能動制
御が有効な高速走行状態であるか予見制御が有効な低・
中速走行状態であるかを判定するものであり、V<VS
であるときには、低・中速走行状態であると判断してス
テップS4に移行する。
【0019】このステップS4では、前記ステップS2
で読込んだ前輪側上下加速度検出値ZGFL 及びZGFR
ローパスフィルタ処理して積分することにより、前輪側
に対する能動制御力UaFL 及びUpFR を算出する。ここ
で、ローパスフィルタ処理は、周波数に対するゲイン特
性及び位相特性が夫々図7(a) 及び(b) に示すように設
定され、カットオフ周波数fCLが例えばサスペンション
のばね上共振周波数(約1.2Hz近傍)より高い例えば
6Hz程度に設定されている。
【0020】次いで、ステップS5に移行して、同様に
前輪側上下加速度検出値ZGFL 及びZGFR をハイパスフ
ィルタ処理することにより、後輪側に対する予見制御力
pR L 及びUpRR を算出する。ここで、ハイパスフィル
タ処理は、周波数に対するゲイン特性及び位相特性が夫
々図8(a) 及び(b) に示すように設定され、カットオフ
周波数fCHが例えばサスペンションのばね上共振周波数
(約1.2Hz近傍)より高い例えば5Hz程度に設定され
ている。
【0021】次いで、ステップS6に移行して、車速検
出値Vをもとに下記(1) 式の演算を行って、前輪11FL
及び11FRが通過した路面に後輪11RL及び11RRが到
達する迄の遅延時間τR を算出する。 τR =(L/V)−τS …………(1) ただし、Lはホイールベース、τS は制御系の応答遅れ
時間であって、予め油圧系の応答遅れ時間、コントロー
ラの演算むだ時間及びフィルタの応答遅れ時間の和とし
て設定されている。
【0022】次いで、ステップS7に移行して、前記ス
テップS5で算出した予見制御力U pRL 及びUpRR と上
記ステップS6で算出した遅延時間τR とを記憶装置4
4dに形成したシフトレジスタ領域の先頭位置に格納す
ると共に、前回までに格納されている補正予見制御力U
pRL,pRR 及び遅延時間τR とを順次シフトする。この
とき、遅延時間τR についてはシフトする際に、各シフ
ト位置の遅延時間τRからサンプリング時間TS を夫々
減算した値を新たな遅延時間τR として更新して格納す
る。
【0023】次いで、ステップS8に移行して、シフト
レジスタ領域に格納されている最古すなわち遅延時間τ
R が零となった予見制御力UpRL 及びUpRR を読出し、
これらと上記ステップS4で算出した能動制御力とに基
づいて下記(2) 〜(5) 式に従って、圧力制御弁20FL〜
20RRに対する総合制御力UFL〜URRを算出し、且つ読
出した最古の予見制御力UpRL,pRR 及びこれに対する
遅延時間τR をシフトレジスタ領域から消去する。
【0024】 UFL=UN −Ka ・UaFL …………(2) UFR=UN −Ka ・UaFR …………(3) URL=UN −Kp ・UpRL …………(4) URR=UN −Kp ・UpRR …………(5) ここで、UN は車高を目標車高に維持するために必要な
制御力、Ka は能動制御ゲイン、Kp は予見制御ゲイン
である。
【0025】次いで、ステップS9に移行して、上記ス
テップS8又は後述するステップS11で算出した各圧
力制御弁20FL〜20RRに対する制御力UFL〜URRを圧
力指令値として夫々D/A変換器45FL〜45RRに出力
してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログ
ラムに復帰する。一方、ステップS3の判定結果が、V
≧VS であるときには、高速走行状態であるものと判断
してステップS10に移行し、車体上下方向加速度検出
値ZGFL〜ZGRR を前述したステップS4と同様のロー
パスフィルタ処理によって積分して能動制御力UaFL
aRR を算出し、次いでステップS11に移行して、前
輪側については前記(2) 式及び(3) 式、後輪側について
は下記(6) 式及び(7) 式に夫々従って、圧力制御弁20
FL〜20RRに対する総合制御力UFL〜URRを算出してか
ら前記ステップS9に移行する。
【0026】 URL=UN −Ka ・UaRL …………(6) URR=UN −Ka ・UaRR …………(7) この図6の処理において、ステップS1及びS3の処理
が選択手段に対応し、ステップS4〜S8の処理が予見
制御手段に対応し、ステップS10及びS11の処理が
能動制御手段に対応している。
【0027】したがって、今、車両が平坦な良路を目標
車高を維持して設定車速VS 未満の中・低速で直進走行
しているものとすると、この状態では、車両が塀多難な
路迂路で目標車高を維持していることから、車体側部材
10に揺動を生じないので、各上下方向加速度センサ2
8FL〜28FRの加速度検出値ZGFL 〜ZGRR は略零とな
っており、これらがA/D変換器43FL〜43RRでディ
ジタル値に変換されてマイクロコンピュータ44に入力
される。
【0028】このように、車両が中・低速走行している
状態では、マイクロコンピュータ44で、所定サンプリ
ング時間TS 毎に実行される図6の処理におけるステッ
プS3からステップS4に移行して、前輪側の圧力制御
弁20FL及び20FRに対しては能動制御を、後輪側の圧
力制御弁20RL及び20RRに対しては予見制御が実行さ
れる。
【0029】すなわち、平坦な良路走行を継続している
状態では、上下加速度検出値ZGFL〜ZGRR が略零とな
ることにより、ステップS3及びS4で算出される能動
制御力UaFL,aFR 及び予見制御力UpRL,pRR も零と
なり、このうち零の予見制御力UpRL,pRR が順次記憶
装置44dのシフトレジスタ領域にステップS6で算出
される前後輪間の遅延時間τR と共に格納され、これら
がシフトする毎に遅延時間τR からサンプリング時間T
S を減算した値が新たな遅延時間τR として更新され
る。このため、ステップS8で読出される予見制御力U
pRL,pRR も零となっているので、このステップS8の
処理において、前記(2) 〜(5) 式の右辺第2項が零とな
ることにより、各総合制御力UFL〜URRは目標車高値H
T にのみ対応した中立圧制御力UN となり、これらが圧
力指令値として出力側インタフェース回路44bを及び
D/A変換器45FL〜45RRを介して駆動回路46FL〜
46RRに出力される。
【0030】このため、駆動回路46FL〜46RRで制御
力UFL〜URRに対応した指令電流i FL〜iRRに変換され
て各圧力制御弁20FL〜20RRに供給される。この結
果、圧力制御弁20FL〜20RRから目標車高を維持する
ために必要な中立圧PCNが各油圧シリンダ18FL〜18
RRに出力され、これら油圧シリンダ18FL〜18RRで車
体側部材10及び車輪側部材14間のストロークを目標
車高に維持する推力を発生する。
【0031】この良路を中・低速で走行している状態
で、例えば前左右輪11FL及び11FRが同時に一過性の
例えば凸部を通過する状態となると、前左右輪の凸部乗
り上げによるバウンドによって車体側部材10に上方向
の加速度が発生し、これが前左右輪の上下方向加速度セ
ンサ28FL及び28FRで検出される。このため、マイク
ロコンピュータ44で図6の処理が実行されるサンプリ
ング時間TS 毎に、ステップS4及びS5で車体に生じ
た加速度に対応する前輪側能動制御力UaFL,aFR 及び
後輪側予見制御力UpRL,pRR が算出され、後輪側予見
制御力UpRL,pRR が順次シフトされながら記憶装置4
4dのシフトレジスタ領域に格納される。したがって、
前輪側についてはステップS3で算出される前輪側能動
制御力UaFL,aFR が凸部乗り上げによる車体上昇速度
に応じて増加することから、ステップS8で算出される
前輪側総合制御力UFL, FRは中立圧制御力UN より減
少することになり、これに応じて駆動回路46FL及び4
6FRから出力される指令電流iFL, FRが減少し、これ
によって圧力制御弁20FL,20FRから出力される制御
圧PC が中立圧PCNより低下して、油圧シリンダ18F
L,18FRの推力が低下され、前輪側のストロークを減
少させることにより、前輪11FL,11FRの凸部乗り上
げによる車体側部材10の揺動を抑制することができ、
一方、後輪側については前輪凸部乗り上げ時点では遅延
時間τR が零となった後輪側予見制御力UpRL,pRR
零の状態を維持するので、後輪側油圧シリンダ18RL,
18RRでは目標車高を維持する推力を発生させる状態が
継続される。
【0032】その後、前輪11FL及び11FRが路面凸部
の頂部を通過し終わると、リバウンド状態となって車体
側部材10に下方向の加速度を生じることになり、マイ
クロコンピュータ44で図6の処理が実行されるサンプ
リング時間TS 毎に、上記とは逆に前輪側の下降速度の
変化を抑制する前輪側能動制御力UaFL,aFR 及び後輪
側予見制御力UpRL,pRR が算出され、後輪側予見制御
力UpRL,pRR が順次シフトされながら記憶装置44d
のシフトレジスタ領域に格納される。したがって、ステ
ップS8で算出される前輪側総合制御力UFL及びUFR
凸部通過後の車体下降速度に応じて中立圧制御力UN
り増加され、これに応じて駆動回路46FL及び46FRか
ら出力される指令電流iFLが増加し、これによって圧力
制御弁20FL及び20FRから出力される制御圧PC が中
立圧PCNより増加して、油圧シリンダ18FL及び18FR
の推力が増加され、前輪側のストロークを増加させるこ
とにより、前輪11FL及び11FRの凸部乗り上げ後の車
体側部材10の揺動を抑制することができ、一方、この
状態でも遅延時間τR が零となった後輪側予見制御力U
pRL,pRR は零の状態を維持するので、後輪側油圧シリ
ンダ18RL,18RRでは目標車高を維持する推力を発生
させる状態が継続される。
【0033】しかしながら、後輪側については、図6の
ステップS6で算出される遅延時間τR が経過した時点
から順次、遅延時間τR だけ前即ち前述した前左右輪1
1FL,11FRが凸部を通過した時点の後輪側予見制御力
pRL,pRR を読出し、これらU 基づいてステップS8
で後輪側総合制御力URL, RRを算出し、これらを後輪
側圧力指令値として圧力制御弁20RL,20RRに出力す
る。この結果、前輪11FL,11FRが凸部乗り上げ開始
時点から遅延時間τR 分遅れた後輪11RL,11RRが凸
部に乗り上げる時点から後輪側制御力URL, RRが中立
圧制御力UN から減少することにより、駆動回路46RL
及び46RRから出力される指令電流iRLが中立電流iN
より低下し、これによって圧力制御弁20RL及び20RR
から出力される制御圧PC が中立圧PCNより低下して、
油圧シリンダ18RL及び18RRの推力が低下され、後左
輪側のストロークを減少させることにより、後左右輪1
1RL及び11RRの凸部乗り上げによって車体側部材10
に生じる揺動を抑制することができる。
【0034】このとき、前輪側の上下方向加速度センサ
28FL及び28FRの上下方向加速度検出値ZGFL 及びZ
GFR がハイパスフィルタフィルタ処理され、そのカット
オフ周波数fCHがばね上共振周波数(約1.2Hz程度)
より高い周波数の5Hzに設定されているので、上下加速
度検出値ZGFL 及びZGFR 中の車体固有の振動成分を除
去することができる。また、カットオフ周波数近傍で位
相を進ませる作用を有するので、制御系の位相遅れを補
償することができると共に、元々油圧シリンダ18FL〜
18RR自身が持っている減衰力を相殺乃至抑制する負の
減衰力を発生させることができ、車輪側から車体側に伝
達される振動入力を吸収して良好な乗心地を確保するこ
とができる。
【0035】さらに、カットオフ周波数が5Hzのハイパ
スフィルタ処理を行う場合には、後輪側における周波数
に対するゲイン特性は、図9で一点鎖線図示の曲線L11
で示すように、実線図示の曲線L13で示すハイパスフィ
ルタ処理を行わない通常の能動型サスペンションのゲイ
ン特性に比較して、中・低速走行時に生じる乗員が不快
感を生じ易い2〜8Hzの周波数領域におけるゲインを大
幅に低下させて、車体側部材10に伝達される振動を大
幅に低減することができ、中・低速走行時の乗心地をよ
り向上させることができる。ここで、乗員に不快感を与
える周波数領域は、ISOの上下信号の評価基準(作業
正確さを維持し得る時間を基準にして振動の負担度)
を表している図10に示すように、1/3オクターブバ
ンドの中心周波数が4〜8Hzである場合、例えば上下加
速度が0.31であるときには8時間耐えられ、上下加
速度が0.50になると4時間しか耐えられないことに
なるが、その他の周波数領域では、単位時間当たりの耐
えられる上下加速度の値が高くなることから、車体に生
じる上下方向加速度のうち4〜8Hzが最も乗員が不快感
を感じ易い周波数領域ということができる。
【0036】この良路走行状態で加速して、車速検出値
Vが設定車速VS 以上となると、図6の処理において、
ステップS3からステップS10に移行して、通常の能
動型サスペンションと同様に上下加速度検出値ZGFL
GRR をローパスフィルタ処理して積分することによ
り、能動制御力UaFL 〜UaRR を算出し、これら能動制
御力UaFL 〜UaRR に基づいてステップS11で総合制
御力UFL〜URRが算出され、これらが圧力指令値として
圧力制御弁20FL〜20RRに出力されるので、各油圧シ
リンダ18FL〜18RRが通常のスカイフックダンパ効果
を発揮する能動型サスペンションとして動作し、後輪側
の周波数に対するゲイン特性を図9で一点鎖線図示のよ
うに、前述したハイパスフィルタ処理を行って予見制御
を行う場合に比較してばね上共振周波数領域でのゲイン
を低下させて、高速走行時における車体の上下動を効果
的に抑制して良好な乗心地を確保することができる。
【0037】一方、前輪11FL,11FRの何れか一方例
えば前左輪11FLのみが一過性の凸部に乗り上げた場合
には、左輪側の油圧シリンダ18FL及び18RLについて
のみ上記揺動抑制制御が行われ、凸部乗り上げを生じな
い右輪側の油圧シリンダ18FR及び18RRについては、
中立圧を維持する制御が行われる。また、前輪11FL、
11FRが一過性の凹部に落ち込んだときには、上記と逆
の制御を行って車体の揺動を抑制することができ、さら
に一過性の凹凸に限らず不整路面等の連続的な凹凸路面
を走行する場合でも前輪の挙動に応じて後輪を予見制御
することができる。
【0038】なお、上記第1実施例においては、ハイパ
スフィルタ処理のカットオフ周波数を5Hzに設定した場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、カットオフ周波数を例えば10Hzに設定した場合で
も図9で破線図示の曲線L12で示すように、乗員に不快
感を与える4〜8Hzの周波数領域でゲインを低下させる
ことができ、カットオフ周波数はばね上共振周波数より
高い任意の周波数に選定することができる。
【0039】また、上記第1実施例においては、高速走
行時にはステップS10でローパスフィルタ処理を行う
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、例えばカットオフ周波数を0.1Hz及び1.0Hzと
したバンドパスフィルタ処理を行って上下方向加速度検
出値ZGFL 〜ZGRR を積分することもでき、この場合に
は、図11で一点鎖線図示の特性曲線L22で示すよう
に、ローパスフィルタ処理を行った実線図示の特性曲線
21に比較して、ばね上共振周波数を低周波数側に変更
することができると共に、ばね上共振周波数でのゲイン
を低下させることができ、より乗心地を向上させること
ができる。
【0040】さらに、上記第1実施例においては、マイ
クロコンピュータ44でフィルタ処理を行う場合につい
て説明したが、上下加速度検出値ZGFL 〜ZGRR をトラ
ンスバーサルフィルタ等のローパスフィルタ,ハイパス
フィルタを通過させ、これらフィルタ出力を車速に応じ
て選択するようにしてもよい。次に、本発明の第2実施
例を図12〜図16について説明する。
【0041】この第2実施例は、路面から車輪に入力さ
れる路面振動入力を高精度で推定し、この路面振動入力
推定値を使用して高精度の予見制御を行うようにしたも
のである。すなわち、図12に示すように、前輪側油圧
シリンダ18FL及び18FRと並列に前輪11FL及び11
FRと車体側部材10との間の相対変位を検出するストロ
ークセンサ27FL及び27FRを配設し、これらストロー
クセンサ27FL及び27FRから図16に示すように、車
高が予め設定されした目標車高に一致するときに零の中
立電圧VS 、車高が目標車高より高くなるとその偏差に
応じた正の電圧、車高が目標車高より低くなるとその偏
差に応じた負の電圧でなるストローク検出値SFL及びS
FRを出力する。
【0042】一方、コントローラ30に、図13に示す
ように、ストロークセンサ27FL及び27FRのストロー
ク検出値SFL及びSFRと上下方向加速度センサ28FL〜
28RRのうち前輪側に対応する加速度センサ28FL及び
28FRから出力される車体上下方向加速度検出値ZGFL
及びZGFR とに基づいて路面形状に正確に追従した前輪
11FL及び11FRの路面変位の微分値x1FL ′及びx
1FR ′を出力する振動入力推定回路41と、上下方向加
速度センサ28FL〜28FRから入力される上下加速度検
出値ZGFL 〜ZGFR を積分してばね上速度ZVFL 〜Z
VRR を算出する例えばばね上共振周波数近傍の周波数を
通過させるバンドパスフィルタで構成される積分回路4
2FL〜42RRと、振動入力推定回路41から出力される
路面変位の微分値x0FL ′及びx0FR ′及び積分回路4
2FL〜42RRから出力されるばね上速度ZVFL 〜ZVRR
をディジタル値に変換するA/D変換器43a〜43f
とを設ける。
【0043】ここで、振動入力推定回路41は、図13
に示すように、ストロークセンサ27FL及び27FRのス
トローク検出値SFL及びSFRを微分してストローク速度
VF L 及びSVFR を算出する例えばばね下共振周波数の
2倍近傍(約20Hz)のカットオフ周波数fHCに設定さ
れたハイパスフィルタで構成される微分回路41a及び
41bと、上下方向加速度センサ28FL及び28FRの車
体上下方向加速度検出値ZGFL 及びZGFR を積分してば
ね上変位の微分値xFL′及びxFR′を算出する例えばば
ね上共振周波数の1/6近傍(約0.02Hz)のカット
オフ周波数fLCに設定されたローパスフィルタで構成さ
れる積分回路41c及び41dと、微分回路41a及び
41bから出力されるストローク速度SVFL 及びSVFR
と前記積分回路41c及び41dから出力されるばね上
変位の微分値xFL′及びxFR′とを加算する加算器41
e及び41fとを備えており、加算器41e及び41f
から路面形状に正確に追従した前輪11FL及び11FRの
路面変位の微分値x0FL ′及びx0FR ′が出力される。
【0044】すなわち、ストロークセンサ27FL及び2
7FRから出力されるストローク検出値SFL及びSFRは、
下記(8) 式及び(9) 式で表されるように、ばね下及びば
ね上間の相対変位を表すので、前輪11FL及び11FRの
ばね下変位x0FL 及びx0FRから車体のばね上変位xFL
及びxFRを減算した値となる。 SFL=x0FL −xFL …………(8) SFR=x0FR −xFR …………(9) したがって、ストローク検出値SFL及びSFRを微分回路
41a及び41bで微分したストローク速度SVFL 及び
VFR は夫々ばね下変位の微分値x0FL ′及びx0FR
からばね上変位の微分値xFL′及びxFR′を減算した値
となるため、これらと上下加速度検出値ZGFL 及びZ
GFR を積分したばね上変位の微分値xFL′及びxFR′と
を加算することにより、ばね上変位の微分値xFL′及び
FR′を相殺して路面変位に追従した真の路面変位の微
分値x0FL ′及びx0FR ′を得ることができる。
【0045】また、マイクロコンピュータ44で図6に
示す処理に代えて図14に示す処理を実行する。すなわ
ち、先ず、ステップS21で、現在の車速センサ26の
車速検出値Vを読込み、次いでステップS22に移行し
て車速検出値Vが予め設定された設定車速VS 以上であ
るか否かを判定する。この判定は、車両が高速走行状態
であるか低・中速走行状態であるを判定するものであ
り、V<VS であるときには、低・中速走行状態である
と判断してステップS23に移行する。
【0046】このステップS23では、振動入力推定回
路41からの路面変位の微分値x0F L ′,x0FR ′を読
込み、次いでステップS24に移行して、路面変位の微
分値x0FL ′,x0FR ′をもとに下記(10)式及び(11)式
の演算を行って、後輪の圧力制御弁20RL及び20RRに
対する予見制御力UpRL 及びUpRR を算出する。 UpRL =−〔Cp +{1/(ω1 +s)}Kp 〕x0FL ′ …………(10) UpRR =−〔Cp +{1/(ω1 +s)}Kp 〕x0FR ′ …………(11) ただし、Cp は減衰力制御ゲイン、Kp はばね力制御ゲ
イン、ω1 は制御上のカットオフ周波数fC に2πを乗
じた値であって、実際のサスペンションの減衰定数C及
びばね定数Kに対してCp ≦C,Kp ≦Kに設定され、
且つω1 ≧0に設定される。
【0047】ここで、予見制御力UpRL 及びUpRR を上
記(10)式及び(11)式に従って算出する理由は、通常の能
動型サスペンションのように、ばね下共振周波数領域に
対しては能動制御を行わず、5Hz以下の主にばね上共振
周波数領域の振動抑制を図る場合には、1輪の運動モデ
ルは図16に示すように、路面にばね要素K、減衰要素
C及び制御要素Uとが並列に配置され、これらの上方に
ばね上質量Mが配置され、このばね上質量Mに外力Fが
作用する1自由度モデルとして考えることができる。な
お、図16において、X0 は路面変位、Xはばね上変位
である。
【0048】この1輪1自由度モデルの運動方程式は、 MX″=C(X0 ′−X′)+K(X0 −X)−F+U …………(12) で表すことができる。この(12)式をばね上変位Xについ
て解くと、 Cs+K F U X=────────X0 −────────+──────── ……(13) Ms2 +Cs+K Ms2 +Cs+K Ms2 +Cs+K となる。
【0049】例えば前記(10)式において、x0FL ′=s
0FL であるので、この(10)式をω 1 =0,Cp =C、
p =Kとして上記(13)式に代入すると、(13)式は、 となる。
【0050】この(14)式で路面入力推定回路41による
路面変位の推定精度は前述したように充分高いので、
(X0 −x0FL )≒0となるので、(14)式は、 となり、路面凹凸による影響が車体に殆ど伝達されず、
良好な乗心地を得ることができる。
【0051】次いで、ステップS25に移行して、車速
検出値Vをもとに前記(1) 式の演算を行って、前輪11
FL及び11FRが通過した路面に後輪11RL及び11RRが
到達する迄の遅延時間τR を算出する。次いで、ステッ
プS26に移行して、前記ステップS24で算出した予
見制御力UpRL 及びUpRR と上記ステップS25で算出
した遅延時間τR とを記憶装置44dに形成したシフト
レジスタ領域の先頭位置に格納すると共に、前回までに
格納されている補正予見制御力UpRL,pRR 及び遅延時
間τR とを順次シフトする。このとき、遅延時間τR
ついてはシフトする際に、各シフト位置の遅延時間τR
からサンプリング時間TS を夫々減算した値を新たな遅
延時間τR として更新して格納する。
【0052】次いで、ステップS27に移行して、積分
回路42FL,42FRからの前輪側のばね上速度ZVFL,
VFR を読込み、次いでステップS28に移行して、シフ
トレジスタ領域に格納されている最古すなわち遅延時間
τR が零となった予見制御力UpRL 及びUpRR を読出
し、これらと上記ステップS27で読込んだばね上速度
VFL,VFR とに基づいて下記(17)〜(20)式に従って、
圧力制御弁20FL〜20RRに対する総合制御力UFL〜U
RRを算出し、且つ読出した最古の予見制御力UpR L,
pRR 及びこれに対する遅延時間τR をシフトレジスタ領
域から消去する。
【0053】 UFL=UN −KB ・ZVFL …………(17) UFR=UN −KB ・ZVFR …………(18) URL=UN +Kp ・UpRL …………(19) URR=UN +Kp ・UpRR …………(20) ここで、UN は車高を目標車高に維持するために必要な
制御力、KB はバウンス制御ゲイン、Kp は予見制御ゲ
インである。
【0054】次いで、ステップS29に移行して、上記
ステップS28又は後述するステップS31で算出した
各圧力制御弁20FL〜20RRに対する制御力UFL〜URR
を圧力指令値として夫々D/A変換器45FL〜45RRに
出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプ
ログラムに復帰する。一方、ステップS2の判定結果
が、V≧VS であるときには、高速走行状態であるもの
と判断してステップS30に移行し、積分回路42FL〜
42RRからの各ばね上速度ZVFL 〜ZVRR を読込み、次
いでステップS31に移行して、前輪側については前記
(17)式及び(18)式、後輪側については下記(21)式及び(2
2)式に夫々従って、圧力制御弁20FL〜20RRに対する
総合制御力UFL〜URRを算出してから前記ステップS2
9に移行する。
【0055】 URL=UN −KB ・ZVRL …………(21) URR=UN −KB ・ZVRR …………(22) この図14の処理において、ステップS1及びS2の処
理が車速判定手段に対応し、ステップS23〜S28の
処理が予見制御手段に対応し、ステップS30及びS3
1の処理が能動制御手段に対応している。
【0056】次に、上記第2実施例の動作を説明する。
今、車両が平坦な良路を目標車高を維持して直進中速走
行しているものとする。この状態では、車両が平坦な良
路で目標車高を維持していることから、前輪側に配設さ
れたストロークセンサ27FL及び27FRのストローク検
出値SFL及びSFRは略零となっており、且つ車体側部材
10に揺動を生じないので、各上下方向加速度センサ2
8FL〜28RRの加速度検出値ZGFL 〜ZGRR は共に略零
となっている。このため、振動入力推定回路41の微分
回路41a及び41bから出力されるストローク微分値
VFL 及びSVF R と、積分回路41c及び41dから出
力されるばね上変位の微分値xFL ′及びxFR′とが夫
々略零となるので、加算器41e及び41fから出力さ
れる路面変位の微分値x0FL ′及びx0FR ′も略零とな
る。一方、上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR が略零
であるので、積分回路42FL〜42RRから出力されるば
ね上速度ZVFL 〜ZVRR も略零となっている。
【0057】そして、路面変位の微分値x0FL ′及びx
0FR ′と、ばね上速度ZVFL 〜ZVR R とが車速検出値V
と共にマイクロコンピュータ44に入力される。このよ
うに、平坦な良路の中・低速走行を継続している状態で
は、マイクロコンピュータ44で、所定サンプリング時
間TS 毎に実行される図14の処理において、ステップ
S2でV<VS となるので、このステップS2からステ
ップS3に移行して後輪側に対して予見制御が実行され
る。すなわち、平坦な良路走行を継続している状態で
は、ステップS26で順次シフトレジスタ領域に格納さ
れる予見制御力UpRL 及びUpRR が零の状態を継続する
ので、遅延時間τR が経過した後の予見制御力UpRL
びUpRR も零となっており、一方前輪側のばね上速度Z
VFL,VFR も零であるので、ステップS28で算出され
る総合制御力UFL〜U RRは目標車高に維持する中立圧制
御力UN のみに対応した値となり、これらが出力側イン
タフェース回路44b及びD/A変換器45FL〜45RR
を介して駆動回路46FL〜46RRに出力される。
【0058】このため、駆動回路46FL〜46RRで圧力
指令値PFL〜PRRに対応した指令電流iFL〜iRRに変換
されて前輪側の圧力制御弁20FL〜20RRに供給され
る。この結果、圧力制御弁20FL〜20RRから目標車高
を維持するために必要な中立圧PCNが前輪側及び後輪側
の油圧シリンダ18FL,18FR及び18RL,18RRに出
力され、これら油圧シリンダ18FL〜18RRで車体側部
材10及び車輪側部材14間のストロークを目標車高に
維持する推力を発生する。
【0059】しかしながら、良路を中・低速度で直進走
行している状態で、例えば前左右輪11FL及び11FRが
同時に路面がステップ状に上昇する段差でなる所謂ラン
プステップ路を通過する状態となると、前左右輪の段差
乗り上げによって前輪11FL及び11FRがバウンドし、
これによってストロークセンサ27FL及び27FRのスト
ローク検出値SFL及びSFRが零から正方向に急増すると
共に、車体側部材10に上方向の加速度が発生し、前左
右輪の上下方向加速度センサ28FL及び28FRの加速度
検出値ZGFL 及びZGFR が正方向に増加する。
【0060】そして、これらストローク検出値SFL及び
FRと、上下方向加速度検出値ZGF L 及びZGFR とが振
動入力推定回路41に入力されるので、この振動入力推
定回路41で、前述したように車体側部材10の上下動
に影響されない真に路面形状に応じた正の値となる路面
変位の微分値x0FL ′及びx0FR ′がマイクロコンピュ
ータ44に出力される。
【0061】したがって、マイクロコンピュータ44で
は、ステップS4の処理で路面変位の微分値x0FL ′及
びx0FR ′をもとに前記(10)式及び(11)式に従って算出
される予見制御力UpRL 及びUpRR が負となり、これら
予見制御力UpRL 及びUpRRがステップS25で算出さ
れる前輪11FL及び11FRが通過した路面に後輪11RL
及び11RRが到達する迄の遅延時間τR と共にシフトレ
ジスタ領域の先頭位置に格納すると共に、前回までの零
の予見制御力UpRL 及びUpRR と遅延時間τRとを順次
1つずつシフトし、このとき各遅延時間τR からサンプ
リング時間TSを減算した値を新たな遅延時間τR とし
て更新する。
【0062】この時点では、シフトレジスタ領域に格納
されている前回までの各予見制御力UpRL 及びUpRR
零であるので、後輪側の制御力URL及びURRは中立制御
力U N を維持するが、前輪11FL及び11FR位置での上
下方向加速度センサ28FL及び28FRの加速度検出値Z
GFL 及びZGFR が正方向に増加しているので、ステップ
S28で算出される前輪側の総合制御力UFL及びUFR
段差乗り上げによる車体上昇速度に応じて中立制御力U
N より低下され、これに応じて駆動回路46FL及び46
FRから出力される指令電流iFLが低下し、これによって
圧力制御弁20FL及び20FRから出力される制御圧PC
が中立圧PCNより低下して、油圧シリンダ18FL及び1
8FRの推力が低下され、前輪側のストロークを減少させ
ることにより、スカイフックダンパ機能を発揮して前輪
11FL及び11FRの段差乗り上げによる車体側部材10
の揺動を抑制することができる。
【0063】その後、前輪11FL及び11FRがランプス
テップ路を通過し終わると、再度前輪11FL及び11FR
については目標車高を維持する制御力UFL及びUFRに復
帰するが、後輪11RL及び11RRについては、ステップ
S5で算出した遅延時間τRが零となる時点即ち後輪1
1RL及び11RRがランプステップ路を通過する時点で、
ステップS8で前輪11FL及び11FRが段差乗り上げ時
に算出した負の予見制御力UpFL 及びUpRR が読出さ
れ、これらに基づいて算出される総合制御力URL及びU
RRが中立圧制御力UN より低下することになり、後輪1
1RL及び11RRの段差乗り上げ時の衝撃力を大幅に緩和
することができ、前述した(15)式で表されるように、路
面凹凸による影響が車体に殆ど伝達されずに、良好な乗
心地を確保することができる。
【0064】なお、上記第1及び第2実施例において
は、マイクロコンピュータ44で、予見制御力UpRL
びUpRR を遅延時間τR と共にシフトレジスタ領域に順
次シフトしながら格納し、遅延時間τR が零となった予
見制御力UpRL 〜UpRR に基づいて予見制御を行う場合
について説明したが、これに限らずハイパスフィルタ処
理した上下加速度又は路面変位の微分値x0FL ′及びx
0FR ′を遅延時間τR と共にシフトレジスタ領域に順次
シフトしながら格納し、遅延時間τR が零となった上下
加速度又は路面変位の微分値x0FL ′及びx0FR ′をも
とに後輪側予見制御力UpRL 及びUpRR を算出するよう
にしてもよい。
【0065】さらにまた、上記第1及び第2実施例にお
いては、前方路面情報検出手段として、上下方向加速度
センサ28FL,28FR、又は前輪位置のストロークセン
サ27FL,27FR、上下方向加速度センサ28FL,28
FR及び振動入力推定回路41を適用して前輪11FL,1
1FRに入力される路面振動入力を検出する場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、前輪11
FL及び11FRより前方位置に超音波距離センサ、レーザ
距離センサ等の非接触式距離センサを配置し、この非接
触式距離センサの距離検出値に基づいて前輪側油圧シリ
ンダ18FL及び18FRと後輪側油圧シリンダ18RL及び
18RRとを予見制御することもできる。この場合、非接
触式距離センサの距離測定値が車体の上下動によって変
化するので、この非接触式距離センサの近傍位置に上下
加速度センサを設け、この上下加速度センサの加速度検
出値で距離測定値を補正することが望ましい。
【0066】また、上記実施例においては、サスペンシ
ョンの能動制御を上下方向加速度に基づいてのみ行う場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、他の横方向加速度センサ、前後方向加速度センサの
加速度検出値に基づいてロール、ピッチを抑制する制御
信号を算出し、これらを前記能動制御力UaFL 〜UaRR
に加減算してトータル制御を行うようにしてもよい。
【0067】さらに、上記各実施例においては、制御弁
として圧力制御弁20FL〜20RRを適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、他の流
量制御型サーボ弁等を適用し得るものである。また、上
記実施例においては、コントローラ30をマイクロコン
ピュータ62で構成した場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、シフトレジスタ、演算回路
等の電子回路を組み合わせて構成するようにしてもよい
ことは言うまでもない。
【0068】さらに、上記実施例においては、作動流体
として作動油を適用した場合について説明したが、これ
に限らず圧縮率の少ない流体であれば任意の作動流体を
適用し得る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサス
ペンション制御装置によれば、車速が設定車速未満であ
る低・中速走行時には、前方路面情報に基づいて制御対
象車輪と車体との間に介装したアクチュエータを予見制
御することにより、この低・中速走行時に発生する4〜
8Hzの乗員に不快感を与える振動入力の車体への伝達を
抑制する振動絶縁性を向上させて、良好な乗心地を確保
し、車速が設定車速以上となる高速走行時には、車体の
上下方向加速度に基づいて各アクチュエータを能動制御
することにより、ばね上共振周波数の振動絶縁性を向上
させて、良好な乗心地を確保することができ、全ての車
速領域で乗心地を向上させることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】圧力制御弁の指令電流に対する制御圧の関係を
示す特性線図である。
【図4】上下方向加速度センサの出力特性を示す特性線
図である。
【図5】コントローラの一例を示すブロック図である。
【図6】マイクロコンピュータの処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図7】ローパスフィルタ処理の応答特性線図であっ
て、(a) は周波数に対するゲイン特性を、(b) は周波数
に対する位相特性を夫々示す。
【図8】ハイパスフィルタ処理の応答特性線図であっ
て、(a) は周波数に対するゲイン特性を、(b) は周波数
に対する位相特性を夫々示す。
【図9】ハイパスフィルタ処理による予見制御を行った
場合の周波数に対するゲイン特性を示す特性線図であ
る。
【図10】1/3オクターブバンドの中心周波数と上下
加速度との関係を示す上下振動の評価基準特性線図であ
る。
【図11】ローパスフィルタ処理及びバンドパスフィル
タ処理による能動制御を行った場合の周波数に対するゲ
イン特性を示す特性線図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す概略構成図であ
る。
【図13】第2実施例のコントローラの一例を示すブロ
ック図である。
【図14】第2実施例におけるマイクロコンピュータの
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】ストロークセンサの出力特性を示す特性線図
である。
【図16】1輪1自由度モデルを示す説明図である。
【図17】サスペンションの周波数に対するゲイン特性
を示す特性線図である。
【図18】周波数に対するゲイン特性を示す特性線図で
あって、(a) は中・低速走行時、(b) は高速走行時の特
性線図を夫々示す。
【図19】前後輪を同相で加振する路面状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 車体側部材 11FL〜11RR 車輪 14 車輪側部材 18FL〜18RR 油圧シリンダ 20FL〜20RR 圧力制御弁 22 油圧源 26 車速センサ 27FL,27FR ストロークセンサ 28FL〜28RR 上下方向加速度センサ 30 コントローラ 41 振動入力推定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60G 17/015 B60G 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象車輪と車体との間に介装された
    アクチュエータと、該アクチュエータを駆動制御する駆
    動手段と、車速を検出する車速検出手段と、各制御対象
    車輪位置における車体の上下加速度を検出する上下加速
    度検出手段と、前記制御対象車輪より前方の路面情報を
    検出する前方路面情報検出手段と、前記上下加速度検出
    手段の上下加速度検出値に基づいて車体の姿勢変化を抑
    制するように前記駆動手段に対する能動制御指令値を形
    成する能動制御手段と、前記前方路面情報検出手段で検
    出した路面に制御対象車輪が到達する時点で、当該前方
    路面情報検出手段の路面情報に基づいて車体に対する路
    面からの振動伝達力を抑制する制御力を発生させるよう
    前記駆動手段に対する予見制御指令値を形成する予見
    制御手段と、前記車速検出手段の車速検出値が、走行時
    に乗員に不快感を与えるようなバネ上共振周波数より高
    い周波数領域の振動を発生する低・中車速範囲における
    上限車速を表す設定車速未満であるときに前記予見制御
    手段を選択し、前記車速検出値が前記設定車速以上であ
    るときに前記能動制御手段を選択して、前記駆動手段に
    出力する選択手段とを備えたことを特徴とするサスペン
    ション制御装置。
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