JP2844482B2 - 4―ヒドロキシ―1,2,2,6,6―ペンタメチルピペリジンの製造方法 - Google Patents

4―ヒドロキシ―1,2,2,6,6―ペンタメチルピペリジンの製造方法

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JP2844482B2
JP2844482B2 JP1330973A JP33097389A JP2844482B2 JP 2844482 B2 JP2844482 B2 JP 2844482B2 JP 1330973 A JP1330973 A JP 1330973A JP 33097389 A JP33097389 A JP 33097389A JP 2844482 B2 JP2844482 B2 JP 2844482B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン(トリアセトンアミンとして知られている。以下、
TAAと略記する。)を接触還元し、次いで得られる2,2,
6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン(以下H
TMPと略記する。)をホルムアルデヒドまたはパラホル
ムアルデヒドと反応させ、続いて蒸留により粗生成物を
仕上げることにより4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペン
タメチルピペリジン(以下HPMPと略記する。)を製造す
る方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) HPMPはプラスチックに対する光および熱安定剤として
有用であるが、しかし特に立体障害ピペリジン化合物の
種類から数多くの光安定化添加剤を合成するための価値
ある中間体である。
HPMPは好適にはHTMPのメチル化により製造される。こ
の目的に役立つ数多くのメチル反応は文献から知られ
る。例えばホルムアルデヒド/蟻酸との反応はエッシュ
ウェイラー・クラーク反応(Eschweiler−Clarkereacti
on)として知られている。これに関しては、Helv.Chim.
Acta 49(1),690〜695(1966),Farmatsiva 13
(3),11−17(1963),U.SP4,001,189(6欄)及びU.
S.P3,974,127(5欄)を参照。
各例に於て使用される出発物質は純粋であるかまたは
商業的に入手しうるHTMPである。後者は、TAAから通常
の還元方法、特に接触水素添加及び最終生成物の単離に
より製造される(例えばスイス特許明細書602,644参
照)。
かくして、従来技術によるとTAAからHPMPの製造に於
ては中間体HTMPを単離及び精製することが必要である。
HPMPの合成に関するこれら公知の方法の基本的に不利な
点は、HPMPを容認できる収率で得ようとするならば、今
までに常に中間体HTMPは、更に反応させる前に、例えば
塩析または再結晶により、単離および/または精製しな
ければならなかった。しかしながらHTMPの単離は収率に
於て損失を伴い、時間の浪費であり、そして環境汚染を
もたらす。
更にU.S.P4,731,448号明細書はピペリジン光安定剤の
製造のための他の中間体、特に1−(2−ヒドロキシエ
チル)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを、TAAから
2段階で、中間体を単離することなく、製造する方法を
開示しているが、この方法の第2工程は完全に異った型
の反応、即ちエチレンキサイドとの反応である。
(課題を解決するための手段) 今や、HPMPがTAAから、上記した欠点を伴うことな
く、特にHTMPを単離することなく、純粋な水性媒体中で
接触水素添加を実施し、得られる祖HTMP溶液を、好まし
くは前もってにより蒸留により濃縮し、ホルムアルデヒ
ドおよび蟻酸と反応させることにより得られることが見
出された。
従って、本発明は、4−オキソ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン(TAA)を、溶媒として水中に於て接触
水素添加して4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン(HTMP)に還元し、生成する粗HTMP溶液を、
得られたままでまたは蒸留により濃縮した後に、ホルム
アルデヒドまたはパラホルムアルデヒド及び蟻酸と70〜
150℃にて、HTMPを精製および/または単離することな
く、各場合に於てHTMPにもとづいて少くとも20モル%過
剰のホルムアルデヒドまたはパラホルムアルデヒドと、
ほぼ化学量論量の蟻酸を使用して反応させ、反応混合物
の水性相を粗生成物の相から分離し、そして該生成物の
相を蒸留により仕上げることからなる4−オキソ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン(TAA)から4−ヒドロキ
シ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンの(HPMP)を
製造する方法である。
第1工程(接触水素添加)は溶媒として水中で通常の
水素添加触媒、特に金属及び貴金属触媒を使用して、既
知の方法で実施される。特に適当な触媒はラネイニッケ
ルであり、そして特別には木炭に担持したルテニウムで
ある。水素添加には好ましくは、スイス特許明細書602,
644に開示された方法で実施される。
水素添加後に得られるHTMP溶液は、更に直接に使用す
ることができる。例えば、それはホルムアルデヒドまた
はパラホルムアルデヒドと蟻酸と反応させる。しかしな
がら、この反応の前に、粗溶液の容量を減少させること
が好ましい。これは、減圧下または好ましくは常圧下の
蒸留によりなされる。
本発明の好ましい態様に於ては、粗HTMP溶液の少くと
も10%、特に少くとも20%例えば少くとも30%を留出さ
せる。かくして約10〜90%、例えば10〜80%、好ましく
は10〜60%または10〜50%、例えば10〜40%、または20
〜50%、最も好ましくは20〜40%の溶液を留出すること
が可能である。
しかしながら、また、粗溶液を粗HTMP溶融体のみが残
るまで濃縮することも可能であり、該溶融体は次いでホ
ルムアルデヒドまたはパラホルムアルデヒドおよび蟻酸
と直接反応される。
本発明の工程の他の可能の態様に於ては、粗HTMP溶液
は少くとも20%、好ましくは少くとも30%そしてより好
ましくは40%のHTMP濃度まで濃縮される。
かくして、蒸留後、粗溶液は例えば20〜90%、好まし
くは30〜90%、最も好ましくは40〜90%、例えば50〜90
%のHTMP濃度を有することができる。
粗HTMP溶液の蒸留は常圧下に実施しても良い。もし、
蒸留が減圧下に実施されるならば、この圧力は便利に
は、100〜900,特に100〜300mbarであるであろう。選ば
れる圧力により、二層混合物は例えば30〜100℃の範囲
の温度に於て留出し、捨てられる。
濃縮されても、または濃縮されなくても良い粗HTMP溶
液の更なる反応は70〜150℃で生じる。この反応は好ま
しくは70〜120℃、特に70〜100℃で実施される。後者の
場合には常圧を採用することができる。100℃以上の温
度に於ては、反応は圧力容器(例えばオートクレーブ)
中で実施される。もしも反応温度が、例えば120℃であ
るならば、圧力は約2.5〜3バールに調節される。反応
温度は最も好しくは85〜100℃である。
ホルムアルデヒドまたはパラホルムアルデヒドはHTMP
にもとづいて少くとも20モル%過剰に於て使用される。
少くとも40%過剰に使用することが都合が良い。技術
的理由に於ては、この過剰には上限がない。上限は実際
上は経済的理由のためのみ存在する。
都合の良いモル過剰は通常20〜100%、好ましくは40
〜100%そして最も好ましくは40〜70%例えば約60%で
ある。
ホルムアルデヒドは便利には、水性溶液の形態例えば
27〜50%、または好ましくは37%ホルマリンとして使用
される。
蟻酸はHTMPにもとづいてほぼ化学量論的量に於て、使
用される。若干過剰は反応を妨げるものでないことは自
明である。
反応が完了した時、反応混合物は二相である。それは
上方の生成物相(粗生成物“粗溶融体”)と下方の水性
相とからなる。更に仕上げるために、水性相は粗HTMP溶
融体から分離される。
これは、適当に、例えば反応容器の底部から水性相を
放出することによりなされる。粗溶融体は蒸留により仕
上げる。
これは、まず通常の蒸留容器中で、好ましくは減圧
下、例えば1000〜30mbarの真空下で低沸点副産物を留出
することによりなされる。特に沸点が150℃以下の容易
に揮発する留分がこの工程で除かれる。この工程が完了
した時、本質的ではないが、約30〜10mbar及び約80〜11
0℃例えば90〜100℃にて高沸点副産物をストリップする
ことが便利である。HPMPそれ自身の蒸留は、好ましく
は、10〜2mbar及び112℃の頂点温度で実施される。
本発明の別の態様に於ては、水と殆んど混和しない、
そしてHPMPを溶解する有機溶媒が相分離の前に反応混合
物に添加される。その場合、HPMPは有機相に移行し、該
有機相は水性相から分離することができる。次いで、有
機溶媒は蒸留により除去され、残存する粗HPMP溶融体は
前述したように蒸留により仕上げられる。適当な有機溶
媒は種々の石油エーテル留分、ベンゼン、トルエン及び
キシレンのような脂肪族、脂環族、または芳香族、炭化
水素である。
若し望むならば、HPMP留分は、次いで適当な方法によ
り、より好ましい貯蔵安定性を持ちそしてより取扱いや
すい形態を与えるために粒状化される。
反応混合物を仕上げる前に、例えば粗生成物を分離す
る前または有機溶媒の添加前または添加後に、塩基、例
えば有機アミンまたは好ましくはアルカリ金属またはア
ルカリ土類金水酸化物、特にKOHまたはNaOHを添加する
ことにより過剰のホルムアルデヒドを破壊する。この目
的のために使用される量は過剰のホルムアルデヒドを除
くために十分な量であるべきである。化学量論量より過
剰のホルムアルデヒドを破壊するため必要である理論量
よりも少くとも30%多い塩基を添加することが好まし
い。
本発明の工程は回分式または連続的に実施することが
できる。
特に第2工程は、好ましくはプロセス技術に於て使用
される装置、例えば回転ディスク反応器またはカスケー
ド反応器により連続的に実施することができる。
本発明の工程を連続的に実施するために可能な装置の
例は第1図に見出されるであろう。
好ましくはガスクロマトグラフィーにより粗粗溶液中
のHTMP濃度及び最終生成物溶液中のHPMP濃度を決定する
ために通常の分析方法が使用される。
(発明の効果) 本発明の方法は、HTMPを遊離することなく、TAAからH
PMPを高収率で得ることを可能とする。
工程は簡単に実施でき、時間が節約でき、また、今ま
で使用された塩析や再結晶操作からもたらされる塩や溶
媒残渣がさけられるので環境的にも安全である。本発明
の工程の他の有利な結果は、より高い空間−時間、収率
及びより低い製造コストである。
HTMPのメチル化が、HTMPを単離しないことからもたら
される高いレベルの副産物を有するにも拘らず、実際に
100%の転化率で行なわれること、反応が短時間で完結
することおよび最終生成物のより良い品質が達成される
ことは、特に驚くべきこととして注目されるべきであ
る。同様に高温(例えば100℃)に於ける選択が低温
(例えば70℃)に於けると全く同様に良好であるという
ことは驚くべき事実である。
更にホルムアルデヒドの過剰が、本発明の工程では通
常の方法に於けるよりも、より少く保つことができる。
また形成されるCO2は完全に除去される。
(実施例) 次の実施例は本発明をより詳細に説明するものであ
る。特に述べない限りは、部及び百分率は、実施例に於
ても、詳細な説明の残りの全部及びクレームを通して、
同様に重量である。HTMP及びHPMPの濃度は実施例ではガ
スクロマトグラフにより決定される。
実施例1 蒸留したTAA(純度92〜98%)1800kgを水2200稀釈
し、70〜80℃で木炭上のルテニウムの存在下で水素添加
する。次いで触媒を濾過し、粗HTMP溶液を、次の工程の
前のタンクに貯蔵する。溶液中のHTMP濃度は40%、収率
は91〜97%。
実施例2 実施例1により得られた粗HTMP溶液415gの37%を、60
〜100℃で共沸的に留出させる。留出物は二相として得
られる。残りの蒸留残渣(216g;HTMP含量約60%)を50g
のパラホルムアルデヒドと共に反応容器中に入れる。混
合物を86℃に加熱し、次いで57gの蟻酸(85%の水溶液
として)を撹拌しながら20分にわたって添加する。次い
で反応混合物を還流温度に加熱し、全反応時間が3時間
になるまで撹拌する。次いで50%水性NaOH85gを反応混
合物に添加し、放置冷却する。上方の油状生成物相を分
離し、通常の蒸留装置で蒸留する。150℃以下の沸点を
持つ容易に揮発する留分は40℃の頂点温度及び1000〜30
mbarの真空下で留出する。
次いで最初の留分を30〜10mbar及び100℃の頂点温度
で取り去る。次いで主HPMP留分を10〜2mbar及び112℃の
頂点温度で留出させる。冷却後、生成物を76℃で溶融す
る白色結晶の形で得る。蒸留後の収率は使用されたHTMP
にもとづいて理論値の89%であり、蒸留前の粗生成物の
収率は、99〜100%である。
溶融生成物を粒状化により貯蔵のためのより有利な形
態に変換する。これは、冷却コンベアまたは冷却ドラム
上で行なわれる。
実施例3 実施例1により得られる粗HTMP溶液422.6gの47%を60
〜100℃で共沸的に留出させる。留出物は二相として得
られる。残留する蒸留残渣(224g;HTMP濃度約70%)を3
7%のホルマリン135gと共に反応容器中に入れる。混合
物を86℃まで加熱し、次いで蟻酸(85%水性溶液とし
て)57gを撹拌しながら20分にわたって添加する。反応
混合物を次いで還流温度まで加熱し、次いで全反応時間
が3時間になるまで撹拌する。次いで50%水性NaOH85g
を反応混合物に添加し、放置冷却する。更に仕上げは実
施例2に述べられたものと全く同様に実施される。HPMP
の収率及び融点は実施例2と同じである。
実施例4 135gのホルマリンの代りに50gのパラホルムアルデヒ
ドを用いる以外は実施例3を繰返す。HPMPは実施例3ま
たは2と同じ純度及び収率で得られる。
実施例5 実施例1により製造された粗HTMP溶液417gの58%の60
〜100℃で共沸的に留出させる。留出物は二相で得られ
る。残りの蒸留残留物(175.4g;HTMP含有量約89%)を4
2gのパラホルムアルデヒドと共に反応容器に入れる。反
応混合物を86℃まで加熱し、次いで蟻酸(85%水溶液と
して)57gを撹拌しながら20分間にわたって添加する。
次いで反応混合物を還流温度まで加熱し、全反応時間が
3時間になるまで撹拌する。
次いで50%水性NaOH85gを反応混合物に添加し、放置
冷却する。更に、実施例2と全く同様に仕上げを実施す
る。HPMPの収率及び融点は実施例2と同じである。
実施例6 混合容器中に於て実施例1で得られた粗HTMP溶液100
部を37%ホルマリン85部中に溶解する。この混合物を80
℃まで加熱し、計量ポンプにより反応器中に供給する。
該反応器中には36部の蟻酸(85%水性溶液として)が、
温度が86℃を超えないような割合で計量されている。2
時間の滞留時間の後、溶液は、該溶液が石油エーテル留
分(沸点範囲100〜140℃)と混合されるスタテックミキ
サーを通して、他の容器にポンプで送られ、該容器中で
反応溶液は、NaOH30部で抽出される。水性相の分離は下
降流液/液分離器(downstream liquid/liquid separ
ator)中で生じる。更にNaOHによる抽出は2抽出装置中
で実施する。最後に石油エーテルを蒸留塔中で留出さ
せ、粗溶融体を連続的に底部から排出する。粗溶融体
を、次いで実施例2で記載した方法により蒸留装置中で
精製する。このようにして純粋のHPMPを実施例2に示し
た収率及び純度で得る。更に、実施例2と同様に好まし
くは続いて造粒工程が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の反応に使用される連続プラントの略図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム フリース ドイツ連邦共和国 6140 ベンスハイム ハーゲンストラーセ 40 (56)参考文献 特開 昭63−303967(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 211/46

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
    リジンを、溶媒として、水中に於て接触水素添加して、
    4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンに
    還元し、生成する粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
    メチルピペリジン溶液を得られたままで、あるいは蒸留
    により濃縮した後に、ホルムアルデヒドまたはパラホル
    ムアルデヒド及び蟻酸と70〜150℃にて、4−ヒドロキ
    シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを精製および/
    または単離することなく、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−
    テトラメチルピペリジンにもとづいて、各々、少なくと
    も20モル%過剰のホルムアルデヒドまたはパラホルムア
    ルデヒドとほぼ化学量論量の蟻酸を使用して、反応さ
    せ、反応混合物の水性相を粗生成物の相から分離し、そ
    して該生成物の相を蒸留により仕上げることを特徴とす
    る4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンから
    4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
    ルピペリジン溶液を蒸留により濃縮する請求項(1)記
    載の方法。
  3. 【請求項3】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
    ルピペリジンの溶液の少くとも10%を留去させる請求項
    (2)記載の方法。
  4. 【請求項4】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
    ルピペリジンの溶液を少くとも20%の4−ヒドロキシ−
    2,2,6,6−テトラメチルピペリジン含量まで濃縮する請
    求項(2)記載の方法。
  5. 【請求項5】溶液を、粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
    トラメチルピペリジンの溶融体まで濃縮する請求項
    (2)記載の方法。
  6. 【請求項6】4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
    ピペリジンの溶液が蒸留することなしで更に処理される
    請求項(1)記載の方法。
  7. 【請求項7】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
    ルピペリジンの溶液を連続的に反応させる請求項(1)
    記載の方法。
  8. 【請求項8】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
    ルピペリジン溶液を回分式で反応させる請求項(1)記
    載の方法。
  9. 【請求項9】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
    ルピペリジン溶液を70〜100℃で反応させる請求項
    (1)記載の方法。
  10. 【請求項10】粗4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
    チルピペリジン溶液をパラホルムアルデヒドまたは27〜
    50%ホルマリンと反応させる請求項(1)記載の方法。
  11. 【請求項11】ホルムアルデヒドまたはパラホルムアル
    デヒドの過剰モル量が少くとも40%である請求項(1)
    記載の方法。
  12. 【請求項12】蒸留した4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−
    ペンタメチルピペリジンの最終生成物が、蒸留により仕
    上げた後に造粒される請求項(1)記載の方法。
  13. 【請求項13】水と殆んど混和しない、そして4−ヒド
    ロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンを溶解す
    る有機溶媒が、粗生成物相の分離前に反応混合物に添加
    され、そして、この有機相が水性層から分離される請求
    項(1)記載の方法。
  14. 【請求項14】反応混合物の過剰のホルムアルデヒド
    が、粗生成物相の分離前または有機溶媒の添加前または
    添加後に、塩基の添加により破壊される請求項(1)ま
    たは(13)記載の方法。
  15. 【請求項15】脂肪族または芳香族炭化水素が有機溶解
    として使用される請求項(13)記載の方法。
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