JP2844035B2 - フィードロール装置 - Google Patents
フィードロール装置Info
- Publication number
- JP2844035B2 JP2844035B2 JP4250591A JP25059192A JP2844035B2 JP 2844035 B2 JP2844035 B2 JP 2844035B2 JP 4250591 A JP4250591 A JP 4250591A JP 25059192 A JP25059192 A JP 25059192A JP 2844035 B2 JP2844035 B2 JP 2844035B2
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- Japan
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- pair
- wire
- feed
- feed roll
- feed rolls
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- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ばね成形機のばね成形
部に線材を送り出すフィードロール装置に関するもので
ある。
部に線材を送り出すフィードロール装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】ばね成形機のばね成形部（図示せず）に
線材を送り出す装置としてフィードロール装置がある。
この装置は上下一対のフィードロールが一組又はそれ
以上の組数で構成されて、全てのフィードロールが一つ
の駆動源にて駆動制御されているため、線材をばね成形
部に送り出す時にこれらのフィードロールの直径は同一
であり、同一回転数である。 即ち、上下一対のフィー
ドロールをそれぞれ単独に回転速度制御することはでき
ないものであった。
線材を送り出す装置としてフィードロール装置がある。
この装置は上下一対のフィードロールが一組又はそれ
以上の組数で構成されて、全てのフィードロールが一つ
の駆動源にて駆動制御されているため、線材をばね成形
部に送り出す時にこれらのフィードロールの直径は同一
であり、同一回転数である。 即ち、上下一対のフィー
ドロールをそれぞれ単独に回転速度制御することはでき
ないものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば一
つの駆動源にて駆動制御され、対のフィードロールの周
速度が完全に同期して同一速度で回転しているフィード
ロール装置で線材を送るために、磨耗又は直径を修正し
たフィードロールを組み込んで線材を送り出すと、それ
ぞれの対のフィードロールの周速度に差が生じて、その
結果線材が真直に送り出されないので成形されたばねの
形状がばらつく不具合が生ずる。 また、ばね成形機の
ばね成形部で加工困難な湾曲率又は曲げ率のばね加工に
際して、その加工前に線材に予備成形することができな
い問題があった。 本発明は、従来技術の有するこのよな
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、対のフィードロールの相互の周速度を同一にす
るか、又は差を生じさせて、対のフィードロールに挟持
された線材を真直又は湾曲に予備成形して線ガイドから
送り出すことができるフィードロール装置を提供しよう
とするものである。
つの駆動源にて駆動制御され、対のフィードロールの周
速度が完全に同期して同一速度で回転しているフィード
ロール装置で線材を送るために、磨耗又は直径を修正し
たフィードロールを組み込んで線材を送り出すと、それ
ぞれの対のフィードロールの周速度に差が生じて、その
結果線材が真直に送り出されないので成形されたばねの
形状がばらつく不具合が生ずる。 また、ばね成形機の
ばね成形部で加工困難な湾曲率又は曲げ率のばね加工に
際して、その加工前に線材に予備成形することができな
い問題があった。 本発明は、従来技術の有するこのよな
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、対のフィードロールの相互の周速度を同一にす
るか、又は差を生じさせて、対のフィードロールに挟持
された線材を真直又は湾曲に予備成形して線ガイドから
送り出すことができるフィードロール装置を提供しよう
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の不具合を解消する
為に本発明のフィードロール装置は、対のフィードロー
ルで挟持された線材を線ガイドから送り出し、この線材
に湾曲加工や曲げ加工をするばね成形機のフィードロー
ル装置において、回転可能かつ線材を挟持可能に軸着さ
れた対のフィードロールと、この対のフィードロールを
それぞれ単独に回転速度制御可能な駆動手段とを設け、
前記駆動手段によって前記対のフィードロールをそれぞ
れ単独に回転速度制御し、この対のフィードロールの相
互の周速度を同一にするか、又は差を生じさせて、前記
対のフィードロールに挟持された線材を真直又は湾曲に
予備成形して線ガイドから送り出すように構成したもの
である。
為に本発明のフィードロール装置は、対のフィードロー
ルで挟持された線材を線ガイドから送り出し、この線材
に湾曲加工や曲げ加工をするばね成形機のフィードロー
ル装置において、回転可能かつ線材を挟持可能に軸着さ
れた対のフィードロールと、この対のフィードロールを
それぞれ単独に回転速度制御可能な駆動手段とを設け、
前記駆動手段によって前記対のフィードロールをそれぞ
れ単独に回転速度制御し、この対のフィードロールの相
互の周速度を同一にするか、又は差を生じさせて、前記
対のフィードロールに挟持された線材を真直又は湾曲に
予備成形して線ガイドから送り出すように構成したもの
である。
【０００５】上述のように構成された本発明の作用につ
いて、以下のとおり説明する。
いて、以下のとおり説明する。
【０００６】
【作用】線材を真直に予備成形して線ガイドから送り出
そうとする場合において、線ガイドから送り出される線
材が線ガイドの軸心から上下何れかに湾曲する時は、対
のフィードロールをそれぞれ単独に回転速度制御するこ
とにより、その湾曲した面側にあるフィードロールの回
転数を増加させるか、又は反対面側にあるフィードロー
ルの回転数を減少させて、対のフィードロールの周速度
の差を無くし対のフィードロールの周速度が同一になる
ようにすると、線ガイドから送り出される線材を真直に
予備成形することができる。 このように、対のフィー
ドロールをそれぞれ単独に回転速度制御することができ
るので、対のフィードロールに挟持される前の線材が真
直でなくても、いずれか一方のフィードロールの回転数
を増加または減少させて、線ガイドから送り出される線
材を真直に予備成形することができる。
そうとする場合において、線ガイドから送り出される線
材が線ガイドの軸心から上下何れかに湾曲する時は、対
のフィードロールをそれぞれ単独に回転速度制御するこ
とにより、その湾曲した面側にあるフィードロールの回
転数を増加させるか、又は反対面側にあるフィードロー
ルの回転数を減少させて、対のフィードロールの周速度
の差を無くし対のフィードロールの周速度が同一になる
ようにすると、線ガイドから送り出される線材を真直に
予備成形することができる。 このように、対のフィー
ドロールをそれぞれ単独に回転速度制御することができ
るので、対のフィードロールに挟持される前の線材が真
直でなくても、いずれか一方のフィードロールの回転数
を増加または減少させて、線ガイドから送り出される線
材を真直に予備成形することができる。
【０００７】また、線材を湾曲に予備成形して線ガイド
から送り出そうとする場合においては、対のフィードロ
ールをそれぞれ単独に回転速度制御することにより、対
のフィードロールの一方側と他方側との周速度に差を付
与すると、対のフィードロールの挟持部における線材に
は、周速度が早いフィードロール側と周速度が遅いフィ
ードロール側とに相反する軸線方向の剪断荷重が付加さ
れ、この剪断荷重によって線ガイドから送り出される線
材は、ばね成形機のばね成形部に係合する前に周速度が
遅いフィードロール側に湾曲されるので、ばね成形部で
湾曲加工しようとする本来のばね成形のための予備成形
をすることができる。
から送り出そうとする場合においては、対のフィードロ
ールをそれぞれ単独に回転速度制御することにより、対
のフィードロールの一方側と他方側との周速度に差を付
与すると、対のフィードロールの挟持部における線材に
は、周速度が早いフィードロール側と周速度が遅いフィ
ードロール側とに相反する軸線方向の剪断荷重が付加さ
れ、この剪断荷重によって線ガイドから送り出される線
材は、ばね成形機のばね成形部に係合する前に周速度が
遅いフィードロール側に湾曲されるので、ばね成形部で
湾曲加工しようとする本来のばね成形のための予備成形
をすることができる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図１及び図２にもとづき説
明する。図１に示すフィードロール装置は、図示しない
ばね成形機の枠体に一対の軸７，８がそれぞれ回転可能
に支承され、この一対の軸７，８の一端部に、一対のフ
ィードロール（Ａ）１とフィードロール（Ｂ）２とが線
材５を挟持可能にそれぞれ固着されている。 他方、一
対の軸７，８の他端部には、一対のフィードロール
（Ａ，Ｂ）１，２をそれぞれ単独に回転速度制御可能に
駆動するモータ（Ｃ）３とモータ（Ｄ）４とがそれぞれ
軸着されている。 従って線材５は、一対のフィードロ
ール（Ａ，Ｂ）１，２に押圧され挟持された状態におい
て、フィードロール（Ａ）１をモータ（Ｃ）３の駆動に
よって紙面左側からみて反時計方向に回転させ、フィー
ドロール（Ｂ）２をモータ（Ｄ）４の駆動によって紙面
左側からみて時計方向に回転させると、図示矢印の右方
向に送り出され、線材５は図２に示す線ガイド６を介し
て図示しないばね成形機のばね成形部に係合する。 この
ようにして送り出される線材５は、一対のフィードロー
ル（Ａ，Ｂ）１，２の周速度が同一の場合において、線
材５のそれぞれの当接部は等速度で送り出され、一対の
フィードロール（Ａ，Ｂ）１，２の周速度に差がある場
合においては、早い周速度側の線材５の当接部は他方の
当接部よりも単位時間当たりの送り量が多く送り出され
る。 また線材５には、一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２とのそれぞれの当接部に線材５の同一軸線方
向（フィードロールの接線方向）に摩擦力が作用する。
従って、図２に示すように、線材５をフィードロール
（Ｂ）２側（紙面の下側）に湾曲させようとする場合に
は、モータ（Ｃ，Ｄ）３，４の回転速度制御によってフ
ィードロール（Ｂ）２よりもフィードロール（Ａ）１の
周速度を早く設定すると、挟持部における線材５には周
速度差によって相反する軸線方向の剪断荷重が付加さ
れ、この剪断荷重によって一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２から送り出される線材５は、周速度が遅いフ
ィードロール（Ｂ）２側に湾曲に予備成形されて送り出
され、線ガイド６を介して図示しないばね成形機のばね
成形部に係合する。 このように湾曲に予備成形する湾
曲方向を図示の逆にする場合には、フィードロール
（Ａ）１よりもフィードロール（Ｂ）２の周速度を早く
設定し、また、湾曲率は、一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２の周速度差を加減すればよい。 また、線材５
を図２に破線で示す直線状にして送り出す場合には、一
対のフィードロール（Ａ，Ｂ）１，２に挟持される前の
線材が直線状であれば、一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２の周速度を同一にし、挟持される前の線材が
非直線状であれば、いずれか一方のフィードロールの回
転数を増加または減少させて、一対のフィードロール
（Ａ，Ｂ）１，２の周速度差を設定すればよい。
明する。図１に示すフィードロール装置は、図示しない
ばね成形機の枠体に一対の軸７，８がそれぞれ回転可能
に支承され、この一対の軸７，８の一端部に、一対のフ
ィードロール（Ａ）１とフィードロール（Ｂ）２とが線
材５を挟持可能にそれぞれ固着されている。 他方、一
対の軸７，８の他端部には、一対のフィードロール
（Ａ，Ｂ）１，２をそれぞれ単独に回転速度制御可能に
駆動するモータ（Ｃ）３とモータ（Ｄ）４とがそれぞれ
軸着されている。 従って線材５は、一対のフィードロ
ール（Ａ，Ｂ）１，２に押圧され挟持された状態におい
て、フィードロール（Ａ）１をモータ（Ｃ）３の駆動に
よって紙面左側からみて反時計方向に回転させ、フィー
ドロール（Ｂ）２をモータ（Ｄ）４の駆動によって紙面
左側からみて時計方向に回転させると、図示矢印の右方
向に送り出され、線材５は図２に示す線ガイド６を介し
て図示しないばね成形機のばね成形部に係合する。 この
ようにして送り出される線材５は、一対のフィードロー
ル（Ａ，Ｂ）１，２の周速度が同一の場合において、線
材５のそれぞれの当接部は等速度で送り出され、一対の
フィードロール（Ａ，Ｂ）１，２の周速度に差がある場
合においては、早い周速度側の線材５の当接部は他方の
当接部よりも単位時間当たりの送り量が多く送り出され
る。 また線材５には、一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２とのそれぞれの当接部に線材５の同一軸線方
向（フィードロールの接線方向）に摩擦力が作用する。
従って、図２に示すように、線材５をフィードロール
（Ｂ）２側（紙面の下側）に湾曲させようとする場合に
は、モータ（Ｃ，Ｄ）３，４の回転速度制御によってフ
ィードロール（Ｂ）２よりもフィードロール（Ａ）１の
周速度を早く設定すると、挟持部における線材５には周
速度差によって相反する軸線方向の剪断荷重が付加さ
れ、この剪断荷重によって一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２から送り出される線材５は、周速度が遅いフ
ィードロール（Ｂ）２側に湾曲に予備成形されて送り出
され、線ガイド６を介して図示しないばね成形機のばね
成形部に係合する。 このように湾曲に予備成形する湾
曲方向を図示の逆にする場合には、フィードロール
（Ａ）１よりもフィードロール（Ｂ）２の周速度を早く
設定し、また、湾曲率は、一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２の周速度差を加減すればよい。 また、線材５
を図２に破線で示す直線状にして送り出す場合には、一
対のフィードロール（Ａ，Ｂ）１，２に挟持される前の
線材が直線状であれば、一対のフィードロール（Ａ，
Ｂ）１，２の周速度を同一にし、挟持される前の線材が
非直線状であれば、いずれか一方のフィードロールの回
転数を増加または減少させて、一対のフィードロール
（Ａ，Ｂ）１，２の周速度差を設定すればよい。
【０００９】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、線ガイドから送り出される線材を真直に予備成形
することで、ばね成形機のばね成形部で成形されるばね
形状の歪み形状不良を防止したり、また、ばね成形機の
ばね成形部で加工困難な湾曲率又は曲げ率のばね加工に
際しては、線ガイドから送り出される線材がばね成形部
に係合する前に、この線材を湾曲に予備成形できる効果
を奏する。
ので、線ガイドから送り出される線材を真直に予備成形
することで、ばね成形機のばね成形部で成形されるばね
形状の歪み形状不良を防止したり、また、ばね成形機の
ばね成形部で加工困難な湾曲率又は曲げ率のばね加工に
際しては、線ガイドから送り出される線材がばね成形部
に係合する前に、この線材を湾曲に予備成形できる効果
を奏する。
【００１０】
【図１】図１は本発明のフィードロール装置の構成を示
す説明図であって、簡略斜視図である。
す説明図であって、簡略斜視図である。
【図２】図２は本発明のフィードロール装置の要部を示
す説明図であって、斜視図である。
す説明図であって、斜視図である。
１ フィードロール（Ａ） ２ フィードロー
ル（Ｂ） ３ モータ（Ｃ） ４ モータ（Ｄ） ５ 線材
ル（Ｂ） ３ モータ（Ｃ） ４ モータ（Ｄ） ５ 線材
Claims (1)
- 【請求項１】 対のフィードロールで挟持された線材を
線ガイドから送り出し、この線材に湾曲加工や曲げ加工
をするばね成形機のフィードロール装置において、回転
可能かつ線材を挟持可能に軸着された対のフィードロー
ルと、該対のフィードロールをそれぞれ単独に回転速度
制御可能な駆動手段とを設け、前記駆動手段によって前
記対のフィードロールをそれぞれ単独に回転速度制御
し、該対のフィードロールの相互の周速度を同一にする
か、又は差を生じさせて、前記対のフィードロールに挟
持された線材を真直又は湾曲に予備成形して線ガイドか
ら送り出すように構成したことを特徴とするフィードロ
ール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4250591A JP2844035B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | フィードロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4250591A JP2844035B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | フィードロール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06182474A JPH06182474A (ja) | 1994-07-05 |
| JP2844035B2 true JP2844035B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=17210171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4250591A Expired - Fee Related JP2844035B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | フィードロール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2844035B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104289641B (zh) * | 2014-09-24 | 2016-08-24 | 建科机械（天津）股份有限公司 | 输送棒材钢筋设备的自动梳理棒材钢筋装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5145667A (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-19 | Tokico Ltd | Tetsupukiniokerusenzaino makigusekyoseisochi |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4250591A patent/JP2844035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06182474A (ja) | 1994-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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