JP2843283B2 - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドの
ギャップ膜の製造方法に関し、更に詳しく述べると、ス
パッタ法により形成した薄いアルミナ層のみの積層構
造、あるいはスパッタ法により形成したSiO2 層とア
ルミナ層の複合構造によって、高絶縁性能を呈するギャ
ップ膜を形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク用薄膜磁気ヘッドは、一
般に、セラミックス基板上に設ける上下2層の磁性層を
ギャップ膜で分離し、その間に磁界発生用(及び誘導電
流ピックアップ用)のコイル膜を形成する構成となって
いる。ここで、磁極及びヨークとなる磁性層は、通常、
パーマロイ(NiFe合金)のメッキ膜であって、フレ
ームレジストによって画定された部分に形成される。ギ
ャップ膜の材料としてはアルミナ(Al2 3 )が用い
られる。
【0003】このギャップ膜はスパッタ法により形成さ
れる。スパッタの方法はマグネトロンスパッタ方式又は
コンベンショナルスパッタ方式(高周波スパッタ方式)
である。いずれにしても、このギャップ膜は、必要な所
定の膜厚まで1回のスパッタにより成膜されるものであ
り、単一材料(アルミナ)の単層膜である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハードディスク駆動装
置の高性能化に伴って、薄膜磁気ヘッドのギャップ膜は
ますます薄くなりつつある。特に、薄膜磁気ヘッドのギ
ャップ膜が薄くなると、上記のようにして形成したアル
ミナ・ギャップ膜は、規定の膜厚に成膜しても、所望の
電気絶縁性能が得られないことがおこる。その結果、上
下の磁性層間で電気的破壊が引き起こされる虞れがあ
る。具体的には、薄膜磁気ヘッドの動作中に発生する静
電気によって素子破壊が引き起こされることの他、コイ
ルに通電することによって磁極間に磁界が発生し、それ
による逆起電力によって素子破壊が引き起こされること
などである。
【0005】本発明の目的は、ギャップ膜を構成するア
ルミナ層の電気絶縁性能の低下を防ぎ、電気的な要因に
よる素子破壊の発生を防止できるような薄膜磁気ヘッド
の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
基板上に、下部磁性層と、ギャップ膜と、上部磁性層と
を、その順序で形成する薄膜磁気ヘッドの製造方法にお
いて、前記ギャップ膜は、300Å以上の厚さのアルミ
ナ層のみを複数積層して形成する薄膜磁気ヘッドの製造
方法である。ここで各アルミナ層は、それらの膜厚を全
てほぼ均等に設定するのが好ましく、例えば1000Å
程度の膜厚のギャップ膜を形成する場合には、2層〜3
層構造とする。また生産性が劣るという問題はあるが、
電気絶縁性能向上の点では、アルミナ層を1層形成する
度毎に、スパッタ空間を一旦大気に開放し、その後に排
気して再び高真空状態としてから次のアルミナ層のスパ
ッタを繰り返すのがよい。
【0007】また本発明は、SiO2 層をスパッタ法に
より成膜し、その上にアルミナ層をスパッタ法により成
膜することで前記ギャップ膜を形成し、SiO2 層の厚
さを全ギャップ膜の厚さの15〜25%とする薄膜磁気
ヘッドの製造方法である。この場合、SiO2 層の上に
形成するアルミナ層は単層でもよいが、全ギャップ膜の
膜厚によっては2層に積層する構成としてもよい。各ア
ルミナ層はほぼ均等厚さとする。ここでも、アルミナ層
を1層形成する度毎に、スパッタ空間を一旦大気に開放
し、その後に排気して高真空状態としてから次のアルミ
ナ層のスパッタを行うようにするのがよい。
【0008】
【発明の実施の態様】アルミナ層をスパッタすると、ア
ルミナ(Al2 3 )は初期成長では島状に堆積する。
従って、もしそのままスパッタを続ければ規定膜厚に達
するが、初期成長での欠損部分が残る。ギャップ膜を非
常に厚くできる場合はあまり問題ないが、薄膜磁気ヘッ
ドの性能向上に伴ってギャップ膜が薄くなると、その欠
損部分がアルミナ層の電気絶縁性が低下する大きな要因
になってくる。本発明では複数回に分けてスパッタする
ことにより、スパッタ初期の島状の成長が途中で寸断さ
れて、次のスパッタで島状部分の間を埋めるとともに、
その上にアルミナが堆積される。その結果、緻密なアル
ミナ膜が形成され、規定膜厚で所望の高い電気絶縁性能
が発現することになる。
【0009】ところでアルミナのスパッタでは、どうし
ても酸素不足が起こりがちであり、そのため成膜したア
ルミナ層は金属アルミニウム的な要素が含まれる。これ
も電気絶縁性低下の一因である。各スパッタの度毎にス
パッタ空間を大気に開放すると、成膜したアルミナ層に
酸素が供給され、より完全なアルミナに変換する。これ
によって、電気絶縁性能はより一層向上することにな
る。
【0010】スパッタ法によるアルミナ層は下地に凹凸
があると欠損が生じやすいが、スパッタ法によるSiO
2 層には下地の凹凸を修正して平坦にする効果がある。
そのため、SiO2 層の上にアルミナ層を成膜すると、
アルミナ層での欠損発生が少なくなる。つまりSiO2
は下地(下部磁性層)を平坦化し、アルミナ層の均一な
成長を助ける機能を果たす。但し、SiO2 は熱膨張係
数が小さいために、厚くなると層間においてクラック
(ひび割れ)が発生し易くなり、絶縁破壊を引き起こす
ことがある。そこで、SiO2 層は薄くして、アルミナ
層を厚くする構成を採用している。試作実験によれば、
SiO2 の膜厚がSiO2 +Al2 3 の全厚の15〜
25%であればよく、特に20%程度で極めて良好な膜
が得られることが判明した。この程度の膜厚比率であれ
ば、ギャップ膜の端部における加工時のチッピングの発
生、及び層間クラックの発生を防止できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る製造方法により製作した
薄膜磁気ヘッドの一実施例のギャップ近傍の拡大断面図
である。セラミックス基板(図示せず)上に形成した下
部磁性層10の上にアルミナのみからなるギャップ膜1
2を形成し、更にその上に上部磁性層14を形成する。
下部磁性層10と上部磁性層14は、例えばパーマロイ
(NiFe合金)のメッキ膜である。本発明では、前記
ギャップ膜12は、それぞれ300Å以上の膜厚のアル
ミナスパッタ層を複数層積み重ねた構成とする。この実
施例では、全体で1000Åのギャップ膜を形成するた
めに、それぞれ約330Åの膜厚となるように3回スパ
ッタを行い、アルミナ層を3層積み重ねている。
【0012】アルミナスパッタ層は、マグネトロンスパ
ッタ方式で成膜してもよいし、コンベンショナルスパッ
タ方式で成膜してもよい。マグネトロンスパッタ方式の
場合は、例えば図2のAに示すような装置を用いる。回
転可能に支持されている基板保持体20に基板22を取
り付け、それをマグネトロンスパッタ装置24にセット
して、所定の膜厚となるように成膜する。マグネトロン
スパッタ装置24は、アルミナ(Al2 3 )のターゲ
ット26の裏面側に複数の永久磁石28を配列し、高周
波電源30を接続した構成である。基板保持体20を回
転することで、全ての基板22にアルミナ層を成膜す
る。このマグネトロンスパッタ方式は、永久磁石により
ターゲットの表面に直交磁界を発生させるものであり、
スパッタ効率が優れ、成膜速度が高く、基板表面の温度
上昇が抑えられるため基板表面へのダメージが少ないと
いう利点がある。
【0013】コンベンショナルスパッタ方式の場合は、
例えば図2のBに示すような装置を用いる。回転可能に
支持されている基板保持体40に基板42を取り付け、
それを高周波(RF)スパッタ装置44にセットして、
所定の膜厚となるように成膜する。高周波スパッタ装置
44は、アルミナ(Al2 3 )のターゲット46に高
周波電源50を接続した構成である。基板保持体40を
回転することで、全ての基板42にアルミナ層を成膜す
る。
【0014】いずれの場合にも、複数回のスパッタを繰
り返すことが本発明の特徴である。前述のように、スパ
ッタの初期には、アルミナ(Al2 3 )は島状に堆積
し成長する。ある程度成長した時点でスパッタを中止す
ると島状の成長が途中で寸断される。そして、その後に
再びスパッタを開始すると、アルミナは島状部分の間の
部分を埋めるように堆積していく。そのため、欠損部分
が生じ難く、規定膜厚が薄くても、その膜厚で所定の電
気絶縁性能が確保される。
【0015】多層成膜の絶縁性能への効果を考えると、
積層過程における各層の膜厚は均等にすることが望まし
い。つまり、積層時の各層の膜厚はほぼ次式のように決
定する。 E=T/a (E:各層の膜厚、T:規定膜厚、a:積
層回数) 但し、あまり積層回数を多くすると、各層の膜厚が極端
に薄くなる(300Å未満)ので、逆に絶縁性能を低下
させる結果となり好ましくない。規定膜厚が1000Å
程度の場合には、2層又は3層に設定する。
【0016】また各層の成膜に際しては、作業効率は低
下するが、1回の成膜後にスパッタ空間を大気に開放
し、その後排気して高真空状態にしてからスパッタを行
うという工程を繰り返すのが好ましい。アルミナのスパ
ッタ膜は、酸素不足の傾向がある。スパッタ後にスパッ
タ空間を大気に開放することで、薄い膜中で未反応のま
ま存在している金属アルミニウム的な要素が大気中の酸
素と反応して、より完全なアルミナに変化し、それによ
って電気絶縁性能をより一層向上させることができる。
【0017】電気絶縁性能についての測定結果を表1に
示す。規定膜厚が1000Åとなるように、複層膜につ
いては各膜厚を均等に成膜した試料について、□300
μmの面積での電気絶縁抵抗(Ω)を測定したものであ
る。なお各試料は、各層について、その成膜の都度、ス
パッタ空間を大気に開放し、その後排気して高真空状態
に戻してスパッタを繰り返している。
【0018】
【表1】
【0019】表1から、同じ規定膜厚(1000Å)の
アルミナ層を形成した時、本発明方法によれば従来技術
(約1000Åの単層膜)よりも絶縁性能は大幅に向上
することが分かる。また比較例のように各層がかなり薄
く(約250Å)になると、逆に絶縁性能は低下し、ま
た作業工程もその分増加するため、好ましくない。これ
らのことから、アルミナ層1層当たり300Å以上の膜
厚となるように、複数回積層する構造とするのが好まし
い。
【0020】図3は本発明に係る製造方法により製作し
た薄膜磁気ヘッドの他の実施のギャップ近傍の拡大断面
図である。セラミックス基板上に形成した下部磁性層6
0の上に、SiO2 層62とAl2 3 層64とからな
るギャップ膜66を形成し、更にその上に上部磁性層6
8を形成する。下部磁性層60と上部磁性層68は、前
記実施例と同様、例えばパーマロイ(NiFe合金)の
メッキ膜である。本発明では、前記ギャップ膜66を構
成するSiO2 層62とAl2 3 層64は、ともに単
層又は2層構造とし、スパッタ法により形成する。図3
は、SiO2 層62とAl2 3 層64を、ともに2層
構造とした例を示している。
【0021】これに使用するスパッタ装置の構成例を図
4に示す。これはマグネトロンスパッタ方式の場合であ
る。回転可能に支持されている基板保持体70に基板7
2を取り付け、それをマグネトロンスパッタ装置にセッ
トして、所定の厚みとなるように成膜する。装置の右半
分はSiO2 のターゲット74の裏面側に複数の永久磁
石75を配列し、高周波電源76を接続した構成であ
り、基板保持体70を回転することで、全ての基板72
にSiO2 層を成膜する。装置の左半分はAl23
ターゲット78の裏面側に複数の永久磁石79を配列
し、高周波電源80を接続した構成であり、同じく基板
保持体70を回転することで、全ての基板72にアルミ
ナ層を成膜する。
【0022】単一材質の多層成膜の場合は、絶縁性能の
効果の点からみると、前述のように各層の厚さは均等に
することが望ましい。しかし複数の材料を積層する場合
は、物性の違いを考慮する必要がある。SiO2 は熱膨
張係数が小さいため、膜厚を厚くすると他の材料との間
で層間クラックが発生する。実験の結果、SiO2 の膜
厚を全ギャップ膜の厚さの15〜25%の範囲、より好
ましくは約20%程度に設定すると、クラックの発生を
防ぐことができ、且つ絶縁性能の向上も図ることができ
ることが判明した。ここでSiO2 のスパッタ層を用い
る理由は、スパッタ法により形成したSiO2 膜には下
地の凹凸を修正して平坦化する効果があるためである。
下地に凹凸が存在するとスパッタ法によるAl2 3
成膜時に欠損が生じ易いが、下地が平坦であると欠損が
生じ難くなる。ここでSiO2 層は下地(下部磁性層)
を平坦化して、その上に成膜するAl2 3 層の成長を
助けて欠損が生じ難くする機能を果たしている。従っ
て、ギャップ膜の構成としては、SiO2 層が常に下部
磁極層の側に位置し、そのSiO2 層の上にアルミナ層
が位置することになる。
【0023】また実験の結果、アルミナのみからなる多
層成膜と、SiO2 層の上にアルミナ層を配置する多層
成膜とを比較した場合、ギャップ膜厚が薄くなるにつれ
て、後者の方が絶縁性能の低下を抑えることができるこ
とが判明している。
【0024】SiO2 層の上にアルミナ層を配置する多
層成膜構成において、アルミナ層を多層膜とする利点
は、前記実施例と同様である。アルミナ層のスパッタ法
による成膜時に、僅かながら生じる初期の島状の成長を
途中で寸断させ、その後に再びスパッタを開始すると、
アルミナは島状部分の間を埋めるように堆積していく。
そのために欠損が低減されることになる。また必要に応
じて、アルミナ層を1層形成する度毎に、スパッタ空間
を一旦大気に開放し、その後に排気して高真空状態とし
てから次のアルミナ層のスパッタを行うようにしてもよ
い。
【0025】スパッタの方式は、前記の実施例と同様、
マグネトロンスパッタ方式のみならず、コンベンショナ
ルスパッタ方式(高周波スパッタ方式)でもよい。
【0026】次にマグネトロンスパッタ方式で試作した
ギャップ膜の全厚1000Åの試料について、□300
μmの面積での電気絶縁抵抗(Ω)を測定した。その結
果を以下に示す。 SiO2 (膜厚200Å)1層−Al2 3 (膜厚8
00Å)1層の構成 電気絶縁抵抗:109 〜1012Ω この結果から、下地側(下部磁性層の側)にSiO2
を形成すると、アルミナ層が1層でも絶縁性能は大幅に
向上することが分かる。 SiO2 (膜厚100Å)2層−Al2 3 (膜厚4
00Å)2層の構成 電気絶縁抵抗:108 〜1011Ω
【0027】なお、このような膜構成では、膜厚が厚い
場合でも単層構造に比べて複合構造にすると電気絶縁抵
抗は増大するが、種々実験の結果、本発明は特にギャッ
プ膜が薄い(1000Å程度もしくはそれ以下)の場合
に顕著な効果を発揮することが判明している。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように、比較的薄いアル
ミナ層を複数回積層することによって所定膜厚のギャッ
プ膜を形成する方法であるから、ギャップ膜を構成する
アルミナ層を高絶縁化でき、電気的な要因による素子破
壊の発生を防止できる。また本発明は上記のように、下
地の上にSiO2 層を形成し、その上にアルミナ層を形
成して、全体として所定膜厚のギャップ膜を形成する方
法であるから、ギャップ膜を構成するアルミナ層を高絶
縁化でき、電気的な要因による素子破壊の発生を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの一実施例のギャ
ップ部近傍の説明図。
【図2】本発明で用いるスパッタ装置の例を示す説明
図。
【図3】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの他の実施例のギ
ャップ部近傍の説明図。
【図4】本発明で用いるスパッタ装置の他の例を示す説
明図。
【符号の説明】
10,60 下部磁性層 12,66 ギャップ膜 14,68 上部磁性層 62 SiO2 層 64 アルミナ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/31

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス基板上に、下部磁性層と、
    ギャップ膜と、上部磁性層とを、その順序で形成する薄
    膜磁気ヘッドの製造方法において、前記ギャップ膜は、
    300Å以上の厚さのアルミナ層のみをスパッタ法によ
    り複数積層して形成し、その際、アルミナ層を1層形成
    する度毎に、スパッタ空間を一旦大気に開放し、その後
    に排気して高真空状態としてから次のアルミナ層のスパ
    ッタを行うことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 各アルミナ層の膜厚を全てほぼ均等に設
    定し、2〜3層積層する請求項1記載の薄膜磁気ヘッド
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 セラミックス基板上に、下部磁性層と、
    ギャップ膜と、上部磁性層とを、その順序で形成する薄
    膜磁気ヘッドの製造方法において、前記ギャップ膜は、
    SiO2 層をスパッタ法により成膜し、その上にアルミ
    ナ層をスパッタ法により成膜することで形成し、SiO
    2 層の厚さを全ギャップ膜の厚さの15〜25%とする
    ことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 アルミナ層を全てほぼ均等厚さで2層に
    積層する請求項3記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 アルミナ層を1層形成する度毎に、スパ
    ッタ空間を一旦大気に開放し、その後に排気して高真空
    状態としてから次のアルミナ層のスパッタを行う請求
    記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
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