JP2843131B2 - 感圧複写紙 - Google Patents

感圧複写紙

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、感圧複写紙に関し、特に発色性、耐光性、
白色度を改良した感圧複写紙に関する。
「従来の技術」 感圧複写紙は電子供与性有機発色剤(以下単に発色剤
と記す)等を溶解した油滴を内包するマイクロカプセル
を主成分とするマイクロカプセル組成物を支持体の片面
に塗布した上用紙と、支持体の片面には上記発色剤と接
触したとき呈色する電子受容性呈色剤(以下単に呈色剤
と記す)を主成分とする呈色剤組成物を塗布して呈色層
を設け、反対面にはマイクロカプセル組成物を塗布した
中用紙、及び支持体の片面に呈色剤組成物を塗布して呈
色層を設けた下用紙があり、これら3種類のシートを上
用紙、下用紙あるいは上用紙、中用紙、下用紙の順で組
み合わせて複写セットとして実用化されている。また支
持体の同一面上に発色剤と呈色剤を塗布して一枚で感圧
記録可能とした自己発色性感圧複写紙も感圧複写紙の一
形態として知られている。
ところで呈色剤含有層、即ち呈色層を設けた感圧複写
紙を太陽光にあてると発色能が低下し、また印字記録後
に太陽光にあてると印字濃度が低下する欠点がある。こ
のため耐光性を改良する技術の開発が要請されている。
感圧複写紙の呈色剤として、酸性白土、活性白土、ア
タパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト、シリカ、
ケイ酸アルミ等の如き無機呈色剤と、フェノール−アル
デヒド重合体、フェノール−アセチレン重合体等のフェ
ノール重合体、芳香族カルボン酸あるいはその多価金属
塩等の有機呈色剤とが知られており、有機呈色剤は無機
呈色剤に比べれば、発色能が高く、しかも得られた発色
像が水分の付着や通常のファイル保存等で記録濃度低下
を起こさないという長所を備えている。しかしこの様な
利点を有する有機呈色剤を使用した感圧複写紙でも耐光
性を改良することが要請されているのが現状である。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、耐光性、白色度及び発色性に優れた感圧複
写紙を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明者等は、耐光性を改良する材料として、紫外線
吸収剤、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム等
を検討した結果、酸化亜鉛と二酸化チタンが効果がある
ことを見出した。しかし酸化亜鉛は廃水中の亜鉛濃度の
規制の問題があり、廃水処理が困難である。
また二酸化チタンを呈色層に使用した場合、呈色層が
黄色く着色し易いと言う欠点を持っている。そこで更に
結晶型、粒子径等につき詳しく検討した結果、アナター
ゼ型の二酸化チタンは耐光性の改良効果が不十分で、呈
色層中に多く含有させる必要があり、呈色層の吸油性の
低下による発色性の低下が起き、また呈色層の黄変化に
よる白色度の低下を生じる問題もあった。ところがルチ
ル型の二酸化チタンはアナターゼ型の二酸化チタンより
耐光性改良効果に優れ、とりわけ特定の粒子径を有する
ルチル型の二酸化チタンは少量含有させるだけで耐光性
が著しく改良されることを見出した。またルチル型二酸
化チタンの使用量は少なくても十分な効果が得られるた
め、呈色層の黄変化も最小限に押さえられ、白色度の低
下が殆どない利点もある。
本発明は、支持体に呈色剤と顔料を含有する呈色層を
設けた感圧複写紙において、前記顔料が平均粒径0.04〜
1.5μmのルチル型二酸化チタンを含有することを特徴
とする感圧複写紙である。
また本発明の感圧複写紙では、呈色剤が有機呈色剤で
あり、顔料が炭酸カルシウムとルチル型二酸化チタンを
含み、且つ炭酸カルシウムが有機呈色剤と顔料の総重量
中の50重量%以上であり、ルチル型二酸化チタンが有機
呈色剤と顔料の総重量中の1〜20重量%であることが好
ましい。
また本発明の感圧複写紙では、ルチル型二酸化チタン
の平均粒径が0.08〜0.4μmであることが好ましい。
「作用」 ルチル型二酸化チタンの中でも平均粒径が0.04〜1.5
μmであるものが耐光性改良効果に優れる。この範囲外
のルチル型二酸化チタンでは呈色層中に多量に含有させ
なければ十分な耐光性が得られず、結果的に感圧複写紙
の発色性や白色度の低下をもたらす。従ってルチル型二
酸化チタンの平均粒径(電子顕微鏡法による一次粒子)
は、0.04〜1.5μmであり、好ましくは0.08〜0.4μm、
より好ましくは0.1〜0.3μmである。なお、平均粒子径
の異なるルチル型二酸化チタンを二種以上併用しても良
い。
ルチル型二酸化チタンは、吸油性が低いので多く使用
すると、発色性の低下が起こる恐れもあり、また使用量
が少なすぎると充分な効果が得られない。従って、呈色
層中の呈色剤と顔料の総重量に対し好ましくは1〜20重
量%、より好ましくは3〜17重量%程度含有させると、
発色性、白色度を低下させずに耐光性に優れた感圧複写
紙が得られる。
二酸化チタンの顔料適性を改良するために表面をアル
ミニウム、亜鉛、シリカ、有機物等で処理することもで
きる。
呈色層中には、ルチル型二酸化チタン以外の顔料を含
有させることもできる。このような顔料には、炭酸カル
シウム、カオリン、焼成カオリン、シリカ、酸化亜鉛、
酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫酸マグネシ
ウム、硫酸カルシウム等の無機顔料等が例示できる。特
に炭酸カルシウムを含有させると一層白色度を良好にす
るこができる。炭酸カルシウムは、好ましくは呈色剤と
顔料の総重量に対し50重量%以上含有させる。
特に限定するものではないが、呈色層には、呈色層全
固形分に対し、顔料を70重量%〜95重量%程度、呈色剤
を1重量%〜30重量%程度、バインダーを1重量%〜40
重量%程度配合する。
呈色剤として有機呈色剤を用いると、発色像の耐水
性、通常のファイル保存性に優れた感圧複写紙が得られ
る。有機呈色剤としては例えば、特願平2−81239号、
特公昭49−10856号、特公昭51−25174号、特開昭49−55
410号等に記載されているような安息香酸、p−tert−
ブチル−安息香酸、4−メチル−3−ニトロ安息香酸、
サリチル酸、3−フェニルサリチル酸、3−シクロヘキ
シルサリチル酸、3−tert−ブチル−5−メチルサリチ
ル酸、3−tert−ブチル−5−ターシヤリオクチルサリ
チル酸、3−tert−ブチル−5−イソノニルサリチル
酸、3−tert−ブチル−5−(α−メチルベンジル)サ
リチル酸、3−tert−ブチル−5−(α,α−ジメチル
ベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチ
ル酸、3,5−ジ−tert−アミルサリチル酸、3,5−ジイソ
ノニルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチル−6−メチ
ルサリチル酸、3,5−ジ−tert−アミル−6−メチルサ
リチル酸、3,5−ジ−sec−ヘキシルサリチル酸、3−se
c−オクチルサリチル酸、3−sec−オクチル−5−メチ
ルサリチル酸、3−sec−オクチル−5−イソプロピル
サリチル酸、3−tert−オクチルサリチル酸、3−tert
−オクチル−5−メチルサリチル酸、3−tert−オクチ
ル−6−メチルサリチル酸、3−イソノニルサリチル
酸、3−イソノニル−5−メチルサリチル酸、3−イソ
ノニル−6−メチルサリチル酸、3−メチル−5−ベン
ジルサリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチ
ルベンジル)サリチル酸、3−シクロヘキシル−5−
(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−(α,
α−ジメチルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−
(α,α−ジメチルベンジル)−6−メチルサリチル
酸、3,5−ジ−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−(α−
メチルベンジル)−6−メチルサリチル酸、3,5−ジ−
(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)−5−(α,α−ジメチルベンジル)
サリチル酸、4−メチル−5−シクロヘキシルサリチル
酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジル−3−ナフトエ酸、
1−ベンゾイル−2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、3
−ヒドロキシ−5−シクロヘキシル−2−ナフトエ酸、
2−ヒドロキシ−4−〔(4−カルボキシ−5−ヒドロ
キシ)フェニル〕−1−ナフトエ酸、3−メチル−5−
セカンダリオクチルサリチル酸、3−メチル−5−ター
シャリオクチルサリチル酸、3−メチル−5−イソノニ
ルサリチル酸、3−メチル−5−セカンダリデシルサリ
チル酸、3−メチル−5−セカンダリドデシルサリチル
酸、3−メチル−5−イソドデシルサリチル酸、3−メ
チル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−メ
チル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、
3−イソプロピル−5−ターシャリオクチルサリチル
酸、3−イソプロピル−5−イソノニルサリチル酸、3
−イソプロピル−5−(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3−イソプロピル−5−(α,α−ジメチルベンジ
ル)サリチル酸、3−イソノニル−5−(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3−セカンダリデシルサリチル
酸、3−セカンダリデシル−5−メチルサリチル酸、3
−セカンダリデシル−6−メチルサリチル酸、3−セカ
ンダリドデシルサリチル酸、3−セカンダリドデシル−
5−メチルサリチル酸、3−セカンダリドデシル−6−
メチルサリチル酸、3−イソドデシルサリチル酸、3−
イソドデシル−5−メチルサリチル酸、3−イソドデシ
ル−6−メチルサリチル酸、3−シクロヘキシル−5−
ターシャリブチルサリチル酸、3−シクロヘキシル−5
−イソノニルサリチル酸、3−シクロヘキシル−5−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニル−5
−イソノニルサリチル酸、3−フェニル−5−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3−フェニル−5−(α,
α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチル
ベンジル)サリチル酸、3−(α−メチルベンジル)−
5−メチルサリチル酸、3−(α−メチルベンジル)−
5−イソノニルサリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベン
ジル)サリチル酸とベンジルクロライド又はスチレンと
の縮合又は付加生成物等が挙げられる。但し、ここでタ
ーシャリオクチル基とはジイソブチレン又は1−ブテン
の2量体が、イソノニル基とはプロピレンの3量体が、
そしてイソドデシル基とはプロピレンの4量体又は1−
ブテンの3量体がそれぞれサリチル酸の核に付加して生
成する置換基であると定義する。これらの芳香族カルボ
ン酸及びこれらと例えば亜鉛、アルミニウム、マグネシ
ウム、カルシウム、コバルト等の多価金属との塩:特公
昭40−9309号、特公昭42−20144号、特開昭48−14409号
等に記載されているような6,6′−メチレンビス(4−
クロロ−m−クレゾール)等のフェノール化合物:p−フ
ェニルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂等のフェノー
ル−アルデヒド樹脂、p−tert−ブチルフェノール−ア
セチレン樹脂等のフェノール−アセチレン樹脂の如きフ
ェノール樹脂及びこれらの多価金属塩:マレイン酸−ロ
ジン樹脂、スチレン、エチレン又はビニルメチルエーテ
ルと無水マレイン酸との共重合体の如き酸性重合体:特
公昭48−8215号、特公昭48−8216号、特公昭52−1326号
等に記載されているような芳香族カルボン酸とアルデヒ
ドないしはアセチレンとの重合体及びこれらの多価金属
塩等が挙げられる。
これらの有機呈色剤のうちでも芳香族カルボン酸及び
その多価金属塩、フェノール樹脂及びその多価金属塩、
芳香族カルボン酸とアルデヒドないしはアセチレンとの
共重合体及びその多価金属塩が特に好ましく用いられ
る。これらの呈色剤は、二種類以上併用しても良い。
ところで有機呈色剤の軟化点は、20〜85℃程度が好ま
しい。軟化点を調整する方法としては、第一には軟化点
の異なる呈色剤を混合すること、第二には呈色剤の軟化
点を下げるには、軟化点を低下させる物質、脂肪酸の金
属塩、トリアルキルフェノール、トリアラールキルフェ
ノールまたはスチレンオリゴマー等を添加すること、第
三には低すぎる軟化点を上昇させるような物質、例えば
ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン又は石油樹脂
等を添加することが挙げられる。混合割合、製造方法に
ついては特に限定されるものではない。
塗液中には必要に応じて澱粉、カゼイン、アラビアゴ
ム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビ
ニル系ラテックス等のバインダー(接着剤)を含有させ
ることもできる。また、本発明の効果を阻害しない範囲
で呈色紙製造分野で公知の各種助剤を適宜添加すること
もできる。
呈色層を形成するための塗液の調製方法については特
に限定されず、適宜調製される。例えば呈色剤を無機顔
料、バインダー、分散剤その他の添加剤と共に機械的に
水に分散して得られる塗液を支持体に塗布する方法、又
呈色剤を有機溶媒に溶解して水中に乳化せしめ、必要に
応じて溶剤を除去し、無機顔料、バインダー、その他の
添加剤を添加して得られる塗液を支持体に塗布する方
法、或いは両者を混合させた塗液を支持体に塗布する方
法等が用いられる。
かくして調製された呈色層用塗液は、紙、合成紙、フ
ィルム等の支持体にエアーナイフコーター、ブレードコ
ーター、ロールコーター、サイズプレスコーター、カー
テンコーター、ショートドウェルコーター等の通常の塗
布装置によって塗布され、感圧複写紙として仕上げられ
る。
「実施例」 以下に、本発明の効果をより一層明確にするために実
施例および比較例を挙げるが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。なお、例中の部及び%は特
に断らない限りそれぞれ重量部および重量%を表す。
実施例1 〔呈色層塗液の調製〕 サンドミルにより微粒化処理した3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸亜鉛25%水分散液40部、炭酸カ
ルシウム82部、平均粒径が0.19μmのルチル型二酸化チ
タン8部、水100部を混合し分散させ、更にバインダー
として10%ポリビニルアルコール水溶液100部と48%カ
ルボキシ変性SBRラテックス(SN−307,住友ノーガタッ
ク社製)10部を混合し、分散液を得た。
〔感圧複写紙用呈色紙の製造〕
上記呈色層塗液を40g/m2の原紙の片面に乾燥重量が4.
0g/m2となるようにエアーナイフコーターにて塗布、乾
燥して感圧複写紙用呈色紙を得た。
実施例2 〔呈色層塗液の調製〕 サンドミルにより微粒化処理したp−フェニルフェノ
ール−ホルムアルデヒド重合体の25%水分散液100部、
炭酸カルシウム65部、平均粒径が0.24μmのルチル型二
酸化チタン10部、水100部を混合し分散させ、更にバイ
ンダーとして25%酸化変性澱粉水溶液40部と48%カルボ
キシ変性SBRラテックス(SN−307,住友ノーガタック社
製)20部を混合し、分散液を得た。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用呈色紙を得
た。
実施例3 〔呈色層塗液の調製〕 3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛70部
をトルエン100部に溶解し、3.0%のポリビニルアルコー
ル水溶液150部にホモミキサーを用いて乳化し、その後
トルエンを留去して呈色剤の水分散液を得た。この水溶
液に水900部、炭酸カルシウム830部、平均粒径が0.19μ
mのルチル型二酸化チタン50部を混合し分散させ、更に
バインダーとして25%酸化変性澱粉水溶液200部と48%
カルボキシ変性SBRラテックス(SN−307,住友ノーガタ
ック社製)200部を混合し、分散液を得た。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用呈色紙を得
た。
実施例4 実施例3において3,5−ジ(α−メチルベンジル)サ
リチル酸亜鉛70部使用する代わりに、3,5−ジ−tert−
ブチルサリチル酸亜鉛35部と3−イソドデシルサリチル
酸亜鉛35部を使用する以外は実施例3と同様にして感圧
複写紙用呈色紙を得た。
比較例1 実施例1において二酸化チタンとして、平均粒径0.12
μmのアナターゼ型の二酸化チタンを20部使用する以外
は実施例1と同様にして感圧複写紙用呈色紙を得た。
実施例5 実施例2において平均粒径0.24μmのルチル型の二酸
化チタンを10部ではなく、30部使用する以外は実施例2
と同様にして感圧複写紙用呈色紙を得た。
比較例2 実施例3において平均粒径が0.19μmのルチル型二酸
化チタン50部の代わりに、平均粒径0.02μmのルチル型
二酸化チタンを200部使用する以外は実施例3と同様に
して感圧複写紙用呈色紙を得た。
比較例3 実施例3において平均粒径が0.19μmのルチル型二酸
化チタン50部の代わりに、平均粒径2.0μmのルチル型
の二酸化チタンを200部使用する以外は実施例3と同様
にして感圧複写紙用呈色紙を得た。
比較例4 実施例1において平均粒径が0.19μmのルチル型酸化
チタン8部を使用せずに、そのかわり炭酸カルシウムを
8部追加する以外は全て実施例1と同様にして感圧複写
紙用呈色紙を得た。
実施例6 実施例2において炭酸カルシウム65部のところを、炭
酸カルシウム30部及び、水酸化アルミニウム35部に置き
換える以外は全て実施例2と同様にして感圧複写紙用呈
色紙を得た。
〔上用紙の作成〕
アルキル化ナフタレンにクリスタルバイオレットラク
トンを溶解し、この油性液をマイクロカプセル化して調
製したカプセル塗液を上質紙の片面に乾燥重量が4g/m2
となるように塗布、乾燥して上用紙を得た。
〔性能比較テスト〕
(1) 発色性 呈色紙と上用紙を塗布面どうしが対向するように重ね
合わせ、100kg/cm2の荷重をかけて発色像を形成させ、
その発色濃度をマクベス濃度計で測定した(数値が大き
い程発色性良好)。
(2) 白色度 得られた呈色紙の白色度をハンター式比色光度計(東
洋精機製作所製)にて測定した。
(3) 耐光性(発色部) 呈色紙と上用紙を塗布面どうしが対向するように重ね
合わせ、100kg/cm2の荷重をかけて発色像を形成させ、
その発色濃度をマクベス濃度計で測定しその値をAとし
た。次に、太陽光を6時間当てたのち発色濃度を測定し
その値をBとした。耐光性(発色部)は次式で規定され
るが、数値が100に近い程耐光性が良好である。
耐光性(白紙部) 呈色紙に太陽光を6時間あてたのち上用紙を塗布面ど
うしが対向するように重ね合わせ、100kg/m2の荷重をか
けて発色像を形成させ、その発色濃度をマクベス濃度計
で測定しその値をCとした。耐光性(白紙部)は次式で
規定されるが、数値が100に近い程耐光性が良好であ
る。
「効果」 第1表に示した通り、本発明の感圧複写紙はいずれも
発色性、白色度、耐光性に優れていることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/132

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体に呈色剤と顔料を含有する呈色層を
    設けた感圧複写紙において、前記顔料が平均粒径0.04〜
    1.5μmのルチル型二酸化チタンを含有することを特徴
    とする感圧複写紙。
  2. 【請求項2】呈色剤が有機呈色剤であり、顔料が炭酸カ
    ルシウムとルチル型二酸化チタンを含み、且つ炭酸カル
    シウムが有機呈色剤と顔料の総重量中の50重量%以上で
    あり、ルチル型二酸化チタンが有機呈色剤と顔料の総重
    量中の1〜20重量%であることを特徴とする請求項
    (1)記載の感圧複写紙。
  3. 【請求項3】ルチル型二酸化チタンの平均粒径が0.08〜
    0.4μmである請求項(1)又は(2)記載の感圧複写
    紙。
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