JP2842169B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体記憶装置
に係り、特に書き込みの高速化を図るため、もしくは、
書き込みの低電圧化を図るための対策に関する。
に係り、特に書き込みの高速化を図るため、もしくは、
書き込みの低電圧化を図るための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気的に情報の書き込み及び消去
の可能な高集積の不揮発性半導体記憶装置として、フラ
ッシュ型EEPROMが知られている。
の可能な高集積の不揮発性半導体記憶装置として、フラ
ッシュ型EEPROMが知られている。
【0003】図7は、上記した従来のフラッシュ型EE
PROMの一例を示すものである。図7において、1は
半導体基板、58,59はn+拡散層(ソース、ドレイ
ン)、54はトンネル酸化膜、55はフローティングゲ
ート、56は絶縁膜、57はコントロールゲートとなる
ゲート電極である。
PROMの一例を示すものである。図7において、1は
半導体基板、58,59はn+拡散層(ソース、ドレイ
ン)、54はトンネル酸化膜、55はフローティングゲ
ート、56は絶縁膜、57はコントロールゲートとなる
ゲート電極である。
【0004】以上のように構成されたフラッシュ型EE
PROMでは、書き込みはチャンネルホットエレクトロ
ンをフローティングゲート55へ注入することにより行
われる。消去はソース58に高電圧を印加することによ
り、フローティングゲート55からエレクトロンを放出
させ行われる。情報の読みだしは、メモリセルのトラン
ジスタの閾値電圧の変化により、ソース・ドレイン間に
流れる電流の差により行われる。
PROMでは、書き込みはチャンネルホットエレクトロ
ンをフローティングゲート55へ注入することにより行
われる。消去はソース58に高電圧を印加することによ
り、フローティングゲート55からエレクトロンを放出
させ行われる。情報の読みだしは、メモリセルのトラン
ジスタの閾値電圧の変化により、ソース・ドレイン間に
流れる電流の差により行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、書き込みの速度は非常に遅く、DRAMと較
べると2桁以上も遅い。DRAMとフラッシュメモリと
の特性比較を(表1)に示す。このように、不揮発性で
ある利点があるにもかかわらず、書き込み速度が非常に
遅いという欠点のために、フラッシュメモリを使用でき
ない分野が数多くある。
技術では、書き込みの速度は非常に遅く、DRAMと較
べると2桁以上も遅い。DRAMとフラッシュメモリと
の特性比較を(表1)に示す。このように、不揮発性で
ある利点があるにもかかわらず、書き込み速度が非常に
遅いという欠点のために、フラッシュメモリを使用でき
ない分野が数多くある。
【0006】
【表1】
【0007】また、現在、提案されている構造では、書
き込み速度と書き込み電圧の両方とも要求を満足する事
はできない。この理由は、非常に遅い書き込み速度をな
んとか速くするためには、電圧を高くして、書き込みの
速度を上げるしかなかったからである。例えば、書き込
みのゲート電圧が9Vで、書き込みのドレイン電圧が
4.5Vの場合、書き込みに必要なしきい値変化(8
V)を得るために必要な書き込み時間は10μsecも
必要となる。
き込み速度と書き込み電圧の両方とも要求を満足する事
はできない。この理由は、非常に遅い書き込み速度をな
んとか速くするためには、電圧を高くして、書き込みの
速度を上げるしかなかったからである。例えば、書き込
みのゲート電圧が9Vで、書き込みのドレイン電圧が
4.5Vの場合、書き込みに必要なしきい値変化(8
V)を得るために必要な書き込み時間は10μsecも
必要となる。
【0008】図7で示した構造では、ソースとドレイン
間に電界をかけて、チャンネルホットエレクトロンを発
生させて、さらに、ゲートに正電圧をかけて、発生した
エレクトロンをフローティングゲートに注入する。しか
し、フローティングゲートに注入される効率は非常に悪
い。
間に電界をかけて、チャンネルホットエレクトロンを発
生させて、さらに、ゲートに正電圧をかけて、発生した
エレクトロンをフローティングゲートに注入する。しか
し、フローティングゲートに注入される効率は非常に悪
い。
【0009】その原因の一つとして、チャンネルホット
エレクトロンのフローティングゲートへの注入効率の悪
さが挙げられる。書き込み時、従来の構成の不揮発性メ
モリではチャンネルホットエレクトロンの向きは、散乱
によりあらゆる方向に向いている。しかしながら、ソー
スとドレインの間に電圧がかかっているので、ソースか
らドレインへの方向のチャンネルホットエレクトロンの
速度が速くなる。チャンネルホットエレクトロンの速度
ベクトルを考えると、ソースからドレイン方向に向いて
いる。従来の構成では、チャンネルホットエレクトロン
を注入したいフローティングゲートはチャンネルホット
エレクトロンの速度ベクトルの向いている方向にはなか
った。したがって、チャンネルホットエレクトロンのフ
ローティングゲートへの注入効率は非常に悪く、そのた
めに、書き込みの効率が悪かった。このため、書き込み
速度の向上や、書き込み電圧の向上の要求が妨げられて
きた。
エレクトロンのフローティングゲートへの注入効率の悪
さが挙げられる。書き込み時、従来の構成の不揮発性メ
モリではチャンネルホットエレクトロンの向きは、散乱
によりあらゆる方向に向いている。しかしながら、ソー
スとドレインの間に電圧がかかっているので、ソースか
らドレインへの方向のチャンネルホットエレクトロンの
速度が速くなる。チャンネルホットエレクトロンの速度
ベクトルを考えると、ソースからドレイン方向に向いて
いる。従来の構成では、チャンネルホットエレクトロン
を注入したいフローティングゲートはチャンネルホット
エレクトロンの速度ベクトルの向いている方向にはなか
った。したがって、チャンネルホットエレクトロンのフ
ローティングゲートへの注入効率は非常に悪く、そのた
めに、書き込みの効率が悪かった。このため、書き込み
速度の向上や、書き込み電圧の向上の要求が妨げられて
きた。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑み、書き込みの
高速化を図り、書き込みの低電圧化を図る不揮発性半導
体記憶装置とその製造方法を提供するものである。
高速化を図り、書き込みの低電圧化を図る不揮発性半導
体記憶装置とその製造方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、フローティン
グゲートに、エレクトロンを注入する際に、チャンネル
ホットエレクトロンを用いる不揮発性メモリにおいて、
チャンネルホットエレクトロンの方向及び速度を速度ベ
クトルとして現し、チャンネルホットエレクトロンの速
度ベクトルの方向に、フローティングゲートを備えた不
揮発性半導体記憶装置及びその製造方法である。
グゲートに、エレクトロンを注入する際に、チャンネル
ホットエレクトロンを用いる不揮発性メモリにおいて、
チャンネルホットエレクトロンの方向及び速度を速度ベ
クトルとして現し、チャンネルホットエレクトロンの速
度ベクトルの方向に、フローティングゲートを備えた不
揮発性半導体記憶装置及びその製造方法である。
【0012】また本発明は、フローティングゲートに、
エレクトロンを注入する際に、チャンネルホットエレク
トロンを用いる不揮発性メモリにおいて、ソースとドレ
インの間のチャンネル面のドレイン近傍に第2の導電型
の拡散層を備え、前記チャンネルホットエレクトロンの
方向及び速度を速度ベクトルとして現し、前記チャンネ
ルホットエレクトロンの速度ベクトルの方向をフローテ
ィングゲートの方向に曲げたことを特徴とした不揮発性
半導体記憶装置とその製造方法である。
エレクトロンを注入する際に、チャンネルホットエレク
トロンを用いる不揮発性メモリにおいて、ソースとドレ
インの間のチャンネル面のドレイン近傍に第2の導電型
の拡散層を備え、前記チャンネルホットエレクトロンの
方向及び速度を速度ベクトルとして現し、前記チャンネ
ルホットエレクトロンの速度ベクトルの方向をフローテ
ィングゲートの方向に曲げたことを特徴とした不揮発性
半導体記憶装置とその製造方法である。
【0013】
【作用】以上の構成により、チャンネルホットエレクト
ロンの速度ベクトル方向に、フローティングゲートを形
成することにより、もしくは、ソースからドレイン方向
に向いていた速度ベクトルをフローティングゲート側に
曲げることにより、フローティングゲートへのチャンネ
ルホットエレクトロンの注入効率を向上させ、それによ
り、書き込みの効率を向上させることができる。
ロンの速度ベクトル方向に、フローティングゲートを形
成することにより、もしくは、ソースからドレイン方向
に向いていた速度ベクトルをフローティングゲート側に
曲げることにより、フローティングゲートへのチャンネ
ルホットエレクトロンの注入効率を向上させ、それによ
り、書き込みの効率を向上させることができる。
【0014】書き込みの効率を向上させることにより、
書き込み時間の短縮、もしくは、書き込み電圧の低減を
図ることができる。
書き込み時間の短縮、もしくは、書き込み電圧の低減を
図ることができる。
【0015】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の断面構造図、図2は本発明の第1
の実施例の製造方法を示したものである。
発性半導体記憶装置の断面構造図、図2は本発明の第1
の実施例の製造方法を示したものである。
【0016】図1、図2において、1は半導体基板、2
は段差、3は薄いドレイン、4は第1の絶縁膜であるト
ンネル酸化膜、5はフローティングゲート、6は第2の
絶縁膜であるCVD酸化膜、7はコントロールゲートで
ある。
は段差、3は薄いドレイン、4は第1の絶縁膜であるト
ンネル酸化膜、5はフローティングゲート、6は第2の
絶縁膜であるCVD酸化膜、7はコントロールゲートで
ある。
【0017】以下に、図1、図2に示す、不揮発性半導
体記憶装置の製造方法とその動作について説明する。
体記憶装置の製造方法とその動作について説明する。
【0018】まず、図2aでは、P型シリコンの半導体
基板1に通常の工程で素子分離領域を形成(不図示)し
た後、段差形成用のマスクとして酸化膜11を形成す
る。通常のパターンニング方法により、段差を形成する
領域の酸化膜11をエッチングする。酸化膜11をマス
クとして半導体基板1をエッチングする。
基板1に通常の工程で素子分離領域を形成(不図示)し
た後、段差形成用のマスクとして酸化膜11を形成す
る。通常のパターンニング方法により、段差を形成する
領域の酸化膜11をエッチングする。酸化膜11をマス
クとして半導体基板1をエッチングする。
【0019】その後、図2bで、薄いドレイン3を注入
角度30度の斜め注入法により、加速エネルギー20K
eV、ドーズ量1.0E15cm−2のAsイオン注入
条件で形成する。このドレイン層は製造工程終了後に熱
拡散により、0.05μmの厚さになる。
角度30度の斜め注入法により、加速エネルギー20K
eV、ドーズ量1.0E15cm−2のAsイオン注入
条件で形成する。このドレイン層は製造工程終了後に熱
拡散により、0.05μmの厚さになる。
【0020】その後図2cで、酸化膜11を除去後、第
1の絶縁層であるトンネル酸化膜4を10nmの厚さで
熱酸化膜により形成する。さらに、厚さ200nmのC
VDポリシリコンによりフローティングゲート5を形成
する。さらに、フローティングゲートとコントロールゲ
ートの層間膜として第2の絶縁膜6を熱酸化膜20nm
により形成する。さらに、厚さ200nmのCVDポリ
シリコン膜によりコントロールゲート7を形成する。
1の絶縁層であるトンネル酸化膜4を10nmの厚さで
熱酸化膜により形成する。さらに、厚さ200nmのC
VDポリシリコンによりフローティングゲート5を形成
する。さらに、フローティングゲートとコントロールゲ
ートの層間膜として第2の絶縁膜6を熱酸化膜20nm
により形成する。さらに、厚さ200nmのCVDポリ
シリコン膜によりコントロールゲート7を形成する。
【0021】この後、図2dで、通常のパターン形成方
法により、段差2の領域を含んで、不揮発性メモリセル
形成領域にのみ残るように、トンネル酸化膜4、フロー
ティングゲート5、層間膜6、コントロールゲート7を
エッチングしてパターン形成を行なう。
法により、段差2の領域を含んで、不揮発性メモリセル
形成領域にのみ残るように、トンネル酸化膜4、フロー
ティングゲート5、層間膜6、コントロールゲート7を
エッチングしてパターン形成を行なう。
【0022】その後、図2eで、ソース8・ドレイン9
を加速エネルギー50KeV、ドーズ量3.0E15c
m−2のAsイオン注入条件で形成する。その後、通常
の工程で、配線との層間膜形成、配線形成を行なう(不
図示)。
を加速エネルギー50KeV、ドーズ量3.0E15c
m−2のAsイオン注入条件で形成する。その後、通常
の工程で、配線との層間膜形成、配線形成を行なう(不
図示)。
【0023】以下に、書き込みの動作を述べて、注入効
率の改善された理由を説明する。書き込み時にソース8
には0V、ドレイン9には5V、コントロールゲート7
には、10Vの電圧がかけられる。この時、フローティ
ングゲートには5Vの電圧がかかる。ソースとドレイン
間の電圧は5Vとなり、チャンネルホットエレクトロン
がドレイン9の近傍で発生する。チャンネルホットエレ
クトロンの向きは、散乱によりあらゆる方向に向いてい
るが、ソースとドレインの間に電圧がかかっているの
で、ソースからドレインへの方向のチャンネルホットエ
レクトロンの速度が速くなる。したがって、チャンネル
ホットエレクトロンの速度ベクトルを考えると、ソース
からドレイン方向に向いている。
率の改善された理由を説明する。書き込み時にソース8
には0V、ドレイン9には5V、コントロールゲート7
には、10Vの電圧がかけられる。この時、フローティ
ングゲートには5Vの電圧がかかる。ソースとドレイン
間の電圧は5Vとなり、チャンネルホットエレクトロン
がドレイン9の近傍で発生する。チャンネルホットエレ
クトロンの向きは、散乱によりあらゆる方向に向いてい
るが、ソースとドレインの間に電圧がかかっているの
で、ソースからドレインへの方向のチャンネルホットエ
レクトロンの速度が速くなる。したがって、チャンネル
ホットエレクトロンの速度ベクトルを考えると、ソース
からドレイン方向に向いている。
【0024】従来の構成では、図7の従来例に示すよう
に、フローティングゲートも半導体基板表面に平行に形
成されており、チャンネルホットエレクトロンの速度ベ
クトルも半導体基板表面に平行であった。フローティン
グゲートに5Vの電圧がかかっているが、それのみでチ
ャンネルホットエレクトロンを効率よく引き寄せること
はできない。引き寄せる効率を良くしようとしてフロー
ティングゲートの電圧をドレイン電圧以上にかけると、
チャンネルホットエレクトロンの発生効率を低下させて
しまう。このように、従来の構成では、チャンネルホッ
トエレクトロンを注入したいフローティングゲートはチ
ャンネルホットエレクトロンの速度ベクトルの向いてい
る方向にはなかったので、チャンネルホットエレクトロ
ンのフローティングゲートへの注入効率は非常に悪く、
そのために、書き込みの効率が悪かった。このため、書
き込み速度の向上や、書き込み電圧の向上の要求が妨げ
られてきた。
に、フローティングゲートも半導体基板表面に平行に形
成されており、チャンネルホットエレクトロンの速度ベ
クトルも半導体基板表面に平行であった。フローティン
グゲートに5Vの電圧がかかっているが、それのみでチ
ャンネルホットエレクトロンを効率よく引き寄せること
はできない。引き寄せる効率を良くしようとしてフロー
ティングゲートの電圧をドレイン電圧以上にかけると、
チャンネルホットエレクトロンの発生効率を低下させて
しまう。このように、従来の構成では、チャンネルホッ
トエレクトロンを注入したいフローティングゲートはチ
ャンネルホットエレクトロンの速度ベクトルの向いてい
る方向にはなかったので、チャンネルホットエレクトロ
ンのフローティングゲートへの注入効率は非常に悪く、
そのために、書き込みの効率が悪かった。このため、書
き込み速度の向上や、書き込み電圧の向上の要求が妨げ
られてきた。
【0025】一方本発明により、チャンネルホットエレ
クトロンの速度ベクトル方向に、フローティングゲート
5を形成することができた。従って、本発明の不揮発性
半導体記憶装置では、書き込み時のチャンネルホットエ
レクトロンの注入効率が非常によい。
クトロンの速度ベクトル方向に、フローティングゲート
5を形成することができた。従って、本発明の不揮発性
半導体記憶装置では、書き込み時のチャンネルホットエ
レクトロンの注入効率が非常によい。
【0026】また、本発明の他のポイントは、ドレイン
の厚みを0.1μm(実施例1では、0.05μm)以
下としたことである。本発明で提案しているトレンチ構
造は、フローティングゲートとチャンネル面をほぼ直交
させることにより、チャンネルホットエレクトロンの速
度ベクトル方向にフローティングゲートが位置するよう
にしている。ドレイン領域では、チャンネルホットエレ
クトロンの速度は低下していく。しかし、ドレインの厚
さを0.1μm以下にすれば、この場合、チャンネルホ
ットエレクトロンはドレインを突き抜けてフローティン
グゲートに注入される。
の厚みを0.1μm(実施例1では、0.05μm)以
下としたことである。本発明で提案しているトレンチ構
造は、フローティングゲートとチャンネル面をほぼ直交
させることにより、チャンネルホットエレクトロンの速
度ベクトル方向にフローティングゲートが位置するよう
にしている。ドレイン領域では、チャンネルホットエレ
クトロンの速度は低下していく。しかし、ドレインの厚
さを0.1μm以下にすれば、この場合、チャンネルホ
ットエレクトロンはドレインを突き抜けてフローティン
グゲートに注入される。
【0027】本発明では、段差を形成し、その段差側壁
部にフローティングゲートを形成することにより、チャ
ンネルホットエレクトロンは、従来と同様に、半導体基
板表面と平行方向に速度ベクトルを持っているが、フロ
ーティングゲートのチャンネルホットエレクトロンを受
け取る部分は、半導体基板表面と垂直にすることができ
る。したがって、フローティングゲートへのチャンネル
ホットエレクトロンの注入効率を向上させ、それによ
り、書き込みの効率を向上させることができる。
部にフローティングゲートを形成することにより、チャ
ンネルホットエレクトロンは、従来と同様に、半導体基
板表面と平行方向に速度ベクトルを持っているが、フロ
ーティングゲートのチャンネルホットエレクトロンを受
け取る部分は、半導体基板表面と垂直にすることができ
る。したがって、フローティングゲートへのチャンネル
ホットエレクトロンの注入効率を向上させ、それによ
り、書き込みの効率を向上させることができる。
【0028】そして、書き込み効率の向上により、書き
込みの高速化と、書き込みの低電圧化に貢献することが
できる。
込みの高速化と、書き込みの低電圧化に貢献することが
できる。
【0029】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
における不揮発性半導体記憶装置の断面構造図、図4は
本発明の第2の実施例の製造方法を示したものである。
における不揮発性半導体記憶装置の断面構造図、図4は
本発明の第2の実施例の製造方法を示したものである。
【0030】図3、図4において、1は半導体基板、2
は段差、21はサイドウォールのCVD酸化膜、22は
ソース形成用のエッチング、28はソース、23は薄い
ドレイン、24は第1の絶縁膜であるトンネル酸化膜、
25はフローティングゲート、26は第2の絶縁膜であ
るCVD酸化膜、27はコントロールゲートである。
は段差、21はサイドウォールのCVD酸化膜、22は
ソース形成用のエッチング、28はソース、23は薄い
ドレイン、24は第1の絶縁膜であるトンネル酸化膜、
25はフローティングゲート、26は第2の絶縁膜であ
るCVD酸化膜、27はコントロールゲートである。
【0031】以下に、図3、図4に示す、不揮発性半導
体記憶装置の製造方法とその動作について説明する。
体記憶装置の製造方法とその動作について説明する。
【0032】まず、図4aでは、P型シリコンの半導体
基板1に通常の工程で素子分離領域を形成(不図示)し
た後(深さ0.6μm)、段差形成用のマスクとして酸
化膜11を形成する。通常のパターンニング方法によ
り、段差を形成する領域の酸化膜をエッチングする。
基板1に通常の工程で素子分離領域を形成(不図示)し
た後(深さ0.6μm)、段差形成用のマスクとして酸
化膜11を形成する。通常のパターンニング方法によ
り、段差を形成する領域の酸化膜をエッチングする。
【0033】その後、図4bで、段差側壁部にサイドウ
ォール酸化膜を形成するために、100nmのCVD酸
化膜を形成した後、ドライエッチングにより、段差側壁
部にのみサイドウォール21を残す。
ォール酸化膜を形成するために、100nmのCVD酸
化膜を形成した後、ドライエッチングにより、段差側壁
部にのみサイドウォール21を残す。
【0034】その後、図4cで、0.1μmの等方性エ
ッチング22を行なう。この等方性エッチングにより、
段差の底面とともに、側壁部もサイドウォール21のな
い段差底部の側壁からエッチングされ、くぼみ22が形
成される。続いて、ソース28を注入角度30度の斜め
注入法により、加速エネルギー20KeV、ドーズ量
1.0E15cm−2のAsイオン注入条件で形成す
る。このソース層28は、段差側壁部のエッチングされ
た部分からも注入され、これにより、段差側壁部にソー
ス領域28を形成できる。
ッチング22を行なう。この等方性エッチングにより、
段差の底面とともに、側壁部もサイドウォール21のな
い段差底部の側壁からエッチングされ、くぼみ22が形
成される。続いて、ソース28を注入角度30度の斜め
注入法により、加速エネルギー20KeV、ドーズ量
1.0E15cm−2のAsイオン注入条件で形成す
る。このソース層28は、段差側壁部のエッチングされ
た部分からも注入され、これにより、段差側壁部にソー
ス領域28を形成できる。
【0035】図4dで、段差エッチング用の酸化膜11
とサイドウォール膜21を除去する。さらに、薄いドレ
イン23を加速エネルギー50KeV、ドーズ量3.0
E15cm−2のAsイオン注入条件で形成する。この
ドレイン層23は製造工程終了後に熱拡散により、0.
05μmの厚さになる。
とサイドウォール膜21を除去する。さらに、薄いドレ
イン23を加速エネルギー50KeV、ドーズ量3.0
E15cm−2のAsイオン注入条件で形成する。この
ドレイン層23は製造工程終了後に熱拡散により、0.
05μmの厚さになる。
【0036】その後、図4eで、第1の絶縁層であるト
ンネル酸化膜24を10nmの厚さで熱酸化膜により形
成する。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン
によりフローティングゲート25を形成する。さらに、
フローティングゲートとコントロールゲートの層間膜と
して第2の絶縁膜26を熱酸化膜20nmにより形成す
る。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン膜に
よりコントロールゲート27を形成する。
ンネル酸化膜24を10nmの厚さで熱酸化膜により形
成する。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン
によりフローティングゲート25を形成する。さらに、
フローティングゲートとコントロールゲートの層間膜と
して第2の絶縁膜26を熱酸化膜20nmにより形成す
る。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン膜に
よりコントロールゲート27を形成する。
【0037】この後、図4fで、通常のパターン形成方
法により、段差2の領域を含んで、不揮発性メモリセル
形成領域にのみ残るように、トンネル酸化膜24、フロ
ーティングゲート25、層間膜26、コントロールゲー
ト27をエッチングしてパターン形成を行なう。
法により、段差2の領域を含んで、不揮発性メモリセル
形成領域にのみ残るように、トンネル酸化膜24、フロ
ーティングゲート25、層間膜26、コントロールゲー
ト27をエッチングしてパターン形成を行なう。
【0038】その後、ドレイン29を加速エネルギー5
0KeV、ドーズ量3.0E15cm−2のAsイオン
注入条件で形成する。その後、通常の工程で、配線との
層間膜形成、配線形成を行なう(不図示)。
0KeV、ドーズ量3.0E15cm−2のAsイオン
注入条件で形成する。その後、通常の工程で、配線との
層間膜形成、配線形成を行なう(不図示)。
【0039】以上より、半導体基板に段差2を備え、段
差側壁部にチャンネル面を備え、半導体基板表面に厚さ
が0.1μm以下のドレインを備えた不揮発性半導体記
憶装置が完成される。
差側壁部にチャンネル面を備え、半導体基板表面に厚さ
が0.1μm以下のドレインを備えた不揮発性半導体記
憶装置が完成される。
【0040】本実施例により、チャンネル面をトレンチ
側壁に形成し、フローティングゲートは通常の基板表面
に形成することにより、実施例1と同じように、チャン
ネルホットエレクトロンの速度ベクトルの方向にフロー
ティングゲートが位置するようにしている。チャンネル
ホットエレクトロンは、従来と異なり、半導体基板表面
と平行方向に速度ベクトルを持っているが、フローティ
ングゲートのチャンネルホットエレクトロンを受け取る
部分は、段差を形成したことにより、半導体基板表面と
垂直にすることができる。したがって、フローティング
ゲートへのチャンネルホットエレクトロンの注入効率を
向上させ、それにより、書き込みの効率を向上させるこ
とができる。
側壁に形成し、フローティングゲートは通常の基板表面
に形成することにより、実施例1と同じように、チャン
ネルホットエレクトロンの速度ベクトルの方向にフロー
ティングゲートが位置するようにしている。チャンネル
ホットエレクトロンは、従来と異なり、半導体基板表面
と平行方向に速度ベクトルを持っているが、フローティ
ングゲートのチャンネルホットエレクトロンを受け取る
部分は、段差を形成したことにより、半導体基板表面と
垂直にすることができる。したがって、フローティング
ゲートへのチャンネルホットエレクトロンの注入効率を
向上させ、それにより、書き込みの効率を向上させるこ
とができる。
【0041】そして、書き込み効率の向上により、書き
込みの高速化と、書き込みの低電圧化に貢献することが
できる。
込みの高速化と、書き込みの低電圧化に貢献することが
できる。
【0042】(実施例3)図5は本発明の第3の実施例
における不揮発性半導体記憶装置の断面構造図、図6は
本発明の第3の実施例の製造方法を示したものである。
における不揮発性半導体記憶装置の断面構造図、図6は
本発明の第3の実施例の製造方法を示したものである。
【0043】図5、図6において、1は半導体基板、3
4は第1の絶縁膜であるトンネル酸化膜、35はフロー
ティングゲート、36は第2の絶縁膜であるCVD酸化
膜、37はコントロールゲートである。
4は第1の絶縁膜であるトンネル酸化膜、35はフロー
ティングゲート、36は第2の絶縁膜であるCVD酸化
膜、37はコントロールゲートである。
【0044】以下に、図5、図6に示す、不揮発性半導
体記憶装置の製造方法とその動作について説明する。
体記憶装置の製造方法とその動作について説明する。
【0045】まず、図6aでは、P型シリコンの半導体
基板1に通常の工程で素子分離領域を形成(不図示)す
る。
基板1に通常の工程で素子分離領域を形成(不図示)す
る。
【0046】その後、図6bで、第1の絶縁層であるト
ンネル酸化膜34を10nmの厚さで熱酸化膜により形
成する。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン
によりフローティングゲート35を形成する。さらに、
フローティングゲートとコントロールゲートの層間膜と
して第2の絶縁膜36を熱酸化膜20nmにより形成す
る。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン膜に
よりコントロールゲート37を形成する。
ンネル酸化膜34を10nmの厚さで熱酸化膜により形
成する。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン
によりフローティングゲート35を形成する。さらに、
フローティングゲートとコントロールゲートの層間膜と
して第2の絶縁膜36を熱酸化膜20nmにより形成す
る。さらに、厚さ200nmのCVDポリシリコン膜に
よりコントロールゲート37を形成する。
【0047】この後、図6cで、通常のパターン形成方
法により、不揮発性メモリセルのゲート形成領域にのみ
残るように、トンネル酸化膜34、フローティングゲー
ト35、層間膜36、コントロールゲート37をエッチ
ングしてパターン形成を行なう。さらに、ソース38と
ドレイン39の注入として、加速エネルギー50Ke
V、ドーズ量3.0E15cm−2のAsイオン注入条
件で形成する。
法により、不揮発性メモリセルのゲート形成領域にのみ
残るように、トンネル酸化膜34、フローティングゲー
ト35、層間膜36、コントロールゲート37をエッチ
ングしてパターン形成を行なう。さらに、ソース38と
ドレイン39の注入として、加速エネルギー50Ke
V、ドーズ量3.0E15cm−2のAsイオン注入条
件で形成する。
【0048】その後、図6dで、ドレインと反対導電型
の拡散領域41をドレイン近傍に形成するために、ドレ
イン側からの30度の斜め注入条件で、加速エネルギー
50KeV、ドーズ量3.0E15cm−2のBF2イ
オンの注入を行う。その後、通常の工程で、配線との層
間膜形成、配線形成を行なう(不図示)。
の拡散領域41をドレイン近傍に形成するために、ドレ
イン側からの30度の斜め注入条件で、加速エネルギー
50KeV、ドーズ量3.0E15cm−2のBF2イ
オンの注入を行う。その後、通常の工程で、配線との層
間膜形成、配線形成を行なう(不図示)。
【0049】本実施例により、チャンネル面にドレイン
と反対導電型の拡散領域41を形成することにより、ド
レイン39近傍の電界の向きをソースとドレインのある
面から、変えることができ、フローティングゲート方向
の電界成分をつくり、チャンネルホットエレクトロンの
向きをフローティングゲートの方向に曲げ、これによ
り、フローティングゲートに効率よくチャンネルホット
エレクトロンが注入されるようにしている。このように
して、製造された不揮発性半導体記憶装置では、書き込
み時のチャンネルホットエレクトロンの注入効率が非常
によい。
と反対導電型の拡散領域41を形成することにより、ド
レイン39近傍の電界の向きをソースとドレインのある
面から、変えることができ、フローティングゲート方向
の電界成分をつくり、チャンネルホットエレクトロンの
向きをフローティングゲートの方向に曲げ、これによ
り、フローティングゲートに効率よくチャンネルホット
エレクトロンが注入されるようにしている。このように
して、製造された不揮発性半導体記憶装置では、書き込
み時のチャンネルホットエレクトロンの注入効率が非常
によい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明の不揮発性半導体記
憶装置は、チャンネルホットエレクトロンの速度ベクト
ル方向に、フローティングゲートを形成することによ
り、もしくは、ソースからドレイン方向に向いていた速
度ベクトルをフローティングゲート側に曲げることによ
り、フローティングゲートへのチャンネルホットエレク
トロンの注入効率を向上させ、それにより、書き込みの
効率を向上させることができる。
憶装置は、チャンネルホットエレクトロンの速度ベクト
ル方向に、フローティングゲートを形成することによ
り、もしくは、ソースからドレイン方向に向いていた速
度ベクトルをフローティングゲート側に曲げることによ
り、フローティングゲートへのチャンネルホットエレク
トロンの注入効率を向上させ、それにより、書き込みの
効率を向上させることができる。
【0051】書き込みの効率を向上させることにより、
書き込み時間の短縮、もしくは、書き込み電圧の低減を
図ることができる。
書き込み時間の短縮、もしくは、書き込み電圧の低減を
図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における不揮発性半導体
記憶装置の断面構造図
記憶装置の断面構造図
【図2】同実施例における製造方法を説明するための断
面構造図
面構造図
【図3】本発明の第2の実施例における不揮発性半導体
記憶装置の断面構造図
記憶装置の断面構造図
【図4】同実施例における製造方法を説明するための断
面構造図
面構造図
【図5】本発明の第3の実施例における不揮発性半導体
記憶装置の断面構造図
記憶装置の断面構造図
【図6】同実施例における製造方法を説明するための断
面構造図
面構造図
【図7】従来の不揮発性半導体記憶装置の断面構造図
1 半導体基板 2 段差 3 薄いドレイン 4、24、34 第1の絶縁膜であるトンネル酸化膜 5、25、35 フローティングゲート 6、26、36 第2の絶縁膜であるCVD酸化膜 7、27、37 コントロールゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−246677(JP,A) 特開 平1−291470(JP,A) 特開 平3−280580(JP,A) 特開 平6−120516(JP,A) 特開 平5−136423(JP,A) 特開 昭52−79884(JP,A) 特開 昭57−162370(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792
Claims (10)
- 【請求項1】 第1レベルにある第1表面領域、前記第
1レベルよりも低い第2レベルにある第2表面領域、お
よび前記第1表面領域と前記第2表面領域とを連結する
段差領域を含む表面を有する基板と、 前記第1表面領域に形成されたソース領域、および前記
第2表面領域に形成されたドレイン領域と、 前記段差領域上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成されたフローティングゲート
とを備えた、不揮発性半導体記憶装置であって、 前記フローティングゲートは前記第1の絶縁膜を介し
て、少なくとも前記段差領域の一部を覆っており、 前記段差領域には第2ドレイン領域が形成され、前記第
2ドレイン領域は前記ドレイン領域とつながっていると
ともに、その厚みは、チャネルホットエレクトロンが突
き抜けて前記フローティングゲートに注入される距離ま
たはそれ以下であり、 書き込み時には、前記第1表面領域の表面にチャネル領
域が形成され、前記チャネルホットエレクトロンが前記
フローティングゲートに注入される、不揮発性半導体記
憶装置。 - 【請求項2】 第2ドレイン領域の厚みは、0.1μm
以下である、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項3】第1レベルにある第1表面領域、前記第1
レベルよりも低い第2レベルにある第2表面領域、およ
び前記第1表面領域と前記第2表面領域とを連結する段
差領域を含む表面を有する基板と、 前記第1表面領域に形成されたソース領域、および前記
第2表面領域に形成されたドレイン領域と、 前記段差領域、前記第1表面領域および前記第2表面領
域上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成されたフローティングゲート
と、 前記フローティングゲート上に形成された第2の絶縁膜
と、 前記第2の絶縁膜上に形成されたコントロールゲートと
を備えた、不揮発性半導体記憶装置であって、 前記フローティングゲートは前記第1の絶縁膜を介し
て、少なくとも前記段差領域および前記第1表面領域上
を覆っており、 前記第1の絶縁膜は、前記第2表面領域上で膜厚は一定
であり、 書き込み時には、前記第1表面領域の表面にはチャネル
領域が形成され、チャネルホットエレクトロンが前記フ
ローティングゲートに注入される、不揮発性半導体記憶
装置。 - 【請求項4】 前記段差領域に第2ドレイン領域が形成
され、前記第2ドレイン領域は前記ドレイン領域とつな
がっており、前記第2ドレイン領域の厚みは、チャネル
ホットエレクトロンが突き抜けて前記フローティングゲ
ートに注入される距離、またはそれ以下である、請求項
3に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記段差領域に第2ドレイン領域が形成
され、前記第2ドレイン領域は前記ドレイン領域とつな
がっており、前記第2ドレイン領域の厚みは、0.1μ
m以下である、請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項6】 第1レベルにある第1表面領域、前記第
1レベルよりも低い第2レベルにある第2表面領域、お
よび前記第1表面領域と前記第2表面領域とを連結する
段差領域を含む表面を有する基板と、 前記第1表面領域に形成されたドレイン領域、および前
記第2表面領域に形成されたソース領域と、 前記第1表面領域上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成されたフローティングゲート
とを備えた、不揮発性半導体記憶装置であって、 前記第1表面領域には第2ドレイン領域が形成され、前
記第2ドレイン領域は前記ドレイン領域とつながってい
るとともに、その厚みは、チャネルホットエレクトロン
が突き抜けて前記フローティングゲートに注入される距
離またはそれ以下であり、 前記フローティングゲートは前記第1の絶縁膜を介し
て、少なくとも前記第2ドレイン領域の一部を覆ってお
り、 書き込み時には、前記段差領域の表面にチャネル領域が
形成され、前記チャネルホットエレクトロンが前記フロ
ーティングゲートに注入される、不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 第2ドレイン領域の厚みは、0.1μm
以下である、請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項8】 第1レベルにある第1表面領域、前記第
1レベルよりも低い第2レベルにある第2表面領域、お
よび前記第1表面領域と前記第2表面領域とを連結する
段差領域を含む表面を有する基板と、 前記第1表面領域に形成されたドレイン領域、および前
記第2表面領域に形成されたソース領域と、 前記段差領域、前記第1表面領域および前記第2表面領
域上に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成されたフローティングゲート
と、 前記フローティングゲート上に形成された第2の絶縁膜
と、 前記第2の絶縁膜上に形成されたコントロールゲートと
を備えた、不揮発性半導体記憶装置であって、 前記フローティングゲートは前記第1の絶縁膜を介し
て、少なくとも前記段差領域および前記第1表面領域上
を覆っており、 前記第1の絶縁膜は、前記第1表面領域上で膜厚は一定
であり、 書き込み時には、前記段差領域の表面にはチャネル領域
が形成され、チャネルホットエレクトロンが前記フロー
ティングゲートに注入される、不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項9】 前記段差領域に第2ドレイン領域が形成
され、前記第2ドレイン領域は前記ドレイン領域とつな
がっており、前記第2ドレイン領域の厚みは、チャネル
ホットエレクトロンが突き抜けて前記フローティングゲ
ートに注入される距離、またはそれ以下である、請求項
8に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項10】 前記段差領域に第2ドレイン領域が形
成され、前記第2ドレイン領域は前記ドレイン領域とつ
ながっており、前記第2ドレイン領域の厚みは、0.1
μm以下である、請求項8に記載の不揮発性半導体記憶
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5260766A JP2842169B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5260766A JP2842169B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115142A JPH07115142A (ja) | 1995-05-02 |
JP2842169B2 true JP2842169B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17352437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5260766A Expired - Fee Related JP2842169B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2842169B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100423576B1 (ko) * | 1997-06-30 | 2004-10-02 | 주식회사 하이닉스반도체 | 플래쉬 메모리 소자의 제조 방법 |
US6051465A (en) * | 1997-07-30 | 2000-04-18 | Matsushita Electronics Corporation | Method for fabricating nonvolatile semiconductor memory device |
JP3425853B2 (ja) * | 1997-08-29 | 2003-07-14 | Necエレクトロニクス株式会社 | 不揮発性半導体記憶装置 |
EP0926260A3 (en) | 1997-12-12 | 2001-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Using antibody - antigen interaction for formation of a patterened metal film |
US6121655A (en) | 1997-12-30 | 2000-09-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Nonvolatile semiconductor memory device and method for fabricating the same and semiconductor integrated circuit |
US6051860A (en) * | 1998-01-16 | 2000-04-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Nonvolatile semiconductor memory device and method for fabricating the same and semiconductor integrated circuit |
US6147379A (en) * | 1998-04-13 | 2000-11-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device and method for fabricating the same |
JP3643864B2 (ja) | 1999-05-18 | 2005-04-27 | 国立大学法人広島大学 | 酸化膜の角で生じるキャリヤのディープレベル捕獲を利用した不揮発性メモリ |
EP1172861A3 (en) * | 2000-07-12 | 2003-11-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Nonvolatile semiconductor memory device and method for fabricating the same |
KR100684897B1 (ko) | 2005-04-29 | 2007-02-20 | 삼성전자주식회사 | 스플릿 게이트형 비휘발성 메모리 및 그 제조방법 |
KR100780866B1 (ko) | 2006-12-14 | 2007-11-30 | 삼성전자주식회사 | 비휘발성 메모리 소자 및 그 형성방법 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP5260766A patent/JP2842169B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07115142A (ja) | 1995-05-02 |
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