JP2840740B2 - フルカラー画像形成装置の現像装置 - Google Patents

フルカラー画像形成装置の現像装置

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JP2840740B2
JP2840740B2 JP62136035A JP13603587A JP2840740B2 JP 2840740 B2 JP2840740 B2 JP 2840740B2 JP 62136035 A JP62136035 A JP 62136035A JP 13603587 A JP13603587 A JP 13603587A JP 2840740 B2 JP2840740 B2 JP 2840740B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、内部に現像剤が収容された現像剤ケーシン
グと、現像剤を担持する現像剤担持部材とをそれぞれ具
備し、その担持現像剤によって、潜像担持体に形成され
た静電潜像を可視像化するイエロー現像器、マゼンタ現
像器及びシアン現像器を、潜像担持体のまわりに配設し
たフルカラー画像形成装置の現像装置に関する。 従来技術 フルカラー複写機又はフルカラープリンタ等のフルカ
ラー画像形成装置に用いられる上記形式の現像装置は、
イエロー現像器、マゼンタ現像器及びシアン現像器のそ
れぞれによって、潜像担持体上にそのそれぞれの色の可
視像を形成するものである。従来のこの種の現像装置
は、その各現像器がそれぞれ独立したユニットとして構
成され、そのそれぞれが潜像担持体のまわりに配設され
ている。このため、現像装置全体の部品点数が増大し、
構造が複雑となるだけでなく、コストが上昇する欠点も
免れない。また各現像器を画像形成装置本体にそれぞれ
組付けるので、その組付精度を高めるための構成が複雑
化し、かつ保守点検時における各現像器の組付調整も煩
雑なものとならざるを得ない。 目的 本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した冒頭に記
載した形式の画像形成装置の現像装置を提供することに
ある。 構成 本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した
形式の現像装置において、前記現像器のうちの少なくと
も2つの現像器が一体的なユニットに構成され、該ユニ
ットを構成する各現像器の現像剤担持部材が潜像担持体
に対向した現像可能な位置に配置されると共に、前記ユ
ニットが、潜像担持体に対向した位置から取り出し可能
に画像形成装置本体に支持され、前記ユニットを構成す
る各現像器における現像剤ケーシングの各ケーシング本
体が、各現像剤ケーシングの各端壁を構成する共通の支
持部材に固着されており、前記支持部材には、前記ユニ
ットを画像形成装置本体に対し位置決めする位置決め部
材が設けられていることを特徴とするフルカラー画像形
成装置の現像装置を提案する。 また、本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記
載した形式の現像装置において、前記現像器のうちの少
なくとも2つの現像器と、これらの現像器を覆うカバー
が一体的なユニットに構成され、該カバーには、ブロア
ーによる吸気作用によって当該カバー内の空気がフィル
タへ向けて排出されるエア流通孔が形成され、前記ユニ
ットを構成する各現像器の現像剤担持部材が潜像担持体
に対向した現像可能な位置に配置されると共に、前記ユ
ニットが、潜像担持体に対向した位置から現像剤担持部
材の軸方向に取り出し可能に画像形成装置本体に支持さ
れていることを特徴とするフルカラー画像形成装置の現
像装置を提案する。 その際、前記ユニットを構成する各現像器における現
像剤ケーシングの各ケーシング本体と、これらの現像器
を覆うカバーとが、各現像剤ケーシングとカバーの各端
壁を構成する共通と支持部材に固着されていると有利で
ある。 実施例 以下、本発明をフルカラー画像形成装置の一例である
フルカラー複写機の現像装置に適用した実施例を図面に
従って詳細に説明する。 第1図はそのフルカラー複写機を示しており、先ずそ
の全体構成を簡単に説明する。 この複写機において、先ず、コンタクトガラス10上の
原稿(不図示)に対し、照明装置11が第1ミラー12と共
に図において右方へ移動することにより、照明走査が行
われる。このときの走査光像は、同じ方向に移動する第
2ミラー13,第3ミラー14を介してレンズ15へと入射
し、このあと第4ミラー16,フィルタ装置17を通って、
時計方向に回転するドラム状の感光体18として構成され
た潜像担持体に結像投影される。フィルタ装置17は複数
の色分解フィルタを有し、このうちの1つのフィルタ
で、例えばブルー成分の光像が始めに取り出され、この
光像が、帯電器19によって既に一様に帯電されている感
光体18上に結像投影され、これにより感光体上には静電
潜像が形成される。 感光体18のまわりにはイエロー現像器21Y,マゼンタ現
像器21M及びシアン現像器21Cの各カラー現像器と、ブラ
ック現像器21Bとを有する現像装置21が設けられ、上記
静電潜像は先ずイエロー現像器21Yにより可視像化され
る。 転写ドラム22には給紙部23から送られた転写紙29が巻
き付けられ、その先端がクランプ30によって転写ドラム
22に係止され、この巻き付けられた転写紙に上記可視像
が転写チャージャ20により転写される。 同様にして感光体上に順次形成されるマゼンタ像,シ
アン像がそれぞれ転写紙に転写されて重ねられ、転写紙
上にフルカラー画像が形成される。 可視像の転写後、分離チャージャ24及び分離爪25によ
り転写紙が転写ドラム22から分離され、この分離された
転写紙は定着装置26を通ってコピー紙として機外に排出
される。一方、感光体18上の残留トナーはクリーニング
装置27によって除去され、次いで除電ランプ28によって
感光体が除電作用を受ける。 図示していない変換キー等の切換手段を操作して、ブ
ラック現像器だけで白黒コピーをとることもできる。 複写機の全体的な構成は以上の通りである。次に現像
装置21の詳細を明らかにする。 現像装置21を構成する複数の各現像器21Y,21M,21C,21
Bは、第1図から明らかなように感光体18のまわりに順
次配列されており、そのうちの3つの現像器21Y,21M,21
Cの詳細を第2図に示す。ここに示した各現像器21Y,21
M,21Cは実質的に同じ構造を有しているので、主として
イエロー現像器21Yについて説明することにする。 イエロー現像器21Yは、イエロー色の二成分現像剤31Y
を収容した現像剤ケーシング104Yを有し、このケーシン
グは、ケーング本体32Yと、その奥側の端部に固着され
た送端壁33Yと、ケーシング本体32Yの手前側の端部に固
着された手前端壁34Y(第8図参照)とを有し、これら
の部材の内部に現像剤収納部が区画されている(なお、
ここに言う奥側とは第1図及び第2図の紙面に対して奥
となる側を、手間側とは同じく手間となる側を指し、通
常、オペレータが位置する複写機側が手前である)。 現像剤ケーシング104Yの上部には、現像剤担持部材の
一例である現像ローラ102Yが、両端壁33Y,34Yに回転自
在に支持された状態で配置されている。この現像ローラ
102Yには、両端壁33Y,34Yに、支軸47Yを介して固定され
た磁石35Yが内設されており、また現像ローラ102Yの下
方には現像剤撹拌部材103Yが設けられている。この撹拌
部材103Yと、これに内設されたスクリュー114Yの軸113Y
もその各端部が後述するように各端壁33Y,34Yに回転自
在に支持されている。 前述のようにイエロー現像器21Yを用いて感光体18上
の静電潜像を可視像化するとき、反時計方向に回転する
撹拌部材103Yによってイエロー現像剤31Yが現像ローラ1
02Y上に供給され、供給された現像剤は現像ローラ102Y
の周面に担持され、該ローラ102Yの反時計方向への回転
に伴ってローラ上を搬送される。そしてこの現像剤によ
って感光体18上の潜像が可視像化され、感光体18上にイ
エローの可視像が得られる。 前述のように本例では現像剤として、キャリアとトナ
ーを有する二成分現像剤が用いられ、その少なくとも一
部が磁性体から成るため、現像ローラ102Yに供給された
現像剤は、その内部の磁石35Yの磁力によって、現像ロ
ーラ102Yの表面に担持されつつ搬送される。また36Yは
現像ローラ102Yにより搬送される現像剤の量を規制する
ドクターブレードであり、このブレード36Yもその両端
壁が現像器の両端壁33Y,34Yに固定されている。105Yは
ケーシング本体32Yに固定されたトナー濃度センサであ
る。 マゼンタ現像器21Mとシアン現像器21Cは、前述のよう
にイエロー現像器21Yと実質的に同じ構造を有し、よっ
てその各構成要素にはイエロー現像器の要素に付した各
符号のYに代え、MとCを付して示している。但し、図
面の煩雑化を避けるため、撹拌部材103Mと103Cについて
は、単なる鎖線の円で示し、そのスクリュー等は省略し
てある。 マゼンタ現像器21Mの現像剤ケーシング104Mにはマゼ
ンタ色の二成分現像剤31Mが、またシアン現像器21Cの現
像剤ケーシング104Cにはシアン色の二成分現像剤31Cが
収容されている点はイエロー現像器21Yと異なり、これ
らの現像器21M,21Cによっても、イエロー現像器21Yにお
けると同様に、感光体18上の静電潜像がそれぞれの色で
可視像化される。 これらの現像器21Y,21M,21Cは、ブラック現像器21B
(第1図)も含めて、感光体18上の潜像をそれぞれ可視
像化するので、1つの現像器が現像動作を行っていると
き、他の現像器はその動作を停止する。 この切換えを行うため、図示した例は各現像ローラの
内部に磁性板37Y,37M,37Cが内設され、現像動作を行っ
ている現像器の磁性板は、第2図にイエロー現像器21Y
で示すようにブレード36Yから離れた位置を占め、これ
により現像剤31Yは支障なく現像ローラ102Yに供給され
て搬送される。 これに対し現像動作を行っていない現像器、第2図の
例ではマゼンタ現像器21Mとシアン現像器21Cの磁性板37
M,37Cは、その各ブレード36M,36Cに対向した位置に移動
し、現像剤31M,31Cが現像ローラ102M,102Cにより感光体
18の方へ搬送されることを阻止する。これはブラック現
像器21Mにおいても同様である。 ブラック現像器21Bは、第4図に示すように通常の現
像装置と特に異なることはない。この現像器における、
他の現像器に対応する各要素には、第2図に示したイエ
ロー現像器の各要素に付した符号のYをBに代えた符号
を付しておく。図に一例として示したブラック現像器21
Bが同じく一例として示したイエロー現像器21Yと実質的
に異なる点は、現像剤ケーシング104B内の現像剤31Bと
トナー濃度が低下したとき、トナー供給部55からトナー
Tが、補給ローラ56の回転により供給されることと、現
像剤ケーシング104Bの上部にエアフィルター57が付設さ
れ、ここを通してエアが抜き出され、トナーの飛散が防
止されるように構成されていることである。 上述のように、本例のフルカラー画像形成装置の現像
装置21は、内部に現像剤31Y,31M,31Cが収容された現像
剤ケーシング104Y,104M,104Cと、現像剤を担持する現像
ローラ102Y,102M,102Cより成る現像剤担持部材とをそれ
ぞれ具備し、その担持現像剤によって、感光体18より成
る潜像担持体に形成された静電潜像を可視像化するイエ
ロー現像器21Y、マゼンタ現像器21M及びシアン現像器21
Cを、潜像担持体のまわりに配設したものとなってお
り、図示した例では、これらのカラー現像器21Y,21M,21
Cのほかにブラック現像器21Bが設けられている。 ここで、従来この種の現像装置においては、先にも説
明したように、その各現像器がそれぞれ独立したユニッ
トとして構成されていたため、その全体の部品点数が増
大し、構造が複雑となり、しかもその全体のコストが上
昇する欠点を免れなかった。また各現像器をそれぞれ画
像形成装置本体に組付けるので、その組付精度を高める
ための構成が複雑化し、かつ保守点検時における各現像
器の組付調整も煩雑なものとなっていた。 そこで、図示した現像装置においては、上述したイエ
ロー現像器21Y、マゼンタ現像器21M及びシアン現像器21
Cのうちの少なくとも2つの現像器、本例ではこれらの
3つの現像器21Y,21M,21Cが、以下に説明するように、
一体的なユニット48に構成されている。 前述のように各現像器21Y,21M,21Cの各現像剤ケーシ
ング104Y,104M,104Cは、ケーシング本体32Y,32Y,32C
と、その各端部に固着された端壁33Y,33M,33C;34Y,34M,
34Cとによって、それぞれ構成されているが、各現像器
の奥端壁33Y,33M,33Cが、それぞれ別々の部材から成る
のではなく、共通の、即ち同一の1枚の支持部材33によ
って構成されている。同じく手前端壁34Y,34M,34Cも、
第3図及び第8図から明らかなように別々の部材として
構成されているのではなく、一体の共通な支持部材34に
よって構成されている。そして、これらの支持部材33,3
4の間に位置する各ケーシング本体32Y,32M,32Cの各端部
が、ねじ又は溶接等によって各支持部材33,34に固着さ
れている。 このように、各現像器21Y,21M,21Cがそれぞれ独立し
ているのではなく、両支持部材33,34によって互いに一
体的に連結され、これらによってユニット48が構成され
ている。したがって各端壁33Y,34Yにそれぞれ支持され
るものとして先に説明した現像器の各要素102Y,103Y,11
3Y,35Y,36Yも共通の支持部材33,34に支持されている
(他の現像器21M,21Cの対応要素についても全く同
じ)。両支持部材33,34が3つのケーシング本体を含め
た、これらの諸要素の支持手段を構成しているのであ
る。逆に言えば、各ケーシング本体32Y,32M,32Cが、現
像剤の循環案内する機能の他に、両支持部材33,34を連
結し、3つの現像器の剛性を維持する構造体(ステー)
としての機能を果たす。 また、第2図から明らかなように、ユニット48を構成
する各現像器21Y,21M,21Cの現像ローラ102Y,102M,102C
は感光体18に対向した現像可能な位置に配置される。 各支持部材33,34に回転自在に支持された各現像ロー
ラには、第3図に示すように、奥側の支持部材33の外側
に位置する現像ローラ歯車49Y,49M,49Cがそれぞれ固着
され、同様にイエロー現像器21Yのスクリュー軸113Y及
び他の現像器のスクリュー軸にも、第3図に示す如く、
奥側の支持部材33の外側に位置する歯車50Y,50M,50Cが
固着され、これら歯車はアイドルギア51を介して互いに
駆動連結され、複写機本体側に設けられた駆動歯車(図
示せず)によって、各歯車49Y,49M,49C;50Y,50M,50Cが
それぞれ回転駆動される。 各ケーシング本体を別々の部材から構成し、これらを
各支持部材33,34に固定してもよいが、第1図及び第2
図に示す如く、各ケーシング本体を、連結リブ70,71に
よって予め互いに一体に連結し、これら本体を一部品と
すれば、その製作又は位置決め等が容易となり有利であ
る。70a,71aは各リブに形成されたエア流通孔である。 また、図示した実施例では、3つの現像器21Y,21M,21
Cの外側に、これらを覆うカバー490が設けられ、該カバ
ー40奥側及び手前側の各端部が各支持部材33,34に一体
的に固定され、これらと、後述する整流板41(第2図)
を含めた諸要素が一体的なユニット48を構成している。
カバー40の下部に形成されたスライド部42は、複写機本
体45のフレーム43に固設されたガイボレール44にそれぞ
れ嵌合している。これにより各現像器の保守点検、又は
修理等のメインテナンス作業が必要なときは、上述した
ユニット48の全体を手前側に引いて、これをガイドレー
ル44にガイドさせながら複写機本体外に出すことができ
る。ユニット48が感光体18に対向した位置から現像ロー
ラ102Y,102M,102Cの軸方向に取り出し可能に複写機本体
45に支持されているのである。そして、所定の作業を終
了した後、再びユニット48を押し込んで、複写機本体45
内の所定の位置にセットすることができる。 この場合、手前端壁34Y,34M,34Cを構成する手前側の
支持部材34には、第3図に示すように奥側を向いた位置
決めピン46が突設され、奥側の支持部材33には各現像ロ
ーラ102Y,102M,102Cに内設された磁石35Y,35M,35Cの支
持軸47Y,47M,47Cが突出している。これら支持軸は各現
像ローラの中心に位置し、位置決めピンを兼用してい
る。 ユニット48が複写機本体内の所望の位置にセットされ
ているときは、上述の位置決めピン46と支軸47Y,47M,47
Cが複写機本体の手前側フレームと奥側フレームにそれ
ぞれ形成された位置決め孔(図示せず)に嵌合し、各現
像器、特にその各現像ローラが、感光体18に対する所定
の位置に位置決めされてセットされる。勿論、他の要素
も所定の機能を果たし得るように予め互いに相対位置を
正しく設定された状態でユニット48に組付けられている
ので、このユニットを複写機本体45に対して不動に位置
決めしてセットすることにより、全ての要素が互いに、
かつ複写機本体に対して正しく位置決めされる。 ユニット48を引き出すと、ピン46と支軸47Y,47M,47C
は各位置決め孔から外れ、前述の各歯車49Y,49M,49C;50
Y,50M,50Cも複写機本体側の歯車との駆動連結が解除さ
れるが、再びユニット48を押し込んでセットすれば、ピ
ン46と支軸47Y,47M,47Cは再度位置決め孔に嵌合し、か
つ歯車同士が噛み合って、各現像器が所定の位置に位置
決めされる。このように、支持部材33,34には、ユニッ
ト48を複写機本体45に対して位置決めする位置決め部材
が設けられている。 以上のように、本例の現像装置は、イエロー現像器、
マゼンタ現像器及びシアン現像器のうちの少なくとも2
つの現像器が一体的なユニット48に構成され、そのユニ
ット48を構成する各現像器の現像ローラ102Y,102M,102C
より成る現像剤担持部材が、感光体18より成る潜像担持
体に対向した現像可能な位置に配置されると共に、ユニ
ット48が、感光体18より成る潜像担持体に対向した位置
から、現像ローラより成る現像剤担持部材の軸方向に取
り出し可能に、複写機本体より成る画像形成装置本体に
支持されている。また、図示した例では、イエロー現像
器、マゼンタ現像器及びシアン現像器のうちの少なくと
も2つの現像器と、これらの現像器を覆うカバー40とが
一体的なユニット48に構成されている。 このように複数の現像器がユニット48をなしているの
で、各現像器を別々に構成した場合に比べ、部品点数の
減少、構造の簡素化、並びにコストの低減を図ることが
できる。のみならず、複写機ないしは現像装置の製作時
に、各部品相互の組付精度を高め、生産性を向上させる
ことができる。組付前の現像器の搬送性も向上する。 しかも、ユニット48を構成する各現像器の現像ローラ
が感光体18に対向した現像可能な位置に配置されるの
で、ユニット48を感光体18の周面に沿った姿勢に配置で
き、これによってそのユニット48の全体の構造をコンパ
クト化し、複写機を小型化することが可能である。さら
に、ユニット48を感光体18の法線方向に離間させて、そ
のユニット48を取り出すのではなく、現像ローラの軸方
向に取り出すことができるので、複写機本体の内部に、
ユニットの取り出しのための大きなスペースを必要とせ
ず、これによっても複写機を小型化することが可能とな
る。 さらに、ユニット48の全体を画像形成装置本体から取
り出し可能であるため、ユニット48を構成する各現像器
の相対位置を調整することなく、これらを簡単かつ正確
に位置決めして画像形成装置本体内にセットでき、しか
もそのユニットに対するメインテナンス作業を楽に行う
ことができる。 また各現像器21Y,21M,21Cを長時間使用すると、その
各現像器を構成する各要素が劣化するので、その劣化し
た要素を新たなものと交換し、或いはこれを修理する必
要がある。その際、カラー現像器21Y,21M,21Cの使用頻
度は、通常、全てほぼ同一であるため、その各要素の劣
化もほど同時に進行する。従って、各現像器の要素を同
時に交換し、又はこれを修理する機会も少なくない。こ
のような場合、本例の現像装置では、複数のカラー現像
器がユニット化され、その全体を画像形成装置本体から
取り出せるので、その各要素の交換作業や修理を能率よ
く行うことができる。従来のように、各カラー現像器を
別々に画像形成装置本体から取り出さなければならない
とすれば、複数の現像器の要素を同時に交換するとき
も、その各現像器をそれぞれ別々に画像形成装置本体か
ら引き出さなければならず、その作業が煩雑となる。本
例の画像形成装置では、ユニット48の全体を画像形成装
置本体から取り出し、その各現像器の要素を同時に交換
したり、修理することができるのである。 また、ユニット48を構成する各現像器における現像剤
ケーシングの各ケーシング本体が、各現像剤ケーシング
の各端壁を構成する共通の支持部材33,34に固着されて
おり、さらにユニット48を構成する各現像器における現
像剤ケーシングの各ケーシング本体と、これらの現像器
を覆うカバーとが、各現像剤ケーシングとカバーの各端
壁を構成する共通の支持部材33,34に固着されているの
で、その全体の構造を簡素化でき、しかも各現像器のケ
ーシング本体が両支持部材33,34を連結し、複数の現像
器の全体の剛性を高めることができる。しかもユニット
の構成部品の数を減少させ、そのコストの低減を達成で
き、しかも各現像器の各要素間の位置精度を高めること
ができる。さらに、各支持部材33,34は、ケーシング本
体32Y,32M,32Cの各端部と、その間の領域を占めるよう
に位置しているので、各ケーシング本体の間の領域に作
業者が手を入れるおそれをなくすことができ、各支持部
材が保護カバーの役割を果すことができる。 各ケーシング本体32Y,32M,32Cと、その各端部側に位
置する支持部材33,34とを、別々の部品とし、これらを
ねじ又は溶接等により固着してもよいが、これらをアル
ミニウム等の金属又は合成樹脂等から成る一体の成形品
から構成することも可能である。あるいは3つのケーシ
ング本体を例えばアルミニウムにより一体に作り、両支
持部材33,34を合成樹脂によって成形する際、その型内
に各ケーシング本体をセットして、3つのケーシング本
体と両支持部材を一体に成形し、これらを所謂アウトサ
ート成形品とすることもできる。 また各支持部材33,34には、ユニット48を画像形成装
置本体に対し位置決めする位置決め部材が設けられてい
るので、その位置決め部材によってユニット48を画像形
成装置本体に対して位置決めするだけで、複数の現像器
を同時に正しく位置決めでき、構成の簡素化を達成でき
る。複数の現像器を個々に画像形成装置本体に対して位
置決めする必要はなく、その共通の支持部材を画像形成
装置本体に対して位置決めするだけで、その各現像器の
現像剤担持部材を潜像担持体に対して正しく位置決めす
ることができるのである。 上述した実施例では、3つのカラー現像器21Y,21M,21
Cを一体に連結し、ブラック現像器21Bは別体として構成
したが、これは、第1図に示した複写機は、前述の如
く、カラー画像を得るだけでなく、通常の白黒複写機と
同様に、白黒画像のコピーを得るためにも用いられ、通
常は白黒コピー用に使用される機会の方が多いことに基
くものである。即ち、ブラック現像器21Bでのトナー消
費量は、他の現像器におけるよりも多く、キャリアも他
のカラー現像器に比べ早期に劣化し、よってブラック現
像器のメインテナンス作業を行う機会は他の現像器より
も多い。このような観点から図示した例ではブラック現
像器21Bだけを他のカラー現像器21Y,21M,21Cから分離
し、第4図に示すように、この現像器21Bの現像剤ケー
シング104Bの端壁33Bと、手前側の端壁がこのケーシン
グ104B専用の端壁となるようにすると共に、この現像器
42Bも、ガイドレール44によって手前側に引き出される
ように支持し、この現像器21Bに対してだけメインテナ
ンス作業等を行えるようにした。もし全ての現像器を一
体的に組付けると、頻度の高いブラック現像器のメイン
テナンス作業を行う毎に、他の現像器も複写機本体外に
引き出さなければならず、煩しい。 上述のような理由で図示した例ではブラック現像器21
Bを他の現像器から分離したが、勿論、全ての現像器の
手前及び奥の端壁を共通の支持部材によって構成しても
よい。あるいは逆に、これら現像器を適当に2以上組合
せてその各端壁2を共通の支持部材で構成してもよい。 ところで、第2図に示したカバー40は、3つの現像器
の保護カバーとしての働きの他、エアのガイド部材とし
ての働きもなす。即ち、ユニット48が複写機本体にセッ
トされたとき、カバー40の底壁に形成されたエア流通孔
58が複写機本体に設けられたフィルタ59に整合し、フィ
ルタ59の下に設けられたブロアー60による吸気作用によ
って各現像剤ケーシングの上部開口から飛散するトナー
を吸引することができる。このとき、その風の流れが、
矢印で示すようにカバー40によってガイドされる。各現
像器の間を通ったエアの流れを規制するため、前述の整
流板41を設けると、カバー40内にエアを全体的に流通さ
せることができる。この整流板はカバー40の底壁又は両
支持部材33,34に固着されている。 上述のように、本例の現像装置においては、イエロー
現像器、マゼンタ現像器及びシアン現像器のうちの少な
くとも2つの現像器と、これらの現像器を覆うカバー40
とが一体的なユニット48に構成されているだけでなく、
そのカバー40には、ブロアー60による吸気作用によっ
て、そのカバー40内の空気がフィルタ59に向け排出され
るエア流通孔58が形成されている。かかる構成によれ
ば、1つのカバー40によって、複数のカラー現像器21Y,
21M,21Cから飛散したトナーを含む空気をフィルタ59へ
案内することができ、これによってユニット48の全体構
成を一層簡素化することができる。フィルタ59とブロア
ー60も、各現像器ごとに設ける必要はなく、複数の現像
器に対して、フィルタ59とブロアー60を1つずつ設ける
だけでよい。 また第1図を参照して先に説明したように、感光体18
上の可視像を転写紙29に転写するが、この転写に先立っ
て第1図及び第2図に示した転写前ランプ61によって感
光体18に光を照射し、感光体18からトナーを転写させや
すくするようにしている。このランプ61の近傍のカバー
部分には、第2図及び第5図に明示するように多数のガ
イドフィン62が設けられている。これにより得られる作
用を参考までに説明しておく。 転写ドラム22に巻き付けられた転写紙29の先端が、ク
ランプから外れてしまったようなとき、この先端がフリ
ーな状態となり、これが湾曲ないしは曲折して感光体18
の方へ巻き込まれ、感光体表面に接触すると、感光体18
の表面に傷か付く恐れがある。ところが上述したガイド
フィン62を設けておくと、クランプから外れてフリーと
なった転写紙の先端が、第2図に鎖線で示すようにガイ
ドフィン62によってガイドされ、これが感光体18の方へ
向かうことを阻止される。よって感光体18に紙の先端が
当たり、これに傷を付ける恐れはない。 次に、現像器の現像剤ケーシング内における現像剤の
撹拌、及びトナー濃度低下時のトナーの補給、並びに現
像剤の交換に関する有利な構成例を説明する。 ここでも便宜上、イエロー現像器21Yを取り上げ、主
としてこの構成について説明するが、他の現像器21M,21
Cについても同じく構成されている。 第6図は前述の現像剤撹拌部材103Yの構成を示すもの
である。現像剤撹拌部材103Yは、撹拌パドル111Yと、こ
れに巻かれる外部スクリュー112Yと、撹拌パドル111Yの
内部の、前述の軸113Yに設けられる内部スクリュー114Y
等から構成されている。撹拌パドル111Yには現像剤流入
口115Yが、この奥側に現像剤排出口116Yがそれぞれ設け
られている。 第7図に示すように、内部スクリュー114Yは、複写機
本体に設けられた図示していない歯車に噛み合った歯車
119Yと、これに順次噛み合う歯車117Y,118Yをそれぞれ
介して回転駆動される(第8図参照)。外部スクリュー
112Yをもつ撹拌パドル111Yは奥側の支持部材33Yの外側
に設けられた前述の歯車50Y(第3図)を介して回転駆
動されるようになっている。撹拌部材103Yの手前側は、
第7図から明らかなように手前側の支持部材34Yに、こ
れに固着された支持部片134Yを介して回転自在に支持さ
れている。支持部材34に直接支持してもよい。 第6図において、撹拌パドル111Yと軸113Yとが回転す
ると、現像剤は撹拌パドル111Yの外部スクリュー112Yに
よって矢印a方向、即ち手前即に運ばれる。この間、現
像剤は現像剤流入口115Yを通って撹拌パドル111Y内に入
り、このあと、内部スクリュー114Yによって矢印b方
向、即ち奥即に運ばれる。そして、現像剤排出口116Yを
出た現像剤は再び矢印a方向に運ばれる。このようにし
て、現像剤は、後述する補給トナーと撹拌され乍ら撹拌
パドル111Yの内外を循環する。 現像剤排出口116Yの側から現像剤が矢印a方向に搬送
される間、撹拌パドル111Yによって現像ローラ102Y(第
7図)に現像剤が供給される。 第2図において、現像剤撹拌部材103Yの図における手
前側の部位は、第7図に示すように、現像剤ケーシング
104Yから突出している。すなわち、第7図に示すように
手前側の端壁34に固着された現像剤ケーシング104Yから
左側に突出している。そして、この突出部には、現像剤
ケーシング104Yの端部が固着されていて、その側板を構
成する支持部材34にボス状に一体形成された現像剤流出
入用管状部121Yが包囲するようになって、その先端に前
述の支持部片134Yが固着されている。なお、不動状態に
保持されている支持部材34には、第9図に示す如く、管
状部121Yの他、マゼンタ現像器用の管状部121Mと、シア
ン現像器用の管状部121Cとがそれぞれ設けられている。 第7図及び第8図において、現像剤流出入用管状部12
1Yには条側に現像剤交換用の現像剤流入口122Yが、下側
に現像剤回収口123Yがそれぞれ穿たれている。 可動板124には、第3図にも示すように補給用のイエ
ロートナーを収容したホッパー状のトナー容器125Yが一
体的に設けられている。またかかるトナー容器125Yと共
に、第3図及び第9図に示す如くマゼンタトナー容器12
5Mと、トアントナー容器125Cが一体的に設けられてい
る。 第7図において、トナー容器125Y内にはアジテータ12
6Yが設けられ、これが揺動することによりトナー容器内
でのトナーの架橋が防止される。 第2図において、現像剤ケーシング104Y内の現像剤の
トナー濃度が基準濃度よりも低下したことを、トナー濃
度センサ105Yが検知すると、第7図及び第9図におい
て、トナー容器125Yの下部に設けたトナー補給ローラ10
7Yが回転するようになっている。 すると、トナー容器125Y内のイエロートナーがローラ
107Yによって落下せしめられ、この落下トナーは現像剤
流入口122Yを通って管状部121Y内へと流入する。次い
で、現像剤は撹拌パドル111Yの流入口115Yを通って撹拌
パドル111Y内に入り、かつ、内部スクリュー114Yによっ
て現像剤と撹拌されつつ、矢印b方向に運ばれる。この
ようにして、トナーの補給が行われるのである。あと
は、前で述べたように現像剤が現像ローラ102Yに補給さ
れつつ、撹拌パドル111Y内外を循環する。この場合に
は、流入口122Yはトナー補給口として機能することとな
る。かようなトナー補給は、マゼンタ現像装置やシアン
現像装置についてもまったく同様にして行われる。第9
図に示すように、トナー容器125Y,125M,125C等により成
る各トナー補給部は可動板124上に一体ユニット化され
ている。 このようなユニット化された現像装置にあっては、装
置全体をコンパクトにし得る反面、現像剤を比較的回収
し易い位置にある両側の現像器21Y,21Cに対し、中間の
現像器21Mについて、現像剤の交換がやりにくくなって
いる。 そこで、各現像器を従来のようにそれぞれ独立した構
成とすれば、現像剤の交換を各現像器毎にすべて容易に
することができるが、このようにすると、装置全体が大
嵩化するばかりでなく、コストも上昇し、場合によって
は各現像器を機械本体に対し着脱自在としなければなら
ない。 そこで図示した構成では、第9図に示すように各トナ
ー容器125Y,125M,125Cを一体的に設けた可動板124は、
支持部材34の折曲部121a,121bに設けたヒンジピン127に
対して回動自在に支持されている(第8図参照)。 通常(コピー時)、各トナー容器は、この下部の現像
剤流出部が現像剤流入口122Yに対応した位置にあり、こ
れは他の現像器においても同じである。 このような態勢に対して、新しい現像剤を充填すると
きは、可動板124を第9図において手前側にヒンジピン1
27の周りに回動させる。すると、現像剤流入口122Yが開
放された状態となり、この流入口122Yから、新たな現像
剤を流入させることができる。このとき、現像剤撹拌部
材103Yは回転させた状態とする。トナー容器を回動以外
の他の形態で変位させ、あるいは取り外せるように構成
し、これによって流入口122Yを開放させてもよい。 ところで、第7図及び第9図に示すように、現像剤回
収口123Yは、普段、蓋部材128Yによって閉じられてお
り、古い現像剤を回収するときは、例えば、それをヒン
ジピン129Yの周りに回動させて同回収口123Yを開放させ
る。この状態で、現像剤撹拌部材103Yを回転させること
により、外部スクリュー112Yにより、古い現像剤が矢印
a方向に搬送されつつ、回収口123Yから排出される。す
なわち、現像剤の回収が行われるのである。この場合に
は、可動板124は当初の位置(トナー補給時の位置)の
ままであっても良い。なお、他の現像器21M,21Cについ
ても、全く同様にして現像剤の交換が行われる。トナー
容器を回動させたとき、ローラ107は、その下部の開口
をシールする働きもなす。 このように、本実施例装置においては、現像剤の交換
時に、現像器自体を機械本体から取り外す必要もなく、
その交換時における操作性やサービス性が一段と向上化
される。さらに、現像剤流入口122Yは、通常使用時(コ
ピー時)にトナー補給口として、現像剤交換時に新しい
現像剤の流入口として兼用化されるものであるから、こ
れらを別に設ける場合と比して、装置構成を簡単化かつ
低廉化することができる。 ブラック現像器21Bの現像剤ケーシング104Bへのトナ
ーの供給は、前述のようにトナー供給部55(第4図)か
ら行われるようになっているが、第6図及び第7図と同
じ構成としてもよい。またブラック現像器21Bにおける
撹拌部材103Bの構成と作用は第6図と変りはない。 図示した形式のカラー複写機において、オペレータが
例えば選択キーから成る選択手段を操作してフルカラー
コピーを得る他、選択手段の操作により選択した現像器
を動作させてイエロー、マゼンタ、シアンの単色又はこ
れらの混合色の単色又は複数色の画像を得るように構成
することもでき、このようにモノカラーとフルカラーの
画像のいずれをも得ることのできる画像形成装置にも本
発明を適用できる。 また図示した例では、各現像器にて、二成分現像剤を
用いたが、キャリアを含まない一成分現像剤を用いた現
像装置、あるいは各現像器で一成分と二成分を使い分け
た現像装置等にも適用できる。さらに複写機以外の画像
形成装置における現像装置に対しても同様である。非磁
性現像剤を用いたときは、現像ローラ内の磁石を省略で
き、また現像ローラ以外の、例えばベルト等から成る現
像剤担持部材を採用できることも周知の通りである。 効果 特許請求の範囲第1項に記載の現像装置によれば、少
なくとも2つのカラー現像器が一体的なユニットに構成
されているので、現像装置全体の部品点数の減少、構造
の簡素化、コストの低減を達成でき、しかも画像形成装
置ないしはその現像装置の製作時に、各部品相互の組付
精度を高め、生産性を向上させることができる。 しかもユニットを構成する各現像器の現像剤担持部材
が潜像担持体に対向した現像可能な位置に配置されるの
で、ユニットを潜像担持体の周面に沿った姿勢に配置で
き、これによってそのユニットの全体の構造をコンパク
ト化し、フルカラー画像形成装置を小型化することが可
能である。 また複数の現像器がユニットとして構成され、そのユ
ニットが、画像形成装置本体内から取り出し可能に支持
されているので、ユニットを構成する各現像器の相対位
置を調整することなく、これらを簡単かつ正確に位置決
めして画像形成装置本体内にセットでき、またそのユニ
ットを画像形成装置本体から取り出して簡単にそのメイ
ンテナンス作業を遂行できる。 ユニットを構成する各現像器を長時間使用すると、そ
の各現像器を構成する各要素が劣化するので、その劣化
した要素を新たなものと交換し、或いはこれを修理する
必要がある。その際、カラー現像器の使用頻度は、通
常、全てほぼ同一であるため、その各要素の劣化もほぼ
同時に進行する。従って、各現像器の要素を同時に交換
し、又はこれを修理する機会も少なくない。このような
場合、複数のカラー現像器がユニット化されていて、そ
の全体を画像形成装置本体から取り出せるので、その各
要素の交換作業や修理を能率よく行うことができる。各
カラー現像器を別々に画像形成装置本体から取り出さな
ければならないとすれば、複数の現像器の要素を同時に
交換するときも、その各現像器をそれぞれ別々に画像形
成装置本体から引き出さなければならず、その作業が煩
雑となる。本発明では、ユニットの全体を画像形成装置
本体から取り出し、その各現像器の要素を同時に交換し
たり、修理することができるのである。 さらに、ユニットを構成する各現像器における現像剤
ケーシングの各ケーシング本体が、各現像剤ケーシング
の各端壁を構成する共通の支持部材に固着されているの
で、ユニットの構成を簡素化でき、ユニットの部品点数
を減少でき、しかも各現像器の各要素間の位置精度を高
めることができる。しかも各現像器のケーシング本体が
両支持部材を連結し、複数の現像器の全体の剛性を維持
する構造体としての機能を果し、簡単な構成によってユ
ニットの剛性を高めることができる。 また、支持部材には、ユニットを画像形成装置本体に
対して位置決めする位置決め部材が設けられているの
で、その位置決め部材によってユニットを画像形成装置
本体に対して位置決めするだけで、複数の現像器を同時
に正しく位置決めでき、構成の簡素化を達成できる。複
数の現像器を個々に画像形成装置本体に対して位置決め
する必要はなく、その共通の支持部材を画像形成装置本
体に対して位置決めするだけで、その各現像器の現像剤
担持部材を潜像担持体に対して正しく位置決めすること
ができるのである。 また、特許請求の範囲第2項に記載の現像装置による
と上述した作用効果のほかに、次の如き効果を奏するこ
とができる。 1つのカバーによって、複数のカラー現像器から飛散
したトナーを含む空気をフィルタへ案内することがで
き、これによってユニットの全体構成を一層簡素化する
ことができる。フィルタとブロアーを、各現像器ごとに
設ける必要はなく、複数の現像器に対して、フィルタと
ブロアーを1つずつ設けるだけで現像装置の外部へトナ
ーが飛散することを防止できる。さらに、ユニットを潜
像担持体の法線方向に離間させて、そのユニットを取り
出すのではなく、現像剤担持部材の軸方向に取り出すこ
とができるので、画像形成装置本体の内部にユニットの
取り出しのための大きなスペースを必要とせず、これに
よっても画像形成装置を小型化することが可能となる。 また特許請求の範囲第3項に記載の画像形成装置によ
ると、ユニットを構成する各現像器における現像剤ケー
シングの各ケーシング本体と、これらの現像器を覆うカ
バーとが、各現像剤ケーシングとカバーの各端壁を構成
する共通の支持部材に固着されているので、その全体の
構造を簡素化でき、しかもユニット全体の剛性を高める
ことができる。さらに、各支持部材は、各ケーシング本
体の各端部と、その間の領域を占めるように位置してい
るので、各ケーシング本体の間の領域に作業者が手を入
れるおそれをなくすことができ、各支持部材が保護カバ
ーの役割を果すことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はフルカラー複写機の全体構成を示す断面図、第
2図は現像装置のユニットを示す断面図であって、一部
の要素を簡略化し、かつ省略して示した図、第3図は第
2図に示したユニットを奥側から見た斜視図、第4図は
ブラック現像器の断面図、第5図はガイドフィンの斜視
図、第6図は現像剤撹拌部材の斜視図、第7図はトナー
補給部の断面図、第8図はトナー容器を取り外した状態
で、ユニットの手前側より見た斜視図、第9図はトナー
容器とその周辺部分を示す断面図であって、一部の要素
を簡略化し、かつ省略して示した図である。 21……現像装置、21Y,21M,21C……現像器 31Y,31M,31C……現像剤、32Y,32M,32C……ケーシング本
体 33Y,33M,33C,34Y,34M,34C……端壁 33,34……支持部材、40……カバー、48……ユニット 58……エア流通孔、59……フィルタ、60……ブロアー 104Y,104M,104C,104B……現像剤ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−264366(JP,A) 特開 昭62−43678(JP,A) 特開 昭62−75657(JP,A) 特開 昭62−102261(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.内部に現像剤が収容された現像剤ケーシングと、現
    像剤を担持する現像剤担持部材とをそれぞれ具備し、そ
    の担持現像剤によって、潜像担持体に形成された静電潜
    像を可視像化するイエロー現像器、マゼンタ現像器及び
    シアン現像器を、潜像担持体のまわりに配設したフルカ
    ラー画像形成装置の現像装置において、 前記現像器のうちの少なくとも2つの現像器が一体的な
    ユニットに構成され、該ユニットを構成する各現像器の
    現像剤担持部材が潜像担持体に対向した現像可能な位置
    に配置されると共に、前記ユニットが、潜像担持体に対
    向した位置から取り出し可能に画像形成装置本体に支持
    され、前記ユニットを構成する各現像器における現像剤
    ケーシングの各ケーシング本体が、各現像剤ケーシング
    の各端壁を構成する共通の支持部材に固着されており、
    前記支持部材には、前記ユニットを画像形成装置本体に
    対し位置決めする位置決め部材が設けられていることを
    特徴とするフルカラー画像形成装置の現像装置。 2.内部に現像剤が収容された現像剤ケーシングと、現
    像剤を担持する現像剤担持部材とをそれぞれ具備し、そ
    の担持現像剤によって、潜像担持体に形成された静電潜
    像を可視像化するイエロー現像器、マゼンタ現像器及び
    シアン現像器を、潜像担持体のまわりに配設したフルカ
    ラー画像形成装置の現像装置において、 前記現像器のうちの少なくとも2つの現像器と、これら
    の現像器を覆うカバーが一体的なユニットに構成され、
    該カバーには、ブロアーによる吸気作用によって当該カ
    バー内の空気がフィルタへ向けて排出されるエア流通孔
    が形成され、前記ユニットを構成する各現像器の現像剤
    担持部材が潜像担持体に対向した現像可能な位置に配置
    されると共に、前記ユニットが、潜像担持体に対向した
    位置から現像剤担持部材の軸方向に取り出し可能に画像
    形成装置本体に支持されていることを特徴とするフルカ
    ラー画像形成装置の現像装置。 3.前記ユニットを構成する各現像器における現像剤ケ
    ーシングの各ケーシング本体と、これらの現像器を覆う
    カバーとが、各現像剤ケーシングとカバーの各端壁を構
    成する共通の支持部材に固着されている特許請求の範囲
    第2項に記載のフルカラー画像形成装置の現像装置。
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