JP2002108171A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002108171A
JP2002108171A JP2000298315A JP2000298315A JP2002108171A JP 2002108171 A JP2002108171 A JP 2002108171A JP 2000298315 A JP2000298315 A JP 2000298315A JP 2000298315 A JP2000298315 A JP 2000298315A JP 2002108171 A JP2002108171 A JP 2002108171A
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forming apparatus
image
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cleaning
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JP2000298315A
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Nobuyuki Yanagawa
信之 柳川
Masanori Saito
政範 齋藤
Atsuka Matsuura
熱河 松浦
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成手段を構成する構成要素のうち短寿命
の構成要素を優先的に交換することでユーザー、メーカ
ー、環境への負担が少ない画像形成装置などを提供する
こと。 【解決手段】画像形成手段を構成する各構成要素のう
ち、取外し順序が先である構成要素(1400、140
0')が画像形成装置から取り外されるまでは、前記取
り外し順序が後である構成要素(60、80)は画像形
成装置から取り外すことができず、取り付けるときは上
記の順の逆順序とし、残りの構成要素であって前記所定
の取り外し方向上に位置している構成要素(500)は
上筐体1060と共に前記所定の取り外し方向上から退
避可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等に適用することのできる画像形成装
置及びその組み立て方法、像担持体ユニットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置について、作像手段である
現像装置、帯電装置、クリーニング装置等の少なくとも
1つと感光体とを一体に形成し、画像形成装置から着脱
自在とした所謂プロセスカートリッジが知られている
(特開2000−75733号公報参照)。
【0003】かかるプロセスカートリッジでは、専門家
であるサービスマンに頼らなくてもユーザーが簡単に交
換、メンテナンス可能であるという長所を有する。しか
し、感光体と作像手段とを一体に形成する構成では、感
光体或は作像手段の一部のみが交換必要な状態になった
場合でもプロセスカートリッジ全体を交換しなければな
らない。
【0004】プロセスカートリッジでは、感光体と該感
光体を回転自在に支持するクリーニング装置の容器とが
一体的に構成されている。さらに、クリーニング容器に
は感光体に作用して画像形成するプロセス手段が取り付
けられている。このプロセス手段は、感光体を一様に帯
電させる帯電ローラ、トナー像をシート状媒体(以下、
用紙という。)に転写後もなお感光体上に残留するトナ
ーを掻き落とすクリーニングブレード及びクリーニング
ローラ等であり、これらが感光体の周囲に位置するよう
に取り付けられている。
【0005】プロセスカートリッジは画像形成装置に対
して着脱自在であり、感光体寿命や廃トナー満杯時にユ
ーザ自身によって交換できるようになっている。
【0006】一方、本出願人により、特開平10−17
7286号公報、特開平11−295952号公報によ
る2ステーション記録システムが知られている。2ステ
ーション記録システムでは、現像装置と書込み装置と駆
動手段が共通組付け部材を介して装置本体に支持され、
それら互いの位置を高精度に保つようにしている。
【0007】かかる構成により現像装置が装置本体に対
して位置決めされるので、この現像装置が作像プロセス
要素全体における位置基準(組付け基準)となってい
る。
【0008】感光体(又は感光体ユニット)は装置本体
ではなく、現像装置に対して組み込まれている。つま
り、感光体(又は感光体ユニット)は現像装置に対して
のみ位置決めされるので、現像装置と感光体(又は感光
体ユニット)との関係は、現像ユニットが主、感光体
(又は感光体ユニット)が従という関係である。
【0009】そして、感光体(又は感光体ユニット)は
現像装置に対して着脱自在であり、現像装置は画像形成
装置に対して着脱自在である。また、感光体ドラムと帯
電手段とクリーニング手段とが一体化された構成となっ
ている。
【0010】ところで近年、プリンタや複写機といった
画像形成装置に対する市場の要求は高度化しており、そ
れに伴い、画像形成における作像装置の負荷は上昇して
いる。本発明者の研究の結果、市場の要求は、作像手段
のうちでも特に感光体に対する負荷を増加させる方向性
を有することがわかってきた。このことを3つの要因か
ら以下に説明する。 1.画像形成装置の小型化に伴う感光体の小径化 近年、事務機器の小型化が市場から要求され、それに伴
い作像装置の小型化が要求されている。しかし、像担持
体としてのドラム状をした感光体を小型化、すなわち小
径化すると、同一条件で画像を形成する場合に1枚あた
りの感光体の消耗度合いが上昇する。例えば感光体の径
を120mmから40mmに小径化した場合、同じサイ
ズの画像を形成するためには感光体は3倍回転する必要
が生じ、画像形成の際に感光体が受ける種々の消耗、例
えば帯電部での放電等による電気的消耗や、クリーニン
グ部でのブレードによる機械的消耗が3倍になる。
【0011】従来から現像装置等についてはある程度の
小型化が進められているが、感光体については上記のよ
うな消耗を避けるために、小径化は他の作像装置ほど進
められてはいなかった。しかし、小型化の要求の高まり
につれて感光体の小型化は避けられないものとなってい
る。このように、小型化の要求は感光体の負荷を増加さ
せ、その寿命を短縮させている。 2.高画質化に伴う感光体の薄膜化 近年、ユーザーが出力する文書には写真画像やグラフィ
ック文書が増加し、それに伴い銀塩写真を目標に掲げる
高画質化が進められている。その代表的な手法が高解像
度化である。しかし、電子写真方式で高解像度化を実現
する際には感光体の薄膜化が要求されることになる。
【0012】例えば負帯電感光体の場合、露光によって
CGL(Charge Carrier Generation Layer:電荷発生
層)で形成されたキャリアがCTL(Charge Carrier T
ransport Layer:電荷輸送層)を通り感光体表面に到達
することで感光体上に潜像が形成されるが、この時CT
Lが厚いとキャリアが移動する距離が長くなり、この結
果、移動の際にキャリア同士に働く電気的反発力により
キャリアは互いに離れていくことになる。
【0013】かかる事態が生じれば、書き込み信号通り
の潜像は形成されず、その結果、ドット位置が微妙にず
れた画像が形成され画質を損なう。このような問題は、
電子写真を600dpiから1200dpiへと高解像
度化させていく場合に限らず、近年の高画質化の要求に
応えるべく解像度を例えば600dpiに保ったままで
画質を高めようとする場合にも同様に生じる。
【0014】このような画質の劣化を防止するためには
感光体を薄膜化し、キャリアの移動距離を短くしなけれ
ばならない。このため近年の感光体は薄膜化の方向に進
んでいるが、感光体は画像形成のたびにクリーニングブ
レードによる削り等の消耗を受けているため、薄膜化が
進むとより少ない画像形成回数で感光体の寿命は尽きる
ことになり、感光体寿命の短縮につながる。 3.カラー化に伴う感光体の負担の増加 近年、情報の理解のしやすさ等の理由で市場におけるカ
ラー画像の出力が増加している。ところでカラー画像
は、文字画像の多い白黒画像とは異なり、画像を記録す
るシート状媒体(以下、用紙という。)上の広い領域を
占有する写真画像やグラフィック画像が出力の対象とな
ることが多く、また背景部分にベタ部が存在することも
多い。このため、1回の画像形成における作像面積は増
加し、それに伴い感光体を含む作像装置の消耗は増加し
ていく。
【0015】一方、1つの感光体に対して複数の現像器
が対応するリボルバータイプなどの画像形成装置が知ら
れている。かかる画像形成装置は、部品点数が少なく比
較的安価にカラー画像を形成できるために市場において
広く用いられているが、1枚のカラー画像を形成する際
に感光体は複数の現像器によって潜像を現像されるた
め、感光体の消耗は現像器の消耗に比べて数倍になる。
このため、かかる画像形成装置においてはカラー化に伴
う感光体の消耗は特に激しくなる。このように、カラー
化も感光体の寿命を短くする要因の一つである。
【0016】以上に示した小型化、高画質化、カラー化
の3つの要因により、感光体の消耗は他の作像装置に比
較して相対的に短くなっていく事が予測される。もちろ
ん感光体についての耐久性向上、長寿命化の研究は進め
られているが、他の作像装置についても同様に耐久性向
上、長寿命化の研究は進められており、感光体の寿命は
相対的に短くなっていく傾向にある。
【0017】この傾向は、プロセスカートリッジ内にお
ける感光体と他の作像手段との寿命の不均衡をもたら
す。すなわち従来、プロセスカートリッジにおいては、
最も寿命の短い作像手段に合わせて併せてプロセスカー
トリッジを交換しなければならないという問題が指摘さ
れていたが、感光体の短命化によってこの問題がより顕
著になり、最も短寿命の感光体に併せて他の作像手段を
交換する弊害が生じる事になる。
【0018】そのような事態が生じれば、寿命に至らな
い作像装置を廃棄あるいはリサイクルすることによるユ
ーザーの経済的負担、メーカーの回収労力の浪費、環境
への悪影響が生じることになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、かか
る近年の市場の要求に起因する弊害を防止すべく、画像
形成手段を構成する構成要素のうち短寿命の構成要素を
優先的に交換することでユーザー、メーカー、環境への
負担が少ない画像形成装置およびその組み立て方法、像
担持体ユニットなどを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するため以下の構成とした。 (1).少なくとも現像装置とクリーニング装置と像担
持体と転写装置を構成要素とする画像形成手段を有し、
前記像担持体のまわりに前記現像装置、前記クリーニン
グ装置、前記転写装置を配置している画像形成装置にお
いて、前記各構成要素の一部は所定の順序で所定の取り
外し方向上に移動して画像形成装置から取り外し可能で
あり、かつ、前記取外し順序が先である構成要素が画像
形成装置から取り外されるまでは、前記取り外し順序が
後である構成要素は画像形成装置から取り外すことがで
きず、残りの構成要素であって前記所定の取り外し方向
上に位置している構成要素は前記所定の取り外し方向上
から退避可能とした(請求項1)。 (2).(1)記載の画像形成装置において、前記所定
の順序は、前記各構成要素中、前記像担持体が最も先に
取り外される構成要素であることとした(請求項2)。 (3).(1)又は(2)記載の画像形成装置におい
て、退避可能な構成要素を前記転写装置とした(請求項
3)。 (4).少なくとも現像装置とクリーニング装置と像担
持体と転写装置を構成要素とする画像形成手段を有し、
前記像担持体のまわりに前記現像装置、前記クリーニン
グ装置、前記転写装置を配置している画像形成装置にお
いて、前記各構成要素の一部は所定の順序で所定の取り
付け方向に移動して画像形成装置に取り付け可能であ
り、かつ、前記取り付け順序が先である構成要素が画像
形成装置に取り付けられるまでは、前記取付け順序が後
である構成要素は画像形成装置に取り付けることができ
ず、残りの構成要素であって前記所定の取り付け方向上
に位置している構成要素は前記所定の取り付け方向上か
ら退避可能とした(請求項4)。 (5).(4)記載の画像形成装置において、前記所定
の順序は、各構成要素の中、前記像担持体を、最後に取
り付けられる構成要素とした(請求項5)。 (6).(4)又は(5)記載の画像形成装置におい
て、前記退避可能な構成要素を前記転写装置とした(請
求項6)。 (7).(1)乃至(6)の何れか1つに記載の画像形
成装置において、前記各構成要素は不動の装置本体とこ
の装置本体に対して可動な開閉部材に装着される構成で
あり、前記開閉部材が開放されることにより前記装置本
体の上方に形成される開口空間の最も近くに前記像担持
体の装着位置が設けられていることとした(請求項
7)。 (8).(3)又は(7)記載の画像形成装置におい
て、前記転写装置は最終画像を得るまでの転写に関わる
手段の少なくとも一部であり、この転写装置が前記開閉
部材に設けられていて、該開閉部材を開放動作させた際
に前記転写装置が前記所定の取り付け、取り外し方向上
から退避することで前記取り付け、取り外し可能な構成
要素の取り付け、取り外しを可能とする空間を空けるこ
ととした(請求項8)。
【0021】(9).(1)乃至(8)の何れか1つに
記載の画像形成装置において、前記転写装置は、前記像
担持体上の可視像を中間転写媒体に転写するための帯電
手段および前記中間転写媒体とした(請求項9)。 (10).(7)乃至(9)の何れか1つに記載の画像
形成装置において、前記所定の方向が上方であり、前記
開閉部材の回動によって前記装置本体の少なくとも上方
が開放状態となり、前記画像形成手段の前記構成要素の
取り付け、取り外し可能な空間が確保されることとした
(請求項10)。 (11).(1)乃至(10)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、少なくとも前記画像形成手段の構
成要素に前記装置本体への取り付け、取り外し順序を示
す表示手段を設けた(請求項11)。 (12).(1)乃至(12)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、前記現像装置を支持するための現
像装置支持部と、前記像担持体を駆動する駆動手段を支
持するための駆動手段支持部を具備していて前記装置本
体の不動部に取付けられる共通組付部材を用いて、前記
現像装置と前記駆動手段の位置関係を設定した(請求項
12)。
【0022】(13).(1)乃至(12)の何れか1
つに記載の画像形成装置において、前記現像装置は単体
で、または像担持体以外のプロセス手段を含む複合体と
して、前記装置本体又は前記装置本体に取り付けられた
前記共通組付け部材に対して固定および固定解除可能に
嵌合する関係とした(請求項13)。 (14).(13)に記載の画像形成装置において、前
記像担持体以外のプロセス手段を前記クリーニング装置
とした(請求項14)。 (15).(1)乃至(13)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、前記像担持体は単体で、又は付帯
部材と共に前記現像装置に対し単独で着脱可能に嵌合す
る関係とした(請求項15)。 (16).(1)乃至(15)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、前記クリーニング装置は、少なく
とも前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段
を具備すると共に、前記現像装置に対し単独で着脱可能
に嵌合する関係にあり、この嵌合により前記クリーニン
グ手段と前記像担持体との位置関係を設定した(請求項
16)。
【0023】(17).(1)乃至(15)の何れか1
つに記載の画像形成装置において、前記クリーニング装
置は、少なくとも前記像担持体ユニット中の像担持体を
クリーニングするクリーニング手段と、前記像担持体の
表面を一様に帯電する帯電手段を具備すると共に、前記
現像装置に対し単独で着脱可能に嵌合する関係にあり、
その嵌合により前記クリーニング手段および前記帯電手
段と前記像担持体との位置関係を設定した(請求項1
7)。 (18).(17)記載の画像形成装置において、前記
クリーニング装置は、前記像担持体から除去された現像
剤を収容する廃現像剤収納部と一体的に構成され、前記
現像装置に対して着脱可能に嵌合する関係とした(請求
項18)。
【0024】(19).(1)乃至(18)の何れか1
つに記載の画像形成装置において、前記クリーニング装
置の一部は、前記像担持体に対して接離可能とした(請
求項19)。 (20).(19)記載の画像形成装置において、前記
現像装置上に前記クリーニング装置を着脱可能に嵌合し
て収容することができるクリーニング装置ケースが回動
自在に支持されていてこのクリーニング装置ケースの回
動により、前記クリーニング装置が前記像担持体に対し
接離する方向に移動できることとした(請求項20)。
【0025】(21).(20)記載の画像形成装置に
おいて、前記クリーニング装置ケースには、前記クリー
ニング装置を固定し、また固定を解除するクリーニング
ロック機構が設けられ、前記クリーニング装置ケースに
対し前記クリーニング装置が単独で着脱可能とした(請
求項21)。 (22).(21)記載の画像形成装置において、上記
クリーニングロック機構に前記像担持体の帯電を除電す
る除電手段を設けた(請求項22)。 (23).(22)記載の画像形成装置において、前記
クリーニングロック機構に設けられた除電手段は、前記
クリーニング装置の前記像担持体に対する接離動作と共
に前記像担持体に対して接離方向の動作を可能とした
(請求項23)。 (24).(1)乃至(21)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、前記像担持体に前記除電手段を一
体的に設けた(請求項24)。 (25).(21)乃至(22)の何れか1つに記載の
画像形成装置において、前記クリーニングロック機構は
前記像担持体の周辺に位置し、前記装置本体に前記像担
持体が取付けられている状態では前記クリーニングロッ
ク機構の操作範囲中、前記クリーニングロック機構の操
作を不能とする位置に前記像担持体を位置させた(請求
項25)。
【0026】(26).(1)乃至(25)の何れか1
つに記載の画像形成装置において、前記装置本体からの
前記クリーニング装置の取外しは、先に前記像担持体を
取外した後でないとできないこととした(請求項2
6)。 (27).(26)記載の画像形成装置において、前記
装置本体からの前記クリーニング装置の取外しは、先に
前記クリーニング装置の一部を前記像担持体から離間さ
せ、前記像担持体を取外した後でないとできないことと
した(請求項27)。 (28).(1)乃至(27)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、前記現像装置には、当該現像装置
に対して前記像担持体を固定しまた該固定を解除できる
現像ロック機構が設けられ、前記現像装置に対し前記像
担持体ユニットを単独で着脱可能にした(請求項2
8)。 (29).(1)乃至(28)の何れか1つに記載の画
像形成装置において、前記現像装置には、当該現像装置
に対して前記像担持体ユニットと前記クリーニング装置
を同時に固定しまた固定を解除できる同時ロック機構を
設け、該ロック機構を解除してから前記現像装置に対し
前記像担持体と前記クリーニング装置とをそれぞれ着脱
可能にした(請求項29)。
【0027】(30).(1)乃至(29)の何れか1
つに記載の画像形成装置において、前記装置本体からの
前記現像装置の取り外しは、前記像担持体を取り外した
後でないとできないこととした(請求項30)。 (31).(1)乃至(30)の何れか1つに記載され
た画像形成装置において、前記画像形成手段は前記転写
装置のまわりに複数設けられていることとした(請求項
31)。
【0028】(32).(1)乃至(31)の何れか1
つに記載された像担持体に付帯部材を組合わせてユニッ
ト化した像担持体ユニットであって、前記付帯部材とし
て前記像担持体の表面部よりも外側に突出したホルダー
を具備することとした(請求項32)。
【0029】(33).(32)記載の像担持体ユニッ
トであって、前記像担持体の回転動力入力手段を具備し
た構成からなることとした(請求項33)。
【0030】(34).画像形成装置の組立て方法であ
って、装置本体を構成する本体基板に現像装置を取り付
け、この取り付けられた現像装置に、クリーニング装置
を取り付け、最後に像担持体ユニットを取り付けること
とした(請求項34)。 (35).画像形成装置の組立て方法であって、装置本
体を構成する本体基板に共通組付け部材を取り付け、こ
の取り付けられた共通組付け部材に現像装置を取り付
け、この取り付けられた現像装置に、クリーニング装置
を取り付け、最後に像担持体ユニットを取り付けること
とした(請求項35)。 (36).(34)又は(35)記載の画像形成装置の
組立て方法であって、前記現像装置に前記クリーニング
装置を予め取り付けて一体化し又は予め一体化してお
き、この一体化された複合体を、前記装置本体又は前記
共通組付け部材に取り付け、最後に像担持体ユニットを
取り付けることとした(請求項36)。
【0031】
【発明の実施の形態】本例にかかる2ステーションの記
録システムにかかる中間転写型のカラー画像形成装置は
その一例が特開平10−177286号公報に開示され
ている。その基本的な構成は本発明において共通の部分
があるので、その共通部分の概要を図1により説明す
る。図1において、対向離間して設けられた2つのロー
ラ120、130間に中間転写媒体としてのベルト10
0を展張し、該ベルト100はこれらのローラ120、
130により回転するように構成すると共に、該ベルト
100のまわりに画像形成用のプロセス手段を配置して
いる。
【0032】ベルト100の回転方向を矢視aとすると
き、ローラ120とローラ130との間であってベルト
100の下側には、該ベルトの回転方向の上流側から順
に画像形成用のプロセス手段として、第1画像ステーシ
ョン140、第2画像ステーション240、さらに、ロ
ーラ130に対して接離可能に設けられた転写手段とし
ての転写ローラ98、ローラ120に対して接離可能に
設けられたクリーニングブレード61aなどが配置され
ていている。
【0033】画像の形成プロセスは、第1画像ステーシ
ョン140に着目すれば、一般の静電記録方式に準じて
いて、暗中にて帯電手段により一様に帯電された感光体
160上に光書き込みユニット180(図2により後
述)によりある色の静電潜像を書き込み、この静電潜像
を現像装置60により可視像化してトナー像をベルト1
00に転写する。
【0034】第1画像ステーション140における現像
装置60、第2画像ステーション240における現像装
置80について、それぞれ2つの異なる色のトナーによ
る可視像化機能を有しており、一方、3原色にブラック
を加えて4色となるので、これら4つの色を各現像器、
マゼンタ現像器190、シアン現像器200、イエロー
現像器290、ブラック現像器300に分担すれば、フ
ルカラー画像を形成することができる。
【0035】よって、ベルト100の同一画像形成領域
が2つの画像ステーション140、240を順次通過す
る間に、ベルト100を間にしてドラム状をした各感光
体160、260とそれぞれ対向して設けられた中間の
転写手段としての転写ブラシ410、420などにより
与えられる転写バイアスによって、それぞれ1色ずつト
ナー像をベルト100上に重ね転写されるようにし、こ
のベルト100上に2色重ね転写された画像領域がもう
一度上記2つの画像ステーション140、240を順次
通過する間に、各画像ステーションによりそれぞれ前回
とは異なる色のトナー像を重ね転写されるようにすれ
ば、上記同一画像形成領域が各画像ステーション14
0、240を2回通過した時点で、この同一画像領域
に、重ね転写によってフルカラートナー画像を得ること
ができる。
【0036】フルカラートナー画像を、シート状媒体と
しての用紙Pに転写する。この転写は転写時においてロ
ーラ130上でベルトを介して該ローラ130に圧接つ
れ回りされる状態となる最終転写用の転写ローラ98に
転写バイアスを印加し、該転写ローラ98とベルト10
0とのニップ部に用紙Pを通過させることにより行なわ
れる。最終転写後、転写紙P上に担持されたフルカラー
トナー像を定着手段90で定着することにより、用紙P
上にフルカラーの最終画像を得る。
【0037】本発明を適用した一実施例を図2に示す。
図2は特開平10−177286号公報の画像形成装置
を発展/改善し、従来の問題点を除去した構成となって
いる。図2の画像形成装置の構成を大別すると、重力方
向下部から順に転写用紙収納部70Aおよび給紙コロ7
0B、書込み装置180、現像装置60、80、中間転
写用のベルト100、定着手段90および電装系95と
積み重なるように構成され、また右端には手差し用の送
りローラ97、レジストローラ96a、96b、転写ロ
ーラ98などにより構成される略垂直な用紙搬送路があ
り、転写紙収納部70Aから給紙コロ70Bを経て上方
向に転写ローラ98とローラ130との接触部である紙
転写部→定着装置90による定着部→排紙部99まで延
びている。
【0038】書込ユニット180は、LEDを光源とす
る光学系で構成することもできるが、半導体レーザーを
光源とするレーザー光学系で構成することもでき、後で
詳述する像担持体としてのドラム状をした感光体16
0、260に対して画像情報に応じた露光をそれぞれ行
う。詳細には、図示しない2つの半導体レーザによって
画像情報に応じたレーザ光が上下に重ねられたポリゴン
ミラー180aに向けて照射される。そして、ポリゴン
ミラー180aで反射された光は、走査レンズ180b
および180c、反射ミラー180dを介して回転する
感光体160、260の露光位置に到達し結像する。
【0039】各光学部品は、装置本体筐体のベースを兼
ねるハウジング180eに位置決め固定されている。本
例では2ビームのレーザ走査系を用いているが、書き込
みのの方法や構成などはこれに限定されるものではな
い。本例では書込み装置180が感光体160、260
の下方にあるために、書込み装置180を下方から支持
するハウジング180eには書き込み光を通過させるた
めの開口を設ける必要がなく、ハウジング180eの強
度を向上させることが可能である。
【0040】潜像形成および現像系は、感光体カセッ
ト、クリーニングカセット、現像装置の主に3つのカセ
ットやユニットから成っており、これらによって画像ス
テーションが構成されている。そして同じ部材により同
じに構成した2つの画像ステーションを左右に並列配置
し、図2の左側を第1画像ステーション14、右側を第
2画像ステーション24としている。
【0041】2つの画像ステーションは使用するトナー
の色が異なるだけで同一の構成をしているので、ここで
は画像ステーションの構成について第1画像ステーショ
ン14を用いて詳細に説明する。
【0042】感光体カセット1400は、感光体160
と、回転軸160aと、軸受160bおよび感光体16
0を保護し回転自在に支持するホルダー1410で構成
されている。つまり、従来のプロセスカートリッジのよ
うに感光体ドラムと他のプロセス手段を一体化させた構
成とはなっていない。
【0043】そして感光体160は後述するように、ギ
ヤ160g、ウオーム軸250など駆動伝達系を介して
画像形成装置本体に設けた駆動用のモータMOと連結さ
れていて時計回りに回転するようになっている。また感
光体160と後述する現像ローラ320及び330との
相対位置を高精度化するため、感光体カセット1400
は現像ローラ320及び330を支持している現像装置
60に対して位置決めされる構成となっている。
【0044】本例の感光体カセット1400は画像形成
時に現像ローラ330、320やクリーニング手段22
0などと近接および接触する必要があるために表面がむ
き出しになっており、取り外した感光体カセット140
0を画像形成装置外部に置く時にこのむき出しの部分が
床面等に接触すると感光体160に悪影響を与えるおそ
れがある。
【0045】このため本例の感光体カセット1400は
感光体160の付帯部材として図5に示すようなホルダ
ー1410を設けている。ホルダー1410は感光体1
60のまわりに略等間隔に突出した突出部を有し、これ
らの突出部の各先端部を結ぶラインk―kやラインn―
nが感光体160の表面よりも外側に位置するようにし
てある。このような構成により、例えば、感光体カセッ
ト1400をラインk―k上に置く場合や、ラインn―
n上に置く場合においても、ホルダー1410により保
護されることから感光体160のむき出し部分が床面に
接触することがなく、作業性が向上する。
【0046】感光体160と後述するクリーニング手段
210及びローラ状をした帯電器170との相対位置を
高精度化するため、感光体カセット1400に対してク
リーニング手段210及び帯電器170を支持している
クリーニングカセット220が位置決めされる構成とな
っている。さらにクリーニングカセット220側が動作
する接離の関係にもなっている。クリーニングカセット
220の上記位置決め及び上記接離の具体例は後述す
る。
【0047】感光体カセット1400の構成、並びに感
光体カセット1400に対する現像装置60、クリーニ
ングカセット220の関係を以上のような構成にするこ
とで、感光体160だけの交換が可能となる。つまり感
光体160の寿命だけで感光体カセット1400の交換
時期を決定することができる。この考え方が本例のポイ
ントの一つであり、従来のプロセスカートリッジとの大
きな違いである。従来のようなムダを出さないようにす
るため、交換すべき物だけを交換し、使える物は交換
しない、としたことである。
【0048】さらに感光体カセット1400だけを、現
像装置60やクリーニングカセット220よりも先に画
像形成装置本体から取り外すことができれば、交換頻度
の多い感光体カセット1400の交換作業性を向上させ
ることができる。交換頻度の最も多いプロセス要素は感
光体160、すなわち感光体カセット1400であり、
その頻繁に行われる感光体カセット1400の交換時
に、交換する必要のない現像装置60やクリーニングカ
セット220も同時に取り外すというは、面倒でありア
プライアンス性が低く、手や周囲を汚すなどの余計な問
題も発生する。
【0049】そこで、そのような不具合を解決するた
め、交換すべき物だけを取り外し、必要のない物は外
さない、さらに交換頻度の多い物が優先的に取り外せ
る、ようにした。この考え方も本例のポイントの一つで
あり、従来のプロセスカートリッジとの大きな違いであ
る。
【0050】本例では、画像ステーションを構成する他
のカセットやユニットに対しても上記、、の考え
方に基づいて構成している。なお、本例では感光体16
0、260をドラム状のものとして説明するが、ベルト
状に構成することも可能である。
【0051】ここで感光体カセット1400の交換時期
を決定する感光体160の寿命について述べると、近年
の感光体材料の技術進歩は著しく、感光体寿命が400
〜500K枚程度にまで延びてきている(従来の4〜5
倍)。反面、装置の小型化/軽量化などによる感光体の
小径化、図2の例のように1個の感光体に対して複数の
現像器がある場合など、画像形成装置に対する要求仕様
や構成条件は厳しくなる方向に進んでいる。
【0052】そのため感光体は、酷使され疲労劣化を早
めさせる使い方をする一方であり、この傾向は益々強く
なっている。つまり感光体材料の寿命や耐久性を幾ら向
上させても、酷使されれば交換頻度は低減されないのは
当然であり、将来的にも低減は余り期待できないと推測
できる。従来と同じように感光体の交換頻度は、他のプ
ロセス要素に比べて最も多いことに変わりはない(他の
プロセス要素も長寿命化が進んでいる)。
【0053】クリーニングカセット220は、感光体1
60の表面を一様に帯電する帯電器170と、感光体1
60の表面上の残トナーやゴミなどを除去するクリーニ
ング手段としてのクリーニングブレード210aおよび
クリーニング時のトナー飛散を防止するシールローラ2
10bから成るクリーニング手段210とで構成されて
おり、これらが感光体160の周面に位置するように、
ホルダーを兼ねる廃トナー収納用のクリーニング容器2
30よって一体的に構成されている。
【0054】帯電器170とシールローラ210bはク
リーニング容器230に回転自在に支持され、ギヤ列に
よって感光体160と連結されている(図示せず)。感光
体160には後述する図30による説明に準じ、ウオー
ム軸を介してギヤ160gなどにより駆動力が伝達され
回転する。感光体カセット1400との接離時には上記
ギヤ列による噛み合い状態も接離する。
【0055】疲労劣化する帯電器170とクリーニング
手段210は交換のムダを最低限に抑えるため、通常寿
命が略同一、例えば400〜500K枚程度の画像形成
を可能とするものを使用している。
【0056】クリーニング容器230に設けた廃トナー
収納スペースの容量は、帯電器170やクリーニング手
段210の寿命より廃トナーの満杯時期の方が早目にな
るように設定されている。クリーニングカセット220
は、現像装置60と一体的なカセットケース60aに収
容固定されることで、感光体カセット1400および感
光体160に対する相対位置が高精度になるように位置
決めされる。
【0057】さらに単独に交換ができるようにクリーニ
ングカセット220はカセットケース60aから着脱自
在でもある。装着時における位置決め、着脱の具体的な
機構構成例については後述する。
【0058】クリーニングカセット220は、感光体カ
セット1400と同様に現像装置60上で位置決め固定
され、かつ単独に着脱自在である。なお感光体カセット
1400とは接離可能である。
【0059】最近における画像形成装置の小型化や感光
体160の小径化に伴い、クリーニングカセット220
は図1に示すように、必然的に感光体160周面、図2
では右側面から下部にかけたスペースについて、広い範
囲を占有して配置せざる得ない。そのため、例えばクリ
ーニングカセット220を上方へ取り外すには、感光体
カセット1400を先に外した状態にしておかないと実
質的に不可能である。
【0060】言い替えれば、感光体カセット1400を
外すまでは、クリーニングカセット220は外れないこ
とになる。クリーニングカセット220の取り外し方向
上に感光体カセット1400が設置されたこのような構
成では、画像形成装置の装置本体の小型化を図ることが
できるが、それだけでなく、交換頻度の最も多い感光体
カセット1400を優先的に、しかも外し易くすること
ができ、さらに、正しい作業手順、例えば、感光体カセ
ット1400を先に外すという手順を踏まないとクリー
ニングカセット220を外すことができないようにする
ことができる。
【0061】従ってユーザーは次になすべき操作を明確
に判別することができるので、アプライアンス性の向上
を期待することができる。また、交換ミスや交換時の部
品損傷などの危険性がなくなる。
【0062】ユーザーにより消耗品の交換が行なわれる
画像形成装置においては、交換作業の簡略化や明確化と
交換ミスの防止などが最も考慮しなければならない点で
あるので、本例のようにユーザーにとって次になすべき
操作が明確であるというメリットは大である。
【0063】さらに、本例の画像形成装置は、感光体や
現像装置が、その駆動回転軸に対し鉛直方向に取り外し
可能となっている。このため回転軸方向に着脱する場合
と異なり、感光体などが着脱時にその駆動手段に接触す
るおそれがなく、感光体などの作像手段を傷つけること
なく着脱することができる。
【0064】クリーニングカセット220の交換は、廃
トナーの満杯をユーザに報知することで行われる。本例
では帯電器として回転型の帯電器170、クリーニング
手段210としてクリーニングブレード210aおよび
シールローラ210bを用いているが、これら手段の方
式、方法、構成、材料などに限定されるものではない。
また、クリーニングレスとしたカセットの場合も考え方
は同様である。
【0065】現像装置60と一体的に、上述したように
感光体カセット1400が位置決め固定され、かつ着脱
が可能なように嵌合し保持される。また現像装置60
は、感光体160上に形成した静電潜像を現像ローラ3
20及び330などによってトナー現像するマゼンタ現
像器190およびシアン現像器200と、感光体160
に対する帯電器170及びクリーニング手段210の相
対位置を決めるクリーニングセット220収容用のカセ
ットケース60aを付帯して構成され、現像ユニット側
板60d(後述する)、カセットケース60a(後述す
る)によって一体化されている。
【0066】現像装置60を構成する1つのシアン現像
器200については、補給口1200Cよりシアントナ
ーが搬送スクリュー700Cの一端部に供給される。搬
送スクリュー700Cにより現像器内部に送り出された
シアントナーはパドルローラ720Cにより搬送スクリ
ュー700Cによる搬送方向と逆向きに送られ撹拌され
る、その過程で現像ローラ330に供給される。進行す
る向きの異なるトナーが混ざらないように搬送スクリュ
ー700Cとパドルローラ720Cとの間は仕切板75
0Cにより仕切られている。
【0067】現像装置60を構成するもう1つのマゼン
タ現像器190については、補給口1200Mよりマゼ
ンタトナーが搬送スクリュー700Mの一端部に供給さ
れる。搬送スクリュー700Mにより現像器内部に送り
出されたマゼンタトナーはパドルローラ720Mにより
搬送スクリュー700Mによる搬送方向と逆向きに送ら
れ撹拌される、その過程で現像ローラ320に供給され
る。進行する向きの異なるトナーが混ざらないように搬
送スクリュー700Mとパドルローラ720Mとの間は
仕切板750Mにより仕切られている。
【0068】なお、現像装置80を構成するイエロー現
像器290、ブラック現像器300についても扱うトナ
ーの色が異なるだけで同様の構成になっている。カセッ
トケース60aは現像ユニット側板60dに回転自在に
支持されており、クリーニングカセット220が感光体
カセット1400に対して接離可能となるようにしてい
る。カセットケース60aにはコの字状をしたホルダー
5010が軸5020を中心に回転自在に支持されてい
る。ホルダー5010および軸5020はクリーニング
ロック機構を構成する。
【0069】このホルダー5010の上部には、感光体
160の残電位を除電する除電手段としてのクエンチン
グランプ5000が取り付けられている。クエンチング
ランプ5000は、通常は感光体160を照射すること
ができるように感光体カセット1400のホルダー14
10とクリーニングカセット220との隙間空間に位置
している。カセットケース60aの回動、即ちクリーニ
ングカセット22の接離動作と共に感光体カセット14
00に対して接離する。現像装置60は、画像形成装置
(装置本体側板3000、4000、以下装置本体とも
称する)の基準部に位置決め固定され、装置本体に対す
る絶対位置が出されている。
【0070】本例におけるマゼンタ現像器190やシア
ン現像器200などはトナー補給型であるため、これら
の現像器は基本的に無交換部品となる(理由は後述)。従
来であればそのような現像器は、接着やカシメ、特殊ネ
ジなどにより装置本体に完全固着とするところだが、本
例では不測の故障交換や分解、再利用などのリサイクル
作業を考慮して、現像装置60として装置本体に対して
着脱可能とした。
【0071】マゼンタ現像器190やシアン現像器20
0などの現像器は図2に示すように、装置本体の小型化
を達成しようとすると、必然的にクリーニングカセット
220と対称位置の感光体カセット1400の左側面か
ら下部にかけた空間に配置されるため、現像装置60の
上方への取り外しは、感光体カセット1400を先に取
り外さない限りできない。
【0072】クリーニングカセット220と同様に、感
光体カセット1400を外すまでは、現像装置60は外
れないことになる。このように現像装置60の取り外し
方向に感光体カセット1400を設置した構成にするこ
とで装置本体の小型化だけでなく、交換頻度の最も多い
感光体カセット1400を優先的にしかも外し易くする
ことができると共に、感光体カセット1400を先に外
すという正しい作業手順を踏まないと現像装置60を外
すことができないようにすることができる。
【0073】従って交換ミスや交換時の部品損傷などの
危険性がなくなり、アプライアンス性の向上を期待する
ことができる。特にユーザーによる消耗品交換の画像形
成装置においては、交換作業の簡略化、明確化と交換ミ
ス防止が最も考慮しなければならない点であるので、メ
リットは大である。
【0074】ここで第1画像ステーション140の構成
を整理すると、現像装置60は第1画像ステーション1
40の位置基準(組付け基準)として装置本体に位置決め
固定され、その位置基準とした現像装置60に対して感
光体カセット1400とクリーニングカセット220が
それぞれ取り付けられ、位置決めされる構成となってい
る。
【0075】感光体カセット1400、クリーニングカ
セット220は単独で現像装置60に対して着脱可能で
あり、現像装置60は単独で装置本体に対して着脱可能
としている。
【0076】このような構成により各カセットやユニッ
トの相対位置の高精度化と、各交換作業性を向上させて
いる。ただし上述したように感光体カセット1400は
交換頻度が最も多いので、クリーニングカセット220
などよりも先に、かつ単独でしか取り外しできない構成
としている。取り付け時は感光体カセット1400が最
後である。つまり、取り外しの手順としては、先ず感光
体カセット1400を取り外し、その後にクリーニング
カセット220を外し、必要であれば最後に現像装置6
0を外す、というものである。
【0077】感光体カセット1400を取り外した後で
あれば、クリーニングカセット220はカセットケース
60aに収容されたまま現像装置60と共に一体的に外
すこともできる。装着時は手順を逆にする。
【0078】本例では、不測の故障交換やリサイクル作
業性などを考慮して現像装置60を装置本体に対して着
脱可能としたが、特開平11−295952でも同じよ
うに現像装置を着脱可能としている。しかし目的が違う
ため、構成が異なる。特開平11−295952号公報
が出願された頃は、現像剤寿命は最も長いもので用紙1
00K枚の画像形成を可能にする程度であり、現像装置
は感光体ユニットと同様に消耗品として頻繁に交換する
必要があった。そのため装置本体に対する現像装置の固
定方法は、アプライアンス性を考慮して簡単に着脱でき
るように感光体ユニットの固定も同時に兼ねるスライド
部材によって行っていた。
【0079】しかし簡易着脱性に重点を置いたため、固
定解除した後の現像装置は自重で装置本体に載っている
だけの状態である。感光体ユニット交換は、この不安定
な状態にある現像装置に対して行わなければならないの
で、作業性は非常に悪く、感光体ドラムを傷つける危険
性があった。しかも度重なる交換作業により、現像装置
と感光体ユニットとの間には必ずズレやガタツキが生じ
るようになり、それは徐々に蓄積され、そしてついには
画像に影響を及ぼすまでに到る。
【0080】しかし近年の現像剤開発の目覚しい進展に
より、現像剤寿命は機械寿命と同等にまでなったことか
ら、従来現像剤寿命を要因として交換していた現像器
は、今では消耗品ではなく基本的に交換する必要のない
部品となってきている。
【0081】そこで本例ではユニットとして構成された
現像装置60を、装置本体を構成する不動部品の一つ
(例えば書込みユニット180)として装置本体に単独
に固定するようにした。このことが現像装置60を第1
画像ステーション140の位置基準とする理由である。
しかし一方で現像装置60は、故障や部品損傷、トナー
飛散による汚れなど不測の事態、さらに故障やトラブル
による修理、交換、清掃などに対する備えや、分解、再
利用などリサイクル時の作業性などを考慮する必要があ
る。
【0082】そこで、通常は装置本体に固定され、先に
述べた必要な時にだけ装置本体から取り外しできるよう
に、現像装置60単体で装置本体に固定、解除できる現
像ロック手段(後述するレバー3040)を設けた。こ
のような現像ロック手段であれば、感光体カセット14
00の交換などの時には現像装置60にガタツキが生じ
ず、必要な時は現像装置60を簡単に取り外すことがで
きる。
【0083】またクリーニングカセット220も同様
に、感光体カセット1400の交換時にガタツキが生じ
ないように個別の固定手段を有していることが必要不可
欠である。つまり本例の感光体カセット1400は他の
プロセス手段を含まず感光体ドラム160のみの構成で
あり、帯電器170やクリーニング手段210とは別体
であるため、感光体カセット1400の交換時にクリー
ニングカセット220が固定されていないことによるガ
タツキがあると、感光体160は帯電器170やクリー
ニング手段210などで傷つくおそれがあるからであ
る。
【0084】従来は例えば特開平11−295952号
公報に開示されているように感光体ユニット(感光体ド
ラム、帯電器、クリーニングブレードが一体)構成であ
ったので、感光体を傷つけずに取り外すことができた。
【0085】以上で第1画像ステーション140の構成
の説明を終了するが、第2画像ステーション240は、
第1画像ステーション140と同じ形状、構成であり、
現像器のトナー色のみ異なるにすぎない。つまり、ブラ
ック現像器300およびイエロー現像器290を構成要
素に含む現像装置80を構成している。
【0086】本発明は、カラーや白黒、感光体や現像器
などの数、これらの配置、構造などや装置本体の構成に
は限定されないず、電子写真方式のプロセス手段であれ
ば全ての画像形成装置に実施可能である。
【0087】本例では第1次転写であるベルト転写系
(転写ブラシ410、転写コロ390)の接離は行ってい
ない。また本例では中間転写ベルトは書き込み位置(図
中の下方5時の位置)に対して略180度の位置に存在
するので、感光体が偏芯して回転することがあってもこ
れによって中間転写ベルト上に形成される画像が乱れる
ことを防止することが可能である。
【0088】更に本例の画像形成装置では、感光体を取
り外す際は中間転写ベルトが退避し、感光体160を装
着した後に中間転写ベルトが感光体に接触する位置に戻
される構成になっている。このため、感光体160に対
して厳密な位置決めを必要としない中間転写ベルトの退
避、接触によってのみ感光体160を交換できるために
交換前後で画像に悪影響が出るおそれが少ない。
【0089】以下、より具体的に説明する。図3乃至図
7は、図2の第1画像ステーション140における感光
体カセット140とクリーニングカセット220の取り
外し動作を説明するものである。図3は画像形成装置本
体内の基準となる設定位置に取り付け、位置決めされた
状態の第1画像ステーション140を示している。
【0090】現像ユニット側板60dおよびカセットケ
ース60aには帯電器170、マゼンタ現像器190、
シアン現像器200、クエンチングランプ5000、ク
リーニングブレード210aなどの作像手段が感光体1
60のまわりに設けられており、これら作像手段を具備
した現像ユニット側板60dおよびカセットケース60
aからなるまとまりのあるユニットは本来作像部本体と
称すべきところ、現像器を主体として構成されることか
ら現像装置60とも称している。
【0091】現像ユニット側板60dはマゼンタ現像器
190、シアン現像器200を保持し、かつカセットケ
ース60aを軸60cを中心として回転自在に軸支して
いる。また現像ユニット側板60d上部には、小判穴形
状に切り欠かれた溝部60d−1があり、その溝部60
d−1に感光体160の回転軸160aが入り込み、感
光体カセット1400が位置決めされている。
【0092】カセットケース60aは、ホルダー501
0(一部図省略)を軸5020を中心として回転自在に軸
支している。この状態から図4乃至図7の形態に示すよ
うな取り外し動作が行われる。先ず、後述するカセット
ケース60aのロックを解除し軸60cを中心にカセッ
トケース60aを矢印で示すように右回動させ、帯電器
170とクリーニング手段210(即ちクリーニングカ
セット220)およびクエンチングランプ5000を感
光体160から離間させる(図4)。これにより圧接状
態のクリーニングブレード210aや接触状態のシール
ローラ210bは感光体160から離間し、感光体カセ
ット1400を取り外すことができる状態になる。
【0093】例えば図3に示すように、正規の取り付け
状態では感光体160上、現像ローラ330と対向した
位置にあるシールローラ210bは、現像ローラの中心
と感光体160の中心を通る仮想平面よりも上の位置で
感光体160の外周面接した状態にあり、このままでは
感光体160を上方に取り出すことはできない。そこ
で、予めシールローラ210bを感光体160から離間
させてやる必要がある。
【0094】また、クリーニングブレード210aは正
規の取り付け位置では感光体160にカウンター方向か
ら圧接した状態にある。従って、この圧接状態を解除し
てからでないと、感光体160を取り外したり、取り付
けたりすることができない。これらの理由から、予め軸
60cを中心にカセットケース60aを矢印で示すよう
に右回動させておくのである。
【0095】次に現像ユニット側板60dから溝部60
d−1の切欠き角度に沿って感光体カセット1400を
上方に取り外す(図5)。そして軸5020を中心にホル
ダー5010を左回動し、クエンチングランプ5000
をクリーニングカセット220取り外し領域内から退避
させ後、カセットケース6aからクリーニングカセット
22を上方に取り外す(図7)。
【0096】図7において、クリーニング容器230は
箱状をしていて、クリーニングブレード210aおよび
シールローラ210bの下方部分で密閉状の空間を構成
している。この空間部分が廃トナーを収容する廃現像剤
収容部230hであり、クリーニングブレード210a
により掻き落とされた廃現像剤、本例では廃トナーがこ
の廃現像剤収容部230hに収容される。クリーニング
カセット220は廃現像剤収容部230hと一体的に構
成されていて、クリーニングカセット220とともに現
像装置60に対して着脱可能に嵌合される関係にある。
従って、廃現像剤収容部230hが廃トナーで一杯にな
ったときにはクリーニングカセット220ごと交換し、
あるいは廃トナーだけを廃棄してクリーニングカセット
220を再利用することができる。
【0097】図8乃至図18は、更に詳しく説明した作
業手順図である。図3乃至図7と作業手順を逆にしたの
は説明や図を理解し易くするためであり、また同じ理由
から図は主要部分を強調し、駆動系や説明に必要のない
部分は省略している。図8は現像装置60を装置本体側
板3000に組み付ける直前の正面概観図で、図6は同
図の斜視図である。
【0098】これらの図において、現像装置60を説明
する。現像ユニット側板60dにおいて、符号120M
および120Cは、マゼンタ現像器190およびシアン
現像器200の内部にトナーを補給する補給口を示して
いる。また上側が切り欠かれた溝部60d−1は、図の
ように小判穴部60d−11と略半円部60d−12の
複合形状となっており、略半円部60d−12が紙面手
前側方向に突出している。
【0099】なお小判穴部60d−11のみある角度を
以って傾いている。その溝部60d−1の近くに軸60
d−2が紙面手前方向に突出、固設されており、2段モ
ーションのレバー3040を主体とする現像ロック機構
が回転自在に軸支されている(レバーの詳細は後述)。
【0100】溝部60d−1の下方には貫通穴60d−
3、そして溝部60d−1を挟んでレバー3040と対
向する位置に貫通穴60d−3を中心とする曲率半径の
深さを有するU字状の溝60d−4が形成されている。
そして溝部60d−1とは反対位置の左上部には軸6d
−5が紙面手前方向に突出、固設されている。
【0101】カセットケース60aは、上面が開口した
箱状のケースである。カセットケース60aの側板60
a−1の外側(紙面手前側)面と現像ユニット側板60d
の内側(紙面奥側)面が密接し摺動するように、対向する
2枚の板からなる現像ユニット側板60dの内側にカセ
ットケース60aが入り込み、2つの現像器マゼンタ現
像器190やシアン現像器200と対向している。また
カセットケース60aの側板60a−1の外側面には軸
60cと軸60a−2が紙面手前方向に突出、固設され
ている。
【0102】軸60cと貫通穴6d−3とは嵌合関係に
あり、現像ユニット側板60dによってカセットケース
60aが回転自在に軸支される。また軸60a−2と溝
60d−4とは嵌合する関係にあり、軸60a―2がU
字溝60d−4の底部にぶつかることにより軸60cを
中心とするカセットケース60aの左回動は停止するの
でU字溝60d−4はストッパーの働きをしている。
【0103】なお、カセットケース60aを左回動させ
たときのストップ位置、即ち軸60a−2が溝60d−
4の左先端部に突当った位置が、画像形成動作時におけ
るカセットケース60aの設定位置である。
【0104】カセットケース60aの側板60a−1の
内側(紙面奥側)面には軸5020が紙面奥方向に突出、
固設されており、カセットケース60aの内側(紙面奥
側)に設置したクエンチングランプ5000のホルダー
5010を回転自在に軸支している。
【0105】ホルダー5010の上部には直角形状の位
置決めロック片5030が取り付けられている。また側
板60a−1の内側面には、軸5020を挟んで紙面奥
方向に突出する凸形状のリブ60a−3と60a−4が
底面から立ち上がっている。
【0106】次に、装置本体側板3000を説明する。
装置本体側板3000は上端部を紙面手前側に曲げられ
たL字状の薄板板金であり、マゼンタ現像器190やシ
アン現像器200が組み付けられるような形状の穴が開
いている。マゼンタ現像器190やシアン現像器200
と対応させながら左側から順に説明する。
【0107】先ず軸60d−5と対応する位置に上側が
開口したU字形状の開放穴3000a、トナーの補給口
1200Cおよび1200Mと対応する位置にこれらの
補給口1200Cおよび1200Mより径の大きい同心
の穴3000bおよび3000c、突出ている略半円部
60d−12の外径部60d−13と対応する位置に上
側が開口した略半円形状の開放穴3000d、などが設
けられている。
【0108】開放穴3000dの左側に位置し曲率を持
った開放穴4000eは、側板3000と対向関係にあ
る図示しない奥側(紙面奥側)の装置本体側板4000に
設けた現像装置駆動手段の進入、離脱用の穴であり、マ
ゼンタ現像器190やシアン現像器200の駆動手段が
これらの開放穴を介して接続される。なお奥側の装置本
体側板4000には穴3000bおよび3000cはな
く、他は同形状である。
【0109】図9は、図8に示した状態から現像装置6
0を略垂直下方向に動かし、装置本体側板3000に組
付けた時の正面概観図である。現像装置60における略
半円部60d−12の外径部60d−13と、装置本体
側板3000における略半円形状の開放穴3000dと
は嵌合関係にあり、装置本体側板3000に対してマゼ
ンタ現像器190やシアン現像器200の左右方向およ
び高さ方向の位置が決まる。
【0110】この装置本体側板3000に位置決めされ
た現像装置60の外径部60d−13(=略半円部60
d−12)の中心60d−14が第1画像ステーション
140における位置基準(組付け基準)となる。また現像
装置60における軸60d−5と、装置本体側板300
0における開放穴3000aの水平底部とは当接関係に
あり、現像装置60の回転防止と同時に、外径部60d
−13と共に装置本体側板3000に対する高さ方向の
位置を決め、現像装置60を画像形成可能な正規の取り
付け位置状態に保つ。
【0111】以上の構成により現像装置60は装置本体
側板3000に位置決めされる。しかしこの状態では、
現像装置60は未固定なので装置本体側板3000(お
よび4000)に乗っているだけである。現像装置60
は不安定な状態にある。特開平11−295952号公
報に開示の技術では、この不安定な状態にある現像装置
60に対して感光体カセット140の交換を行っていた
ため、感光体160が傷つく可能性が非常に高く、ガタ
ツキの発生原因となっていた。
【0112】そこで本例では、この時点において現像装
置60が、装置本体すなわち装置本体側板3000(お
よび4000) に対して確実に固定できているようにし
た。しかし特別な専用の固定手段を設けたのでは構成や
コストにデメリットが生じる。本例では特別な固定の手
段を設けるのではなく、マゼンタ現像器190やシアン
現像器200の駆動手段やトナーの補給手段など必須構
成部品、手段に固定の役割も兼ねさせ、駆動手段や補給
手段などの接離動作と同時に、固定手段の固定解除が行
われるようにして小型化、低コスト化を図った。
【0113】図10(a)、図10(b)は固定のため
の手段であるロック手段による現像装置60の画像形成
装置に対する固定方法の簡略図である。図10(a)は
固定前の状態であり、装置本体側板3000および40
00の外側の画像形成装置本体部側に設けられたトナー
補給手段9000、現像ローラの磁極切替え駆動手段9
020、および現像ローラ駆動手段9040のそれぞれ
に設けた可動部品(スクリュー内蔵パイプ9010、ギ
ヤ付き軸9030、ギヤ9050)を、マゼンタ現像器
190やシアン現像器200の対応部に向かって装置本
体側板3000および4000に形成した開口を貫通し
て内側に進入させることで、現像装置60を画像形成装
置本体に対して固定する。
【0114】トナー補給手段9000及びスクリュー内
蔵パイプ9010は図10が平面図であるのでシアン現
像器200用のものしか見えないが、実際にはこの他に
トナー補給手段9000及びスクリュー内蔵パイプ90
10と同形状大きさのものがマゼンタ現像器用としても
う1組設けられていて、画像形成装置に対する現像装置
60の着脱に際してトナー補給手段9000及びスクリ
ュー内蔵パイプ9010と同じ動きをする。
【0115】トナー補給手段9000はトナーを格納す
るトナー格納部を具備していて、マゼンタ現像器190
やシアン現像器200においてトナーが消費された分を
このトナー補給手段に格納されたトナーで補うことがで
きる。
【0116】可動部品の可動手段(図示せず)は手動でも
自動でもよい。そしてそれぞれが嵌合、噛み合い、当接
などによってマゼンタ現像器190やシアン現像器20
0と連結し連動できるようになる。結果的に現像装置6
0は装置本体側板3000(および4000)に固定状態
となっている(図10(b))。現像装置60は駆動系の
進入装着、離脱の動作により、画像形成装置本体に対す
る固定、解放を行うことができる。
【0117】図11は、クリーニングカセット220を
カセットケース60aに組み付ける直前の正面概観図で
ある。クリーニングカセット220を説明する。クリー
ニングカセット220のクリーニング容器230は中空
の箱状ケースであり、クリーニング手段210によって
略密閉状態となっている(感光体160との当接により
完全密閉となる)。
【0118】クリーニング容器230の側板230a
は、内側(紙面奥側)に設けた帯電器170とシールロー
ラ210bを軸支している。また側板230aの外側
(紙面手前側)面には、底面から立上がる紙面奥方向にへ
こんだ凹形状の長方形溝が3つ(230b、230c、2
30d)並んで形成されている。また左側板230eの
下部は、少なくとも書込み露光ビームの有効走査領域を
回避し紙面右方向にへこませたコの字状としている。ま
たこの時点では、クエンチングランプ5000は軸50
20を中心に左回動した状態にある。
【0119】図12は、クリーニングカセット220を
略垂直下方向に動かし、カセットケース60aに組付け
た時の正面概観図である。組み付け前の図11におい
て、クリーニング容器230における溝230b、23
0dの左側の片側面230b−1、右側の片側面230
d−1と、カセットケース60aにおける内側に突出し
た凸形状のリブ60a−3、60a−4の各左側の片側
面6a−5、右側の片側面6a−6とは嵌合関係にあ
り、カセットケース6aに対するクリーニングカセット
220の左右方向の位置が決まる。
【0120】また装着時、長方形溝230b、230d
とリブ60a―3、60a―4とがガイド関係となって
いるのでクリーニングカセット220の入れ込みは円滑
に行われる。そしてクリーニング容器230における長
方形溝230cの上側面230c−1と、カセットケー
ス60aにおける軸5020の外周面とは当接関係にあ
るのでカセットケース60aに対しての高さ方向の位置
が決まる。また、長方形溝230cの壁面(紙面水平方
向)と、軸5020の自由端側端面(紙面水平方向)とは
当接関係にあるので、カセットケース60aに対してク
リーニングカセット220の前後方向(紙面垂直方向)の
位置が決まる。
【0121】図13において、クリーニングカセット2
20を入れ込んだ後、コの字状をしたホルダー5010
を右回動し、カセットケース6aに固定した時の正面概
観図である。シールローラ210bをクリーニング容器
230の側板230aに軸支するために設けた軸受21
0b−1の外周面と、ホルダー5010の上部に設けた
直角形状の位置決めロック片5030の上面5030a
とは圧接していて嵌合関係にあり(図14参照)、位置決
めロック片5030の上面5030aと軸5020によ
って、クリーニングカセット220は上下に挟み込まれ
るようにカセットケース60aに固定される。
【0122】また軸受210b−1の外周面と、直角形
状の位置決めロック片5030の左側面5030bとは
当接関係(図14参照)にあり、ホルダー5010が右回
動する限度を規定するストッパー機能を果たすと共に、
当接位置がカセットケース60aにおけるクエンチング
ランプ5000の設定位置となっている。以上で、カセ
ットケース60aに対するクリーニングカセット22
0、およびクエンチングランプ5000の位置決め、固
定が完了する。
【0123】図15は、感光体カセット1400を現像
装置60に組み付ける直前の正面概観図である。感光体
160の回転軸160aが小判形状の軸受160bを介
して、ホルダー1410の側板1410aに回転自在に
支持されている。図に示すように小判形軸受け160b
は、側板1410aにある傾斜角度を以って取り付けら
れている。
【0124】この傾斜角度は、現像装置60に対する感
光体カセット1400の挿入角度であり、小判形軸受1
60bの相対する(軸線を挟んで対称位置)左右の平面部
160cの角度である。また側板1410aにおける小
判形軸受け160bの右側には、現像ユニット側板60
dの切り欠き溝60d−4と同形状の曲率を有する切り
欠き溝1410a−1形成されている。
【0125】図16は、感光体カセット1400を斜め
下方向に動かし、現像装置60に組み付けた時の正面概
観図である。感光体カセット1400における小判形軸
受160bの外径部160dと、現像装置60における
溝部60d−1の略半円部60d−12とは嵌合関係に
あり、現像装置60に対して感光体カセット1400の
左右方向および高さ方向の位置が決まる。
【0126】すなわち回転軸160aの軸心(感光体1
60の軸心)160eが第1画像ステーション140の
位置基準(組付け基準)である現像装置60の中心60d
−14と一致し、現像装置60に対する感光体160の
位置が決められる。また感光体カセット1400におけ
る小判形軸受160bの二つの平面部160cと、現像
装置60における小判穴部60d−11の二つの平面部
も嵌合関係にあり、感光体カセット1400入れ込み時
のガイドと回転止めの働きをしている。
【0127】さらにホルダー1410における側板14
10aの外側(紙面手前側)面と、現像ユニット側板60
dの内側(紙面奥側)面とは摺動できるような嵌合関係に
あり、現像装置60に対する感光体カセット1400の
前後方向(紙面垂直方向)の位置を決めている。
【0128】なお上記一連の感光体カセット1400取
り付け作業において、クリーニングカセット220は感
光体カセット1400に対して必ず離間状態にある。そ
のため作業中に感光体ドラム160を傷つけることはな
い。
【0129】図17は、軸60cを中心にカセットケー
ス60aが右回動し、クリーニングカセット220およ
びクエンチングランプ5000を感光体カセット140
0に対向させた時の正面概観図である。現像ユニット側
板60dの切り欠き溝60d−4と感光体カセット14
00の切り欠き溝1410a−1とは、同形状であり、
切り欠き溝同士が前後(紙面垂直方向)に重なって一致し
ている。
【0130】これらの切り欠き溝60d−4、1410
a−1と、カセットケース60aにおける軸60a−2
とは曲率半径方向が嵌合関係にあり、現像ユニット側板
60dおよび感光体カセット1400に対するカセット
ケース60aの位置、すなわちクリーニングカセット2
20およびクエンチングランプ5000の位置が決ま
る。
【0131】軸60a−2が溝60d−4、1410a
−1の左先端部に突当った位置が、画像形成動作時にお
けるカセットケース6aの設定位置であり、カセットケ
ース6aが左回動するときに回動位置を規定するストッ
パーの働きもしている。以上で現像装置60に対する感
光体カセット1400とクリーニングカセット220お
よびクエンチングランプ5000の位置を決めることが
できる。
【0132】図18は、レバー3040が軸60d−2
を中心にして右回動し、現像ユニット側板60dに対し
感光体カセット1400とカセットケース60a(すな
わちクリーニングカセット220およびクエンチングラ
ンプ5000)を固定した時の正面概観図である。
【0133】図17において、レバー3040は、第1
レバー3040aと第2レバー3040bと、互いを回
転自在に連結する軸3040cから成っている。そして
レバー3040は軸60d−2に回転自在に軸支され、
2段モーションのリンク機構を構成している。第2レバ
ー3040bの一端部である摘み部3040b−1を手
で摘み、軸60d−2を中心に右回動すると、第1レバ
ー3040aの直線部3040a−1と感光体カセット
1400の小判形軸受160bにおける外径部160d
とが当接し、第1レバー3040aの右回動がストップ
する。
【0134】さらに摘み部3040b−1を右回動する
と、軸3040cを中心に第2レバー3040bのみが
回動し、第2レバー3040bの他端部である係合凹部
3040b−2がカセットケース60aの軸60a−2
と係合する。この時、図18に示すように感光体カセッ
ト1400は第1レバー3040aにより現像ユニット
側板60dに嵌合状態で押し付けられ、カセットケース
60aは第2レバー3040bにより現像ユニット側板
60dに固定保持される。
【0135】つまり、第1レバー3040aで感光体1
60を現像装置60に対して固定し、かつ、第2レバー
3040bでカセットケース60aを現像装置60に固
定する。カセットケース60aにはホルダー5010に
よりクリーニングカセット220が固定されているの
で、第2レバー3040bは現像装置60に対してクリ
ーニングカセット220を固定しているともいえる。取
り外し作業は作業手順を逆に行う。
【0136】よって、第1レバー3040aと第2レバ
ー3040bからなるレバー3040は現像装置60に
感光体160を固定する現像ロック手段であるととも
に、現像装置60に対して感光体160とクリーニング
カセット220とを同時に固定し、また固定を解除でき
る同時ロック機構の主要部を構成しているともいえる。
【0137】かかる同時ロック機構を解除してからでな
いと現像装置60に対して感光体160とクリーニング
カセット220の取り外しを行なうことができない。同
時ロック機構により、ワンタッチの操作で現像装置60
に対して感光体160とクリーニングカセット220の
取り外しや取り付けの準備が整う。
【0138】以上で第1画像ステーション140の装置
本体への組付けが完了する。上記組み付け作業手順には
記載しなかったが、現像装置60を装置本体に組み込む
前に事前に、クリーニングカセット220をカセットケ
ース60aに取り付け、現像装置60とクリーニングカ
セット220を一体的な状態にしてから装置本体に組み
込むこともできる。
【0139】その後、感光体カセット1400を組み付
ける。言い替えれば、装置本体からの現像装置60の取
り外しは感光体カセット1400を外してしまえば、ク
リーニングカセット220と一体的に取り外すことも可
能である。つまり本例の感光体カセット1400は、交
換頻度の最も多い感光体160以外のプロセス手段は設
けない構成であり、その感光体カセット1400は他の
プロセス手段カセット、ユニットである現像装置60に
対して着脱自在であり、装置本体に取り付けるときは他
のプロセス手段カセット、ユニット(現像装置60)よ
り後に取り付け、取り外すときは先に外すことができる
ようにした。
【0140】さらに寿命が長く交換することが殆どない
現像装置60をプロセス手段の位置基準とし、その現像
装置60に対して感光体カセット1400とクリーニン
グカセット220が位置め、着脱できるようにした。そ
して少なくとも感光体カセット1400を取り外す時
は、現像装置60は装置本体に固定されているようにし
た。
【0141】以上で図8乃至図18の説明は終わるが、
第1画像ステーション140の構成はプロセス手段構成
の一実例であり、本例においは少なくとも現像部が位置
基準であり、感光体が単独で着脱自在であれば、プロセ
ス手段の構成は限定されない。
【0142】また本例の画像形成装置では、以上記した
ように、感光体及び他のプロセス手段が独立に着脱でき
るるようになっているため、それらの交換は一体として
交換せずにすむのでランニングコストを押さえることが
可能であり、環境への負荷が少ない。また、ユーザーが
交換作業を容易に行なえるように工夫されている。
【0143】すなわち、例えば取り外しの場合は、まず
画像形成装置本体から感光体カセット1400が外れ、
次にクリーニングカセット220が外れ、最後に現像装
置60が外れる構成になっているが、感光体カセット1
400を装着した状態ではクリーニングカセット220
を取り外すためのホルダー5010は感光体カセット1
400によって隠されており、ユーザーは感光体カセッ
ト1400を取り外すためのレバー3040とクリーニ
ングカセット220を取り外すためのホルダー5010
とを混同することがない。
【0144】このため、サービスマンではなく何の知識
もないユーザーでも迷うことなく正しい操作を行なうこ
とができる。更に本例の画像形成装置では、取り外しの
際、ユーザーにとって次の操作手段が一目瞭然であるよ
うに表示手段を感光体カセット1400及びクリーニン
グカセット220、現像装置60の各ユニットまたは部
材に設けている。従って、ユーザーの操作性が更に向上
する。図19(a)〜(c)は、その考え方を説明する
簡略概念の一例である。
【0145】図19(a)においては、先ず感光体カセ
ット1400を画像形成装置に装着した状態でユーザー
から見える位置に一つ目の指示標識が第2レバー304
0b上に存在する。この指示標識はユーザーに取り外し
の作業手順を示すためのもので、ユーザーが次にどのよ
うな作業をすればよいかを認識できるものであるならば
どのようなものでもよい。本例では、図19(a)に示
すように、この指示標識を「1」とする。
【0146】また、現像装置60には、感光体カセット
1400を取り外した状態でユーザーから見える位置に
2つ目と3つ目の指示標識がクエンチングランプ500
0上と現像装置60上に同様に存在する。クエンチング
ランプ5000上の指示標識を「3」、現像装置60上
の指示標識を「5」とする。
【0147】またクリーニングカセット220(図19
(b))においては、クエンチングランプ5000が取
り付けられたホルダー5010による固定が解除された
状態でユーザーから見える位置に指示標識がクリーニン
グカセット220上に存在する。本例では、図19
(b)に示すように、この指示標識を「4」とする。さ
らに感光体カセット1400(図19(c)においては、
画像形成装置に装着した状態でユーザーから見える位置
に指示標識「2」が感光体カセット1400上に存在す
る。
【0148】本例では、図19(c)に示すように、こ
の指示標識を「2」とする。もちろん指示標識はこれに
限られるものではなく、例えば「このレバーを上げてく
ださい」、「このカセットを上に持上げてください」など
の文章表示を附加してもよいし、表示パネルに次の手順
を静止画又は動画で表示させる、あるいは、音声で次の
手順を示してもよい。なお、表示パネルや音声を用いる
場合には、感光体カセットやレバーなどの装着を検知す
るセンサーが必要となる。
【0149】図18には、画像ステーションが画像形成
装置に構成された状態での各指示標識の位置を示してい
る。取り外し手順は指示標識に従い、指示標識「1」で
レバー3040を持上げ回動させ、指示標識「2」で感
光体カセット1400を取り外し、指示標識「3」でホ
ルダー501を回動させ、指示標識「4」でクリーニン
グカセット220を取り外し、指示標識「5」で現像装
置60を取り外す。
【0150】指示標識「3」、「4」、「5」は感光体
カセット1400やホルダー5010によって隠されて
おり、感光体カセット1400やホルダー5010を取
り外すまたは動かさない限り、ユーザーの目に触れるこ
とはない。本例では指示標識「2」は隠されていない
が、必要ならであれば、第2レバー3040bよりひさ
し状に突出した形状部分をつくり、指示標識「2」が隠
れるようにすればよい。
【0151】更に本例の画像形成装置は、ユーザーの操
作性を高めるべく、寿命の短いものから先に取り外しが
できるようになっている。すなわち、消耗の激しい感光
体カセット1400を単独で交換可能とし、この際に他
のプロセス要素は取り外し不要としたため、ユーザーは
最も頻繁に行なわなければならない感光体の交換の際に
複雑な操作を行なわなくてもよいようになっている。
【0152】図20乃至図24は、図1の画像形成装置
の第1画像ステーション140、第2画像ステーション
240における各カセット、ユニットの取り外し作業手
順図である。ただしステーション間の作業順序は問わな
い(作業は、どちらが先でも後でも、また同時でも構わ
ない)。
【0153】図20は、中間転写ユニット500や定着
ユニット600などを含む上筐体1060、および紙搬
送路の一部や紙転写ローラなどを含む右筐体1070が
ワニ口状に開口され、画像ステーション140、240
の上側を解放した状態である。
【0154】図21は、画像ステーション140、24
0の両方に関して、感光体カセット1400とクリーニ
ングカセット220のカセットケースを固定していたレ
バー3040、3040'の係合を外し、感光体16
0、260からクリーニング手段と帯電器220、22
0'を離間させた状態を示す。
【0155】図22は、画像ステーション140、24
0の両方に関して、感光体カセット1400、140
0'を現像装置60、80、すなわち装置本体から取り
外した状態を示す。図23は、クエンチングランプ50
00と一体的なホルダー5010(図示省略)を左回動
しクリーニングカセットの固定を解除した状態(第2画
像ステーション240側)と、その状態からクリーニン
グカセットを現像装置、すなわち装置本体から取り外し
た状態(第1画像ステーション140側)を示す。
【0156】図24は、画像ステーション140、24
0の両方に関して、不測の事態が発生した際、それぞれ
の現像装置の固定も兼ねていた駆動手段やトナーの補給
手段などの機構が離脱し固定が解除され、現像装置6
0、80を装置本体から取り外した状態を示している。
【0157】図25は、感光体カセット1400、14
00'と共にクエンチングランプ5000、5000'も
感光体カセット1400、1400'内に収納し一体化
した例である。長寿命のクエンチングランプを用いる場
合は、上述したようにクエンチングランプ5000を現
像装置60側に設け、現像装置60の寿命と同等として
扱うことができたが、昨今の装置の低コスト化ニーズに
応えるためクエンチングランプも低コスト、すなわち短
寿命のものを使うようになってきている。そのためクエ
ンチングランプも消耗部品として交換する必要がある。
図25ではクエンチングランプの取り付け位置を感光体
カセット側に変更しただけで、他の構成変更の必要はな
い。
【0158】図26、図27は、廃トナー収納部を具備
しないタイプのクリーニングカセット280、280−
1の例であり、装置本体に設けた廃トナー回収箱に、廃
トナーを搬送するスクリュー210cを用いて送り込む
ように構成されている。ただし図26は、クリーニング
手段210とスクリュー210cをクリーニング容器2
70で一体化し、クリーニングカセット280として帯
電器170を軸支したカセットケース60fに取り付け
る現像装置60−1であるのに対し、図27は、帯電器
170もクリーニング容器270に一体化し、クリーニ
ングカセット280−1としてカセットケース60f−
1に取り付ける現像装置60−2である。両者とも寿命
交換による着脱可能である。
【0159】以下、装置本体側板の変形例として共通組
付け部材を使用する例を説明する。前記図8乃至図18
により説明した例では現像ユニット側板60dに形成し
た外径部60d−13を装置本体側板3000の開放穴
3000dに直接嵌合させて取り付けていた。
【0160】これに対して、本例では、第1画像ステー
ション140について、図28に示すように本体基板と
しての装置本体側板3000'に予め共通組付け部材9
00を取り付けておき、こうして装置本体側板300
0'に取り付けられた共通組付部材900に対して外径
部60d−13を固定および固定解除可能に嵌合する関
係にしている。なお、装置本体側板3000に対向して
設けられた装置本体側板4000'についても現像ユニ
ット側板60dと一体で外径部60d−13と同一形状
大きさの図示しない外径部を固定及び固定解除可能に嵌
合する関係にしている。また、第2画像ステーション2
40についても同じ方法で現像装置80の現像ユニット
側板を取り付けるようにしている。
【0161】以下、装置本体側板3000'、4000'
に取り付けられる第1画像ステーション140用の共通
組付部材900、1100および第2画像ステーション
240用の共通組付部材1300、1500のうち主と
して共通組付部材900について図28乃至図30によ
り説明する。
【0162】図28、図29において、装置本体側板3
000'(4000')は取付部125まわりの構成を除
き、前記図8により説明した装置本体側板3000(4
000)と同じである。よって、図8におけると同一の
構成部分には図8におけると同一の符号を付してある。
【0163】装置本体側板3000'上であって、第1
画像ステーション140を構成する部位にはU字状に切
り欠かれた部位を有する取付部125が形成されてい
る。装置本体側板4000'上であって、取付部125
と対向した部位には、取付部125と略同じ形状をした
取付部110が形成されている。
【0164】同様に、装置本体側板3000'上であっ
て、第2画像ステーション240を構成する部位にはU
字状に切り欠かれた部位を有する取付部129が形成さ
れている。装置本体側板4000'上であって、取付部
129と対向した部位には、取付部129と略同じ形状
をした取付部124が形成されている。
【0165】第1画像ステーション140について、取
付部125に装置本体側板3000'の手前側から共通
組付部材900が、取付部110に装置本体側板400
0'の奥側から共通組付部材1100がそれぞれ取り付
けられる。第2画像ステーション240について、取付
部129に装置本体側板3000'の手前側から共通組
付部材1300が、取付部124に装置本体側板400
0'の奥側から共通組付部材1500がそれぞれ取り付
けられる。
【0166】ここで、共通組付部材900には外径部6
0d−13を支持するための軸支持部910が形成され
ている。同様に、外径部60d−13と対向して設けら
れた該外径部60d−13相当の外径部(図示されず)
を支持するため、共通組付部材1100、1300、1
500には軸支持部1110、1310、1510がそ
れぞれ形成されている。これら軸支時部910、111
0、1310、1510などは図29に示すように現像
装置60を支持するものであるから、本例においては現
像装置支持部である。
【0167】ここで、第1画像ステーション140にお
ける奥側の装置本体側板4000'に設けられる共通組
付部材1100と、第2画像ステーション240におけ
る奥側の装置本体側板4000'に設けられる共通組付
部材1500とは、図28に示すように、ウオーム軸2
50を支持するための駆動手段支持部1140、154
0の位置が、ウオーム軸250のウオーム116W、1
26Wのそれぞれ外側(ウオーム軸250の各軸端側)
を支持するようにするために、形成位置を異にするだけ
で他の構成は全く同じである。
【0168】駆動手段支持部1140、1540にはそ
れぞれ、像担持体(感光体160)に回転駆動力を与え
る駆動部材(ウオーム軸250)を支持するための支持
穴1140a、1540aが形成されている。
【0169】図28において、手前側の共通組付部材9
00を説明する。既に述べたように、共通組付部材90
0は軸支持部910を有しているが、その他に、位置決
め用の長穴911、位置決め用の段部912、取り付け
穴913a、913b、913cを有している。また、
支持部910の上部は外径部60d−13を案内しやす
いように、傾斜面914が形成されている。支持部91
0はU字溝状の形状をしていて、このU字溝の下部は外
径部60d−13と同じ径の半円形であり、上部は外径
部60d−13と同径で外部に開放されている。
【0170】段部912は支持部910よりもひとまわ
り大きいU字状の輪郭を有する段部として形成されてい
る。長穴911は支持部910を中心とする回転方向上
の位置を決定するためのもので、該軸心に向かう向きに
長い長穴として形成されていて、装置本体側板300
0'に植設された位置決めピン318に嵌合する径を有
している。
【0171】装置本体側板3000'の鉛直な壁部には
位置決めピン318が手前側に突出するように形成され
ている。U字溝からなる取付部125のまわりには共通
組付部材900を取り付けるための取り付け穴324
a、324b,324cが形成されている。
【0172】このような装置本体側板3000'に対し
て、共通組付部材900の段部912を取付部125の
U字溝に嵌合させ、かつ、位置決めピン318に長穴9
11を係合させる。段部912と取付部125のU字溝
316との嵌合により、支持部910の軸心位置が決定
され、位置決めピン318と長穴911との係合により
共通組付部材900の支持部910を中心とする回転方
向上の位置が決定される。
【0173】この状態で取り付け穴913a,913
b,913cと取り付け穴324a,324b,324
cが合致するので、これらの取り付け穴を利用して共通
組付部材900を装置本体側板3000'に固定する。
これと同様の方法で、共通組付部材1100、130
0、1500をそれぞれ装置本体側板3000'、40
00'に取り付ける。
【0174】このようにして、奥側の装置本体側板40
00'に取り付けられた共通組付部材1100、150
0に対して、ウオーム軸250が取り付けられる。ウオ
ーム軸250は、ウオーム116W側を先にして、駆動
手段支持部1540の支持穴1540a、駆動手段支持
部1140の支持穴1140aの順に挿入される。ウオ
ーム軸250の先端側はウオーム116Wよりも軸端側
の部位が駆動手段支持部1140により軸受253を介
して軸支され、テーパ部257にプーリ254が装着さ
れ、ナット256を利用して固定される。
【0175】ウオーム軸250の後端側はウオーム12
6Wよりも軸端側の部位が駆動手段支持部1540によ
り軸受252を介して軸支され、端部を止め部材255
により、抜け止めされる。
【0176】このように、各駆動手段支持部1140及
び駆動手段支持部1540により支持された状態では、
ウオーム116W、126Wは、軸支持部1110、1
510の軸心の真下に位置している。
【0177】図29において、装置本体側板3000'
(4000')は取付部125まわりの構成を除き、前
記図8により説明した装置本体側板3000(400
0)と同じである。よって、同一の構成部分には同一の
符号を付してある。
【0178】図29において、現像装置60における外
径部60d−13と、装置本体側板3000'における
取付部125とは嵌合関係にあり、装置本体側板300
0'に対して現像装置60の左右方向および高さ方向の
位置が決まる。
【0179】この装置本体側板3000'に位置決めさ
れた現像装置60の外径部60d−13(=略半円部6
0d−12)の中心60d−14が第1画像ステーショ
ン140における位置基準(組付け基準)となる。また現
像装置60における軸60d−5と、装置本体側板30
00'における開放穴3000aの水平底部とは当接関
係にあり、現像装置60の回転防止と同時に、外径部6
0d−13と共に装置本体側板3000'に対する高さ
方向の位置を決め、現像装置60を画像形成可能な正規
の取り付け位置状態に保つ。以上の構成により現像装置
60が装置本体側板3000'(4000')に位置決め
される。また、同様に現像装置80も装置本体側板30
00'(4000')に位置決めされる。
【0180】こうして位置決めされた現像装置60、8
0について、前記図11、図15や図24、25に示し
たように、感光体カセット1400やクリーニングカセ
ット220を着脱することができる。
【0181】第1画像ステーション140において感光
体カセット1400を装着することだけで、図30に示
すように感光体160の回転軸160aと一体的なギヤ
160gが自動的にウオーム116Wと正規の噛み合い
状態となり、同様に、第2画像ステーション240にお
いても感光体カセットを装着することで、感光体260
の軸と一体的なギヤ260gがウオーム126Wと自動
的に正規の噛み合い状態となる。
【0182】ウオーム軸250はプーリ254及びベル
トを介してモータMOに連結されている。よって、モー
タMOを駆動することにより感光体160、260が駆
動される。
【0183】本例はこのように、共通組付部材900、
1100、1300、1500に対して現像装置を固定
および固定解除する構成としている。また、共通組付部
材1100、1510は駆動手段であるウオーム軸25
0を支持する駆動手段支持部1140、1540を付帯
している。
【0184】よって、これら共通部材支持部1140、
1540上で現像装置60、80を支持するU字状の溝
からなる軸支持部910、920などと支持穴1140
a、1540aの位置関係を出しておけば、感光体の駆
動ギヤ160g、260gをウオーム軸250に対して
正確に位置決めすることが可能である。
【0185】例えば、前記図8に示した例では、装置本
体側板3000(4000)に直接ウオーム軸250を
軸支するが、その場合には、開放穴3000dに対する
ウオーム軸250の支持位置を正しく位置決め加工する
必要があり煩雑であるのに対し、本例の場合は、共通組
付部材1100上で、軸支持部1110と支持穴114
0aおよび、共通組付部材1500上で軸支持部151
0と支持穴1540aの精度を出せるので、装置本体側
板3000'(4000')における取付部125、11
0、129、124を正確に加工しておけば、現像装置
60、80を介して、駆動ギヤ160g、260gとウ
オーム軸250との適正な噛み合い関係を得ることがで
きる。
【0186】以上の実施態様において、説明を補足する
と共に要点を整理する。感光体160、260は潜像お
よびトナー像を担持する媒体であり、像担持体の主要部
をなす。一例としてドラム状をした感光体160に回転
軸160a、軸受け160bまでを含めて像担持体とい
う。ホルダー1410や、ホルダー1410に設けられ
た切り欠き溝1410a―1は像担持体に付帯する付帯
部材である。
【0187】像担持体は単体として装置本体に対して取
り付けられ、あるいは取り外される。また、像担持体は
付帯部材と共に装置本体に対して取り付けられ、あるい
は取り外される。付帯部材を具備した像担持体のことを
像担持体ユニットと称する。実施の態様では感光体カセ
ット1400、1400'などが対応する。
【0188】像担持体ユニットの構成要素として付帯部
材は必ずしも必要とはしない。ホルダー1410は画像
形成装置への取り付け前あるいは画像形成装置からの取
り外し後に、段取りなどの都合上、一旦、作業台などの
上に感光体160を置くときに、感光体を傷つけないた
めの保護部材にすぎないからであり、画像形成上必須と
はいえないからである。
【0189】また、切り欠き溝1410a―1は感光体
カセット1400に対するカセットケース60aの位
置、すなわちクリーニングカセット220およびクエン
チングランプ5000の位置を決めるものであるが、切
り欠き溝1410a―1を利用しなくてもある程度の位
置決めはなされるので画像形成上必須とはいえないから
である。
【0190】回転動力入力手段としてのギヤ160gは
予め感光体カセット1400と一体的に構成しておくこ
ともできるし、あるいは感光体カセット1400を装置
本体に取り付けた後に組み付けることもできる。予め感
光体カセット1400と一体的に構成しておけば、感光
体カセット1400を装置本体に取り付けることで自動
的にギヤ160gとウオーム116Wとの噛み合い関係
を得ることができる。
【0191】クリーニングカセット220はクリーニン
グ装置の一例である。転写コロ390、転写ブラシ41
0、420は感光体160上のトナー像をベルト100
に転写する転写手段であり、ベルト100は最終転写媒
体ではなく中間転写媒体であり担持される画像は重ねト
ナー画像であって用紙Pに対する最終画像を転写するも
のであるので最終画像の転写に関わる転写手段であり、
最終画像を得るまでの転写に関わる転写手段である。よ
って、転写装置の一部を構成する。これらは現像装置6
0などと共に画像形成手段の構成要素である。
【0192】これら画像形成手段の構成要素のうち、実
施態様では感光体160が最初に取り外され、感光体1
60が取り外されるまでは、取り外し順位が後のクリー
ニングカセット220や現像装置60は取り外すことが
できない。
【0193】感光体以外の構成要素が最も寿命が短い事
態が生ずれば、その構成要素を優先して交換するのが本
発明の技術的思想であるが、ここでは現実に即して、感
光体を優先して交換できるようにした。
【0194】感光体160の取り外し方向は上方であ
る。転写コロ390、転写ブラシ410、420、ベル
ト100などの転写装置はレイアウト上、感光体160
などの取り付け、取り外し方向である感光体160、現
像装置60などの上方に配置されている。
【0195】実施態様では、転写コロ390、転写ブラ
シ410、420などを中間転写媒体としてのベルト1
00と共に回動可能な上筐体1060に設け、図20乃
至図25に示したように上筐体1060の一端側の軸7
6を支点として開くことで感光体などの取り外し方向か
ら退避可能にしている。
【0196】上筐体1060を開いて取り外し方向上に
空間を空け、ベルト100と共に転写コロ390、転写
ブラシ410、420などを感光体160の取り外し方
向から退避することで像担持体の着脱が可能になる。
【0197】これにより、画像形成手段を構成する構成
要素を画像形成装置から取り外す際における、ユーザー
にとっての操作順序が明確であるばかりか、短寿命とさ
れる像担持体を優先して交換を行なうようにすることが
できる。
【0198】画像形成装置への取り付け順は取り外し順
の逆で最後になる。この場合も一定の順に従うのでユー
ザーにとっての操作順序が明確であるばかりか、短寿命
とされる像担持体を優先して交換することができる。取
り外し時と同様、転写装置を退避することで取り付けが
容易に行なわれる。
【0199】上筐体1060は、装置本体側板300
0、4000や装置本体側板3000'、4000'に対
して可動な開閉部材の一例である。図20乃至図25に
おいて、図が煩雑になるので示されていないが、図8、
図9などからも明らかなように、装置本体側板300
0、4000上に現像装置60、80などが装着されて
おり、上筐体1060が開いて開放されることにより装
置本体側板3000、4000上、つまり、現像装置6
0(80)上に形成される開口空間の最も近くに感光体
160(260)の装着位置を設けている。よって、開
口空間を利用して先ず感光体160(260)の交換が
可能である。
【0200】レイアウト上、感光体の上方に位置する転
写装置としての転写コロ390、転写ブラシ410、4
20、ベルト100は最終画像を得るための転写手段の
全てではないが、これらを上筐体1060に設けること
で、上筐体1060の開放動作によりこれらの部材を一
括して退避させることができる。ここで、開閉部材であ
る上筐体1060の回動により上方が開放状態となるの
で交換作業性が良好な上方への取り付け取り外しが可能
である。
【0201】装置本体とは基本的には装置本体側板30
00、4000、3000'、4000'をいうが、これ
ら装置本体側板に対して一体的に装着された後のユニッ
トや装置なども装置本体に含まれる。現像装置60には
表示手段としての指示標識「1」、「5」が、クリーニ
ングカセット220には表示手段としての指示標識
「4」、感光体カセット1400には指示標識「2」が
それぞれ付されている。番号の若い順に取り付け、その
逆の順に取り外す。表示手段の番号指示に従うことでユ
ーザーにおいても容易に構成要素の交換が可能である。
【0202】実施態様では図23において現像装置60
からクリーニングカセット220が取り外される様子が
示され、図24においてクリーニングカセット220が
除かれた現像装置60の単体が装置本体から外される状
態が示されている。このケースは、クリーニングカセッ
ト220を取り外さなければ点検できないメンテナンス
作業が発生した場合に有効である。
【0203】また、現像装置60にクリーニングカセッ
ト220を装着したままの状態(但し感光体カセット1
400は除かれている)を複合体として装置本体側板3
000、4000に対して着脱することができる。図2
8、図29に示した共通組付部材900、1100、1
300、1500などを用いる例においても同様であ
る。予め複合体として組み立てられた現像装置を装置本
体に取り付けるようにすれば、各構成要素をその都度順
番に組み立てていく場合と比べて作業効率がよくまた作
業が容易である。
【0204】このように、現像装置単体としても或は複
合体としても着脱可能とすることで、状況に対応したメ
ンテナンス作業を行なうことができる。現像装置60に
は感光体カセット1400が装着される。また、クリー
ニング装置の外枠を構成するクリーニング容器230は
現像装置60の一部をなすカセットケース60aに対し
て着脱可能に嵌合する関係にある。
【0205】この嵌合によりクリーニング手段210と
感光体160との位置関係が設定される。クリーニング
手段210を構成するクリーニングブレード210aは
感光体160に対してカウンター方向から圧接してお
り、その圧接位置と圧接度合いは適正なクリーニングを
行なう上で重要である。また、シールローラ210bは
そのシール機能を発揮させるために感光体160に対し
て精密な位置関係を要求される。本例の構成はこのよう
な要請に適合する。クリーニング容器230には帯電器
170が設けられている。これにより、前記クリーニン
グ手段と同様、感光体160に対する位置関係も精密に
設定することができる。
【0206】図4で説明したように、カセットケース6
0aはクリーニングカセット220の一部つまり、クリ
ーニングブレード210aやシールローラ210bはカ
セットケース60aと共に軸60cと中心に揺動し、感
光体160に対して接離させることができる。
【0207】カセットケース60aはクリーニング装置
としてのクリーニングカセット220を着脱可能に嵌合
して収容することができるケースであり、請求項20に
いうクリーニング装置ケースの一例である。
【0208】感光体160を取り外すときには予めカセ
ットケース60aを揺動させることにより感光体160
からこれらクリーニングブレード210aやシールロー
ラ210bを離間させる。これにより、感光体160を
取り外す際、或は取り付ける際における感光体160の
移動を可能にすると共にクリーニング手段との干渉によ
る感光体の損傷をも回避することができる。
【0209】基端部を軸5020によりカセットケース
60aに枢着され、コの字状をしたホルダー5010は
軸5020とともにクリーニングロック機構を構成して
いる。図4に示したように、現像装置60にクリーニン
グカセット220が装着された状態ではホルダー501
0によりクリーニングカセット220を現像装置60に
保持することができるし、また、図7乃至図9に示すよ
うに現像装置60からクリーニングカセット220と取
り外す際には予め小判穴部60d−11上まで該ホルダ
ー5010を回動させる。
【0210】この状態では小判穴部60d−11にホル
ダー5010が位置しているため感光体カセット140
0を該小判穴部60d−11で取り付けることができな
いので、不注意により誤ってクリーニングカセット22
0よりも先に感光体カセット1400を現像装置に取り
付けることが回避できる。また、ホルダー5010を回
動することでクリーニングカセット220に対するロッ
クを解除してクリーニングカセット220を単独で着脱
することが可能であり必要なタイミングでのクリーニン
グカセットの交換が可能である。
【0211】図14で説明したように、ホルダー501
0と一体的な位置決めロック片5030の左側面503
0bは軸受210b−1と当接関係にあるとともに、上
面5030aが軸受け210b−1に圧接した状態にあ
るので、ホルダー5010は感光体160に対して正確
に位置決めされる。ホルダー5010には除電手段とし
てのクエンチングランプ5000が設けられている。感
光体160に対するクエンチングランプ5000の位置
はホルダー5010と共に正確に定まる。クエンチング
ランプ5000により転写後の感光体表面の残留電荷が
消去され次の画像形成に備えられる。
【0212】図15、図17に示すようにホルダー50
10によりクリーニングカセット220を固定した状態
では、クエンチングランプ5000はカセットケース6
0aの揺動に伴ない、クリーニングカセット220と共
に感光体160に対して接離する。
【0213】クエンチングランプ5000が除電機能を
発揮するには感光体160に対して近接した一定の位置
関係が必要であることから、感光体160が取り外され
る前には予め退避させなければならないが、本例のよう
にクリーニングカセット220とともに感光体160に
対して接離する構成では格別の接離手段を必要としない
で済む利点がある。
【0214】低コスト化ニーズに応えるために開発され
た短寿命のクエンチングランプを使用する場合は、図2
5に示すように感光体カセット1400、1400'な
どにクエンチングランプ5001、5001'を設ける
構成とすることでコストの低減を図ると共に感光体16
0、260などの寿命と合わせることができる。
【0215】図16に示すように装置本体に感光体カセ
ット1400が取り付けられた状態のもとでは、クリー
ニングカセット220の取り外しが可能な操作範囲まで
ホルダー5010を移動してクリーニングカセット22
0の保持を解除しようとしても上記操作範囲に感光体1
60が位置しているため該捜査範囲でのホルダー501
0の移動ができない。
【0216】感光体カセット1400が装着された状態
のもとでは、感光体カセット1400はホルダー501
0がぶつかりことで、その操作を不能とする位置にあ
る。ホルダー5010の操作を可能とし上記操作範囲に
移動するためには、先に感光体カセット1400を装置
本体から取り外しておかなければならない。クリーニン
グカセット220の取り外しは先に感光体カセット14
00を取り外してからでないとできないのである。これ
により、感光体160の取り外し順位が最優先される。
【0217】装置本体に現像装置60、クリーニングカ
セット220、感光体カセット1400などが装着され
た図18に示す状態のもとでは操作可能なのは外側に位
置している第1レバー3040bだけである。装置本体
からのクリーニングカセット220の取り外しは、支持
標識「1」に従い、先ず第レバー3040bを解除して
係合凹部3040b−2を軸60a―2から抜かねばな
らない。
【0218】この操作をすることでカセットケース60
aは軸60cを中心に揺動してクリーニング手段210
が感光体160から離間する。その上で感光体カセット
1400を取り外してからホルダー5010を解除して
始めてクリーニングカセット220を取り外すことがで
きるのである。このように機械的な構成により感光体が
最優先されるという取り外し順位が設定されるととも
に、感光体の取り外しに際しては予めクリーニング手段
210が感光体160から離間状態とされる。
【0219】転写装置を具備した上筐体1060は図2
0に示すように角度θ開いて取り外し方向から退避して
いるが、現像装置60を取り外すには、予め感光体カセ
ット1400やクリーニングカセット220を現像装置
60から取り外しておかなければならない。これらを装
着したままだと上筐体1060と干渉してしまうからで
ある。取り外し優先順位が先である感光体カセット14
00を先ず取り外し、次にクリーニングカセット220
を取り外してから現像装置60を装置本体から取り外
す。
【0220】本実施例の態様で示された画像形成装置で
は転写装置を構成するベルト100のまわりに第1画像
形成ステーション140と第2画像形成ステーション2
40の2つの画像形成ステーションが設けられていて、
これらの画像形成ステーションに設けられた画像形成手
段について、それぞれ像担持体を優先して着脱可能とす
る技術が適用されている。よって、図1で説明した画像
形成の基本プロセスを実現できる画像形成装置について
短寿命の像担持体を優先して交換することができる。
【0221】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、画像形成装置
からの画像手段取り外しのための操作順序が明確であり
ユーザー負担が軽減する。請求項2記載の発明では、短
寿命とされる像担持体を優先して取り外すことができ
る。結果として像担持体を優先して交換することができ
る。
【0222】請求項3記載の発明では、画像形成装置の
レイアウト上、簡単に退避動作を行なうことができる。
請求項4記載の発明では、画像形成装置への画像形成手
段取り付けのための操作順序が明確でありユーザー負担
が軽減する。請求項5記載の発明では、短寿命とされる
像担持体を優先して取り付けることができる。結果とし
て像担持体を優先して交換することができる。
【0223】請求項6記載の発明では、画像形成装置の
レイアウト上、簡単に退避動作を行なうことができる。
請求項7記載の発明では、像担持体を優先して交換可能
である。請求項8記載の発明では、開口空間を利用して
像担持体を優先して交換可能である。
【0224】請求項9記載の発明では、レイアウト上、
像担持体の上方に位置する転写手段や中間転写媒体を一
括して開閉部材により退避させることができる。請求項
10記載の発明では、交換作業性が良好な上方での開放
空間が確保される。請求項11記載の発明では、表示手
段の指示に従うことでユーザーにおいても容易に構成要
素の交換が可能である。
【0225】請求項12記載の発明では、共通組付け部
材上で像担持体の駆動手段と現像装置との位置関係を正
確に定めた加工ができるので、共通組付け部材に現像装
置および像担持体を順次取り付けることで像担持体から
駆動手段への正確な取り付け位置の確保が可能となる。
請求項13記載の発明では、個別に交換可能であると共
に、複合体として取り付けることにより作業が容易とな
る。
【0226】請求項14記載の発明では、クリーニング
装置は比較的大きな部材を構成するので、これを除いた
後の現像装置は軽量となり着脱作業が容易となる。請求
項15記載の発明では、基本的には像担持体のみ交換が
可能である。また、付帯部材を具備することで相応の利
益を得ることができる。
【0227】請求項16記載の発明では、精度の要求さ
れるクリーニング手段と像担持体との位置関係を所望の
高精度ない位置関係に設定することができる。請求項1
7記載の発明では、像担持体上における帯電手段の位置
を正確に設定する。請求項18記載の発明では、廃現像
剤収容部が廃現像剤で一杯になったときにはクリーニン
グ装置ごと交換し、あるいは廃トナーだけを廃棄してク
リーニング装置を再利用することができる。
【0228】請求項19記載の発明では、装置本体から
の像担持体の取り外しや取り付けのために行なう像担持
体の移動を可能としかつ、部材との干渉による損傷を回
避できる。請求項20記載の発明では、像担持体着脱時
におけるクリーニング装置に対する像担持体の干渉を回
避することができる。
【0229】請求項21記載の発明では、クリーニング
ロック手段によりクリーニング装置を現像装置に固定す
ると共に、クリーニング装置よりも先に像担持体を装着
することを回避して所定の取り付け順を確保できる。請
求項22記載の発明では、ホルダーを利用して除電手段
を設けることができ、また像担持体に対する位置も正確
に定め得る。
【0230】請求項23記載の発明では、像担持体に対
する除電手段の格別の接離手段を設けないで済む。請求
項24記載の発明では、低コスト化ニーズに応えるため
に開発された短寿命の除電手段を用いることでコストの
低減を図るとともに像担持体の寿命と合わせて交換する
ことができる。
【0231】請求項25記載の発明では、像担持体が装
着されている限りクリーニング装置を取り外すことがで
きず、像担持体が優先して取り外されるという手順が確
保される。請求項26記載の発明では、クリーニング装
置の取り外しは先に像担持体を取り外してからでなくて
はできず、像担持体が優先して取り外されるという手順
が確保される。
【0232】請求項27記載の発明では、取り外し順序
として像担持体が最優先され、また、接触状態に有るク
リーニング装置の一部が予め離間されるので円滑な取り
外し操作ができまた像担持体が損傷を受けない。請求項
28記載の発明では、現像ロック機構により像担持体を
現像装置に一体化させて画像形成を行ない、また一体化
を解除して該像担持体を交換することができる。
【0233】請求項29記載の発明では、同時ロック機
構により、ワンタッチの操作で現像装置60に対して感
光体160とクリーニングカセット220の取り外しや
取り付けの準備が整う。請求項30記載の発明では、現
像装置よりも短寿命の像担持体を取り外さないと現像装
置の取り外しができず、像担持体の優先的な交換が可能
である。
【0234】請求項31記載の発明では、2ステーショ
ンの記録システムにおいて、各ステーションについて像
担持体の優先的な交換が可能である。請求項32記載の
発明では、ホルダーにより像担持体が保護される。請求
項33記載の発明では、像担持体ユニットを装着するこ
とで回転動力入力手段に対する駆動系の動力が伝達状態
となる。
【0235】請求項34記載の発明では、取り付け順位
を、少なくとも比較的短寿命の像担持体ユニットを比較
的長寿命の現像装置よりも後に取り付ける手順と定め、
この定めを機械的な構成により担保することで、像担持
体ユニットの優先的な交換を行なうことができる。
【0236】請求項35記載の発明では、共通組付け部
材に現像装置および像担持体を順次取り付けることで像
担持体から駆動手段への正確な取り付け位置の確保が可
能となると共に取り付け順位を、少なくとも比較的短寿
命の像担持体ユニットを比較的長寿命の現像装置よりも
後に取り付ける手順と定め、この定めを機械的な構成に
より担保することで、像担持体ユニットの優先的な交換
を行なうことができる。
【0237】請求項36記載の発明では、予め複合体と
して組み立てられた現像装置を装置本体に取り付けるよ
うにすれば、各構成要素をその都度順番に組み立ててい
く場合と比べて作業効率がよくまた作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間転写型のカラー画像形成装置の概略構成を
説明した図である。
【図2】中間転写型のカラー画像形成装置の構成を説明
した部分断面正面図である。
【図3】現像装置の部分断面正面図である。
【図4】現像装置の部分断面正面図である。
【図5】現像装置に対する感光体カセットの着脱関係を
説明した図である。
【図6】感光体カセット及びその固定手段を示した分解
斜視図である。
【図7】現像装置に対し、クリーニングカセットが分解
された状態を示した図である。
【図8】装置本体側板に対する現像装置の位置関係を対
応させ手示した図である。
【図9】装置本体側板に装着された状態の現像装置を示
した正面図である。
【図10】図10(a)は画像形成装置に対する現像装
置の固定を解除した状態、図10(b)は該固定状態を
示した図である。
【図11】装置本体側板に装着された現像装置に対して
クリーニングカセットを装着する前の状態を示した正面
図である。
【図12】クリーニングカセットを略垂直下方向に動か
し、カセットケースに組付けた時の第1ステーション要
部の正面図である。
【図13】クリーニングカセットをカセットケースに組
付け後、ホルダーでカセットケースに固定したときの第
1ステーション要部の正面図である。
【図14】シールローラをクリーニング容器の側板に軸
支するために設けた軸受の外周面と、ホルダーの上部に
設けた直角形状の軸受の上面とが嵌合関係にあることを
示した図である。
【図15】感光体カセットを現像装置に組み付ける直前
の第1ステーション要部の正面概観図である。
【図16】感光体カセットを斜め下方向に動かし現像装
置に組み付けた時の第1ステーション要部の正面概観図
である。
【図17】カセットケースを右回動させてクリーニング
カセットおよびクエンチングランプを感光体カセットに
対向させた時の第1ステーション要部の正面概観図であ
る。
【図18】現像ユニット側板に対し感光体カセットとカ
セットケースを固定した時の第1ステーション要部の正
面概観図である。
【図19】図19(a)は現像装置60についての指示
標識の位置を説明した図、図19(b)はクリーニング
カセットについて指示標識の位置を説明した図、図19
(c)は感光体カセットについて指示標識の位置を説明
した図である。
【図20】上筐体および右筐体がワニ口状に開口され画
像ステーションの上側を解放した状態を示した画像形成
装置の全体正面図である。
【図21】感光体からクリーニング手段と帯電器を離間
させた状態を示した画像形成装置全体の正面図である。
【図22】感光体カセットを現像装置(装置本体)から
取り外した状態を示した画像形成装置全体の正面図であ
る。
【図23】第1画像ステーションについてクリーニング
カセットを装置本体から取り外した状態を示した画像形
成装置全体の正面図である。
【図24】現像装置を装置本体から取り外した状態を示
した画像形成装置全体の正面図である。
【図25】感光体カセットと共にクエンチングランプも
感光体カセット内に収納し一体化した例を説明した図で
ある。
【図26】クリーニングカセットに廃トナー収納部を具
備せず帯電器が一体化されているタイプの現像装置の正
面図である。
【図27】クリーニングカセットに廃トナー収納部を具
備せず帯電器をクリーニング容器に一体化したタイプの
現像装置の正面図である。
【図28】装置本体側板に対する共通組付部材などの組
み立て状態を説明した分解斜視図である。
【図29】装置本体側板に対する現像装置の位置関係を
対応させ手示した図である。
【図30】感光体の駆動系を説明した図である。
【符号の説明】
60 現像装置 160、260 (像担持体としての)感光体 220 (クリーニング装置としての)クリーニングカ
セット 1400、1400' 感光体カセット 3000、4000 (装置本体としての)装置本体側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 510 G03G 15/00 556 21/00 354 (72)発明者 松浦 熱河 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 GB19 HB15 HB18 2H032 AA05 AA15 BA01 BA02 BA03 BA07 BA17 BA23 2H035 CA07 CB01 CD05 CD07 CD14 2H071 BA04 BA13 BA14 BA15 BA16 BA27 BA29 CA02 DA06 DA07 DA08 DA09 DA13 DA15 2H077 BA08 BA09 GA04

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも現像装置とクリーニング装置と
    像担持体と転写装置を構成要素とする画像形成手段を有
    し、前記像担持体のまわりに前記現像装置、前記クリー
    ニング装置、前記転写装置を配置している画像形成装置
    において、 前記各構成要素の一部は所定の順序で所定の取り外し方
    向上に移動して画像形成装置から取り外し可能であり、
    かつ、前記取外し順序が先である構成要素が画像形成装
    置から取り外されるまでは、前記取り外し順序が後であ
    る構成要素は画像形成装置から取り外すことができず、
    残りの構成要素であって前記所定の取り外し方向上に位
    置している構成要素は前記所定の取り外し方向上から退
    避可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 前記所定の順序は、前記各構成要素中、前記像担持体が
    最も先に取り外される構成要素であることを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、 退避可能な構成要素が前記転写装置であることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】少なくとも現像装置とクリーニング装置と
    像担持体と転写装置を構成要素とする画像形成手段を有
    し、前記像担持体のまわりに前記現像装置、前記クリー
    ニング装置、前記転写装置を配置している画像形成装置
    において、 前記各構成要素の一部は所定の順序で所定の取り付け方
    向に移動して画像形成装置に取り付け可能であり、か
    つ、前記取り付け順序が先である構成要素が画像形成装
    置に取り付けられるまでは、前記取付け順序が後である
    構成要素は画像形成装置に取り付けることができず、残
    りの構成要素であって前記所定の取り付け方向上に位置
    している構成要素は前記所定の取り付け方向上から退避
    可能であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 前記所定の順序は、各構成要素の中、前記像担持体が最
    後に取り付けられる構成要素であることを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の画像形成装置におい
    て、 前記退避可能な構成要素が前記転写装置であることを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、 前記各構成要素は不動の装置本体とこの装置本体に対し
    て可動な開閉部材に装着される構成であり、前記開閉部
    材が開放されることにより前記装置本体の上方に形成さ
    れる開口空間の最も近くに前記像担持体の装着位置が設
    けられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項3又は7記載の画像形成装置におい
    て、 前記転写装置は最終画像を得るまでの転写に関わる手段
    の少なくとも一部であり、この転写装置が前記開閉部材
    に設けられていて、該開閉部材を開放動作させた際に前
    記転写装置が前記所定の取り付け、取り外し方向上から
    退避することで前記取り付け、取り外し可能な構成要素
    の取り付け、取り外しを可能とする空間を空けることと
    したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、 前記転写装置は、前記像担持体上の可視像を中間転写媒
    体に転写するための転写手段および前記中間転写媒体と
    したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項7乃至9の何れか1つに記載の画
    像形成装置において、 前記所定の方向が上方であり、前記開閉部材の回動によ
    って前記装置本体の少なくとも上方が開放状態となり、
    前記画像形成手段の前記構成要素の取り付け、取り外し
    可能な空間が確保されることを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 少なくとも前記画像形成手段の構成要素に前記装置本体
    への取り付け、取り外し順序を示す表示手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至12の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記現像装置を支持するための現像装置支持部と、前記
    像担持体を駆動する駆動手段を支持するための駆動手段
    支持部を具備していて前記装置本体の不動部に取付けら
    れる共通組付部材を用いて、前記現像装置と前記駆動手
    段の位置関係を設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記現像装置は単体で、または像担持体以外のプロセス
    手段を含む複合体として、前記装置本体又は前記装置本
    体に取付けられた前記共通組付け部材に対して固定およ
    び固定解除可能に嵌合する関係にあることを特徴とする
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の画像形成装置におい
    て、前記像担持体以外のプロセス手段が前記クリーニン
    グ装置であることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項1乃至13の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記像担持体は単体又は付帯部材と共に前記現像装置に
    対し単独で着脱可能に嵌合する関係にあることを特徴と
    する画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記クリーニング装置は、少なくとも前記像担持体をク
    リーニングするクリーニング手段を具備すると共に、前
    記現像装置に対し単独で着脱可能に嵌合する関係にあ
    り、この嵌合により前記クリーニング手段と前記像担持
    体との位置関係を設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】請求項1乃至15の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記クリーニング装置は、少なくとも前記像担持体ユニ
    ット中の像担持体をクリーニングするクリーニング手段
    と、前記像担持体の表面を一様に帯電する帯電手段を具
    備すると共に、前記現像装置に対し単独で着脱可能に嵌
    合する関係にあり、その嵌合により前記クリーニング手
    段および前記帯電手段と前記像担持体との位置関係を設
    定したことを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の画像形成装置におい
    て、 前記クリーニング装置は、前記像担持体から除去された
    現像剤を収容する廃現像剤収納部と一体的に構成され、
    前記現像装置に対して着脱可能に嵌合する関係にあるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項1乃至18の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記クリーニング装置の一部は、前記像担持体に対して
    接離可能であることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像装置上に前記クリーニング装置を着脱可能に嵌
    合して収容することができるクリーニング装置ケースが
    回動自在に支持されていてこのクリーニング装置ケース
    の回動により、前記クリーニング装置が前記像担持体に
    対し接離する方向に移動できることを特徴とする画像形
    成装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の画像形成装置におい
    て、 前記クリーニング装置ケースには、前記クリーニング装
    置を固定し、また固定を解除するクリーニングロック機
    構が設けられ、前記クリーニング装置ケースに対し前記
    クリーニング装置が単独で着脱可能であることを特徴と
    する画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の画像形成装置におい
    て、 上記クリーニングロック機構には前記像担持体の帯電を
    除電する除電手段が設けられていることを特徴とする画
    像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項22記載の画像形成装置におい
    て、 前記クリーニングロック機構に設けられた除電手段は、
    前記クリーニング装置の前記像担持体に対する接離動作
    と共に前記像担持体に対して接離方向の動作が可能であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】請求項1乃至21の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記像担持体に前記除電手段を一体的に設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】請求項21乃至22の何れか1つに記載
    の画像形成装置において、 前記クリーニングロック機構は前記像担持体の周辺に位
    置し、前記装置本体に前記像担持体が取付けられている
    状態では前記クリーニングロック機構の操作範囲中、前
    記クリーニングロック機構の操作を不能とする位置に前
    記像担持体が位置していることを特徴とする画像形成装
    置。
  26. 【請求項26】請求項1乃至25の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記装置本体からの前記クリーニング装置の取外しは、
    先に前記像担持体を取外した後でないとできないことを
    特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】請求項26記載の画像形成装置におい
    て、 前記装置本体からの前記クリーニング装置の取外しは、
    先に前記クリーニング装置の一部を前記像担持体から離
    間させ、前記像担持体を取外した後でないとできないこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】請求項1乃至27の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記現像装置には、当該現像装置に対して前記像担持体
    を固定しまた該固定を解除できる現像ロック機構が設け
    られ、前記現像装置に対し前記像担持体ユニットが単独
    に着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】請求項1乃至28の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記現像装置には、当該現像装置に対して前記像担持体
    ユニットと前記クリーニング装置を同時に固定しまた固
    定を解除できる同時ロック機構が設けられ、該同時ロッ
    ク機構を解除してから前記現像装置に対し前記像担持体
    と前記クリーニング装置とがそれぞれ着脱可能であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】請求項1乃至29の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 前記装置本体からの前記現像装置の取り外しは、前記像
    担持体を取り外した後でないとできないことを特徴とす
    る画像形成装置。
  31. 【請求項31】請求項1乃至30の何れか1つに記載さ
    れた画像形成装置において、 前記画像形成手段は前記転写装置のまわりに複数設けら
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  32. 【請求項32】請求項1乃至31の何れか1つに記載さ
    れた像担持体に付帯部材を組合わせてユニット化した像
    担持体ユニットであって、 前記付帯部材として前記像担持体の表面部よりも外側に
    突出したホルダーを具備していることを特徴とする像担
    持体ユニット。
  33. 【請求項33】請求項32記載の像担持体ユニットであ
    って、前記像担持体の回転動力入力手段を具備した構成
    からなることを特徴とする像担持体ユニット。
  34. 【請求項34】画像形成装置の組立て方法であって、 装置本体に現像装置を取り付け、この取り付けられた現
    像装置に、クリーニング装置を取り付け、最後に像担持
    体ユニットを取り付けることを特徴とする画像形成装置
    の組立て方法。
  35. 【請求項35】画像形成装置の組立て方法であって、 現像装置を支持するための現像装置支持部と、像担持体
    を駆動する駆動手段を支持するための駆動手段支持部を
    具備している共通組付部材を装置本体に取り付け、この
    取り付けられた共通組付け部材に現像装置を取り付け、
    この取り付けられた現像装置に、クリーニング装置を取
    り付け、最後に像担持体ユニットを取り付けることを特
    徴とする画像形成装置の組立て方法。
  36. 【請求項36】請求項34又は35記載の画像形成装置
    の組立て方法であって、 前記現像装置に前記クリーニング装置を予め取り付けて
    一体化し又は予め一体化しておき、この一体化された複
    合体を、前記装置本体又は前記共通組付け部材に取り付
    け、最後に像担持体ユニットを取り付けることを特徴と
    する画像形成装置の組立て方法。
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