JP2840585B2 - 布地及びその製造方法 - Google Patents

布地及びその製造方法

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JP2840585B2 JP8081387A JP8138796A JP2840585B2 JP 2840585 B2 JP2840585 B2 JP 2840585B2 JP 8081387 A JP8081387 A JP 8081387A JP 8138796 A JP8138796 A JP 8138796A JP 2840585 B2 JP2840585 B2 JP 2840585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布地及び布地の製
造方法に関する。さらに詳しくは、経糸同士の交錯を伴
う布地とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の布地としては、一本又は
複数本の経糸を隣接する一本又は複数本の経糸に搦ま
せ、整然と織り目が透くように織った、いわゆる搦み織
り(捩り織り)による布地が知られている。例えばこの
搦み織り(捩り織り)による布地を織成する装置として
実公昭41−24387号公報に開示されたものがある
が、この装置等によって織成された搦み織り(捩り織
り)の布地は、木の葉を連続した様な模様を形成し、経
糸同士の交錯部分、すなわち捩り部分の両側は非常に大
きなすかし部分を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この搦み織りとは、上
述したように積極的に織り目が透くように隙間を形成し
ながら織成するもので、篩、漁網、蚊帳などにも用いら
れている。この搦み織りで織成された布地は、通気性に
優れ、かつ、特有の装飾性を有するが、その一方におい
て、組織の密度が粗いために布地として地合いが弱いと
いった性質を有する。本発明は、従来事情に鑑みてなさ
れたもので、その課題とする処は、別組織のものを縫着
することなく、組織の密度が高く地合が強固で、かつ、
通気性を確保しながら特異な装飾性を有する布地と、そ
の製造方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、経糸と緯糸とを交錯させて織成
される布地の中途域に、隣接した複数の経糸同士を経糸
と緯糸とを交錯させて織成された織り組織上で交錯させ
て適宜三層組織を形成したことにより上記課題を解決す
るものである。すなわち従来の搦み織り(捩り織り)の
ように経糸を緯糸に搦めながら交錯するのではなく、ベ
ースとなる織り組織を確保しつつ、隣接した複数の経糸
同士を織り組織上で交錯させて、織り組織と交錯させた
複数の経糸同士とで三層状に形成させたことにある(請
求項1)。また、経糸と緯糸とを交錯させて織成される
布地の中途域に、夫々の緯糸を用いて織成された複数の
経糸同士を、全幅に亘って走糸する緯糸と経糸とを交錯
させて織成された織り組織上で交錯させて適宜三層組織
を形成させてもよいもので、この場合、各層が織り組織
を形成していることになる。(請求項2)
【0005】上述の布地を製造する方法として、複数の
経糸を1グループとして、幅方向へ位置変更可能に分割
された複数の交互に上下動する一対の綜絖体と複数の筬
体とに各々グループを割り付け、交錯させるグループに
割り付けられた綜絖体に挿通している経糸をすべて上方
に移動させたのち該綜絖体を固定し、交錯させないグル
ープに割り付けられた綜絖体を交互に上下動させて形成
した杼口に、緯糸を全幅に亘って走糸して所望長さ織成
し、交錯させるグループに割り付けられた綜絖体を固定
から開放し、該綜絖体及び筬体同士を入替えて交錯させ
るグループの経糸同士を所望長さ織成された織り組織上
で交錯し、すべての綜絖体を交互に上下動させて形成し
た杼口に緯糸を全幅に亘って走糸して布地の中途域に適
宜三層組織を形成する手段を採用する。
【0006】すなわち、交錯させるグループと交錯させ
ないグループとに分別し、まず交錯させるグループの経
糸すべてを上方に移動させて杼口を開口しないように該
当する綜絖体を固定し、交錯させないグループのみ杼口
を開口させて、その杼口に緯糸を全幅通しをして織成さ
せる。そして所望長さ織成したら、固定されていた綜絖
体を開放し、この織成された織り組織上で両側に隣接し
た交錯させるグループ同士を交錯させたのち、すべての
経糸によって杼口を開口させ、緯糸を全幅通しすること
で通常の織成に復帰させる。この一連の動作を適宜繰り
返すことにより、布地の中途域に三層組織が形成された
布地が製造される。(請求項3)。
【0007】あるいは、複数の経糸を1グループとし
て、幅方向へ位置変更可能に分割された複数の交互に上
下動する一対の綜絖体と複数の筬体とに各々グループを
割り付け、交錯させるグループに割り付けられた綜絖体
に挿通している経糸をすべて上方に移動させたのち該綜
絖体を固定し、交錯させないグループに割り付けられた
綜絖体を交互に上下動させて形成した杼口に緯糸を全幅
に亘って走糸して所望長さ織成し、交錯させないグルー
プに割り付けられた綜絖体に挿通している経糸をすべて
下方に移動させたのち該綜絖体を固定し、交錯させるグ
ループに割り付けられた綜絖体を固定から開放し、該綜
絖体を交互に上下動させて形成したグループ毎の夫々の
杼口に夫々の緯糸を走糸して所望長さ織成し、交錯させ
るグループに割り付けられた綜絖体及び筬体同士を入替
えて交錯させるグループの織成された経糸同士を所望長
さ織成された織り組織上で交錯し、交錯させないグルー
プに割り付けられた綜絖体を固定から開放し、すべての
綜絖体を交互に上下動させて形成した杼口に緯糸を全幅
に亘って走糸して布地の中途域に適宜三層組織を形成す
る手段を採用する。
【0008】この方法は、上述と同様に交錯させるグル
ープと交錯させないグループとに分別し、まず交錯させ
るグループの経糸すべてを上方に移動させて杼口を開口
しないように該当する綜絖体を固定する。そして交錯さ
せないグループのみ杼口を開口させ、その杼口に緯糸を
全幅通しをして織成させる。所望長さ織成したら交錯さ
せないグループの経糸すべてを下方に移動させ杼口を開
口しないように該当する綜絖体を固定し、最初に固定さ
れていた交錯させるグループに該当する綜絖体を固定か
ら開放し、交錯させるグループ夫々に杼口を開口させて
夫々別々の緯糸を用いて所望長さ織成させる。そして交
錯させないグループの織成された織り組織部上で、両側
に隣接した交錯させるグループの織成された経糸同士を
交錯させたのち、交錯させないグループに該当する綜絖
体を固定から開放し、すべての経糸によって杼口を開口
させ、緯糸を全幅通しすることで通常の織成に復帰させ
る。この一連の動作を適宜繰り返すことにより、布地の
中途域に各層織り組織の三層組織が形成された布地が製
造される。(請求項4)
【0009】
【作用】上記技術的手段によれば下記の作用がある。請
求項1及び2によれば、組織の密度が確保された織り組
織上で、隣接した複数の経糸同士、又は織成された複数
の経糸同士をも交錯させて、三層組織を形成したことに
より、布地に凹凸のある立体模様を適宜形成する。請求
項3によれば、経糸と緯糸とをそれぞれ連続した糸を使
用できる。請求項4によれば、交錯されるグループの夫
々の複数の経糸が織成され、各層が織り組織を形成す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明をする。図1乃至図4は本発明に係る布
地を織成する織機を、図5乃至図10は本発明に係る布
地の製造方法を、図11及び図12は本発明に係る布地
を夫々例示し、符号2は綜絖部、符号3は筬部,符号C
は布地である。
【0011】まず、本発明に係る布地Cを織成する織機
Mを説明すると、図1及び図2に示したように、糸巻部
1と、綜絖部2と、筬部3と、布巻部4と、杼5とを備
えて構成されている。
【0012】糸巻部1は、複数本の経糸Yが夫々巻回さ
れた複数個の糸巻き11が、機枠m1の一方(図1及び
図2において左側)に支持高さを異ならせて回転可能に
支持された複数本の軸12に軸方向スライド可能に嵌合
されている。機枠m1外に突出した軸12の端部には、
錘13を吊り下げた滑車14が取り付けられて糸巻き1
1の回転抵抗を形成しており、この回転抵抗で経糸Yに
一定の張力を付与するようになっている。なお、1個の
糸巻き11に巻回されている複数本の経糸Yが1グルー
プGとし、後述する一対の綜絖体22と筬体33に夫々
のグループGが割り付けられている。
【0013】綜絖部2は、図1及び図2で示したように
4つの綜絖枠21(a,b,c,d)と、個々の綜絖枠
21に掛止された複数個の綜絖体22とから構成されて
いる。綜絖体22は、略矩形状に形成されたハンガー2
3と、中央部に挿通孔24aを設けた針金状の綜絖杆2
4とからなり、ハンガー23に1グループGの略半分の
経糸数分の綜絖杆24が掛止されている。綜絖枠21
は、矩形状を呈し掛止ピン25が上下に所定間隔をおい
て突設され、この掛止ピン25にハンガー23が掛止さ
れて綜絖体22が位置変更自在になっている。この綜絖
枠21の上部は、ワイヤー26を介して昇降機構(図示
せず)と連結され、一対の綜絖枠21が交互に昇降動
(上下動)可能になっている。また、ワイヤー26を機
枠m1等に固定させることにより夫々個々に昇降動(上
下動)を停止させることができるようになっている。
【0014】このように構成された綜絖部2は、交互に
昇降する一対の綜絖枠21を一組とし、1グループGの
複数の経糸Yを略半分に分別させて交互に昇降する一対
の綜絖枠21に掛止されている夫々1つの綜絖体22に
交互に挿通して割り付けされている。各グループGの複
数の経糸Yも同様に夫々割り付けされ、すなわち、1グ
ループ内Gで杼口Aを夫々形成するようになっている。
なお、図3において夫々の綜絖体22は2本ずつの綜絖
杆24から構成されてるが、この場合は交互に昇降する
もう一方の綜絖体22にも2本程度の綜絖杆24があ
り、夫々経糸Yが挿通して計4本程度の経糸Yからなる
1グループGを形成していることになる。しかし、この
図3は簡略して示しているもので、実際には相当数の経
糸Yから1グループGを構成しているため、上述したよ
うに1グループGの略半分の経糸Yが挿通する複数の綜
絖杆24が掛止されて一つの綜絖体22を構成してい
る。
【0015】筬部3は、図1、図2に示されるように、
機枠m1に揺動可能に支持された筬杆31の下端に取り
付けられた断面コ字形の固定枠32に、糸巻き11に巻
回されている複数本の経糸YからなるグループGに対応
した個数の櫛状の筬体33が並設され、着脱可能な断面
コ字形の移動枠34で狭持されている。この筬部3は、
緯糸Xを杼口Aに挿通するたびに後述する布巻部4側に
移動(揺動)させて織成させるもので、また移動枠34
を取り外し任意の筬体33同士を入れ替えることで位置
変更可能になっている。なお、単体(1個)の筬体33
を図4に示したが、このものは図3に対応するように計
4本程度の経糸Yからなる1グループGすべてを挿通で
きるような数の溝部を形成しているが、図3と同様に簡
略して示しているもので実際には相当数の経糸Yからな
る1グループGの経糸Yすべてを挿通できるように複数
の溝部が形成されている。
【0016】布巻部4は、糸巻部1の反対側の機枠m1
の他端部(図1及び図2において右側)に回転可能に支
持された巻取ロール41からなる。杼5は、舟形を呈
し、中央部に緯糸Xが巻回されている。
【0017】以上のように構成された織機Mを用いて、
本発明に係る布地Cの製造方法を図5乃至図10の工程
図を参照しながら説明する。なお、各図において示され
ている個々の筬体33に挿通される経糸Yは便宜上交互
に昇降動(上下動)する夫々1本ずつの経糸Yしか作図
されていないが、上述したように個々の綜絖体22には
1グループGの略半分の複数の経糸Yが挿通され,筬体
33には1グループGすべて経糸Yが挿通されているも
のとする。
【0018】まず2組の綜絖枠21(aとb,cとd)
を交互に昇降動(上下動)させ杼口Aを形成して、その
杼口Aに杼5を挿通させて、通常の織り組織を織成させ
る(図5参照)。次に交錯させるグループG’に当る綜
絖枠21a,21bの綜絖体22’に挿通している経糸
Y’をすべて上方に移動させたのち綜絖体22’を固定
させる。そして交錯させないグループGに当る綜絖体2
2を交互に昇降動(上下動)させて、杼口Aを形成し、
その杼口Aに杼5を全幅に亘って挿通して所望長さ織成
させる(図6参照)。所望長さ織成したら、交錯させな
いグループGに当る綜絖体22に挿通している経糸Yを
すべて下方に移動させ綜絖体22を固定する。そして交
錯させるグループG’に当る綜絖体22’を固定から開
放して交錯させるグループG’の経糸Y’に夫々の緯糸
X’が巻回された杼5’を個々の杼口A’に挿通して所
望長さ織成する(図7参照)。
【0019】交錯させるグループG’を夫々所望長さ織
成したら、交錯させるグループG’に当る綜絖体22’
と筬体33’同士を入替えて、予め所望長さ織成された
交錯させないグループGの織り組織上で交錯させる(図
8参照)。そして交錯させたら、筬部3を布巻部4側に
移動した状態で保持し、狭持可能な止めバンドBで寄せ
られた織成部分を狭持する(図9参照)。この狭持状態
を保ったまま2組の綜絖枠21を交互に昇降動(上下
動)させ杼口Aに杼5を全幅に亘って挿通して所望長さ
織成させる。そして止めバンドBを外して1層めc1
1、2層めc12、3層めc13とも織り組織が形成さ
れた三層組織c1の布地Cが織成される(図10及び図
11参照)。なお、交錯させるグループG’(2層めc
12、3層めc13)を織成しないで経糸Y’のみ交錯
させてもよい。
【0020】以上のような方法を用いて織成された本発
明に係る布地Cを図12に示す。図12に例示している
ものは、交錯させたグループG’を元に戻す(再び交錯
させる)間に他のグループG’同士を交錯させて幾何学
的模様を構成させているが、このものに限定されるわけ
ではなくランダムに交錯させても良いものである。な
お、経糸の色彩をグループGごとに違うものにしたり、
グループG内で複数本ごとに変えたり、グループGとは
関係なくランダムに異なる色彩の経糸を用いることによ
り、経糸の交錯によって色彩が幅方向に振れながら流れ
極めて特異な装飾性を有する布地を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る布地によれば、組織の密度
が確保された織り組織上で、適宜隣接した複数の経糸同
士、又は織成された複数の経糸同士をも交錯させて三層
組織を形成して、布地に凹凸のある立体模様を形成する
から、強固な地合(1層めの織り組織)と通気性を確保
しつつ、特異な装飾性を兼ね備えた布地となる。特に織
成された複数の経糸同士をも交錯させることにより、三
層の織り組織となるため強度(地合)が更に向上した布
地となる。また、様々な色の経糸を用いることにより、
交錯する経糸が色彩の流れとなって極めて装飾性の高い
布地となる。請求項3によれば、経糸と緯糸とをそれぞ
れ連続した糸を使用できるから、別組織のものを縫着す
る面倒もなく、かつ、縫着による違和感のない装飾性に
富んだ布地を織成することができる。請求項4によれ
ば、三層組織の各層に織り組織を形成することができる
から、強度(地合)が更に向上した布地を織成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る布地を織成する織機の平面図。
【図2】 一部切欠した同側面図。
【図3】 単体の綜絖枠に綜絖体が掛止された状態の斜
視図。
【図4】 筬体の斜視図。
【図5】 本発明に係る布地の製造方法に基づく動作を
説明する工程図で、(a)平面図、(b)側面図。
【図6】 図5に続く動作を説明する工程図で、(a)
平面図、(b)側面図。
【図7】6に続く動作を説明する工程図で、(a)平面
図、(b)側面図。
【図8】 図7に続く動作を説明する工程図(平面
図)。
【図9】 図8に続く動作を説明する工程図(平面
図)。
【図10】 図9に続く動作を説明する工程図(平面
図)。
【図11】 図9における(A)−(A)拡大断面図。
【図12】 本発明に係る布地を一部切欠した平面図。
【符号の説明】
C…布地 c1…三層組織 G,G’…グループ X,X’…緯糸 Y,Y’…経糸 M…織機 1…糸巻部 2…綜絖部 3…筬部 4…布巻部 5…杼 22…綜絖体 33…筬体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 11/00 - 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸と緯糸とを交錯させて織成される布
    地の中途域に、隣接した複数の経糸同士を経糸と緯糸と
    を交錯させて織成された織り組織上で交錯させて適宜三
    層組織を形成したことを特徴とする布地。
  2. 【請求項2】 経糸と緯糸とを交錯させて織成される布
    地の中途域に、夫々の緯糸を用いて織成された複数の経
    糸同士を全幅に亘って走糸する緯糸と経糸とを交錯させ
    て織成された織り組織上で交錯させて適宜三層組織を形
    成したことを特徴とする布地。
  3. 【請求項3】 複数の経糸を1グループとして、幅方向
    へ位置変更可能に分割された複数の交互に上下動する一
    対の綜絖体と複数の筬体とに各々グループを割り付け、 交錯させるグループに割り付けられた綜絖体に挿通して
    いる経糸をすべて上方に移動させたのち該綜絖体を固定
    し、 交錯させないグループに割り付けられた綜絖体を交互に
    上下動させて形成した杼口に、緯糸を全幅に亘って走糸
    して所望長さ織成し、 交錯させるグループに割り付けられた綜絖体を固定から
    開放し、該綜絖体及び筬体同士を入替えて交錯させるグ
    ループの経糸同士を所望長さ織成された織り組織上で交
    錯し、 すべての綜絖体を交互に上下動させて形成した杼口に緯
    糸を全幅に亘って走糸して布地の中途域に適宜三層組織
    を形成したことを特徴する布地の製造方法。
  4. 【請求項4】 複数の経糸を1グループとして、幅方向
    へ位置変更可能に分割された複数の交互に上下動する一
    対の綜絖体と複数の筬体とに各々グループを割り付け、 交錯させるグループに割り付けられた綜絖体に挿通して
    いる経糸をすべて上方に移動させたのち該綜絖体を固定
    し、 交錯させないグループに割り付けられた綜絖体を交互に
    上下動させて形成した杼口に緯糸を全幅に亘って走糸し
    て所望長さ織成し、 交錯させないグループに割り付けられた綜絖体に挿通し
    ている経糸をすべて下方に移動させたのち該綜絖体を固
    定し、 交錯させるグループに割り付けられた綜絖体を固定から
    開放し、該綜絖体を交互に上下動させて形成したグルー
    プ毎の夫々の杼口に夫々の緯糸を走糸して所望長さ織成
    し、 交錯させるグループに割り付けられた綜絖体及び筬体同
    士を入替えて交錯させるグループの織成された経糸同士
    を所望長さ織成された織り組織上で交錯し、 交錯させないグループに割り付けられた綜絖体を固定か
    ら開放し、すべての綜絖体を交互に上下動させて形成し
    た杼口に緯糸を全幅に亘って走糸して布地の中途域に適
    宜三層組織を形成したことを特徴する布地の製造方法。
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