JP2840570B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2840570B2
JP2840570B2 JP7176291A JP17629195A JP2840570B2 JP 2840570 B2 JP2840570 B2 JP 2840570B2 JP 7176291 A JP7176291 A JP 7176291A JP 17629195 A JP17629195 A JP 17629195A JP 2840570 B2 JP2840570 B2 JP 2840570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショーケースに係
り、特に、大型店舗に配設される冷凍ショーケース、冷
蔵ショーケースなどにおいて熱交換器の霜取りを行なう
ことのできるショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、食品業界では冷凍食品・チルド食
品が増勢を示しており、それに伴って、冷凍食品を陳列
するためのショーケースや、冷蔵食品用のショーケース
(以下、特記しない限り、これらの冷凍・冷蔵ショーケ
ースを合わせて「ショーケース」という)が店舗の売り
場面積を占める割合も増加している。そして、ショーケ
ースを配列する売場面積をなるべく広く確保するため、
ショーケースに個々に配設されていた冷凍機などをショ
ーケースから取り除き、店舗から離隔した機械室に集積
させて配設させるようになってきた。
【0003】以下、従来のショーケースの冷却方法およ
び冷却装置を図5に示す例を用いて簡単に説明する。
【0004】本従来例のショーケース31は、冷凍サイ
クル32を有する冷却ユニット33を用いて食品を冷凍
または冷蔵するようになっている。
【0005】前記冷却ユニット33は前記機械室M側に
配設されており、圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発
器34からなる冷凍サイクル32と、前記冷凍サイクル
32によって冷却された冷媒との熱交換により冷却され
たブライン(以下、冷却されたブラインを、特に、コー
ルドブラインという)を貯留させる蓄冷槽35とから構
成されている。なお、本従来例においては、前記冷凍サ
イクル32の蒸発器34は前記蓄冷槽35内に配設され
ており、また、前記凝縮器は屋上等にクーリングタワー
等として別設されているものとする。
【0006】そして、前記冷凍サイクル32を構成する
圧縮機、凝縮器、膨脹部材および蒸発器34は、冷媒を
循環させるための2本の配管P1,P1をもって順次接
続されており、さらに、前記蓄冷槽35は、店舗S側の
各ショーケース31に配設されている熱交換器36のそ
れぞれと前記コールドブラインを循環させるための2本
の配管P2,P2をもって接続されている。そして、前
記コールドブラインは、配管P2に配設されたポンプP
により蓄冷槽35およびショーケース31に配設された
熱交換器36間を循環するようになっている。
【0007】前記ブラインとしては、粘性が出にくい特
性を有する塩化カルシウム溶液を用いるか、あるいはエ
チレングリコール溶液を用いることが望ましいが、以
下、塩化カルシウム溶液を用いた場合をもってショーケ
ースの冷却方法について説明する。
【0008】まず、前述した冷凍サイクル32内におい
て、冷媒を冷凍サイクル32の膨張部材を通過させるこ
とにより低温低湿とし、この状態で前記冷媒を循環させ
る2本の配管P1,P1をもってブラインとの熱交換を
行なう蓄冷槽35内の蒸発器34に供給する。そして、
前記蓄冷槽35内で前記冷媒とブラインとの熱交換を行
ない、ブラインを冷却する。このコールドブラインを、
2本の配管P2,P2をもってショーケース31内に配
設された冷却フィンコイル37を有する熱交換器36に
供給する。
【0009】そして、ショーケース31内において、熱
交換器36の冷却フィンコイル37内に供給されたコー
ルドブラインとショーケース本体31Aの冷却に用いる
空気との間で熱交換を行ない、このようにして冷却され
た空気をショーケース本体31A内を循環させること
で、ショーケース31の商品陳列部37に陳列された商
品の冷却を施している。
【0010】ところで、ショーケース31内に設置され
ショーケース本体31Aの商品陳列部37を冷却するた
めの空気と熱交換を行う熱交換器36の表面温度は一般
に氷点下であるため、熱交換器36の表面には空気中の
水分による霜が付着することになる。このため、デフロ
ストといわれる除霜作業が3〜4時間に1回程度の頻度
で行なわれていた。
【0011】そして、そのデフロストを行なうための除
霜装置は、前記冷却ユニット33の一部を利用するよう
にして併設されている。
【0012】以下、従来におけるショーケースの除霜方
法および除霜装置の一例を説明する。
【0013】図5に示すように、前記熱交換器36に冷
却源において冷却されたコールドブラインを循環させる
2本の配管P2,P2には、デフロスト用に別設され除
霜可能な温度に維持されているブライン(以下、加熱さ
れたブラインを特に、ホットブラインという)の供給・
回収を行なうための2本の配管P3,P3と、前記コー
ルドブラインの供給・回収を制御する制御弁38,38
とが配設されている。前記配管P3,P3の他端部は、
前記冷凍サイクル32において図示しない凝縮器に到達
する前の高温高圧の冷媒ガスが流通する図示しないコイ
ルを配設するホットブライン発生室39に接続されてい
る。また、この配管P3,P3には、ホットブラインの
前記熱交換器36への供給と前記熱交換器36からの回
収を制御するデフロスト用弁40,40と、図示しない
デフロスト用ポンプとが介装されている。
【0014】前記配管P3内には、前記ホットブライン
として用いられる塩化カルシウム溶液が封入されてお
り、この配管P3内のホットブラインは、前記ホットブ
ライン発生室39における高温高圧の前記冷媒ガスとの
熱交換により約40℃〜45℃前後の温度に加熱されて
貯留されるように構成されている。なお、このホットブ
ラインの種類としては、前述のコールドブラインと同種
のブラインを用いることはいうまでもない。
【0015】そして、デフロストを行なう際には、配管
P2の制御弁38,38と前記デフロスト用弁40,4
0の開閉を制御してコールドブラインの前記熱交換器3
6への供給を一時停止するとともに、前記ホットブライ
ンを配管P3から配管P2を通して各ショーケース31
の熱交換器36に供給し、熱交換器36の表面に付着し
た霜をその熱交換器へ供給されるホットブラインの熱に
よって除去するようにしていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような熱交換器36の着霜除去のためデフロストを行
なった場合、通常、25分〜30分の時間が掛かってい
た。そして、このデフロストが行なわれている間はショ
ーケース31への冷却空気の供給は行なわれないので、
ショーケース31内の温度が所定の温度より10〜15
℃上昇することは避けられず、冷却によってチルド状態
に保たれている生鮮食料品のうち精肉や鮮魚に、いわゆ
るドリップといわれる汁が染み出る状態が生じたり、冷
凍食品の冷凍が弛んで雑菌が繁殖する要因となる等、冷
凍または冷蔵されている食品の品質管理上の問題が生じ
ていた。また、例えばアイスクリームや冷凍食品の場
合、一度冷凍が弛んだものを再度適正な温度で冷凍させ
るとパッケージの表面に霜が付着してしまい、見た目も
悪くなり、販売に影響するということがあった。
【0017】また、従来の除霜方法は前述のように制御
弁38,38とデフロスト用弁40,40を操作するこ
とでショーケース31の熱交換器36へ供給するブライ
ンの切換を行なうが、この方法ではどうしても大量のコ
ールドブラインとホットブラインとが混合することとな
り、ホットブラインはコールドブラインによってその熱
を奪われていた。
【0018】さらに、デフロストが終わり、再びコール
ドブラインを熱交換器36へ供給するように前記制御弁
38,38とデフロスト用弁40,40を切換えた際に
は、ホットブラインは前記冷凍サイクル32に回収さ
れ、所望の温度に冷却されることとなるが、このデフロ
ストに用いられたブラインは、冷却空気の発生に用いら
れ回収されるコールドブラインよりかなり温度が高いた
め、ブラインの再冷却には多くの電力を消費するという
不都合があった。
【0019】また、このような問題をひきおこすブライ
ンの混合を極力避けるために、デフロスト用の配管を別
設することも考えうるが、凝縮器が配設された機械室M
と店舗S内の各ショーケース31間にホットブラインの
ための配管を施すとすれば費用も掛かるし、配管数も単
純に倍に増えてしまい、メンテナンスも大変になるとい
った問題点を有している。
【0020】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、ショーケースのデフロストを行なう時間を短縮する
とともに、コールドブラインおよびホットブラインの熱
ロスが少なく、消費電力を少なくすることのできるシ
ーケースを提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のショーケースは、冷却に供する商品を陳列する商品陳
列部と、この商品陳列部と連通しファンにより冷却空気
を商品陳列部との間で循環させる空気循環通路と、この
空気循環通路内に配設されており、冷却源において冷却
されたコールドブラインを供給する冷却用供給配管およ
び冷却に使用したコールドブラインを前記冷却源に回収
する冷却用回収配管にそれぞれ接続され、供給されるブ
ラインと周囲の空気との間で熱交換を行なう熱交換器と
を有するショーケースにおいて、デフロスト用のブライ
ンを加熱するヒータを有しブラインを貯留するブライン
貯留槽と、前記冷却用供給配管に接続され、前記ブライ
ン貯留槽から熱交換器へブラインを供給するデフロスト
用供給配管と、前記冷却用回収配管に接続され、前記熱
交換器からブライン貯留槽へブラインを回収するデフロ
スト用回収配管と、前記冷却用供給配管および前記デフ
ロスト用供給配管のいずれか一方からのブラインを前記
熱交換器に供給するように管路を制御する少なくとも1
個の制御弁と、前記熱交換器からのブラインを前記冷却
用回収配管および前記デフロスト用回収配管のいずれか
一方へ回収するように管路を制御する少なくとも1個の
制御弁と、前記ブライン貯留槽、前記デフロスト用供給
配管またはデフロスト用回収配管に配設され、前記熱交
換器内のブラインとブライン貯留槽内のブラインとを交
換するためにブラインの循環を行なうポンプとをさらに
有し、前記ブライン貯留槽内には、前記ブラインの循環
通路を形成する仕切部材が対向する両側壁からブライン
の循環方向に千鳥状に形成されており、前記ブライン貯
留槽の循環通路における最上流部には、デフロスト用回
収配管が接続されており、前記ブライン貯留槽の循環通
路における最下流部には、前記デフロスト用供給配管が
接続されていることを特徴とする。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】そして、本発明に係るショーケースによれ
ば、前記冷却用供給配管および前記デフロスト用供給配
管のいずれか一方からのブラインを前記熱交換器に供給
する少なくとも1個の制御弁と、前記熱交換器からのブ
ラインを前記冷却用回収配管および前記デフロスト用供
給配管のいずれか一方へ回収する少なくとも1個の制御
弁とをそれぞれ調整した後、前記ポンプを駆動させるこ
とで前記コールドブラインから独立して設けられた前記
ブライン貯留槽内のホットブラインを熱交換器内のコー
ルドブラインと入れ替えることで、ホットブラインに大
量のコールドブラインが混合することによる熱ロスを抑
止することができ、よって、早急な除霜を行なうことが
可能となり、消費電力も少なくすることができる等の作
用効果を奏するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面により説明する。
【0027】図1は本発明のショーケースの概略を示す
ものであり、スーパーマーケットなどの店舗S内には、
複数のショーケース1,1…が設置されているが、図1
には代表する1つのみのショーケース1が示されてい
る。
【0028】前記ショーケース1が設置されている店舗
S内と隔離した機械室M内には、前記各ショーケース1
に並ぶ商品を冷却するための冷却源たる冷却ユニット2
が設置されている。この冷却ユニット2内には、冷凍サ
イクル3を構成する図示しない圧縮機、膨脹部材および
蒸発器、前記冷凍サイクル3によって冷却された冷媒と
の熱交換によりブラインの冷却および保冷を行なう蓄冷
槽4、ならびに前記圧縮機を駆動するモータ(図示しな
い)などが配設されている。本実施形態においては、前
記冷凍サイクル3の蒸発器は前記蓄冷槽4内に配設され
ており、また、図示しない室外の風通しのよい場所には
凝縮器が設置されている。なお、前記圧縮機およびモー
タは前記膨脹部材、蒸発器などから分離して機械室M内
に設置してもよい。
【0029】前記冷凍サイクル3を構成する圧縮機、凝
縮器、膨脹部材および蒸発器は、冷媒を循環させるため
の図示しない2本の配管をもって順次接続されており、
さらに、前記蓄冷槽4は、店舗S側の各ショーケース1
内に配設された後述する熱交換器のそれぞれと前記冷却
ユニット2内において蒸発器内の冷媒との熱交換により
前記蓄冷槽4内で冷却されたコールドブラインを循環さ
せるための冷却用供給配管5および冷却用回収配管6を
もって接続されている。そして、コールドブラインは、
前記冷却用供給配管5および冷却用回収配管6に配設さ
れたポンプ5P,6Pにより前記蓄冷槽4およびショー
ケース1に配設された後述する熱交換器間を循環するよ
うになっている。
【0030】なお、本実施形態において使用するブライ
ンとしては、前述の従来例と同様に塩化カルシウム溶液
を用いるものとし、このブラインを冷却してコールドブ
ラインとし、または、加熱してホットブラインとする。
【0031】本実施形態において、前記冷却用供給配管
5および冷却用回収配管6は金属管からなり、各配管
5,6の外周を断熱部材により被覆したものを用いる。
そして、この冷却用供給配管5および冷却用回収配管6
は、人目に触れにくく、買物客の歩行や商品の搬入に邪
魔にならない天井裏に施すものとする。
【0032】図2に詳示するショーケース1は、前面の
一部が商品取出し口7として広く開放された箱型に形成
されたショーケース本体1Aを有しており、ショーケー
ス1の商品取出し口7内には、商品陳列部8が商品取出
し口7と連通するように形成されている。この商品陳列
部8には、複数枚の着脱可能な棚板9,9…が上下方向
に間隔を隔てて配設されるとともに、商品陳列部8の下
端部には、箱型の商品収納部10が形成されている。な
お、ショーケース本体1Aの商品陳列部8は、図2の構
成に限定されるものではない。
【0033】また、前記ショーケース本体1Aの商品陳
列部8の前部上壁11には、冷却空気を冷風として吹出
すための冷却空気吹出口12が形成されている。同じく
商品陳列部8の前部下壁13には、商品陳列部8の冷却
に使用された空気を回収するための冷却空気吸込口14
が形成されており、この冷却空気吹出口12および冷却
空気吸込口14は、商品陳列部8の上壁11、背壁15
および下壁13に沿ってコ字状に形成されている空気通
路16と連通されている。
【0034】前記冷却空気吸込口14の近傍には、空気
通路16を連通させるファン17を有する仕切板17A
が設けられている。そして、このファン17の近傍で冷
却空気の循環方向下流には、ブラインを循環させる複数
のブラインコイル18を有する熱交換器19が配設され
ている。
【0035】前記熱交換器19は、図3に詳示するよう
に相互に平行に配置されている2枚の長方形状の基板2
0A,20Bを有しており、両基板20A,20B間に
はそれぞれ基板20とほぼ同形の長方形状に形成され、
基板20A,20Bと平行に配置されている多数の熱交
換用のフィン21,21…が相互に微小間隙をもって設
けられている。各フィン21は、熱伝導性の良好なアル
ミニウムなどのような金属により形成されている。
【0036】前記基板20Aの下部の外側近傍には、前
記冷却用供給配管5の先端部が基板20Aの表面と平行
に延在するように配設されており、この冷却用供給配管
5の先端部からは冷却用供給配管5の長手方向に間隔を
隔てて複数本のブラインコイル18,18が分岐されて
いる。各ブラインコイル18は前記基板20A、各フィ
ン21,21…および基板20Bをそれぞれ貫通するよ
うにして各フィン21,21…の整列方向に延在してお
り、基板20Bの外側において上向きに湾曲して、今度
は前述したのと逆方向に、すなわち基板20B、各フィ
ン21,21…および基板20Aをこの順に貫通するよ
うにして各フィン21,21…の整列方向に延在してい
る。その後、さらに基板20Aの外側において上向きに
湾曲して最初と同方向に、すなわち基板20A、各フィ
ン21,21…および基板20Bをこの順に貫通するよ
うにして各フィン21,21…の整列方向に延在し、再
度基板20Bの外側において上向きに湾曲して、再度基
板20、各フィン21,21…および基板20Bをこの
順に貫通するようにして各フィン21,21…の整列方
向に延在し、基板20Aの外側に到達している。
【0037】前記基板20Aの上部の外側近傍には、前
記冷却用回収配管6の先端部が前記冷却用供給配管5の
先端部と平行に延在するように配設されており、この冷
却用回収配管6の先端部には前記最上位の各ブラインコ
イル18の先端がそれぞれ接続されている。
【0038】そして、前記各ブラインコイル18により
前記両基板20A,20Bおよび各フィン21,21…
が保持されていることになる。また、前記ファン17の
風向きは、前記各フィン21,21…の整列方向に対し
直交する方向とされ、ファン17からの風が各フィン2
1,21…の表面に沿って流通するようになっている。
さらに、前記熱交換器19の前記ファン17側には、
長尺の電熱線からなり、後述するブラインの循環の制御
弁と連動してオン・オフ制御されるデフロストヒータ2
2が、各フィン21,21…の前記ファン17配設側端
面下部を基板20側から基板20B側へ各フィン21,
21…の整列方向に延在し、基板20B近傍において上
向きに湾曲して、今度は前述したのと逆方向に、すなわ
ち基板20B側から基板20A側へ前記ファン17配設
側端面上部を各フィン21,21…の整列方向に延在す
るように配設されている。
【0039】そして、本実施形態のショーケース本体1
Aの頂壁23上には、水平方向を長手方向とする直方体
に形成されたブライン貯留槽24が配設されている。ブ
ライン貯留槽24の内部には、図4に示すように、対向
する両側壁からブライン貯留槽24内を仕切ることでブ
ラインの循環通路を形成する仕切部材26として平板状
に形成された邪魔板25がブラインの循環方向に千鳥状
に形成されている。また、このブライン貯留槽24に
は、ブラインを加熱してホットブラインとするための加
熱源たる図示しないヒータとエア抜きとが配設されてい
る。また、前記ブライン貯留槽24内に形成されたブラ
インの循環通路において最下流部には、デフロストを行
なう際にブラインをショーケース1内に配設された熱交
換器19に供給するデフロスト用供給配管27が接続さ
れており、同じくブラインの循環通路において最上流部
には、ブラインを前記熱交換器19側から回収するため
のデフロスト用回収配管28とが接続されている。
【0040】これらのデフロスト用供給配管27および
デフロスト用回収配管28は、前述した冷却ユニット2
と各ショーケース1との間に配設され店舗内天井方向か
ら各ショーケース1の熱交換器19へと延在する冷却用
供給配管5および冷却用回収配管6に、各ショーケース
1の天井部付近においてそれぞれ接続されている。そし
て、前記冷却用供給配管5とデフロスト用供給配管27
の接続部にはブラインの循環方向を切り換えるための制
御弁たる供給用三方弁29が介装されており、また、前
記冷却用回収配管6とデフロスト用回収配管28の接続
部にも制御弁たる回収用三方弁30が介装されている。
そして、この2つの三方弁29,30が連動することに
より、熱交換器19と前記ブライン貯留槽24間のブラ
インの循環と、熱交換器19と冷却ユニット2間のブラ
インの循環との切換を行なうように構成されている。ま
た、前記デフロスト用供給配管27には、デフロスト時
に前記ブライン貯留槽24内のブラインと熱交換器19
内のブラインとを入れ替えるためのポンプ27Pが配設
されている。このポンプ27Pの駆動時間は、前記ブラ
イン貯留槽24内のブラインと熱交換器19内のブライ
ンとを完全に入れ替えるのに十分な時間に予め設定され
ている。
【0041】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の除霜装置ならびにショーケースを用いた除霜方法につ
いて説明する。
【0042】本実施形態の除霜装置は前述したとおり、
ショーケース本体1の商品陳列部8に陳列された商品を
冷却することを目的とするショーケースの冷却装置の一
部に配設されるものであるため、前記冷却ユニット2を
用いた冷却方法について、先に簡単に説明してから、本
実施形態の除霜装置を用いた除霜方法について説明す
る。
【0043】まず、前記冷却ユニット2において冷却さ
れた冷媒と蓄冷槽4内で熱交換することにより、ブライ
ンを−35℃〜−40℃に冷却する。このコールドブラ
インを、ポンプ5P,6Pを駆動させることによりショ
ーケース1内に配設された熱交換器19のブラインコイ
ル18に冷却用供給配管5を介して供給する。ショーケ
ース1内では、空気通路16内に配設された前記ファン
17により、ショーケース1の冷却に用いられた冷却空
気をその冷却空気吸込口14から前記空気通路16内に
取入れるとともに、その冷却空気を熱交換器19のブラ
インコイル間を通過させることにより前記コールドブラ
インと熱交換を行なうことにより再冷却する。そして、
この再冷却された冷却空気を空気通路16の開放口であ
る冷却空気吹出口12から吹出させることによって、シ
ョーケース1の商品陳列部8の冷却を行なう。この設定
の下、ショーケース1内の温度を−20℃〜−25℃に
冷却することができる。そして、冷却に供せられたコー
ルドブラインを前記冷却用回収配管6を介して前記冷却
ユニット2の蓄冷槽4に回収して再冷却するということ
を繰り返し、ショーケース1の冷却を行なう。この時、
前記冷却用供給配管5とデフロスト用供給配管27の接
続部に介装された供給用三方弁29と前記冷却用回収配
管6とデフロスト用回収配管28の接続部に介装された
回収用三方弁30は、ショーケース1の熱交換器19に
対するコールドブラインの循環通路が開放されるように
調整されている。
【0044】そして、本実施形態の除霜方法において
は、前述したショーケース1の冷却を行なっている間、
ショーケース本体1Aの頂壁23上に配設されたブライ
ン貯留槽24の図示しないヒータを駆動させてブライン
貯留槽24内のブラインを40℃〜45℃に加熱してホ
ットブラインとし、貯留させておく。なお、前記ホット
ブラインは、前記供給用三方弁29と回収用三方弁30
との制御により、ショーケースの冷却時には前記デフロ
スト用供給配管27、ブライン貯留槽24および前記デ
フロスト用回収配管28内に充たされることとなるが、
このホットブラインの量としては、前記供給用三方弁2
9より熱交換器19側(ブラインの循環通路において下
流側)に配設された冷却用供給配管5、熱交換器19お
よび前記供給用三方弁29より熱交換器19側に配設さ
れた(ブラインの循環通路において上流側の)冷却用回
収配管6内に充たされるコールドブラインの量とほぼ等
しいものとする。
【0045】そして、ショーケース1内の熱交換器17
の除霜を行なう場合、前記冷却用供給配管5とデフロス
ト用供給配管27の接続部に介装された供給用三方弁2
9と前記冷却用回収配管6とデフロスト用回収配管28
の接続部に介装された回収用三方弁30を操作して、シ
ョーケース1の熱交換器19に対するホットブラインの
循環通路を開放するようにする。
【0046】そして、この状態でポンプ27Pを駆動さ
せ、熱交換器19のブラインコイル内と前記三方弁2
9,30よりショーケース側の冷却用供給配管5及び冷
却用回収配管6に残留するコールドブラインと、前記ブ
ライン貯留槽24内のホットブラインとを完全に入れ替
え、その状態で前記ポンプ27Pの駆動を停止させる。
この時、コールドブラインはデフロスト用回収配管28
を介してブライン貯留槽24内へそのブラインの循環通
路における最上流部から前記ブライン貯留槽24内では
仕切部材26としての邪魔板25により案内される循環
通路に沿って回収されることとなり、一方のブライン貯
留槽24内に貯留されていたホットブラインは、ブライ
ン貯留槽24内の循環通路における最下流部からデフロ
スト用供給配管27へ押し出され、ポンプ27Pの駆動
によってショーケース1の熱交換器19のブラインコイ
ル18に供給されることとなる。したがって、コールド
ブラインとホットブラインとの混合はそれほど生じるこ
となく、ブライン貯留槽24内のホットブラインのほぼ
全量が熱交換器19に供給されることになる。
【0047】一方、熱交換器19側では、前記三方弁2
9,30の操作と連動させてデフロストヒータ22のス
イッチをオンにし、電熱線を加熱する。そして、空気通
路16内の前記熱交換器19より冷却空気の循環方向上
流に配設されたファン17により、前記デフロストヒー
タ22の熱とブラインコイル18に充填されたホットブ
ラインの熱とを前記基板20A,20B間に形成された
前記フィン21,21…間に形成された微小間隙に送り
込むようにする。
【0048】このようにすることで、前記熱交換器19
のブラインコイル18内に充填されたホットブラインの
熱によってブラインコイル18に付着していた霜を取り
除くとともに、フィン21,21…の着霜を除去する。
【0049】そして、デフロストが完了したら再びポン
プ27Pを駆動させて、前記熱交換器19のブラインコ
イル18内のホットブラインとブライン貯留槽24側に
ストックされていたコールドブラインとを入れ換える。
【0050】そして、再び前記三方弁29,30を操作
し、ブライン貯留槽24と熱交換器19との間における
ブラインの循環通路を閉鎖するとともに、冷却用供給配
管5、冷却用回収配管6内のコールドブラインの循環を
再開させて通常のショーケースの冷却を行なう。この
時、制御弁たる三方弁29,30と連動してオン・オフ
制御されるデフロストヒータ22もオフとされることは
いうまでもない。
【0051】このように、本実施形態の除霜方法および
除霜装置ならびにショーケースによれば、従来は25分
から30分はかかっていたデフロストの所要時間を10
分程度とすることができる。このことは、ショーケース
本体1Aの商品陳列部8に陳列された商品の冷凍状態ま
たは冷却状態を緩める間もなく除霜を行なえることを意
味するものであり、よって、食品の衛生管理も良好であ
り、また、商品のパッケージにも再冷却・再冷凍による
霜の付着も防止することができ、商品の見た目も美しく
保つことができるので販売にも影響を及ぼさない。
【0052】また、本実施形態では、デフロスト中はコ
ールドブラインをブライン貯留槽24内に一時的にスト
ックしておき、デフロストが終了したら、再びショーケ
ース1内の熱交換器19内に戻すようにしたため、ホッ
トブラインとコールドブラインとが大量に混合すること
がなく、ホットブラインとコールドブラインの双方に関
して熱ロスを少なくすることができ、よって、前記冷却
ユニット2およびブライン貯留槽24内のヒータの熱消
費量を小さく抑えることができる。
【0053】また、本実施形態の除霜装置は、各ショー
ケース1が配設する既存の冷却装置に簡単な作業をもっ
て増設することが可能なものであり、冷却装置を含む大
幅な改良工事を必要としないため、工事費等の経費を削
減することができる。
【0054】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。例えば、制御弁としての前記三方弁は、冷
却用供給配管、冷却用回収配管、デフロスト用供給配
管、デフロスト用回収配管にそれぞれ設けられ連動する
電磁弁をもって代えることができる。
【0055】また、前記デフロストヒータのスイッチの
オン・オフ制御も、必ずしも前記制御弁と連動させる必
要はなく、前記デフロストヒータのスイッチのオン・オ
フ制御と前記制御弁の制御とを別に行なうこともでき
る。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るショーケ
ースによれば、デフロストの所要時間を従来に比べて大
幅に短縮し、ショーケースに陳列された商品の冷凍状態
または冷却状態を緩める間もなく除霜を行なうことがで
きるので、食品の衛生管理上、または商品の販売上に良
好な商品を提供することができるようになる。
【0057】また、本発明によれば、ブライン貯留槽内
にブラインの循環通路を形成する仕切部材を設け、一方
のブラインをもって他方のブラインを押し出すようにし
てブラインの入れ換えを行なうことによりデフロスト用
のホットブラインと冷却用のコールドブラインとが大量
に混合することがなく、よって、ホットブラインとコー
ルドブラインの双方に関して熱ロスを少なくすることが
でき、また、デフロスト及び冷却に要する熱消費量を小
さく抑えることができる。
【0058】さらに、本発明のショーケースは、既存の
冷却装置に簡単な作業をもって増設することが可能なも
のであり、冷却装置を含む大幅な改良工事を必要としな
いため、工事費等の経費を削減することができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るショーケースの一実施形態を示す
概念図
【図2】図1のショーケースの拡大詳細図
【図3】除霜装置の要部概念図
【図4】本実施形態のブライン貯留槽の構造を示す断面
【図5】従来の除霜装置の一例を示す概念図
【符号の説明】
1 ショーケース 2 冷却ユニット 3 冷凍サイクル 4 蓄冷槽 5 冷却用供給配管 6 冷却用回収配管 5P ポンプ 6P ポンプ 7 商品取出し口 8 商品陳列部 9 棚板 10 商品収納部 11 上壁 12 冷却空気吹出口 13 下壁 14 冷却空気吸込口 15 背壁 16 空気通路 17 ファン 17A 仕切板 18 ブラインコイル 19 熱交換器 20 基板 21 フィン 22 デフロストヒータ 23 頂壁 24 ブライン貯留槽 25 邪魔板 26 仕切部材 27 デフロスト用供給配管 28 デフロスト用回収配管 29 供給用三方弁 30 回収用三方弁 S 店舗 M 機械室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却に供する商品を陳列する商品陳列部
    と、この商品陳列部と連通しファンにより冷却空気を商
    品陳列部との間で循環させる空気循環通路と、この空気
    循環通路内に配設されており、冷却源において冷却され
    たコールドブラインを供給する冷却用供給配管および冷
    却に使用したコールドブラインを前記冷却源に回収する
    冷却用回収配管にそれぞれ接続され、供給されるブライ
    ンと周囲の空気との間で熱交換を行なう熱交換器とを有
    するショーケースにおいて、 デフロスト用のブラインを加熱するヒータを有しブライ
    ンを貯留するブライン貯留槽と、 前記冷却用供給配管に接続され、前記ブライン貯留槽か
    ら熱交換器へブラインを供給するデフロスト用供給配管
    と、 前記冷却用回収配管に接続され、前記熱交換器からブラ
    イン貯留槽へブラインを回収するデフロスト用回収配管
    と、 前記冷却用供給配管および前記デフロスト用供給配管の
    いずれか一方からのブラインを前記熱交換器に供給する
    ように管路を制御する少なくとも1個の制御弁と、 前記熱交換器からのブラインを前記冷却用回収配管およ
    び前記デフロスト用回収配管のいずれか一方へ回収する
    ように管路を制御する少なくとも1個の制御弁と、 前記ブライン貯留槽、前記デフロスト用供給配管または
    デフロスト用回収配管に配設され、前記熱交換器内のブ
    ラインとブライン貯留槽内のブラインとを交換するため
    にブラインの循環を行なうポンプとをさらに有し、 前記ブライン貯留槽内には、前記ブラインの循環通路を
    形成する仕切部材が対向する両側壁からブラインの循環
    方向に千鳥状に形成されており、前記ブライン貯留槽の
    循環通路における最上流部には、デフロスト用回収配管
    が接続されており、前記ブライン貯留槽の循環通路にお
    ける最下流部には、前記デフロスト用供給配管が接続さ
    れていることを特徴とするショーケース。
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