JP2000161835A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2000161835A
JP2000161835A JP10337198A JP33719898A JP2000161835A JP 2000161835 A JP2000161835 A JP 2000161835A JP 10337198 A JP10337198 A JP 10337198A JP 33719898 A JP33719898 A JP 33719898A JP 2000161835 A JP2000161835 A JP 2000161835A
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brine
cooler
heat exchanger
pipe
cooling
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JP10337198A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Kazuhiro Sekiguchi
和弘 関口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温のブラインを冷却器に循環させて冷却す
る冷却装置において、冷却器の霜取を迅速化させる。 【解決手段】 冷却装置1は、ブラインチラー3から低
温のブラインを冷却器18に循環させて庫内14を冷却
するものであって、庫外に設けた熱交換器31と、ブラ
インチラー3からのブラインの供給を絶った状態で、熱
交換器31と冷却器18との間でブラインを循環させる
霜取ポンプ38とを有する霜取装置39を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温ショーケース
や業務用・家庭用冷蔵庫、プレハブ冷蔵庫や空気調和機
などに適用され、特に、低温のブラインを冷却器に循環
させて冷却する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温ショーケースは、ス
ーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗内
に複数台設置されており、別置きにされた冷凍機からフ
ロンなどの冷媒を低温ショーケースの冷却器に供給して
庫内を冷却する方式が採られている。
【0003】しかしながら、近年では地球環境保全の問
題から脱フロンの要求が高まっており、この観点から近
年では例えば特開平10−103835号公報に示され
る如きブラインを用いた低温ショーケースの冷却方式が
提案されている。
【0004】この場合ブラインとしては塩化カリウムや
塩化カルシウムなどが採用される。そして、このブライ
ンをブラインチラーにて低温に冷却した後、循環ポンプ
によってブライン循環管路に循環させる。このブライン
循環管路からは各低温ショーケースの冷却器に接続され
た分岐管路がそれぞれ分岐形成されており、この分岐管
路によって各低温ショーケースの冷却器に低温のブライ
ンを供給循環させる。
【0005】係る低温のブライン供給によって低温とな
った冷却器と庫内空気とを熱交換させ、熱交換した後の
冷気を送風機によって庫内に循環させることにより、庫
内を冷凍或いは冷蔵の所定の温度に冷却するものであ
る。
【0006】係る構成によれば、冷媒を各低温ショーケ
ースに循環させる必要が無くなるので、著しいフロンの
削減が達成されるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な低温ブラインの供給と庫内空気の循環によって冷却器
の周囲には着霜が生じる。この着霜は冷却器と庫内空気
との間の熱交換を阻害するため、除去しなければならな
いが、従来では冷却器へのブラインの供給を絶った状態
で庫内空気を冷却器に循環させる所謂オフサイクル霜取
が行われているのみで、霜取に長時間を要しており、庫
内の冷却効果に悪影響を与える問題が生じていた。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、低温のブラインを冷却器
に循環させて冷却する冷却装置において、冷却器の霜取
を迅速化させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却装置は、ブ
ライン冷却手段から低温のブラインを冷却器に循環させ
て被冷却空間内を冷却するものであって、被冷却空間外
に設けた熱交換器と、ブライン冷却手段からのブライン
の供給を絶った状態で、熱交換器と冷却器との間でブラ
インを循環させる手段とを有する霜取装置を備えたこと
を特徴とする。
【0010】本発明によれば、ブライン冷却式の冷却装
置において冷却器を霜取する際、ブライン冷却手段から
のブライン供給を絶った状態で、霜取装置により、被冷
却空間外に設けた熱交換器と冷却器との間でブラインを
循環させるので、被冷却空間外の熱をブラインによって
冷却器に搬送し、冷却器の霜取を迅速に行うことができ
るようになる。
【0011】これにより、冷却器の霜取に伴う被冷却空
間内の冷却効果の低下を最小限に抑制することができる
ようになるものである。
【0012】請求項2の発明の冷却装置は、上記霜取装
置が、冷却器のブライン入口側から熱交換器のブライン
入口側に至る第1の管路と、熱交換器に通風する送風機
と、熱交換器のブライン出口側から冷却器のブライン出
口側に至る第2の管路と、第1の管路若しくは第2の管
路に介設された電磁弁と、第1の管路若しくは第2の管
路に設けられ、第1の管路から熱交換器を経て第2の管
路に流れるブライン流を形成する循環ポンプとを備えて
いることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明によれば、上記に加えて霜
取装置は、冷却器のブライン入口側から熱交換器のブラ
イン入口側に至る第1の管路と、熱交換器に通風する送
風機と、熱交換器のブライン出口側から冷却器のブライ
ン出口側に至る第2の管路と、第1の管路若しくは第2
の管路に介設された電磁弁と、第1の管路若しくは第2
の管路に設けられ、第1の管路から熱交換器を経て第2
の管路に流れるブライン流を形成する循環ポンプとを備
えているので、冷却運転時には電磁弁を閉じることによ
って、霜取装置へのブラインの流入を阻止でき、霜取装
置が冷却運転に与える悪影響を防止できる。
【0014】一方、冷却器の霜取時には電磁弁を開き、
送風機と循環ポンプを運転することにより、熱交換器か
ら第2の管路を経て冷却器に至り、冷却器から第1の管
路を経て熱交換器へと流れるブライン流が形成され、且
つ、熱交換器には外気が通風されるので、冷却器の霜取
は迅速に達成されるようになるものである。
【0015】請求項3の発明の冷却装置は、上記霜取装
置が、冷却器のブライン出口側から熱交換器のブライン
入口側に至る第1の管路と、熱交換器に通風する送風機
と、熱交換器のブライン出口側から冷却器のブライン入
口側に至る第2の管路と、この第2の管路に介設され、
冷却器側を順方向とされた逆止弁と、第1の管路若しく
は第2の管路に設けられ、第1の管路から熱交換器を経
て第2の管路に流れるブライン流を形成する循環ポンプ
とを備えていることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明によれば、上記に加えて霜
取装置は、冷却器のブライン出口側から熱交換器のブラ
イン入口側に至る第1の管路と、熱交換器に通風する送
風機と、熱交換器のブライン出口側から冷却器のブライ
ン入口側に至る第2の管路と、この第2の管路に介設さ
れ、冷却器側を順方向とされた逆止弁と、第1の管路若
しくは第2の管路に設けられ、第1の管路から熱交換器
を経て第2の管路に流れるブライン流を形成する循環ポ
ンプとを備えているので、冷却運転時には逆止弁によっ
て霜取装置へのブラインの流入を阻止でき、霜取装置が
冷却運転に与える悪影響を防止できる。
【0017】一方、冷却器の霜取時には送風機と循環ポ
ンプを運転することにより、熱交換器から第2の管路及
び逆止弁を経て冷却器に至り、冷却器から第1の管路を
経て熱交換器へと流れるブライン流が形成され、且つ、
熱交換器には外気が通風されるので、冷却器の霜取は迅
速に達成されるようになる。特に、この場合には電磁弁
が不要となるので、生産コストやランニングコストの削
減や、故障率の低減をも図ることが可能となるものであ
る。
【0018】請求項4の発明の冷却装置は、上記各発明
の霜取装置が、冷却器に設けられた電気ヒータを備えて
いることを特徴とする。
【0019】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて霜取装置は、冷却器に設けられた電気ヒータを備え
ているので、冷却器の霜取時にこの電気ヒータを発熱さ
せることによって霜取に要する時間を更に短縮すること
が可能となり、それによって、被冷却空間の冷却効果の
低下を一層抑制することができるようになるものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した冷却装置1の
配管構成図、図2は冷却対象の実施例としての冷凍仕様
の低温ショーケース2の概略断面図を示している。各図
において、3はブライン冷却手段としてのブラインチラ
ーであり、このブラインチラー3は圧縮機、凝縮器、減
圧装置及び蒸発器などから冷媒回路が構成され、この冷
媒回路内に所定の冷媒が封入された冷凍サイクルと、前
記蒸発器と交熱的に設けられたチラー側熱交換器(何れ
も図示せず)などから構成されている。
【0021】そして、このチラー側熱交換器の出口側に
はブライン往路(管路)4が接続されてブラインチラー
3から引き出されており、このブライン往路4に連続す
るブライン復路(管路)6はブラインチラー3に引き込
まれて前記チラー側熱交換器の入口側に接続されてい
る。また、ブライン往路4には循環ポンプ7が取り付け
られている。
【0022】上記チラー側熱交換器、ブライン往路4及
びブライン復路6内には、塩化カリウム、塩化カルシウ
ム、或いは、エタノールなどから成る所定量のブライン
が封入されている。そして、前記ブラインチラー3内の
圧縮機が運転されると、蒸発器が冷却作用を発揮する。
この蒸発器と熱交換して−30℃以下の低温となったチ
ラー側熱交換器内のブラインは、循環ポンプ7によって
ブライン往路4内に送り出され、ブライン復路6を通っ
てブラインチラー3内のチラー側熱交換器に流入する循
環を繰り返すものである。
【0023】係るブラインチラー3はスーパーマーケッ
トやコンビニエンスストアなどの機械室などに設置さ
れ、ブライン往路4とブライン復路6が店舗内に配管さ
れる。そして、この店舗内には複数台の前記低温ショー
ケース2・・・が据え付けられている。
【0024】各低温ショーケース2・・は断熱壁11か
ら構成されており、この断熱壁11の内側に間隔を存し
て配置された仕切板12と断熱壁11間にダクト13が
構成され、仕切板12の内側に前面に開口する庫内(陳
列室)14が構成されている。このダクト13は庫内1
4の開口上縁に位置した吐出口16と開口下縁に位置し
た吸込口17にて庫内14に開口しており、背部のダク
ト13内には冷却器18が縦設され、底部のダクト13
内には冷気循環用の送風機19が配設されている。そし
て、この底部のダクト13底面には排水口21が形成さ
れている。
【0025】一方、前記ブライン往路4からは分岐管路
22が各低温ショーケース2・・に対してそれぞれ形成
されており、この分岐管路22は冷却器18上部のブラ
イン入口側に接続されている。そして、この分岐管路2
2には電磁弁Aが介設されている。
【0026】また、前記ブライン復路6からも分岐管路
23が各低温ショーケース2・・に対してそれぞれ形成
されており、この分岐管路23は冷却器18下部のブラ
イン出口側に接続されている。両分岐管路22、23は
電磁弁Aの上流側でバイパス管路24にて連通されてお
り、そして、このバイパス管路24には電磁弁Bが介設
されている。
【0027】他方、例えば断熱壁11の天面(庫外)に
は熱交換器31と、この熱交換器31に通風する霜取用
の送風機32が設置されており、この熱交換器31の下
側には露受皿33が設けられている。この露受皿33か
らはドレンパイプ34が断熱壁11を貫通してダクト1
3内に引き込まれており、所定のUトラップ形状に屈曲
された後、その下端は冷却器18の上方にてダクト13
内に開放している。
【0028】また、電磁弁Aの下流側における前記分岐
管路22からは第1の管路36が分岐形成されており、
この第1の管路36は熱交換器31のブライン入口側に
接続されている。また、前記バイパス管路24より冷却
器18側の分岐管路23からは第2の管路37が分岐形
成されており、この第2の管路37は熱交換器31のブ
ライン出口側に接続されている。
【0029】そして、第1の管路36(第2の管路37
でも良い)には電磁弁Cが介設されており、第2の管路
37には循環ポンプとしての霜取ポンプ38が介設され
ている。尚、この霜取ポンプ38は熱交換器31側から
ブラインを吸引して分岐管路23方向に圧送するもので
ある。更に、前記冷却器18の下側には電気ヒータから
成る霜取ヒータ41が取り付けられ、これら熱交換器3
1、送風機32、第1及び第2の管路36、37、電磁
弁C、霜取ポンプ38、霜取ヒータ41などによって低
温ショーケース2の霜取装置39が構成される。
【0030】以上の構成で次ぎに、図3のタイミングチ
ャートを参照しながら低温ショーケース2側の動作を説
明する。前述の如くブラインチラー3内においては低温
のブライン(−30℃以下)が生成され、循環ポンプ7
によってブライン往路4からブライン復路6へと循環さ
れている。また、以下の冷却運転中、低温ショーケース
2の図示しない制御装置は、電磁弁Cを閉じており、送
風機32、霜取ポンプ38及び霜取ヒータ41には通電
を行わない。尚、送風機19は連続運転である。
【0031】そして、前記制御装置は、庫内14の温度
(庫内温度)に基づき、この庫内温度が所定の上限温度
以上である場合には電磁弁Aを開き、電磁弁Bを閉じ
る。電磁弁Aが開放されると、ブライン往路4内に圧送
されている低温のブラインが分岐管路22内に引き込ま
れ、冷却器18に流入してこれを冷却した後、冷却器1
8から出て分岐管路23からブライン復路6に流出する
ようになる。
【0032】これによって低温となった冷却器18周辺
の空気(冷気)は、送風機19によってダクト13内を
吹き上げられ、吐出口16から吸込口17に向かって吹
き出される。これによって、開口には冷気エアーカーテ
ンが形成されると共に、一部の冷気が庫内14に循環さ
れて庫内14は冷却される。
【0033】係る冷却によって庫内温度が所定の下限温
度まで低下すると、前記制御装置は電磁弁Aを閉じると
共に、電磁弁Bを開く。これによって、分岐管路22に
流入したブラインはバイパス管路24から分岐管路23
に入ってブライン往路6に流出するようになるので、冷
却器18への低温ブラインの流入は絶たれる。以上を繰
り返して庫内14は設定された冷凍温度(例えば−20
℃など)に維持される。
【0034】係る冷却運転中、電磁弁Cは閉じており、
霜取ポンプ38も停止している。また、分岐管路23は
ブライン復路6側が低圧となっていることにより、第1
の管路36及び第2の管路37にブラインが流入するこ
とは無い。
【0035】このような冷却運転により冷却器18には
着霜が成長する。そこで、前記制御装置は所定の周期で
冷却器18の霜取を行う。この霜取動作では、制御装置
は電磁弁Aを閉じ、電磁弁Bを開くことにより、冷却器
18への低温ブラインの流入を絶つ。そして、霜取装置
39の電磁弁Cを開くと共に、送風機32と霜取ポンプ
38を運転し、且つ、霜取ヒータ41にも通電する。
【0036】これにより、冷却器18及び各分岐管路2
2、23内にあった低温のブラインは、霜取ポンプ38
の運転によって分岐管路22から第1の管路36に吸引
され、熱交換器31内に流入する。熱交換器31には送
風機32によって外気が通風されているので、熱交換器
31内に流入したブラインは温度の高い外気によって暖
められることになる。
【0037】そして、熱交換器31内のブラインは霜取
ポンプ38に吸引されて第2の管路37に圧送され、分
岐管路23から冷却器18に入り、冷却器18内を経て
分岐管路22に出て再び第1の管路36に流入する循環
を繰り返す。これにより、ブラインによって外気中の熱
が冷却器18に搬送される。
【0038】また、霜取ヒータ41も発熱しているの
で、冷却器18は内側と外側の双方から加熱されるかた
ちとなる。これによって、冷却器18の霜取は迅速に行
われるようになるので、冷却器18の霜取に伴う庫内温
度の上昇は最小限に抑えられる。従って、庫内14の冷
却効果の低下も最小限に抑制することができるようにな
る。
【0039】尚、冷却器18滴下するドレン水(着霜の
融解水)は底部のダクト13の底面に形成された排水口
21から外部に排出される。また、係る霜取中熱交換器
31には低温のブラインが流入するため、熱交換器31
には外気中の湿気が露(或いは霜)となって付着する。
これらの露或いは融解水は露受皿33に受容され、ドレ
ンパイプ34を経てダクト13内に滴下し、同様に排水
口21から外部に排出される。
【0040】この場合、ドレンパイプ34はUトラップ
形状とされているので、流入したドレン水は内部に溜ま
ってこれを封止する。従って、ダクト13内を吹き上げ
られる冷気がドレンパイプ34から外部に流出する不都
合は防止される。
【0041】そして、係る霜取により冷却器18の着霜
が融解除去され、冷却器18の温度が所定の霜取終了温
度まで上昇すると、前記制御装置は電磁弁Cを閉じ、送
風機32及び霜取ポンプ38を停止させると共に、霜取
ヒータ41の通電を停止して霜取を終了する。そして、
再び冷却運転を再開するものである。
【0042】尚、図4は本発明の冷却装置1のもう一つ
の実施例を示している。尚、この図において図1乃至図
3と同一符号は同一若しくは同様の機能を奏するものと
する。この場合、霜取装置39の第1の管路36はバイ
パス管路24より冷却器18側の分岐管路23に接続さ
れており、第2の管路37は電磁弁Aの下流側の分岐管
路22に接続されている。
【0043】また、電磁弁Cは削除され、代わりに霜取
ポンプ38の吐出側における第2の管路37に逆止弁4
2が取り付けられている。尚、この逆止弁42は冷却器
18側(分岐管路22側)を順方向とされている。
【0044】以上の構成でこの場合の霜取動作を説明す
る。この場合も、前記制御装置は電磁弁Aを閉じ、電磁
弁Bを開くことにより、冷却器18への低温ブラインの
流入を絶つ。そして、霜取装置39の送風機32と霜取
ポンプ38を運転し、且つ、霜取ヒータ41にも通電す
る。
【0045】これにより、冷却器18及び各分岐管路2
2、23内にあった低温のブラインは、霜取ポンプ38
の運転によって分岐管路23から第1の管路36に吸引
され、熱交換器31内に流入する。熱交換器31には送
風機32によって外気が通風されているので、熱交換器
31内に流入したブラインは温度の高い外気によって暖
められることになる。
【0046】そして、熱交換器31内のブラインは霜取
ポンプ38に吸引されて第2の管路37に圧送され、逆
止弁42を経て分岐管路22から冷却器18に入り、冷
却器18内を経て分岐管路23に出て再び第1の管路3
6に流入する循環を繰り返す。これにより、ブラインに
よって外気中の熱が冷却器18に搬送される。
【0047】また、霜取ヒータ41も発熱しているの
で、冷却器18は同様に内側と外側の双方から加熱され
るかたちとなる。これによって、冷却器18の霜取は迅
速に行われるようになるので、冷却器18の霜取に伴う
庫内温度の上昇は最小限に抑えられる。従って、庫内1
4の冷却効果の低下も最小限に抑制することができるよ
うになる。
【0048】尚、他の制御は前述の実施例と同様である
ので説明を省略する。また、冷却運転中は霜取ポンプ3
8が停止しており、分岐管路22からのブラインは逆止
弁42にて阻止されている。更に、分岐管路23はブラ
イン復路6側が低圧となっているので、第1の管路36
及び第2の管路37にブラインが流入することは無い。
【0049】特に、この場合には電磁弁が不要となるの
で、生産コストやランニングコストの削減や、故障率の
低減をも図ることが可能となる。
【0050】尚、上記各実施例では電磁弁Aと電磁弁B
によって冷却器18への低温ブラインの供給を制御する
ようにしたが、それに限らず、バイパス管路24の入口
に三方電磁弁を取り付け、流路を冷却器18側に連通す
るか、バイパス管路24側に連通するかによって冷却器
18への低温ブラインの供給を制御するようにしても良
い。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ブラ
イン冷却式の冷却装置において冷却器を霜取する際、ブ
ライン冷却手段からのブライン供給を絶った状態で、霜
取装置により、被冷却空間外に設けた熱交換器と冷却器
との間でブラインを循環させるので、被冷却空間外の熱
をブラインによって冷却器に搬送し、冷却器の霜取を迅
速に行うことができるようになる。
【0052】これにより、冷却器の霜取に伴う被冷却空
間内の冷却効果の低下を最小限に抑制することができる
ようになるものである。
【0053】請求項2の発明によれば、上記に加えて霜
取装置は、冷却器のブライン入口側から熱交換器のブラ
イン入口側に至る第1の管路と、熱交換器に通風する送
風機と、熱交換器のブライン出口側から冷却器のブライ
ン出口側に至る第2の管路と、第1の管路若しくは第2
の管路に介設された電磁弁と、第1の管路若しくは第2
の管路に設けられ、第1の管路から熱交換器を経て第2
の管路に流れるブライン流を形成する循環ポンプとを備
えているので、冷却運転時には電磁弁を閉じることによ
って、霜取装置へのブラインの流入を阻止でき、霜取装
置が冷却運転に与える悪影響を防止できる。
【0054】一方、冷却器の霜取時には電磁弁を開き、
送風機と循環ポンプを運転することにより、熱交換器か
ら第2の管路を経て冷却器に至り、冷却器から第1の管
路を経て熱交換器へと流れるブライン流が形成され、且
つ、熱交換器には外気が通風されるので、冷却器の霜取
は迅速に達成されるようになるものである。
【0055】請求項3の発明によれば、上記に加えて霜
取装置は、冷却器のブライン出口側から熱交換器のブラ
イン入口側に至る第1の管路と、熱交換器に通風する送
風機と、熱交換器のブライン出口側から冷却器のブライ
ン入口側に至る第2の管路と、この第2の管路に介設さ
れ、冷却器側を順方向とされた逆止弁と、第1の管路若
しくは第2の管路に設けられ、第1の管路から熱交換器
を経て第2の管路に流れるブライン流を形成する循環ポ
ンプとを備えているので、冷却運転時には逆止弁によっ
て霜取装置へのブラインの流入を阻止でき、霜取装置が
冷却運転に与える悪影響を防止できる。
【0056】一方、冷却器の霜取時には送風機と循環ポ
ンプを運転することにより、熱交換器から第2の管路及
び逆止弁を経て冷却器に至り、冷却器から第1の管路を
経て熱交換器へと流れるブライン流が形成され、且つ、
熱交換器には外気が通風されるので、冷却器の霜取は迅
速に達成されるようになる。特に、この場合には電磁弁
が不要となるので、生産コストやランニングコストの削
減や、故障率の低減をも図ることが可能となるものであ
る。
【0057】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて霜取装置は、冷却器に設けられた電気ヒータを備え
ているので、冷却器の霜取時にこの電気ヒータを発熱さ
せることによって霜取に要する時間を更に短縮すること
が可能となり、それによって、被冷却空間の冷却効果の
低下を一層抑制することができるようになるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した冷却装置の配管構成図であ
る。
【図2】冷却対象の実施例としての冷凍仕様の低温ショ
ーケースの概略断面図である。
【図3】本発明の冷却装置を構成する低温ショーケース
の動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】本発明のもう一つの実施例を示す低温ショーケ
ースの概略断面図である。
【符号の説明】
1 冷却装置 2 低温ショーケース 3 ブラインチラー(ブライン冷却手段) 4 ブライン往路 6 ブライン復路 18 冷却器 19 送風機 22、23 分岐管路 24 バイパス管路 31 熱交換器 32 送風機 36 第1の管路 37 第2の管路 38 霜取ポンプ(循環ポンプ) 39 霜取装置 41 霜取ヒータ 42 逆止弁 A、B、C 電磁弁
フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA01 AA02 AA03 BA01 CA02 DA01 EA01 FA02 GA07 JA04 JA14 KA01 LA14 MA02 NA22 PA01 PA04 PA05 3L046 AA01 AA02 AA03 BA09 CA07 CA13 GA01 GB01 HA01 JA03 KA04 LA15 MA01 MA04 MA05 3L054 BF02 BF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブライン冷却手段から低温のブラインを
    冷却器に循環させて被冷却空間内を冷却する冷却装置に
    おいて、 前記被冷却空間外に設けた熱交換器と、前記ブライン冷
    却手段からのブラインの供給を絶った状態で、前記熱交
    換器と冷却器との間でブラインを循環させる手段とを有
    する霜取装置を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 霜取装置は、冷却器のブライン入口側か
    ら熱交換器のブライン入口側に至る第1の管路と、前記
    熱交換器に通風する送風機と、前記熱交換器のブライン
    出口側から前記冷却器のブライン出口側に至る第2の管
    路と、前記第1の管路若しくは第2の管路に介設された
    電磁弁と、前記第1の管路若しくは第2の管路に設けら
    れ、前記第1の管路から熱交換器を経て第2の管路に流
    れるブライン流を形成する循環ポンプとを備えているこ
    とを特徴とする請求項1の冷却装置。
  3. 【請求項3】 霜取装置は、冷却器のブライン出口側か
    ら熱交換器のブライン入口側に至る第1の管路と、前記
    熱交換器に通風する送風機と、前記熱交換器のブライン
    出口側から前記冷却器のブライン入口側に至る第2の管
    路と、この第2の管路に介設され、前記冷却器側を順方
    向とされた逆止弁と、前記第1の管路若しくは第2の管
    路に設けられ、前記第1の管路から熱交換器を経て第2
    の管路に流れるブライン流を形成する循環ポンプとを備
    えていることを特徴とする請求項1の冷却装置。
  4. 【請求項4】 霜取装置は、冷却器に設けられた電気ヒ
    ータを備えていることを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3の冷却装置。
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