JP2023177921A - 冷凍装置及び収納装置 - Google Patents

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【課題】冷却保管庫の容積が小さくなることとドレンパンの凍結とを抑制することができる冷凍装置を提供すること。【解決手段】冷凍装置は、冷却保管庫内の物品を冷却するための冷却空気を生成する冷凍装置であって、導入される冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱熱交換器と、前記放熱熱交換器で冷却された冷媒を絞る第1絞り部と、前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記冷却空気を生成する第1熱交換器と、前記第1熱交換器のドレン水を受けるドレンパンと前記放熱熱交換器及び前記第1絞り部の間を流れる冷媒とを熱交換することにより、前記ドレンパンを温めるドレンパン用熱交換器と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、冷凍装置及び収納装置に関する。
従来、食料品を冷蔵温度で貯蔵する冷却貯蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の冷却貯蔵庫には、蒸発器と、蒸発器を除霜するための除霜ヒータと、蒸発器から生じる除霜水等のドレン水を受けるドレンパンと、が配置されている。
特開2012-229884号公報
しかしながら、特許文献1の冷却貯蔵庫では、蒸発器とドレンパントとが離れているため、貯蔵室の容積が小さくなってしまう。貯蔵室の容積を確保するために、蒸発器をドレンパンに近づけて配置することが考えられるが、この場合、蒸発器からの熱伝導によりドレンパンが凍結してしまい、除霜時間が長くなるおそれがある。
本開示は、上記課題を解決するものであり、冷却保管庫の容積が小さくなることとドレンパンの凍結とを抑制することができる冷凍装置及び収納装置を提供することを目的とする。
本開示の冷凍装置は、冷却保管庫内の物品を冷却するための冷却空気を生成する冷凍装置であって、導入される冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱熱交換器と、前記放熱熱交換器で冷却された冷媒を絞る第1絞り部と、前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記冷却空気を生成する第1熱交換器と、前記第1熱交換器のドレン水を受けるドレンパンと前記放熱熱交換器及び前記第1絞り部の間を流れる冷媒とを熱交換することにより、前記ドレンパンを温めるドレンパン用熱交換器と、を備える。
本開示の収納装置は、冷却保管庫と、前記冷却保管庫内の物品を冷却するための冷却空気を生成する冷凍装置と、ドレン水を受けるドレンパンと、を備え、前記冷凍装置は、導入される冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱熱交換器と、前記放熱熱交換器で冷却された冷媒を絞る第1絞り部と、前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記冷却空気を生成する第1熱交換器と、前記第1熱交換器のドレン水を受ける前記ドレンパンと前記放熱熱交換器及び前記第1絞り部の間を流れる冷媒とを熱交換することにより、前記ドレンパンを温めるドレンパン用熱交換器と、を備える。
本開示の冷凍装置及び収納装置によれば、冷却保管庫の容積が小さくなることとドレンパンの凍結とを抑制することができる。
第1,第2実施形態に係る収納装置の冷却運転制御時の状態を示す縦断面図 第1,第3実施形態に係る冷凍装置のブロック図 第1,第3実施形態に係る冷却運転制御時における冷媒の流れの説明図 第1,第3実施形態に係る霜取り運転制御時における冷媒の流れの説明図 第1,第2実施形態に係る収納装置の霜取り運転制御時の状態を示す縦断面図 第2実施形態に係る冷凍装置のブロック図 第2実施形態に係るドレンパン用熱交換器の構成を示す模式図 第3実施形態に係る収納装置の冷却運転制御時の状態を示す縦断面図 第3実施形態に係る収納装置の霜取り運転制御時の状態を示す縦断面図 変形例に係る収納装置の縦断面図 前記変形例に係る冷凍装置のブロック図
[第1実施形態]
本開示の第1実施形態について説明する。
<収納装置の構成>
まず、収納装置の構成について説明する。図1は、収納装置の冷却運転制御時の状態を示す縦断面図である。なお、前側とは、収納装置の冷凍保管庫又は冷蔵保管庫に物品が出し入れされるときにユーザ又は物品の搬送装置が対面する側であり、後側とは、前側の逆側である。また、右側とは、ユーザ又は搬送装置から見て右側であり、左側とは右側の逆側である。上側とは、ユーザ又は搬送装置が物品の出し入れを行うときの姿勢における上側であり、下側とは上側の逆側である。また、「幅」とは、特に限定しない限り左右方向の長さを意味する。
図1に示される収納装置1は、物品Zを冷蔵温度(例えば、+1℃以上+5℃以下)又は冷凍温度(例えば、約-20℃)で保管する。物品Zは、例えば、日用品、生鮮食品又は冷凍食品である。物品Zの収納装置1への収納は、ユーザの手により行われても良いし、搬送装置により行われても良い。収納装置1は、本体部2と、エアカーテン生成部3とを備える。
本体部2は、筐体21を備える。筐体21は、それぞれ断熱性を有する上壁211、底壁212、後壁213及び左右の側壁214により、前面が開口した直方体箱状に形成されている。
筐体21の内部空間には、仮想的な冷凍保管庫22と、冷蔵保管庫23とが配置されていると考えることが可能である。図1において、冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23に相当する部位を二点鎖線で示す。もちろん、実際にハードウエアとしての冷凍保管庫22と冷蔵保管庫23が配置されていても良い。冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23は、本開示の冷却保管庫を構成する。
冷凍保管庫22は、冷凍温度で物品Zを保管する。冷凍保管庫22は、筐体21の内部空間の上側に位置する。冷凍保管庫22は、鉛直方向に並ぶ例えば3個の棚221と、上側背板222とを備える。
各棚221は、左右の側壁214を架け渡すように配置されている。各棚221は、物品Zを載置できるように構成されている。各棚221に載置される物品Zは、保管箱に収納されていても良い。冷凍保管庫22の前側の開口である上側開口22Aは、塞がれていない。物品Zは、上側開口22Aを介して、冷凍保管庫22の内部に出し入れされる。
上側背板222は、冷凍保管庫22の内部空間と、後述する第1流路311における冷凍保管庫22の後側に位置する部位とを仕切る。上側背板222は、上壁211と、左右の側壁214と、一番下の棚221とで囲まれる後側の開口部のうち、上端側の部位を除く部位を塞ぐように設けられている。つまり、上側背板222の上端と上壁211との間には、隙間が形成されている。
冷蔵保管庫23は、冷蔵温度で物品Zを保管する。冷蔵保管庫23は、筐体21の内部空間の下側の部位、つまり冷凍保管庫22の下方に位置する。冷蔵保管庫23は、鉛直方向に並ぶ例えば4個の棚231を備える。各棚231は、左右の側壁214を架け渡すように配置されている。各棚231は、物品Zを載置できるように構成されている。冷蔵保管庫23の前側の開口である下側開口23Aは、塞がれていない。物品Zは、下側開口23Aを介して、冷蔵保管庫23の内部に出し入れされる。
また、筐体21内には、ドレンパン223と、後方板状部材224と、下方板状部材232とが更に設けられている。
ドレンパン223は、筐体21の内部空間を上下に仕切るように配置されている。ドレンパン223は、一番下の棚221から所定距離下方に離れた位置において、左右の側壁214を架け渡すように配置されている。ドレンパン223は、前端が棚221の前端よりも前方に位置し、後端が上側背板222と後壁213のほぼ中間に位置するように配置されている。ドレンパン223は、第1熱交換器420の除霜時に発生するドレン水を受けるように構成されている。ドレンパン223には、ドレン水をドレンパン223から排出するための図示されない配水管が接続されている。ドレンパン223の前端には、上方に延びる延出部223Aが形成されている。延出部223Aは、前面が鉛直方向とほぼ平行、かつ、幅がドレンパン223の幅と同じ板状に形成されている。延出部223Aの上端は、一番下の棚221よりも下側に位置している。延出部223Aの上端は、後述するダクト突出部321Bの後端のほぼ真下に位置している。
ドレンパン223の後端には、当該後端から上方に延びる後方板状部材224が設けられている。後方板状部材224は、左右の側壁214を架け渡すように配置されている。つまり、後方板状部材224は、後方板状部材224の前側の空間と後ろ側の空間を空気が自由に行き来できないように仕切っている。
下方板状部材232は、一番下の棚231から所定距離下方に離れた位置において、左右の側壁214を架け渡すように配置されている。つまり、下方板状部材232は、下方板状部材232の上側の空間と下側の空間を空気が自由に行き来できないように仕切っている。下方板状部材232は、前端がダクト突出部321Bの前端のほぼ真下に位置し、後端が後壁213に固定されている。
エアカーテン生成部3は、第1エアカーテンC1と、第2エアカーテンC2とを生成する。第1エアカーテンC1は、上側開口22Aを覆うことにより冷凍保管庫22内を冷却して、冷凍保管庫22の温度を冷凍温度にする。第2エアカーテンC2は、下側開口23Aを覆うことにより冷蔵保管庫23内を冷却して、冷蔵保管庫23の温度を冷蔵温度にする。エアカーテン生成部3は、第1エアカーテン生成部31と、第2エアカーテン生成部32とを備える。
第1エアカーテン生成部31は、第1流路311と、冷凍装置4(図2参照)を構成する第1熱交換器420と、第1ファン312と、を備える。
第1流路311は、第1エアカーテンC1の生成に用いられる第1冷却空気A1及び第1エアカーテンC1を構成する空気を、冷凍保管庫22の後側、上側、上側開口22Aの前側、及び冷凍保管庫22と冷蔵保管庫23の間の空間で循環させる。第1流路311は、一番下の棚221と、ドレンパン223と、上側背板222と、後方板状部材224と、上壁211と、ダクト突出部321Bと、左右の側壁214とにより構成されている。
具体的に、第1流路311における冷凍保管庫22と冷蔵保管庫23の間の部位、及び、冷凍保管庫22の後側の部位は、一番下の棚221と、ドレンパン223と、上側背板222と、後方板状部材224と、左右の側壁214とにより形成されるダクトの内部空間により構成されている。また、第1流路311における冷凍保管庫22の上側の部位は、筐体21の内部空間のうち、上側背板222の上端よりも上方、後方板状部材224よりも前方、且つ、ダクト突出部321Bよりも後方の空間により構成されている。また、第1流路311における上側開口22Aの前側の部位は、筐体21の内部空間のうち、棚221よりも前側、且つ、ダクト突出部321Bの後端とドレンパン223の延出部223Aの上端とを結ぶ仮想平面よりも後側の空間により構成されている。
第1熱交換器420は、ドレンパン223の上に、つまり第1流路311内における冷凍保管庫22の下側の部位に配置されている。第1熱交換器420は、当該第1熱交換器420周囲の空気を熱交換により冷却して、第1冷却空気A1を生成する。第1冷却空気A1の温度は、例えば、-25℃である。なお、第1熱交換器420は、当該第1熱交換器420のドレン水がドレンパン223で受けられる位置に配置されていれば良く、例えば、ドレンパン223に接触しないように配置されていても良い。
第1ファン312は、ドレンパン223の上における第1熱交換器420の後方に配置されている。第1ファン312は、第1熱交換器420での熱交換により得られた第1冷却空気A1を後方に送る。
ドレンパン223の下面には、ドレンパン223を温めるドレンパン用熱交換器419が配置されている。ドレンパン用熱交換器419は、冷凍装置4を構成する。ドレンパン用熱交換器419は、ドレンパン223の下面における第1熱交換器420に対応する部位(第1熱交換器420の下方の部位)に接触するように配置されている。
第1ファン312により後方に送られた第1冷却空気A1は、後方板状部材224及び上壁211の案内により冷凍保管庫22の後側及び上側を流れた後、ダクト突出部321Bの後端の案内により鉛直下方に流れる。この鉛直下方に流れる第1冷却空気A1により、上側開口22Aの全体を覆い、鉛直下方に延びる第1エアカーテンC1が生成される。第1エアカーテンC1を構成する空気の一部は、上側開口22Aの前側を通過した後、延出部223A及びドレンパン223の案内により後方に流れ、第1熱交換器420における熱交換に利用される。このように、第1冷却空気A1及び第1エアカーテンC1を構成する空気は、第1流路311により案内されて、冷凍保管庫22の後側、上側、上側開口22Aの前側、及び冷凍保管庫22の下側を循環する。
第2エアカーテン生成部32は、第2流路321と、冷凍装置4を構成する第2熱交換器416と、第2ファン322と、を備える。
第2流路321は、第2エアカーテンC2の生成に用いられる第2冷却空気A2及び第2エアカーテンC2を構成する空気を、上側開口22A及び下側開口23Aの前側、冷蔵保管庫23の下側、冷蔵保管庫23及び冷凍保管庫22の後側、並びに冷凍保管庫22の上側の間で循環させる。第2冷却空気A2及び第1冷却空気A1は、本開示の冷却空気を構成する。第2流路321は、上ダクト321Aと、下方板状部材232と、一番下の棚231と、後壁213と、後方板状部材224と、左右の側壁214とにより構成されている。
具体的に、第2流路321における上側開口22A及び下側開口23Aの前側の部位は、筐体21の内部空間のうち、ダクト突出部321Bの後端とドレンパン223の延出部223Aの上端とを結ぶ仮想平面よりも前側、棚231よりも前側、且つ、ダクト突出部321Bの前端と下方板状部材232の前端とを結ぶ仮想平面よりも後側の空間により構成されている。第2流路321における冷蔵保管庫23の下側の部位は、筐体21の内部空間のうち、下方板状部材232と一番下の棚231との間の空間により構成されている。第2流路321における冷蔵保管庫23の後側の部位は、筐体21の内部空間のうち、棚231よりも後側、且つ、後壁213よりも前側の空間により構成されている。第2流路321における冷凍保管庫22の後側の部位は、筐体21の内部空間のうち、後方板状部材224よりも後側、且つ、後壁213よりも前側の空間により構成されている。第2流路321における冷凍保管庫22の上側の部位は、上ダクト321Aの内部空間により構成されている。
上ダクト321Aは、上壁211の上に配置されている。上ダクト321Aの前端側は、下側に屈曲している。上ダクト321Aの前端側の下方に延びる部位は、上壁211に形成された開口に挿通されて上壁211の下方に突出するダクト突出部321Bを構成する。ダクト突出部321Bの開口の幅は、冷凍保管庫22の上側開口22Aの幅以上かつ冷蔵保管庫23の下側開口23Aの幅以上である。上ダクト321Aの後端の開口には、後壁213と後方板状部材224と左右の側壁214とで構成された筒状部分の上端の開口が接続される。
第2熱交換器416は、上ダクト321A内に、つまり第2流路321における冷凍保管庫22の上側に位置する部位に配置されている。第2熱交換器416は、当該第2熱交換器416周囲の空気を熱交換により冷却して、第2冷却空気A2を生成する。第2冷却空気A2の温度は、冷蔵温度よりも高い温度である。第2冷却空気A2の温度は、第1冷却空気A1と第2冷却空気A2とを混合した空気の温度が、冷蔵温度になるような温度であり、例えば、+15℃である。なお、第2冷却空気A2は、冷凍保管庫22の設定温度、冷蔵保管庫23の設定温度及び外気温度によっては、加熱された空気であり得る。
第2ファン322は、上ダクト321A内における第2熱交換器416の後方に配置されている。第2ファン322は、第2熱交換器416での熱交換により得られた第2冷却空気A2を前方に送る。
第2ファン322により前方に送られた第2冷却空気A2は、ダクト突出部321Bの案内により鉛直下方に流れる。この鉛直下方に流れる第2冷却空気A2により、上側開口22A及び下側開口23Aの全体を覆い、鉛直下方に延びる第2エアカーテンC2が生成される。第2エアカーテンC2を構成する空気の一部は、下側開口23Aの前側を通過した後、下方板状部材232及び後壁213の案内により後方及び上方の順に流れ、上ダクト321Aの後端側に流入し、第2熱交換器416における熱交換に利用される。このように、第2冷却空気A2及び第2エアカーテンC2を構成する空気は、第2流路321により案内されて、上側開口22A及び下側開口23Aの前側、冷蔵保管庫23の下側、冷蔵保管庫23及び冷凍保管庫22の後側、並びに冷凍保管庫22の上側の間で循環する。
なお、第1エアカーテンC1及び第2エアカーテンC2は、筐体21の内部と筐体21の前側の外部とを仕切る機能を有する。
図2は、冷凍装置のブロック図である。なお、図2は、冷凍装置の各構成の実際の形状、大小関係、又は、位置関係を表すものではない。図2に示されるように、収納装置1は、冷凍装置4を更に備える。冷凍装置4は、冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23を冷やす。冷凍装置4は、冷凍回路41を構成する各種機器と、制御部45と、を備える。
冷凍回路41は、冷媒との熱交換を行うことにより、冷凍保管庫22の温度を冷凍温度にするための第1冷却空気A1、及び、冷蔵保管庫23の温度を冷蔵温度にするための第2冷却空気A2を生成する。冷凍回路41は、圧縮機411と、放熱熱交換器412と、放熱熱交換器用ファン413と、第1三方弁414と、第2絞り部415と、第2熱交換器416と、第3絞り部417と、第1絞り部418と、ドレンパン用熱交換器419と、第1熱交換器420と、第2三方弁421と、を備える。
圧縮機411は、例えばロータリコンプレッサである。圧縮機411には、配管431の一端が接続されている。圧縮機411は、冷媒を圧縮して配管431に送る。
放熱熱交換器412には、配管431の他端と、配管432の一端とが接続されている。放熱熱交換器412は、圧縮機411で圧縮された冷媒を冷やして配管432に送る。
放熱熱交換器用ファン413は、放熱熱交換器412に風を送ることによって、放熱熱交換器412の冷却効率を上げる。
第1三方弁414の第1配管接続部、第2配管接続部及び第3配管接続部には、それぞれ配管432の他端と、配管433の一端と、第1バイパス配管434の一端とが接続されている。第1バイパス配管434の他端は、圧縮機411と第2三方弁421とを接続する配管440に連結されている。第1三方弁414は、制御部45の制御に基づいて、配管432と配管433のみを連通させる第1状態、又は、第1バイパス配管434と配管433のみを連通させる第2状態に切り替えられる。
第2絞り部415は、例えば電動膨張弁である。第2絞り部415には、配管433の他端と、配管435の一端とが接続されている。第2絞り部415は、放熱熱交換器412で冷やされた冷媒を絞って配管435に送る。
第2熱交換器416には、配管435の他端と、配管436の一端とが接続されている。第2熱交換器416は、第2絞り部415で絞られた冷媒と空気とを熱交換して、熱交換後の冷媒を配管436に送る。
第3絞り部417は、例えば電動膨張弁である。第3絞り部417には、配管436の他端と、配管437の一端とが接続されている。第3絞り部417は、配管437から流入する冷媒を絞って配管436に送る。
第1絞り部418は、例えば電動膨張弁である。第1絞り部418には、配管437の他端と、配管438の一端とが接続されている。第1絞り部418は、第2熱交換器416で熱交換された冷媒を絞って配管438に送る。
配管437の途中は、例えば5つの折り返し部437Aが形成されるように屈曲している。ドレンパン用熱交換器419は、配管437における折り返し部437A同士を接続する直線状の4つの部位により構成されている。なお、配管437におけるドレンパン用熱交換器419を構成する部位の形状は、他の形状であっても良い。ドレンパン用熱交換器419は、当該ドレンパン用熱交換器419を流れる冷媒とドレンパン223とを熱交換することにより、ドレンパン223を温める。
第1熱交換器420には、配管438の他端と、配管439の一端とが接続されている。第1熱交換器420は、第1絞り部418で絞られた冷媒と空気とを熱交換して、熱交換後の冷媒を配管439に送る。
第2三方弁421の第1配管接続部、第2配管接続部及び第3配管接続部には、それぞれ配管439の他端と、配管440の一端と、第2バイパス配管441の一端とが接続されている。第2バイパス配管441の他端は、配管432に連結されている。配管440の他端は圧縮機411に接続されている。このような構成により、第1熱交換器420から送られた冷媒は、圧縮機411に戻される。第2三方弁421は、制御部45の制御に基づいて、配管439と配管440のみを連通させる第1状態、又は、配管439と第2バイパス配管441のみを連通させる第2状態に切り替えられる。
冷凍回路41において、配管431~433,435~440は、第1冷媒回路B1を構成する。配管431,432,441,439,438,437,436,435,433,434,440は、第2冷媒回路B2を構成する。第1三方弁414及び第2三方弁421は、切替部422を構成する。
制御部45は、冷凍回路41で第1冷却空気A1及び第2冷却空気A2を生成する冷却運転制御と、冷凍回路41で第2冷却空気A2を生成すると共に、第1熱交換器420の霜を溶かす霜取り運転制御と、を行う。冷却運転制御は、第1運転制御の一例であり、霜取り運転制御は、第2運転制御の一例である。
<収納装置の動作>
次に、収納装置1の動作について説明する。
<冷却運転制御>
まず、収納装置1の動作として冷却運転制御について説明する。図3Aは、冷却運転制御時における冷媒の流れの説明図である。
冷却運転制御において、冷凍装置4は、制御部45が冷凍回路41を制御することにより、図1及び図3Aに示されるように、第1冷却空気A1を第1熱交換器420で生成すると共に、第2冷却空気A2を第2熱交換器416で生成することにより、冷凍保管庫22内及び冷蔵保管庫23内を冷却する。具体的に、冷凍装置4の制御部45は、第1三方弁414及び第2三方弁421を第1状態にする。図3Aに示されるように、第1状態では、第1三方弁414に流入する冷媒は、二点鎖線で示す第1バイパス配管434を流れなくなる。また、第2三方弁421に流入する冷媒は、二点鎖線で示す第2バイパス配管441を流れなくなる。したがって、冷媒は、第1冷媒回路B1を矢印Yで示す方向に流れることになり、圧縮機411から出た後、放熱熱交換器412、第2絞り部415、第2熱交換器416、第3絞り部417、ドレンパン用熱交換器419、第1絞り部418、第1熱交換器420の順に通過し、圧縮機411に戻る。
そして、制御部45の制御により、放熱熱交換器用ファン413及び第1,第2ファン312,322が駆動し、第1,第2絞り部418,415における冷媒の絞り量(弁の開度)が所定の状態に設定され、且つ、第3絞り部417の絞り量が0に(弁を全開に)設定されている状態において、圧縮機411は、所定の運転周波数で駆動することにより、冷媒を圧縮する。放熱熱交換器412は、圧縮機411で圧縮された冷媒を冷やす。第2絞り部415は、放熱熱交換器412で冷やされた冷媒を絞ることにより、冷媒の温度を更に下げる。第2熱交換器416は、第2絞り部415により減圧され、所定の温度となった冷媒と空気とを熱交換することにより、第2冷却空気A2を生成する。
第3絞り部417の絞り量が0に設定されているため、第2熱交換器416で熱交換された冷媒は、ほぼそのままの温度(例えば、15℃)でドレンパン用熱交換器419に流入する。そして、ドレンパン用熱交換器419に流入した冷媒とドレンパン223との熱交換により、ドレンパン223が温められる。その結果、第1熱交換器420からの熱伝導によるドレンパン223の凍結が抑制される。
第1絞り部418は、ドレンパン用熱交換器419で熱交換された例えば0℃の冷媒を絞ることにより、冷媒の温度を更に下げる。第1熱交換器420は、第1絞り部418により温度が下げられた冷媒と空気とを熱交換することにより、第1冷却空気A1を生成する。第1熱交換器420で熱交換された冷媒は、圧縮機411に戻される。
冷凍保管庫22の下側において第1熱交換器420により生成された第1冷却空気A1は、第1ファン312により後方に送られた後、冷凍保管庫22の後側において、下方から上方に流れる。冷凍保管庫22の後側を流れた第1冷却空気A1が、冷凍保管庫22の上側を介して上側開口22Aの前に流れることにより、上側開口22A全体を覆う第1エアカーテンC1が生成される。
冷凍保管庫22の上側において第2熱交換器416により生成された第2冷却空気A2は、第2ファン322により前方に送られた後、上側開口22A及び下側開口23Aの前に流れることにより、第2エアカーテンC2が生成される。上側開口22Aの前を流れるときの第2エアカーテンC2の空気の流速は、上側開口22Aの前を流れる第1エアカーテンC1の空気の流速と同じであることが好ましい。
第2エアカーテンC2の空気が冷凍保管庫22の前を通過するとき、第1エアカーテンC1の空気と第2エアカーテンC2の空気との間で熱交換が行われる。この熱交換により、第2エアカーテンC2の空気の温度が冷蔵温度まで下がる。冷凍保管庫22の前を通過した空気の一部は、ドレンパン223により冷凍保管庫22の下側において後方に案内され、第1熱交換器420における熱交換に再利用される。このとき、延出部223Aは、並行して流下する第1エアカーテンC1及び第2エアカーテンC2を再度2つに分離し、後側の比較的低温な空気が前方の冷蔵温度となった部分に流入することを防止する。
第1エアカーテンC1の空気との熱交換が行われた第2エアカーテンC2の空気は、下側開口23A全体を覆う。冷蔵保管庫23の前を通過した第2エアカーテンC2の空気は、下方板状部材232及び後壁213により後方及び上方の順に流れた後、上ダクト321Aに案内され、第2熱交換器416における熱交換に再利用される。
そして、最終的には、冷凍保管庫22内の温度が冷凍温度(例えば、-20℃)に調整されると共に、冷蔵保管庫23内の温度が冷蔵温度(例えば、+3℃)に調整される。
<霜取り運転制御>
次に、霜取り運転制御について説明する。図3Bは、霜取り運転制御時における冷媒の流れの説明図である。図4は、収納装置の霜取り運転制御時の状態を示す縦断面図である。
霜取り運転制御において、冷凍装置4の制御部45は、第1三方弁414及び第2三方弁421を第2状態にする。図3Bに示されるように、第2状態では、第1三方弁414に流入する冷媒は、二点鎖線で示される配管432の一部を流れなくなる。また、第2三方弁421に流入する冷媒は、二点鎖線で示される配管440の一部を流れなくなる。したがって、冷媒は、第2冷媒回路B2を矢印Yで示す方向に流れることになり、圧縮機411から出た後、放熱熱交換器412、第1熱交換器420、第1絞り部418、ドレンパン用熱交換器419、第3絞り部417、第2熱交換器416、第2絞り部415の順に通過し、圧縮機411に戻る。
次に、制御部45は、放熱熱交換器用ファン413及び第1ファン312の駆動を停止する一方で、第2ファン322を駆動させたままにする。このような制御により、図4に示されるように、第2エアカーテンC2の生成に用いられる第2冷却空気A2及び第2エアカーテンC2を構成する空気が第2流路321を循環する一方で、第1エアカーテンC1の生成に用いられる第1冷却空気A1及び第1エアカーテンC1を構成する空気が第1流路311を循環しない状態になる。制御部45は、第1,第2絞り部418,415における冷媒の絞り量を冷却運転制御時よりも小さくするように、例えば絞り量を0に(弁を全開に)するように、第1,第2絞り部418,415を制御する。制御部45は、第3絞り部417により絞られた冷媒と空気とを第2熱交換器416が熱交換したときに、冷凍温度よりも低い温度(例えば、-30℃)の第2冷却空気A2が生成されるように、つまり冷却運転制御時の第2冷却空気A2の温度よりも低い温度の第2冷却空気A2が生成されるように、第3絞り部417の絞り量を制御する。
以上のような制御が行われると、放熱熱交換器用ファン413の回転数が制御され、放熱熱交換器412から出てくる冷媒の温度は、50℃程度になるように制御される。以下において、霜取り運転制御時に放熱熱交換器412から出てくる冷媒を「ウォームガス」という場合がある。ウォームガスは、第2三方弁421を通過して、第1熱交換器420に流入する。第1熱交換器420に着いた霜は、ウォームガスの熱により溶ける。ドレンパン223は、ウォームガスにより温められた第1熱交換器420により温められる。このとき、第1熱交換器420において、ウォームガスと空気との熱交換が行われるが、第1ファン312が停止しているため、ウォームガスにより温められた空気の第1エアカーテンC1は生成されない。
第1絞り部418の絞り量が0に設定されているため、第1熱交換器420の霜を溶かすことにより冷えて液化した冷媒は、そのままの温度(例えば、15℃)でドレンパン用熱交換器419に流入する。そして、ドレンパン用熱交換器419に流入した冷媒とドレンパン223との熱交換により、ドレンパン223が温められる。その結果、ドレンパン223が凍結することが抑制される。また、ドレンパン用熱交換器419に流入した冷媒と冷蔵保管庫23内の空気との熱交換により、冷蔵保管庫23内が温められる。
第3絞り部417は、ドレンパン用熱交換器419で熱交換された冷媒を絞ることにより、冷媒の温度を更に下げる。第2熱交換器416は、第3絞り部417により温度が下げられた冷媒と空気とを熱交換することにより、第2冷却空気A2を生成する。第2冷却空気A2が第2ファン322により前方に送られることにより、第2エアカーテンC2が生成される。第2エアカーテンC2が冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23の前を通過することにより、冷凍保管庫22における温度変化が抑制される。また、冷蔵保管庫23の前を通過する第2エアカーテンC2の空気の温度は冷却運転制御のときよりも低い(例えば、-20℃)が、冷蔵保管庫23内の空気がドレンパン用熱交換器419内の冷媒との熱交換により温められているため、冷蔵保管庫23における温度変化が抑制される。
第2熱交換器416で熱交換された冷媒は、第2絞り部415でほとんど絞られることなく、又は、全く絞られずに、圧縮機411に戻る。
制御部45は、図示されない温度センサの検出結果に基づく第1熱交換器420の温度、タイマの設定時間、霜取り状況の検知結果等に基づいて、霜取り運転制御を終了すると判定すると、第1,第2三方弁414,421、放熱熱交換器用ファン413、第1ファン312及び第1,第2,第3絞り部418,415,417を冷却運転制御時の状態に戻す。
<第1実施形態の効果>
冷凍装置4は、圧縮機411と、放熱熱交換器412と、第1絞り部418と、第1絞り部418で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより第1冷却空気A1を生成する第1熱交換器420と、放熱熱交換器412及び第1絞り部418の間を流れる冷媒とドレンパン223とを熱交換することにより、ドレンパン223を温めるドレンパン用熱交換器419と、を備える。このような構成により、ドレンパン用熱交換器419は、第1冷却空気A1により冷凍保管庫22内が冷却されている間、常に、第1絞り部418で絞られる前の冷媒を用いた熱交換により、ドレンパンの223を温めることができる。したがって、第1熱交換器420をドレンパン223に近づけて配置しても、第1熱交換器420からの熱伝導によるドレンパン223の温度の低下を抑制することができ、冷凍保管庫22の容積が小さくなることとドレンパン223の凍結とを抑制することができる。また、ヒータ等の加熱体を用いる構成の場合、凍結したドレンパン223の除霜時間が長くなり、加熱体の発熱に伴い冷凍保管庫22の温度が上昇するおそれがあるが、第1実施形態の構成では、加熱体を用いることなくドレンパン223の凍結を抑制することができるため、冷凍保管庫22の温度上昇を抑制することができる。したがって、冷凍保管庫22内の物品Zが溶けたり、物品Zの品質が落ちたりすることを抑制することができる。また、加熱体を用いることなくドレンパン223の凍結を抑制できるため、消費電力の増加を抑制することができる。
冷凍装置4は、第2絞り部415と、第2絞り部415で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより第2冷却空気A2を生成する第2熱交換器416と、を更に備える。このような構成により、ドレンパン用熱交換器419は、第1冷却空気A1を用いた冷凍保管庫22内の冷却と、第2冷却空気A2を用いた冷蔵保管庫23内の冷却と、が行われている間、常に、ドレンパン223が凍結しないように、ドレンパン223を温めることができる。また、ドレンパン223が温められるため、ドレンパン223と冷蔵保管庫23内との温度差を小さくすることができ、結露の発生を抑制することができる。したがって、結露により、第1熱交換器420からの熱伝導により冷やされたドレンパン223が凍結したり、冷蔵保管庫23内の物品Zが濡れたり、物品Zの品質が落ちたりすることを抑制することができる。
ドレンパン用熱交換器419は、配管437の一部の部位により構成されている。このため、配管とは別体で構成された熱交換器を用いることなく、更に簡単な構成でドレンパン223凍結することを抑制できる。
配管437におけるドレンパン用熱交換器419を構成する部位は、ドレンパン223の下面に接触するように配置されている。このため、ドレンパン223における熱伝導により、ドレンパン223をほぼ均等に加熱することができ、ドレンパン223が局所的に凍結することを防止できる。また、ドレンパン用熱交換器419がドレン水に接触しないので、配管437の材料として一般的に用いられる銅を適用すると共に、ドレンパン223の材料として一般的に用いられる鉄を適用しても、ドレンパン用熱交換器419が腐食することを抑制することができる。
冷凍装置4は、第1冷媒回路B1と、第2冷媒回路B2と、切替部422と、制御部45と、を更に備える。制御部45は、冷媒が第1冷媒回路B1を流れるように切替部422を制御する冷却運転制御と、冷媒が第2冷媒回路B2を流れるように切替部422を制御する霜取り運転制御と、を行う。このため、冷却運転制御において、第1,第2冷却空気A1,A2を用いて冷凍保管庫22内及び冷蔵保管庫23内を冷却することができる。また、霜取り運転制御において、第1熱交換器420の霜取りを行うことができると共に、第2冷却空気A2を用いて冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23における温度変化を抑制することができる。したがって、ヒータ、又は、温風を流すファン等の構成を用いることなく、冷媒の流路を切り替えるとともに、冷凍回路41の制御状態を変更するだけの簡単な構成で、第1熱交換器420の霜取りを行うことができる。また、冷却運転制御及び霜取り運転制御の両方の制御において、ドレンパン用熱交換器419により、ドレンパン223の凍結を抑制することができる。また、霜取り運転制御時には、ウォームガスにより温められた第1熱交換器420によりドレンパン223を上方から温めることができると共に、ドレンパン用熱交換器419によりドレンパン223を下方から温めることができる。特に、制御部45が切替部422を制御するため、収納装置1の管理者が切替部422を操作することなく、冷凍装置4に冷却運転制御又は霜取り運転制御を行わせることができる。
冷凍装置4は、第3絞り部417を更に備える。制御部45は、冷却運転制御を行う場合、冷媒を絞るように第1絞り部418及び第2絞り部415を制御する一方で、冷媒を絞らないように第3絞り部417を制御し、霜取り運転制御を行う場合、冷媒を絞るように第3絞り部417を制御する一方で、冷媒を絞らないように第1絞り部418を制御する。このように、霜取り運転制御を行う際に、第1絞り部418で冷媒を絞らないようにすることにより、温度が高い冷媒をドレンパン用熱交換器419に流すことができ、ドレンパン223を効率良く温めることができる。また、霜取り運転制御を行う際に、第3絞り部417で冷媒を絞って冷媒の温度を下げることにより、第2熱交換器416において、適切な温度の第2冷却空気A2を生成することができる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態について説明する。
<収納装置の構成>
まず、収納装置の構成について説明する。図5は、冷凍装置のブロック図である。図6は、ドレンパン用熱交換器の構成を示す模式図である。なお、図1に示されるように、第1実施形態の収納装置1と、第2実施形態の収納装置1Aとの相違点は、冷凍装置4のドレンパン用熱交換器423の構成なので、ドレンパン用熱交換器423の構成を中心に説明する。また、図5は、冷凍装置の各構成の実際の形状、大小関係、又は、位置関係を表すものではない。また、図6に示されるドレンパン223、第1熱交換器420及びドレンパン用熱交換器423以外の各構成の位置関係は、実際の位置関係を表すものではない。
図5及び図6に示されるように、配管437におけるドレンパン用熱交換器423を構成する部位は、一端同士及び他端同士がそれぞれ接続された第1分岐管437B及び第2分岐管437Cを備える。第1分岐管437B及び第2分岐管437Cは、ドレンパン223の下面に接触し、且つ、左右方向に並ぶように配置されている。
第1分岐管437B及び第2分岐管437Cの一端は接続位置P1で接続され、他端は接続位置P2で接続されている。第2熱交換器416で熱交換された冷媒は、接続位置P1を介して第1,第2分岐管437B,437Cに流入し、接続位置P2を介して第1,第2分岐管437B,437Cから流出する。第1,第2分岐管437B,437Cは、第1,第2外側部位437B1,437C1と、第1,第2内側部位437B2,437C2と、をそれぞれ備える。第1,第2外側部位437B1,437C1は、第1,第2分岐管437B,437Cの一端(接続位置P1)から流入した冷媒を、図6に矢印Y1で示される後方向に案内するように構成されている。第1,第2内側部位437B2,437C2は、第1,第2外側部位437B1,437C1よりもドレンパン223の中央側に配置されている。第1,第2内側部位437B2,437C2は、第1,第2外側部位437B1,437C1により後方向に案内された冷媒を、矢印Y2で示される前方向に案内して他端(接続位置P2)に導くように構成されている。矢印Y1で示される後方向は、本開示の第1方向の一例であり、矢印Y2で示される前方向は、本開示の第2方向の一例である。
なお、例えば、第1,第2分岐管437B,437Cを、前後方向に並ぶように配置して、第2熱交換器416で熱交換された冷媒を、右方向及び左方向のうち一方の方向(第1方向)に案内した後に、ドレンパン223の中央側において右方向及び左方向のうち他方の方向(第2方向)に案内してから、第1絞り部418に導くように構成しても良い。
<収納装置の動作>
次に、収納装置1Aの動作として、冷却運転制御及び霜取り運転制御について説明する。なお、第1実施形態と第2実施形態の相違点はドレンパン用熱交換器423によるドレンパン223の加温状態であるため、当該相違点を中心に説明する。
<冷却運転制御>
まず、冷却運転制御について説明する。冷却運転制御において、冷凍装置4の制御部45は、冷凍回路41及び第1,第2ファン312,322を第1実施形態の冷却運転制御と同様に制御する。この制御により、第1実施形態の冷却運転制御が行われたときと同様に、冷凍保管庫22内の温度が冷凍温度に調整されると共に、冷蔵保管庫23内の温度が冷蔵温度に調整される。
冷却運転制御において、第3絞り部417の絞り量が0に設定されているため、第2熱交換器416で熱交換された冷媒は、ほぼそのままの温度(例えば、15℃)でドレンパン用熱交換器423を構成する第1,第2分岐管437B,437Cの一端に流入する。そして、第1,第2分岐管437B,437Cに流入した冷媒は、まず、第1,第2外側部位437B1,437C1により後方向に案内される。第1,第2外側部位437B1,437C1において冷媒とドレンパン223との熱交換が行われるため、ドレンパン223の左右両端側の部位が温められる。
第1,第2外側部位437B1,437C1により後方向に案内された冷媒は、第1,第2内側部位437B2,437C2により前方向に案内される。第1,第2内側部位437B2,437C2において冷媒とドレンパン223との熱交換が行われるため、ドレンパン223の左右方向の中央の部位が温められる。第1,第2内側部位437B2,437C2での熱交換には、第1,第2外側部位437B1,437C1での熱交換に利用された冷媒、つまり、第1,第2外側部位437B1,437C1での熱交換に利用された冷媒よりも低い温度の冷媒が用いられる。このため、ドレンパン223の左右方向の中央の部位の熱交換による入熱量は、左右両端側の部位の熱交換による入熱量よりも少なくなるとも考えられる。しかし、ドレンパン223の右端側の部位は、第1外側部位437B1を流れる冷媒により温められ、左端側の部位は、第2外側部位437C1を流れる冷媒により温められる一方で、中央の部位は、第1,第2内側部位437B2,437C2をそれぞれ流れる冷媒により温められる。したがって、ドレンパン223の左右方向の中央の部位の入熱量と、左右両端側の部位の入熱量とを、ほぼ同じにすることができる。
ドレンパン223との熱交換が行われた冷媒は、第1,第2分岐管437B,437Cの他端を介して、第1絞り部418に導かれる。第1絞り部418に導かれる冷媒の温度は、例えば3℃である。
<霜取り運転制御>
次に、霜取り運転制御について説明する。霜取り運転制御において、冷凍装置4の制御部45は、冷凍回路41及び第1,第2ファン312,322を第1実施形態の霜取り運転制御と同様に制御する。この制御により、第1実施形態の霜取り運転制御が行われたときと同様に、第1熱交換器420の霜取りが行われると共に、冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23における温度変化が抑制される。
霜取り運転制御において、第1絞り部418の絞り量が0に設定されているため、第1熱交換器420の霜を溶かすことにより冷えて液化した冷媒は、そのままの温度(例えば、15℃)でドレンパン用熱交換器423を構成する第1,第2分岐管437B,437Cの他端に流入する。そして、第1,第2分岐管437B,437Cに流入した冷媒は、まず、第1,第2内側部位437B2,437C2により後方向に案内される。第1,第2内側部位437B2,437C2において冷媒とドレンパン223との熱交換が行われるため、ドレンパン223の左右方向の中央の部位が温められる。
第1,第2内側部位437B2,437C2により後方向に案内された冷媒は、第1,第2外側部位437B1,437C1により前方向に案内される。第1,第2外側部位437B1,437C1において冷媒とドレンパン223との熱交換が行われるため、ドレンパン223の左右両端側の部位が温められる。
第1熱交換器420の霜取りが進行するにしたがって、第1熱交換器420内のウォームガスからの熱により、第1,第2分岐管437B,437C内の冷媒の温度が高くなる。ドレンパン223との熱交換が行われた冷媒は、第1,第2分岐管437B,437Cの一端を介して、第3絞り部417に導かれる。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態の収納装置1Aによれば、第1実施形態の収納装置1と同様の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。ドレンパン用熱交換器423を構成する第1分岐管437Bは、第2熱交換器416で熱交換された冷媒を、後方向に案内した後に、第2分岐管437C側において前方向に案内してから、第1絞り部418に導くように構成されている。また、第2分岐管437Cは、第2熱交換器416で熱交換された冷媒を、後方向に案内した後に、第1分岐管437B側において前方向に案内してから、第1絞り部418に導くように構成されている。このような構成により、上述されたように、ドレンパン223の左右方向の中央の部位の入熱量と、左右両端側の部位の入熱量とを、ほぼ同じにすることができ、ドレンパン223全体を均一に温めることができる。
[第3実施形態]
次に、本開示の第3実施形態について説明する。
<収納装置の構成>
まず、収納装置の構成について説明する。図7は、収納装置の冷却運転制御時の状態を示す縦断面図である。なお、図7に示されるように、第1実施形態の収納装置1と、第3実施形態の収納装置1Bとの相違点は、下側背板233及び第3ファン33が配置されている点と、後方板状部材225の形状なので、これらの相違点を中心に説明する。また、第3実施形態では、収納装置1Bに、第1実施形態のドレンパン用熱交換器419が配置されている構成を例示するが、第2実施形態のドレンパン用熱交換器423が配置されていても良い。
下側背板233は、冷蔵保管庫23を構成し、冷蔵保管庫23の内部空間と、冷蔵保管庫23の後側に位置する部位とを仕切る。下側背板233は、ドレンパン223と、左右の側壁214と、一番下の棚231とで囲まれる後側の開口のうち、最上部の所定範囲以外の部位を塞ぐように設けられている。下側背板233の上端とドレンパン223の下面との間の領域は、循環用貫通孔233Aとして機能する。循環用貫通孔233Aは、本開示の貫通孔の一例である。
第3ファン33は、エアカーテン生成部3を構成する。第3ファン33は、第2流路321における冷蔵保管庫23の下側の部位に位置するように、下方板状部材232に配置され、第2エアカーテンC2の空気、及び、循環空気A3を後方に送る。
後方板状部材225は、第1実施形態の後方板状部材224よりも下方に長い形状に形成されている。具体的に、後方板状部材225は、その中央がドレンパン223の後端に接続され、その下端が一番下の棚231とほぼ同じ高さ位置に位置するように形成されている。冷蔵保管庫23の一番下の棚231、下方板状部材232、下側背板233、後方板状部材225、ドレンパン223、循環用貫通孔233A、及び、左右の側壁214は、循環流路34を構成する。循環流路34は、第3ファン33により送られる空気を循環空気A3として、冷蔵保管庫23内の後側、上側、前側及び下側で循環させる。第3実施形態の第2流路321における冷蔵保管庫23の後側の部位は、筐体21の内部空間のうち、後方板状部材225よりも後側、且つ、後壁213よりも前側の空間により構成されている。
<収納装置の動作>
次に、収納装置1Bの動作として、冷却運転制御及び霜取り運転制御について説明する。
<冷却運転制御>
まず、冷却運転制御について説明する。冷却運転制御の開始時において、冷凍装置4の制御部45は、冷凍回路41及び第1,第2ファン312,322を第1実施形態の冷却運転制御と同様に制御する一方で、第3ファン33を駆動させない。この制御により、第1実施形態の冷却運転制御が行われたときと同様に、第1エアカーテンC1の生成に用いられる第1冷却空気A1及び第1エアカーテンC1を構成する空気が第1流路311を循環すると共に、第2エアカーテンC2の生成に用いられる第2冷却空気A2及び第2エアカーテンC2を構成する空気が第2流路321を循環する。これらの循環により、冷凍保管庫22内の温度が冷凍温度に調整されると共に、冷蔵保管庫23内の温度が冷蔵温度に調整される。
冷凍装置4の制御部45は、図示されない温度センサの検出結果に基づいて、冷蔵保管庫23内の温度が冷蔵温度(例えば、3±2℃)未満になったと判定した場合、冷凍回路41及び第1,第2ファン312,322の制御状態を維持したまま、第3ファン33の駆動を開始する。この制御により、下方板状部材232に沿って流れる空気の流速は、第3ファン33により速くなる。図7に示されるように、第3ファン33を通過した空気は、その一部が第2流路321に流れて、第2冷却空気A2の生成に再利用される一方で、残りが循環空気A3として循環流路34に流れる。
循環流路34に流れた循環空気A3は、循環用貫通孔233Aを通過して前方に流れ、下側開口23Aに到達すると、第2エアカーテンC2の空気と共に下側に流れる。そして、下方板状部材232に到達した空気は、第3ファン33を通過した後、その一部が第2冷却空気A2の生成に再利用される一方で、残りが循環空気A3として循環流路34に流れる。このように、冷却運転制御では、循環空気A3が循環流路34を循環する。
循環空気A3が冷蔵保管庫23の上側の部位を通過する際の影響により、ドレンパン用熱交換器419内の冷媒とドレンパン223との熱交換が促進され、ドレンパン223の凍結がより抑制される。また、循環空気A3が冷蔵保管庫23の上側の部位を通過する際、循環空気A3とドレンパン用熱交換器419内の冷媒との熱交換が行われ、循環空気A3の温度が上昇する。この温度が上昇した循環空気A3が下側開口23Aの前を通過することにより、冷蔵保管庫23内が加温され、冷蔵保管庫23内の温度が冷蔵温度に維持される。また、循環空気A3の循環により、冷蔵保管庫23内の温度ムラの発生が抑制される。
<霜取り運転制御>
次に、霜取り運転制御について説明する。図8は、収納装置の霜取り運転制御時の状態を示す縦断面図である。
霜取り運転制御において、冷凍装置4の制御部45は、冷凍回路41及び第1,第2ファン312,322を第1実施形態の霜取り運転制御と同様に制御する一方で、第3ファン33を駆動させる。この制御により、図8に示されるように、第1実施形態の霜取り運転制御が行われたときと同様に、第2エアカーテンC2の生成に用いられる第2冷却空気A2及び第2エアカーテンC2を構成する空気が第2流路321を循環する一方で、第1エアカーテンC1の生成に用いられる第1冷却空気A1及び第1エアカーテンC1を構成する空気が第1流路311を循環しない状態となる。そして、第1熱交換器420の霜取りが行われると共に、冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23における温度変化が抑制される。
また、第3実施形態の冷却運転制御が行われたときと同様に、循環空気A3が循環流路34を循環する。このため、ドレンパン用熱交換器419内の冷媒とドレンパン223との熱交換が促進され、ドレンパン223の凍結がより抑制されると共に、温度が上昇した循環空気A3が下側開口23Aの前を通過することにより、冷蔵保管庫23内の温度が冷蔵温度に維持される。また、第1熱交換器420からの熱伝導により冷やされたドレンパン223(例えば-20℃)と、冷蔵保管庫23内の空気(例えば、+3℃)との温度差により、結露が発生する恐れがあるが、循環空気A3が循環しているため、結露の発生が抑制される。
制御部45は、第1熱交換器420の温度、タイマの設定時間、霜取り状況の検知結果等に基づいて、霜取り運転制御を終了すると判定すると、第1,第2三方弁414,421、放熱熱交換器用ファン413、第1ファン312及び第1,第2,第3絞り部418,415,417を冷却運転制御時の状態に戻す一方で、第3ファン33の駆動を継続する。霜取り運転制御終了直後において、第1熱交換器420及びドレンパン223のうち少なくとも一方が、ドレン水により濡れている場合がある。この状態で、冷却運転制御を再開すると、第1熱交換器420からの熱伝導により、ドレン水が凍結する恐れがある。本第3実施形態では、冷却運転制御の再開時に第3ファン33の駆動を継続するため、循環空気A3により、ドレンパン用熱交換器419内の冷媒とドレンパン223との熱交換が促進され、ドレン水が凍結することが抑制される。制御部45は、例えば、タイマの設定時間に基づいて、第1熱交換器420に付着したドレン水がドレンパン223に落ちて、ドレンパン223から排出されたと判定した場合、第3ファン33の駆動を停止する。
<第3実施形態の効果>
第3実施形態の収納装置1Bによれば、第1実施形態の収納装置1と同様の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。収納装置1Bは、冷蔵保管庫23の内部空間と、冷蔵保管庫23の後側に位置する部位とを仕切る下側背板233を備える。下側背板233とドレンパン223との間には、循環用貫通孔233Aが形成されている。第2流路321における冷蔵保管庫23の下側に位置する部位には、第3ファン33が配置されている。このような構成において、冷却運転制御時に第3ファン33を駆動することにより、上述されたように、循環空気A3が冷蔵保管庫23の上側の部位を通過する際の影響で、ドレンパン用熱交換器419内の冷媒とドレンパン223との熱交換を促進することができ、ドレンパン223の凍結をより抑制することができる。また、循環空気A3が冷蔵保管庫23の上側の部位を通過する際、循環空気A3の温度がドレンパン用熱交換器419内の冷媒との熱交換により上昇するため、冷蔵保管庫23内を加温して、冷蔵保管庫23内の温度を冷蔵温度に維持することができる。
[実施形態の変形例]
本開示は、これまでに説明した実施形態に示されたものに限られないことはいうまでもなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の変形を加えることができる。また、上記実施形態及び以下に示す変形例は、正常に機能する限り、どのように組み合わせても良い。
例えば、第1実施形態において、冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23の両方を有する収納装置1にドレンパン用熱交換器419を配置した構成を例示したが、図9に示されるように、冷蔵保管庫23を有さずに、冷凍保管庫22(本開示の冷却保管庫)のみを有する収納装置1Cにドレンパン用熱交換器419を設けても良い。この場合、第2流路321、第2ファン322、及び、第2熱交換器416が不要になる。また、図10に示されるように、冷凍装置4Cの冷凍回路41Cは、第1実施形態の冷凍回路41に存在する第2絞り部415及び第2熱交換器416を備えずに、配管433の他端を第3絞り部417に接続するように構成される。なお、第2実施形態のドレンパン用熱交換器423を、図9及び図10に示されるような冷凍保管庫22のみを有する収納装置1Cに適用しても良い。また、図9及び図10に示される構成において、第2冷却空気A2を生成するように第1絞り部418及び第1熱交換器420を制御して、冷凍保管庫22を冷蔵保管庫(本開示の冷却保管庫)として機能させても良い。
ドレンパン用熱交換器419,423を、配管437の一部の部位により構成された場合を例示したが、配管437とは別体で構成された熱交換器を適用しても良い。
ドレンパン用熱交換器419,423を、ドレンパン223の下面に接触するように配置した構成を例示したが、ドレンパン223との間に存在する空気を介してドレンパン223との熱交換を行うことができるように、ドレンパン223から離れた位置に配置しても良い。また、腐食性が低い材料で構成されたドレンパン用熱交換器419,423を、ドレンパン223上に配置しても良い。
第1,第2三方弁414,421を第1状態又は第2状態に切り替えを、制御部45が行う構成を例示したが、収納装置1,1A,1Bの管理者が行っても良い。
冷凍回路41に、第1,第2三方弁414,421及び第1,第2バイパス配管434,441を設けずに、第1冷媒回路B1のみで冷媒を循環させても良い。この場合、第2冷媒回路B2を用いる霜取り運転制御を行うことができなくなるため、第3絞り部417を設けなくても良い。
冷凍装置4を、冷凍保管庫22及び冷蔵保管庫23の前側の開口を閉じる扉が存在しない収納装置1,1A,1Bに適用した構成を例示したが、前記扉が存在する冷蔵庫等の収納装置に適用しても良い。
本開示は、冷凍装置及び収納装置に適用できる。
1,1A,1B,1C 収納装置
2 本体部
3 エアカーテン生成部
4,4C 冷凍装置
21 筐体
22 冷凍保管庫
22A 上側開口
23 冷蔵保管庫
23A 下側開口
31 第1エアカーテン生成部
32 第2エアカーテン生成部
33 第3ファン
34 循環流路
41,41C 冷凍回路
45 制御部
211 上壁
212 底壁
213 後壁
214 側壁
221,231 棚
222 上側背板
223 ドレンパン
223A 延出部
224,225 後方板状部材
232 下方板状部材
233 下側背板
233A 循環用貫通孔
311 第1流路
312 第1ファン
321 第2流路
321A 上ダクト
321B ダクト突出部
322 第2ファン
411 圧縮機
412 放熱熱交換器
413 放熱熱交換器用ファン
414 第1三方弁
415 第2絞り部
416 第2熱交換器
417 第3絞り部
418 第1絞り部
419,423 ドレンパン用熱交換器
420 第1熱交換器
421 第2三方弁
422 切替部
431,432,433,435,436,437,438,439,440 配管
434 第1バイパス配管
437A 折り返し部
437B 第1分岐管
437B1 第1外側部位
437B2 第1内側部位
437C 第2分岐管
437C1 第2外側部位
437C2 第2内側部位
441 第2バイパス配管
A1 第1冷却空気
A2 第2冷却空気
A3 循環空気
B1 第1冷媒回路
B2 第2冷媒回路
C1 第1エアカーテン
C2 第2エアカーテン
P1,P2 接続位置
Z 物品

Claims (12)

  1. 冷却保管庫内の物品を冷却するための冷却空気を生成する冷凍装置であって、
    導入される冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱熱交換器と、
    前記放熱熱交換器で冷却された冷媒を絞る第1絞り部と、
    前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記冷却空気を生成する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器のドレン水を受けるドレンパンと前記放熱熱交換器及び前記第1絞り部の間を流れる冷媒とを熱交換することにより、前記ドレンパンを温めるドレンパン用熱交換器と、を備える、
    冷凍装置。
  2. 前記冷却保管庫は、前記冷却空気を構成する第1冷却空気により冷凍温度に冷やされる冷凍保管庫と、前記冷却空気を構成する第2冷却空気により冷蔵温度に冷やされる冷蔵保管庫と、を備え、
    前記冷凍装置は、
    前記放熱熱交換器と前記第1絞り部との間を流れる冷媒を絞る第2絞り部と、
    前記第2絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記第2冷却空気を生成する第2熱交換器と、を更に備え、
    前記第1絞り部は、前記第2熱交換器で冷却された冷媒を絞り、
    前記ドレンパン用熱交換器は、前記第2熱交換器と前記第1絞り部との間を流れる冷媒を熱交換により冷却し、
    前記第1熱交換器は、前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記第1冷却空気を生成する、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記ドレンパン用熱交換器は、冷媒を流すための配管により構成されている、
    請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記配管における前記ドレンパン用熱交換器を構成する部位は、前記ドレンパンの下面に配置されている、
    請求項3に記載の冷凍装置。
  5. 前記配管における前記ドレンパン用熱交換器を構成する部位は、互いに隣接するように配置され、一端同士及び他端同士がそれぞれ接続された第1分岐管及び第2分岐管を備え、
    前記第1分岐管は、前記第2熱交換器で熱交換された冷媒を、第1方向に案内した後に、前記第2分岐管側において前記第1方向と反対の第2方向に案内してから前記第1絞り部に導くように構成され、
    前記第2分岐管は、前記第2熱交換器で熱交換された冷媒を、前記第1方向に案内した後に、前記第1分岐管側において前記第2方向に案内してから前記第1絞り部に導くように構成されている、
    請求項4に記載の冷凍装置。
  6. 前記圧縮機で圧縮された冷媒が、前記圧縮機、前記放熱熱交換器、前記第2絞り部、前記第2熱交換器、前記ドレンパン用熱交換器、前記第1絞り部、前記第1熱交換器の順に通過して、前記圧縮機に戻るように構成された第1冷媒回路と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒が、前記圧縮機、前記放熱熱交換器、前記第1熱交換器、前記第1絞り部、前記ドレンパン用熱交換器、前記第2熱交換器、前記第2絞り部の順に通過して、前記圧縮機に戻るように構成された第2冷媒回路と、
    冷媒が、前記第1冷媒回路を流れる状態、又は、前記第2冷媒回路を流れる状態に切り替える切替部と、を更に備える、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の冷凍装置。
  7. 前記圧縮機で圧縮された冷媒が前記第1冷媒回路を流れるように前記切替部を制御して、前記第1冷却空気及び前記第2冷却空気を生成する第1運転制御と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒が前記第2冷媒回路を流れるように前記切替部を制御して、前記第2冷却空気を生成するとともに、前記第1熱交換器の霜を溶かす第2運転制御と、を行う制御部を更に備える、
    請求項6に記載の冷凍装置。
  8. 前記第2熱交換器と前記ドレンパン用熱交換器との間を流れる冷媒を絞る第3絞り部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記第1運転制御を行う場合、冷媒を絞るように前記第1絞り部及び前記第2絞り部を制御する一方で、冷媒を絞らないように前記第3絞り部を制御し、
    前記第2運転制御を行う場合、冷媒を絞るように前記第3絞り部を制御する一方で、冷媒を絞らないように前記第1絞り部を制御する、
    請求項7に記載の冷凍装置。
  9. 冷却保管庫と、
    前記冷却保管庫内の物品を冷却するための冷却空気を生成する冷凍装置と、
    ドレン水を受けるドレンパンと、を備え、
    前記冷凍装置は、
    導入される冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱熱交換器と、
    前記放熱熱交換器で冷却された冷媒を絞る第1絞り部と、
    前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記冷却空気を生成する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器のドレン水を受ける前記ドレンパンと前記放熱熱交換器及び前記第1絞り部の間を流れる冷媒とを熱交換することにより、前記ドレンパンを温めるドレンパン用熱交換器と、を備える、
    収納装置。
  10. 前記冷却保管庫は、
    前記冷却空気を構成する第1冷却空気により冷凍温度で保管される物品を出し入れ可能な上側開口を前側に有する冷凍保管庫と、
    前記冷却空気を構成する第2冷却空気により冷蔵温度で保管される物品を出し入れ可能な下側開口を前側に有し、前記冷凍保管庫の下方に配置された冷蔵保管庫と、を備え、
    前記冷凍装置は、
    前記放熱熱交換器と前記第1絞り部との間を流れる冷媒を絞る第2絞り部と、
    前記第2絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記第2冷却空気を生成する第2熱交換器と、を更に備え、
    前記第1絞り部は、前記第2熱交換器で冷却された冷媒を絞り、
    前記ドレンパン用熱交換器は、前記第2熱交換器と前記第1絞り部との間を流れる冷媒を熱交換により冷却し、
    前記第1熱交換器は、前記第1絞り部で絞られた冷媒と空気とを熱交換することにより前記第1冷却空気を生成し、
    前記収納装置は、
    前記上側開口を覆うことにより前記冷凍保管庫内を冷却する第1エアカーテンを前記第1冷却空気を用いて生成すると共に、前記下側開口を覆うことにより前記冷蔵保管庫内を冷却する第2エアカーテンを前記第2冷却空気を用いて生成するエアカーテン生成部を更に備える、
    請求項9に記載の収納装置。
  11. 前記エアカーテン生成部は、
    前記上側開口の前側、前記冷凍保管庫の下側、後側及び上側を、前記第1冷却空気及び前記第1エアカーテンを構成する空気が循環するように構成された第1流路と、
    前記上側開口及び前記下側開口の前側、前記冷蔵保管庫の下側、前記冷蔵保管庫及び前記冷凍保管庫の後側、並びに、前記冷凍保管庫の上側を、前記第2冷却空気及び前記第2エアカーテンを構成する空気が循環するように構成された第2流路と、
    前記ドレンパン上に載置された第1ファンと、
    前記第2流路における前記冷凍保管庫の上側に位置する部位に、前記第2熱交換器と共に配置された第2ファンと、を更に備え、
    前記ドレンパンは、前記冷凍保管庫と前記冷蔵保管庫との間において、前記第1流路における前記冷凍保管庫の下側の部位を構成するように配置され、
    前記第1熱交換器は、前記ドレンパン上に載置され、
    前記第1ファンは、前記第1熱交換器での熱交換により得られた前記第1冷却空気を後側に送るように配置され、
    前記第2ファンは、前記第2熱交換器での熱交換により得られた前記第2冷却空気を前方に送るように配置されている、
    請求項10に記載の収納装置。
  12. 前記収納装置は、前記冷蔵保管庫の内部空間と前記第2流路における前記冷蔵保管庫の後側に位置する部位とを仕切る下側背板を更に備え、
    前記エアカーテン生成部は、前記第2流路における前記冷蔵保管庫の下側に位置する部位に配置され、前記第2エアカーテンを構成する空気を後方に送る第3ファンを更に備え、
    前記ドレンパン用熱交換器は、前記ドレンパンの下面に配置され、
    前記下側背板には、前記第3ファンにより送られた前記下側背板よりも後側を流れる空気の一部を、前記ドレンパンの下側且つ前記冷蔵保管庫の上側の領域を介して、前記下側開口へ導く貫通孔が形成されている、
    請求項11に記載の収納装置。
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