JPH0989444A - オープンショーケースの冷却装置 - Google Patents
オープンショーケースの冷却装置Info
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- JPH0989444A JPH0989444A JP26932095A JP26932095A JPH0989444A JP H0989444 A JPH0989444 A JP H0989444A JP 26932095 A JP26932095 A JP 26932095A JP 26932095 A JP26932095 A JP 26932095A JP H0989444 A JPH0989444 A JP H0989444A
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- Japan
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- dehumidifying
- cooling
- brine
- coil
- cooler
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/07—Details of compressors or related parts
- F25B2400/075—Details of compressors or related parts with parallel compressors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/22—Refrigeration systems for supermarkets
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/04—Treating air flowing to refrigeration compartments
- F25D2317/041—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
- F25D2317/0411—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by dehumidification
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ショーケースの冷却装置を、一台のコンプレ
ッサで、運転調整が簡単にでき、冷却効率をより向上さ
せ、安価で、且つ省エネルギーとする。 【解決手段】 主冷却器5の手前に、除湿冷却器2を設
ける。この除湿冷却器2には、ブライン循環による除湿
冷却コイル18と、主冷却コイル6へ供給される受液器
13からの液冷媒回路の過冷却コイル3とを、熱交換で
きるように対にして設ける。そして、ブラインを、ショ
ーケース1を冷却運転する冷凍機の夜間余剰能力で蓄冷
し、日中ブラインとして取り出し、除湿冷却コイル18
に循環させる。
ッサで、運転調整が簡単にでき、冷却効率をより向上さ
せ、安価で、且つ省エネルギーとする。 【解決手段】 主冷却器5の手前に、除湿冷却器2を設
ける。この除湿冷却器2には、ブライン循環による除湿
冷却コイル18と、主冷却コイル6へ供給される受液器
13からの液冷媒回路の過冷却コイル3とを、熱交換で
きるように対にして設ける。そして、ブラインを、ショ
ーケース1を冷却運転する冷凍機の夜間余剰能力で蓄冷
し、日中ブラインとして取り出し、除湿冷却コイル18
に循環させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品店舗などで、
冷蔵食品や生鮮食品等を陳列するために用いられ、特に
冷却コイルへの着霜が著しい冷凍・冷蔵装置に好適なオ
ープンショーケースの冷却装置に関する。
冷蔵食品や生鮮食品等を陳列するために用いられ、特に
冷却コイルへの着霜が著しい冷凍・冷蔵装置に好適なオ
ープンショーケースの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットなどに設けられる食
品売場では、冷蔵食品や生鮮食品等の陳列に、ケーシン
グ前面を開放し、その開放部を冷気のエアカーテンで覆
って庫内を保冷する冷凍・冷蔵ショーケースが広く用い
られている。
品売場では、冷蔵食品や生鮮食品等の陳列に、ケーシン
グ前面を開放し、その開放部を冷気のエアカーテンで覆
って庫内を保冷する冷凍・冷蔵ショーケースが広く用い
られている。
【0003】まず、ショーケース51の一例の構造を図
2に示す。この種オープン形のショーケース51は、略
コ字状のケーシング52内上部の天板前側に、ハニカム
構造の冷気吹出口53を持ち、該冷気吹出口53から冷
気をエアカーテンとしてケーシング52下方に整流して
吹き出し、ケーシング52の前面パネル内側の吹込口5
4より冷気を吸い込むことにより、陳列棚や床部に載置
した陳列食品等を冷却するようにしている。吸込口54
から吸い込まれた空気は、ダクトによりケーシング52
底部を通ってファン55により誘引され、空気を予冷・
除湿する除湿冷却器56と、空気を所定の温度にまで冷
却する主冷却器57を通り、背後のダクトを介して再び
冷気吹出口53より吹き出される。ここで、除湿冷却器
56は、主冷却器57の除霜回数を減少させ、省エネル
ギー化を達成する役目を果たす。
2に示す。この種オープン形のショーケース51は、略
コ字状のケーシング52内上部の天板前側に、ハニカム
構造の冷気吹出口53を持ち、該冷気吹出口53から冷
気をエアカーテンとしてケーシング52下方に整流して
吹き出し、ケーシング52の前面パネル内側の吹込口5
4より冷気を吸い込むことにより、陳列棚や床部に載置
した陳列食品等を冷却するようにしている。吸込口54
から吸い込まれた空気は、ダクトによりケーシング52
底部を通ってファン55により誘引され、空気を予冷・
除湿する除湿冷却器56と、空気を所定の温度にまで冷
却する主冷却器57を通り、背後のダクトを介して再び
冷気吹出口53より吹き出される。ここで、除湿冷却器
56は、主冷却器57の除霜回数を減少させ、省エネル
ギー化を達成する役目を果たす。
【0004】このような2つの冷却器を備える冷凍・冷
蔵ショーケースにおいては、従来、図3に示すような冷
却装置が構成されている。即ち、ショーケース51の主
冷却器57の冷却コイル58を循環する冷媒回路には、
独立にコンプレッサ59と膨張弁60を持たせ、もう一
つの除湿冷却器56の除湿コイル56aを循環する冷媒
回路にも、独立にコンプレッサ61と膨張弁62を持た
せ、共通の冷媒回路にコンデンサ63と受液器64を配
置している。
蔵ショーケースにおいては、従来、図3に示すような冷
却装置が構成されている。即ち、ショーケース51の主
冷却器57の冷却コイル58を循環する冷媒回路には、
独立にコンプレッサ59と膨張弁60を持たせ、もう一
つの除湿冷却器56の除湿コイル56aを循環する冷媒
回路にも、独立にコンプレッサ61と膨張弁62を持た
せ、共通の冷媒回路にコンデンサ63と受液器64を配
置している。
【0005】このように、除湿冷却器56を主冷却器5
7の手前に設置した冷却装置は、除湿冷却器56におい
ては、冷媒が比較的高い蒸発温度で運転されるので、成
績係数が良く、冷却器を1基設けたものと比較すると、
より省エネルギー化が図れる。また、除湿冷却器56
は、吸込口54から流入する湿分を多く含んだ空気から
着霜が起らない状態で予冷及び除湿を行うので、主冷却
器57における着霜進行が遅れ、除霜回数を少なくする
ことができる。
7の手前に設置した冷却装置は、除湿冷却器56におい
ては、冷媒が比較的高い蒸発温度で運転されるので、成
績係数が良く、冷却器を1基設けたものと比較すると、
より省エネルギー化が図れる。また、除湿冷却器56
は、吸込口54から流入する湿分を多く含んだ空気から
着霜が起らない状態で予冷及び除湿を行うので、主冷却
器57における着霜進行が遅れ、除霜回数を少なくする
ことができる。
【0006】ところで、本出願人は、上述の主冷却器5
7と除湿冷却器56とを備えた冷却装置に改良を加え、
更に効率を高めたものを、特公昭61−60345号公
報に開示している。即ち、図4に示すように、特公昭6
1−60345号公報の冷却装置においては、除湿冷却
器67を、受液器68から供給される冷媒液を膨張弁6
9より出た冷媒を流す冷却コイル70と、受液器68か
ら供給される冷媒液を流す過冷却コイル71とにより構
成し、過冷却コイル71より流出した冷媒液を主冷却器
用膨張弁72により気化させて主冷却器73の冷却コイ
ル74に流入させる。即ち、受液器68からの冷媒は分
岐液管75a,75bによって膨張弁69と過冷却コイ
ル71とへ分流され、過冷却コイル71を通る冷媒は、
除湿冷却コイル70を通る冷媒との熱交換により冷却さ
れて液管76から主冷却器73の膨張弁72へ供給させ
るように構成する。
7と除湿冷却器56とを備えた冷却装置に改良を加え、
更に効率を高めたものを、特公昭61−60345号公
報に開示している。即ち、図4に示すように、特公昭6
1−60345号公報の冷却装置においては、除湿冷却
器67を、受液器68から供給される冷媒液を膨張弁6
9より出た冷媒を流す冷却コイル70と、受液器68か
ら供給される冷媒液を流す過冷却コイル71とにより構
成し、過冷却コイル71より流出した冷媒液を主冷却器
用膨張弁72により気化させて主冷却器73の冷却コイ
ル74に流入させる。即ち、受液器68からの冷媒は分
岐液管75a,75bによって膨張弁69と過冷却コイ
ル71とへ分流され、過冷却コイル71を通る冷媒は、
除湿冷却コイル70を通る冷媒との熱交換により冷却さ
れて液管76から主冷却器73の膨張弁72へ供給させ
るように構成する。
【0007】このように構成すると、図5(A),
(B)に示すモリエル線図で明瞭なように、冷却効率が
向上する。即ち、図5(A)に示す従来の冷却装置と図
5(B)に示す特公昭61−60345号公報の冷却装
置の凝縮において、特公昭61−60345号公報の冷
却装置の冷媒は除湿冷却器67の除湿冷却コイル70を
通る冷媒との熱交換により冷却されるので、△Qの過冷
却が生じ、全体として冷却効率がより向上する。なお、
モリエル線図において、実線78は主冷却器を流れる冷
媒のサイクルであり、一点鎖線79は除湿冷却器の冷却
コイルを流れる冷媒のサイクルを示す。また、a,b,
cはそれぞれ、液相,湿相,気相を示す。
(B)に示すモリエル線図で明瞭なように、冷却効率が
向上する。即ち、図5(A)に示す従来の冷却装置と図
5(B)に示す特公昭61−60345号公報の冷却装
置の凝縮において、特公昭61−60345号公報の冷
却装置の冷媒は除湿冷却器67の除湿冷却コイル70を
通る冷媒との熱交換により冷却されるので、△Qの過冷
却が生じ、全体として冷却効率がより向上する。なお、
モリエル線図において、実線78は主冷却器を流れる冷
媒のサイクルであり、一点鎖線79は除湿冷却器の冷却
コイルを流れる冷媒のサイクルを示す。また、a,b,
cはそれぞれ、液相,湿相,気相を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この冷
却効率の良い特公昭61−60345号公報の冷却装置
でも、除湿や過冷却を行わないショーケースのシステム
と比べれば、冷凍機の大きさで約15%、電気代で約1
0%の削減効果があったものの、冷凍サイクル上、除湿
コイル運転のためには複数台のコンプレッサが必ず必要
となった。そして、そのコンプレッサの運転調整が非常
に難しく、運転圧力の調整不良から圧力が低くなりす
ぎ、予定された湿度以下に除湿コイルが運転され、結果
として、除湿コイルが過着霜を起こしてしまう等の問題
があった。また、冷凍サイクル上、除湿コイル,主冷却
コイルとも冷媒を通すため、コンプレッサが複数台必要
なばかりか、冷媒充填量が大量となり、且つ受液器も大
きい容量が必要とされ、ショーケースが高価なものにな
ると共に、万一のガス漏れ事故等の際、問題となった。
本発明は、上記の問題点に鑑み創案されたもので、一台
のコンプレッサで、運転調整が比較的簡単に行え、冷却
効率のより向上した安価で、且つ省エネルギーとなるシ
ョーケースの冷却装置を提供することを目的とする。
却効率の良い特公昭61−60345号公報の冷却装置
でも、除湿や過冷却を行わないショーケースのシステム
と比べれば、冷凍機の大きさで約15%、電気代で約1
0%の削減効果があったものの、冷凍サイクル上、除湿
コイル運転のためには複数台のコンプレッサが必ず必要
となった。そして、そのコンプレッサの運転調整が非常
に難しく、運転圧力の調整不良から圧力が低くなりす
ぎ、予定された湿度以下に除湿コイルが運転され、結果
として、除湿コイルが過着霜を起こしてしまう等の問題
があった。また、冷凍サイクル上、除湿コイル,主冷却
コイルとも冷媒を通すため、コンプレッサが複数台必要
なばかりか、冷媒充填量が大量となり、且つ受液器も大
きい容量が必要とされ、ショーケースが高価なものにな
ると共に、万一のガス漏れ事故等の際、問題となった。
本発明は、上記の問題点に鑑み創案されたもので、一台
のコンプレッサで、運転調整が比較的簡単に行え、冷却
効率のより向上した安価で、且つ省エネルギーとなるシ
ョーケースの冷却装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、ダクト内に除湿冷却器と主冷却
器ならびにファンを備え、冷却風を循環させることによ
り庫内を冷却するショーケースにおいて、冷却風の上流
側、主冷却器の手前にブラインの供給が行われる除湿冷
却コイル内蔵の除湿冷却器を設け、ブライン循環により
除湿冷却コイルを運転することを特徴とする。前記主冷
却器の主冷却コイルへ供給される受液器からの液冷媒回
路は、前記除湿冷却コイルを通るブライン回路とショー
ケース庫内で熱交換可能なように、過冷却コイルを除湿
冷却コイルと対にして設け、ブライン循環により除湿冷
却コイルが運転された時、液冷媒が過冷却され主冷却コ
イルへ供給されるようにする。また、前記除湿冷却コイ
ルへ供給されるブラインは、ショーケースを冷却運転す
る冷凍機の夜間余剰能力で氷蓄熱槽へ蓄冷運転したもの
を、日中ブラインとして取り出し循環させるとよい。
め、本発明においては、ダクト内に除湿冷却器と主冷却
器ならびにファンを備え、冷却風を循環させることによ
り庫内を冷却するショーケースにおいて、冷却風の上流
側、主冷却器の手前にブラインの供給が行われる除湿冷
却コイル内蔵の除湿冷却器を設け、ブライン循環により
除湿冷却コイルを運転することを特徴とする。前記主冷
却器の主冷却コイルへ供給される受液器からの液冷媒回
路は、前記除湿冷却コイルを通るブライン回路とショー
ケース庫内で熱交換可能なように、過冷却コイルを除湿
冷却コイルと対にして設け、ブライン循環により除湿冷
却コイルが運転された時、液冷媒が過冷却され主冷却コ
イルへ供給されるようにする。また、前記除湿冷却コイ
ルへ供給されるブラインは、ショーケースを冷却運転す
る冷凍機の夜間余剰能力で氷蓄熱槽へ蓄冷運転したもの
を、日中ブラインとして取り出し循環させるとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明のショーケース
の冷却装置を示す系統図である。本発明は、除湿をしな
がら液冷媒の過冷却効果で、冷凍能力を増加させる機能
(所謂、エコノクール機能)を持ったショーケースの冷
却装置(前記特公昭61−60345号公報)の改良発
明で、より確実で効果のある除湿を行い、しかも夜間負
荷が軽減される時のショーケースの冷凍機の余剰能力を
有効活用し、氷蓄熱運転を夜間の割安な電気代で行い、
日中ブラインとして取り出し、液冷媒との過冷却に使用
するというものである。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明のショーケース
の冷却装置を示す系統図である。本発明は、除湿をしな
がら液冷媒の過冷却効果で、冷凍能力を増加させる機能
(所謂、エコノクール機能)を持ったショーケースの冷
却装置(前記特公昭61−60345号公報)の改良発
明で、より確実で効果のある除湿を行い、しかも夜間負
荷が軽減される時のショーケースの冷凍機の余剰能力を
有効活用し、氷蓄熱運転を夜間の割安な電気代で行い、
日中ブラインとして取り出し、液冷媒との過冷却に使用
するというものである。
【0011】図1に示すように、本発明は、特公昭61
−60345号公報と同様の冷媒回路、即ち、ショーケ
ース1の背面ダクト内に設置された除湿冷却器2の過冷
却コイル3と、膨張弁4と、主冷却器5の冷却コイル6
とを流れる管路7と並列に、新たに切換電磁弁8を介し
て、膨張弁9と、熱交換器10を設け、深夜、切換電磁
弁8を切り換えて、熱交換器10に冷媒を流すように構
成されている。なお、冷媒回路中、11はコンプレッ
サ、12は凝縮器(コンデンサ)、13は受液器であ
る。
−60345号公報と同様の冷媒回路、即ち、ショーケ
ース1の背面ダクト内に設置された除湿冷却器2の過冷
却コイル3と、膨張弁4と、主冷却器5の冷却コイル6
とを流れる管路7と並列に、新たに切換電磁弁8を介し
て、膨張弁9と、熱交換器10を設け、深夜、切換電磁
弁8を切り換えて、熱交換器10に冷媒を流すように構
成されている。なお、冷媒回路中、11はコンプレッ
サ、12は凝縮器(コンデンサ)、13は受液器であ
る。
【0012】前記冷媒回路の熱交換器10の他方には、
エチレングルコール水溶液等のブラインが、循環ポンプ
14により循環される管路15が配管されていて、氷蓄
熱槽16で、水等のブラインと熱交換され、水等のブラ
インを製氷するように構成されている。前記氷蓄熱槽1
6の底部には、冷水等のブラインを循環ポンプ17によ
り、前記ショーケース1の除湿冷却器2の除湿コイル1
8へ循環させる管路19が配管されていて、管路19は
再び氷蓄熱槽16の上部に還流されるように構成されて
いる。
エチレングルコール水溶液等のブラインが、循環ポンプ
14により循環される管路15が配管されていて、氷蓄
熱槽16で、水等のブラインと熱交換され、水等のブラ
インを製氷するように構成されている。前記氷蓄熱槽1
6の底部には、冷水等のブラインを循環ポンプ17によ
り、前記ショーケース1の除湿冷却器2の除湿コイル1
8へ循環させる管路19が配管されていて、管路19は
再び氷蓄熱槽16の上部に還流されるように構成されて
いる。
【0013】次に、本発明の冷却装置の運転方法につい
て説明する。ショーケース1の庫内負荷が、庫内照明等
の消灯やナイトカバーの作用によって軽減される夜間、
また電力会社の深夜電力料金の適用を受ける22時から
翌日の8時迄の夜間、タイマ(図示せず)等で、切換電
磁弁8を開け、冷媒が熱交換器10を流れるようにす
る。そして、循環ポンプ14を運転させ、熱交換器10
に、エチレングリコール水溶液等のブラインを循環さ
せ、熱交換器10で冷却されたブラインにより、常に一
定量の水等のブラインがはられている氷蓄熱槽16内を
冷却して製氷を行うようにする。それから、日中(翌日
の8時〜22時)に循環ポンプ17を運転させ、氷蓄熱
槽16の底部から冷水を取り出し、ショーケース1の除
湿冷却器2の除湿コイル18に冷水を流す。この時、取
り出された冷水は0℃〜3℃の範囲で、比較的安定した
温度となり、除湿コイル18の温度も0℃以上で、従来
のように除湿コイルに着霜するという問題は防止され、
確実な除湿ができる。
て説明する。ショーケース1の庫内負荷が、庫内照明等
の消灯やナイトカバーの作用によって軽減される夜間、
また電力会社の深夜電力料金の適用を受ける22時から
翌日の8時迄の夜間、タイマ(図示せず)等で、切換電
磁弁8を開け、冷媒が熱交換器10を流れるようにす
る。そして、循環ポンプ14を運転させ、熱交換器10
に、エチレングリコール水溶液等のブラインを循環さ
せ、熱交換器10で冷却されたブラインにより、常に一
定量の水等のブラインがはられている氷蓄熱槽16内を
冷却して製氷を行うようにする。それから、日中(翌日
の8時〜22時)に循環ポンプ17を運転させ、氷蓄熱
槽16の底部から冷水を取り出し、ショーケース1の除
湿冷却器2の除湿コイル18に冷水を流す。この時、取
り出された冷水は0℃〜3℃の範囲で、比較的安定した
温度となり、除湿コイル18の温度も0℃以上で、従来
のように除湿コイルに着霜するという問題は防止され、
確実な除湿ができる。
【0014】なお、本実施例では、水等のブラインの循
環を日中(8時〜22時)の間で行うものとしたが、日
中常時循環ポンプ17を運転せず、例えば、ショーケー
スの負荷が最大となる間(12時〜16時)だけ運転し
てもよく、この場合、氷蓄熱槽16を小さく安価に設計
することができる。また、本実施例では、冷媒回路自体
を短くし、冷媒充填量を少なくするため、エチレングリ
コール水溶液等のブラインを介して製氷を行なっている
が、切換電磁弁8後の配管を直接氷蓄熱槽16に導け
ば、熱交換器10や循環ポンプ14を省略でき、エチレ
ングリコール水溶液等のブラインを使わずに、簡単に製
氷を行うことができる。
環を日中(8時〜22時)の間で行うものとしたが、日
中常時循環ポンプ17を運転せず、例えば、ショーケー
スの負荷が最大となる間(12時〜16時)だけ運転し
てもよく、この場合、氷蓄熱槽16を小さく安価に設計
することができる。また、本実施例では、冷媒回路自体
を短くし、冷媒充填量を少なくするため、エチレングリ
コール水溶液等のブラインを介して製氷を行なっている
が、切換電磁弁8後の配管を直接氷蓄熱槽16に導け
ば、熱交換器10や循環ポンプ14を省略でき、エチレ
ングリコール水溶液等のブラインを使わずに、簡単に製
氷を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】オープンショーケースは非営業時、庫内
照明を消灯することにより負荷が軽減されるし、夜間ナ
イトカバーを併用することにより負荷が日中営業時の半
分程度になることが知られている。本発明のオープンシ
ョーケースの冷却装置は夜間の冷凍機余剰能力で氷蓄熱
運転を行い昼間その熱量を取り出し運転を図っていこう
とするものであり、次のような効果を奏する。
照明を消灯することにより負荷が軽減されるし、夜間ナ
イトカバーを併用することにより負荷が日中営業時の半
分程度になることが知られている。本発明のオープンシ
ョーケースの冷却装置は夜間の冷凍機余剰能力で氷蓄熱
運転を行い昼間その熱量を取り出し運転を図っていこう
とするものであり、次のような効果を奏する。
【0016】(1)除湿冷却コイル用のコンプレッサが
不要となる。 (2)除湿冷却コイルにはブラインが循環されるため、
温度が略一定で確実な除湿ができる。 (3)従来方法(特公昭61−60345号の装置)よ
り、さらに冷凍機の大きさで約12〜15%、電気代で
約6〜10%の削減効果がある。 (4)除湿冷却コイル用のコンプレッサが不要となるた
め、システムの契約電力量自体を低く抑えることができ
る。
不要となる。 (2)除湿冷却コイルにはブラインが循環されるため、
温度が略一定で確実な除湿ができる。 (3)従来方法(特公昭61−60345号の装置)よ
り、さらに冷凍機の大きさで約12〜15%、電気代で
約6〜10%の削減効果がある。 (4)除湿冷却コイル用のコンプレッサが不要となるた
め、システムの契約電力量自体を低く抑えることができ
る。
【図1】本発明のショーケースの冷却装置を示す系統図
である。
である。
【図2】ショーケースの一例を示す断面側面図である。
【図3】従来のショーケースの冷却装置を示す系統図で
ある。
ある。
【図4】特公昭61−60345号公報の冷却装置を示
す系統図である。
す系統図である。
【図5】(A)は従来装置のモリエル線図、(B)は特
公昭61−60345号冷却装置のモリエル線図であ
る。
公昭61−60345号冷却装置のモリエル線図であ
る。
1 ショーケース 2 除湿冷却器 3 過冷却コイル 4 膨張弁 5 主冷却器 6 冷却コイル 7 管路 8 切換電磁弁 9 膨張弁 10 熱交換器 11 コンプレッサ 12 凝縮器 13 受液器 14 循環ポンプ 15 管路 16 氷蓄熱槽 17 循環ポンプ 18 除湿コイル 19 管路
Claims (3)
- 【請求項1】 ダクト内に除湿冷却器と主冷却器ならび
にファンを備え、冷却風を循環させることにより庫内を
冷却するショーケースにおいて、冷却風の上流側、主冷
却器の手前にブラインの供給が行われる除湿冷却コイル
内蔵の除湿冷却器を設け、ブラインの循環により前記除
湿冷却コイルを運転することを特徴とするオープンショ
ーケースの冷却装置。 - 【請求項2】 前記主冷却器の主冷却コイルへ供給され
る受液器からの液冷媒回路は、前記除湿冷却コイルを通
るブライン回路とショーケース庫内で熱交換可能なよう
に、過冷却コイルを除湿冷却コイルと対にして設け、ブ
ライン循環により除湿冷却コイルが運転された時、液冷
媒が過冷却され主冷却コイルへ供給されることを特徴と
する請求項1記載のオープンショーケースの冷却装置。 - 【請求項3】 前記除湿冷却コイルへ供給されるブライ
ンは、ショーケースを冷却運転する冷凍機の夜間余剰能
力で氷蓄熱槽へ蓄冷運転したものを、日中ブラインとし
て取り出し循環させることを特徴とする請求項1又は2
記載のオープンショーケースの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26932095A JPH0989444A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | オープンショーケースの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26932095A JPH0989444A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | オープンショーケースの冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0989444A true JPH0989444A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17470717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26932095A Pending JPH0989444A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | オープンショーケースの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0989444A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999040383A1 (fr) * | 1998-02-04 | 1999-08-12 | K E Corporation Co., Ltd. | Systeme de refroidissement |
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-
1995
- 1995-09-22 JP JP26932095A patent/JPH0989444A/ja active Pending
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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