JP2840525B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2840525B2
JP2840525B2 JP5152941A JP15294193A JP2840525B2 JP 2840525 B2 JP2840525 B2 JP 2840525B2 JP 5152941 A JP5152941 A JP 5152941A JP 15294193 A JP15294193 A JP 15294193A JP 2840525 B2 JP2840525 B2 JP 2840525B2
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敏夫 高嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に関するも
のであり、特に、壁面、窓等を介して外部から侵入して
くる騒音を能動的に消音するようにして、オーディオル
ーム等の、高度に静寂を必要とする室内に好適に利用で
きる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和されたオーディオルー
ム内で音楽を観賞する際には、音楽の曲構成に応じて音
量が小さくなった場合に、室内送風機のモータ音が不協
和音となって聞こえる場合がある。これを解消するため
に、従来、室内機にマイクロフォンを内蔵し、このマイ
クロフォンによりオーディオルーム内の音響を検出し
て、この検出した音響の値が予め決められた音響の設定
値よりも大きいときには、室内送風機のモータの回転数
を現状のまま維持すると共に、検出された音響の値が音
響設定値よりも小さいときには、上記モータの回転数を
減少させるように構成したものが提案されている。(例
えば、特開昭60−4741号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、室内の静
寂を保つべく工夫を凝らした空気調和機が提案されては
いるが、従来の空気調和機には、例えば、交通騒音等の
外界の騒音に対してはなんら対策が施されていなかっ
た。しかしながら、部屋の壁面や、窓等を通じて交通騒
音等が外界から侵入することがあり、オーディオルーム
や学習室や寝室等の静寂が高度に求められる室内ではこ
のような外部騒音をも低減することが要求されている。
【0004】本発明は、このような要求に答えて、交通
騒音等の外界から侵入する騒音を低減して、空調と同時
に室内の静穏化を実現して、部屋の使用目的に応じて快
適な環境を創造できる空気調和機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の空気調和機では、能動消音装置を用いて、
壁面、窓等を介して室内に侵入してくる外部騒音を相殺
し、静穏化を図るようにしたものである。すなわち、空
気調和機本体と、該空気調和機本体の動作を遠隔操作す
る遠隔操作装置を備える空気調和機において、遠隔操作
装置が外部騒音検知手段と、この検知手段で感知した音
波を電気信号に変換して空気調和機本体に送信する送信
手段とを備え、空気調和機本体が送信手段より送信され
てきた電気信号を受信する受信手段と、この受信手段で
受信した電気信号を計算処理して、外部騒音に対して能
動消音となる音波を生成する能動消音生成手段と、この
能動消音を前記室内に放射するスピーカ手段とを備え、
室内に侵入してくる外部騒音に対する能動消音を室内に
放射して外部騒音を低減し、室内の静穏化を図るように
している。
【0006】
【作用】このように、本発明の空気調和機では、外部騒
音の侵入源となる壁面に外部騒音検知手段を取り付けて
騒音をキャッチして、本体に送信して、この信号を演算
して外部騒音に対して能動消音となる音を室内に発生さ
せて騒音を相殺するようにしている。このため、室内に
侵入してくる騒音を除去して、その部屋の目的に応じた
環境を実現することができる。
【0007】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図1において、符号1はオーディオルーム、2
は遠隔操作装置、3は空気調和機の室内機本体である。
遠隔操作装置2は、オーディオルーム1の外部騒音が発
生する側の壁面1aに取り付けられており、室内機本体
3と有線あるいは無線で接続されており、コントロール
パネル4を介して空気調和機本体3で行なう空調を遠隔
操作することができる。
【0009】遠隔操作装置2は、このコントロールパネ
ル4の他に、壁面1aに向けて取り付けた指向性を有す
るマイクロフォン(外部騒音検知手段)5、温度センサ
6、送信装置7及びこれらの機器の動作を制御するコン
トローラ8とを備える。
【0010】一方、室内機本体3には、熱交換機9、送
風機10の他に、室内に流れる音楽の音量検出用のマイ
クロフォン11、受信装置12、能動消音用スピーカ
(スピーカ手段)13、およびこれらの機器の動作を制
御するコントローラ14とを備える。なお、符号15は
室外熱交換機、コンプレッサ等を備える室外機である。
【0011】遠隔操作装置2に配設した温度センサ6で
オーディオルーム1内の室温を検知して、この温度に基
づいて送風機10を駆動するモータの回転数を制御し
て、室内の温度調整を行なうようにしている。この空調
設備の構成はよく知られているものであるため、ここで
はその詳細な説明は省略する。
【0012】室内機本体3には、指向性を有するマイク
ロフォン11がオーディオルーム1の内側に向けて配設
されている。マイクロフォン11で室内の音響を検出し
て、所定の値よりもこの音響の値が小さいときに、前記
モータの回転数を減少させて、送風機10のモータ音が
不協和音とならないように構成されている。
【0013】遠隔操作装置2に壁面1aに向けて配設し
たマイクロフォン5によって、外部騒音の騒音波形を検
出し、この騒音波形を送信装置7で電気信号に変換し
て、室内機本体3に配設した受信装置12に送る。
【0014】受信装置12は、図示しない信号処理装置
を備え、この信号処理装置で送信装置7から送信されて
きた電気信号と同じ波形で、位相を反転させた信号を生
成し、この信号に基づいて、スピーカ13を駆動して、
能動消音用音波を室内に放散する。
【0015】能動消音用音波は、壁面1aから侵入して
きた外部騒音と、波形が一致しており、且つ位相が反転
しているため、これをスピーカ13から放散することに
よって、外部騒音を相殺消滅させることができる。
【0016】なお、上記の実施例では、外部騒音をキャ
ッチするマイクロフォン5を遠隔操作装置内に取り付け
るようにしたが、騒音が侵入してくる場所と、遠隔操作
装置を操作するのに都合がよい場所とが掛け離れている
場合は、このマイクロフォン5と送信装置7とを別個に
設けて、騒音が侵入する場所に設置するようにしてもよ
い。
【0017】また、上記の実施例では、マイクロフォン
5でキャッチした騒音の波形の位相を反転させるように
しているが、マイクロフォン5(遠隔操作装置2)の設
置場所によっては、外部騒音の伝達速度を考慮して、能
動消音の位相を微調整する必要が生じる場合がある。し
たがって、スピーカ13の出力である消音用音波の位相
を微調整できるように構成しておくことが望ましい。こ
の場合、オーディオルームの広さや、マイクロフォン5
とスピーカ13との相対的な距離を考慮して、消音用音
波の位相を微調整することによって、より一層効果的に
外部騒音を相殺消滅させることが可能となる。
【0018】上述の実施例では、オーディオルームを例
に取って説明したが、本発明の空気調和機は、オーディ
オルームに限ることなく、通常の寝室、子供室等に設置
してもよく、この場合就寝中、学習中に特に有効であ
る。
【0019】
【発明の効果】上述したように、本発明の空気調和機に
よれば、外部から侵入してくる騒音を相殺消滅させるこ
とができるので、室内の静寂を非常に高度に保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 オーディオルーム 1a 外部騒音侵入側側壁 2 遠隔操作装置 3 室内機本体(空気調和機本体) 5 マイクロフォン(外部騒音検知手段) 7 送信装置 8、14 コントローラ 9 熱交換機 10 送風機 12 受信装置 13 スピーカ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機本体と、該空気調和機本体の
    動作を遠隔操作する遠隔操作装置を備える空気調和機に
    おいて、 前記遠隔操作装置が外部騒音検知手段と、該検知手段で
    感知した音波を電気信号に変換して空気調和機本体に送
    信する送信手段とを備え、 前記空気調和機本体が前記送信手段より送信されてきた
    電気信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信し
    た電気信号を計算処理して、前記外部騒音に対して能動
    消音となる音波を生成する能動消音生成手段と、この能
    動消音を前記室内に放射するスピーカ手段とを備えるこ
    とを特徴とする空気調和機。
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