JP2839961B2 - シールド工法における泥水掘削土の泥水除去方法 - Google Patents

シールド工法における泥水掘削土の泥水除去方法

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JP2839961B2 JP3069047A JP6904791A JP2839961B2 JP 2839961 B2 JP2839961 B2 JP 2839961B2 JP 3069047 A JP3069047 A JP 3069047A JP 6904791 A JP6904791 A JP 6904791A JP 2839961 B2 JP2839961 B2 JP 2839961B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド機で掘削され
た泥水掘削土を鋼車で坑外に運搬する過程において、泥
水掘削土の水分を除去するようにしたシールド工法にお
ける泥水掘削土の泥水除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド工法において、シールド機によ
り掘削された泥水掘削土は、ベルトコンベヤーにより後
方に移送され、このベルトコンベヤーから掘削土搬出用
の鋼車に積載され、鋼車により坑外に運搬される。そし
て、坑外において、土砂ホッパーに投入され、同ホッパ
ーにて薬品改良材(ケミコライム系・セメント系・高分
子系)を添加して撹拌し、掘削土の水分を吸収し、或
は、機械式脱水装置により土砂の含水している水分を除
去して場外へ搬出して残土処理をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では次のような問題があった。ケミコ
ライム系・セメント系改良剤は、ホッパーに投入して撹
拌する際に粉塵が飛散して市街地では公害となる。高
分子系改良材は添加量が少なくホッパー内での撹拌が難
しい。機械式脱水装置は設備が大規模になりランニン
グコストが掛かる。
【0004】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、シールド機で掘削された泥水
掘削土を坑外に運搬する過程で泥水を除去し、ホッパー
側での土質改良作業を軽減し、残土処理作業の効率化と
残土処理費の低減化を図るようにした泥水掘削土の泥水
除去方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、シールド機により掘削された泥水掘削土を鋼
車に積載する第1の工程と、前記鋼車を坑外に搬送させ
る第2の工程と、前記第2の工程において、鋼車に振動
を与えて鋼車内の泥水掘削土から水分を分離させ、鋼車
内の上部に水分を浮上させる第3の工程と、前記第3の
工程で鋼車内で浮上した水を鋼車内から坑外に排出する
第4の工程とを備え、前記第3の工程は、鋼車の底壁に
当接するように鋼車の軌道上に昇降動可能に配設された
起振機で行なわれることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る方法を添付図面に従って
説明する。まず、第1実施例から説明すると、図1はト
ンネル坑内の断面側面図、図2は同・正面図を示す。1
はセグメント、3はセグメント1で形成された坑道で、
坑道3の下部にはレール受架台5を介して切羽側から坑
外にわたってレール7が敷設され、図中9は安全通路を
示す。11は鋼車で、鋼車11はレール7上に車輪11
Aを介して走行可能に配設され、鋼車11にはシールド
機で掘削された泥水掘削土13が積載されている。15
は排水管で、排水管15は支片17を介してセグメント
1側壁で支持され、坑内における適宜箇所から坑外にわ
たって延出している。排水管15には排水ポンプが連結
され、排水管15の端部は坑外の濁水処理槽に接続され
ている。また、排水管15にはフレキシブルな吸引ホー
ス19が連結され、吸引ホース19の先端にはストレー
ナ21が取着され、また、吸引ホース19の中間部には
バルブ23が配設されている。
【0007】次に、鋼車11に積載された泥水掘削土1
3から泥水を除去する作業について説明する。泥水掘削
土13が積載された鋼車11は、適宜走行手段によりレ
ール7上で切羽側から坑外に走行されるが、この坑外に
向かう走行時、吸引ホース19が設置された箇所で鋼車
11を一旦停止させる。ここで、作業員が起振機(高周
波バイブレータ)25を鋼車11の側壁11Bに当て、
鋼車11自体を振動させる。そして、泥水掘削土13を
強制振動させて泥水をブリージングさせると、鋼車11
内の上部に水分が浮上し、水槽13Aが形成される。こ
の場合、鋼車側壁11Bの多数箇所で振動させれば、泥
水のブリージングがより効率良く行なわれる。
【0008】次に、作業者は吸引ホース19の先端を鋼
車11内の上部に位置させ、バルブ23を開いて浮上し
た水分を吸引ホース19で吸引し、排水管15により坑
外の濁水処理槽に排出させる。これにより、鋼車11内
の掘削土は含有水分が少ないものとなる。次に、鋼車1
1内で浮上した水分を除去したならば、吸引ホース19
を鋼車11から取り出し、再び鋼車11を坑外に走行さ
せる。坑外においては、掘削土をホッパーに投入する
際、既に、掘削土の水分が減少しているので、少量の改
良材を添加することで残土処理が簡単になされ、ホッパ
ー側での土質改良のための作業負担が軽減し、残土処理
作業の効率化及び残土処理費の低減化が図れる。
【0009】次に、図3及び図4を参照して、第2実施
例について説明する。図3はトンネル坑内の断面側面
図、図4は同・正面図を示し、第2実施例では、鋼車1
1の底壁11Cに起振機(高周波バイブレータ)31を
当てて泥水掘削土13を強制振動させる点が前記実施例
と異なる。前記第1実施例と同一の部材箇所に同一の符
号を付して説明すると、起振機31はレール架台5の間
でセグメント1底壁上に設置された昇降機構33を介し
て配設されている。昇降機構33は、例えば、平行リン
ク機構と油圧シリンダとの組み合わせや、或は、油圧ジ
ャッキ等を用い、操作スイッチ35の操作で昇降動可能
に構成することができる。
【0010】鋼車11に積載された泥水掘削土13から
泥水を除去するには、まず、前記第1実施例と同様に、
泥水掘削土13が積載された鋼車11を、昇降機構33
及び吸引ホース19が設置された箇所で鋼車11を一旦
停止させる。次に、作業員が操作スイッチ35により昇
降機構33を作動して起振機31を上昇させ、起振機3
1を鋼車11の底壁11Cに当て、起振機31を作動さ
せて鋼車11自体を振動させる。そして泥水掘削土13
を強制振動させて泥水をブリージングさせると、鋼車1
1内の上部に水分が浮上し水槽13Aが形成される。次
に、作業者は吸引ホース19の先端を鋼車11内の上部
に位置させ、バルブ23を開いて浮上した水分を吸引ホ
ース19で吸引し、排水管15により坑外の濁水処理槽
に排出させる。これにより、鋼車11内の掘削土は含有
水分が少ないものとなる。次に、鋼車11内で浮上した
水分を除去したならば、吸引ホース19を鋼車11から
取り出し、昇降機構33を作動させて起振機31を下降
させ、再び鋼車11を坑外に走行させる。この第2実施
例によっても、前記第1実施例と同様に、少量の改良材
を添加することで残土処理が簡単になされ、ホッパー側
での土質改良のための作業負担が軽減し、残土処理作業
の効率化及び残土処理費の低減化が図れる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シールド
機で掘削された泥水掘削土を鋼車に積載し坑外に運搬す
る過程で、泥水掘削土から泥水を除去するようにしたの
で、ホッパー側での土質改良作業を軽減し、残土作業の
効率化と残土処理費の低減化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するためのトンネル
坑内の断面側面図である。
【図2】本発明の第1実施例を説明するためのトンネル
坑内の断面正面図である。
【図3】本発明の第2実施例を説明するためのトンネル
坑内の断面側面図である。
【図4】本発明の第2実施例を説明するためのトンネル
坑内の断面正面図である。
【符号の説明】
1 セグメント 7 レール 11 鋼車 25,31 起振機 33 昇降機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド機により掘削された泥水掘削土
    を鋼車に積載する第1の工程と、 前記鋼車を坑外に搬送させる第2の工程と、 前記第2の工程において、鋼車に振動を与えて鋼車内の
    泥水掘削土から水分を分離させ、鋼車内の上部に水分を
    浮上させる第3の工程と、 前記第3の工程で鋼車内で浮上した水を鋼車内から坑外
    に排出する第4の工程とを備え、 前記第3の工程は、鋼車の底壁に当接するように鋼車の
    軌道上に昇降動可能に配設された起振機で行なわれる 、 ことを特徴とするシールド工法における泥水掘削土の泥
    水除去方法。
JP3069047A 1991-03-07 1991-03-07 シールド工法における泥水掘削土の泥水除去方法 Expired - Fee Related JP2839961B2 (ja)

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JPH0783880B2 (ja) * 1988-07-18 1995-09-13 前田建設工業株式会社 高含水土の脱水装置

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