JP2839550B2 - 車両用自動変速機 - Google Patents

車両用自動変速機

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JP2839550B2
JP2839550B2 JP1128450A JP12845089A JP2839550B2 JP 2839550 B2 JP2839550 B2 JP 2839550B2 JP 1128450 A JP1128450 A JP 1128450A JP 12845089 A JP12845089 A JP 12845089A JP 2839550 B2 JP2839550 B2 JP 2839550B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フロントエンジン・フロントドライブ車
(FF車)やリヤエンジン・リヤドライブ車(RR車)等に
適用される車両用自動変速機に関する。
(従来の技術) 従来、車両用自動変速機としては、例えば、特開昭61
−124747号公報に記載されているものが知られている。
この従来出典には、エンジン出力軸と同軸上に配置さ
れた第1軸と、該第1軸と平行に配置された差動装置を
持つ第2軸,第3軸を有し、第1軸と第2軸との間に回
転を伝達するべく設けられた第1,第2のドライブギヤ及
びドリブンギヤ(第1,第2のトランスファギヤ列に相
当)と、前記第2軸に2組のプラネタリーギヤセットを
有する主変速機が設けられ、変速段として前進4速後退
1速を得ることができるた車両用自動変速機が示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の車両用自動変速機に
あっては、第21図の共線図及び第22図の締結論理表に示
すように、1速⇔2速が入力メンバ位置を切換えるよう
にし、この結果、変速要素としてクラッチ2個とブレー
キ3個を用いた構成としている為、変速ショック対策が
困難であるし、変速ショック対策をしても変速フィーリ
ング上不利であるという問題があった。
また、第1,第2のドライブギヤ及びドリブンギヤは、
隣接して設けられている為、主変速機のプラネタリーギ
ヤセットやクラッチ及びブレーキによる変速要素を第1,
第2のドライブギヤ及びドリブンギヤ間に設ける余地が
なくて設計上のレイアウト自由度が低く、また、自動変
速機の大型化を招くという問題があった。
また、2組のシングルプラネタリーギヤセットにより
構成される回転メンバは、4つの回転メンバである為、
4速やリバース位置で回転メンバの高速化を招くという
問題があった。
また、ラビニョー型プラネタリーギヤセットは、キャ
リヤを入力メンバに含み、リングギヤを出力メンバとし
ている為、キャリヤ入力となる3速位置で歯車荷重が大
きくなるという問題があった。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもの
で、平行軸上に主変速機が配置される車両用自動変速機
において、主変速機の遊星歯車組や変速要素の設計上の
レイアウト自由度の増大と、主変速機のコンパクト化
と、変速フィーリング上の有利性と、回転メンバの高速
化防止を図ることを第1の課題とする。
また、主変速機の遊星歯車組や変速要素の設計上のレ
イアウト自由度の増大と、主変速機のコンパクト化と、
変速フィーリング上の有利性と、歯車荷重の低減を図る
ことを第2の課題とする。
また、自動変速機の多段化や適切なギヤ比設定要求に
応えることを第3の課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記第1の課題を解決するために請求項1記載の車両
用自動変速機では、2組のシングルプラネタリーギヤセ
ットを適用した自動変速機において、第1軸上に変速要
素の一部を移し、前進の低速段側では入力メンバを固定
し、且つ、5つの回転メンバを構成する手段とした。
即ち、エンジン出力軸と同軸上と配置された第1軸
と、前記第1軸に対し平行に配置された第2軸と、前記
第2軸と同軸上に配置された差動装置を持つ第3軸と、
前記第1軸と第2軸との間に回転を伝達するべく設けら
れた第1,第2のトランスファギヤ列と、前記第2軸に設
けられた遊星歯車組を有する主変速機とを備え、前記遊
星歯車組は、2つのシングルプラネタリーギヤセットに
より構成され、所定の拘束条件を与えることで相対回転
可能な回転メンバが、互いに結合される第1リングギヤ
と第2ピニオンキャリヤとに連結される第1回転メンバ
と、前記第2サンギヤ,第1サンギヤ,第1ピニオンキ
ャリヤ,第2リングギヤのそれぞれ連結される第2,第3,
第4,第5回転メンバにより構成され、前記5つの回転メ
ンバと入出力部材及びケースを加えた8つのメンバの結
合構造として、第1回転メンバが第3軸に直結され、第
2回転メンバが第1トランスファギヤ列に直結され、前
記第4,第5回転メンバ間にクラッチが設けられ、前記第
2,第3回転メンバのいずれか一方の回転メンバの回転が
第2トランスファギヤ列により第1軸上の等価回転メン
バに移されると共に、該等価回転メンバを入力軸に結合
可能なクラッチと等価回転メンバをケースに固定可能な
ブレーキが設けられていることを特徴とする。
上記第2の課題を解決するために請求項2記載の車両
用自動変速機では、ラビニョー型プラネタリーギヤセッ
トを適用した自動変速機において、第1軸に変速要素の
一部を移し、前進の低速段側では入力メンバを固定し、
且つ、リングギヤを入力メンバとする手段とした。
即ち、エンジン出力軸と同軸上に配置された第1軸
と、前記第1軸に対し平行に配置された第2軸と、前記
第2軸と同軸上に配置された差動装置を持つ第3軸と、
前記第1軸と第2軸との間に回転を伝達するべく設けら
れた第1,第2のトランスファギヤ列と、前記第2軸に設
けられた遊星歯車組を有する主変速機とを備え、前記遊
星歯車組は、ロングピニオンを有するラビニョー型プラ
ネタリーギヤセットにより構成され、所定の拘束条件を
与えることで相対回転可能な回転メンバが、前記ロング
ピニオンを含むピニオン類を支承する共通キャリヤに連
結される第1回転メンバと、第1サンギヤ,第1リング
ギヤ,第2リングギヤのそれぞれ連結される第2,第3,第
4回転メンバにより構成され、前記4つの回転メンバと
入出力部材及びケースを加えた7つのメンバの結合構造
として、第1回転メンバが第3軸に直結され、第4回転
メンバがクラッチを介して第1トランスファギヤ列に結
合可能とされ、前記第3,第4回転メンバのいずれか一方
の回転メンバの回転が第2トランスファギヤ列により第
1軸上の等価回転メンバに移されると共に、該等価回転
メンバを入力軸に結合可能なクラッチと等価回転メンバ
をケースに固定可能なブレーキが設けられていることを
特徴とする。
上記第3の課題を解決するために請求項3記載の車両
用自動変速機では、前記第1軸上にて、第1トランスフ
ァギヤ列の入力軸と等価回転メンバとの間に2個のクラ
ッチを有するプラネタリーギヤセットを配置し、このプ
ラネタリーギヤセットにより得られる変速段を主変速機
による変速段に加えることで前進5速後退1速の変速段
を得ることを可能としたことを特徴とする。
また、請求項4記載の車両用自動変速機では、前記第
1軸の第2トランスファギヤ列の入力側にシングルプラ
ネタリーギヤセットを有し高速段と低速段との2段切換
が可能な副変速機を配置したことを特徴とする。
また、請求項5記載の車両用自動変速機では、前記第
1軸の第1トランスファギヤ列の入力側にシングルプラ
ネタリーギヤセットを有し高速段と低速段との2段切換
が可能な副変速機を配置したことを特徴とする。
(作 用) 請求項1記載の発明の作用を述べる。
主変速機の遊星歯車組や変速要素のレイアウトを行な
う時、エンジン出力軸と同軸上に配置された第1軸に対
し平行に配置された第2軸に主変速機の遊星歯車組が設
けられ、且つ、第1軸を回転軸とする等価回転メンバに
伝達する第2トランスファギヤ列が設けられて第1軸側
に変速要素を移した構成としている為、主変速機の遊星
歯車組や変速要素の設計上のレアウト自由度の増大が図
られると共に、第1軸側に変速要素を移した分、軸長の
短縮によりコンパクト化が図られる。
第2または第3回転メンバが第1トランスファギヤ列
に直結されている為、前進の低速段で入力メンバを切換
えることをしなくて済み、変速フィーリング上の有利性
が図られる。
2つのシングルプラネタリーギヤセットで5つの回転
メンバが構成され、第4,第5回転メンバ間にクラッチが
設けられている為、回転メンバの高速化の防止が図られ
る。
請求項2記載の発明の作用を述べる。
上記請求項1記載でのギヤ比設定自由度の増大作用を
除いて同様であり、このギヤ比設定自由度の増大作用に
代え、キャリヤを出力メンバとし、前進の低速段ではリ
ングギヤ入力としている為、歯車荷重の低減が図られ
る。
請求項3,4,5記載の発明の作用を述べる。
これらには、シングルプラネタリーギヤセットや副変
速機が主変速機に追加して設けられている為、自動変速
機の多段化や適切なギヤ比設定要求に応えることができ
る。
(第1実施例) 第1図は請求項1記載の発明に対応するシングルプラ
ネタリーギヤセットを適応した第1実施例の車両用自動
変速機のスケルトン図である。
図外のエンジン出力軸と同軸上に配置された第1軸SF
T1と、前記第1軸SFT1に対し平行に配置された第2軸SF
T2と、前記第2軸SFT2と同軸上に配置された図外の差動
装置を持つ第3軸SFT3と、前記第1軸SFT1の回転を第2
軸SFT2に伝達する第1トランスファギヤ列TG1と、前記
第2軸SFT2に設けられた2組の遊星歯車組PG1,PG2を有
する主変速機と、を備えている。
前記主変速機のギヤトレーンは、第1リングギヤR1,
第1サンギヤS1,第1ピニオンP1,第1ピニオンキャリヤ
PC1を有するシングルプラネタリーギヤタイプの第1遊
星歯車組PG1と、第2リングギヤR2,第2サンギヤS2,第
2ピニオンP2,第2ピニオンキャリヤPC2を有するシング
ルプラネタリーギヤタイプの第2遊星歯車組PG2とを有
して構成されている。
そして、この2組の遊星歯車組PG1,PG2で所定の拘束
条件を与えることで互いに異なる回転をすることが可能
な5つの回転メンバは、互いに結合される第1リングギ
ヤR1と第2ピニオンキャリヤPC2とに連結される第1回
転メンバと、前記第2サンギヤS2に連結される第2回
転メンバと、第1サンギヤS1に連結される第3回転メ
ンバと、第1ピニオンキャリヤPC1に連結される第4
回転メンバと、第2リングギヤR2に連結される第5回
転メンバにより構成される。。
そして、この5つの回転メンバに、入力部材,出力部
材,ケースを加え、5つの回転メンバの全てを直結また
は変速要素等を介して入力部材,出力部材,ケースのう
ち少なくとも1つに結合するメンバ結合構造を付加する
ことで主変速機が構成される。
即ち、第1回転メンバは、出力部材である第3軸SF
T3に直結されていて、この第3軸SFT3には差動装置に噛
み合うアウトプットギヤOGが設けられている。
第2回転メンバは、入力部材である第1軸SFT1,第
1トランスファギヤ列TG1,第2軸SFT2に対し直結されて
いる。
前記第3回転メンバは、第2クラッチC2を介して入
力部材である第1軸SFT1,第1トランスファギヤ列TG1,
第2軸SFT2に対し結合可能とされ、第1ブレーキB1によ
りケース固定可能とされている。
前記第4回転メンバは、そのメンバ回転が第12トラ
ンスファギヤ列TG2により第1軸SFT1を回転軸とする等
価回転メンバ′に伝達され、この等価回転メンバ′
が、第3クラッチC3を介して入力部材である第1軸SFT1
に結合可能とされ、第2ブレーキB2またはワンウェイク
ラッチOWCによりケース固定可能とされている。
前記第5回転メンバは、第1クラッチC1を介して第
4回転メンバに結合可能とされている。
また、変速要素のうち機械的に作動するワンウェイク
ラッチOWCを除く各クラッチC1,C2,C3とブレーキB1,B2
は、セレクト位置や車両状態により決定された変速位置
に対応してその締結・非締結を制御するA/Tコントロー
ルユニットからの制御油路が接続されている。
次に、作用を説明する。
第1実施例の自動変速機では、第2図の共線図に示す
ように、A/Tコントロールユニットにより変速要素であ
る各クラッチC1,C2,C3とブレーキB1,B2を2個締結し、
2つの拘束条件を与えることにより1つの変速段が構成
される。即ち、共線図は、横軸に設定歯数比に対応して
割りふられる回転メンバ,,,,の位置をと
り、縦軸に回転速度比をとり、前記回転メンバ,,
,,の位置を通り縦方向に引かれる直線と、回転
速度比0と回転速度比1に対応して横方向に引かれる直
線との交点にそれぞれブレーキとクラッチの変速要素を
表示し、作動する変速要素を結ぶ線により描かれる。
この共線図では、出力部材である第1回転メンバ上
で交わる交点が入力回転速度に対する回転速度比(以
下、ギヤ比という)を示すことになり、第1実施例の場
合、第3図の締結論理表に示すように、ギヤ比の異なる
前進4速,後退1速が達成される。
次に、各変速位置でのギヤ比について説明する。
まず、第1遊星歯車組PG1と第2遊星歯車組PG2とのリ
ングギヤに対するサンギヤの歯数比をそれぞれα及び
αとし、第1トランスファギヤ列TG1と第2トランス
ファギヤ列TG2の歯数比をそれぞれγ及びγとする
と、各変速段でのギヤ比は下記の式であらわされる。
ここで、同一軸上に全ての部材を配置している従来の
配置例のギヤ比は、実施例のγ=1,γ=1の場合に
相当する。
そこで、γ2=k(γ=kγ)とおけば、上
記式は下記の様に書き替えられる。
第1トランスファギヤ列TG1と第2トランスファギヤ
列TG2の歯数比γ1のうち、γは全ギヤ比につい
て共通の比率であるので相対的な意味を持たない。しか
し、γによりkの値を変えることで遊星歯車組はその
ままでも、ギヤ比の相対的な比率を変え得ることを示し
ているし、更に、遊星歯車組だけではその構造上実現し
にくいようなギヤ比を取り得ることを示している。
以上説明してきたように、第1実施例の自動変速機
は、下記に列挙する特徴を有する。
第1軸SFT1と第2軸SFT2とは平行に配置し、第2軸
SFT2側に主変速機を設けた為、主変速機の変速要素とし
て設けられるクラッチやブレーキの一部を第1軸SFT1側
に移すことが可能となり、設計上のレイアウト自由度が
高い。
第4回転メンバのメンバ回転を第1軸SFT1を回転
軸とする等価回転メンバ′に伝達する第2トランスフ
ァギヤ列TG2を設け、この等価回転メンバ′と第1軸S
FT1との間に第3クラッチC3及び第2ブレーキB2を移
し、両トランスファギヤ列TG1,TG2の間に4つの変速要
素を配置した為、軸長が短くなり、自動変速機のコンパ
クト化が図れる。
1速,2速,3速は共に第2回転メンバから第2サン
ギヤS2への入力であり、入力の切換えが行なわれない
為、変速ショックが容易に防止され、変速フィーリング
を向上させることができる。
第1トランスファギヤ列TG1と第2トランスファギ
ヤ列TG2の歯数比γ1の変更により、ギヤ比の設定
自由度が増大すると共に、遊星歯車組のみでは設定しに
くいようなギヤ比の設定も可能となる。
従来技術では2組のシングルプラネタリーギヤセッ
トで4つの回転メンバを構成しているのに対し、同じ2
組のシングルプラネタリーギヤによる遊星歯車組PG1,PG
2により5つの回転メンバを構成し、第4回転メンバ
と第5回転メンバとの間に4速とリバース位置で解放
する第1クラッチC1を設けている為、第3回転メンバ
の高速化を防止できる。
(第2実施例) 第4図は請求項1記載の発明に対応する第2実施例の
自動変速機を示すスケルトン図で、第3回転メンバに
第2トランスファギヤ列TG2を設け、第1トランスファ
ギヤ列TG1と第2トランスファギヤ列TG2との間に主変速
機のギヤトレーン及び変速要素を全て収めた例である。
尚、他の構成及び作用効果に関しては第1実施例と同
様であるので説明を省略する。
(第3実施例) 次に、第5図〜第7図に示す請求項1及び請求項3記
載の発明に対応する第3実施例の自動変速機について説
明する。
この第3実施例の自動変速機は、第5図のスケルトン
図に示すように、第1実施例の自動変速機をベースと
し、これに加えて第1トランスファギヤ列TG1の入力軸
となる第1軸SFT1と第4等価回転メンバ′との間に2
個のクラッチC3,C4を有するシングルプラネタリーギヤ
による第3遊星歯車組PG3を配置し、第6図の共線図及
び第7図の締結論理表に示すように、この第3遊星歯車
組PG3により得られる1速の変速段を主変速機による4
速の変速段に加えることで前進5速後退1速の変速段を
得るようにした例である。
従って、この第3実施例では、第1実施例の効果に加
え、変速段の多段化要求に応えることができる。
(第4実施例) 第8図は請求項1及び請求項3記載の発明に対応する
第4実施例の自動変速機のスケルトン図であり、第2実
施例の自動変速機をベースとし、これに加えて第1トラ
ンスファギヤ列TG1の入力軸となる第1軸SFT1と第3等
価回転メンバ′との間に2個のクラッチC3,C4を有す
るシングルプラネタリーギヤによる第3遊星歯車組PG3
を配置し、この第3遊星歯車組PG3により得られる1速
の変速段を主変速機による4速の変速段に加えることで
前進5速後退1速の変速段を得るようにした例で、第3
実施例と同様の効果を得ることができる。
(第5実施例) 次に、第9図に示す請求項1及び請求項4記載の発明
に対応する第5実施例の自動変速機について説明する。
この第5実施例の自動変速機は、第9図に示すよう
に、第1実施例の自動変速機をベースとし、第1軸SFT1
を第1軸入力部SFTINと第1軸出力部SFT1OUTとに分け、
第1軸入力部SFTINと第1軸出力部SFT1OUTとの間で第2
トランスファギヤ列TG2の入力側にシングルプラネタリ
ーギヤセットにより高速段(第4クラッチC4の締結)と
低速段(第3ブレーキB3の作動)との2段切換が可能な
副変速機SVを設けた例である。
従って、この第5実施例では副変速機SVでの2速と、
主変速機での4速により論理的には計8速の変速段を得
ることが可能であるが、現実的には、主変速機のいずれ
かの変速位置で副変速機SVにより1回だけ切換える4+
1=5速の方式が望ましく、この場合には、多段化の要
求に応えるばかりでなく、制御の容易性や適切なギヤ比
設定の要求に応えることができる。
(第6実施例) 次に、第10図に示す請求項1及び請求項5記載の発明
に対応する第6実施例の自動変速機について説明する。
この第6実施例の自動変速機は、第10図に示すよう
に、第1実施例の自動変速機をベースとし、第1軸SFT1
を第1軸入力部SFT1INと第1軸出力部SFT1OUTとに分
け、第1軸入力部SFT1INと第1軸出力部SFT1OUTとの間
で第1トランスファギヤ列TG1の入力側にシングルプラ
ネタリーギヤセットにより高速段(第4クラッチC4の締
結)と低速段(第3ブレーキB3の作動)との2段切換が
可能な副変速機SVを設けた例である。
尚、この第6実施例も第5実施例と同様の効果が得ら
れる。
(第7実施例) 第11図は請求項2記載の発明に対応するラビニョー型
プラネタリーギヤセットを適応した第7実施例の車両用
自動変速機のスケルトン図である。
図外のエンジン出力軸と同軸上に配置された第1軸SF
T1と、前記第1軸SFT1に対し平行に配置された第2軸SF
T2と、前記第2軸SFT2の同軸上に配置された図外の差動
装置を持つ第3軸SFT3と、前記第1軸SFT1の回転を第2
軸SFT2に伝達する第1トランスファギヤ列TG1と、前記
第2軸SFT2に設けられた2組の遊星歯車組PG1,PG2によ
り構成された主変速機と、を備えている。
前記主変速機のギヤトレーンは、第1リングギヤR1,
第1サンギヤS1,第1ピニオンP1を有するの第1遊星歯
車組PG1と、第2リングギヤR2,第2リングギヤR2と第1
サンギヤS1と第1ピニオンP1に噛み合うロングピニオン
LPを有する第2遊星歯車組PG2と、第1ピニオンP1及び
ロングピニオンLPを支承する共通キャリヤPCによって、
所謂、ラビニョー型遊星歯車組により構成されている。
そして、このラビニョー型遊星歯車組で所定の拘束条件
を与えることで互いに異なる回転をすることが可能な4
つの回転メンバは、共通キャリヤPCに連結される第1回
転メンバと、前記第1サンギヤS1に連結される第2回
転メンバと、前記第1リングギヤR1に連結される第3
回転メンバと、第2リングギヤR2に連結される第4回
転メンバとにより構成される。
そして、この4つの回転メンバに、入力部材,出力部
材,ケースを加え、4つの回転メンバの全てを直結また
は変速要素を介して入力部材,出力部材,ケースのうち
少なくとも1つに結合するメンバ結合構造を付加するこ
とで主変速機が構成される。
即ち、第1回転メンバは、出力部材である第3軸SF
T3に直結されていて、この第3軸SFT3には差動装置に噛
み合うアウトプットギヤOGが設けられている。
第2回転メンバは、第2クラッチC2を介して入力部
材である第1軸SFT1,第1トランスファギヤ列TG1,第2
軸STF2に対し結合可能とされ、第1ブレーキB1によりケ
ース固定可能とされている。
前記第3回転メンバは、そのメンバ回転が第2トラ
ンスファギヤ列TG2により第1軸SFT1を回転軸とする等
価回転メンバ′に伝達され、この等価回転メンバ′
が、第3クラッチC3を介して入力部材である第1軸SFT1
に結合可能とされ、第2ブレーキB2またはワンウェイク
ラッチOWCによりケース固定可能とされている。
前記第4回転メンバは、第1クラッチC1を介して入
力部材である第1軸SFT1,第1トランスファギヤ列TG1,
第2軸SFT2に対し結合可能とされている。
また、変速要素のうち機械的に作動するワンウェイク
ラッチOWCを除く各クラッチC1,C2,C3とブレーキB1,B2
は、セレクト位置や車両状態により決定された変速位置
に対応してその締結・3非締結を制御するA/Tコントロ
ールユニットからの制御油路が接続されている。
次に、作用を説明する。
第7実施例の自動変速機では、第12図の共線図に示す
ように、A/Tコントロールユニットにより変速要素であ
る各クラッチC1,C2,C3とブレーキB1,B2を2個締結し、
2つの拘束条件を与えることにより1つの変速段が構成
される。即ち、共線図は、横軸に設定歯数比に対応して
割りふられる回転メンバ,,,の位置をとり、
縦軸に回転速度比をとり、前記回転メンバ,,,
の位置を通り縦方向に引かれる直線と、回転速度比0
と回転速度比1に対応して横方向に引かれる直線との交
点にそれぞれブレーキとクラッチの変速要素を表示し、
作動する変速要素を結ぶ線により描かれる。
この共線図では、出力部材である第1回転メンバ上
で交わる交点が入力回転速度に対する回転速度比(以
下、ギヤ比という)を示すことになり、第7実施例の場
合、第13図の締結論理表に示すように、ギヤ比の異なる
前進4速,後退1速が達成される。
以上説明してきたように、第7実施例の自動変速機
は、第1実施例の〜の特徴を有すると共に、下記の
特徴を有する。
第1速〜第4速の全ての変速段を第1リングギヤR1ま
たは第2リングギヤR2からの入力としている為、歯車荷
重の低減を図ることができる。
(第8実施例) 第14図は請求項2記載の発明に対応する第8実施例の
自動変速機を示すスケルトン図で、第7実施例に対しラ
ビニョー型プラネタリーギヤセットの位置関係を変える
と共に、第1トランスファギヤ列TG1の外側に第2クラ
ッチC2と第1ブレーキB1を配置した例である。
尚、作用効果については第7実施例と同様であるので
説明を省略する。
(第9実施例) 第15図は請求項2記載の発明に対応する第9実施例の
自動変速機を示すスケルトン図で、第2回転メンバに
第2トランスファギヤ列TG2を設け、第1トランスファ
ギヤ列TG1と第2トランスファギヤ列TG2との間に主変速
機のギヤトレーン及び変速要素を全て収めた例である。
尚、作用効果については第7実施例と同様であるので
説明を省略する。
(第10実施例) 次に、第16図〜第18図に示す請求項2及び請求項3記
載の発明に対応する第10実施例の自動変速機について説
明する。
この第10実施例の自動変速機は、第16図のスケルトン
図に示すように、第7実施例の自動変速機をベースと
し、これに加えて第1トランスファギヤ列TG1の入力軸
となる第1軸SFT1と第3等価回転メンバ′との間に2
個のクラッチC3,C4を有するシングルプラネタリーギヤ
による第3遊星歯車組PG3を配置し、第17図の共線図及
び第18図の締結論理表に示すように、この第3遊星歯車
組PG3により得られる1速の変速段を主変速機による4
速の変速段に加えることで前進5速後退1速の変速段を
得るようにした例である。従って、この第10実施例で
は、第7実施例の効果に加え、変速段の多段化要求に応
えることができる。
(第11実施例) 第11実施例は、第19図のスケルトン図に示すように、
第8実施例にシングルプラネタリーギヤによる第3遊星
歯車組PG3を追加した例である。
(第12実施例) 第12実施例は、第20図のスケルトン図に示すように、
第9実施例にシングルプラネタリーギヤによる第3遊星
歯車組PG3を追加した例である。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても
本発明に含まれる。
例えば、主変速機の具体的なギヤトレーンは実施例に
限られるものではなく、様々なタイプのギヤトレーンが
適応できるのは勿論である。
(発明の効果) 以上説明してきたように、請求項1記載の車両用自動
変速機にあっては、2組のシングルプラネタリーギヤセ
ットを適用した自動変速機において、第1軸上に変速要
素の一部を移し、前進の低速段側では入力メンバを固定
し、且つ、5つの回転メンバを構成する手段とした為、
主変速機の遊星歯車組や変速要素の設計上のレイアウト
自由度の増大と、主変速機のコンパクト化と、変速フィ
ーリング上の有利性と、回転メンバの高速化防止を図る
ことが出来るという効果が得られる。
また、請求項2記載の車両用自動変速機にあっては、
ラビニョー型プラネタリーギヤセットを適用した自動変
速機において、第1軸上に変速要素の一部を移し、前進
の低速段側では入力メンバを固定し、且つ、リングギヤ
を入力メンバとする手段とした為、主変速機の遊星歯車
組や変速要素の設計上のレイアウト自由度の増大と、主
変速機のコンパクト化と、変速フィーリング上の有利性
と、歯車荷重の低減を図ることが出来るという効果が得
られる。
また、請求項3,請求項4及び請求項5記載の自動変速
機にあっては、上記効果に加え、自動変速機の多段化や
適切なギヤ比設定要求に応えることが出来るという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の車両用自動変速機を示すス
ケルトン図、第2図は第1実施例での変速関係を示す共
線図、第3図は第1実施例自動変速機の締結論理表を示
す図、第4図は第2実施例の車両用自動変速機を示すス
ケルトン図、第5図は第3実施例の車両用自動変速機を
示すスケルトン図、第6図は第3実施例での変速関係を
示す共線図、第7図は第3実施例自動変速機の締結論理
表を示す図、第8図は第4実施例の車両用自動変速機を
示すスケルトン図、第9図は第5実施例自動変速機を示
すスケルトン図、第10図は第6実施例の自動変速機を示
すスケルトン図、第11図は第7実施例の自動変速機を示
すスケルトン図、第12図は第7実施例での変速関係を示
す共線図、第13図は第7実施例自動変速機の締結論理表
を示す図、第14図は第8実施例の車両用自動変速機を示
すスケルトン図、第15図は第9実施例の車両用自動変速
機を示すスケルトン図、第16図は第10実施例の車両用自
動変速機を示すスケルトン図、第17図は第10実施例での
変速関係を示す共線図、第18図は第10実施例自動変速機
の締結論理表を示す図、第19図は第11実施例の車両用自
動変速機を示すスケルトン図、第20図は第10実施例の車
両用自動変速機を示すスケルトン図、第21図は従来の車
両用自動変速機の共線図、第22図は従来の車両用自動変
速機の締結論理表を示す図である。 SFT1……第1軸 SFT2……第2軸 SFT3……第3軸 PG1……第1遊星歯車歯車組 PG2……第2遊星歯車歯車組 TG1……第1トランスファギヤ列 TG2……第2トランスファギヤ列 ,,,,……回転メンバ ′……等価第4回転メンバ C1,C2,C3……クラッチ B1,B2……ブレーキ OWC……ワンウェイクラッチ PG3……第3遊星歯車組 SV……副変速機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 3/44 - 3/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力軸と同軸上に配置された第1
    軸と、前記第1軸に対し平行に配置された第2軸と、前
    記第2軸と同軸上に配置された差動装置を持つ第3軸
    と、前記第1軸と2軸との間に回転を伝達するべく設け
    られた第1,第2のトランスファギヤ列と、前記第2軸に
    設けられた遊星歯車組を有する主変速機とを備え、 前記遊星歯車組は、2つのシングルプラネタリーギヤセ
    ットにより構成され、 所定の拘束条件を与えることで相対回転可能な回転メン
    バが、互いに結合される第1リングギヤと第2ピニオン
    キャリヤとに連結される第1回転メンバと、前記第2サ
    ンギヤ,第1サンギヤ,第1ピニオンキャリヤ,第2リ
    ングギヤのそれぞれ連結される第2,第3,第4,第5回転メ
    ンバにより構成され、 前記5つの回転メンバと入出力部材及びケースを加えた
    8つのメンバの結合構造として、第1回転メンバが第3
    軸に直結され、第2回転メンバが第1トランスファギヤ
    列に直結され、前記第4,第5回転メンバ間にクラッチが
    設けられ、前記第3,第4回転メンバのいずれか一方の回
    転メンバの回転が第2トランスファギヤ列により第1軸
    上の等価回転メンバに移されると共に、該等価回転メン
    バを入力軸に結合可能なクラッチと等価回転メンバをケ
    ースに固定可能なブレーキが設けられていることを特徴
    とする車両用自動変速機。
  2. 【請求項2】エンジン出力軸と同軸上に配置された第1
    軸と、前記第1軸に対し平行に配置された第2軸と、前
    記第2軸と同軸上に配置された差動装置を持つ第3軸
    と、前記第1軸と2軸との間に回転を伝達するべく設け
    られた第1,第2のトランスファギヤ列と、前記第2軸に
    設けられた遊星歯車組を有する主変速機とを備え、 前記遊星歯車組は、ロングピニオンを有するラビニョー
    型プラネタリーギヤセットにより構成され、 所定の拘束条件を与えることで相対回転可能な回転メン
    バが、前記ロングピニオンを含むピニオン類を支承する
    共通キャリヤに連結される第1回転メンバと、第1サン
    ギヤ,第1リングギヤ,第2リングギヤのそれぞれ連結
    される第2,第3,第4回転メンバにより構成され、 前記4つの回転メンバと入出力部材及びケースを加えた
    7つのメンバの結合構造として、第1回転メンバが第3
    軸に直結され、第4回転メンバがクラッチを介して第1
    トランスファギヤ列に結合可能とされ、前記第2,第3回
    転メンバのいずれか一方の回転メンバの回転が第2トラ
    ンスファギヤ列により第1軸上の等価回転メンバに移さ
    れると共に、該等価回転メンバを入力軸に結合可能なク
    ラッチと等価回転メンバをケースに固定可能なブレーキ
    が設けられていることを特徴とする車両用自動変速機。
  3. 【請求項3】前記第1軸上にて、第1トランスファギヤ
    列の入力軸と等価回転メンバとの間に2個のクラッチを
    有するプラネタリーギヤセットを配置し、このプラネタ
    リーギヤセットにより得られる変速段を主変速機による
    変速段に加えることで前進5速後退1速の変速段を得る
    ことを可能としたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の車両用自動変速機。
  4. 【請求項4】前記第1軸の第2トランスファギヤ列の入
    力側にシングルプラネタリーギヤセットを有し高速段と
    低速段との2段切換が可能な副変速機を配置したことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用自動変
    速機。
  5. 【請求項5】前記第1軸の第1トランスファギヤ列の入
    力側にシングルプラネタリーギヤセットを有し高速段と
    低速段との2段切換が可能な副変速機を配置したことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用自動変
    速機。
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