JP2838969B2 - 楽譜読取装置 - Google Patents

楽譜読取装置

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JP2838969B2
JP2838969B2 JP6018159A JP1815994A JP2838969B2 JP 2838969 B2 JP2838969 B2 JP 2838969B2 JP 6018159 A JP6018159 A JP 6018159A JP 1815994 A JP1815994 A JP 1815994A JP 2838969 B2 JP2838969 B2 JP 2838969B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽譜を画像データと
して入力し、その内容を認識して自動演奏データや印刷
データなどとして活用するための楽譜読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、楽譜を画像データとして取り込
み、画像認識によってその記載内容を読み取る楽譜読取
装置に関する提案が種々なされている。しかし、いずれ
の楽譜読取装置においても、その読取精度が100%で
はなく、最終的には利用者が内容を確認して、認識エラ
ー部の修正をする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来より
提案されている楽譜読取装置では、入力された元の楽譜
の画像データと認識結果を表示する画像データとが別々
に表示されるのみであったため、利用者はこの元の楽譜
の画像データと認識結果を表示する画像データとを見比
べてその差異を発見する必要があり、見落としや修正ミ
スが生じるおそれがあった。
【0004】この発明は、入力された画像データと読取
結果を表示する画像データとの不一致部を報知すること
により、読取結果の修正を容易にした楽譜読取装置を提
供することを目的とする。
【0005】この発明は、入力された画像データと読取
結果を表示する画像データを同一形状の五線上に形成す
るようにしたことにより、不一致部の認識を容易にした
楽譜読取装置を提供することを目的とする。
【0006】この発明は、不一致部を独自の表示態様で
表示することにより、不一致部をより判りやすくした楽
譜読取装置を提供することを目的とする。
【0007】この発明は、不一致部が不要な物の認識に
よる不一致であるのか認識の不足による不一致であるの
かを明示することにより、より修正を容易にした楽譜読
取装置を提供することを目的とする。
【0008】この発明は、ある程度以上の大きさの不一
致部のみを表示することにより、表示形状の微小な違い
や汚れなどを除去し、実質的な不一致部の認識を容易に
した楽譜読取装置を提供することを目的とする。
【0009】この発明は、五線を消去して不一致部を検
出することにより、処理を迅速にした楽譜読取装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、読取対象である楽譜の画像データを入力し、入力
画像データとして記憶する楽譜入力手段と、該入力画像
データから楽譜の内容を認識し、譜面データを作成する
譜面認識手段と、該譜面データに基づき前記楽譜入力手
段が入力した楽譜の画像データの五線と同一形状の五線
の上に楽譜の画像データを再構成し再構成画像データと
して記憶する楽譜再構成手段と、前記入力画像データと
再構成画像データとの不一致部を検出する不一致部検出
手段と、検出した不一致部を報知する報知手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0011】
【0012】請求項に係る発明は、前記報知手段を前
記不一致部の画像である不一致部画像データを前記入力
画像データまたは再構成画像データと重ね合わせて且つ
異なる表示態様で表示する手段としたことを特徴とす
る。
【0013】請求項に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記報知手段を、前記不一致部の画像である不
一致部画像データを表示する手段であって、該不一致部
画像データのうち前記入力画像データのみに存する画像
部分と前記再構成画像データのみに存する画像部分とを
異なる表示態様で表示する手段としたことを特徴とす
る。
【0014】請求項に係る発明は、前記報知手段を前
記不一致部のうち所定の大きさ以上の不一致部のみを報
知する手段としたことを特徴とする。
【0015】請求項に係る発明は、前記楽譜入力手段
を入力された楽譜の画像データから五線を消去し、該五
線が消去された画像データを入力画像データとして記憶
する手段とし、前記楽譜再構成手段を再構成された楽譜
画像データから五線を検出して消去し、該五線が消去さ
れた画像データを再構成画像データとして記憶する手段
としたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、楽譜入力手段が、その内
容を読み取る対象である楽譜の画像データを入力する。
この入力方式としては、スキャナで読み取る方式,通信
により他の装置から入力する方式などがある。入力され
た画像データは入力画像データとして記憶される。この
入力画像データから譜面認識手段が、楽譜の内容を認識
して譜面データを作成する。譜面データの内容として
は、各種の音符,休符の種類,表示位置のほか、スラ
ー,タイなどの記号、f(フォルテ),p(ピアノ)な
どの強弱記号など各種のものがある。楽譜再構成手段
は、譜面認識手段の認識内容に基づき、楽譜の画像デー
タを再構成する。この画像データは再構成画像データと
して記憶される。譜面認識手段が完全な譜面データを作
成していれば、入力画像データと再構成画像データとは
完全に一致するが、認識エラーがあると両者に不一致部
が生じる。認識エラーは利用者がマニュアル操作で修正
(エディット)するが、この不一致部の発見を容易する
ため、不一致部検出手段が、入力画像データ,再構成画
像データ間の不一致部を検出し、報知手段が、検出され
た不一致部を報知する。利用者はこの報知に基づいて修
正することにより、完全な譜面データを作成することが
できる。
【0017】また請求項の発明では、再構成画像デー
タを入力画像データと同一形状の五線上に再構成する。
同一形状の五線上に再構成することにより、正しく認識
された音符等の記号は同じ形状で表示されるため、同一
性の判断が容易にな、不一致部の発見も容易になる。
【0018】請求項の発明では、入力画像データと再
構成画像データとの不一致部をデータ化した不一致部画
像出データをを前記入力画像データまたは再構成画像デ
ータと重ね合わせて表示する。この場合において、不一
致部画像データは入力画像データ,再構成画像データと
は異なる表示態様で表示されるため、識別が容易で即座
に不一致部の発見をすることができる。異なる表示態様
とは、異なる表示色や異なる塗りつぶしパターンなどで
ある。
【0019】請求項の発明では、前記不一致部画像デ
ータのうち入力画像データのみに存する画像部分と再構
成画像データのみに存する画像部分とを異なる表示態様
で表示する。これにより、各不一致部が、必要な記号が
再構成画像データに不足していることによる不一致部で
あるのか、不要な記号が含まれていることによる不一致
部であるのかが明確になり、修正が容易になる。
【0020】請求項の発明では、前記不一致部画像デ
ータのうち所定の大きさ以上の不一致部のみを表示す
る。したがって、細かい汚れなどによるドットや音符な
どの表示形状の微小な相違によるドットは表示されなく
なる。これにより、実質的な不一致部のみが不一致部と
して表示されるようになり、認識エラーの発見がさらに
容易になる。
【0021】請求項の発明では、入力画像データおよ
び再構成画像データを五線を消去したデータとし、五線
が消去されたデータから不一致部を検出する。五線は楽
譜表示の基準となる線であり、一致が前提で、不一致を
検出するときに不要なものであるため、これを消去して
から不一致を検出することにより、不一致部の検出が容
易になり、処理が迅速になる。
【0022】
【実施例】図1はこの発明の実施例である楽譜読取装置
のブロック図である。この楽譜読取装置は、スキャナ1
3によって読み取られた楽譜の画像データ(入力画像デ
ータ)からその譜面の内容を認識し、その認識内容に基
づいてフォントデータからなるプリント用のデータ(再
構成画像データ)または自動演奏用のMIDIデータを
生成して出力する機能を有している。
【0023】CPU10には、バスを介してROM1
1,RAM12,スキャナ13,入力部14,ディスプ
レイ15,MIDIインタフェース16およびプリンタ
インタフェース17が接続されている。ROM11に
は、この装置の動作を制御する各種プログラムや楽譜を
ディスプレイ15上に表示したり、プリンタ21でプリ
ントするときに用いられる音符などのフォントデータが
記憶されている。フォントデータは音符などの記号毎に
割り当てられているコードで識別される。RAM12に
はスキャナ13から入力された入力画像データを記憶す
る入力画像データ記憶エリア、入力画像データから音符
などの記号を抽出・認識して作成された譜面データを記
憶する譜面データ記憶エリア、該譜面データに基づき前
記フォントデータを用いて再構成された楽譜の画像デー
タである再構成画像データを記憶する再構成画像データ
記憶エリア、および、入力画像データおよび再構成画像
データを排他的OR(XOR)演算することにより、入
力画像データと再構成画像データとの不一致部のみを表
示する画像からなる不一致部画像データを記憶する不一
致部画像データ記憶エリアなどが設定される。なお、再
構成画像データは入力画像データと同一間隔で音符など
の配置間隔も同一の五線上に再構成された楽譜の画像デ
ータであるため、譜面データの内容が正しい部分は画像
が一致して不一致部画像データにデータが現れず、譜面
データの内容が正しくない部分のみ不一致部画像データ
にデータが現れる。
【0024】スキャナ13は上述したように楽譜の画像
を入力する装置であり、譜面の記載内容をビットマップ
データとして読み取り、装置に入力する。入力部14
は、マウス入力装置やキーボードを含む。マウス入力装
置,キーボードは、データ入力やコマンド入力などに用
いられ、前記再構成画像データ(譜面データ)のエディ
ット時に使用される。すなわち、再構成画像データの不
要部分の削除や不足部分の追加などの作業を、マウス入
力装置やキーボードを用いて表示画面上で行うことがで
きる。この画面上での削除/追加処理に応じて再構成画
像データとともに譜面データも修正される。ディスプレ
イ15はCRTの表示画面を有している。表示画面に
は、入力画像データや再構成画像データなどが表示され
る。MIDIインタフェース16には音源装置20が接
続されている。音源装置20は入力されるMIDIデー
タに基づき楽音を発生するものである。楽譜読取装置が
譜面データから自動演奏データ(MIDIデータ)を生
成し、MIDIインタフェース16を介して音源装置2
0に入力することにより、当該譜面データの曲を自動演
奏することができる。また、プリンタインタフェース1
7にはプリンタ21が接続されている。プリンタ21
は、前記再構成画像データを入力して再構成された楽譜
を印刷する。
【0025】図2は前記ディスプレイ15の表示レイア
ウトを示す図である。画面上部には各種のプルダウンメ
ニューが表示されており、マウス(カーソル)を移動し
ていずれかのプルダウンメニューをオンするとそのメニ
ューに対応する種々の機能がそのメニューの下部に表示
される。利用者がいずれかの機能を選択することにより
当該機能の処理を実行させることができる。
【0026】また画面中央部には入力画像表示エリア,
再構成画像表示エリアが設けられている。入力画像表示
エリアには、スキャナ13から入力された楽譜の画像デ
ータから五線を消去した入力画像データが表示され、再
構成画像表示エリアには譜面データに基づいて再構成さ
れた楽譜の画像データから五線を消去した再構成画像デ
ータが表示される。このように上段に入力画像データを
表示し、下段に再構成画像データを表示するモードを標
準表示モードとし、下段に再構成画像データと不一致部
画像データを重ね合わせ表示するモードを重合表示モー
ド、上段に不一致部画像データを表示するモードを単独
表示モードとする。
【0027】また、画面の左辺にはパレットが表示され
る。パレット上には音符や休符などの楽譜上に表示され
る種々の記号が表示されており、利用者が再構成画像デ
ータをエディットするときに使用される。利用者がマウ
スでパレット上の記号の1つをドラッグして再構成画像
表示エリア上に置くことにより、その記号を再構成画像
データ中に入力することができ、さらに、このとき同時
にこの再構成画像データのもとになっている譜面データ
も修正される。
【0028】さらに、画面右側には、重ね合わせ表示ボ
タン(重合ボタン),単独表示ボタン,プレイボタン,
プリントボタンの4個のボタンスイッチが表示されてい
る。このボタンスイッチのいずれかをマウスでクリック
すると対応する処理が実行される。重ね合わせ表示ボタ
ンをオンすると、不一致部画像データが再構成画像デー
タに重ね合わせて表示される(重合表示モード)。この
場合に、この不一致部画像は赤で表示され、黒で表示さ
れる再構成画像と区別ができるようになっている。ま
た、単独表示ボタンをオンすると入力画像データに代え
て不一致部画像データが入力画像表示エリアに表示され
る(単独表示モード)。
【0029】利用者は、標準表示モード,重合表示モー
ド,単独表示モードのいずれの表示モードにおいても、
再構成画像データ表示エリアに表示されている再構成画
像、すなわち、譜面データをエディットすることができ
る。
【0030】プレイボタンをオンすると、譜面データが
MIDIデータに変換され、このデータが時系列に順次
音源装置20に出力されて該譜面に基づいた自動演奏が
実行される。譜面データをMIDIデータに変換する場
合、音符以外の各種の記号の内容は直接MIDIデータ
に変換されないが、発音や消音のMIDIイベントデー
タにその内容が反映される。たとえば、タイで複数の音
符が接続されている場合には、それら複数の音符の長さ
の1つの発音データとしてMIDIデータが作成され
る。また、スラーやスタッカートがある場合には、消音
イベントのタイミングをその音符の長さ一杯のタイミン
グに書き込むか、その音符の長さの半分位のタイミング
に書き込むかなどの処理によって表現される。
【0031】さらに、プリントスイッチをオンすると、
フォントデータの展開によって構成されている再構成画
像データの内容がプリンタ21に出力される。プリンタ
21はこれを紙面に印刷し、楽譜として出力する。
【0032】図3,図4は同楽譜読取装置の処理動作を
示すフローチャートである。また、図5〜図9は上記動
作の各段階において処理される画像データの内容を示す
図である。
【0033】図3において、まずn1でスキャナ13に
セットされた楽譜の画像データを入力する(n1)。こ
の動作で入力された楽譜の例を図5に示す。このよう
に、楽譜の記載内容を表すビットマップデータがRAM
12のバッファに入力される。次に、この画像から五線
を認識して画像の傾きを補正する(n2)。五線の認識
は、ビットマップデータで表現されている入力された画
像データを各ビットの白(0)黒(1)を横方向に積算
することによって行う。すなわち、五線は横方向の黒線
であるため、この位置の積算値は極めて大きい値にな
る。そこで、積算値のピークが等間隔で5つ並んでいる
場合に、それらの座標位置に五線が存在すると判断す
る。このようにして検出した座標位置に基づいてビット
マップデータから五線のデータを割り出し、このデータ
のY座標の変化によりその傾きを検出する。そして、こ
の線分が水平になるように画像データ全体を回転(一次
変換)する(n2)。こののち、この五線のデータを画
像データから消極し(n3)、図6のような画像データ
を作成する。この画像データを入力画像データとして入
力画像データ記憶エリアに記憶する(n4)。次に、こ
の入力画像データから音符やその他の記号を抽出して認
識し、音符・記号の種類・表示位置を示すコードデータ
からなる譜面データを作成する(n6)。この譜面デー
タはRAM12の譜面データ記憶エリアに記憶される。
この譜面データに基づいてフォントデータファイルから
フォントデータを読み出し所定の座標に配置することに
より楽譜の画像データを再構成する(n7)。この画像
データの再構成は、n2で認識された入力された譜面の
五線と同一形状の五線上に行われる。再構成された画像
データは図7のように五線を基準として音符などの記号
が配置されたものであるが、ここから五線を省略して図
8のような画像データとし(n8)、これを再構成画像
データとして再構成画像データ記憶エリアに記憶する
(n9)。この処理ののち入力画像データおよび再構成
画像データをディスプレイ15の入力画像データ表示エ
リアおよび再構成画像データ表示エリアに表示する(n
10:標準表示モード)。さらに、これら入力画像デー
タおよび再構成画像データでXOR演算を行って両画像
の不一致部を抽出し、不一致部画像データを生成する
(n11)。この不一致部画像データを不一致部画像デ
ータ記憶エリアに記憶する(n12)。この不一致部画
像データは図9に示すようなものである。
【0034】こののち、図4に示す動作を継続して実行
する。図4の動作では、各種ボタンスイッチのオンやエ
ディットを受け付ける。重ね合わせ表示ボタンがオンさ
れると、現在ディスプレイ15に不一致部画像データが
表示されているか否かを判断し(n21)、表示中でな
ければ不一致部画像データを再構成画像データに重ね合
わせて再構成画像表示エリアに表示する(n22:重合
表示モード)。この場合において、再構成画像データは
黒で表示されているが、不一致部画像データは赤で表示
されるため、重ね合わせて表示してもその区別を明確に
することができる。すでに不一致部画像データが表示中
であれば表示されている不一致部画像データを消去して
標準表示モードに復帰する(n23)。
【0035】一方、単独表示ボタンがオンされた場合に
は(n24)、不一致部画像データが表示中か否かを判
断し(n25)、表示中でなければ不一致部画像データ
を入力画像データに代えて入力画像データ表示エリアに
表示する(n27)。すでに不一致部画像データが表示
中であれば表示されている不一致部画像データを消去し
て標準表示モードに復帰する(n23)。
【0036】また、この動作ではエディット処理を受け
付ける(n30)。エディット処理は、パレットに配列
されている音符や休符などの記号をマウス入力装置を用
いて再構成画像データ上に移動させたり、マウス入力装
置を用いて再構成画像表示エリア上の音符などの記号を
指定して消去するなどの動作である。これにより、入力
画像データと再構成画像データとの不一致部を解消して
もとのスキャナ13で読み取られた楽譜と同様の再構成
画像データ(譜面データ)を作成する。なお、このエデ
ィット処理はキーボードから数値などを入力することに
よって行うようにしてもよい。
【0037】また、プレイボタンがオンされると(n3
1)、再構成画像データ(譜面データ)の内容に基づい
てMIDIデータを作成し(n32)、このMIDIデ
ータをクロックにしたがって所定のタイミングに順次音
源装置20に送出することによってプレイ処理を行う
(n33)。一方、プリントボタンがオンされた場合に
は、再構成画像データに五線を付加してプリンタ21に
送出してプリント動作を実行する(n36)。
【0038】以上の動作により、スキャナ13から入力
された楽譜の画像データとその認識内容との不一致部を
表示によって確認しながらその不一致部を修正すること
ができ、楽譜の読取を確実化することができる。
【0039】なお、上記実施例では重合表示モードにお
いて、不一致部画像データを赤で表示するようにしてい
るが、表示色はこれに限らない。また、ディスプレイ1
5が白黒の場合には、不一致部画像データをハッチング
などのパターンで表示することによって、再構成画像デ
ータの表示と区別できるようにすればよい。また、不一
致部画像データを重ね合わせる先は再構成画像表示エリ
アに限らず入力画像表示エリアでもよい。また、上記実
施例では単独表示モードにおいて、不一致部画像データ
を入力画像データに代えて表示しているが、これを再構
成画像データに代えて表示するようにしてもよい。ま
た、入力画像データ,再構成画像データ,不一致部画像
データをそれぞれ個別に画面全体に表示するモードを設
けることも可能であり、さらに、入力画像データまたは
再構成画像データの全体表示中に不一致部画像データを
その上に重ね合わせ表示するようにすることも可能であ
る。
【0040】また、不一致部画像データを表示する場合
において、入力画像データにあって再構成画像データに
ない部分と再構成画像データにあって入力画像データに
ない部分との表示色を変えてもよい。こうすることによ
って、再構成画像データが入力画像データに対して不足
している部分と過剰な部分の区別を明確にすることがで
きる。このためには、ビット毎に(入力画像データ)−
(再構成画像データ)の演算を行い、+1のビットと−
1のビットを別の色で表示するようにすればよい。
【0041】また、上記実施例では入力画像データ,再
構成画像データの表示は五線を消去して行っているが、
五線を残して表示するようにしてもよい。この場合にお
いて、不一致部画像データのみ五線の不一致部を消去し
て表示するようにしてもよい。また、不一致部画像デー
タの表示は入力画像データ,再構成画像データの不一致
部を1ドット単位で全て表示するのではなく、不一致ビ
ットのある程度以上の集合のみを表示するようにしても
よい。このようにすることにより、音符や記号の形状の
微小な相違や汚れを除去し実質的な差異を認識し易くす
ることができる。
【0042】また、上記実施例における不一致部の報知
は不一致部画像データの表示のみであるが、不一致部画
像データの表示に加えて、カーソルをその不一致部に自
動的に移動させて停止させてもよく、また、カーソルを
移動させながら、不一致部を通過するとき音声で不一致
である旨を報知するようにしてもよい。さらに、不一致
部の全てにカーソルを表示するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、楽譜の入力画像デー
タに基づく楽譜の認識結果である譜面データの認識エラ
ーを入力画像データおよび譜面データに基づいて再構成
された再構成画像データとの不一致部として検出・報知
することができるため、認識結果と入力データの不一致
を画像的に検出することができ、認識エラーを確実に発
見することができる。
【0044】また、この発明によれば、再構成画像デー
タを入力画像データと同一形状の五線上に再構成するこ
とにより、認識内容が正しい部分は全く同一位置,同一
形状に表示されるため、一致部分と不一致部分との区別
が容易になる。
【0045】また、この発明によれば、不一致部を不一
致部画像データとして構成し、入力画像データまたは再
構成画像データと重ね合わせて表示するようにしたこと
により、利用者は視覚的に不一致部を認識してこれを修
正することができ、楽譜読み取りの確実化を図ることが
できる。
【0046】また、この発明によれば、不一致部におい
て、入力画像データのみに存する部分と再構成画像デー
タのみに存する部分とが異なる表示態様で表示されるた
め、利用者はその不一致が必要な記号の認識不足による
不一致であるのか不要な記号の過剰認識による不一致で
あるのかを即座に確認することができ、修正をより容易
にすることができる。
【0047】また、この発明によれば、ある程度以上の
大きさの不一致部のみを表示するようにしたことによ
り、汚れや音符等の表示形状の微小な差異による不一致
部が排除され、実質的な不一致部のみが表示されるよう
になる。これにより、修正すべき不一致部が明確にな
り、修正をより容易にすることができる。
【0048】さらに、この発明によれば、五線を消去し
た画像に基づいて不一致部を検出するようにしたことに
より、処理を簡略化でき、処理速度を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である楽譜読取装置のブロッ
ク図
【図2】同楽譜読取装置のディスプレイの表示レイアウ
トを示す図
【図3】同楽譜読取装置の動作を示すフローチャート
【図4】同楽譜読取装置の動作を示すフローチャート
【図5】同楽譜読取装置に入力される楽譜の画像データ
の例を示す図
【図6】前記画像データに基づく入力画像データの例を
示す図
【図7】前記入力画像データを認識して再構成された譜
面の画像データの例を示す図
【図8】前記画像データに基づく再構成画像データの例
を示す図
【図9】前記入力画像データと再構成画像データとの不
一致部画像データを示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 9/00 G06K 9/03 G10G 3/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取対象である楽譜の画像データを入力
    し、入力画像データとして記憶する楽譜入力手段と、 該入力画像データから楽譜の内容を認識し、譜面データ
    を作成する譜面認識手段と、 該譜面データに基づき、前記楽譜入力手段が入力した楽
    譜の画像データの五線と同一形状の五線の上に楽譜の画
    像データを再構成し、再構成画像データとして記憶する
    楽譜再構成手段と、 前記入力画像データと再構成画像データとの不一致部を
    検出する不一致部検出手段と、 検出した不一致部を報知する報知手段と、 を備えたことを特徴とする楽譜読取装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記不一致部の画像で
    ある不一致部画像データを前記入力画像データまたは再
    構成画像データと重ね合わせて且つ異なる表示態様で表
    示する手段である請求項1記載の楽譜読取装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、前記不一致部の画像で
    ある不一致部画像データを表示する手段であって、該
    一致部画像データのうち前記入力画像データのみに存す
    る画像部分と前記再構成画像データのみに存する画像部
    分とを異なる表示態様で表示する手段である請求項1記
    載の楽譜読取装置。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、前記不一致部のうち所
    定の大きさ以上の不一致部のみを報知する手段である請
    求項1記載の楽譜読取装置。
  5. 【請求項5】 前記楽譜入力手段は、入力された楽譜の
    画像データから五線を消去し、該五線が消去された画像
    データを入力画像データとして記憶する手段であり、前
    記楽譜再構成手段は、再構成された楽譜画像データから
    五線を検出して消去し、該五線が消去された画像データ
    を再構成画像データとして記憶する手段である請求項1
    記載の楽譜読取装置。
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