JP2838755B2 - エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置 - Google Patents

エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置

Info

Publication number
JP2838755B2
JP2838755B2 JP20854893A JP20854893A JP2838755B2 JP 2838755 B2 JP2838755 B2 JP 2838755B2 JP 20854893 A JP20854893 A JP 20854893A JP 20854893 A JP20854893 A JP 20854893A JP 2838755 B2 JP2838755 B2 JP 2838755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
engine
air cleaner
diaphragm
pressure chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20854893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0742658A (ja
Inventor
清治 木本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP20854893A priority Critical patent/JP2838755B2/ja
Publication of JPH0742658A publication Critical patent/JPH0742658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838755B2 publication Critical patent/JP2838755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火花点火式エンジンで
のクリーナエレメント目詰まり時のエンジン停止装置に
関する。
【0002】
【従来技術】一般に火花点火式エンジンでは、エンジン
点火制御用マグネットユニットからの1次電流を停止操
作具の作動でアースさせて点火栓での放電を中止させる
ことにより、エンジンを停止させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にエンジンでは燃
焼用空気をエアクリーナで濾過した状態で燃焼室に取り
込むようにしているが、クリーナエレメントが目詰まり
すると、燃焼室内での混合気が濃混合気となり、燃費が
低下するだけでなく、出力低下を引き起こすという問題
があるうえ、排出される有害成分が増大するという問題
があった。本発明は、このような点に着目して、クリー
ナエレメントが目詰まりして、浄気室内の負圧力が一定
圧力に達すると、エンジンの運転を停止させるようにし
て、エアクリーナ異常を報知するとともに、有害成分の
大気放出を防止するようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明では、エアクリーナの近傍部にダイヤフラム
作動具を配置し、エアクリーナの浄気室に生じる負圧力
をダイヤフラム作動具の一方の区画室に導入して浄気室
の負圧力でダイヤフラム作動具を作動させるように構成
し、ダイヤフラム作動具にエンジン点火制御用マグネッ
トユニットの短絡回路を接続して、浄気室の負圧力が一
定圧よりも大きくなると、エンジン点火制御用マグネッ
トユニットをダイヤフラム作動具を介してアースさせる
ように構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明では、エアクリーナの近傍部にダイヤフ
ラム作動具を配置し、エアクリーナの浄気室に生じる負
圧力をダイヤフラム作動具の一方の区画室に導入して浄
気室の負圧力でダイヤフラム作動具を作動させるように
構成し、ダイヤフラム作動具にエンジン点火制御用マグ
ネットユニットの短絡回路を接続して、浄気室の負圧力
が一定圧よりも大きくなると、エンジン点火制御用マグ
ネットユニットをダイヤフラム作動具を介してアースさ
せるように構成してあるから、エアクリーナのクリーナ
エレメントが目詰まりして、浄気室での負圧力が所定圧
に達すると、ダイヤフラム作動具が圧力スイッチとして
作用し、点火栓への電流をアースして放電を中止しエン
ジンの運転を停止する。
【0006】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1は要部取
り出し系統図、図2は空冷火花点火式頭上弁エンジンの
概略構成図である。このエンジン(E)は、シリンダヘッ
ド(1)に形成した吸気ポートから導出した吸気管(2)の
先端部に気化器(3)とエアクリーナ(4)とを順次接続
し、クランクケース(5)から突出しているクランク軸
(6)にフライホイールファン(7)を固着し、フライホイ
ールファン(7)の内面に対応させて配置したマグネット
ユニット(8)から導出したイグニッションコード(9)を
点火栓(10)に結線してある。
【0007】そして、吸気管(2)と気化器(3)との接続
部にダイヤフラム作動具(11)が配置してある。このダイ
ヤフラム作動具(11)はそのケーシング(12)から取り付け
部(13)を一体に連出し、この取り付け部(13)を吸気管
(2)と気化器(3)との間に挟み込む状態で一体に固定し
てある。
【0008】このダイヤフラム作動具(11)はケーシング
内をダイヤフラム膜(14)で二室に区画し、一方の部屋を
エアクリーナ(4)の浄気室(15)に連通接続して負圧室(1
6)に形成し、他方の部屋をケーシング(12)外に連通して
大気圧室(17)に形成している。ダイヤフラム膜(14)の負
圧室(16)側の面に導電材料で形成したバネ受け座(18)が
導電体製固定ピン(19)で固定してあり、このバネ受け座
(18)と負圧室(16)内でのケーシング内面との間にダイヤ
フラム膜(14)を大気圧室(17)側に変位させる付勢バネ(2
0)が配置してある。
【0009】そして、負圧室(16)側でのケーシング(12)
における固定ピン(19)と対向する個所にケーシング(12)
を貫通する状態で電気端子(21)がケーシング(12)と電気
的絶縁した状態で配置してある。この電気端子(21)はエ
ンジンの点火制御を行うマグネットユニット(8)に接続
してある。大気圧室(17)側では固定ピン(19)から作動状
態表示部(22)を大気圧室側のケーシング(12)を貫通して
ケーシング(12)外に突出させてある。なお、この作動状
態表示部(22)のケーシング外への突出部分に対応させて
係合具(23)が配置してあり、作動状態表示部(22)の退入
状態、すなわち、ダイヤフラム作動具(11)の作動状態で
前記係合具(23)が係合する係合凹部(24)を作動状態表示
部(22)に形成してあり、退入状態で作動状態表示部(22)
を維持するようになっている。
【0010】図中符号(25)はエアクリーナ(4)の内部に
配置したクリーナエレメント、(26)はマグネットユニッ
ト(8)に接続されているエンジン停止操作スイッチであ
る。
【0011】上記実施例では、ダイヤフラム作動具(11)
を吸気管(2)と気化器(3)との接合部に一体に固定した
が、このダイヤフラム作動具(11)をエンジンの本体部分
に固定してボディアースできるようにしてもよい。
【0012】次に作動を説明する。エンジンの運転時に
はエアクリーナ(4)から燃焼用空気を取り入れるが、運
転に伴いクリーナエレメント(25)が目詰まりして、空気
の流通量が減少し、クリーナエレメント(25)よりも下流
側の浄気室(15)での負圧が上昇する。この負圧力はダイ
ヤフラム作動具(11)の負圧室(16)に伝達されて、ダイヤ
フラム膜(14)が付勢バネ(20)に抗して負圧室(16)側に変
位して固定ピン(19)が電気端子(21)に当接する。電気端
子(21)はエンジンの点火を制御しているマグネットユニ
ット(8)に電気的に接続されているので、固定ピン(19)
が電気端子(21)に当接すると、電気端子(21)とダイヤフ
ラム作動具(11)のケーシング(12)とが、固定ピン(19)、
バネ受け座(18)、付勢バネ(20)を介して電気的に導通す
ることから、マグネットユニット(8)からの電流がダイ
ヤフラム作動具(11)を介してエンジン本体にアースさ
れ、点火栓での放電が停止され、エンジンの運転が停止
されることになる。
【0013】そして、ダイヤフラム膜(14)に連結されて
いる作動状態表示具(22)はダイヤフラム作動具(11)が作
動すると退入状態に維持されるので、クリーナエレメン
ト(25)側に目詰まりして緊急停止したことが容易に判別
できることになり、事後の処置を迅速に行うことができ
る。また、点火制御用の電流をアースさせてエンジンを
停止させるようにしているので、作動後に作動状態を維
持するものであっても、バッテリ等の電力を消費するこ
とがない。
【0014】
【発明の効果】本発明では、エアクリーナの近傍部にダ
イヤフラム作動具を配置し、エアクリーナの浄気室に生
じる負圧力をダイヤフラム作動具の一方の区画室に導入
して浄気室の負圧力でダイヤフラム作動具を作動させる
ように構成し、ダイヤフラム作動具にエンジン点火制御
用マグネットユニットの短絡回路を接続して、浄気室の
負圧力が一定圧よりも大きくなると、エンジン点火制御
用マグネットユニットをダイヤフラム作動具を介してア
ースさせるように構成してあるから、エアクリーナのク
リーナエレメントが目詰まりして、浄気室での負圧力が
所定圧に達すると、ダイヤフラム作動具が圧力スイッチ
として作用し、点火栓に供給される電流が短絡してアー
スされることから、点火栓は放電できなくなりエンジン
の運転を停止できる。これにより、クリーナエレメント
の目詰まりによる燃焼用空気量不足に伴う出力不足や有
害成分の大気放出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部取り出し系統図の概略構成図である。
【図2】空冷火花点火式頭上弁エンジンの概略構成図で
ある。
【符号の説明】
2…吸気管、3…気化器、4…エアクリーナ、5…エア
クリーナの浄気室、8…エンジン点火制御用マグネット
ユニット、11…ダイヤフラム作動具、12…ダイヤフラム
作動具のケーシング、13…ダイヤフラム作動具の取り付
け部、14…ダイヤフラム膜、16…負圧室、17…大気圧
室、18…バネ受け座、19…導電体製固定具、20…付勢バ
ネ、21…電気端子、22…作動状態表示部、23…係合具、
24…係合部、25…クリーナエレメント、23…係合具、24
…係合部、E…エンジン。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 11/04 302 F02M 35/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管(2)に気化器(3)とエアクリーナ
    (4)とを順に接続し、エンジン点火制御用マグネットユ
    ニット(8)を短絡させることによりエンジンを停止する
    エンジン停止機構を装備した火花点火式エンジンにおい
    て、 エンジン(E)にダイヤフラム作動具(11)を配置し、この
    ダイヤフラム作動具(11)のケーシング(12)をエンジン
    (E)に電気的に接続し、このケーシング(12)の内部に配
    置したダイヤフラム膜(14)の一方をエアクリーナ(4)の
    浄気室(15)に連通接続して負圧室(16)に形成するとと
    も、他方を大気に連通させて大気圧室(17)に形成し、ダ
    イヤフラム膜(14)の負圧室(16)側にバネ受け座(18)を導
    電体製固定具(19)で固定し、この固定具(19)から作動状
    態表示部(22)を大気圧室側のケーシング(12)を貫通して
    ケーシング(12)外に突出させ、負圧室(16)内のケーシン
    グ内面とダイヤフラム膜(14)に固定したバネ受け座(18)
    との間にダイヤフラム膜(14)を大気圧室(17)側に変位さ
    せる付勢バネ(20)を配置し、負圧室(16)側のケーシング
    (12)を貫通する状態で電気端子(21)をケーシングに絶縁
    状態で固定し、この電気端子(21)をエンジン点火制御用
    マグネットユニット(8)に電気的に接続し、エアクリー
    ナ(4)でのクリーナエレメント(25)の目詰まりに伴う浄
    気室(15)の負圧力上昇でダイヤフラム膜(14)を付勢バネ
    (20)に抗して負圧室(16)側に変位させることにより、電
    気端子(21)をバネ受け座(18)を介してケーシング(12)に
    電気的に導通させることによりエンジン(E)を停止させ
    るように構成したことを特徴とするエアクリーナ目詰り
    時エンジン停止装置。
  2. 【請求項2】 ダイヤフラム作動具(11)の取り付け部(1
    3)を気化器(3)と吸気管(2)との間に挟持させた請求項
    1に記載のエアクリーナ目詰り時エンジン停止装置。
  3. 【請求項3】 作動状態表示部(22)のケーシング(12)か
    らの突出部に係合具(23)を配置するとともに、作動状態
    表示部(22)にケーシング内退入状態で該係合部と係合す
    る係合部(24)を配置し、作動状態を維持するように構成
    した請求項1又は請求項2に記載のエアクリーナ目詰り
    時エンジン停止装置。
JP20854893A 1993-07-30 1993-07-30 エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置 Expired - Lifetime JP2838755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20854893A JP2838755B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20854893A JP2838755B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0742658A JPH0742658A (ja) 1995-02-10
JP2838755B2 true JP2838755B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=16558012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20854893A Expired - Lifetime JP2838755B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2838755B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0742658A (ja) 1995-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5044344A (en) Pressure-responsive fuel delivery system
GB0025668D0 (en) Fuel injection assembly
US5307786A (en) Ignition apparatus for an internal combustion engine
JP2838755B2 (ja) エアクリーナ目詰り時エンジン停止装置
CN100464067C (zh) 摩托车发动机的电子控制器
US6311664B1 (en) Ignition coil output pulse controlled power switch for internal combustion engine
US2603697A (en) Automatic safety control and indicator for engines
JP2588765Y2 (ja) エンジンの電源装置
KR20150041263A (ko) 내연기관의 매연저감 효율증가장치
JP2873171B2 (ja) 副室式ガス機関の点火装置
EP1137869B1 (en) Exhaust manifold device
JP3289738B2 (ja) 船舶推進装置
JP2002206472A (ja) 火花点火機関の点火装置
US5207209A (en) Arrangement for improving starter behavior
KR100440277B1 (ko) 천연가스차량의 연료 잔량 경고 장치
JPH04140476A (ja) 点火プラグ接続装置
JP3083979U (ja) 車載用内燃機関の蓄電池保護装置
JPS626273Y2 (ja)
KR19980021962U (ko) 저온시동성이 향상된 차량용 엔진
KR200257378Y1 (ko) 동력연무기의 전기회로
JP2800048B2 (ja) 車輌用始動回路
KR100435720B1 (ko) 천연가스차량의 연료 잔량 경고 장치
JPH09149562A (ja) 車両の給電回路装置
JPS6120266Y2 (ja)
JP2007015673A (ja) 内燃機型エンジンの盗難防止装置