JP2838568B2 - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JP2838568B2 JP2838568B2 JP2048435A JP4843590A JP2838568B2 JP 2838568 B2 JP2838568 B2 JP 2838568B2 JP 2048435 A JP2048435 A JP 2048435A JP 4843590 A JP4843590 A JP 4843590A JP 2838568 B2 JP2838568 B2 JP 2838568B2
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
のライト・ワンス型の光記録デイスクに関する。
応して追記ないし記録を行うことのできる光記録ディス
クが提案されている(日経エレクトロニクス1989年1月
23日号,No.465,P107、社団法人近畿化学協会機能性色素
部会,1989年3月3日,大阪科学技術センター、SPIE vo
l 1078 Optical Data Storage Topical Meeting,80 198
9等)。
よび保護膜をこの順に設層して形成される。すなわち、
反射層を色素層に密着して設けるものである。
記録ディスクの色素層に記録レーザー光を照射すると、
色素層が光を吸収し融解ないし分解するとともに基板も
軟化して、色素材料と、基板材料とが界面で混じり合
い、光の位相差により反射率が下がるピット部が基板と
色素層との界面に形成されるとされている。
空気層を設けていたが、この提案では、反射層を色素層
に密着して設ける密着型であるので、CD規格のディスク
全厚1.2mmの構成が可能となっている。
々追試を行った。
とを密着して設ける場合には、基板と記録層との界面に
形成されるピット部が色素等の記録層材質の分解物を含
有し、かつ基板材質を含有しない場合は、ピット形状が
良好で、記録・再生の際のノイズが小さく、十分なS/N
比が得られること等を見い出した。
再生を行うことができる密着型の光記録媒体を提供する
ことにある。
て達成される。
し、この記録層上に密着して反射層を積層し、この反射
層上に保護膜を積層して構成され、 記録光を前記記録層に照射してピット部を形成し、再
生光により再生を行う光記録媒体であって、 前記保護膜が、放射線硬化型化合物を放射線硬化した
ものであり、 前記保護膜の25℃における鉛筆硬度がH〜8Hであり、 前記ピット部の前記基板と前記記録層の界面部には、
記録層材質の分解物を含有し、かつ基板材質を実質的に
含有しない層が存在していることを特徴とする光記録媒
体。
(1)に記載の光記録媒体。
消衰係数kが0.03〜0.25である上記(1)または(2)
に記載の光記録媒体。
屈折率nが1.8〜4.0である上記(3)に記載の光記録媒
体。
記(1)ないし(4)のいずれかに記載の光記録媒体。
(1)ないし(5)のいずれかに記載の光記録媒体。
反射率が60%以上であり、記録部分の反射率が未記録部
分の反射率の60%以下である上記(1)ないし(6)の
いずれかに記載の光記録媒体。
(7)のいずれかに記載の光記録媒体。
(1)ないし(8)のいずれかに記載の光記録媒体。
アニン色素を含む上記(1)ないし(9)のいずれかの
光記録媒体。
解物を含有し、かつ基板材質を含有しない材質で形成さ
れるので、ピット形状が良く、しかも記録・再生時に高
いS/N比が得られ、良好な記録・再生を行うことができ
る。
プレーヤによる再生を行うことのできる良好な光記録が
可能となる。
る。
録層3を有し、記録層3に密着して、反射層4、保護膜
5を形成した密着型のものである。
に700〜800nm程度の半導体レーザー光、特に780nm)に
対し、実質的に透明(好ましくは透過率80%以上)な樹
脂あるいはガラスから形成される。これにより、基板裏
面側からの記録および再生が可能となる。
して用いる場合、厚さは1.2mm程度、直径は80ないし120
mm程度とする。
ましく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、アモル
ファスポリオレフィン、TPX等の熱可塑性樹脂が好適で
ある。
m3・cm-2・s-1・(cmHg)-1以下のものは、耐光性がき
わめて高いものとなり好適である。
-10cm3・cm-2・s-1・(cmHg)-1以下となると、より一
層好ましい結果を得る。なお、25℃における酸素透過量
は、ほぼ0から、上記の値まで種々の値に設定すること
ができる。
g)-1および酸素透過係数cm3・cm・cm-2・s-1・(cmH
g)-1以下は以下により測定される。
(dh/dt) Q=(273/T)・(V/A)・(1/p)・(1/760)・(dh/d
t) ここに、T=298K V:低圧側の容積(cm3) A:試料透過面積(cm2) l:基板厚さ(cm、一般に0.12cm) p:酸素圧力(cmHg) dh/dt:透過曲線の直線部分の勾配(mmHg・s-1) 基板の酸素透過量Qを上記のように設定するには、種
々の方法が可能である。
である。
強化されたガラスを用いればよい。
下記においては、代表的な重合度ないし組成での25℃で
の酸素透過係数Pが併記される。従って、これを通常の
厚さ0.12cmで除した値が基体の酸素透過量Qとなる。
成分との通常ランダム共重合体である環状オレフィン系
重合体(特開昭63−273655号、同63−114643号、同63−
218727号、同63−243108号、同64−31844号等) P=0.05×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程
度 2)高密度ポリエチレン P=0.4×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程度 3)ポリビニルアルコール系 例えばポリビニルアルコール P=0.009×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程
度 エチレン−ビニルアルコール共重合体 P=(10-3〜10-4)×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(c
mHg)-1程度など 4)ポリ塩化ビニル P=0.05×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程
度 5)ポリ塩化ビニリデン P=0.05×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程
度 6)ポリアミド 例えばナイロン6 P=0.04×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程
度など 7)ポリエステル 例えばポリエチレンテレフタレート P=0.04×10-10cm3・cm・cm-2・s-1・(cmHg)-1程
度など 8)エポキシ樹脂 等 なお、通常用いられる樹脂基板材質の酸素透過係数P
は下記のような値である。
g)-1 従って、これらでは、1.2mm厚にて、Qは10×10-10cm
3・cm-2・s-1・(cmHg)-1をこえ、耐光性が悪化する。
脂や、ポリカーボネート等の酸素透過性のもを用いる。
応じ、内・外周面に酸素遮断性の被膜を形成する。
脂材質の塗膜やスパッタ膜、プラズマ重合膜等が挙げら
れる。
適である。
に設層される。
ーブが形成されることが好ましい。
とが好ましく、深さは250〜1800Å、幅は0.3〜1.1μ
m、特に0.4〜0.6μm、ランド(隣り合うグルーブ同士
の間の部分)幅は0.5〜1.3μm、特に1.0〜1.2μmであ
ることが好ましい。
ブ部の反射レベルを下げることなく良好なトラッキング
信号を得ることができる。
こともできる。
グルーブ内の記録層に照射されるよう構成されることが
好ましい。すなわち、本発明の光記録媒体は、グルーブ
記録の光記録媒体として用いられることが好ましい。グ
ルーブ記録とすることにより、記録層の有効厚さを大き
くすることができる。
り設層して、樹脂層にトラッキング用の溝やアドレス信
号用の凹凸を設けてもよい。
る2P法に用いられる公知の樹脂から適宜に選択すればよ
いが、通常、放射線硬化型化合物が用いられる。
形成される。
(複素屈折率の虚部)kは、0.03〜0.25であることが好
ましい。
の記録パワーで記録を行うことが困難である。
しまい、CD規格による再生を行うことが困難である。
と、きわめて好ましい結果をうる。
より好ましくは、2.2〜3.3であることが好ましい。
難となる傾向にある。また、n>4.0とするためには、
原料色素の入手が難しい。
nm、好ましくは600〜800nm、より好ましくは650〜750nm
であれば、他に特に制限はないが、シアニン系、フタロ
シアニン系、ナフタロシアニン系、アントラキノン系、
アゾ系、トリフェニルメタン系、ピリリウムないしチア
ピリリウム塩系、スクワリリウム系、クロコニウム系、
金属錯体色素系等の1種ないし2種以上が好ましい。
インドレニン環を有するシアンニン色素であることが好
ましい。
さらに、色素カチオンとクエンチャーアニオンとのイオ
ン結合体を光吸収色素として用いてもよい。
スジチオ−α−ジケトン系やビスフェニルジチオール系
などのビスジチオール系、チオカテコール系、サリチル
アルデヒドオキシム系、チオビスフェノレート系等の金
属錯体が好ましい。
物やヒンダードアミン等のアミン系のクエンチャーも好
適である。
するシアニン色素が、またクエンチャートとしてはビス
フェニルジチオール金属錯体等の金属錯体色素が好まし
い。
は特開昭59−24692号、同59−55794号、同59−55795
号、同59−81194号、同59−83695号、同60−18387号、
同60−19586号、同60−19587号、同60−35054号、同60
−36190号、同60−36191号、同60−44554号、同60−445
55号、同60−44389号、同60−44390号、同60−47069
号、同60−20991号、同60−71294号、同60−54892号、
同60−71295号、同60−71296号、同60−73891号、同60
−73892号、同60−73893号、同60−83892号、同60−854
49号、同60−92893号、同60−159087号、同60−162691
号、同60−203488号、同60−201988号、同60−234886
号、同60−234892号、同61−16894号、同61−11292号、
同61−11294号、同61−16891号、同61−8384号、同61−
14988号、同61−163243号、同61−210539号、特願昭60
−54013号、特開昭62−30088号、同62−32132号、同62
−31792号、CMC出版刊「機能性色素の化学」P74〜76等
に記載されている。
も、結合体の形で添加してもよいが、光吸収色素の総計
の1モルに対し1モル以下、特に0.05〜0.5モル程度添
加することが好ましい。
エンチャー混合物、色素−クエンチャー結合体から上記
範囲のnおよびkを有するものを選択するが、あるいは
新たに分子設計を行ない合成することもできる。
骨格や置換基により0〜2程度まで種々変化しているた
め、例えばkが0.03〜0.25の色素を選定するに際して
は、その骨格や置換基に制限がある。このため、塗布溶
媒に制限を生じたり、基板材質によっては塗工できない
こともある。あるいは気相成膜できないこともある。ま
た、新たに分子設計を行なう場合、設計および合成に大
きな労力を必要とする。
含有する混合色素層のkは、用いる各色素単独から構成
される色素層のkに応じ、その混合比にほぼ対応する値
になることが判明した。従って、本発明では、記録層3
は2種以上の色素を相溶して形成される。
したkがえられるものである。すなわち、i種の色素の
混合分率およびkをそれぞれCiおよびkiとしたとき、k
は、ほぼΣCikiとなる。従って、kの異なる色素同士を
混合比を制御して混合することにより、k=0.03〜0.25
の色素層を得ることができる。このため、きわめて広い
範囲の色素群の中から用いる色素を選択することができ
る。
体レーザーの波長は通常±10nmの範囲にあり、市販のCD
プレーヤにおいては、770から790nmの範囲で反射率を70
%以上に確保する必要がある。一般に色素のk値は大き
な波長依存性をもつものが多く、780nmでは適切な値で
あっても、770あるいは790nmでは大きくはずれてしまう
場合が多い。このような場合には、第二の色素を混合す
ることによって、780±10nmの範囲で常に適切なnおよ
びk値が得られるように設定することができる。
なり、また、合成が容易で安価な色素の使用や、特性の
良好な色素の使用や、難溶性の色素の使用もを可能とす
ることができる。
=1.6〜6.5、k=0〜2の範囲内のものから選択すれば
よい。
上に記録層を例えば400〜800Å程度の厚さに実際の条件
にて設層して、測定サンプルを作製する。次いで、基板
を通しての、あるいは記録層側からの反射率を測定す
る。反射率は記録再生光波長を用いて鏡面反射(5゜程
度)にて測定する。また、サンプルの透過率を測定す
る。これらの測定値から、例えば、共立全書「光学」石
黒浩三P168〜178に準じ、n、kを算出すればよい。
とが好ましい。この範囲外では反射率が低下して、CD規
格の再生を行うことが難しくなる。
は、色素選択や、媒体設計や、製造上の自由度や容易さ
がより拡大する点で、塗布によって設層することが好ま
しい。
ル系、芳香族系、ハロゲン化アルキル系、アルコール系
等の各種溶媒を用いることができ、溶媒選択の自由度も
大きい。塗布には、スピンコート等を用いればよい。
い。
ニン系、アントラキノン系、アゾ系、トリフェニルメタ
ン系、ピリリウムないしチアピリリウム塩系、スクワリ
リウム系、クロコニウム系、金属錯体色素系等の昇華性
の色素を用いるのがよく、特に、フタロシアニン系、ナ
フタロシアニン系の色素を用いることが好ましい。
ト形状が良好となり、ジッターが減少することもある。
層される。
およびCu等の高反射率金属を用いればよいが、これらの
うちでは反射率が特に高いことからAu、AlMg合金および
AlNi合金のいずれかを用いることが好ましい。なお、Al
Mg合金中のMg含有率は3〜7wt%程度が好ましい。ま
た、AlNi合金中のNi含有率は3〜4wt%程度が好まし
い。
蒸着、スパッタ等により設層すればよい。また、厚さの
上限に特に制限はないが、コスト、生産作業時間等を考
慮すると、1000Å程度以下であることが好ましい。
率は、60%以上、特に70%以上がえられる。
から、通常は、0.1〜100μm程度の厚さに設層すればよ
い。保護膜5は、層状であってもシート状であってもよ
い。
感剤を含有する塗膜を放射線硬化したものである。
(JIS K−5400)で、H〜8H、特に2H〜7Hであるように
構成される。
少する。
おいても、保護膜と反射層との剥離が生じない。
ッターが増大し、8Hより硬くなると塗膜がもろくなり膜
形成能が低下する他、反射層との接着力が低下する。
は、オリゴエステルアクリレートが含まれることが好ま
しい。
はメタクリレート基を複数有するオリゴエステル化合物
である。そして好ましいオリゴステルアクリレートとし
ては、分子量1000〜10000、好ましくは2000〜7000であ
って、重合度2〜10、好ましくは、3〜5のものが挙げ
られる。また、これらのうちアクリレート基またはメタ
クリレート基を2〜6個、好ましくは3〜6個有する多
官能オリゴエステルアクリレートが好ましい。
クスM−7100、M−5400、M−5500、M−5700、M−62
50、M−6500、M−8030、M−8060、M−8100等(東亜
合成化学社製)として市販されているものを用いること
ができ、これらは下記式(A)、(B)で示されるもの
である。
ルコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、1,6−ヘキサングリコール、ビスフェノール
A等)残基、N:2塩基酸(例えば、テレフタル酸、イソ
フタル酸、アジピン酸、コハク酸等)残基、 n:1〜10、好ましくは2〜5 これらのうちでは、(A)で示されるものが好まし
い。
してもよい。
のような場合、オリゴエステルアクリレートは、放射線
硬化型化合物中20wt%以上存在することが好ましい。
硬化型化合物を併用することができ、このようなものと
しては、イオン化エネルギーに感応し、ラジカル重合性
を示す不飽和二重結合を有するアクリル酸、メタクリル
酸、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル
系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重
結合、マレンイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和二重
結合等の放射線照射による架橋あるいは重合する基を分
子中に含有または導入したモノマー、オリゴマーおよび
ポリマー等を挙げることができる。これらは多官能、特
に3官能以上であることが好ましい。
合物が、オリゴマーとしては分子量2000〜10000のもの
が用いられる。
リコールジアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールメタクリレート、1,6−ヘキサングリ
コールジアクリレート、1,6−ヘキサングリコールジメ
タクリレート等も挙げられるが、特に好ましいものとし
ては、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(メタ
クリレート)、ペンタエリスリトールアクリレート(メ
タクリレート)、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート(メタクリレート)、トリメチルロールプロパンジ
アクリレート(メタクリレート)、ウレタンエラストマ
ー(ニッポラン4040)のアクリル変性体、あるいはこれ
らのものにCOOH等の官能基が導入されたもの、フェノー
ルエチレンオキシド付加物のアクリレート(メタクリレ
ート)、下記一般式で示されるペンタエリスリトール縮
合環にアクリル基(メタクリル基)またはε−カプロラ
クトン−アクリル基のついた化合物、 式中、m=1、a=2、b=4の化合物(以下、特殊
ペンタエリスリトール縮合物Aという)、 m=1、a=3、b=3の化合物(以下、特殊ペンタ
エリスリトール縮合物Bという)、 m=1、a=6、b=0の化合物(以下、特殊ペンタ
エリスリトール縮合物Cという)、 m=2、a=6、b=0の化合物(以下、特殊ペンタ
エリスリトール縮合物Dという)、 および下記一般式で示される特殊アクリレート類等が
挙げられる。
ラストマーのアクリル変性体、あるいはこれらのものに
COOH等の官能基が導入されたもの等が挙げられる。
熱可塑性樹脂を放射線感応変性することによって得られ
る放射線硬化型化合物を用いてもよい。
カル重合性を示す不飽和二重結合を有するアクリル酸、
メタクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物のよう
なアクリル系二重結合、ジアリルフタレートのようなア
リル系二重結合、マレイン酸、マレンイン酸誘導体等の
不飽和結合等の、放射線照射による架橋あるいは重合す
る基を熱可塑性樹脂の分子中に含有、または導入した樹
脂である。
ては、塩化ビニル系共重合体、飽和ポリエステル樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノ
キシ系樹脂、繊維素誘導体等を挙げることができる。
しては、多官能ポリエスエル樹脂、ポリエーテルエステ
ル樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(PVP
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステルを
重合成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有
効である。
〜30μm、より好ましくは1〜10μmである。
にくく、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十分でな
く、記録層の耐久性が下がる。
縮により記録媒体の反りや保護膜中のクラックが生じや
すい。
ア塗布、スプレーコート、ディッピング等、種々の公知
の方法を組み合わせて設層すればよい。この時の塗膜の
設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的とする塗膜
厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
線、電子線等が挙げられるが、紫外線が好ましい。
型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられる。
(I)で表わされる化合物が好ましい。このものを、多
官能オリゴエステルアクリレートと用いることにより、
前記の硬度が容易に得られ、膜物性も良好となる。
湿性も良好となる。
もしくは非置換のアルキル基、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基等を表わし、なかでもメチル
基、エチル基等が好ましい。
基、例えば−CH2−、 等を表わし、なかでも が好ましい。
ニル基、、ピペリジノ基、4−ピペリジニル基、2−ピ
リジル基、2−キノリル基、1−ピロリジニル基、1−
ピロリル基、2−チエニル基、2−フリル基等を表わ
し、なかでもモルホリノ基が好ましい。
ずれの位置でベンゼン環と結合してもよいが、 のp位であることが好ましい。
うちで、最も好ましいものは以下のものである。
製)として市販されているものである。
光重合開始剤ないし光重合増感剤として作用するもので
ある。
は、0.1〜20wt%、好ましくは1〜10wt%とするのがよ
い。
しての作用が十分ではないからであり、20wt%をこえる
と残存する光重合開始剤ないし光重合増感剤が記録層に
浸透し、記録層に悪影響を与えるからである。
式(I)で表わされる化合物の他に、次のような公知の
ものが併用できる。
エーテル、α−メチルベンゾイン、α−クロルデオキシ
ベンゾイン等のベンゾイン系、ベンゾフェノン、アセト
フェノン、ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケ
トン類、アセトラキノン、フェナントラキノン等のキノ
ン類、ベンジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモ
ノスルフィド等のスルフィド類等を挙げることができ
る。
物を含有する塗膜を紫外線によって硬化させるには、公
知の種々の方法に従えばよい。
電球等を用いればよい。
状の樹脂製の保護層が設けられていてもよい。
は、さらに他のジッター防止膜が設けられてもよい。
または無機質薄膜があり、反射層4上に設けるときに
は、それ自体保護膜として機能させても、その上にさら
に保護膜を形成してもよい。
mの厚さであることが好ましい。
すぎると、CD規格からはずれたり、コスト高となり、膜
厚にみあった効果がえられない。
膜いずれであってもよく、Cを含み、これに加え、H、
O、Cl、F等のハロゲン、Si、N等の種々の元素を含む
ものであってよい。
種以上とを含むものが好ましい。
を用いればよい。
射層の上層、下層いずれに設層してもよい。
ってもよく、酸化物、窒化物、炭化物、ケイ化物等の1
種以上を含有するものであってさらに記録層3と反射層
4との間には、密着して接着層を設けてもよい。
合物、有機アルミネート化合物もしくは有機ジルコネー
ト化合物の加水分解縮合物またはSi、Ti、AlもしくはZr
のハロゲン化物の加水分解縮合物を含有することが好ま
しい。
化合物が使用可能であるが、特にアルキルチタン酸エス
テル、置換アルキルチタン酸エステル、アルケニルチタ
ン酸エステルまたは置換アルケニルチタン酸エステルが
好ましい。
の化合物が使用可能であるが、特にアルキルジルコン酸
エステル、置換アルキルジルコン酸エステル、アルケニ
ルジルコン酸エステルまたは置換アルケニルジルコン酸
エステルが好ましい。
ムアルコキシド、アルミニウムキレート化合物が好まし
い。
式をもつものである。
または置換もしくは非置換のアルキル基もしくはアルケ
ニル基を表わす。ただし、R1〜R4のうち、少なくとも2
個以上は、水素原子ではなく、アルキル基またはアルケ
ニル基であることが好ましい。
ル基の炭素原子数は、2〜18であることが好ましい。
しては、カルボキシル基、アルキルカルボキシ基、ジ
(ヒドロキシアルキル)アミノ基等の置換アミノ基、ヒ
ドロキシル基、アルキルオキシカルボニル基などが好適
である。
げる。
チタネート T15 ジ−n−ブトキシ・ビス(トリエタノールアミ
ン)チタネート T16 ジヒドロキシ・ビス(ラクティックアシド)チタ
ネート T17 テトラオクチレングリコールチタネート T18 ジ−i−プロポキシ・ビス(アセト酢酸エチル)
チタネート また、好ましい有機ジルコネート化合物の具体例を挙
げる。
ロピルジルコネート,テトラ−n−ブチルジルコネー
ト、テトラ−i−ブチルジルコネート、ジルコニウムテ
トラアセチルアセトナート、ジルコニウム−2−エチル
ヘキソエート、ジルコニウムナフテン酸、ジアセテート
ジルコン酸など。
げる。
キシアルミニウムジイソオピレート、アルミニウム−se
c−ブチレート、エチルアセトアセテートアルミニウム
ジイソプロピレート、アルミニウム(エチルアセトアセ
テート)など。
に四低級アルキル(メチル、エチル)ケイ酸が好まし
い。
物、有機アルミネート化合物、有機シリケート化合物
は、塗布液中でオリゴマーやコロイド状縮合酸化物を形
成していてもよい。
塩化ケイ素が好ましい。
合物、有機アルミネート化合物、有機ジルコネート化合
物あるいはハロゲン化物を用いて接着層を形成するに
は、これらを、水、アルコール、ヘキサン、ベンゼン等
の溶媒、あるいはこれらの混合溶媒で希釈し、これを色
素層上に塗布し、放置して加水分解を行ない、縮合物を
得ればよい。
を用いればよい。
とが好ましい。厚さがこの範囲未満であると光学的に不
均一となる他、接着強度が不十分となる。また、この範
囲の超えると光学特性が変化してしまい、反射率、変調
度ともに大きくとることができなくなる。
うには、例えば780nmの記録光を、基板2をとおしてパ
ルス状に照射する。
基板2も加熱される。この結果、基板2と記録層3との
界面近傍において、色素等の記録層材質の融解や分解が
生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加わり、グル
ーブの底壁や側壁を変形させることがある。
層61が、通常グルーブ23の底部および境界を覆うような
形状に残存する。
質であり、記録層材質の分解物あるいは記録層材質の分
解物と、記録層材質との混合物によって構成される。
厚さである。
空隙63が形成され、分解物層61と、空隙63とがピット部
6に形成される。
である。
ない場合もあるが、通常、基板2のピット部6は、加熱
時の圧力によって凹状にへこむことになる。基板2のへ
こみ量は、ピット部6の寸法が大きい程大きく、通常0
〜300Å程度の深さである。
て記録層3ないしその分解物等が残存することもある。
部には、実質的に基板材質を含有しない層が形成され
る。
板材質が含まれていないことを下記のように確認した。
録媒体1から、いくつかのサンプル片を用意し、各サン
プルから保護膜5と、反射層4とを剥離した。
した。
く揺らす程度の弱い洗浄と、超音波をかけながら洗浄す
る強い洗浄との2種類とした。
M)出力画像から基板2のグループ内の厚みを求めた。
プルの場合、基板2のピット部6は、平坦ないしへこん
でいた。
基板2のピット部6は盛り上がっていた。
プルの盛り上がって見える部分は、色素等の記録層材質
が熱を受けて分解したもの、つまり溶解度が低下した記
録層材質の分解物を含有する層であると考えられる。
ィ、吸収スペクトル、FTIR、MAS等により測定した結
果、弱い洗浄力の場合にはピット底には分解物の存在
と、基板材質が含まれていないことが確認されている。
ニクス1989年1月23日号、No.465、P107に開示されてい
る提案、すなわち 「記録レーザ光を照射した際、色素層が融解ないし分解
するとともに基板も軟化して、色素材料と、基板材料と
が界面で混じり合い、ピット部が形成される。」 というメカニズムとは異なるものである。
が向上するものである。
度は1.2〜1.4m/s程度とする。
0nmの再生光を、基板2をとおして照射すると、ピット
部6により光の位相差を生じ、反射率が未飽和部分の60
%以下、特に50%以下、さらには40%以下に低下する。
射率を示しているので、CD規格による再生が可能とな
る。
ボネート樹脂基板上に色素を含有する記録層を設層し
た。この記録層上に、蒸着によりAuを1000Å厚に設層し
て反射層とし、さらに、オリゴエステルアクリレートを
含有する紫外線硬化型樹脂を塗布した後紫外線硬化して
10μm厚の保護膜とし、光記録ディスクサンプルを得
た。
ンコート塗布により行なった。塗布溶液としては、1.5w
t%メタノール溶液を用いた。乾燥後の色素層の厚さは1
300Åであった。
比と、記録層の屈折率(n)および消衰係数(k)と
を、下記表1に示す。
上に乾燥膜厚600Åに成膜して被検記録層とし、この被
検記録層のnおよびkを測定することにより求めた。な
お、この測定は、「光学」(石黒浩三著、共立全書)第
168〜178ページの記載に準じて行なった。また、上記色
素A1およびA2を含有する記録層の測定に際しては、溶媒
にメタノール、測定用基板にポリカーボネート基板を用
いた。
ーにてコンパクトディスク信号の記録を行ない、次いで
市販のコンパクトディスクプレーヤで再生を行なった。
生を行なうことができた。
た。
面を、メタノールを用いてそれぞれ異なる条件にて2分
間洗浄した。
浄を行ったものをサンプルNo.1−1とし、超音波をかけ
ながら強い洗浄を行ったものをサンプルNo.1−2とす
る。
ングにて形成し、東洋テクニカ社から販売されている走
査型トンネル顕微鏡(STM)を用いて、両サンプルの表
面状態を画像化した。
−2のSTM画像は第3図に示されるとおりである。
No.1−1は、グルーブ内はピット部の膜厚が厚く、強い
洗浄を行ったサンプルNo.1−2は、グルーブ内の膜厚が
ほぼ一定であることが確認できる。
グルーブに沿った断面における表面状態を示すグラフを
作製した。サンプルNo.1−1のグラフを第4図、サンプ
ルNo.1−2のグラフを第5図に示す。
り、横軸はグルーブ方向の距離である。また、図中、矢
印aはピット部、矢印bはピット部外の位置を示す。
No.1−1は、記号aで示されるようにピット部が盛り上
がっている。
ったサンプルNo.1−2は、記号aで示されるようにピッ
ト部が少しへこんでいる。
る部分は、色素が熱を受けて分解したもの、つまり溶解
度が低下した色素の分解物を含有する分解物層と考えら
れる。
形成された層を超音波にて剥離した後、分析に行った結
果、分解物が存在することおよび実質的に基板材質が含
有されていないことが確認できた。
ような記録層を設層した。
m、7mWのレーザーにてコンパクトディスク信号の記録を
行ない、次いで市販のコンパクトディスクプレーヤで再
生を行なったところ、この結果、サンプルNo.1では上記
のとおり良好な再生を行なうことができたが、その他の
サンプルNo.1−3では色素層の吸収が不十分であり、記
録が不可能であった。また、No.1−4では反射が小さ
く、再生が不可能であった。
ァスポリオレフィン樹脂基板上に、下記の色素を含有す
る記録層を設層した。この記録層上に、蒸着によりAuを
1000Å厚に設層して反射層とし、さらに、オリゴエステ
ルアクリレートを含有する紫外線硬化型樹脂を塗布した
後紫外線硬化して10μm厚の保護膜とし、光記録ディス
クサンプルを得た。
た、下記色素B1の透過および反射スペクトルを第6図
に、下記色素B2の透過および反射スペクトルを第7図に
示す。
ンコート塗布により行なった。塗布溶液としては、ジク
ロロエタンの1.5wt%溶液を用いた。乾燥後の色素層の
厚さは1300Åであった。
比と、記録層の屈折率(n)および消衰係数(k)と
を、下記表3に示す。
タン、測定用基板にガラス基板を用いた。
780nm、7mWのレーザーにてコンパクトディスク信号の記
録を行ない、次いで市販のコンパクトディスクプレーヤ
で再生を行なったところ、この結果、サンプルNo.2−2
は良好な再生を行なうことができたが、その他のサンプ
ルNo.2−1では色素層の吸収が低く、記録感度が低下し
た。また、No.2−3、2−4では反射が小さく、再生が
不可能であった。
ボネート樹脂基板上に、下記の色素層を設層した。グル
ーブは、深さ900Å、幅0.5μmとし、ランド幅は1.1μ
mとした。
ンコート塗布により行った。
セロソルブの3wt%溶液を用いた。乾燥後の色素層の厚
さは1000Å程度であった。なお、色素層の厚さの測定
は、走査型電子顕微鏡を利用した断面測定装置(エリオ
ニクス(株)製PMS−1)により行なった。
数kは0.08であった。
反射層とし、さらに、下記の塗布組成物を塗布した後紫
外線硬化して保護膜とし、光記録ディスクサンプルを得
た。
重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコートで設層
した。
クリレート(3官能以上)30重量%、トリメチルプロパ
ンアクリレート70重量%、商品名アロニックスM−803
0;東亜合成社製] 100重量部 光重合増感剤(前記化合物A:商品名IRGACURE907;日本チ
バガイギー社製) 5重量部 このような塗布組成物を設層後、120W/cmの紫外線を1
5sec照射し架橋硬化させ、硬化膜とした。
リゴエステルアクリレートのアロニックスM−8030をア
ロニックスM−400(6官能以上のモノマー)50重量部
およびアロニックスM−309(3官能モノマー)50重量
部に替えた他はサンプルNo.11と同様にしてサンプルNo.
12を作製した。
8030のうち50重量部をアロニックスM−111(単官能モ
ノマー)に替え、接着剤層として合成ゴム系ホットメル
ト型接着剤HM−1275(HBフーラージャパン社製)をロー
ルコーターで30μm厚に設層した他はサンプルNo.11と
同様にしてサンプルNo.13を作製した。
重量部)を、アロニックスM−6100(2官能オリゴエス
テルアクリレート)50重量部と上記アロニックスM−11
1 50重量部とに替え、その他はサンプルNo.11と同様に
してサンプルNo.14を作製した。
てCD信号(190〜720kHzの9種類のパルス、デューティ
ー50%)の記録を行なった。記録パワーは7mW、記録時
の線速は1.3m/sとした。なお、記録はグルーブ部に行な
った。また、記録時のトラッキングはプッシュプルトラ
ックエラー制御により行なった。
なった。再生パワーは0.2mWとした。
上の反射率が得られ、CD信号の11Tパルスの記録部の反
射率は未記録部の反射率の40%以下であった。また、こ
れらのサンプルでは、実施例1と同様のピットが形成さ
れていた。
で測定した。
ッターが格段と減少することがわかる。
は良好なものであった。
のように変更した。
液を用いた。
に示す。
90nmにおいて、良好なnおよびkがえられることがわか
る。
にて記録を行い、再生波長を770、780、790nmにかえ
て、再生を行った。
も良好な記録再生を行なうことができた。これらのサン
プルでは、未記録部で70%以上の反射率が得られ、CD信
号の11Tパルスの記録部の反射率は未記録部の反射率の4
0%以下であった。また、これらのサンプルでは、信号
記録部分の基板と記録層との界面に実施例1と同様にピ
ットが形成されていた。
うことができたが、770nmでは再生を行うことができな
かった。
の色素層の厚さを500Å未満としたサンプルおよび1500
Åを超える厚さとしたサンプルを作製し、上記と同様な
記録再生試験を行なった。この結果、500Å未満および1
500Åを超えるサンプルではグルーブ部の反射率が60%
未満となり、再生に必要な十分な反射率およびピットが
得られなかった。
ァスポリオレフィン基板上に、色素層を設層した。グル
ーブは、深さ1200Å、幅0.5μmとし、ランド幅は1.1μ
mとした。
ンとエチレンのランダム共重合体を用いた。
・(cmHg)-1であった。
ンコート塗布により行なった。
t%溶液を用いた。乾燥後の色素層の厚さは1300Å程度
であった。なお、色素層の厚さの測定は、走査型電子顕
微鏡を利用した断面測定装置(エリオニクス(株)製PM
S−1)により行なった。
数kは0.1であった。
反射層とし、さらに、下記の塗布組成物を塗布した後紫
外線硬化して保護膜とし、光記録ディスクサンプルを得
た。
合物および光重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナー
コートで設層した。
5sec照射し架橋硬化させ、硬化膜とした。
ボネートにかえ、色素層の塗布溶液をエチルセルソルブ
の3wt%溶液とした他は、上記と全く同様にしてサンプ
ルNo.42をえた。
・cm-2・s-1・(cmHg)-1であった。
重量%の下記クエンチャーQ1を添加した他、上記と全く
同様にしてサンプルNo.43、No.44をえた。
20cmの距離から基板をとおして照射し、色素残有率を照
射時間に対してプロットした。
の780nmでの反射率) により求めた。
くとも、サンプルNo.41では、格段と耐光性が向上して
いることがわかる。
成されており、良好な記録再生を行うことができた。
ァスポリオレフィン基板上に下記の色素を用いて色素層
蒸着により設層した。グルーブは、深さ800Å、幅0.4μ
mとし、ランド幅は1.2μmとした。
ンを用いて色素層を蒸着した。色素 M1 E1 Si[OSi(CH3)3]2 E2 Cu E3 RuCl2 なお、色素の蒸着は抵抗加熱法により、蒸着条件は、
以下のようにした。
厚さは1200Åであった。
を利用した断面測定装置(エリオニクス(株)製PMS−
1)により行なった。
び保護膜を形成し、光記録ディスクサンプルを得た。
てサンプルNo.51、52、53とする。
D信号(190〜720kHzの9種類のパルス、デューティー50
%)の記録を行なった。記録パワーは10mW、記録時の線
速は1.3m/sとした。なお、記録はグルーブ部に行なっ
た。また、記録時のトラッキングはプッシュプルトラッ
クエラー制御により行なった。
なった。再生パワーは0.2mWとした。
(%)と、この未記録部の反射率に対するCD信号の11T
パルスの記録部の反射率の割合(%)を求めた。
トが形成されており、ジッターも低いものであった。
にジッター防止膜を形成した。
た。
層4との間に、下記の接着層No.1〜4を設層した。
し、撹拌しながら徐々にSi(OC2H5)4を酢酸エチルに
対し2/25の割合で添加し、3〜4日間放置した溶液をn
−プロパノールでさらに10倍希釈して塗布溶液を得た。
この溶液を色素層上にスピンコートし、60℃にて30分間
乾燥して形成した。
媒で30倍に希釈して、色素層上にスピンコートし、乾燥
して形成した。
ートを、i−プロパノール:水の3:1混合溶媒で30倍に
希釈して色素層上にスピンコートし、乾燥して形成し
た。
モルとアセト酢酸エチル 4モルとを炭酸ナトリウムの
存在下で反応させて合成したもの)の2%n−プロパノ
ール溶液を色素層上にスピンコートし、乾燥して形成し
た。
た。
貼りつけた後に剥がす実験を行なったところ、接着層を
有しないサンプルでは反射層の剥離が観察されたが、接
着層を有するサンプルでは、剥離は観察されなかった。
きな反射率低下を示すので、CD規格による再生を行うこ
とのできる良好な光記録が可能となる。
られ、良好な記録・再生を行うことができる光記録媒体
が実現する。
る。 第2図および第3図は、それぞれ、本発明の光記録媒体
の記録層を洗浄除去した後の基板表面の走査型トンネル
顕微鏡の出力画像の写真である。 第4図および第5図は、それぞれ本発明の光記録媒体の
基板表面のグルーブに沿った断面における表面状態が示
されるグラフである。 第6図および第7図は、それぞれ、本発明に用いる色素
の透過および反射スペクトルを示すグラフである。 第8図は、光耐光性の結果を示すグラフである。 符号の説明 1……光記録媒体 2……基板 21……ランド部 23……グルーブ 3……記録層 4……反射層 5……保護膜 6……ピット部 61……分解物層 63……空隙
Claims (10)
- 【請求項1】基板上に2種以上の色素を含有する記録層
を有し、この記録層上に密着して反射層を積層し、この
反射層上に保護膜を積層して構成され、 記録光を前記記録層に照射してピット部を形成し、再生
光により再生を行う光記録媒体であって、 前記保護膜が、放射線硬化型化合物を放射線硬化したも
のであり、 前記保護膜の25℃における鉛筆硬度がH〜8Hであり、 前記ピット部の前記基板と前記記録層の界面部には、記
録層材質の分解物を含有し、かつ基板材質を実質的に含
有しない層が存在していることを特徴とする光記録媒
体。 - 【請求項2】前記ピット部には、空隙が形成されている
請求項1に記載の光記録媒体。 - 【請求項3】記録光および再生光の波長における前記記
録層の消衰係数kが0.03〜0.25である請求項1または2
に記載の光記録媒体。 - 【請求項4】記録光および再生光の波長における前記記
録層の屈折率nが1.8〜4.0である請求項3に記載の光記
録媒体。 - 【請求項5】記録光および再生光の波長が600〜900nmで
ある請求項1ないし4のいずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項6】前記記録層の厚さが500〜2000Åである請
求項1ないし5のいずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項7】基板側から再生光を照射したとき、未記録
部分の反射率が60%以上であり、記録部分の反射率が未
記録部分の反射率の60%以下である請求項1ないし6の
いずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項8】前記記録層が塗布膜である請求項1ないし
7のいずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項9】前記保護膜の厚さが0.1μm以上である請
求項1ないし8のいずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項10】前記2種以上の色素が2種以上のインド
レニンシアニン色素を含む請求項1ないし9のいずれか
の光記録媒体。
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