JP2838004B2 - 画情報の一斉同報システム - Google Patents

画情報の一斉同報システム

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JP2838004B2
JP2838004B2 JP4336314A JP33631492A JP2838004B2 JP 2838004 B2 JP2838004 B2 JP 2838004B2 JP 4336314 A JP4336314 A JP 4336314A JP 33631492 A JP33631492 A JP 33631492A JP 2838004 B2 JP2838004 B2 JP 2838004B2
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恭正 亀井
敏郎 飯島
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Japan Radio Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ(以下、
FAXという)から送出される画情報を複数の端末局に
一斉同報するシステム、すなわち画情報の一斉同報シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば防災無線システムなどにおいて
は、衛星回線を使用したFAX一斉同報が行われてい
る。図8には、G3FAX一斉同報システムの概略構成
が示されている。この図に示されるシステムは、親局1
0及び複数の端末局12から構成されている。親局10
と端末局12の間を接続する回線14は、例えばVHF
回線であり、あるいは人工衛星を経由する衛星回線であ
る。親局10は、CCITT標準のG3FAX16から
画情報を入力し、これを回線14を介してT30変形手
順により各端末局12に送信する。端末局12は、この
画情報を対応するG3FAX18に供給する。このよう
なシステムを用いることにより、親局10側から端末局
12側に、同一の画情報を一斉同報することができる。
【0003】CCITT標準のFAXとしては、G3F
AXよりも高画質、高速のG4FAXがある。近年で
は、ISDNに代表されるデジタル回線の発展と共にこ
のような利点を有するG4FAXの需要が増加してい
る。FAX一斉同報システムにおいても、G4FAXの
使用が要望されている。図9には、一従来例に係るG4
FAX一斉同報システムの構成が示されている。
【0004】この図に示されるシステムは、親局20及
び複数の端末局22から構成されている。親局20は、
対応するG4FAX24から画情報を入力し、これを各
端末局22に送信する。各端末局22は、親局20から
送信される画情報を対応するG4FAX26に送出す
る。
【0005】ここに、親局20と各端末局22は、それ
ぞれ個別の回線28によって接続されている。親局20
は、G4FAX24とのインタフェース30及びこのイ
ンタフェース30を介して得られる画情報を蓄積するメ
モリ32の他、各回線28に対応する複数のインタフェ
ース34から構成されている。また、各端末局22は、
回線28との接続に係る回線インタフェース36、当該
インタフェース36を介して受信した画情報を蓄積する
メモリ38及びメモリ38上の画情報をG4FAX26
に供給するためのインタフェース40を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のG
4FAX一斉同報システムにおいては、親局と各端末局
とを個別の回線により接続しなければならなかった。こ
れは、G3FAXがMR(Modified READ :モディファ
イドリード)及びMH(Modified Huffman:モディ
イドハフマン)符号を用いたライン毎の符号化方式を採
用していたのに対し、G4FAXがMMR(Modified M
R :モディファイドモディファイドリード)符号を用い
た頁単位の完全二次元符号化方式を採用しているためで
ある。
【0007】このような符号化方式を採用しているた
め、G4FAXにおいては、各頁に係る画情報を再生す
るためには、各フレームにFCS(フレームチェックシ
ーケンス)を挿入してエラーフリーとするため全二重通
信を行わねばならない。このような全二重通信は、送信
側と受信側とが1対1に対応している場合には実施可能
であるが、従来のG3FAX一斉同報システムのような
放送形式の場合各フレームに対する受信確認信号を返す
ことができないため実施できない。このため、従来にお
いては、図9に示されるように親局と各端末局とを個別
の回線で結ばねばならず、設備が膨大となり、保守性や
コスト等の面で不利益が生じていた。また、特殊機能を
有するG4FAXを用いてもよいが、この場合にも、汎
用性、互換性、保守性、コスト等の面で不利益が生じ
る。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、汎用性、互換性、
保守性、コスト等の面での不利益を発生させることな
く、かつ画情報の頁単位での欠損を伴うことなく、G4
FAX等による画情報の一斉同報を実施可能にすること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る方法は、頁単位で完
全二次元符号化された画情報を行単位で符号化された画
情報に変換し、変換後の画情報を放送し、放送を受信し
て得られる画情報を頁単位で完全二次元符号化された画
情報に変換する方法において、受信側の装置にダウンロ
ードすべきプログラムを画情報として放送することを特
徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2に係る方法は、頁
単位で完全二次元符号化された画情報がMMR符号化方
式により符号化された画情報であり、行単位で符号化さ
れた画情報がMR化方式符号及び/又はMH符号化方式
により符号化された画情報であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係るシステムは、頁単
位で完全二次元符号化された画情報を行単位で符号化さ
れた画情報に変換し出力する一斉指令装置と、一斉指令
装置から出力される画情報を送信局から放送し受信局に
より受信する放送系と、受信された画情報を頁単位で完
全二次元符号化された画情報に変換し出力する所定個数
の端末装置と、を有するシステムにおいて、一斉指令装
置が、画情報としてプログラムを出力し、端末装置に、
画情報として供給されるプログラムがダウンロードされ
ことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の請求項4に係るシステム
は、頁単位で完全二次元符号化された画情報を行単位で
符号化された画情報に変換し出力する一斉指令装置と、
一斉指令装置から出力される画情報を送信局から放送し
受信局により受信する放送系と、受信された画情報を出
力する所定個数の端末装置と、を有するシステムにおい
て、一斉指令装置が、画情報としてプログラムを出力
し、端末装置に、画情報として供給されるプログラムが
ダウンロードされることを特徴とする。
【0013】
【0014】本発明の請求項に係る一斉指令装置は、
頁単位で完全二次元符号化された画情報をFAXから入
力する第1のインタフェースと、第1のインタフェース
により入力される画情報を行単位で符号化された画情報
に変換する手段と、変換後の画情報を蓄積する第1の蓄
積手段と、蓄積された画情報を放送系に出力する第2の
インタフェースと、放送系を介し端末装置にプログラム
をダウンロードする場合に、プログラムのダウンロード
であることを示すヘッダ情報が付された画情報の形式に
て、当該プログラムを第2のインタフェースによって放
送系に出力させる手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項に係る一斉指令装置は、
行単位で符号化されフィルビットを含む画情報を入力す
る第3のインタフェースと、第3のインタフェースより
入力される画情報からフィルビットを除去しフィルビッ
ト除去後の画情報を第1の蓄積手段に蓄積する手段とを
備えることを特徴とする。
【0016】
【0017】
【作用】本発明の請求項1に係る方法においては、ま
ず、頁単位で完全二次元符号化された画情報が行単位で
符号化された画情報に変換される。変換された画情報は
放送され受信される。受信された画情報は、行単位で符
号化された画情報であり、この画情報は頁単位で完全二
次元符号化された画情報に変換される。従って、本発明
においては、例えばG4FAXからの画情報のように頁
単位で完全二次元符号化された画情報を一斉同報しよう
とする場合に、その画情報が一旦行単位で符号化された
画情報に変換され放送されるため、例えば放送時に発生
するデータ誤りが波及せず、受信側で画情報が頁単位で
欠損することがない。また、特殊機能を有するG4FA
X等を用いることなく放送形式が実現されているため、
汎用性、互換性、保守性、コストの面での不利益が抑制
・防止される。更に、画情報の形式でプログラムを受信
側にダウンロードできる。
【0018】また、本発明の請求項2においては、MM
R符号化された画情報がMR及び/又はMH符号化され
た画情報として放送される。MMR符号はG4FAXに
おいて使用される符号化方式であり、MR符号及びMH
符号はG3FAXにおいて用いられる符号化方式であ
る。従って、請求項2により、G4FAXによる一斉同
報システムを構築可能となる。これにより、高解像度、
高速の一斉同報が実現される。
【0019】請求項3のシステムは、上述した請求項1
に係る方法を、一斉指令装置、放送系及び端末装置を用
いて構築したシステムである。すなわち、一斉指令装置
においては、頁単位で完全二次元符号化された画情報
(例えばG4FAXにおけるMMR符号による画情報)
が、行単位で符号化された画情報(例えばG3FAXに
おけるMR符号及びMH符号による画情報)に変換さ
れ、出力される。この画情報は、放送系の送信局から受
信局に送信される。受信局は、受信した画情報を端末装
置に供給する。また端末装置においては、受信された画
情報が頁単位で完全二次元符号化された画情報に変換さ
れ、例えばG4FAXに出力される。このように、上述
した方法を用いることにより、頁単位で完全二次元符号
化された画情報に係る一斉同報システムが構築可能とな
る。請求項3に係るシステムにおいては、更に、一斉指
令装置から画情報としてプログラムが出力される。この
プログラムは、端末装置側にロードされる。端末装置
は、ロードしたプログラムに従って動作する。すなわ
ち、本請求項においては、画情報の一斉同報と同様に端
末装置に対するプログラムの一斉ダウンロードが実施さ
れる。
【0020】請求項4に係るシステムにおいては、請求
項3に示される端末装置に代え、受信された画情報を出
力する端末装置が用いられる。すなわち、端末装置から
画情報の供給を受ける装置が頁単位で完全二次元符号化
された画情報を入力する装置(例えばG4FAX)では
なく、行単位で符号化された画情報に係る装置(例えば
G3FAX)である場合には、端末装置において画情報
の変換を行う必要がない。すなわち、請求項4において
は、一斉同報システムに係る端末装置側の構成が多様化
され、汎用性が拡大する。
【0021】
【0022】請求項に係る一斉指令装置においては、
請求項1又は2に係る方法をシステムとして構築する際
に好適な、又は請求項3又は4に係るシステムを構築す
る際に使用可能な、一斉指令装置が実現される。すなわ
ち、この一斉指令装置においては、第1のインタフェー
スによって、FAXから頁単位で完全二次元符号化され
た画情報(G4FAXに係る画情報)が入力され、入力
された画情報が行単位に蓄積された画情報(例えばG3
FAXに係る画情報)に変換される。変換された画情報
は蓄積され、蓄積された画情報は第2のインタフェース
により放送系に出力される。このように、本発明に好適
な一斉指令装置が実現される。更に、画情報に付される
ヘッダ情報を、プログラムのダウンロードであることを
示すものにして、プログラウムを画情報の形式で端末装
置にダウンロードすることができる。
【0023】請求項に係る一斉指令装置においては、
行単位で符号化された画情報が第3のインタフェースに
よって入力され、この画情報について所定の処理が施さ
れたうえで第1の蓄積手段に蓄積される。第1の蓄積手
段に蓄積された画情報は、前述のように第2のインタフ
ェースによって放送系に出力される。従って、本請求項
においては、頁単位で完全二次元符号化された画情報を
一斉指令可能であると共に、行単位で符号化された画情
報も一斉指令可能となる。加えて、第3のインタフェー
スにより入力される画情報を蓄積する際、当該画情報か
らフィルビットが除去されるため、通常のG3FAX等
のようにフィルビット(1行長を維持するために充填さ
れるビット)を必須とする装置から画情報を入力した場
合にも、これらの装置に比べ高速に画情報を端末装置側
へ伝送することが可能となる。
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0026】図1には、本発明の一実施例に係るG4F
AX一斉同報システムの構成が示されている。この図に
示されるように、本実施例は、親局42及び複数の端末
局44から構成されている。親局42は、G4FAX4
6から出力される画情報又はG3FAX48から出力さ
れる画情報を人工衛星50に向け送信し、端末局44
は、人工衛星50から送信される画情報を受信する。こ
の図においては端末局として3局が描かれており、その
うち2局は受信した画情報を対応するG4FAX52に
出力し、残りの1局は対応するG3FAX54に出力す
る。
【0027】このようなシステム、すなわちG4FAX
46からG4FAX52への一斉同報を放送形式を用い
て実行可能とするシステムは、親局42及び端末局44
におけるプロトコル変換及び画情報変換によって実現さ
れている。図2には、本実施例における親局42の内部
構成が示されている。
【0028】この図に示されるように、親局42は、一
斉指令装置56、パケット多重化装置58及び衛星地球
局60を有している。一斉指令装置56は、G4FAX
46から画情報を入力し、入力した画情報に係るプロト
コルをG4のプロトコルからアプリケーションプロトコ
ルに、画情報をMMR符号からMR(T=0)符号に変
換し、パケット多重化装置58にパケットとして送出す
る。パケット多重化装置58は、供給される画情報に係
るパケットを多重化し衛星地球局60に供給する。衛星
地球局60は、多重化されたパケットに係る画情報を人
工衛星50に向け送信する。
【0029】一斉指令装置56は、G4FAXインタフ
ェース62、プロトコル変換画情報変換部64、メモリ
66及び回線インタフェース68を備えている。G4F
AXインタフェース62は、G4FAX46との接続に
係るインタフェースであり、プロトコル変換画情報変換
部64は本実施例の特徴に係るプロトコル変換及び画情
報変換を実行する。メモリ66は、プロトコル変換画情
報変換部64からの画情報を蓄積するメモリであり、回
線インタフェース68は、衛星回線との接続に係るイン
タフェースである。
【0030】プロトコル変換画情報変換部64は、例え
ば図3(a)に示されるような構成を有している。すな
わち、プロトコル変換画情報変換部64は、CODEC
70及びDRAM74から構成されている。プロトコル
変換画情報変換部64におけるプロトコル変換及び画情
報変換は、例えば図3(b)に示されるような手順で実
行される。
【0031】すなわち、G4FAX46からG4FAX
インタフェース62を介して入力される画情報はCCI
TT標準のG4FAXに準拠しており、符号化方式とし
てはMMR符号が採用されている。この画情報は、G4
FAXインタフェース62を介して入力された後一旦D
RAMとして構成されるメモリ66に格納される。CO
DEC70は、DRAM66上の画情報を復号し、生デ
ータに変換する。生データは、DRAM74に一旦格納
される。CODEC70は、DRAM74上からこの生
データを読み出し、アプリケーションプロトコルに準拠
しつつMR符号化を行いこれをDRAM66に一旦格納
する。DRAM66上の画情報は、回線インタフェース
68を介してパケット多重化装置58に供給される。
【0032】このようにしてパケット多重化装置58に
供給される情報、すなわちMR符号化された画情報は、
前述したように人工衛星50に係る衛星回線を介して各
端末局44に送信される。本実施例においては、プロト
コルとして、例えば表1に示されるようなレイヤ構造が
用いられている。表1に示されるように、本実施例に係
るプロトコルの最下層、すなわちレイヤ1は、ISO2
110(RS232C)に準拠し、レイヤ2はX.25
リンクレベルに、レイヤ3はX.25パケットに、それ
ぞれ準拠している。なお、これら各レイヤのプロトコル
規格は、回線の選択に応じ、適宜異なる規格となる。
【0033】
【表1】 最上位レイヤのアプリケーションプロトコルは、図4及
び表2に示されるようなプロトコルである。図4に示さ
れるように、アプリケーションプロトコルにおいては、
一斉指令装置56から端末局44の受信変換装置に対
し、まずヘッダ情報が送信され、続いて各ページに係る
ページ情報及び画データ情報が送信され、ページ情報及
び画データ情報がページ数に応じて繰り返し送信された
後、終了情報が送信される。各情報は表2の通りであ
る。
【0034】
【表2】 また、本実施例の一斉指令装置56は、さらに、G3F
AXインタフェース76及びプロトコル変換画情報変換
部78を備えている。G3FAXインタフェース76
は、交換機80を介してG3FAX48から画情報を入
力し、プロトコル変換画情報変換部78はG3FAXイ
ンタフェース76を介して入力される画情報をプロトコ
ル変換及び画情報変換する。変換後の画情報はメモリ6
6に格納され、G4FAX46に係る画情報と同様に一
斉同報の対象となる。
【0035】G3FAX48は、いわゆる依頼一斉に係
るFAXである。依頼一斉に係るG3FAX48は、例
えば各端末局44の側に設けられている。一斉指令装置
56は、各端末局44からG3FAX48を用いて一斉
同報の依頼があった場合、この依頼に係る画情報を一斉
同報する。
【0036】その際、プロトコル変換画情報変換部78
は、入力されるG3に係る画情報からフィルビットを除
去する。G3FAXにおいては、通常、1ライン20m
secのライン長を維持すべく各ラインに係る画情報に
フィルビットが充填されている。プロトコル変換画情報
変換部78は、衛星回線を使用した一斉同報に必要のな
いこのフィルビットを除去する機能を有している。従っ
て、本実施例においては、フィルビットを除去したより
効率の良い伝送が可能となる。
【0037】図5には、図1に示される3局の端末局4
4のうち、G4FAX52に画情報を出力する2個の端
末局44の構成が示されている。この図に示される端末
局44は、それぞれ、衛星地球局82、パケット多重化
装置84及び受信変換装置86を備えている。
【0038】衛星地球局82は、衛星回線を経由して供
給される画情報を受信し、これをパケット多重化装置8
4に出力する。パケット多重化装置は、供給される情報
についてパケットの多重化解除処理を実行し、その結果
得られる各パケットに係る画情報を受信変換装置86に
供給する。受信変換装置86は、それぞれ、回線インタ
フェース88、プロトコル変換画情報変換部90、メモ
リ92及びG4FAXインタフェース94を有してい
る。回線インタフェース88は、例えばX.25(V.
28)のインタフェースであり、パケット多重化装置8
4から画情報を入力してプロトコル変換画情報変換部9
0に供給する。プロトコル変換画情報変換部90は、供
給される画情報について所定のプロトコル変換及び画情
報変換を施し、メモリ92に格納する。メモリ92に格
納される画情報は、G4FAXインタフェース94を介
してG4FAX52に供給される。
【0039】従って、プロトコル変換画情報変換部90
において実行されるプロトコル変換は、本実施例におけ
るアプリケーションプロトコルからG4FAXに係るプ
ロトコルへの変換であり、画情報変換は、MR(T=
0)符号からMMR符号への変換である。図6(a)に
はプロトコル変換画情報変換部90の内部構成が、図6
(b)にはプロトコル変換画情報変換部90におけるプ
ロトコル及び画情報変換の流れが、それぞれ示されてい
る。
【0040】まず、図6(a)に示されるように、プロ
トコル変換画情報変換部90は、CODEC96及びD
RAM98から構成されている。図6(b)に示される
ように、パケット多重化装置84から回線インタフェー
ス88を介して入力される画情報は本実施例のアプリケ
ーションプロトコルに則りMR符号化された画情報であ
る。DRAMとして構成されるメモリ92は、この画情
報を一旦格納する。CODEC96は、DRAM92上
の画情報を生データに変換しDRAM98に格納する。
DRAM98上の生データは、CODEC96によって
MMR符号化され、再びDRAM92上に格納される。
DRAM92上の画情報は、G4FAXインタフェース
94を介してG4FAX52に送出される。
【0041】図7には、3局の端末局44のうちG3F
AX54に画情報を供給する端末局44の構成が示され
ている。この図に示される端末局44は、図5に示され
る端末局44と同様に、衛星地球局82、パケット多重
化装置84を有している。また、この端末局44の受信
交換装置100は、図5の受信変換装置86と同様の回
線インタフェース88及びメモリ92を有している。こ
の受信変換装置100を構成するプロトコル変換画情報
変換部102は、回線インタフェース88を介して入力
されるアプリケーションプロトコルに係る画情報にフィ
ルビットを付加することにより、G3FAXに係るプロ
トコルに変換しG3FAX54に出力可能な画情報に変
換している。メモリ92上に格納された画情報は、G3
FAXインタフェース102を介してG3FAX54に
供給される。
【0042】このように、本実施例においては、G4F
AX46、52に特殊機能を付与することなく、放送形
式を用いてG4FAX一斉同報システムを構築している
ため、各親局と端末局との間に個別回線を付設すること
や特殊機能の付与によるコストの上昇、汎用性や互換性
の劣化、保守性の低下等の不具合が生じない。また、衛
星回線においては前述したアプリケーションプロトコル
が用いられているため、衛星回線で生じたデータ誤りは
高々ラインの欠損にとどまり、画情報が頁単位で欠落す
る等の不具合も生じない。すなわち、FAX46、4
8、52、54等から見れば個々にトランスペアレント
な全二重通信が可能とされている。また、G4FAX4
6、52による一斉同報により、高解像度化、高速化が
実現される。
【0043】さらに、一斉同報に係る画情報は、G4F
AX46のみならず依頼一斉に係るG3FAX48から
与えることもできる。その際、G3に係る画情報からフ
ィルビットを除去しているためより伝送効率の良い一斉
同報を行うことが可能である。また、衛星回線において
用いられている画情報はG3FAXと同様にMR符号化
された画情報であるため、端末局44側において単にフ
ィルビットを付加する処理を行うのみで、一斉同報に係
る画情報を出力するFAXとしてG3FAX54を用い
ることが可能になる。
【0044】さらに、本実施例に係るアプリケーション
プロトコルにおいては、頁情報及び画データ情報に先行
してヘッダ情報を送信している。このヘッダ情報を用い
ることにより、親局42から端末局44へのプログラム
のダウンロードを実施することが可能である。
【0045】一斉指令装置56から受信変換装置86及
び受信変換装置100に送信される情報は、先に示した
表2に示されるような内容を有している。
【0046】すなわち、ヘッダ情報は、一斉種別、日時
情報、親FAX識別情報から構成されており、ページ情
報は、ページ、線密度、符号化方式、ライン画素数、面
情報バイト数、画情報分割及び画データチェックサムか
ら構成されている。画データ情報は、ページNo、ペー
ジ内分割No及び画データから構成されている。終了情
報はページNoから構成される。
【0047】ヘッダ情報を構成する各情報のうち、一斉
種別は、これから行おうとする一斉同報が試験一斉かど
うか、受令確認を含むかどうか、プログラムダウンロー
ドかどうか等を示す情報である。日時情報は、一斉同報
の日時を示す情報である。親FAX識別情報は、一斉同
報に係る画情報を供給するFAXがいずれのFAXであ
るかを識別するための情報である。
【0048】ここに、一斉種別をダウンロードとする
と、システムを親局42側から端末局44側へのプログ
ラムのダウンロードに用いることができる。すなわち、
ヘッダ情報中の一斉種別をプログラムダウンロードとし
画情報をプログラムとすれば、一斉同報により端末局4
4側へのダウンロードを行うことが可能である。このよ
うにすると、プログラムのダウンロードを一斉同報的に
行うことが可能となる。なお、以上の説明は、パケット
型により行っていたが、連続送信型を用いてもかまわな
い。また、G4FAXに限られず、パーソナルコンピュ
ータから出力される画情報の一斉同報に適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る方法によれば、頁単位で完全二次元符号化された
画情報を行単位で符号化された画情報に変換した上で放
送を行い、受信後の画情報を頁単位で完全二次元符号化
された画情報に逆変換するようにしたため、頁単位で完
全二次元符号化された画情報、例えばMMR符号化され
た画情報に係る一斉同報を行うことが可能になる。その
際、一斉同報の対象となる画情報が頁単位で完全二次元
符号化された画情報であるにもかかわらず、逆変換後の
画情報において頁単位での欠落等が生じることがなくな
る。また、G4FAX等に特殊機能を付与することなく
放送形式を実現しているため、互換性、汎用性、保守性
に優れ、実施コストが低減されたシステムを構築可能と
なる。更に、受信側へのプログラムのダウンロードを、
画情報の形式にて一斉同報的に行うことができる。
【0050】請求項2に係る方法によれば、MMR符号
化された画情報がMR符号及び/又はMH符号に変換さ
れた上で放送されるため、例えばG4FAXによる画情
報を一斉同報するシステムを構築可能となる。
【0051】請求項3に係るシステムによれば、上述し
た請求項1に係る効果が得られる。請求項4に係るシス
テムによれば、端末装置として、受信された画情報、す
なわち行単位で符号化された画情報を出力する端末装置
を用いているため、端末装置に接続される装置、例えば
FAXとしてG3FAXを用いることが可能となり、装
置の汎用性が向上する。
【0052】
【0053】請求項に係る一斉指令装置によれば、前
述した各システムにおける一斉指令装置を好適に実現す
ることができる。
【0054】請求項に係る一斉指令装置によれば、前
述した各システムにおける一斉指令装置を好適に実現可
能となると共に、第3のインタフェースを用いてG3F
AX等に係る画情報を蓄積するようにしたため、G3F
AX等に係る画情報を一斉同報することが可能となる。
また、その際フィルビットを除去するようにしたため、
高効率伝送が可能となる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るG4FAX一斉同報シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における親局の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】親局においてG4FAXから画情報を入力した
場合のプロトコル・画情報変換の方法を説明するための
図であり、図3(a)はプロトコル変換画情報変換部の
構成を、図3(b)はプロトコル・画情報変換の流れを
示す図である。
【図4】この実施例におけるアプリケーションプロトコ
ルの内容、特に一斉指令装置から受信変換装置へのデー
タの授受の流れを示す図である。
【図5】本実施例における端末局、特にG4FAXに係
る端末局の一例構成を示すブロック図である。
【図6】この実施例においてG4FAXに係る端末局に
より実施されるプロトコル・画情報変換方法を説明する
ための図であり、図6(a)はプロトコル変換画情報変
換部の構成を、図6(b)はプロトコル・画情報変換の
流れを示す図である。
【図7】この実施例における端末局のうちG3FAXに
係る端末局の一例構成を示すブロック図である。
【図8】G3FAX一斉同報システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図9】一従来例に係るG4FAX一斉同報システムの
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
42 親局 44 端末局 46,52 G4FAX 48,54 G3FAX 50 衛星 56 一斉指令装置 58,84 パケット多重化装置 60,82 衛星地球局 62,94 G4FAXインタフェース 64,78,90,102 プロトコル変換画情報変換
部 66,92 メモリ(DRAM) 68,88 回線インタフェース 70,96 CODEC 74,98 DRAM
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−30566(JP,A) 特開 平4−160972(JP,A) 特開 平4−170253(JP,A) 実開 平2−38867(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04H 1/00 H04N 1/00 104

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頁単位で完全二次元符号化された画情報
    を行単位で符号化された画情報に変換し、変換後の画情
    報を放送し、放送を受信して得られる画情報を頁単位で
    完全二次元符号化された画情報に変換する画情報の一斉
    同報方法において、 受信側の装置にダウンロードすべきプログラムを画情報
    として放送することを特徴とする画情報の一斉同報方
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、頁単位で
    完全二次元符号化された画情報が、モディファイドモデ
    ィファイドリード符号化方式により符号化された画情報
    であり、行単位で符号化された画情報が、モディファイ
    ドリード符号化方式及び/又はモディファイドハフマン
    符号化方式により符号化された画情報であることを特徴
    とする画情報の一斉同報方法
  3. 【請求項3】 頁単位で完全二次元符号化された画情報
    を行単位で符号化された画情報に変換し出力する一斉指
    令装置と、一斉指令装置から出力される画情報を送信局
    から放送し受信局により受信する放送系と、受信された
    画情報を頁単位で完全二次元符号化された画情報に変換
    し出力する所定個数の端末装置と、を有する画情報の一
    斉同報システムにおいて、 一斉指令装置が、画情報としてプログラムを出力し、 端末装置に、画情報として供給されるプログラムがダウ
    ンロードされることを特徴とする画情報の一斉同報シス
    テム。
  4. 【請求項4】 頁単位で完全二次元符号化された画情報
    を行単位で符号化された画情報に変換し出力する一斉指
    令装置と、一斉指令装置から出力される画情報を送信局
    から放送し受信局により受信する放送系と、受信された
    画情報を出力する所定個数の端末装置と、を有する画
    報の一斉同報システムにおいて、 一斉指令装置が、画情報としてプログラムを出力し、 端末装置に、画情報として供給されるプログラムがダウ
    ンロードされることを特徴とする画情報の一斉同報シス
    テム。
  5. 【請求項5】 頁単位で完全二次元符号化された画情報
    をファクシミリから入力する第1のインタフェースと、 第1のインタフェースにより入力される画情報を行単位
    で符号化された画情報に変換する手段と、 変換後の画情報を蓄積する第1の蓄積手段と、 蓄積された画情報を放送系に出力する第2のインタフェ
    ースと、 放送系を介し端末装置のプログラムをダウンロードする
    場合に、プログラムのダウンロードであることを示すヘ
    ッダ情報が付された画情報の形式にて、当該プログラム
    を第2のインタフェースによって放送系に出力させる手
    段と、 を備える ことを特徴とする一斉指令装置
  6. 【請求項6】 請求項5記載の一斉指令装置において、 行単位で符号化されフィルビットを含む画情報を入力す
    る第3のインタフェースと、 第3のインタフェースにより入力される画情報からフィ
    ルビットを除去しフィルビット除去後の画情報を第1の
    蓄積手段に蓄積させる手段と、 を備えることを特徴とする一斉指令装置。
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