JP2837312B2 - ステンレス薄鋼板の圧延方法及び装置 - Google Patents
ステンレス薄鋼板の圧延方法及び装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/24—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process
- B21B1/28—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process by cold-rolling, e.g. Steckel cold mill
-
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- B21B2001/383—Cladded or coated products
-
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- B21B15/00—Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B2015/0057—Coiling the rolled product
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通鋼の圧延に用いら
れる圧延機で光沢の良いステンレス圧延鋼板が得られる
ようにしたステンレス薄鋼板の圧延方法とそれに用いる
装置に関する。
れる圧延機で光沢の良いステンレス圧延鋼板が得られる
ようにしたステンレス薄鋼板の圧延方法とそれに用いる
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷延ステンレス鋼板等の表面品
質,表面光沢が重要視されるストリップは、小径多段ロ
ールを備えたゼンジミアミルを用い、多数回のパスを繰
り返してリバース圧延することで製造されてきた。しか
しゼンジミアミルによるリバース圧延法は、ワークロー
ルが小径のためストリップの先端の噛み込み能力が低く
通板作業が不安定であり、往復パスの繰り返しと相まっ
て生産性が低く、コストがかかるという問題点があっ
た。こうした問題点を解決するため、日新製鋼技報25
号(1971年11月),p1〜p9に述べられている
ようなゼンジミアタンデムミルが開発された。これは、
複数基のゼンジミアミルをタンデムに配するとともに、
その圧延機入側に溶接機を配してエンドレス圧延を可能
にしたことで、小径ロールの噛み込みの問題と低生産性
の問題に対処し、一定の生産性向上の効果をあげてき
た。しかし、なおロール径が50〜120mm程度と小径
であることに由来するロール過熱、ロール交換頻度の多
さに規制されて、一定以上の生産性向上は望み得なかっ
た。
質,表面光沢が重要視されるストリップは、小径多段ロ
ールを備えたゼンジミアミルを用い、多数回のパスを繰
り返してリバース圧延することで製造されてきた。しか
しゼンジミアミルによるリバース圧延法は、ワークロー
ルが小径のためストリップの先端の噛み込み能力が低く
通板作業が不安定であり、往復パスの繰り返しと相まっ
て生産性が低く、コストがかかるという問題点があっ
た。こうした問題点を解決するため、日新製鋼技報25
号(1971年11月),p1〜p9に述べられている
ようなゼンジミアタンデムミルが開発された。これは、
複数基のゼンジミアミルをタンデムに配するとともに、
その圧延機入側に溶接機を配してエンドレス圧延を可能
にしたことで、小径ロールの噛み込みの問題と低生産性
の問題に対処し、一定の生産性向上の効果をあげてき
た。しかし、なおロール径が50〜120mm程度と小径
であることに由来するロール過熱、ロール交換頻度の多
さに規制されて、一定以上の生産性向上は望み得なかっ
た。
【0003】しかしながら、更なる生産性の向上が強く
要請されており、それに応えて例えば特公平3−479
28,特開平4ー52005〜52009等に示され
る、普通鋼用の大径ロールミルを複数基配列したタンデ
ムミルによる圧延法が提唱されるに至った。ここで、大
径ロールによる圧延の優位性について説明すると、以下
の通りである。 (1)ロールの表面の放熱面積が広くなるため、ロール
の冷却が効率的に行われ、ロールの過熱によるロールと
板の焼き付きが起こりにくい。その結果、より高速の圧
延が可能になり、生産性の向上が図れる。 (2)ロール径に比例してロールの周長が長くなるた
め、ロールの寿命が向上し、ロール交換頻度が減少す
る。その結果、ロール交換のためのダウンタイムが減少
して、生産性の向上が図れる。 (3)圧延機がバッチタイプの場合、ロール径が大であ
るほどストリップ先端の噛み込み能力が優れ、通板作業
が安定的にできる。 (4)特公平3−47928の述べられているように、
大径ロールの方が素材表面の凹凸が冷間圧延中にかぶさ
りにくく、良好な表面の製品が得られる。
要請されており、それに応えて例えば特公平3−479
28,特開平4ー52005〜52009等に示され
る、普通鋼用の大径ロールミルを複数基配列したタンデ
ムミルによる圧延法が提唱されるに至った。ここで、大
径ロールによる圧延の優位性について説明すると、以下
の通りである。 (1)ロールの表面の放熱面積が広くなるため、ロール
の冷却が効率的に行われ、ロールの過熱によるロールと
板の焼き付きが起こりにくい。その結果、より高速の圧
延が可能になり、生産性の向上が図れる。 (2)ロール径に比例してロールの周長が長くなるた
め、ロールの寿命が向上し、ロール交換頻度が減少す
る。その結果、ロール交換のためのダウンタイムが減少
して、生産性の向上が図れる。 (3)圧延機がバッチタイプの場合、ロール径が大であ
るほどストリップ先端の噛み込み能力が優れ、通板作業
が安定的にできる。 (4)特公平3−47928の述べられているように、
大径ロールの方が素材表面の凹凸が冷間圧延中にかぶさ
りにくく、良好な表面の製品が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、普通鋼用
タンデムミルによる圧延法では、径250〜650mm程
度の大径ワークロールを使用することから、強度的に圧
下量が大きく取れ、冷却能力も大であり、ロール寿命も
従来の5,6倍と長く、かつ噛み込み性能も良好であっ
て、その結果高い圧延速度を確保することが可能であ
る。
タンデムミルによる圧延法では、径250〜650mm程
度の大径ワークロールを使用することから、強度的に圧
下量が大きく取れ、冷却能力も大であり、ロール寿命も
従来の5,6倍と長く、かつ噛み込み性能も良好であっ
て、その結果高い圧延速度を確保することが可能であ
る。
【0005】しかしながら、高速で巻き取られるコイル
のストリップ同士が擦れて表面に擦り疵が入り、そのた
め良好な光沢が得られず、美麗な表面が要求される冷延
ステンレス鋼板等の製造は困難であるという問題点があ
った。本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、普通鋼用タンデムミルを用いて、巻き
取ったコイルに擦り疵を入れることなく、美麗な表面が
要求される冷延ステンレス鋼板等の金属ストリップを高
速で圧延することを可能にする圧延方法及び装置を提供
することを目的とする。
のストリップ同士が擦れて表面に擦り疵が入り、そのた
め良好な光沢が得られず、美麗な表面が要求される冷延
ステンレス鋼板等の製造は困難であるという問題点があ
った。本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、普通鋼用タンデムミルを用いて、巻き
取ったコイルに擦り疵を入れることなく、美麗な表面が
要求される冷延ステンレス鋼板等の金属ストリップを高
速で圧延することを可能にする圧延方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願の一の発明は、ス
テンレス薄鋼板の圧延に際して、6段以下の圧延機を複
数基配列したタンデム圧延機を用いて1000m/mi
n以上の速度で冷間圧延した後、ストリップの層間に間
紙を挿入しながら巻き取ることを特徴とするステンレス
薄鋼板の圧延方法である。また、本出願の他の発明は、
6段以下の圧延機を複数基配列した、圧延速度1000
m/min以上の速度で冷間圧延可能なタンデム圧延機
の出側に間紙挿入装置を配設してなるステンレス薄鋼板
の圧延装置である。
テンレス薄鋼板の圧延に際して、6段以下の圧延機を複
数基配列したタンデム圧延機を用いて1000m/mi
n以上の速度で冷間圧延した後、ストリップの層間に間
紙を挿入しながら巻き取ることを特徴とするステンレス
薄鋼板の圧延方法である。また、本出願の他の発明は、
6段以下の圧延機を複数基配列した、圧延速度1000
m/min以上の速度で冷間圧延可能なタンデム圧延機
の出側に間紙挿入装置を配設してなるステンレス薄鋼板
の圧延装置である。
【0007】以下、さらに詳細に本発明を説明する。本
発明者らは、美麗な表面が要求される冷延ステンレス鋼
板等の金属ストリップを、高速で圧延することを意図し
て鋭意研究を重ねた。その結果、普通鋼のタンデム圧延
機を用いて高速で圧延したストリップ層間に間紙を挿入
しながら巻き取ることができるようにすれば、この意図
の実現が可能になることを見出した。これにより、スト
リップ表面に擦り疵を入れることが防止でき、例えば光
沢がN0.2Bとゼンジミアミルなみの良好な表面品質
のステンレス圧延鋼板が、普通鋼板の圧延ラインと同じ
ようなラインで生産可能となる。かくして、従来600
m/min位の圧延速度であるのに対して1000m/
min以上の圧延速度が可能であり、ロール交換も実質
的に不要となり、極めて高い生産性をもって高品質のス
テンレス薄鋼板が製造できることを見出し、本発明を完
成させたものである。
発明者らは、美麗な表面が要求される冷延ステンレス鋼
板等の金属ストリップを、高速で圧延することを意図し
て鋭意研究を重ねた。その結果、普通鋼のタンデム圧延
機を用いて高速で圧延したストリップ層間に間紙を挿入
しながら巻き取ることができるようにすれば、この意図
の実現が可能になることを見出した。これにより、スト
リップ表面に擦り疵を入れることが防止でき、例えば光
沢がN0.2Bとゼンジミアミルなみの良好な表面品質
のステンレス圧延鋼板が、普通鋼板の圧延ラインと同じ
ようなラインで生産可能となる。かくして、従来600
m/min位の圧延速度であるのに対して1000m/
min以上の圧延速度が可能であり、ロール交換も実質
的に不要となり、極めて高い生産性をもって高品質のス
テンレス薄鋼板が製造できることを見出し、本発明を完
成させたものである。
【0008】本発明にあっては、ロール配列が6段以下
である大径のワークロールを備えた圧延速度1000m
/min以上の普通鋼用のタンデム圧延機が用いられ
る。6段を越える多段圧延機はワークロール径が小さ過
ぎて、先に述べた大径ロールによる圧延の優位性が得ら
れず、生産性向上が達成できないからである。本発明に
あっては、上記普通鋼用のタンデム圧延機の出側の巻取
り装置に、更に間紙挿入装置を設置している。巻取り装
置に間紙挿入装置を設けない場合には、巻き取ったコイ
ルのストリップ同士が直接擦りあうため、ストリップ表
面に擦り疵が入り光沢が劣化する。
である大径のワークロールを備えた圧延速度1000m
/min以上の普通鋼用のタンデム圧延機が用いられ
る。6段を越える多段圧延機はワークロール径が小さ過
ぎて、先に述べた大径ロールによる圧延の優位性が得ら
れず、生産性向上が達成できないからである。本発明に
あっては、上記普通鋼用のタンデム圧延機の出側の巻取
り装置に、更に間紙挿入装置を設置している。巻取り装
置に間紙挿入装置を設けない場合には、巻き取ったコイ
ルのストリップ同士が直接擦りあうため、ストリップ表
面に擦り疵が入り光沢が劣化する。
【0009】次に実施例を示して、本発明を更に具体的
に説明する。
に説明する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明による圧延装置の一実施例を
模式的に示した図である。この実施例は、圧延装置とし
てバッチ式で圧延速度1000m/min以上の速度で
冷間圧延可能な普通鋼用のタンデム圧延機を使用して、
冷延ステンレス鋼板を製造したものである。当該普通鋼
用のタンデム圧延機11の出側のストリップの巻取り装
置12の上方に、間紙挿入装置13が設けられている。
タンデム圧延機11は、四段ロールの圧延機111を四
基直列に並べて構成され、そのタンデム圧延機11の入
り側にはコイル巻戻し装置(ペイオフリール)14,デ
フレクターロール15などの機械設備、出側には前記巻
取り装置12の他にシャー16,デフレクターロール1
7,コイルカー18などの機械設備が配設されているも
のである。
模式的に示した図である。この実施例は、圧延装置とし
てバッチ式で圧延速度1000m/min以上の速度で
冷間圧延可能な普通鋼用のタンデム圧延機を使用して、
冷延ステンレス鋼板を製造したものである。当該普通鋼
用のタンデム圧延機11の出側のストリップの巻取り装
置12の上方に、間紙挿入装置13が設けられている。
タンデム圧延機11は、四段ロールの圧延機111を四
基直列に並べて構成され、そのタンデム圧延機11の入
り側にはコイル巻戻し装置(ペイオフリール)14,デ
フレクターロール15などの機械設備、出側には前記巻
取り装置12の他にシャー16,デフレクターロール1
7,コイルカー18などの機械設備が配設されているも
のである。
【0011】前記間紙挿入装置13は、ステンレス鋼板
からなるストリップmの巻取り装置12の真上に配置さ
れた間紙巻戻し装置(アンワインダ)20を備え、この
間紙巻戻し装置20に取付けた間紙コイル21に巻かれ
ている間紙pを払い出しつつ真下に垂らして供給する構
成である。このように構成したステンレス薄鋼板の圧延
装置による圧延方法は、つぎの通りに行われる。
からなるストリップmの巻取り装置12の真上に配置さ
れた間紙巻戻し装置(アンワインダ)20を備え、この
間紙巻戻し装置20に取付けた間紙コイル21に巻かれ
ている間紙pを払い出しつつ真下に垂らして供給する構
成である。このように構成したステンレス薄鋼板の圧延
装置による圧延方法は、つぎの通りに行われる。
【0012】コイル巻戻し装置14から払い出されたス
トリップmは、デフレクターロール15を経てタンデム
圧延機11に連続して供給され、各圧延機111の大径
ロール111Aで順次圧延されて所定の板厚とされた
後、出側のデフレクターロール17を経て巻取り装置1
2に到達する。一方、間紙挿入装置13の間紙巻戻し装
置20により、間紙コイル21に巻かれている間紙pが
払い出されて、真下の巻取り装置12に送り出される。
トリップmは、デフレクターロール15を経てタンデム
圧延機11に連続して供給され、各圧延機111の大径
ロール111Aで順次圧延されて所定の板厚とされた
後、出側のデフレクターロール17を経て巻取り装置1
2に到達する。一方、間紙挿入装置13の間紙巻戻し装
置20により、間紙コイル21に巻かれている間紙pが
払い出されて、真下の巻取り装置12に送り出される。
【0013】巻取り装置12に到達した圧延ストリップ
mの先端は、巻取り装置12の巻取りリール12Aに巻
き付けられるが、その際に、間紙pをストリップmの上
に重て巻き付ける。そのまま、タンデム圧延機11,巻
取り装置12の運転が行われて、ストリップmが巻取り
リール12Aに連続的に巻き取られるとともに、既に巻
き取られたストリップmとその外側に巻かれるストリッ
プmとの間には間紙pが挿入されて、同時に巻き取られ
ていく。こうして巻き取られるコイル22のストリップ
層の間には、間紙pが介在しているから、巻き取られる
ストリップ同士が擦れて表面に擦り疵が入り、製品の光
沢が損なわれることがなく、ゼンジミアミルなみのN
o.2Bの美麗な表面を得ることができた。
mの先端は、巻取り装置12の巻取りリール12Aに巻
き付けられるが、その際に、間紙pをストリップmの上
に重て巻き付ける。そのまま、タンデム圧延機11,巻
取り装置12の運転が行われて、ストリップmが巻取り
リール12Aに連続的に巻き取られるとともに、既に巻
き取られたストリップmとその外側に巻かれるストリッ
プmとの間には間紙pが挿入されて、同時に巻き取られ
ていく。こうして巻き取られるコイル22のストリップ
層の間には、間紙pが介在しているから、巻き取られる
ストリップ同士が擦れて表面に擦り疵が入り、製品の光
沢が損なわれることがなく、ゼンジミアミルなみのN
o.2Bの美麗な表面を得ることができた。
【0014】コイル22が所定の大きさになれば、シャ
ー16によりストリップmを切断する。それと共に、間
紙pもカッターナイフ等で切断する。次いで、コイルカ
ー18を用いて、間紙pとストリップmとが共に巻き取
られているコイル22を巻取り装置12から抜き出す。
その後、圧延ラインを再度低速で運転し、後行ストリッ
プmの先端を新しい巻取りリール12Aに巻き付けなが
らその上に間紙pを重て巻き付け、次回のコイル22の
巻き取りに移る。
ー16によりストリップmを切断する。それと共に、間
紙pもカッターナイフ等で切断する。次いで、コイルカ
ー18を用いて、間紙pとストリップmとが共に巻き取
られているコイル22を巻取り装置12から抜き出す。
その後、圧延ラインを再度低速で運転し、後行ストリッ
プmの先端を新しい巻取りリール12Aに巻き付けなが
らその上に間紙pを重て巻き付け、次回のコイル22の
巻き取りに移る。
【0015】なお、上記実施例はコイル22が下巻きの
場合を述べたが、間紙巻戻し装置20による間紙コイル
21からの間紙pの供給方向を考慮することで、上巻き
の場合にも適用できる。図2に、本発明による圧延装置
の他の実施例を模式的に示す。この実施例は、圧延装置
として完全連続で圧延速度1000m/min以上の速
度で冷間圧延可能な普通鋼用タンデム圧延機を使用した
冷延ステンレス鋼板製造ラインである。タンデム圧延機
11自体は上記実施例のものと同様であるが、連続冷間
圧延を可能とするために、入り側に溶接装置30と、N
o.1ブライドロール31,ルーパ32,No.2ブラ
イドロール33とを設けることによりコイル巻戻し装置
14から払い出されるストリップmの供給を絶やさない
ようにした点、並びに、出側には巻取り装置12,間紙
挿入装置13等を二式設けて交互に切り換えることによ
りノンストップでストリップm及び間紙pの巻取りを行
うようにした点が、上記実施例と異なっている。
場合を述べたが、間紙巻戻し装置20による間紙コイル
21からの間紙pの供給方向を考慮することで、上巻き
の場合にも適用できる。図2に、本発明による圧延装置
の他の実施例を模式的に示す。この実施例は、圧延装置
として完全連続で圧延速度1000m/min以上の速
度で冷間圧延可能な普通鋼用タンデム圧延機を使用した
冷延ステンレス鋼板製造ラインである。タンデム圧延機
11自体は上記実施例のものと同様であるが、連続冷間
圧延を可能とするために、入り側に溶接装置30と、N
o.1ブライドロール31,ルーパ32,No.2ブラ
イドロール33とを設けることによりコイル巻戻し装置
14から払い出されるストリップmの供給を絶やさない
ようにした点、並びに、出側には巻取り装置12,間紙
挿入装置13等を二式設けて交互に切り換えることによ
りノンストップでストリップm及び間紙pの巻取りを行
うようにした点が、上記実施例と異なっている。
【0016】その他の構成・作用・効果は上記第1の実
施例とほぼ同様であるが、バッチ式に比べて更に生産性
の向上が果たせる利点がある。
施例とほぼ同様であるが、バッチ式に比べて更に生産性
の向上が果たせる利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
6段以下の圧延機を複数基配列した圧延速度1000m
/min以上の速度で冷間圧延可能な普通鋼用のタンデ
ム圧延機で冷間圧延したストリップの層間に、間紙を挿
入しながらコイルに巻き取るものとしたため、大径ロー
ルによる高速圧延ができ、しかも巻き取ったコイルに擦
り疵が入ることが防止できて、その結果、美麗な表面が
要求される冷延ステンレス鋼板等の金属ストリップの生
産性が大幅に向上するとい効果が得られる。
6段以下の圧延機を複数基配列した圧延速度1000m
/min以上の速度で冷間圧延可能な普通鋼用のタンデ
ム圧延機で冷間圧延したストリップの層間に、間紙を挿
入しながらコイルに巻き取るものとしたため、大径ロー
ルによる高速圧延ができ、しかも巻き取ったコイルに擦
り疵が入ることが防止できて、その結果、美麗な表面が
要求される冷延ステンレス鋼板等の金属ストリップの生
産性が大幅に向上するとい効果が得られる。
【図1】本発明による圧延装置の一実施例を模式的に示
した図である。
した図である。
【図2】本発明による圧延装置の他の実施例を模式的に
示した図である。
示した図である。
11 タンデム圧延機 111 (6段以下の)圧延機 12 巻取り装置 13 間紙挿入装置 20 間紙巻戻し装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−151306(JP,A) 特開 昭59−118202(JP,A) 特開 昭59−10404(JP,A) 特開 平3−161119(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 3/02 B21B 1/22 - 1/36 B21C 47/26
Claims (2)
- 【請求項1】 ステンレス薄鋼板の圧延に際して、6段
以下の圧延機を複数基配列したタンデム圧延機を用いて
1000m/min以上の速度で冷間圧延した後、スト
リップの層間に間紙を挿入しながら巻き取ることを特徴
とするステンレス薄鋼板の圧延方法。 - 【請求項2】 6段以下の圧延機を複数基配列した、圧
延速度1000m/min以上の速度で冷間圧延可能な
タンデム圧延機の出側に間紙挿入装置を配設してなるス
テンレス薄鋼板の圧延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4145899A JP2837312B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | ステンレス薄鋼板の圧延方法及び装置 |
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1992
- 1992-06-05 JP JP4145899A patent/JP2837312B2/ja not_active Expired - Lifetime
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