JP2836998B2 - 圧延ロールの研削方法 - Google Patents
圧延ロールの研削方法Info
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Description
ロールを研削して再使用できるようにする圧延ロールの
研削方法に関する。
の表面は必ず摩耗する。この場合、図4に示すように、
圧延ロール1の表面は被圧延材Sの幅lに等しい範囲、
即ち通板部(l)が摩耗し、通板部(l)の両側の非通
板部(l1 )は摩耗しない。このような、通板部(l)
と非通板部(l1 )との摩耗による段差を解消し、また
摩耗による圧延ロール1の表面の損傷を修復し、常時円
滑なロール表面を保持するため、圧延中に圧延ロール1
の研削を行なういわゆるオンラインロール研削が実施さ
れている。
たものである。ケース4内には8組の砥石3が間隔Pを
おいて設置され、図示しない移動装置によりケース4全
体を圧延ロール1の軸方向に移動させ、圧延ロール1の
全幅に亘り表面の研削を行なう。
3は、ケース4内に設けた油圧シリンダ5によって研削
対象の圧延ロール1へ所定圧で押付けられ、研削を行な
うことができる。ケース4はスクリュージャッキ6に支
持され、スクリュージャッキ6はモータ7によって作動
し、砥石3の高さを任意に調整することができる。
を行なう場合の研削手順を図4乃至図6に基づいて説明
する。
は摩耗した通板部(l)と摩耗していない非通板部(l
1 )との間に段差が形成されている。まず、図5に点線
で示すように、圧延ロール1の両側に形成された非通板
部(l1 )の段差aを通板部(l)と略同じレベルまで
研削する(段差研削)。
になった後、図6に示すように、圧延ロール1の全幅部
bの研削を行なう(全面研削)。
と全面研削を組合わせた形で実施される。この際、段差
研削が圧延のほぼ全期間に亘って実施されるのに対し、
全面研削は段差研削の合間に間欠的に実施される。
法は、段差研削と全面研削を併用しながらオンライン研
削が行なわれている。しかし、例えば同じ板幅の被圧延
材Sを繰り返し圧延する場合、または、板幅が広幅から
狭幅へのみ移行する場合には、非通板部の研削(段差研
削)は必ずしも必要ではなく、摩耗した通板部のみを研
削すればよい。ところが、圧延順序を被圧延材Sの板幅
によって規制することは生産性に影響することになるの
で、実際には板幅は任意に変更される。
したもので、(被圧延材Sの板幅)がケース(I)〜ケ
ース(VII)まで変わる圧延が矢印のような圧延順序
で実施されている。この場合、ケース(V)〜ケース
(VII)の間は圧延幅は広幅から狭幅にのみ移行して
いるため、研削は通板部または非通板部を含む全面研削
のみ行なえば充分である。しかし従来は、図7の右欄に
示すように、本来段差研削の必要がないこの間について
も段差研削が行なわれている。このことは、研削に係る
制御を不必要に増やしているのみならず、高価な砥石の
浪費にもつながるという問題があった。
の本発明の圧延ロールの研削方法は、連続圧延中の圧延
ロールに砥石を圧接し、被圧延材の通板部と非通板部と
の間の圧延ロールの段差部を研削し、その後被圧延材の
非通板部を含む圧延ロールの全面を研削する圧延ロール
の研削方法において、板幅が同じ被圧延材を繰返して圧
延する場合、もしくは広幅から狭幅の被圧延材に移行し
て圧延する場合、圧延ロールの全面のみを研削するよう
にしたことを特徴とする。
延材の圧延幅が同じ場合、または広幅から狭幅に移行す
る場合には、その間段差研削、即ち非通板部だけの研削
は行なわず、全面研削のみ実施するようにし、段差研削
に係る制御をなくし、砥石の消耗を少なくすると共に研
削量を少なくする。
法に係る一実施例を説明する。図1には被圧延材の圧延
幅が変わる場合の圧延スケジュールと研削種類との関係
を示してあり、縦軸に圧延順序を、横軸に圧延幅を、ま
た右欄にそれぞれの場合の研削種類を示してある。
が、ケース(I)〜ケース(VII)まで7通りに変わ
り、また、矢印のような圧延順序で圧延される場合を例
示したもので、一連のスケジュールの中で、圧延中はケ
ース(I)からケース(II)へ圧延幅が増加し、ケー
ス(II)からケース(III),ケース(IV)にか
けて圧延幅が減少し、ケース(IV)からケース(V)
にかけて圧延幅が増加し、更に、ケース(V)からケー
ス(VI),ケース(VII)にかけて圧延幅が減少し
ている。
(IV)の間は、非通板部を研削する段差手段と、通板
部と非通板部を含む全面研削を併用実施する。圧延幅が
広幅から狭幅にのみ変わるケース(V)からケース(V
II)の間は、段差研削は行なわれず、全面研削のみを
実施する。
方法は、一連の圧延スケジュールの中で、圧延幅が増減
する間は段差研削と全面研削を併用実施するが、圧延幅
が同じ場合、または、広幅から狭幅へ一方的に変わる場
合には段差研削は行なわず、全面研削のみ実施するよう
にしたものである。
うにすることによって不必要な段差研削に係る制御がな
くなり、また高価な砥石の消耗が少なくなると共に、研
削量が少なくてすむようになる。
が同じ被圧延材を繰返して圧延する場合、もしくは広幅
から狭幅の被圧延材に移行して圧延する場合、圧延ロー
ルの全面のみを研削して段差研削を行なわないようにし
たので、不必要な段差研削に係る制御がなくなり、また
高価な砥石の消耗が少なくなると共に、研削量が少なく
てすむようになる。この結果、オンラインロール研削の
制御の簡素化が図れると共に砥石の寿命が長くなり、圧
延ロールの研削誤差が小さくなる。
の説明図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 連続圧延中の圧延ロールに砥石を圧接
し、被圧延材の通板部と非通板部との間の圧延ロールの
段差部を研削し、その後被圧延材の非通板部を含む圧延
ロールの全面を研削する圧延ロールの研削方法におい
て、板幅が同じ被圧延材を繰返して圧延する場合、もし
くは広幅から狭幅の被圧延材に移行して圧延する場合、
圧延ロールの全面のみを研削するようにしたことを特徴
とする圧延ロールの研削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20029691A JP2836998B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 圧延ロールの研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20029691A JP2836998B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 圧延ロールの研削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542310A JPH0542310A (ja) | 1993-02-23 |
JP2836998B2 true JP2836998B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=16421960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20029691A Expired - Lifetime JP2836998B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 圧延ロールの研削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836998B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018050141A (ja) | 2016-09-21 | 2018-03-29 | カシオ計算機株式会社 | 音響装置 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20029691A patent/JP2836998B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0542310A (ja) | 1993-02-23 |
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