JP2836998B2 - 圧延ロールの研削方法 - Google Patents

圧延ロールの研削方法

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JP2836998B2
JP2836998B2 JP20029691A JP20029691A JP2836998B2 JP 2836998 B2 JP2836998 B2 JP 2836998B2 JP 20029691 A JP20029691 A JP 20029691A JP 20029691 A JP20029691 A JP 20029691A JP 2836998 B2 JP2836998 B2 JP 2836998B2
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富夫 安積
孝宣 清水
寛治 林
英九 金
永煥 徐
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HOKO SOGO SEITETSU KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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HOKO SOGO SEITETSU KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延中に摩耗した圧延
ロールを研削して再使用できるようにする圧延ロールの
研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材等の被圧延材を圧延する圧延ロール
の表面は必ず摩耗する。この場合、図4に示すように、
圧延ロール1の表面は被圧延材Sの幅lに等しい範囲、
即ち通板部(l)が摩耗し、通板部(l)の両側の非通
板部(l1 )は摩耗しない。このような、通板部(l)
と非通板部(l1 )との摩耗による段差を解消し、また
摩耗による圧延ロール1の表面の損傷を修復し、常時円
滑なロール表面を保持するため、圧延中に圧延ロール1
の研削を行なういわゆるオンラインロール研削が実施さ
れている。
【0003】図2はオンラインロール研削の一例を示し
たものである。ケース4内には8組の砥石3が間隔Pを
おいて設置され、図示しない移動装置によりケース4全
体を圧延ロール1の軸方向に移動させ、圧延ロール1の
全幅に亘り表面の研削を行なう。
【0004】図3は研削機構を示したものである。砥石
3は、ケース4内に設けた油圧シリンダ5によって研削
対象の圧延ロール1へ所定圧で押付けられ、研削を行な
うことができる。ケース4はスクリュージャッキ6に支
持され、スクリュージャッキ6はモータ7によって作動
し、砥石3の高さを任意に調整することができる。
【0005】上記研削装置を用いて圧延ロール1の研削
を行なう場合の研削手順を図4乃至図6に基づいて説明
する。
【0006】図4に示すように、圧延ロール1の表面に
は摩耗した通板部(l)と摩耗していない非通板部(l
1 )との間に段差が形成されている。まず、図5に点線
で示すように、圧延ロール1の両側に形成された非通板
部(l1 )の段差aを通板部(l)と略同じレベルまで
研削する(段差研削)。
【0007】次に、圧延ロール1の全幅が略同じレベル
になった後、図6に示すように、圧延ロール1の全幅部
bの研削を行なう(全面研削)。
【0008】オンラインロール研削は、通常、段差研削
と全面研削を組合わせた形で実施される。この際、段差
研削が圧延のほぼ全期間に亘って実施されるのに対し、
全面研削は段差研削の合間に間欠的に実施される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の研削方
法は、段差研削と全面研削を併用しながらオンライン研
削が行なわれている。しかし、例えば同じ板幅の被圧延
材Sを繰り返し圧延する場合、または、板幅が広幅から
狭幅へのみ移行する場合には、非通板部の研削(段差研
削)は必ずしも必要ではなく、摩耗した通板部のみを研
削すればよい。ところが、圧延順序を被圧延材Sの板幅
によって規制することは生産性に影響することになるの
で、実際には板幅は任意に変更される。
【0010】図7は圧延幅と圧延スケジュールの例を示
したもので、(被圧延材Sの板幅)がケース(I)〜ケ
ース(VII)まで変わる圧延が矢印のような圧延順序
で実施されている。この場合、ケース(V)〜ケース
(VII)の間は圧延幅は広幅から狭幅にのみ移行して
いるため、研削は通板部または非通板部を含む全面研削
のみ行なえば充分である。しかし従来は、図7の右欄に
示すように、本来段差研削の必要がないこの間について
も段差研削が行なわれている。このことは、研削に係る
制御を不必要に増やしているのみならず、高価な砥石の
浪費にもつながるという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の圧延ロールの研削方法は、連続圧延中の圧延
ロールに砥石を圧接し、被圧延材の通板部と非通板部と
の間の圧延ロールの段差部を研削し、その後被圧延材の
非通板部を含む圧延ロールの全面を研削する圧延ロール
の研削方法において、板幅が同じ被圧延材を繰返して圧
延する場合、もしくは広幅から狭幅の被圧延材に移行し
て圧延する場合、圧延ロールの全面のみを研削するよう
にしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】連続圧延中の圧延ロールを研削する際に、被圧
延材の圧延幅が同じ場合、または広幅から狭幅に移行す
る場合には、その間段差研削、即ち非通板部だけの研削
は行なわず、全面研削のみ実施するようにし、段差研削
に係る制御をなくし、砥石の消耗を少なくすると共に研
削量を少なくする。
【0013】
【実施例】図1に基づいて本発明の圧延ロールの研削方
法に係る一実施例を説明する。図1には被圧延材の圧延
幅が変わる場合の圧延スケジュールと研削種類との関係
を示してあり、縦軸に圧延順序を、横軸に圧延幅を、ま
た右欄にそれぞれの場合の研削種類を示してある。
【0014】本実施例では、圧延幅(被圧延材の板幅)
が、ケース(I)〜ケース(VII)まで7通りに変わ
り、また、矢印のような圧延順序で圧延される場合を例
示したもので、一連のスケジュールの中で、圧延中はケ
ース(I)からケース(II)へ圧延幅が増加し、ケー
ス(II)からケース(III),ケース(IV)にか
けて圧延幅が減少し、ケース(IV)からケース(V)
にかけて圧延幅が増加し、更に、ケース(V)からケー
ス(VI),ケース(VII)にかけて圧延幅が減少し
ている。
【0015】圧延幅が増減するケース(I)からケース
(IV)の間は、非通板部を研削する段差手段と、通板
部と非通板部を含む全面研削を併用実施する。圧延幅が
広幅から狭幅にのみ変わるケース(V)からケース(V
II)の間は、段差研削は行なわれず、全面研削のみを
実施する。
【0016】このように、本実施例の圧延ロールの研削
方法は、一連の圧延スケジュールの中で、圧延幅が増減
する間は段差研削と全面研削を併用実施するが、圧延幅
が同じ場合、または、広幅から狭幅へ一方的に変わる場
合には段差研削は行なわず、全面研削のみ実施するよう
にしたものである。
【0017】従って、不必要な段差研削を行なわないよ
うにすることによって不必要な段差研削に係る制御がな
くなり、また高価な砥石の消耗が少なくなると共に、研
削量が少なくてすむようになる。
【0018】
【発明の効果】本発明の圧延ロールの研削方法は、板幅
が同じ被圧延材を繰返して圧延する場合、もしくは広幅
から狭幅の被圧延材に移行して圧延する場合、圧延ロー
ルの全面のみを研削して段差研削を行なわないようにし
たので、不必要な段差研削に係る制御がなくなり、また
高価な砥石の消耗が少なくなると共に、研削量が少なく
てすむようになる。この結果、オンラインロール研削の
制御の簡素化が図れると共に砥石の寿命が長くなり、圧
延ロールの研削誤差が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る圧延ロールの研削方法
の説明図。
【図2】オンラインによる圧延ロール研削の状況説明
図。
【図3】研削機構を表わす側面図。
【図4】圧延ロールの摩耗状況の説明図。
【図5】段差研削の説明図。
【図6】全面研削の説明図。
【図7】従来の圧延ロールの研削方法の説明図。
【符号の説明】
1 圧延ロール 3 砥石 4 ケース 5 油圧シリンダ 6 スクリュージャッキ 7 モータ S 被圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 寛治 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 金 英九 韓国 全南東光陽市太金面金湖里617 浦項綜合製鐵株式会社 光陽製鐵所内 (72)発明者 徐 永煥 韓国 全南東光陽市太金面金湖里617 浦項綜合製鐵株式会社 光陽製鐵所内 (56)参考文献 特開 平2−89510(JP,A) 特開 昭61−67514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 28/04 B24B 5/37

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続圧延中の圧延ロールに砥石を圧接
    し、被圧延材の通板部と非通板部との間の圧延ロールの
    段差部を研削し、その後被圧延材の非通板部を含む圧延
    ロールの全面を研削する圧延ロールの研削方法におい
    て、板幅が同じ被圧延材を繰返して圧延する場合、もし
    くは広幅から狭幅の被圧延材に移行して圧延する場合
    延ロールの全面のみを研削するようにしたことを特徴
    とする圧延ロールの研削方法。
JP20029691A 1991-08-09 1991-08-09 圧延ロールの研削方法 Expired - Lifetime JP2836998B2 (ja)

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