JP2704805B2 - 複数ヘッド型鋼片表面研削装置 - Google Patents
複数ヘッド型鋼片表面研削装置Info
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Description
延によって製造された鋼片の複数ヘッド型研削装置に関
するものであり、普通鋼、低合金鋼およびステンレス鋼
等の高合金鋼におけるスラブ、ブルームないしはビレッ
トの高能率研削装置として利用される。
用いる研削装置が一般的に使用される。図4は研削装置
の砥石配置を示す平面図でその装置形式は1本または1
枚の鋼片Sに対し、1個の砥石6を用いる1ヘッド型の
研削装置1が適用されている。9は駆動源である。この
場合、研削作業は円滑であるが、能率、省力化ひいては
レイアウトスペースの面で効率の悪いものとなる。
れる。 研削に必要な時間=研削時間+ハンドリング時間 研削時間∝砥石移動距離/研削移動速度 従って、複数ヘッドとすることにより、1個の砥石の移
動距離は相対的に短くなり、研削時間の短縮ひいては研
削能率が向上することになる。
0−41192号公報にて開示された「鋼片の連続手入
設備」は、同一門型研削機内にグラインダー(砥石)を
複数段タンデムに配列している。しかしながらこの技術
では砥石移動距離の短縮はなく、例えば粗研削と仕上研
削が必要な2層研削において、ハンドリング時間の短縮
および省力化を目指したものである。
るには、公知であり常備機能となっている研削圧力制御
(PLCコントロール)、倣い研削システム、端部研削
制御等のみでは隣接する砥石の研削分担境界部を含む研
削面全面にわたって良好な品質を保証することは困難で
ある。
能率を向上させるための研削装置の複数ヘッド化および
研削された鋼片の表面品質を良好に保つための特に隣接
する砥石の研削分担境界部の制御システムである。
するものであって回転駆動する砥石を備え、かつレール
に沿って移動可能な複数の研削装置と、鋼片を搭載し固
定するとともに前記複数の砥石を結ぶ線上を移動する研
削台車と、前記複数の砥石によって分割された研削分担
領域を鋼片の寸法の入力により設定する砥石位置設定機
構と、前記砥石が前記研削分担領域の隣接境界部及び鋼
片端部を研削するとき前記砥石の鋼片表面への押し付け
圧力の減圧レベルを前記複数の砥石毎で調整する研削制
御システムとを備えることを特徴とする複数ヘッド型鋼
片表面研削装置である。
入力により複数の砥石の研削分担領域を設定する。図1
ないし図3は複数ヘッド型研削装置における砥石配置例
を示す平面図である。図1は2ヘッド型、図2は3ヘッ
ド型、図3は2ヘッド型であるが、鋼片Sの幅(W)方
向に砥石6を配列した例である。なお8は駆動源の位置
を変えるレールである。隣接する砥石6の間隔は研削分
担境界部における局部的な過研削または夫々の砥石6の
研削仕事量のアンバランスを避けるため、鋳片Sの長さ
(L)又は幅(W)に対し砥石6のヘッド数Nに応じL
/N又はW/Nに設定し固定する必要がある。
は1個を除く他の砥石は、事前に鋳片Sの測長又は測幅
より計算された所定位置に移動し、固定される機構とし
ておく必要がある。
設定しても砥石幅(通常50〜80mm)の影響等で研
削分担境界部は他の面に較べ過研削または過少研削にな
る危惧があり成品品質に悪影響をおよぼす。これを極力
防止するため、各々の砥石のストローク・エンドにおい
ては、特別の境界部研削システムが必要となる。
し部)では長手方向速度の減速及び加速が行われなけれ
ばならないので、定常(一定)速度部分の研削と異な
り、過研削防止のため砥石を鋼片に押しつける圧力を減
圧させる必要がある。従来は砥石が1個のため折り返し
部の減圧レベルは左右同設定で行われているが、本発明
の複数砥石の場合、境界部という特殊条件を生じるた
め、例えばストロークエンドでの減圧レベルを各砥石毎
で個別に調整可能とし、鋼片全面に亘り均一な研削が出
来るようにする。
運動が必要であるが、これは鋼片または砥石のいずれか
一方を往復動させる事により得られる。本発明の複数ヘ
ッド型研削装置においては、鋼片を往復動させる方法が
簡素な機構となる。このようにする事により、従来と変
わらない研削後表面品質を保ちながら高能率な研削作業
が可能となる。
面図である。鋼片Sを1本ずつ給材装置4により一定位
置(原位置)にある研削台車2の上に供給する。研削台
車2には長手方向の鋼片推進装置(図示せず)を設け、
鋼片Sの片端が必ず基準端Aに来るように研削台車2上
で鋼片Sの長手方向の位置決めを行う。上記位置決め
後、研削台車2は鋼片Sの研削のため砥石6側に走行す
るが、その走行中に光電管5及び研削台車2が内蔵する
台車移動距離計により鋼片Sの長さが測定される。鋼片
Sの長さが測定された時点で1個を除く他の砥石6は、
その測長された長さに応じて移動し位置決めされ、レー
ル8をクランプすることにより固定される。
平面図である。砥石6Aは固定し、砥石6Bを事前に光
電管5により測定された鋼片長さ(L)に応じ、6A、
6B間の距離がL/2となるように移動させ、油圧によ
りレール8にクランプ固定可能とした。
る様に砥石6A、砥石6Bともに鋼片端部及び研削分担
境界部で各々個別に減圧レベルを設定可能とした。また
各々の砥石6A、6Bは公知である砥石回転用モーター
電流値によるPLC制御及び鋼片端部研削が容易に行え
るよう砥石位置制御を可能とした。
研削しようとする鋼片Sを研削台車2に乗せ、先端を基
準点aに合わせた後、クランプ装置3により固定する。
その後研削台車2を研削装置方向に移動し、基準点bに
て一端停止させるとともに、砥石6Bを砥石6Aとの間
隔がL/2となるように移動させレール8に固定する。
(研削深さ、研削圧力、台車速度等)により研削台車2
を往復動させながら鋼片Sを同時に2個の砥石6A、6
Bで研削する。本発明による複数ヘッド型研削装置を適
用することにより、従来の装置に較べ約2倍の研削能率
となった。
距離の設定および境界部研削システムを備えた複数ヘッ
ド型研削装置を利用することにより、ヘッド数にほゞ比
例した高能率な研削作業が可能となる。また、この効果
により省力化および省スペースも可能となった。
平面図
平面図
平面図
面図
図
図
Claims (1)
- 【請求項1】回転駆動する砥石を備え、かつレールに沿
って移動可能な複数の研削装置と、鋼片を搭載し固定す
るとともに前記複数の砥石を結ぶ線上を移動する研削台
車と、前記複数の砥石によって分割された研削分担領域
を鋼片の寸法の入力により設定する砥石位置設定機構
と、前記砥石が前記研削分担領域の隣接境界部及び鋼片
端部を研削するとき前記砥石の鋼片表面への押し付け圧
力の減圧レベルを前記複数の砥石毎で調整する研削制御
システムとを備えることを特徴とする複数ヘッド型鋼片
表面研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4038406A JP2704805B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 複数ヘッド型鋼片表面研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4038406A JP2704805B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 複数ヘッド型鋼片表面研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208352A JPH05208352A (ja) | 1993-08-20 |
JP2704805B2 true JP2704805B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=12524421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4038406A Expired - Fee Related JP2704805B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 複数ヘッド型鋼片表面研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704805B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106695558A (zh) * | 2015-07-15 | 2017-05-24 | 东港启鑫科技有限公司 | 一种不锈钢餐具自动抛光机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60221261A (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-05 | Michihiro Ando | 研削方法 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4038406A patent/JP2704805B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05208352A (ja) | 1993-08-20 |
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