JP2836825B2 - 二次空気口付き航空機エンジン用消音装置 - Google Patents

二次空気口付き航空機エンジン用消音装置

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JP2836825B2
JP2836825B2 JP63227597A JP22759788A JP2836825B2 JP 2836825 B2 JP2836825 B2 JP 2836825B2 JP 63227597 A JP63227597 A JP 63227597A JP 22759788 A JP22759788 A JP 22759788A JP 2836825 B2 JP2836825 B2 JP 2836825B2
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和男 堀内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,航空機各種エンジン(本明細書ではエンジ
ン単体及び航空機に搭載されたエンジンをいう)の消音
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来,航空機に搭載されたエンジンの試験に用いられ
る試験室を備えた消音装置では,第2図に示すように,
航空機1を収容する試験室3の前方に一次空気口4が,
後方に二次空気口6が設けられている。一次空気口4か
ら入る空気は,吸気消音器5を通って試験室3の前側に
入り,その一部は航空機1のエンジン2に吸い込まれ
る。一次空気口4から入った残りの空気は,航空機1の
まわりを通って後方に流れる。
二次空気口6から入る空気も吸気消音器7を通って試
験室3の後側に入り,エンジン2の排気噴流と航空機1
のまわりを流れてくる一次空気口4からの空気と一緒に
排気ダクト8に入り,排気消音器9を通って大気へ放出
される。
また、従来,航空機用エンジン単体の試験を行なう場
合には,航空機1から取り卸したエンジン単体を,試験
室3内の上記航空機1に相当する位置におかれた専用架
台に取り付けて運転が行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の方式においては,一次空気口4と二次空気
口6から試験室3内に入る全空気流量のうちに占める一
次空気口4から入る空気流量の比率が大きいので,航空
機1(またはエンジン単体)の周囲の流速が大きくな
る。通常,この流速は10m/sを越えることが多く,15m/s
を越えることもある。このため,下記の不具合が生じ
る。
(1) エンジンの性能は,航空機1(またはエンジン
単体)の前方の流速が小さい時に評価するのを基準とす
る。しかし,従来の技術では前方の流速が大きいためエ
ンジン性能が基準値からずれてくるので,エンジン調整
が面倒になり精度も悪くなる。
(2) 運転中に試験室3内に入る整備員が危険であ
る。
(3) 航空機に搭載された状態でエンジンの試験を行
なう場合には,航空機1の主翼,尾翼にあたる流れの流
速が大きいため,航空機1が揺れて安定しない。
本発明は,上記従来の装置のもつ欠点を解決しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は,航空機用エンジンの前方に一次空気口,同
エンジンの後方に二次空気口を試験室にそれぞれ配置し
た二次空気口付き航空機用消音装置において,二次空気
口から試験室への流路出口とエンジンとの間にエンジン
排気噴流を通すに必要な小開口部を有する隔壁を設け
た。
〔作 用〕
本発明では,二次空気口から試験室への流路出口とエ
ンジンの間に設けられた隔壁の小開口部をエンジンの排
気噴流が通過するが,他の流れは通過しにくくなる。
従って,エンジン又はエンジンを搭載した航空機のま
わりを通って後方に流れる一次空気口からの空気流量が
減少して流速が小さくなり、整備員の安全を確保しその
作業を楽にすることができる。
また、エンジン又はエンジンを搭載した航空機が小開
口を有する隔壁より一次空気口よりのひとつの室に入る
ので、空気の流速が小さいことゝ相まってエンジン性能
に影響を与えることがない。
また更に、航空機に搭載されたエンジンを試験する場
合には、航空機のまわりの空気の流速が前記のように小
さく、かつ、空気流は尾翼に対して前方から接近するの
で、航空機の揺れをなくすことができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図によって説明する。
本実施例は第2図に示された従来の航空機エンジンの
消音装置に以下説明する隔壁を設けたもので,第1図中
同一の部分は,第2図におけると同符号付し,その説明
を省略する。
本実施例では,隔壁10が,二次空気口6からの流路の
出口とエンジン2の間に設置され,これにエンジン2の
排気噴流を通すに必要なできるだけ小さい排気ダクト8
の前方に位置する開口部11が開けられている。エンジン
2の排気噴流は拡がりながら流れるので,隔壁10の開口
部11の大きさは,隔壁設置位置における排気噴流の巾を
基準にして決められる。なお,航空機を運転する場合
は,エンジンの推力値と搭載燃料の量によって航空機の
姿勢が変化するので,排気噴流の通過位置も変わる。ま
た,航空機またはエンジン単体を設置する際の設置誤差
も排気噴流の通過位置に影響する。従って,隔壁10の開
口部11の大きさは,これらの変化量の分だけ排気噴流の
巾より大きくする。
本実施例では,エンジン2の排気噴流は隔壁10の開口
部11を通って下流側に流れることができるが,航空機1
(またはエンジン単体)のまわりを通って後方へ進む空
気流にとっては,開口部11の面積が小さいので流れ出る
余地が少なく,その量が制限されることになる。従っ
て,一次空気口4から入る空気流量が従来の場合より少
なくなり試験室3内の流速が下がる(従来技術の約40%
程度になる。)。
このために, (1) エンジンの性能に対する影響が無視できる程試
験室3内の流速が小さくなる。
(2) 運転中に試験室内に入る整備員が安全であり,
作業が楽である。
(3) 航空機に搭載されたエンジンを運転する場合,
航空機が揺れない。
(4) エンジン又はエンジンの搭載した航空機が試験
室3に収容されるので、エンジンの入口と出口の圧力を
等しくすることができ、エンジンの性能に対する悪影響
が発生することがない。
等の効果をうることができる。
なお,第1図には,1個のエンジンを有する航空機用の
消音装置が示されているが,複数のエンジンを有する航
空機用又は複数のエンジン用の消音装置の場合には,隔
壁の開口部は各エンジンに対応させて複数個設けるか,
又はそれらの包絡線に近い形状を持たせるようにすれば
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,二次空気口か
ら試験室への流路出口と試験室内におかれたエンジンと
の間にエンジン排気噴流を流すに必要な開口部を有する
隔壁を設けたことによって,エンジンを搭載した航空機
又はエンジン単体のまわりを通って後方に進む空気流の
量が制限され,その流速が低下すると共に、エンジンの
入口と出口の圧力を等しくすることができるために、次
の効果を奏することができる。
(1) 試験エンジンの性能に対する空気による影響を
低下させ、正確な結果をうることができる。
(2) 運転中に試験室内に入る整備員の安全が確保さ
れ,またその作業が容易になる。
(3) エンジンを航空機に搭載した状態で運転する場
合に航空機の揺れを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図,第2図は従来の
航空機エンジ用消音装置の縦断面図である。 1……航空機,2……エンジン,3……試験室, 4……一次空気口,5……吸気消音器, 6……二次空気口,7……吸気消音器, 8……排気ダクト,9……排気消音器, 10……隔壁,11……隔壁の小開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】航空機用エンジンの前方に一次空気口,同
    エンジンの後方に二次空気口を試験室にそれぞれ配置し
    た二次空気口付き航空機用消音装置において,二次空気
    口から試験室への流路出口とエンジンとの間にエンジン
    排気噴流を通すに必要な小開口部を有する隔壁を設けた
    ことを特徴とする二次空気口付き航空機エンジン用消音
    装置。
JP63227597A 1988-09-13 1988-09-13 二次空気口付き航空機エンジン用消音装置 Expired - Lifetime JP2836825B2 (ja)

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