JPH0240849B2 - - Google Patents
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- JPH0240849B2 JPH0240849B2 JP56119306A JP11930681A JPH0240849B2 JP H0240849 B2 JPH0240849 B2 JP H0240849B2 JP 56119306 A JP56119306 A JP 56119306A JP 11930681 A JP11930681 A JP 11930681A JP H0240849 B2 JPH0240849 B2 JP H0240849B2
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- valve
- gas
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- passage
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
- F01M13/025—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction with an inlet-conduit via an air-filter
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、吸気系の脈を減少させて空気流量セ
ンサによる吸入空気流量の検出精度を高くするよ
うにした電子制御エンジンのブローバイガス還元
装置に関する。
ンサによる吸入空気流量の検出精度を高くするよ
うにした電子制御エンジンのブローバイガス還元
装置に関する。
<従来の技術>
吸気通路中にカルマン渦流量センサ等の空気流
量センサを装着した電子制御エンジンにおけるブ
ローバイガス還元装置としては、例えば第1図に
示すようなクローズド式のものが一般的である
(実開昭56−107911号公報)。
量センサを装着した電子制御エンジンにおけるブ
ローバイガス還元装置としては、例えば第1図に
示すようなクローズド式のものが一般的である
(実開昭56−107911号公報)。
すなわち、吸気絞り弁1を備えた吸気通路2の
上流端近傍にカルマン渦流量センサ等で代表され
る空気流量センサ3を設け、吸気絞り弁1の下流
の吸気通路2とクランクケース4に設けたブロー
バイガス排出口5(ブローバイガス滞留部)とを
コントロールバルブ6を備えたブローバイ下ホー
ス7を介して接続する。このコントロールバルブ
6は吸入負圧の増大に伴つてその開度を増す形式
の流量制御弁として機能する。さらに吸気絞り弁
1の上流の吸気通路2とロツカカバー8に設けた
ブローバイガス排出口9(ブローバイガス滞留
部)とをブローバイ上ホース10を介して接続し
たものである。図中、11はエアクリーナ、12
は制御回路である。
上流端近傍にカルマン渦流量センサ等で代表され
る空気流量センサ3を設け、吸気絞り弁1の下流
の吸気通路2とクランクケース4に設けたブロー
バイガス排出口5(ブローバイガス滞留部)とを
コントロールバルブ6を備えたブローバイ下ホー
ス7を介して接続する。このコントロールバルブ
6は吸入負圧の増大に伴つてその開度を増す形式
の流量制御弁として機能する。さらに吸気絞り弁
1の上流の吸気通路2とロツカカバー8に設けた
ブローバイガス排出口9(ブローバイガス滞留
部)とをブローバイ上ホース10を介して接続し
たものである。図中、11はエアクリーナ、12
は制御回路である。
かかるブローバイガス還元装置では、通常の運
転時は発生する吸入負圧がコントロールバルブ6
を介してクランクケース4の内部に導かれる。す
なわち、クランクケース4内のブローバイガスが
ブローバイ下ホース7及びコントロールバルブ6
を経て吸気系に還流され、一方ブローバイ上ホー
ス10からロツカカバー10を経てクランクケー
ス4内に新気が導入される。また逆に、全負荷時
のように燃焼圧力が高くなりかつ吸入負圧が減少
することによりブローバイ下ホース7及びコント
ロールバルブ6を経て吸気系に還流されるブロー
バイガスの流量(コントロールバルブ6の開度)
がブローバイガスの発生量より少なくなると、ク
ランクケース4内のブローバイガスがロツカカバ
ー8に設けた排出口9からブローバイ上ホース1
0を経て吸気絞り弁1より上流の吸気通路2に逃
がされるようになる。
転時は発生する吸入負圧がコントロールバルブ6
を介してクランクケース4の内部に導かれる。す
なわち、クランクケース4内のブローバイガスが
ブローバイ下ホース7及びコントロールバルブ6
を経て吸気系に還流され、一方ブローバイ上ホー
ス10からロツカカバー10を経てクランクケー
ス4内に新気が導入される。また逆に、全負荷時
のように燃焼圧力が高くなりかつ吸入負圧が減少
することによりブローバイ下ホース7及びコント
ロールバルブ6を経て吸気系に還流されるブロー
バイガスの流量(コントロールバルブ6の開度)
がブローバイガスの発生量より少なくなると、ク
ランクケース4内のブローバイガスがロツカカバ
ー8に設けた排出口9からブローバイ上ホース1
0を経て吸気絞り弁1より上流の吸気通路2に逃
がされるようになる。
<発明が解決しようとする課題>
ところが、このようにブローバイガス排出口9
と吸気絞り弁1より上流の吸気通路2とをブロー
バイ上ホース10を介して常時連通させている
と、クランクケース4内の圧力変動がブローバイ
上ホース10を経て吸気系に伝わつてしまい、こ
の圧力変動に伴つて吸気系に脈動を誘発する。こ
のようにして吸気系に脈動が発生すると、空気流
量センサ3の出力がこの脈動を拾つて変動して、
空気流量の検出精度が悪化する。殊に、空気流量
センサ3がカルマン渦流量センサである場合は、
前記脈動の影響が大きく、渦検出のミスカウント
等を生じるために、低回転、低負荷時の領域(吸
気流量が少ない領域)における流量検出精度に甚
だ悪影響を及ぼすという不都合があつた。
と吸気絞り弁1より上流の吸気通路2とをブロー
バイ上ホース10を介して常時連通させている
と、クランクケース4内の圧力変動がブローバイ
上ホース10を経て吸気系に伝わつてしまい、こ
の圧力変動に伴つて吸気系に脈動を誘発する。こ
のようにして吸気系に脈動が発生すると、空気流
量センサ3の出力がこの脈動を拾つて変動して、
空気流量の検出精度が悪化する。殊に、空気流量
センサ3がカルマン渦流量センサである場合は、
前記脈動の影響が大きく、渦検出のミスカウント
等を生じるために、低回転、低負荷時の領域(吸
気流量が少ない領域)における流量検出精度に甚
だ悪影響を及ぼすという不都合があつた。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされた
ものであつて、ブローバイガス還元装置による吸
気系の脈動を抑制し、空気流量センサの検出精度
の悪化を防止して、電子制御エンジンの制御精度
を向上させることを目的とする。
ものであつて、ブローバイガス還元装置による吸
気系の脈動を抑制し、空気流量センサの検出精度
の悪化を防止して、電子制御エンジンの制御精度
を向上させることを目的とする。
<課題を解決するための手段>
このため、本発明は、空気流量センサより下流
の吸気通路とエンジンのブローバイガス滞留部と
を結ぶブローバイ通路に、その上下流間の圧力差
に基づいて双方向に開弁し、該通路を双方向に流
れるガス流量の絶対値が減少するにともなつて開
口面積を小さくする脈動吸収弁を設ける構成とす
る。
の吸気通路とエンジンのブローバイガス滞留部と
を結ぶブローバイ通路に、その上下流間の圧力差
に基づいて双方向に開弁し、該通路を双方向に流
れるガス流量の絶対値が減少するにともなつて開
口面積を小さくする脈動吸収弁を設ける構成とす
る。
<作用>
上記の構成においては、脈動吸収弁により、ブ
ローバイガス及び新気等の流通特性を損なうこと
なく、クランクケース内の圧力変動が吸気通路に
伝達されることを制限して吸気系の脈動を抑制
し、もつて、カルマン渦流量センサ等で代表され
る空気流量センサの検出精度を高くして、電子制
御エンジンの吸入空気流量に基づく制御精度を向
上させることができる。
ローバイガス及び新気等の流通特性を損なうこと
なく、クランクケース内の圧力変動が吸気通路に
伝達されることを制限して吸気系の脈動を抑制
し、もつて、カルマン渦流量センサ等で代表され
る空気流量センサの検出精度を高くして、電子制
御エンジンの吸入空気流量に基づく制御精度を向
上させることができる。
<実施例>
以下に本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の一実施例を示したものであ
り、図中、従来と同一機能を有する部分には同一
の符号を付してその詳細な説明を省略する。
り、図中、従来と同一機能を有する部分には同一
の符号を付してその詳細な説明を省略する。
従来同様に構成したブローバイ経路のうち、ロ
ツカカバー8に設けたブローバイガス排出口9
と、吸気絞り弁1より上流で空気流量センサ3よ
り下流の吸気通路2とを接続するブローバイ上ホ
ース10の途中に、脈動吸収弁13を装着する。
これにより、クランクケース4内の圧力脈動が吸
気通路2に伝達され難いようにしている。
ツカカバー8に設けたブローバイガス排出口9
と、吸気絞り弁1より上流で空気流量センサ3よ
り下流の吸気通路2とを接続するブローバイ上ホ
ース10の途中に、脈動吸収弁13を装着する。
これにより、クランクケース4内の圧力脈動が吸
気通路2に伝達され難いようにしている。
上記脈動吸収弁13は、第4図〜第6図に示す
ように、バルブケース14内を第1室15と第2
室16とに隔成する弁座17を設けてなり、前記
第1室15をロツカカバー8内部に、第2室16
を吸気通路2にそれぞれ連通させている。又、弁
座17にはオリフイス18を設けて両室15,1
6を連通保持させると共に、ゴム等の弾性部材で
構成される負方向チエツクバルブ19(ロツカカ
バー8方向への流通のみを許容する。)を備えた
正方向チエツクバルブ20(吸気通路2方向への
流通のみを許容する。)を弁座17に第2室16
側からスプリング21で弾性付勢させている。2
2は負方向チエツクバルブ19で開閉されるよう
に正方向チエツクバルブ20に開設した弁孔、2
3は正方向チエツクバルブ20で開閉させるべく
弁座17に開設した弁孔である。
ように、バルブケース14内を第1室15と第2
室16とに隔成する弁座17を設けてなり、前記
第1室15をロツカカバー8内部に、第2室16
を吸気通路2にそれぞれ連通させている。又、弁
座17にはオリフイス18を設けて両室15,1
6を連通保持させると共に、ゴム等の弾性部材で
構成される負方向チエツクバルブ19(ロツカカ
バー8方向への流通のみを許容する。)を備えた
正方向チエツクバルブ20(吸気通路2方向への
流通のみを許容する。)を弁座17に第2室16
側からスプリング21で弾性付勢させている。2
2は負方向チエツクバルブ19で開閉されるよう
に正方向チエツクバルブ20に開設した弁孔、2
3は正方向チエツクバルブ20で開閉させるべく
弁座17に開設した弁孔である。
上記の構成においては、エンジンが低負荷運転
されている時は、燃焼圧力が低く吸入負圧が大き
いため、コントロールバルブ6を経て吸気通路2
に導入されるブローバイガスの流量よりブローバ
イガスの発生量の方が少ない。従つて、この時は
クランクケース4内が負圧になるので、吸気絞り
弁1の上流の吸気通路2からブローバイ上ホース
10及び該ホースに設けた脈動吸収弁13のオリ
フイス18を経てロツカカバー8内に導かれた新
気がクランクケース4内に供給される。このため
にかかる運転状態ではクランクケース4内が強制
掃気され、発生したブローバイガスはブローバイ
下ホース7及びコントロールバルブ6を経て吸気
系に還元される。
されている時は、燃焼圧力が低く吸入負圧が大き
いため、コントロールバルブ6を経て吸気通路2
に導入されるブローバイガスの流量よりブローバ
イガスの発生量の方が少ない。従つて、この時は
クランクケース4内が負圧になるので、吸気絞り
弁1の上流の吸気通路2からブローバイ上ホース
10及び該ホースに設けた脈動吸収弁13のオリ
フイス18を経てロツカカバー8内に導かれた新
気がクランクケース4内に供給される。このため
にかかる運転状態ではクランクケース4内が強制
掃気され、発生したブローバイガスはブローバイ
下ホース7及びコントロールバルブ6を経て吸気
系に還元される。
高負荷運転に伴つてブローバイガスの発生量が
増大し、コントロールバルブ6を流通するガスの
流量より多くなると、クランクケース4内のブロ
ーバイガスの残り分、つまり、ブローバイ下ホー
ス7を経て吸気系に還元されなかつたブローバイ
ガスが、ロツカカバー8のブローバイガス排出口
9からブローバイ上ホース10に流入し、脈動吸
収弁13の第1室15に流入する。そして、この
第1室15からオリフイス18を経て第2室16
に流入し、吸気絞り弁1の上流の吸気通路2へと
還元される。
増大し、コントロールバルブ6を流通するガスの
流量より多くなると、クランクケース4内のブロ
ーバイガスの残り分、つまり、ブローバイ下ホー
ス7を経て吸気系に還元されなかつたブローバイ
ガスが、ロツカカバー8のブローバイガス排出口
9からブローバイ上ホース10に流入し、脈動吸
収弁13の第1室15に流入する。そして、この
第1室15からオリフイス18を経て第2室16
に流入し、吸気絞り弁1の上流の吸気通路2へと
還元される。
エンジンが減速運転されるなどしてブローバイ
ガスの発生量が極めて少ないにもかかわらず、吸
入負圧が強くなると、クランクケース4内の負圧
が大きくなる。すると、脈動吸収弁13の第1室
15と第2室16との圧力差が大きくなるので、
第5図に示すように負方向チエツクバルブ19が
開いて新気の導入量が確保される。尚、この時オ
リフイス18を経て新気が導入されることはもち
ろんである。
ガスの発生量が極めて少ないにもかかわらず、吸
入負圧が強くなると、クランクケース4内の負圧
が大きくなる。すると、脈動吸収弁13の第1室
15と第2室16との圧力差が大きくなるので、
第5図に示すように負方向チエツクバルブ19が
開いて新気の導入量が確保される。尚、この時オ
リフイス18を経て新気が導入されることはもち
ろんである。
又、エンジンが全負荷運転されるなどしてブロ
ーバイガスの発生量がオリフイス18及びブロー
バイ下ホース7から還元される量より多くなる
と、クランクケース4の内圧が上昇する。する
と、第1室15の圧力が第2室16の圧力より高
くなつて第6図に示すようにスプリング21に抗
して正方向チエツクバルブ20が押し開かれるの
で、脈動吸収弁13を経て吸気絞り弁1の上流の
吸気通路2へ多量のブローバイガスが導かれる。
ーバイガスの発生量がオリフイス18及びブロー
バイ下ホース7から還元される量より多くなる
と、クランクケース4の内圧が上昇する。する
と、第1室15の圧力が第2室16の圧力より高
くなつて第6図に示すようにスプリング21に抗
して正方向チエツクバルブ20が押し開かれるの
で、脈動吸収弁13を経て吸気絞り弁1の上流の
吸気通路2へ多量のブローバイガスが導かれる。
尚、コントロールバルブ6を経由するブローバ
イガス流量(A)及びブローバイガス発生量(B)とは吸
入負圧(負荷)に応じて第3図に示すように変化
する。
イガス流量(A)及びブローバイガス発生量(B)とは吸
入負圧(負荷)に応じて第3図に示すように変化
する。
一方、上記のように通常の運転領域では正・負
いずれの方向のチエツクバルブ19,20も閉ざ
され、オリフイス18を介してブローバイガス又
は新気が流れるのみとなるために、例えクランク
ケース4内の圧力変動に伴つて第1室15の内圧
が急変しようとも、オリフイス18の緩衝作用で
第2室16の圧力が略一定に保持される。従つ
て、第2室16の圧力は、クランクケース4内の
平均的圧力を示すことになり、吸気通路2に圧力
変動が伝わらなくなる。このために、吸気通路2
に脈動が発生せず、空気流量センサ3の測定箇所
の流速変動が小さくなつて特に小吸入空気流量域
における流量検出精度が著しく向上する。
いずれの方向のチエツクバルブ19,20も閉ざ
され、オリフイス18を介してブローバイガス又
は新気が流れるのみとなるために、例えクランク
ケース4内の圧力変動に伴つて第1室15の内圧
が急変しようとも、オリフイス18の緩衝作用で
第2室16の圧力が略一定に保持される。従つ
て、第2室16の圧力は、クランクケース4内の
平均的圧力を示すことになり、吸気通路2に圧力
変動が伝わらなくなる。このために、吸気通路2
に脈動が発生せず、空気流量センサ3の測定箇所
の流速変動が小さくなつて特に小吸入空気流量域
における流量検出精度が著しく向上する。
上記実施例では負方向チエツクバルブ19をゴ
ムで構成したものであるが、これを金属等で構成
してもよい。又、脈動吸収弁13は必ずしも上記
構造に限定されるものではなく、第7図〜第11
図に示すように、ゴム又は金属等の弾性板24の
中央部にオリフイス25を設け、このオリフイス
25から放射状に切断線26を形成して両室1
5,16の差圧が一定値以上になつた時にいずれ
の方向にも開くようにした弁体で、脈動吸収弁1
3を構成してもよい。これは更にオリフイス25
を省略して切断線26を形成したのみであつても
よく、更に、図示はしないがフラツプバルブ、リ
ードバルブ等で脈動吸収弁13を構成してもよ
い。
ムで構成したものであるが、これを金属等で構成
してもよい。又、脈動吸収弁13は必ずしも上記
構造に限定されるものではなく、第7図〜第11
図に示すように、ゴム又は金属等の弾性板24の
中央部にオリフイス25を設け、このオリフイス
25から放射状に切断線26を形成して両室1
5,16の差圧が一定値以上になつた時にいずれ
の方向にも開くようにした弁体で、脈動吸収弁1
3を構成してもよい。これは更にオリフイス25
を省略して切断線26を形成したのみであつても
よく、更に、図示はしないがフラツプバルブ、リ
ードバルブ等で脈動吸収弁13を構成してもよ
い。
<発明の効果>
以上説明したように本発明によれば、ブローバ
イ通路を双方向に流れるガス流量の絶対値が減少
するにともなつて開口面積が小さくなる脈動吸収
弁をブローバイ通路に装着することにより、ブロ
ーバイガス及び新気等の通気性を損なうことな
く、減衰作用を持たせて、クランクケース内の圧
力変動が吸気系に伝播されることを防止できる。
従つて、吸気系の脈動が抑制されて空気流量セン
サ部の流速変動を小さくできるため、空気流量セ
ンサによるエンジン吸入空気流量の検出精度を高
くして、電子制御エンジンの吸入空気流量に基づ
く制御精度を向上できる。
イ通路を双方向に流れるガス流量の絶対値が減少
するにともなつて開口面積が小さくなる脈動吸収
弁をブローバイ通路に装着することにより、ブロ
ーバイガス及び新気等の通気性を損なうことな
く、減衰作用を持たせて、クランクケース内の圧
力変動が吸気系に伝播されることを防止できる。
従つて、吸気系の脈動が抑制されて空気流量セン
サ部の流速変動を小さくできるため、空気流量セ
ンサによるエンジン吸入空気流量の検出精度を高
くして、電子制御エンジンの吸入空気流量に基づ
く制御精度を向上できる。
第1図は従来例を示すブローバイ経路図、第2
図は本発明の一実施例を示すブローバイ経路図、
第3図はコントロールバルブを経由するブローバ
イガス流量及びブローバイガス発生量の特性図、
第4図は第2図の要部の断面図、第5図及び第6
図は第4図の作動図、第7図は脈動吸収弁の他の
例を示す断面図、第8図は第7図のZ−Z断面
図、第9図乃至第11図は脈動吸収弁の変形例を
示す正面図である。 1……吸気絞り弁、2……吸気通路、3……空
気流量センサ、4……クランクケース、8……ロ
ツカカバー、9……ブローバイガス排出口、10
……ブローバイ上ホース、13……脈動吸収弁、
17……弁座、18……オリフイス、19……負
方向チエツクバルブ、20……正方向チエツクバ
ルブ、21……スプリング、24……弾性板、2
5……オリフイス、26……切断線。
図は本発明の一実施例を示すブローバイ経路図、
第3図はコントロールバルブを経由するブローバ
イガス流量及びブローバイガス発生量の特性図、
第4図は第2図の要部の断面図、第5図及び第6
図は第4図の作動図、第7図は脈動吸収弁の他の
例を示す断面図、第8図は第7図のZ−Z断面
図、第9図乃至第11図は脈動吸収弁の変形例を
示す正面図である。 1……吸気絞り弁、2……吸気通路、3……空
気流量センサ、4……クランクケース、8……ロ
ツカカバー、9……ブローバイガス排出口、10
……ブローバイ上ホース、13……脈動吸収弁、
17……弁座、18……オリフイス、19……負
方向チエツクバルブ、20……正方向チエツクバ
ルブ、21……スプリング、24……弾性板、2
5……オリフイス、26……切断線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 吸気通路中に空気流量センサを設けた電子制
御エンジンにおいて、前記空気流量センサより下
流の吸気通路とエンジンのブローバイガス滞留部
とをブローバイ通路を介して接続すると共に、前
記ブローバイ通路に、その上下流間の圧力差に基
づいて双方向に開弁し、前記ブローバイ通路を双
方向に流れるガス流量の絶対値が減少するにとも
なつて該通路の開口面積を小さくする脈動吸収弁
を設けたことを特徴とする電子制御エンジンのブ
ローバイガス還元装置。 2 脈動吸収弁が、並列に接続されたオリフイ
ス、正方向チエツクバルブ及び負方向チエツクバ
ルブで構成されていることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の電子制御エンジンのブローバ
イガス還元装置。 3 脈動吸収弁が、弾性部材に切断線を刻設した
弾性板からなる弁体で構成されていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の電子制御エン
ジンのブローバイガス還元装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11930681A JPS5820917A (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | 電子制御エンジンのブロ−バイガス還元装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11930681A JPS5820917A (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | 電子制御エンジンのブロ−バイガス還元装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5820917A JPS5820917A (ja) | 1983-02-07 |
JPH0240849B2 true JPH0240849B2 (ja) | 1990-09-13 |
Family
ID=14758153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11930681A Granted JPS5820917A (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | 電子制御エンジンのブロ−バイガス還元装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820917A (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
DE102005043735A1 (de) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Audi Ag | Lüftungsventil |
DE202006017813U1 (de) * | 2006-11-23 | 2008-03-27 | Hengst Gmbh & Co.Kg | Brennkraftmaschine mit einer Kurbelgehäusebelüftungsleitung |
DE102008005409B4 (de) | 2007-04-18 | 2012-08-09 | Dichtungstechnik G. Bruss Gmbh & Co. Kg | Ventil für die Kurbelgehäusebelüftung eines Verbrennungsmotors |
DE102007047488A1 (de) * | 2007-10-04 | 2009-04-09 | Audi Ag | Druckventil zur Regelung in einem Kurbelraum eines Kurbelgehäuses einer Brennkraftmaschine |
DE202014106257U1 (de) * | 2014-12-23 | 2016-01-18 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Ventil zur Steuerung eines Gasstroms, Flüssigkeitsabscheider, Entlüftungssystem und Verbrennungsmotor mit einem derartigen Ventil |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044493A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-09 | 日立造船株式会社 | 昇降式クレ−ン |
-
1981
- 1981-07-31 JP JP11930681A patent/JPS5820917A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6044493A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-09 | 日立造船株式会社 | 昇降式クレ−ン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5820917A (ja) | 1983-02-07 |
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