JP2836750B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2836750B2
JP2836750B2 JP1201884A JP20188489A JP2836750B2 JP 2836750 B2 JP2836750 B2 JP 2836750B2 JP 1201884 A JP1201884 A JP 1201884A JP 20188489 A JP20188489 A JP 20188489A JP 2836750 B2 JP2836750 B2 JP 2836750B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複数の湾曲駒からなる湾曲管部を有する内視
鏡に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 内視鏡の多くは先端構成部において、チューブ類の接
続部やその他の内蔵物等の占める面積が大きく、且つレ
イアウト上の制約からこの先端構成部の外径が挿入部の
最外径となる場合が多い。
また、側視型内視鏡の場合は先端構成部には鉗子起上
機構が追加され、更に、ビデオスコープにおいては大き
な撮像ユニットが有るため先端構成部は更に大きな外径
となる。
一方、湾曲部より手元側の挿入部は内蔵物が決められ
た位置に配設されており、接続部等の内蔵物の太い部分
がほとんどないので、この部分は先端構成部に比べて細
径にすることができる。
特にビデオスコープでは撮像ユニットの外径は大きい
がそれより手元側はイメージガイドに比べて細い信号線
となり、上述の傾向、すなわち挿入部を細径にできる傾
向はより強くなる。
ところで、患者の苦痛や、挿入性を考慮する場合、細
くできる部分であれば、なるべく挿入部を細くすること
が望ましい。そこで実開昭55-143806号公報のように湾
曲駒の先端側より手元側の外径を小さくして、先端構成
部付近は太いが、湾曲部より手元側を細くし、挿入性を
向上させている。
しかし、挿入部内の内蔵物には湾曲時などの圧迫に対
してダメージを受け易いもの(例えばライトガイド、イ
メージガイド、鉗子チャンネル等)と受け難いものが混
在している。このような状態の中で上記従来技術のよう
な湾曲部での径の変化が余りにも大きいと、この圧迫は
更に強くなり、ダメージが大きくなるため一度に大きく
径を変えることはできない。そこで変化させたい径の差
が大きい場合は数回に分けて(数個の湾曲駒で)変化さ
せる方法が取られるが、これによると部分的であるが内
蔵物の占める面積が小さいにもかかわらず湾曲駒を小さ
くできない部位ができることになる。また、いくら数回
に分けて径を変化させても程度は小さくなるにしてもダ
メージの増加はまぬがれない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、挿
入部内の内蔵物に与えるダメージをできるだけ小さなも
のとして、挿入部の細径化を行うことのできる内視鏡を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の内視鏡は湾曲管部の長手方向中心線を先端構
成部本体の長手方向中心線に対して偏心させ、複数の湾
曲駒の内、湾曲管部の手元側に位置する湾曲駒の外径を
先端構成部本体側の湾曲駒の先端側端部の外径より細く
したものである。
本発明では湾曲管部の手元側に位置する湾曲駒の長手
方向中心線は先端構成部本体の長手方向中心線に対して
偏心され、この偏心された湾曲駒の外径は先端側の湾曲
駒の先端側端部の外径より細径に形成される。この湾曲
管部内には内蔵物が挿通される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は内視鏡先端部の縦断面図、第2図は内視鏡装置の
ブロック図、第3図は第1図のA−A′方向断面図、第
4図は第1図のB−B′方向断面図、第5図は第4図の
C−C′方向断面図である。
第2図に示すように本実施例の電子内視鏡装置1は電
子内視鏡2と、この電子内視鏡2に照明光を供給する光
源装置3と、この電子内視鏡2に対する信号処理を行う
ビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4から出
力される映像信号を表示するモニタ5と、このビデオプ
ロセッサ4と接続され、映像信号等を記録するVTRデッ
キ6及びビデオディスク7と、映像信号を映像としてプ
リントアウトするビデオプリンタ8とから構成されてい
る。
上記電子内視鏡2は細長の挿入部11を有し、この挿入
部11の後端には太径の操作部12が形成され、この操作部
12からユニバーサルコード13が延出されている。このユ
ニバーサルコード13の先端のコネクタ14を光源装置3に
接続することによりランプ15の白色光がコンデンサレン
ズ16で集光されてライトガイド17の入射端面に供給され
る。このコネクタ14には信号ケーブル18の一方のコネク
タを接続可能であり、他端のコネクタ19をビデオプロセ
ッサ4に接続することにより、電子内視鏡2で撮像した
信号を信号処理して所定の映像信号に変換し、モニタ5
等に出力する。
上記挿入部11には先端側から順に先端部21と湾曲管部
22と可撓管部23が連設されており、可撓管部23の後端に
前記操作部12が連設されている。
上記先端部21は先端構成部本体24を備えており、この
先端構成部本体24の外周壁面には先端側より被写体に照
明光を出射する配光レンズ26と対物光学系を構成する第
1レンズ27が設けられている。先端構成部本体24内であ
って、第1レンズ27の裏面にはプリズム28が設けられて
おり、第1レンズ27の径方向の光軸を挿入部11の長手方
向に折曲げるようになっている。この挿入部11の長手方
向の光軸上にはプリズム28側から対物光学系の後群29と
固体撮像素子31が設けられている。前記後群29は略円筒
状のレンズ枠32内に固定されており、このレンズ枠32の
後端部に外嵌固定された素子枠33に前記固体撮像素子31
が固定されている。
尚、第1レンズ27は図中実線で示される形状のレンズ
の他に破線で示される第1レンズ27aが用意されてお
り、第1レンズ27を交換することにより、第1レンズ27
の視野角30から第1レンズ27aの視野角30aに変更できる
ようになっている。このようにすることにより対物光学
系の後群29のレンズユニットは共通のままで画角、被写
界深度等の光学スペックを変えることができる。更に、
共通化できるので組立て性の向上や、生産コストをさげ
ることができる。
上記固体撮像素子31の裏面には基板、電子部品等が設
けられており、周囲を絶縁チューブ等によって覆われ、
撮像ユニット34が形成されている。この撮像ユニット34
とレンズ枠32と素子枠33は先端構成部本体24の長手方向
に設けられた観察用透孔36内に設けられている。
上記レンズ枠32の外周壁には先端構成部本体24と撮像
ユニット34との絶縁を行う絶縁枠37が設けられており、
更に絶縁枠37の外周壁には補強部材38が設けられてい
る。この補強部材38は前記絶縁枠37と共に撮像ユニット
34に一体的に固定され、先端構成部本体24に図示しない
ビスで固定する場合の補強となっている。
上記撮像ユニット34の後端部は複数の信号線39,39,…
が接続されており、この信号線39,39,…は挿入部11と操
作部12とユンバーサルコード13と信号ケーブル18とを経
てビデオプロセッサ4に至るようになっている。
上記先端構成部本体24内であって、配光レンズ26の裏
面にはライトガイド17の出射端面が設けられている。こ
のライトガイド17は先端構成部本体24内で湾曲されて、
長手方向に向けられるようになっている。ライトガイド
17は先端構成部本体24を出た部位から外皮チューブ41で
被覆され、更に、外皮チューブ41の外周を保護チューブ
42で被覆され、挿入部11と操作部12とユニバーサルコー
ド13を経て光源装置3に至っている。
上記先端構成部本体24には更に、長手方向に送気送水
用透孔43と処置具用透孔47と鉗子起上ワイヤ用透孔48と
が長手方向に設けられている。前記送気送水用透孔43の
前部には前記配光レンズ26と第1レンズ27の表面を洗浄
するための送気送水ノズル44が、後部には送気送水チュ
ーブ44を接続する接続管46が各々固定されている。この
送気送水チューブ44は挿入部11と操作部12とユニバーサ
ルコード13とを経て光源装置3に設けられた図示しない
送水ポンプに接続されている。
上記処置具用透孔47の後部には鉗子パイプ56が固定さ
れ、更に、この鉗子パイプ56には鉗子チャンネルを構成
する鉗子チューブ57が接続されている。鉗子チューブ57
は挿入部11を経て操作部12に至り鉗子口25に連通するよ
うになっている。
上記鉗子起上ワイヤ用透孔48の後部には鉗子起上パイ
プ49が固定され、このパイプ49に保護コイルパイプ51で
被覆された鉗子起上チューブ52が接続されている。この
チューブ52には鉗子起上ワイヤ53が挿通されており、ワ
イヤ53の後端部が挿入部11を経て操作部12に至り、図示
しない鉗子起上ノブに接続されている。
上記鉗子起上ワイヤ53の前端部は先端構成部本体24の
先端部にピン55によって回動自在に設けられた鉗子起上
台54に接続されており、鉗子起上ノブを操作することに
よって起上台54をワイヤ53が牽引し、鉗子チャンネルを
挿通された図示しない鉗子の外部への突出方向を設定で
きるようになっている。
上記先端構成部本体24の先端部外周壁は先端に向けて
細径になるようにテーパ状に形成されており、先端カバ
ー58によって被覆されている。この先端カバー58は先端
構成部本体24のテーパ部に合致するテーパ部59が形成さ
れており、先端部61はR形状が大きくなっている。この
ように先端カバー58にテーパ部59を設け、先端部61のR
形状を大きくすることによって挿入性を向上させること
ができる。
尚、先端カバー58をテーパ状に形成するために、ライ
トガイド蓋62の先端部は折曲げられており、且つ、鉗子
起上台54の先端部には切欠部63が形成されている。
上記ライトガイド蓋62は第4図に示すように平面部64
を有しており、この平面部64に対応する先端カバー58の
外周壁が切欠れて平面部66が形成されている。この平面
部66は先端カバー58が最も突出する部位67の反対側に位
置しており、先端カバー58の外径をできるだけ小さくす
るようになっている。
上記先端構成部本体24の外周壁後端部には湾曲管部22
を構成する複数の湾曲駒のうち、最先端の第1湾曲駒68
が外嵌固定されている。この第1湾曲駒68の内周面には
湾曲管部22を湾曲させるための湾曲操作ワイヤ70の先端
部が固定されている。この湾曲操作ワイヤ70は挿入部11
を経て図示しない湾曲操作ノブに接続されるようになっ
ている。
また、第1湾曲駒68の後方には第2湾曲駒69が、第2
湾曲駒69の後方には第3湾曲駒71が、第3湾曲駒71の後
方には第4湾曲駒72と言うように以下複数の湾曲駒が各
々関節軸65,65,…で回動自在に接続されている。
上記第2湾曲駒69の前端側は第1湾曲駒68の外径と同
一の太径部76となっており、後端部は第1湾曲駒68の外
径より細い細径部77となっている。太径部76と細径部77
に挟まれた中央部は損傷を受け難い送気送水チューブ44
と鉗子起上チューブ52が配設された側の部位が段差部78
となっており、損傷を受け易い鉗子チューブ57とライト
ガイド17が配設された側の部位が太径部76から細径部78
へ連続した曲面となっている。
上記細径部77は後方に続く第3湾曲駒71、第4湾曲駒
72及びその他の複数の湾曲駒の外径と同一となってい
る。更に、先端構成部本体24の長手方向中心線73に対し
て、第3湾曲駒71より操作部側の湾曲管部22の長手方向
中心線74は偏心している。
上記湾曲管部22内を挿通される送気送水チューブ44と
鉗子起上チューブ52及び湾曲操作ワイヤ70は段差部78近
傍で中心線74側に曲げられて配設され、ライトガイド17
及び鉗子チューブ57は曲げられることなく直線状に配設
されるようになっている。
上記複数の湾曲駒の外周は金属等の細線で編組された
ブレード79で覆われており、更に、このブレード79の外
周は外皮チューブ81によって被覆されている。この外皮
チューブ81の先端部は糸巻きの後接着によって先端構成
部本体24に固定されている。
本実施例では送気送水チューブ44と鉗子起上チューブ
52は第2湾曲駒69の偏心のためにかなりの圧迫を受けて
いるが、これらはダメージに強い内蔵物であるため耐久
性上の問題はない。
上記のようにダメージに弱い内蔵物の方に第2湾曲駒
69を偏心させて外径を小さくすることにより外径を一気
に絞って効率良く細径化ができ、且つ、ダメージに弱い
内蔵物を直線状に挿通しているために細径化によるダメ
ージを与えることがなく、耐久性の低下を防止できる。
第6図は本発明の第2実施例に係り、湾曲管部の概略
図である。
本実施例では先端構成部本体24の後端部外周壁には湾
曲管部22を構成する第1湾曲駒86が外嵌固定されてい
る。この第1湾曲駒86の後方には第2湾曲駒87、第2湾
曲駒87の後方には第3湾曲駒88と言うように以下複数の
湾曲駒が各々関節軸65,65,…によって回動自在に接続さ
れている。
上記第2湾曲駒87の外径は第1湾曲駒86の外径より細
径となっており、第3湾曲駒88から操作部12側の湾曲駒
は第2湾曲駒87の外径と同一となっている。また、先端
構成部本体24の長手方向中心線73に対して第2湾曲駒87
より操作部12側の湾曲管部22の長手方向中心線74は偏心
している。この偏心によって第1湾曲駒86の外径と第2
湾曲駒87の外径とを結ぶ外形線は図中上部では折れ曲
り、図中下部では直線状となっている。更に、第1湾曲
駒86の図中記号aで示す寸法と第2湾曲駒87の図中記号
bで示す寸法は同一となっている。
上記湾曲管部23内の図中上方にはダメージに強い内蔵
物である送気送水チューブ44、鉗子起上チューブ52が長
手方向中心線74側に折曲げられて挿通されており、図中
下方にはダメージに弱い内蔵物であるライトガイド17、
鉗子チューブ57が挿通されている。
その他の構成は第1実施例と同様である。
上記のように構成することにより本実施例では第1実
施例と同様の効果を有する。
第7図は本発明の第3実施例に係り、湾曲管部の概略
図である。
本実施例では先端構成部本体24の後端部外周壁には湾
曲管部22を構成する第1湾曲駒91が外嵌固定されてい
る。この第1湾曲駒91の前端部は太径部92を形成し、後
端部は太径部92より細径の細径部93が形成されている。
細径部93の長手方向中心線は先端構成部本体24の長手方
向中心線73に対して偏心しており、更に、湾曲管部22の
長手方向中心線74と一致している。太径部92と細径部93
に挟まれた中央部は損傷を受け難い送気送水チューブ44
と鉗子起上チューブ52が配設された側の部位が段差部94
となっており、損傷を受け易い鉗子チューブ57とライト
ガイド17が配設された側の部位が太径部92から細径部93
へ連続した曲面となっている。
上記細径部93の後端部には関節軸65によって細径部93
と同一の外径を有する第2の湾曲駒96が回動自在に連結
されている。
その他の構成は第1実施例と同様である。
上記のように構成することによって第1実施例と同様
の効果を有する。
尚、上記各実施例は固体撮像素子を有する電子内視鏡
について述べたが、これに限定されることなく、イメー
ジガイドを有する光学式内視鏡に本発明を適用しても良
い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明では、湾曲管部を偏心させ
ることにより、挿入部内の内蔵物に与えるダメージをで
きるだけ小さなものとして、挿入部の細径化を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡先端部の縦断面図、第2図は内視鏡装置のブ
ロック図、第3図は第1図のA−A′方向断面図、第4
図は第1図のB−B′方向断面図、第5図は第4図のC
−C′方向断面図、第6図は本発明の第2実施例に係
り、湾曲管部の概略図、第7図は本発明の第3実施例に
係り、湾曲管部の概略図である。 2……電子内視鏡、22……湾曲管部 24……先端構成部本体、68……第1湾曲駒 69……第2湾曲駒 73,74……長手方向中心線 76……太径部、77……細径部 78……段差部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端構成部本体の後端部に複数の湾曲駒か
    らなる湾曲管部が連結された挿入部を有する内視鏡にお
    いて、 前記湾曲管部の長手方向中心線を前記先端構成部本体の
    長手方向中心線に対して偏心させ、前記複数の湾曲駒の
    内、前記湾曲管部の手元側に位置する湾曲駒の外径を前
    記先端構成部本体側の湾曲駒の先端側端部の外径より細
    くしたことを特徴とする内視鏡。
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